JP5230149B2 - 表面プラズモン共鳴センサおよびバイオチップ - Google Patents

表面プラズモン共鳴センサおよびバイオチップ Download PDF

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Description

本発明は、表面プラズモン共鳴現象を利用した表面プラズモン共鳴センサに関し、特に、小型の表面プラズモン共鳴センサに関する。また、該表面プラズモン共鳴センサを利用したバイオチップに関する。
現在、生化学および医療分野においては、高精度に生体内における生理活性分子等どうしの相関関係を解明することが必要になってきている。したがって、高精度に生理活性分子等の生化学的反応の進行等を測定でき、かつ小型であるセンサが望まれており、研究が進められている。該センサのなかでも、測定に光を用いた方法は、感度の面で優れており、これまでに比色法、蛍光法または発光法といった多くの手法が開発されている。しかし、これらの手法を用いたセンサは大型となり、さらに、色素退色による消光現象が起こる場合があることが報告されている。また、これらの手法による測定の感度については伸び悩みを見せている。さらに現在、主として用いられている該センサは、溶液中に測定サンプルを分散した状態で測定する形態が多く、該形態によると、センサは、一定以上の光路長が要求されるため、センサの小型化を困難としている。
そこで、最近では基板上に生体分子を固定し、基板表面もしくは表面近傍で生じる反応を測定するセンシング方法を利用したセンサが提案されている。特に表面プラズモン共鳴分光法を用いたセンサは、感度面が優れており、小型化も可能であるため、注目を集めている(たとえば、非特許文献1および非特許文献2参照)。ここで、図10は、表面プラズモン共鳴現象を示す模式的な断面図である。図10に基づいて以下説明する。
金属膜84で被覆された誘電体基板82に対して、プリズム81を介して入射光λ1を入射させる。そして、入射光λ1が、誘電体基板82を通り、金属膜84で反射され、プリズム81を介して出射光λ2が発生する。このとき入射光λ1と出射光λ2とに動作についてある一定の入射角と反射角とを設定すると、金属膜84と誘電体基板82との境界面に表面プラズモン共鳴が観測される。図10に示す構成を備える表面プラズモン共鳴センサについては、現在開発が進められている(たとえば特許文献1および特許文献2参照)。
しかし、現行の表面プラズモン共鳴センサは、プリズム81または石英などの透明基板を介して入射光λ1を入射させるために、ある一定の入射・反射角を有するようにチップと光学系を配置させる必要があり、大幅な小型化が困難である。さらに、入射光λ1はプリズム81等を介して金属膜84で被覆された誘電体基板82に伝播するので、表面プラズモン共鳴の発生効率にロスが生じることが原理的に知られている。
特許第3759061号公報 特開2003−42944号公報 K. Kurihara 他 Anal. Chem.74(3):696−701(2002) Shumaker−Parry JS 他 Anal Chem.76(4):918−929(2004)
上述のように、現在生化学および医療分野において、小型でかつ測定の感度が高いセンサが求められている。
また、生化学および医療分野のみならず、嗅覚関連物質の簡便な高感度検出を行なうセンサについても研究が進められている。たとえば、現在においても、空港などにおける麻薬識別などでは主に犬の嗅覚に頼っている状況である。
上述の問題を鑑みて、本発明の目的は、測定の感度が高く、かつ小型化され、簡便に使用可能である表面プラズモン共鳴センサを提供することである。
本発明は、第1誘電体層と、第1誘電体層上に配置される金属層と、金属層を被覆する第2誘電体層とを有し、金属層における第2誘電体層側表面の一部を露出させ、測定サンプルと該表面とを接触させるための開口部を設けたセンサ本体と、金属層の一端から、金属層に対して水平に光を入射するための光源と、金属層の他端から出射される光を検出する検出部とを備える表面プラズモン共鳴センサに関する。