JP5229222B2 - 光学情報記録媒体及び光学情報再生装置,光学情報再生方法,光学情報再生用プログラム - Google Patents

光学情報記録媒体及び光学情報再生装置,光学情報再生方法,光学情報再生用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、高密度に情報を記憶する光学情報記録媒体及びそれに記憶された情報を再生する光学情報再生装置,光学情報再生方法,光学情報再生用プログラムに関する。
レーザ光を用いて記録情報の読み取りが行われる光学情報記録媒体である光ディスクは、画像や音楽等の情報を流通・保管するメディアとして広く利用されている。
光ディスクは、ディスク内に記録ピットを形成することによって情報を記録しており、記録ピットが小さいほど高密度に情報を記録でき、その記憶容量は大きくなる。通常、記録ピットの大きさは、情報の再生に用いられるレーザ光の集光スポットサイズに依存しており、集光スポットサイズをより小さくできれば、それに対応して記録ピットをより小さくでき、高密度に記録された情報を誤り無く再生することができる。
また、レーザ光は、光の回折効果により、対物レンズによって集光された集光点においても一点には収束されず有限の大きさのスポット径で集光される。このような現象を回折限界という。この回折限界により、レーザ光の波長をλ、対物レンズの開口数をNA(Numerical Aperture)とすると、再生できるピット長の限界はλ/(4NA)となる。例えば、λ=405nm、NA=0.85の光学系では、ピット長119nmが再生限界となる。
これにより、光ディスクのピット長を小さくして記憶容量を大きくするためには、情報再生に用いるレーザ光の波長λを小さくするか、対物レンズのNAを大きくすればよい。しかし、レーザ光の波長を405nmより小さくするにあたっては、短波長で実用的な透過率をもつ光学部品の製造が困難であるという問題があり、対物レンズのNAを0.85より大きくするにあたっては、そのような高NAの特殊な対物レンズの製造は困難であるという製造面の問題と、対物レンズと光ディスク表面との距離が小さくなることから対物レンズと光ディスクとの衝突の可能性が高くなるという安全性の問題とがあった。
そこで、回折限界を超えて再生分解能を向上させる技術として媒体超解像技術が知られている。媒体超解像技術には、温度あるいは光強度により光学特性が非線形に変化する超解像膜が用いられる。例えば、ある温度で光反射率が急峻に変化する超解像膜を用いた媒体超解像技術が特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載された媒体超解像技術では、超解像膜として相変化材料を用い、結晶状態(固相)と融点以上で溶融した状態(液相)との光反射率の差を利用している。特許文献1について図19乃至図21を用いて説明する。
図19は、特許文献1に開示された超解像光ディスクの断面図である。図19に示す超解像光ディスク40は、記録ピットが予め形成された透明基板41上に超解像膜42を設けている。照射するレーザ光の強度を調整することで、その集光スポット内の一部分に生じる高温領域が超解像膜42として用いた相変化材料の融点を超えるようにし、超解像膜42の一部分に液相状態を発生させる。
図20は、特許文献1に開示された超解像光ディスクの光反射率の温度特性を示すグラフである。図20に示すグラフにおいて、縦軸は超解像光ディスク40の光反射率を示し、横軸は超解像膜42の温度を示している。超解像膜42を、液相状態での光反射率が固相状態での光反射率よりも高くなるようにすることで、超解像膜42の融点を境として超解像光ディスクの光反射率が急峻に変化するので、集光スポット内の高温領域にある記録ピットのみを読み取ることができる。
図21は、特許文献1に開示された超解像光ディスクの透明基板41にスパイラル状のトラックに沿って予め形成された記録ピットのうち、1つのトラックの記録ピットを拡大して取り出した図である。ここでは簡略化のため記録ピット53を全て短ピットで示している。
図21に示すように、対物レンズを通過したレーザ光は、超解像膜42上に集光スポット50として照射される。集光スポット50の近傍では温度上昇が起こり、特に超解像膜42の融点を超えた溶融領域51では、超解像膜42が固相状態から液相状態に変化することで光反射率が上昇する。一方、集光スポット50のうち超解像膜42の融点を超えていない非溶融領域52では、超解像膜42が固相状態のままで光反射率がほとんど変化しない。このため、光反射率の高い溶融領域51のみが記録ピットを読み出す開口として機能することになる。
この結果、情報再生に寄与する開口の大きさを回折限界で決まる集光スポットサイズよりも小さくでき、微小な記録ピット53を検出することができる。このように、超解像膜40の高温領域が光反射率の上昇で開口として機能することにより集光スポットの進行方向後方に開口が形成される超解像再生方式を、RAD(Rear Aperture Detection)方式という。
また、超解像再生を可能とする光記憶媒体の他の例として、特許文献2には、開口領域の面積をより狭くするように構成された光記憶媒体が開示されており、特許文献3には、特許文献1と同様の超解像再生を可能にした書換可能な光記憶媒体が開示されている。
このような超解像再生方式において、開口からの反射光のみによって記録情報の再生ができれば、あたかも再生限界のピット長が小さくなったかのようにすることができる。しかし、実際には、集光スポットの開口以外の領域からの反射光である背景光が存在しており、開口からの反射光と背景光とを光学的に分離することは困難である。
図22は、特許文献1に開示された超解像光ディスクにおいて、開口からの反射光と背景光とを分離できたと仮定した場合の、開口からの反射光のみによる再生信号振幅のピット長依存性と、集光スポット内の開口以外の領域からの反射光である背景光による再生信号振幅のピット長依存性との関係の一例を示す図である。
特許文献1又は2に開示された方式では、背景光によって混入するノイズのために超解像再生信号のCNR(Carrier to Noise Ratio)が低下し、この結果、超解像再生できる最短ピット長の増大、すなわち超解像再生分解能の低下が生じ、所望の超解像性能が得られなくなるという問題が生じていた。
