JP5229009B2 - 潤滑剤塗布装置およびプロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、潤滑剤塗布装置およびプロセスカートリッジおよび画像形成装置に関し、さらに詳しくは、潤滑剤の姿勢矯正機構に関する。
周知のように、複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置においては、潜像担持体である感光体上に形成された静電潜像が現像装置から供給される現像剤によって可視像処理される。
可視像処理されたトナー像は転写材に転写された後、定着装置による加熱・加圧によってトナーが融解・浸透することで定着されて複写画像とされる。
画像形成の対象となる画像には、モノクロ画像のような単一色画像だけでなく、フルカラー画像を含む多色画像がある。
一方、トナー像転写を終えた感光体は、クリーニング装置により未転写などによる残留トナーや紙粉などの異物を除去され、さらには、残留電化を除電されて次回の画像形成に備えられる。
クリーニング装置には、感光体表面に当接する部材としてクリーニングブレードやクリーニングブラシが備えられており、感光体表面からの異物の除去が可能になっているが、感光体表面との摩擦係数の上昇を防止するために潤滑剤塗布装置を設ける場合がある。
潤滑剤塗布装置としては、感光体が相当する像担持体表面と接触しながら回転可能な塗布ブラシと塗布ブラシにより削り取られることによって感光体に供給される潤滑剤とを備えた構成が知られている(例えば、特許文献1)。
この形式の画像形成装置によると、その像担持体表面に潤滑剤が塗布されるので、像担持体表面のトナーに対する摩擦係数を低下させることができ、これによって像担持体表面に形成されたトナー像を転写材に転写するときの転写不良の発生を抑え、転写されたトナー像の画質を高めることができる。特に、文字画像中の一部が虫くい状に欠ける文字部中抜け現象の発生を抑え、その画質を向上させることが可能である。さらに、像担持体表面におけるトナーフィルミングの防止や表面層の削れを抑制する効果があり、ハード面の像担持体寿命にも貢献している。
ところで、潤滑剤、特に塗布ブラシにより削り取られる固形潤滑剤を用いた場合には、削り取られることで初期のサイズから小さくなっていくので塗布ブラシとの良好な接触による削り取りが維持できなくなるのを防止する必要がある。
そこで、従来では、固形潤滑剤を塗布ブラシに向けて押圧する構成を用いたものが提案されている(例えば、特許文献2)。
特許文献2には、起倒可能なレバーを固形潤滑剤の保持部材下面に押し当て、このアームをバネなどの弾性体により牽引することで起立させてレバーを固形潤滑剤の保持部材の下面に圧接させるようになっている。アームの起立により固形潤滑剤の保持部材が押し上げられると、固形潤滑剤が塗布ブラシに接触する方向に常時付勢されることになる。
一方、これとは別の構成として、固形潤滑剤の保持部材が押し上げられる際に固形潤滑剤の傾きを調整して塗布ブラシに対する固形潤滑剤の偏倚接触を防止する構成が提案されている(例えば、特許文献3)。
特許文献3には、平行リンク機構を介して潤滑剤保持部材を塗布部材に向け移動させる構成に加えて、潤滑剤保持部材を揺動支持する角度調整機構を設けて潤滑剤の傾斜による塗布部材への片当たりを防止するようにした構成が開示されている。
特許文献2に開示されている構成においては、レバーが起立態位に移行するに従い、塗布部材に接触する潤滑剤の面が塗布部材の軸方向に平行移動することにより軸方向での接触を均一化するようになっているが、アームの揺動を利用することから、アームの取り付け誤差などが生じていると、塗布部材の軸方向全域に亘って同時に接触することができないことがある。このため、潤滑剤の均一当接ができないことにより潤滑剤の一部に偏摩耗が生じて均一塗布を行うことができなくなる虞がある。
特許文献2に開示されている構成では、特許文献1に開示された構成と違って、軸方向に亘って同時に当接できるように潤滑剤の傾斜を調整することができる反面、そのための構成が大がかりとなり、装置の小型化を要求される画像形成装置において不向きな構成といえる。
本発明の目的は、上記従来の潤滑剤塗布装置における問題に鑑み、固形潤滑剤の傾きなどによる偏摩耗を防止して潤滑剤を塗布部材の長手方向で均一塗布することができる構成を備えた潤滑剤塗布装置およびこれを用いるプロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は次の構成よりなる。
(1) 固形潤滑剤と、
前記固形潤滑剤を支持する潤滑剤保持部材と、
前記固形潤滑剤および潤滑剤保持部材を収容する潤滑剤ホルダと、
前記固形潤滑剤を掻き取ることにより被塗布対象物に固形潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、