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、金属層は、金、銀、アルミニウム、銅、チタン、ニッケルおよびクロムから選ばれるいずれかであることが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、金属層の厚みは、1nmから100nmの範囲であることが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、第1誘電体層および第2誘電体層の屈折率は、1.0から4.0の範囲であることが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、センサ本体は、SiO2、GaAs、InP、Si、ガラス、石英、シリコーンおよびプラスチックから選ばれるいずれかからなる基板の上に設置されていることが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、光源は、レーザ光を入射することが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、測定サンプルは、液体状態または気体状態であることが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、金属層は、直線もしくは略L字状であることが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、第2誘電体層の開口部における金属層上には、生体分子が固定化されており、測定サンプルと生体分子とが接触することが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、第2誘電体層の開口部における金属層の表面は、生体分子を固定するための分子修飾処理が施されていることが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、測定サンプルに含まれ生体分子と反応するターゲット分子は、ナノ粒子で修飾されてなり、ナノ粒子は、金、銀、アルミニウム、銅、チタン、ニッケルおよびクロムの少なくとも1つを含み、平均粒径が1nmから1μmの範囲であることが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、生体分子と、ターゲット分子とからなる凝集体が、金属層の表面に固定化していることが好ましい。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、抗原抗体反応、遺伝子変異、遺伝子とタンパク質との相互作用、細胞・タンパク質機能、酵素反応、代謝物質を測定できることが好ましい。
また、本発明は、上述の表面プラズモン共鳴センサを備えたバイオチップに関する。
本発明の表面プラズモン共鳴センサは、金属層への直接光を入射することにより発生する表面プラズモン波を利用することにより、従来の表面プラズモン共鳴センサよりも数段高い感度での測定が可能である。したがって、生化学および医療分野において、本発明の表面プラズモン共鳴センサを用いることによって、抗原抗体反応、遺伝子変異、遺伝子・タンパク相互作用、細胞・タンパク質機能および代謝物質同定などの高精度な検出・診断が可能となる。また、該表面プラズモン共鳴センサは、薬物検査、食品の鮮度検査、有害物質濃度の測定など多岐にわたる応用が想定できる。
また、本発明の表面プラズモン共鳴センサは、光源とセンサ本体とを同一平面上に配置可能なため、測定システムの大幅な小型化が達成でき、これまで研究室内や大学病院レベルでしか行なうことができなかった高精度な測定が場所を選ばずに行なうことができる。
さらに、光源とセンサ本体と検出部とを一体化させたバイオチップの作製により、従来にない簡便なセンシングツールを提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には、同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。また、図面における長さ、大きさ、幅などの寸法関係は、図面の明瞭化と簡略化のために適宜に変更されており、実際の寸法を表してはいない。
<実施の形態1>
図1は、本発明における一実施形態を示す模式的な斜視図である。図2は、本発明における金属層において生じる表面プラズモン波を示す模式的な断面図である。以下、図1に基づいて、本発明の表面プラズモン共鳴センサの基本的な構造について説明し、図2に基づいて、本発明の表面プラズモン共鳴センサにおける表面プラズモン波の発生について説明する。
≪構造≫