この問題を鑑み、特許文献4では、干渉層を設けて開口と開口以外の領域との光反射率差を大きくし安定した超解像再生を可能とする光記憶媒体が開示されている。超解像再生分解能を向上させるためには、光ディスクの特性を、開口と開口以外の領域との光反射率差が大きくて集光スポット内の開口以外の領域の光反射率が0に近い値になるようにする必要がある。
一方で、情報再生時以外の待機時にも超解像再生に必要な高い強度のレーザ光を照射し続けると、安定なサーボ動作はできるが、レーザ光自体の劣化や長時間の加熱による光ディスクの劣化が促進され、それらの寿命を縮めるという課題があった。これに対し、レーザや光ディスクの劣化を防ぐため、情報再生時以外の待機時にはレーザ光の強度を超解像再生に必要な強度よりも低い強度に抑える必要がある。
特開平5−89511号公報 特開平8−87775号公報 特開平9−134546号公報 特開2001−189033号公報
しかしながら、集光スポット内の開口以外の領域の光反射率が0に近い値となる光ディスクに対して、待機時に、超解像再生に必要な強度よりも低い強度のレーザ光を照射しても、光ディスクからの反射光が弱いので、サーボ動作が不安定になり、情報再生そのものができなくなるという不都合があった。
そこで、本発明は、超解像再生方式において、情報再生時には集光スポット内の開口以外の領域の光反射率が0に近い値となるようにして、背景光起因のノイズを抑制すると共に、高強度のレーザ光を照射し続けることによるレーザ光自身や光ディスクの劣化を抑制することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光学情報記録媒体は、レーザ光の照射によって記録情報が読み取られるように構成された光学情報記録媒体であり、複数の超解像膜層からなる反射制御膜層を有し、この反射制御膜層は、照射光に対する光反射率が温度変化に対応して可逆的に変化し、常温からの温度上昇に対しては当該光反射率が連続的に低下し変位点温度で急峻に増大する特性を備えたことを特徴とする。
本発明の光学情報再生装置は、上記の光学情報記録媒体に対しレーザ光を出力する光源と、光学情報記録媒体からの戻り光から再生信号を検出する情報再生手段とを備えた光学情報再生装置であって、待機時と情報再生時とで光源からのレーザ光の光量を切り換え制御する照射光量設定手段を備え、この照射光量設定手段が、情報再生時には反射制御膜層の集光スポットに対応する領域の一部分を変位点温度以上にするように光源の出力光レベルを設定し、待機時には反射制御膜層の最高到達温度を変位点温度未満にするように光源の出力光レベルを設定する機能を備えたことを特徴とする。
本発明の光学情報再生方法は、上記の光学情報記録媒体に対してレーザ光を照射し記録情報の再生を行う光学情報再生方法であって、光学情報記録媒体に記憶された情報を再生するか否かを判断する情報再生判断ステップと、情報再生時には反射制御膜層の集光スポットに対応する領域の一部分を変位点温度以上にするようにレーザ光の光量を調節する情報再生時光照射ステップと、待機時には反射制御膜層の最高到達温度を変位点温度未満にするようにレーザ光の光量を調節する待機時光照射ステップとを設けたことを特徴とする。
本発明の光学情報再生用プログラムは、上記の光学情報記録媒体に対してレーザ光を照射し情報の再生を行う光学情報再生装置にあって、情報再生時のレーザ光の光量を反射制御膜層の集光スポットに対応する領域の一部分を変位点温度以上にするような値に設定する情報再生時光量設定処理と、待機時のレーザ光の光量を反射制御膜層の最高到達温度を変位点温度未満にするような値に設定する待機時光量設定処理と、光学情報記録媒体に記憶された情報を再生するか否かを判断し待機時と情報再生時とでレーザ光の光量の値を切り換える照射光量切替処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、情報再生時には光学情報記録媒体における集光スポット内の開口以外の領域の光反射率を0に近い値にして背景光起因のノイズを抑制することができ、さらには、照射するレーザ光強度を小さくすれば集光スポット内の光反射率がサーボ制御に十分な値になるので、待機時に照射するレーザ光強度を再生時よりも低くして、レーザ光自身や光ディスクの劣化を抑制することができる。
以下、本発明における一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態の光学情報記録媒体10の構成を示す断面図である。図1に示すように、本第1実施形態の光学情報記録媒体10は、第1の超解像膜12及び第2の超解像膜14からなる反射制御膜層17を有しており、光入射面と反対の面に記録ピットが予め形成された透明基板11の記録ピットが形成された面上に、反射制御膜層17を積層して構成されている。
図1に示すように、反射制御膜層17は、第1の超解像膜12上に、第1の誘電体膜13を介して第2の超解像膜14を積層し、さらに、第2の誘電体膜15を介して反射膜16を積層して構成されている。
第1の超解像膜12は、照射されるレーザ光に対する複素屈折率が温度変化に対応して連続的に変化する薄膜であり、第2の超解像膜14は、照射されるレーザ光に対する複素屈折率が変位点温度で急峻に変化する薄膜である。複素屈折率の急峻な変化としては、例えば溶融に伴う固相から液相への変化が挙げられる。
図2は、本第1実施形態の光学情報記録媒体10の照射光に対する光反射率特性を示すグラフである。図2に示すグラフにおいて、横軸は第2の超解像膜14の温度を示し、T1は常温であり、T2は第2の超解像膜14が急峻な光学変化を起こす変位点温度である。図2に示すように、第2の超解像膜14の温度がT1からT2に上昇する過程では、第1の超解像膜12の光学変化に応じて光学情報記録媒体10の光反射率は連続的に低くなり0に近付く。そして、第2の超解像膜14の温度がさらに上昇してT2に到達すると、第2の超解像膜14の急峻な光学変化に伴って光学情報記録媒体10の光反射率は急峻に増大する。ここで、図2に示すグラフの横軸を第2の超解像膜14の温度と規定したのは、一般に光学情報記録媒体10には厚さ方向に温度分布が生じ、各層によって温度が異なるためである。