前記潤滑剤保持部材と前記潤滑剤ホルダとの間に該潤滑剤保持部材を前記被塗布対象物に向けて押圧可能な潤滑剤保持部材押圧手段とを備えた潤滑剤塗布装置において、
前記潤滑剤保持部材の両端には潤滑剤傾斜補正部が設けられ、
前記潤滑剤傾斜補正部は、前記潤滑剤保持部材の傾斜時に前記潤滑剤保持部材における前記固形潤滑剤側に傾斜した方の接触部での前記潤滑剤ホルダとの間の動摩擦係数が、前記押圧部材側に傾斜した方の接触部での前記潤滑剤ホルダとの間の動摩擦係数よりも高いことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
(2)前記潤滑剤傾斜補正部は、半円筒形状に形成されていることを特徴とする(1)に記載の潤滑剤塗布装置。
(3)前記潤滑剤傾斜補正部は、摩擦係数の異なる少なくとも2つの領域が設けられていることを特徴とする(1)または(2)に記載の潤滑剤塗布装置。
(4)前記潤滑剤傾斜補正部は、
前記固形潤滑剤が非傾斜時に前記潤滑剤傾斜補正部が前記潤滑剤ホルダ内面に接触する稜線を含む前記固形潤滑剤側の前記潤滑剤傾斜補正部材の表面には、前記潤滑剤傾斜補正部材の潤滑剤保持部材押圧手段側の表面よりも低い摩擦係数を有する面が形成されていることを特徴とする(3)に記載の潤滑剤塗布装置。
(5)前記潤滑剤傾斜補正部の表面には、潤滑剤傾斜補正部表面の上端から下端に向かって連続的に摩擦係数が高くなっていく面が形成されていることを特徴とする(3)に記載の潤滑剤塗布装置。
(6)静電潜像の担持面を有する像担持体と、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の中から選択された少なくとも一つの画像形成プロセスに用いられる手段を纏めて収容可能なプロセスカートリッジにおいて、
前記像担持体の表面に潤滑剤を塗布する装置として(1)乃至(5)のいずれかに記載の潤滑剤塗布装置を備えていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
(7)(1)乃至(5)のいずれかに記載の潤滑剤塗布装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
(8)(6)に記載のプロセスカートリッジを用いることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、潤滑剤保持部材の両端において潤滑剤保持部材の傾斜態位により潤滑剤ホルダとの間での動摩擦係数を異ならせることにより、傾斜しようとする潤滑剤保持部材に摺動抵抗の違いが発生するようになっている。このため、潤滑剤保持部材が傾斜しようとした際にはその傾斜が潤滑剤保持部材の対向面に生じる摩擦抵抗力の違いにより矯正されることになる。これにより、潤滑剤保持部材に支持されている固形潤滑剤と潤滑剤塗布手段との接触を長手方向において均一に維持することができる。この結果、固形潤滑剤の偏摩耗を防止しながら被塗布対象物への潤滑剤の均一塗布が可能となる。
本発明による潤滑剤塗布装置を用いた画像形成装置の構成を説明するための模式図である。 図1に示した画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジの構成を説明するための模式図である。 本発明による潤滑剤塗布装置の要部構成を説明するための模式図である。 図3に示した潤滑剤塗布装置に用いられる潤滑剤傾斜補正部の構成を説明するための斜視図である。 図4に示した潤滑剤傾斜補正部の構成の別例を示す図4相当の斜視図である。 図4に示した潤滑剤傾斜補正部の他の例を説明するための図4相当の斜視図である。 図6に示した他の例の変形例を説明するための図4相当の斜視図である。 本発明による潤滑剤塗布装置の一態様を説明するための模式図である。 図8に示した一態様から変化した状態を説明するための模式図である。 図4に示した潤滑剤傾斜補正部における要部構成に関する変形例を説明するための図である。
以下、図面に示す実施例により本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置の一例を示す模式図であり、同図に示した画像形成装置100は、複数色の画像形成が可能なレーザープリンタを示している。なお、本発明は、画像形成装置としてプリンタに限らず、複写機やファクシミリ装置あるいは印刷機さらにはこれら各機能を複合させた装置を含むものである。
図1において、画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に色分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な像担持体としての感光体ドラム20Y、20M、20C、20Bkを並設したタンデム構造が採用されている。以下、各部材の詳細について説明する。