図1に示すように、本発明の表面プラズモン共鳴センサは、センサ本体50と、光源としてのレーザ10と、検出部20とを備える。センサ本体50は、少なくとも第1誘電体層2と第1誘電体層2の上に配置される金属層4と金属層4を被覆する第2誘電体層3とを有する。本実施の形態においては、センサ本体50は、基板1の上に設置されている。そして、センサ本体50は、金属層4における第2誘電体層3側表面の一部を露出させ、測定サンプルと該表面とを接触させるための開口部が設けられている。本実施の形態においては、該開口部における金属層4には、測定サンプルに含まれるターゲット分子と反応する生体分子としての抗体5が固定されている。レーザ10は、レーザ光11を発し、金属層4の一端から、金属層4に対して水平にレーザ光11を入射する。レーザ光11は、導波路としての役割を果たす金属層4の長手方向に進み、金属層4を介して、他端から出射される。検出部20は、他端から出射される出射光21を検出する。
該開口部に測定サンプルを接触させる前と接触させた後における金属層4の上面近傍の屈折率は、変化する。本発明においては、該屈折率の変化を出射光21を検出する検出部20で解析することによって、測定サンプルにおけるターゲット分子の測定を行なう。なお、金属層4は、該開口部以外の箇所では、第2誘電体層3で全て被覆されていることが好ましいが、一部被覆されない箇所があってもよい。
金属層4は、厚みが1nmから100nmの範囲であることが好ましく、10nmから40nmの範囲であることが特に好ましい。金属層4の厚みが1nm未満である場合には、金属層4の形成が困難となる虞があり、金属層4の厚みが100nmを超える場合には、金属層4において表面プラズモン共鳴が生じない虞があるためである。また、金属層4の短手方向の長さは、100nmから100μmの範囲であることが好ましい。該長さが100nm未満の場合には、金属層4において表面プラズモン共鳴が発生しない虞があり、該長さが100μmを超える場合には、使用しにくい高次の表面プラズモンが多く発生する虞があるためである。また、金属層4の長手方向の長さは、30μmから5mmの範囲であることが好ましい。該長さが30μm未満の場合には、十分な分解能(分析能)が得られない虞があり、該長さが5mmを超える場合には、検出部20が出射光21を検出できないほど出射光21の強度が低くなる虞があるためである。
そして、該開口部は、長手方向に10μmから5mmの範囲で設けることが好ましい。10μm未満の場合には、測定サンプルの接触量が不足する虞があり、5mmを超える場合には、出射光21を検出できないほど出射光21の強度が低くなる虞があるためである。
また、第1誘電体層2および第2誘電体層3の屈折率は、1.0から4.0の範囲となるよう設定することが好ましい。また、第1誘電体層2の屈折率と第2誘電体層3の屈折率とは、同程度であることが好ましい。なお、第1誘電体層2および第2誘電体層3の厚さについては特に限定されないが、たとえば、双方とも100nmから100μmの範囲とすることができる。
そして、金属層4の材料は、金、銀、アルミニウム、銅、チタン、ニッケルおよびクロムから選ばれるいずれかであることが好ましい。これらの材料は、表面プラズモン波を発生しやすい性質を有するためである。
また、第1誘電体層2および第2誘電体層3の材料は、SiO2、GaAs、InP、Si、ガラス、石英、シリコーンおよびプラスチックから選ばれるいずれかであることが好ましい。これらの材料は、透光性が高く、レーザ10からのレーザ光11を吸収しにくいためである。
また、第2誘電体層3に設けられた開口部における金属層4上に固定化された生体分子としては、たとえば、抗体、酵素などのタンパク質およびDNA等を挙げることができる。そして、該生体分子と反応するターゲット分子としては、具体的に、該抗体と結合する抗原、該酵素と結合する補酵素、該DNAと結合するタンパク質やDNAなどを挙げることができる。つまり、本発明の表面プラズモン共鳴センサとしては、通常のバイオセンサで汎用されているタンパク質相互作用、抗体抗原反応および遺伝子反応などを利用して、サンドイッチイムノアッセイ、アビジンービオチン反応系およびハイブリダイゼーションなどの技術を用いることが可能である。表面プラズモン共鳴センサは、該ターゲット分子が、測定サンプル中にどれだけ含まれているかを測定することができる。そして、該生体分子と、該ターゲット分子とからなる凝集体が、金属層4の表面に固定化した状態で検出部20において出射光21を検出することが好ましい。また、測定サンプルは、液体状態であっても、気体状態であっても良い。