図3は、本第1実施形態の光学情報記録媒体10に対して、強度値Pのレーザ光又は強度値Qのレーザ光が照射された場合の、各集光スポットによって得られる第2の超解像膜14の温度分布範囲を図2のグラフに対応させた図である。図3に示すとおり、強度Pのレーザ光を光学情報記録媒体10に照射して集光スポット領域の一部分の温度をT2以上にすると、集光スポット領域の一部分の光反射率を十分に高くしてその部分に超解像開口を形成し、それ以外の領域の光反射率を著しく低くして光反射率を0に近い状態にでき、開口以外からの背景光を抑制できる。一方、レーザ光強度をPよりも低いQに設定すれば、光反射率レベルが集光スポット全体にわたって確保されている。
図4は、光学情報記録媒体10上での集光スポットと開口の位置関係を示す図である。ここで、簡略化のため記録ピット23は全て短ピットで示している。図2に示すような光反射率特性を有する光学情報記録媒体10に対して、図3に示す高い強度のレーザ光を集光して照射すると、図4に示すように、光学情報記録媒体10上に生じた温度分布により集光スポット20のうち第2の超解像膜14の温度がT2以上の領域が開口21として形成される。
また、集光スポット20のうち第2の超解像膜14の温度がT2未満となる開口21以外の領域22は、光反射率が著しく低くなり背景光を低減させるのに有効な良質の光学マスクとなる。この結果、集光スポットよりも小さな開口で記録ピットを検出でき、さらに、背景光からのノイズを低減できるため、光学情報記録媒体10の記録密度を著しく高めることができ、その記録されたデータの再生を正確に行うことができる。
第2の超解像膜14の温度がT1付近の温度の場合の光学情報記録媒体10の照射光に対する光反射率をR1、T2よりわずかに低い温度の場合の光反射率をR2、T2よりわずかに高い温度の場合の光反射率をR3とすると、サーボ誤差信号を取得するのに十分な反射光量を得るために、R1を3%以上となるようする。また、背景光を十分に低減するために、R2を1%以下となるようにする。
また、超解像効果の大きさ、すなわち、どの程度まで微小な記録ピットを検出できるかは、基本的にR3とR2の比(以下、コントラストとする)によって決まる。図5は、コントラストと再生限界以下の微小な記録ピットの再生分解能の関係を表すグラフである。ここで、図5に示す再生分解能とは、再生限界ピット長の半分の長さのピットを短ピット、再生限界ピット長の3倍の長さのピットを長ピットとし、短ピットの再生信号振幅と長ピットの再生信号振幅との比の対数を20倍した値である。
図5に示すとおり、再生分解能はコントラストの増加に伴って増加し、あるところで飽和してほぼ一定の値になる。再生限界ピット長の半分の長さのピットを記録ピットとして用いるためには、再生分解能として少なくとも−30dBは必要であるので、コントラストは10以上の値を示すようにする。一方、R2を小さくすればコントラストを大きくできるが、製造公差の観点からR2が極端に低くなる媒体を設計通りに製造することは困難であり、コントラスト300以上で再生分解能がほぼ一定値となっていることから、コントラストは300あれば十分である。
本第1実施形態における第1の超解像膜12は、第2の超解像膜14よりも融点が十分に高く、また、光学情報記録媒体10の繰り返し再生回数を増やすために、温度の上昇にしたがって複素屈折率が変化した後再度元の温度に低下したときに複素屈折率が確実に元に戻るような特性を有する材料で構成されている。このような材料としては無機半導体材料などがあり、バンドギャップを波長換算した値が、照射されるレーザ光の波長近傍の値である無機半導体がさらに望ましい。その理由は、温度の上昇に伴いバンドギャップが小さくなることで、それを波長換算した値が大きくなり、レーザ光波長付近で消衰係数が増大する光学変化が起きるからである。
また、本第1実施形態における第2の超解像膜14は、溶融前の状態が結晶状態であり、光学情報記録媒体10の繰り返し再生回数を増やすため、溶融後に融点より温度が低下したときに再び結晶状態に戻るような特性を有する材料で構成されている。また、成膜後の初期状態で結晶状態である材料がよい。初期状態が結晶状態であれば、光学情報記録媒体10を加熱して超解像膜を結晶状態にする初期化とよばれる処置が省略でき、光学情報記録媒体10の製造プロセスを簡易化できる。溶融によって光学変化が起きる第2の超解像膜14の材料としては、カルコゲン化合物をはじめとする相変化材料などがあり、特に成膜後に結晶状態でありかつ溶融後に冷却により再び結晶状態に戻る材料として、GeTeとBiTeからなる擬二元合金などがある。
本第1実施形態の光学情報記録媒体10は、波長405nmのレーザ光によって情報が読み取られるように構成された記録媒体であり、このため、第1の超解像膜12はZnOで構成され、第2の超解像膜14はGeTe(BiTeで構成されている。光学情報記録媒体10は、ポリカーボネートを用いた透明基板11上に、トラックピッチ400nm、ピット深さ70nm、ピット幅100nm、ピット長50〜500nmの記録ピットを形成し、この上に厚さ10nmのZnOからなる第1の超解像膜12を形成し、厚さ15nmのZnS−SiOからなる第1の誘電体膜13を介して、厚さ15nmのGeTe(BiTeからなる第2の超解像膜14を形成し、その上にさらに厚さ25nmのZnS−SiOからなる第2の誘電体膜15を介して、厚さ50nmのAgからなる反射膜16を積層して構成されている。
ここで、第1の超解像膜12の材質としてZnOを用いているが、これに限らず、室温で波長400nm近傍に相当するバンドギャップを有する無機半導体材料であれば、ZnS,ZnSe,GaNなどを第1の超解像膜12として用いてもよい。
図6は、第1の超解像膜12に用いた光学定数(複素屈折率n+ikの実部と虚部)の温度特性を示す図である。また、図7は第2の超解像膜14に用いたGeTe(BiTeの光学定数の温度特性を示す図である。さらに、図8は光学情報記録媒体10の光反射率の温度特性を示す図である。図6乃至8は、いずれも波長405nmのレーザ光を用いた場合を示している。
第1の超解像膜12に用いたZnOは、図6にみられるように、温度変化に伴い光学定数が連続的に変化する。一方、第2の超解像膜14に用いたGeTe(BiTeは、図7にみられるように、溶融に伴う固相から液相への相状態の変化により融点573℃付近で光学定数の急峻な変化が起こる。
このような第1の超解像膜12と第2の超解像膜14とにおける二つの光学変化を多層膜の光学干渉効果を利用して組み合わせることで、光学情報記録媒体10は図8に示すような光反射率の温度依存性を有することになる。
これにより、光学情報記録媒体10上の集光スポットのうち、第2の超解像膜14の温度がおおよそ573℃以上となる領域が開口となり、それ以外の周囲の領域は有効な光学マスクとして機能する領域となる。
このように構成された光学情報記録媒体10においては、R1=4.1%、R2=0.1%、R3=25.8%となる。R1が3%以上であるのでサーボ誤差信号を取得するに十分な反射光量が得られる。また、R2は1%以下であるので背景光を十分に低減することができる。さらに、コントラストは約260となり、十分に大きなコントラストが取れている。
このように構成された光学情報記録媒体10に対して、λ=405nm、NA=0.65、再生限界ピット長156nmの光学系を用い、線速を6.6m/s、再生パワーを2.5mWとし、各ピット長における単一周波数信号のCNR(Carrier to Noise Ratio)を測定した。この結果を図9に示す。また、比較例として、同じ記録ピットが形成された透明基板上に厚さ50nmのAlからなる反射膜のみを積層した光学情報記録媒体についても、各ピット長に相当する単一周波数信号のCNRを図9に示す。図9に示すとおり、反射膜のみを積層した比較例では156nmより短いピットから信号が検出されないのに対し、本第1実施形態では、156nmを大幅に下回る80nmの長さのピットからCNRが40dBを超える信号が得られている。
また、本第1実施形態において、再生パワーを変化させて単一周波数信号のCNRを測定した。測定に用いたピット長は150nmである。最高到達温度(融点比)と単一周波数信号のCNRとの関係を図10に示す。単一周波数信号のCNRは最高到達温度が融点を超えると増加し、1.08倍付近でピークを迎え、その後減少する。最高到達温度が融点比1.02倍から1.3倍の範囲で単一周波数信号のCNRは40dBを超えることがわかる。
さらに比較例として、本第1実施形態と同様の記録ピットが形成された透明基板11上に超解像膜として第2の超解像膜14のみを積層した光学情報記録媒体を同様の再生条件で再生した。この従来例の光学情報記録媒体は、透明基板11上に厚さ15nmのZnS−SiOからなる第1の誘電体膜を介して、厚さ15nmのGeTe(BiTeからなる第2の超解像膜14を積層し、その上にさらに厚さ25nmのZnS−SiOからなる第2の誘電体膜を介して、厚さ50nmのAgからなる反射膜を積層した構成である。このような従来例の光学情報記録媒体において、各ピット長における単一周波数信号のCNRを図9に示す。
図9からわかるように、比較例では156nmより短いピットのCNRが低いのに対し、本第1実施形態では、156nmを大幅に下回るピット長で40dBを超える高いCNRが得られており、開口の周囲がマスクとして有効に機能して良好な超解像再生が可能である。
ここで、本第1実施形態において、第1の超解像膜12としてバンドギャップの変化によって光学定数が変化する半導体材料を用い、第2の超解像膜14として溶融によって光学定数の変化が起きる相変化材料用いているが、これに限定されるものではなく、集光スポットで発生する熱によって光学定数の変化が引き起こされる材料であればどんなものでもよい。
以上のように、本第1実施形態においては、光反射率が変位点温度で急峻に変化する図20に示すような光学特性を有する比較例の光学情報記録媒体に、屈折率又は消衰係数が温度変化に伴って緩やかに且つ可逆的に変化する第1の超解像膜12の層を加えて多層膜の光学干渉効果を利用することで、常温から変位点温度までの間に光反射率が連続的に低下していく図2又は図8に示すような光学特性を有する光学情報記録媒体10を得ている。
次に、本発明に係る第1実施形態の光学情報再生装置30について説明する。
図16は、本第1実施形態の光学情報再生装置30の全体構成を示す図である。図16に示す光学情報再生装置30において、光ヘッド部31は、λ=405nm、NA=0.65の光学系を用いて、上述した光学情報記録媒体10に対してレーザ光を照射すると共に、この光学情報記録媒体10からの戻り光を受光する。光学情報記録媒体10に記録された情報は、戻り光の強度変化として光ヘッド部31で検出され、情報再生手段32で再生信号として読み取られる。
アシンメトリ検出部33は、情報再生手段32で読み取られた再生信号からアシンメトリ情報を抽出する。レーザパワー調整部34は、光学情報記録媒体10に対して照射するレーザ光の強度を設定してその設定値をレーザ駆動回路35に与える。レーザ駆動回路35は、レーザパワー調整部34から与えられたレーザ光強度の設定値に応じて光ヘッド部31の内部に備えられた光源を駆動制御する。
レーザパワー調整部34は、外部装置からの指令等を受けて光学情報記録媒体10に記憶されている情報を再生するか否かを判断し、情報再生時と待機時とで光源からのレーザ光の光量を切り換え制御する照射光量設定手段として機能し、情報再生時には集光スポット内の一部分が第2の超解像膜14を変位点温度以上になるようにレーザ光の光量を図3のPに設定し、待機時にはレーザ光の光量を情報再生時より低い値である図3のQに設定する。レーザパワー調整部34は、情報再生時のレーザ光強度設定値P及び待機時の設定値Qを予め記憶している。
サーボ誤差検出回路36は、光ヘッド部31に検出された反射光強度の変化からサーボ誤差信号を検出する。サーボ制御回路37はサーボ誤差検出回路36で検出されたサーボ誤差信号が所定の値に近付くよう光ヘッド部31の対物レンズの位置を駆動制御する。
次に、本第1実施形態の光学情報再生装置30の動作について説明する。ここで、光学情報再生方法についても、その各ステップを示して同時に説明する。
まず、レーザパワー調整部34が外部装置からの指令等を受けて光学情報記録媒体10に記憶されている情報を再生するか否かを判断する(情報再生判断ステップ)。
光学情報記録媒体10に記憶された情報を再生する場合は、レーザパワー調整部34から与えられる再生時のレーザ光強度設定値Pに応じてレーザ駆動回路35がレーザ光源を駆動制御する(情報再生時光照射ステップ)。再生時レーザ光強度Pは、図3で示すように、光学情報記録媒体10の第2の超解像膜14の一部分を溶融させ超解像開口を形成できる程度に十分高い強度である。このとき、超解像開口以外の領域の光反射率は著しく低いが、超解像開口の領域の光反射率はそれを補って十分なほど高いため、サーボ誤差検出回路36では十分な大きさのサーボ誤差信号が検出される。