また、特定の嗅覚対象の受容体を上述の生体分子として金属層4に固定してもよい。該嗅覚対象の受容体を固定したセンサ本体50を備える表面プラズモン共鳴センサは、生体内反応とほぼ等効率な模倣生体として利用できる。該受容体は、遺伝子解析・操作技術を用いて、または、生体抽出することで得ることができる。本発明において、該受容体は精製された高純度なものを用いることが好ましい。該受容体を金属層4に固定する際に、同時に抗体などを用いても良い。
また、該生体分子を金属層4に固定するための該金属層4の表面に分子修飾処理を施すことが好ましい。たとえば、該分子修飾においては、アルキルシラン、アルカンチオールなどの分子やイオン性高分子などの分子を該表面に固定するような処理を施すことが好ましい。また、該分子は末端官能基として、−COOH、−NH2、−CF3、−CH3、−CN,−SO3Hなどを少なくとも1つ以上有することが好ましい。該分子修飾処理については、公知の技術を各種選択して用いる。
また、測定サンプルにおけるターゲット分子については、ナノ粒子で修飾されてなることが好ましい。そして、該ナノ粒子は、金、銀、アルミニウム、銅、チタン、ニッケルおよびクロムの少なくとも1つを含み、平均粒径が1nmから1μmの範囲であることが好ましい。該ターゲット分子と該ナノ粒子とが結合等することによって修飾されることで、金属層4において、測定サンプル中のターゲット分子は、より高精度に感知されるようになる。また、金属層4の材料と該ナノ粒子の材料とを異なるものとすることで表面プラズモン共鳴の増強を行なうことができる。なお、該ターゲット分子の該ナノ粒子による修飾は、公知の方法で行なうことができる。
基板1の材料は、SiO2、GaAs、InP、Si、ガラス、石英、シリコーンおよびプラスチックから選ばれるいずれかからなることが好ましい。該ガラスとしては、たとえば多孔質ガラス等を挙げることができ、該プラスチックとしては、ポリウレタンおよび多孔質スチレン等を挙げることができる。
また、光源10としてのレーザとしては、半導体レーザおよび有機レーザ等を挙げることができる。有機レーザとは、たとえば、H.Hajime Nakanonaniら "Extremely low-threshold amplified spontaneous emission of 9,9’-spirobifluorene derivatives and electroluminescence from field-effect transistor structure" Adv. Funct. Mater.,(in press 2007)記載されたものを用いることができる。本実施の形態において、有機レーザを備える場合には、表面プラズモン共鳴センサを廃棄する際に環境を汚染しにくい。なお、光源10は、レーザ以外のたとえば発光ダイオードなどであってもよい。また、該レーザが発するレーザ光の波長は400nmから1600nmの範囲であることが好ましい。また、本実施の形態において、該レーザが発するレーザ光11の1割から4割は、金属層4に入射することなく、センサ本体50の外部に放出される。したがって、該レーザ光11の強度は、外部に放出されるロスを考慮して設定することが好ましい。
≪動作≫
以下、図1および図2に基づいて説明する。本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、上述のように金属層4の一端からレーザ光11を入射させると、該金属層4の両表面に表面プラズモン共鳴の一種である表面プラズモン波15が生じる。つまり、直接、導波路としての役割を果たす金属層4にレーザ光11を入射させる新規方式によって、金属層4表面における屈折率変化を経時的に測定することができる。屈折率変化の測定は、開口部において行なわれる。開口部の金属層4表面にて該表面に固定した生体分子とターゲット分子との反応が進むにつれて、第1誘電体層2の屈折率と金属層4の表面の屈折率との差が大きくなっていき、伝播ロスもそれに従って大きくなる。伝播ロスにより減衰した光の強度を測定し、初期状態の光量と比較することで金属層4の表面(上面近傍)の屈折率が分かり、そこから該生体分子と反応したターゲット分子の量、たとえば抗原抗体反応の量がわかる。また、測定サンプルにおけるターゲット分子をナノ粒子で修飾した場合には、同様の現象が増幅されて生じることから、該生体分子と反応したターゲット分子の量がより高感度に検知できる。
本発明の表面プラズモン共鳴センサは、金属層4の薄膜化により表面プラズモン波15を生じさせることができ、該表面プラズモン波15は、従来の表面プラズモン共鳴と比較して、共鳴感度に優れ、小型化しやすい。したがって、本発明の表面プラズモン共鳴センサは、さらなる感度の向上が見込まれる。