待機時は、レーザパワー調整部34から与えられるレーザ光強度の待機時設定値Qに応じてレーザ駆動回路35が光ヘッド部31の内部に備えられたレーザ光源を駆動制御する(待機時時光照射ステップ)。待機時レーザ光強度Qは、図3で示すように、サーボ誤差信号を取得するに十分な反射光量を得られる光反射率レベルが集光スポット全体にわたって確保される強度である。このとき、サーボ誤差検出回路36により十分な大きさをもつサーボ誤差信号が検出され、サーボ制御回路37が光ヘッド部31のフォーカス位置とトラック位置を駆動制御する。
情報再生時と待機時とでのレーザ光強度の切換およびそれに伴う光反射率の変化の速度は、サーボ制御回路37の応答速度に比べて十分に速いので、フォーカス位置、トラック位置は安定なままフォーカスサーボ、トラックサーボが外れたりすることなくレーザ光強度を切り換えられる。
そして、フォーカスサーボ、トラックサーボが安定になると情報再生手段32が再生信号を読み出す。予め登録されている再生時レーザ光強度Pが適切であれば、最適な大きさの開口が形成され、超解像再生信号のビットエラーレートは図17の実線の極小値BERoとなる。
しかし、ビットエラーレートが最小となるレーザ光強度は、光学情報記録媒体毎の光学特性や熱特性のばらつき、あるいは環境温度の変化などによって変化するため、予め登録されているレーザ光強度Pからずれる場合がある。この場合、レーザ光強度が予め登録されている値のままでは開口は最適な大きさからはずれ、適切な超解像効果を維持できなくなる。例えば、環境温度が上昇してレーザ光強度とビットエラーレートとの関係を示す曲線が図17の実線から点線のように低強度側にシフトした場合、レーザ光強度がPのままでは、開口は望ましいサイズより大きく形成され、この結果ビットエラーレートは極小値よりも大きいBER1に増加してしまう。
そこで、本第1実施形態では、開口の大きさによって変化するアシンメトリの情報を用いて、超解像再生に適するようにレーザ光強度の調整を行う。ここで、レーザ光強度とアシンメトリは図18に示すような関係である。
アシンメトリ検出部33で抽出されたアシンメトリ情報に基づいて、アシンメトリが最適値Aoとなるようにレーザパワー調整部34においてレーザ駆動回路35へのレーザ光強度の設定値を調整する。具体的には、アシンメトリがA1のように最適値Aoよりも大きい場合には、レーザ光強度をマイナス方向に変化させ、逆にアシンメトリが最適値Aoよりも小さい場合には、レーザ光強度をプラス方向に変化させる。このようにして、アシンメトリが最適値Aoとなるようレーザ光強度を常に制御することで、レーザ光強度はビットエラーレートを極小とする最適値P’となり、このとき再生信号のビットエラーレートも極小値BERoとなる。この結果、光学情報記録媒体10の熱特性、光学特性のばらつきや環境温度などの外的変動要因がある場合でも、開口の大きさを常に最適な大きさに維持することができ、安定した超解像再生ができる。
ビットエラーレートが極小となるアシンメトリの最適値Aoとしては、予めレーザパワー調整部34に光学情報記録媒体10におけるアシンメトリ最適値として登録されている値を用いてもよい。また、光学情報記録媒体10の所定の記録領域に光学情報記録媒体10のアシンメトリ最適値として記録されている値を用いてもよい。さらに、アシンメトリ最適値が0であるように光学情報記録媒体10への情報記録がなされていれば、アシンメトリ最適値のレーザパワー調整部34への事前登録や光学情報記録媒体10への事前記録を省くことができる。さらには、光ヘッド部31と光学情報記録媒体10の組み合わせにおいて、ビットエラーレートが極小となるアシンメトリの最適値をキャリブレーションするのがよい。キャリブレーションは、例えば、光学情報記録媒体10の内周部あるいは外周部などユーザ情報が記録されていない領域に適宜設けられたテストエリアにおいて、ビットエラーレート計測用に予め記録されたテストパターンを用いて行うことができる。
このように本第1実施形態の光学情報再生装置30は、アシンメトリに基づいてレーザ光強度を調整するように構成されているが、これに限定されるものではなく、再生信号の状態を表す他の指標を用いてレーザ光強度を調整するように構成することも可能である。例えば、アシンメトリの代わりに再生信号の平均DCレベルあるいは再生信号振幅あるいは長さの異なる複数種類のピットからの再生信号の振幅の比を用いてレーザ光強度を調整するような構成であってもよい。
ここで、上述したレーザパワー調整部34については、その機能内容をプログラム化してコンピュータに実行させるように構成してもよい。
また、本第1実施形態の光学情報記録媒体10は、誘電体膜と超解像膜とを交互に積層した構成であるが、これに限定されるものではなく、光学情報記録媒体10の構成は、第2の超解像膜14の温度が急峻な光学変化を起こす温度よりわずかに低い温度の時の光反射率が、わずかに高い温度の時の光反射率や室温付近の温度の時の光反射率よりも低い構成であれば、どのような構成であってもよい。例えば、反射膜16あるいは第1の誘電体膜12のいずれかを省いてもよい。これにより、第2の超解像膜14の溶融の前後におけるコントラストは若干低下するが、光学情報記録媒体10の構成を簡略化できる。特に、反射膜16を省くことができれば、光学情報記録媒体10の製造に必要な成膜材料の数を少なくすることができ、媒体製造装置の簡易化や製造コストの低減、製造時間の短縮に貢献できる。
また、透明基板11と第1の超解像膜12との間に屈折率の異なる複数の誘電体膜あるいは半透明の金属膜を積層してもよい。これにより、第2の超解像膜14の溶融の前後におけるコントラストがより大きくなり、分解能をより向上させて記録密度を増加させることができる。
またさらに、透明基板11に形成された記録ピットに代えて、記録層を追加積層することで、光学情報記録媒体10を書き換え可能な光ディスクとしてもよい。
以上のように、本第1実施形態においては、光学情報記録媒体10が、使用される光学系のレーザ光波長での再生限界より小さい記録ピットによる高密度な情報記録を可能とし、光学情報再生装置30が、光学情報記録媒体10の極小ピットを読み取って情報を再生し、さらに、待機時の照射光強度を抑えることができる。
また、情報再生時には光学情報記録媒体における集光スポット内の開口以外の領域の光反射率が0に近い値となるので、背景光によるノイズを抑制することができ、照射するレーザ光強度を低くすれば集光スポット内の光反射率がサーボ制御に十分の値になるので、待機時には、照射するレーザ光強度を再生時よりも低くしてレーザ光自身や光ディスクの劣化を抑制することができる。
次に、本発明にかかる第2実施形態について説明する。
図11は、本発明に係る第2実施形態の光学情報記録媒体18の構成を示す断面図である。ここで、上述した第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して示している。
図11に示すように、本第2実施形態の光学情報記録媒体18は、記録ピットが予め形成された透明基板11上に反射制御膜層19を積層してなり、反射制御膜層19は、第1の誘電体膜13上に第2の超解像膜14を積層し、その上に第2の誘電体膜15を介して第1の超解像膜12を積層して構成されている。上述した第1実施形態と同様に、第1の超解像膜12は、照射されるレーザ光に対する複素屈折率が温度に対して連続的に変化する薄膜であり、第2の超解像膜14は照射されるレーザ光に対する複素屈折率が変位点温度で急峻に変化する薄膜である。
本第2実施形態の光学情報記録媒体18は、ポリカーボネートを用いた透明基板11上に、トラックピッチ400nm、ピット深さ70nm、ピット幅100nm、ピット長50〜500nmの記録ピットを形成し、この上に厚さ35nmのZnS−SiOからなる第1の誘電体膜13を介して、厚さ15nmのGeTe(BiTeからなる第2の超解像膜14を積層し、その上にさらに厚さ40nmのZnS−SiOからなる第2の誘電体膜15を介して、厚さ40nmのGeAlからなる第1の超解像膜12を積層して構成されている。
上述した第1実施形態の光学情報記録媒体10と比較して、本第2実施形態の光学情報記録媒体18は、反射膜16を無くし、第1の超解像膜12と第2の超解像膜14の積層順を入れ換えて、第1の超解像膜12として用いる材料をZnOに代えてGeAlとした構成である。第1の超解像膜12を半透明な材質のGeAlとしたことで、第1の超解像膜12が第1実施形態での反射膜16の機能を兼ねている。
図12は、第1の超解像膜12に用いたGeAlの波長405nmのレーザ光に対する光学定数の温度特性を示す図である。図13は、光学情報記録媒体18の波長405nmのレーザ光に対する光反射率の温度特性を示す図である。
第2の超解像膜14に用いたGeTe(BiTeは、図6にみられるように、溶融に伴う固相から液相への相状態の変化により融点付近で光学定数の急峻な変化が起こる。一方、第1の超解像膜12に用いたGeAlは、図12にみられるように、温度変化に伴い光学定数が連続的に変化する。
このような第1の超解像膜12及び第2の超解像膜14における二つの光学変化を多層膜の光学干渉効果を利用して組み合わせることで、光学情報記録媒体18は、図13にみられるような光反射率の温度依存性を有することになる。これにより、光学情報記録媒体18上の集光スポットのうち、第2の超解像膜14の温度がおおよそ570℃以上の領域が開口となり、それ以外の周囲の領域は有効な光学マスクとなる。
第2の超解像膜14の温度が常温付近の温度の場合の光学情報記録媒体18の光反射率をR11、変位点温度よりわずかに低い温度の場合の光反射率をR12、変位点温度よりわずかに高い温度の場合の光反射率をR13とすると、R11=4.0%、R12=2.0%、R13=23.3%となる。よって、R1は3%以上となり、サーボ誤差信号を取得するに十分な反射光量が得られる。また、R2は1%を超えており背景光の低減効果はやや弱いものの、コントラストは約12となり必要とされるコントラストは取れている。
このように構成された光学情報記録媒体18に対して、λ=405nm、NA=0.65、再生限界ピット長156nmの光学系を用い、線速を6.6m/s、再生パワーを2.5mWとし、各ピット長に相当する単一周波数信号のCNRを測定した。この結果を図14に実線で示す。また、比較例として、記録ピットが形成された透明基板11上に厚さ50nmのAlからなる反射膜のみを形成した光学情報記録媒体を同じ再生条件で再生した。この従来例における各ピット長に相当する単一周波数信号のCNRを図14に点線で示す。図14からわかるように、比較例では156nmより短いピットから信号が検出されないのに対し、本第2実施形態では156nmを下回る100nmの長さのピットからCNRが40dBを超える信号が得られており、良好な超解像再生が可能である。
また、本第2実施形態において、再生パワーを変化させて、単一周波数信号のCNRを測定した。測定に用いたピット長は150nmである。最高到達温度(常温からの差分、融点比)と単一周波数信号のCNRとの関係を図15に示す。単一周波数信号のCNRは最高到達温度が融点を超えると増加し、1.08倍付近でピークを迎え、その後減少する。最高到達温度が常温からの差分として融点比1.02倍から1.29倍の範囲で単一周波数信号のCNRは40dBを超えることがわかる。
このように、本第2実施形態においては、光学情報記録媒体18における第1の超解像膜12が、第1実施形態の光学情報記録媒体10における反射膜16の機能を兼ねており、その結果、媒体製造に必要な成膜材料の数を減らすことができ、媒体製造装置の簡易化や製造コストの低減、製造時間の短縮に貢献できる。
本第2実施形態の光学情報記録媒体18は、上述した第1実施形態の光学情報再生装置30と同様の構成の光学情報再生装置によって記録情報の再生が可能である。よって、本第2実施形態も、第1実施形態と同様に、照射されるレーザ光での再生限界を超えて小さい記録ピットを正確に超解像再生することができ、さらに、待機時に再生時より低い強度のレーザ光を照射していてもサーボ制御に十分な反射光を確保できるので、高い強度のレーザ光を光学情報記録媒体18に照射し続けることによるレーザ光自身や光学情報記録媒体18の劣化を抑制することができる。これにより、光学情報記録媒体18は、使用される光学系のレーザ光波長での再生限界より小さい記録ピットによる高密度な情報記録を可能とする。