本実施の形態においては、抗原6が抗体5と結合する量が増加するに従って、該開口部における金属層3を通るレーザ光11の屈折率が経時的に変化し、該金属層3で生じる表面プラズモン共鳴の強度も変化する。検出部20は、導波路としての金属層3の端部から出射する出射光21を経時的に解析し、測定サンプルにおける抗原6の量を算出することができる。
以下、上述したような構成要素を備えた別の実施の形態の表面プラズモン共鳴センサについて説明する。なお、以下の実施の形態において、上述した材料等を適宜選択することができる。
<実施の形態2>
図3は、本発明における表面プラズモン共鳴センサの別の一実施形態を示す上面図である。図4は、図3におけるIV−IV線に沿った断面図である。以下、図3および図4に基づいて説明する。
図3および図4に示すように、本実施の形態においては,第2誘電体層3の上にカバー7が設けられている。カバー7は、注入口8と排出口9とを有する。測定サンプルは、注入口8から導入することができ、該測定サンプルは、カバー7によって形成された経路を通って開口部を通過し、排出口9から排出される。該測定サンプルは、第2誘電体層3における開口部の金属層4に固定された生体分子と接触する。該測定サンプルがカバー7の内部に導入され、内部から排出される速度(流速)は、適宜、測定サンプルの種類に応じて選択することができる。また、測定サンプルが気体状態であるか、液体状態であるか等の条件から、図4中の長さLを設定することができる。
<実施の形態3>
図5は、本発明における表面プラズモン共鳴センサの別の一実施形態を示す斜視図である。以下、図5に基づいて説明する。
図5に示すように、レーザ10から発する入射光11が進む方向と、金属層4からの出射光21が進む方向とが、同一方向でなくてもよい。たとえば、レーザ10から発する入射光11は、光ファイバ30を介して金属層4に入射してもよい。また、金属層4は略L字状に形成されていてもよい。このとき図5における角度40は、たとえば0度から90度の範囲で調整することができる。表面プラズモン共鳴センサにおいて、入射光11の進む方向と出射光21が進む方向とが、一直線上にないことが好ましい。迷光を検出しないためである。
<実施の形態4>
実施の形態3で作製した表面プラズモン共鳴センサを備えたバイオチップを作製することができる。本発明の表面プラズモン共鳴センサは、従来のものと比較して極度に小型化することが可能であるため、該表面プラズモン共鳴センサを備えたバイオチップを作製することができる。表面プラズモン共鳴センサにおけるレーザ10、センサ本体50および検出部20と、これらに電力等を供給するための装置などとを適宜1つのバイオチップ上に収まるように設定することができる。
該バイオチップは、レーザ10にたとえば有機レーザを用い、第1誘電体層2および第2誘電体層3にシリコンを用いた場合には、廃棄する際に環境汚染を生じにくく、また、経済的に使い捨てできるバイオチップを提供することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1:抗原抗体反応を利用した表面プラズモン共鳴センサ>
≪表面プラズモン共鳴センサの作製≫
図1に基づいて以下説明する。本実施例においては、シリコンからなる基板1の上に、SiO2からなる第1誘電体層2と金からなる金属層4と、SiO2からなる第2誘電体層3とからなるセンサ本体50を設置した。金属層4は、厚みが15nmで、短手方向の長さが8μmで、長手方向の長さが2mmのものを用いた。また、第2誘電体層3に設けた開口部の長手方向の長さは1mmとし、短手方向の長さは10μmとした。
ここで、図6は、本実施例における抗原抗体反応を示す模式図である。以下、図6に基づいて説明する。まず、図6(a)に示すように、金属層4の上に一次抗体51(Anti mouse IgG抗体)を固定した。一次抗体51の固定化のプロセスは、以下の(1)から(3)の工程順で行なった。
(1)金属層の洗浄:120℃の硫酸:過酸化水素水混合液(4:1)で、金属層4の表面を10分間洗浄洗浄した。その後、センサ本体50を10mmol/L MUA(メルカプトウンデカン酸)のエタノール溶液に24時間浸漬した。浸漬後、該センサ本体50の金属層4の表面を純水で洗浄した後、該センサ本体50をエタノール中で10分間超音波洗浄した後、純水洗浄して、窒素雰囲気下で乾燥した。