本発明の他の実施形態に係る光学情報記録媒体は、レーザ光の照射によって記録情報が読み取られるように構成された光学情報記録媒体であり、複数の超解像膜層からなる反射制御膜層を有し、この反射制御膜層は、照射光に対する光反射率が温度変化に対応して可逆的に変化し、常温からの温度上昇に対しては当該光反射率が連続的に低下し変位点温度で急峻に増大する特性を備えた構成としてもよい。
このような光学情報記録媒体によれば、情報再生時に集光スポット領域の一部分の温度が変位点温度以上になるように照射光レベルを設定すると、集光スポット内の開口以外の領域の光反射率を0に近い状態にして背景光を抑制できると同時に、待機時に照射光レベルを再生よりも低く設定しても、光反射率レベルを集光スポット全体にわたって確保することができる。
また、上記の光学情報記録媒体において、上述した反射制御膜層は、照射光に対する光反射率が常温からの温度上昇にしたがって連続的に0に向かって低下すると共に変位点温度で当該低下した位置から急峻に増大する特性を備えてもよい。
また、上記の光学情報記録媒体において、上述した反射制御膜層は、変位点温度での照射光に対する光反射率の急峻な変化における高い方の光反射率値R3と低い方の光反射率値R2との比であるR3/R2が10以上の値を示すような特性を備えてもよい。
また、上記の光学情報記録媒体において、上述した反射制御膜層は、常温から変位点温度までの範囲で温度変化に伴って屈折率又は消衰係数のいずれかが連続的に変化する第1の超解像膜と、変位点温度で屈折率又は消衰係数のいずれかが急峻に変化する第2の超解像膜とからなるように構成されてもよい。
また、上記の光学情報記録媒体において、上述した第2の超解像膜が、変位点温度を融点とする相変化材料であってもよい。
また、上記の光学情報記録媒体において、上述した第1の超解像膜が、照射されるレーザ光の波長に相当するバンドギャップを有する無機半導体材料であってもよい。
また、上記の光学情報記録媒体において、上述した反射制御膜層は、レーザ光の入射面側から順に、第1の超解像膜と第1の誘電体膜と第2の超解像膜と第2の誘電体膜と反射膜とを積層してなる構成であってもよい。
また、上記の光学情報記録媒体において、上述した反射制御膜層は、レーザ光の入射面側から順に、第1の誘電体膜と第2の超解像膜と第2の誘電体膜と第1の超解像膜とを積層してなる構成であってもよい。
本発明の他の実施形態に係る光学情報再生装置は、上記の光学情報記録媒体に対しレーザ光を出力する光源と、光学情報記録媒体からの戻り光から再生信号を検出する情報再生手段とを備えた光学情報再生装置であって、待機時と情報再生時とで光源からのレーザ光の光量を切り換え制御する照射光量設定手段を備え、この照射光量設定手段が、情報再生時には反射制御膜層の集光スポットに対応する領域の一部分を変位点温度以上にするように光源の出力光レベルを設定し、待機時には反射制御膜層の最高到達温度を変位点温度未満にするように光源の出力光レベルを設定する機能を備えたことを特徴とする。
本発明の他の実施形態に係る光学情報再生方法は、上記の光学情報記録媒体に対してレーザ光を照射し記録情報の再生を行う光学情報再生方法であって、光学情報記録媒体に記憶された情報を再生するか否かを判断する情報再生判断ステップと、情報再生時には反射制御膜層の集光スポットに対応する領域の一部分を変位点温度以上にするようにレーザ光の光量を調節する情報再生時光照射ステップと、待機時には反射制御膜層の最高到達温度を変位点温度未満にするようにレーザ光の光量を調節する待機時光照射ステップとを設けたことを特徴とする。
本発明の他の実施形態に係る光学情報再生用プログラムは、上記の光学情報記録媒体に対してレーザ光を照射し情報の再生を行う光学情報再生装置にあって、情報再生時のレーザ光の光量を反射制御膜層の集光スポットに対応する領域の一部分を変位点温度以上にするような値に設定する情報再生時光量設定処理と、待機時のレーザ光の光量を反射制御膜層の最高到達温度を変位点温度未満にするような値に設定する待機時光量設定処理と、光学情報記録媒体に記憶された情報を再生するか否かを判断し待機時と情報再生時とでレーザ光の光量の値を切り換える照射光量切替処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は2007年5月17日に出願された日本出願特願2007−132114を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明に係る第1実施形態の光学情報記録媒体の構成を示す断面図である。 図1に開示した光学情報記録媒体の光反射率の温度変化を示す図である。 図1に開示した光学情報記録媒体の光反射率の温度変化と集光スポットの温度分布の関係を示す図である。 図1に開示した光学情報記録媒体上の集光スポットと開口の位置を示す図である。 コントラストと再生限界以下の微小な記録ピットの再生分解能の関係を示す図である。 ZnOの光学定数の温度変化を表す図である。 GeTe(Bi2Te3)2の光学定数の温度変化を表す図である。 図1に開示した光学情報記録媒体の光反射率の温度変化を具体的に示す図である。 ピット長とそのピット長に相当する信号のCNRとの関係を示す図である。 図1に開示した光学情報記録媒体において再生光レベルを変化させた場合の最高到達温度と単一周波数信号のCNRとの関係を表す図である。 本発明に係る第2実施形態の光学情報記録媒体の構成を示す断面図である。 GeAlの光学定数の温度変化を表す図である。 図11に開示した光学情報記録媒体の光反射率の温度変化を示す図である。 ピット長とそのピット長に相当する信号のCNRとの関係を示す図である。 図11に開示した光学情報記録媒体において再生光レベルを変化させた場合の最高到達温度と単一周波数信号のCNRとの関係を表す図である。 本発明に係る第1実施形態の光学情報再生装置の構成を示すブロック図である。 図16に開示した実施形態の光学情報再生装置による超解像再生におけるレーザ光強度とビットエラーレートの関係を説明する図である。 図16に開示した実施形態の光学情報再生装置による超解像再生におけるレーザ光強度とビットエラーレートおよびアシンメトリの関係を説明する図である。 汎用型の超解像光ディスクの断面図である。 汎用型の従来の超解像光ディスクの光反射率の温度変化を表すグラフである。 汎用型の超解像光ディスク上の集光スポットと開口の位置を表す図である。 汎用型の超解像光ディスクにおけるピット長と再生信号振幅の関係を説明する図である。