(2)抗体を固定するための分子修飾処理:該センサ本体50における金属層4の表面に分子修飾処理した。まず、工程(1)の後のセンサ本体50を100mg/ml NHS(N−ヒドロキシコハク酸イミド)水溶液を100mLに浸漬させた。その後、さらにNHS水溶液に対して、100mg/ml EDC(N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド)水溶液を100mL加え、攪拌条件下で1時間放置した。そして、分子修飾された金属層4の表面を純水で洗浄後、0.1mol/Lトリス塩酸緩衝液(TBS,pH8.0)で洗浄し、活性化した分子修飾処理後の金属層4の表面に90μLのトリス塩酸緩衝液を滴下した。
(3)抗体の固定化:工程(2)の120秒後、0.1mol/L TBS で一次抗体51を1/25に希釈してなる抗体溶液10μLを金属層4の表面に滴下した。そして該滴下から30分後、該表面をTBSで洗浄後、該表面に0.1mol/l TBSを100μL滴下した。最後に一次抗体51が固定化された金属層4の表面に100μLのエタノールアミン水溶液を滴下後、1時間放置した。該エタノールアミン水溶液によって、抗体が固定化されていない金属層4の表面を不活性とした。
次に、図6(b)に示すように、二次抗体52としてAnti FLAGモノクロナル抗体を一次抗体51に結合させ、該金属層4の表面に固定化した。二次抗体52の固定化のプロセスは、以下の手順で行なった。
まず、一次抗体51が固定化された金属層4の表面を純水で洗浄した後、ヘペス緩衝液(HBS,pH7.4)でさらに洗浄し、該ヘペス緩衝液の送液用の流路パターン(シリコーン製)を金属層4の表面に配置した。そして、該流路パターン内に25μg/mLの二次抗体52を10分間送液した。かかる操作で金属層4の表面にAnti FLAG抗体が固定化された。
≪測定≫
最後に図6(c)に示すように、二次抗体52と抗原61であるFLAG−BAP(コントロールタンパク質)を含む測定サンプルとを接触させ、該測定サンプルに含まれる抗原61の量を測定した。まず、HBSを送液した後、上述した流路パターンにHBSでFLAG−BAPの濃度を25μg/mlに調整した測定サンプルを上述の流路パターン内に5分間送液した。測定サンプルを送液後、再びHBSを送液した。このとき、光源10には、波長1500nmの光を発する半導体レーザを用いた。
図7は、実施例1における表面プラズモン共鳴センサによる測定結果を示す図である。図7は、横軸に金属層4の上面近傍における屈折率の変化を示し、縦軸に入射光と出射光との強度および該入射光の移動距離から算出される伝播ロスの値を示す。図7に示すように、測定サンプルを送液する前、つまり、二次抗体52を固定した直後は、伝播ロスは2.3dB/mmであった。しかし、該測定サンプルを送液した後、言い換えると抗原抗体反応後は、伝播ロスは220dB/mmであった。これにより、抗原61と二次抗体52とが結合することによって、該伝播ロスの大幅な変化が認められることが分かった。
結果の解釈として図7のように、金属層4の表面近傍の屈折率変化により、表面プラズモン共鳴センサにおけるレーザ光11の伝播ロスは大幅に変化する。本実施例における抗原抗体反応において、該抗原抗体反応前後で金属層4の表面近傍の屈折率が変化することが知られている。したがって、該伝播ロスの変化を見ることで金属層4の表面に固定した生体分子と測定サンプルに含まれるターゲット分子との相互作用を、検出部20で、モニタリングすることが可能である。
<実施例2:嗅覚センサとしての表面プラズモン共鳴センサ>
図8は、本実施例における反応を示す模式図である。以下、図8に基づいて説明する。
図8(a)に示すような金属層4の上に抗体53(Anti His(ヒスチジン)抗体)を固定する工程は、実施例1における操作と同様にして行なった。
次に図8(b)に示すように、抗体53に受容体54を結合させることで金属層4に受容体54を固定した。このとき、受容体54としてHis(ヒスチジン)タグを有するにおい物質受容体を用いたほかは、実施例1における操作と同様にして行なった。
≪測定≫
最後に図8(c)に示すように、受容体54とにおい物質62を含む測定サンプルとを接触させ、該測定サンプルに含まれるにおい物質62の量を測定した。まず、HBSを送液後、上述した流路パターンにHBSでにおい物質62の濃度を10μMに調整した測定サンプルを上述の流路パターン内に2分間送液した。測定サンプルを送液後、再びHBSを送液した。このとき、光源10には、波長1500nmの光を発する半導体レーザを用いた。