符号の説明
10 光学情報記録媒体
11 透明基板
12 第1の超解像膜
13 第1の誘電体膜
14 第2の超解像膜
15 第2の誘電体膜
16 反射膜
18 光学情報記録媒体
20 集光スポット
21 開口
22 開口以外の領域
23 記録ピット
30 光学情報再生装置
31 光ヘッド部
32 情報再生手段
33 アシンメトリ検出部
34 レーザパワー調整部
35 レーザ駆動回路
36 サーボ誤差検出回路
37 サーボ制御回路
40 超解像光ディスク
41 透明基板
42 超解像膜
50 集光スポット
51 溶融領域
52 非溶融領域
53 記録ピット

Claims (11)

  1. レーザ光の照射によって記録情報が読み取られるように構成された光学情報記録媒体において、
    複数の超解像膜層からなる反射制御膜層を有し、
    前記反射制御膜層は、前記照射されるレーザ光に対する光反射率が温度変化に対応して可逆的に変化し、常温からの温度上昇に対しては当該光反射率が連続的に低下し変位点温度で急峻に増大するような特性を備えたことを特徴とする光学情報記録媒体。
  2. 前記請求項1に記載の光学情報記録媒体において、
    前記反射制御膜層は、前記照射されるレーザ光に対する光反射率が常温からの温度上昇にしたがって連続的に零に向かって低下すると共に前記変位点温度で当該低下した位置から急峻に増大する特性を備えたことを特徴とする光学情報記録媒体。
  3. 前記請求項1に記載の光学情報記録媒体において、
    前記反射制御膜層は、前記変位点温度での前記レーザ光に対する光反射率の急峻な変化における高い方の値R3と低い方の値R2との比であるR3/R2が10以上の値を示すような特性を備えたことを特徴とする光学情報記録媒体。
  4. 前記請求項1に記載の光学情報記録媒体において、
    前記反射制御膜層は、前記常温から前記変位点温度までの範囲で温度変化に伴って屈折率又は消衰係数のいずれかが連続的に変化する第1の超解像膜と、前記変位点温度で屈折率又は消衰係数のいずれかが急峻に変化する第2の超解像膜とからなることを特徴とする光学情報記録媒体。
  5. 前記請求項4に記載の光学情報記録媒体において、
    前記第2の超解像膜が、前記変位点温度を融点とする相変化材料であることを特徴とする光学情報記録媒体。
  6. 前記請求項4に記載の光学情報記録媒体において、
    前記第1の超解像膜が、前記照射されるレーザ光の波長に相当するバンドギャップを有する無機半導体材料であることを特徴とする光学情報記録媒体。
  7. 前記請求項4に記載の光学情報記録媒体において、
    前記反射制御膜層は、前記レーザ光の入射面側から順に、前記第1の超解像膜と第1の誘電体膜と前記第2の超解像膜と第2の誘電体膜と反射膜とを積層してなることを特徴とする光学情報記録媒体。
  8. 前記請求項4に記載の光学情報記録媒体において、
    前記反射制御膜層は、前記レーザ光の入射面側から順に、第1の誘電体膜と前記第2の超解像膜と第2の誘電体膜と前記第1の超解像膜とを積層してなることを特徴とする光学情報記録媒体。
  9. 光学情報記録媒体に対しレーザ光を出力する光源と、前記光学情報記録媒体からの戻り光から再生信号を検出する情報再生手段とを備えた光学情報再生装置であって、
    前記光学情報記録媒体が複数の超解像膜層からなる反射制御膜層を有し、前記反射制御膜層が、前記照射されるレーザ光に対する光反射率が温度変化に対応して可逆的に変化し、常温からの温度上昇に対しては当該光反射率が連続的に低下し変位点温度で急峻に増大するような特性を備えたものであり、
    待機時と情報再生時とで前記光源からのレーザ光の光量を切り換え制御する照射光量設定手段を備え、
    前記照射光量設定手段が、情報再生時には前記反射制御膜層の集光スポットに対応する領域の一部分を前記変位点温度以上にするように前記光量を設定し、待機時には前記反射制御膜層の最高到達温度を前記変位点温度未満にするように前記光量を設定する機能を備えたことを特徴とする光学情報再生装置。
  10. 光学情報記録媒体に対してレーザ光を照射し記録情報の再生を行う光学情報再生方法であって、
    前記光学情報記録媒体として、複数の超解像膜層からなるものであって、前記照射されるレーザ光に対する光反射率が温度変化に対応して可逆的に変化し、常温からの温度上昇に対しては当該光反射率が連続的に低下し変位点温度で急峻に増大するような特性を備えた反射制御膜層を有する記録媒体を用い、
    前記光学情報記録媒体に記憶された情報を再生するか否かを判断し、
    情報再生時には前記反射制御膜層の集光スポットに対応する領域の一部分を前記変位点温度以上にするように前記レーザ光の光量を調節し、
    待機時には前記反射制御膜層の最高到達温度を前記変位点温度未満にするように前記レーザ光の光量を調節することを特徴とする光学情報再生方法。
  11. 光学情報記録媒体に対してレーザ光を照射し情報の再生を行う光学情報再生装置にあって、
    前記光学情報記録媒体として、複数の超解像膜層からなるものであって、前記照射されるレーザ光に対する光反射率が温度変化に対応して可逆的に変化し、常温からの温度上昇に対しては当該光反射率が連続的に低下し変位点温度で急峻に増大するような特性を備えた反射制御膜層を有する記録媒体を用い、
    コンピュータに、
    情報再生時の前記レーザ光の光量を前記反射制御膜層の集光スポットに対応する領域の一部分を前記変位点温度以上にするような値に設定する機能と、
    待機時のレーザ光の光量を前記反射制御膜層の最高到達温度を前記変位点温度未満にするような値に設定する機能と、
    前記光学情報記録媒体に記憶された情報を再生するか否かを判断し待機時と情報再生時とで前記レーザ光の光量の値を切り換える機能とを実行させることを特徴とする光学情報再生用プログラム。
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