図9は、実施例2における表面プラズモン共鳴センサによる測定結果を示す図である。図9は、横軸に金属層4の表面近傍における屈折率の変化を示し、縦軸に入射光と出射光との強度から算出される伝播ロスの値を示す。図9に示すように、測定サンプルを送液する前、つまり、受容体54を固定した直後は、伝播ロスは2.5dB/mmであった。しかし、該測定サンプルを送液した後、言い換えるとにおい物質反応後は、伝播ロスは250dB/mmであった。これにより、におい物質62と受容体54とが結合することによって、該伝播ロスの大幅な変化が認められることが分かった。
結果の解釈として図9のように、金属層4の表面近傍の屈折率変化により、表面プラズモン共鳴センサにおけるレーザ光11の伝播ロスは大幅に変化する。本実施例における抗原抗体反応において、該抗原抗体反応前後で金属層4の表面近傍の屈折率が変化することが知られている。したがって、該伝播ロスの変化を見ることで金属層4の表面に固定した生体分子と測定サンプルに含まれるターゲット分子との相互作用を、検出部20で、モニタリングすることが可能である。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明における一実施形態を示す模式的な斜視図である。 本発明における金属層において生じる表面プラズモン波を示す模式的な断面図である。 本発明における表面プラズモン共鳴センサの別の一実施形態を示す上面図である。 図3におけるIV−IV線に沿った断面図である。 本発明における表面プラズモン共鳴センサの別の一実施形態を示す斜視図である。 実施例1における抗原抗体反応を示す模式図である。 実施例1における表面プラズモン共鳴センサによる測定結果を示す図である。 実施例2における反応を示す模式図である。 実施例2における表面プラズモン共鳴センサによる測定結果を示す図である。 表面プラズモン共鳴現象を示す模式的な断面図である。
符号の説明
1 基板、2 第1誘電体層、3 第2誘電体層、4 金属層、5,53 抗体、6,61 抗原、7 カバー、8 注入口、9 排出口、10 レーザ、11 レーザ光、15 表面プラズモン波、20 検出部、21,λ2 出射光、30 光ファイバ、40 角度、50 センサ本体、51 一次抗体、52 二次抗体、54 受容体、62 におい物質、81 プリズム、82 誘電体基板、84 金属膜、λ1 入射光、L 長さ。

Claims (9)

  1. 第1誘電体層と、前記第1誘電体層上に配置される金属層と、前記金属層を被覆する第2誘電体層とを有し、
    前記金属層における前記第2誘電体層側表面の一部を露出させ、測定サンプルと該表面とを接触させるための開口部を設けたセンサ本体と、
    前記金属層の一端から、前記金属層に対して水平に光を入射するための光源と、
    前記金属層の他端から出射される光を検出する検出部と、
    を備える表面プラズモン共鳴センサ。
  2. 前記金属層は、金、銀、アルミニウム、銅、チタン、ニッケルおよびクロムから選ばれるいずれかである請求項1に記載の表面プラズモン共鳴センサ。
  3. 前記金属層の厚みは、1nmから100nmの範囲である請求項1または2に記載の表面プラズモン共鳴センサ。
  4. 前記第1誘電体層および前記第2誘電体層の屈折率は、1.0から4.0の範囲である請求項1〜3のいずれかに記載の表面プラズモン共鳴センサ。
  5. 前記センサ本体は、SiO2、GaAs、InP、Si、ガラス、石英、シリコーンおよびプラスチックから選ばれるいずれかからなる基板の上に設けられた請求項1〜4のいずれかに記載の表面プラズモン共鳴センサ。
  6. 前記第2誘電体層の開口部における前記金属層上には、生体分子が固定化されており、前記測定サンプルと前記生体分子とが接触する請求項1〜5のいずれかに記載の表面プラズモン共鳴センサ。
  7. 前記測定サンプルに含まれ前記生体分子と反応するターゲット分子は、ナノ粒子で修飾されてなり、
    前記ナノ粒子は、金、銀、アルミニウム、銅、チタン、ニッケルおよびクロムの少なくとも1つを含み、平均粒径が1nmから1μmの範囲である請求項6に記載の表面プラズモン共鳴センサ。
  8. 前記生体分子と、前記ターゲット分子とからなる凝集体が、前記金属層の表面に固定化した請求項6に記載の表面プラズモン共鳴センサ。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の表面プラズモン共鳴センサを備えたバイオチップ。
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