図1に示す構成の画像形成装置100は、各感光体ドラム20Y、20M、20C、20Bkに形成された可視像が、各感光体ドラム20Y、20M、20C、20Bkに対峙しながら矢印A1方向に移動可能な無端ベルトが用いられる中間転写体(以下、中間転写ベルトという)11に対して1次転写行程を実行してそれぞれの画像が重畳転写され、その後、記録シートなどが用いられる転写紙Sに対して2次転写行程を実行することで一括転写されるようになっている。
各感光体ドラムの周囲には、感光体ドラムの回転に従い画像形成処理するための装置が配置されており、図1においてイエロー(Y)画像形成を行う感光体ドラム20Yを対象として説明すると、感光体ドラム20Yの回転方向に沿って画像形成処理を行う帯電装置30Y,現像装置40Y、1次転写ローラ12Yおよびクリーニング装置50Yが配置されている。
帯電後に行われる書き込みは、後述する光走査装置8が用いられる。なお、感光体ドラム12Yには、これに対向してクリーニング装置50Yによる残留トナーの除去後に除電を行う除電装置(図示されず)も設けられている。
図1に示す構成において、イエロー画像の形成を対象とする位置に配置されている感光体ドラム20Yおよびこれに対峙する帯電装置30Y,現像スリーブ40A(図2参照)を備えた現像装置40Yおよびクリーニング装置50Yは、図2を用いて後述するプロセスカートリッジに纏めて収納されており、プロセスカートリッジは画像形成装置100に対して着脱可能に設けられることにより一括して消耗部品を交換できる構成とされている。なお、図1において、書き込み装置8から出射される書き込みレーザ光は一点鎖線で示されている。
中間転写ベルト11に対する重畳転写は、中間転写ベルト11がA1方向に移動する過程において、各感光体ドラム20Y、20M、20C、20Bkに形成された可視像が、中間転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写されるよう、中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム20Y、20M、20C、20Bkに対向して配設された1次転写ローラ12Y、12M、12C、12Bkによる電圧印加によって、A1方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
各感光体ドラム感光体ドラム20Y、20M、20C、20Bkは、A1方向の上流側からこの順で並んでいる。各感光体ドラム20Y、20M、20C、20Bkは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像をそれぞれ形成するための画像ステーションを構成するプロセスカートリッジに備えられている。
画像形成装置100は、各色の画像形成処理を行う4つの作像ステーションと、各感光体ドラム20Y,20M,20C,20Bkの上方に対向して配設されると共に中間転写ベルト11および1次転写ローラ12Y、12M、12C、12Bkを備えた転写ベルトユニット10と、中間転写ベルト11に対向して配設され中間転写ベルト11に従動し、連れ回りする2次転写手段としての転写ローラである2次転写ローラ5と、中間転写ベルト11に対向して配設され中間転写ベルト11上をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置13と、これら4つの画像ステーションの下方に対向して配設された光書き込み装置としての光走査装置8とを有している。
本実施例における光走査装置8は、光源としての半導体レーザ、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、ミラーおよび回転多面鏡などを装備しており、各感光体ドラム20Y,20M,20C,20Bkに対して色毎に対応した書き込み光(図1において、前述したように一点鎖線で示す部分)を出射して感光体ドラム20Y,20M,20C,20Bkに静電潜像を形成する構成とされている。
画像形成装置100には、感光体ドラム20Y,20M,20C,20Bkと中間転写ベルト11との間に向けて搬送される転写紙Sを積載した給紙カセットを有するシート給送装置61と、シート給送装置61から搬送されてきた記録紙Sを、画像ステーションによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、各感光体ドラム20Y,20M,20C,20Bkと中間転写ベルト11との間の転写部に向けて繰り出すレジストローラ対4と、転写紙Sの先端がレジストローラ対4に到達したことを検知する図示しないセンサとが設けられている。
画像形成装置100には、トナー像が転写された転写紙Sにトナー像を定着させるための熱ローラ定着方式の定着ユニットとしての定着装置62と、定着済みの転写紙Sを画像形成装置100の本体外部に排出する排紙ローラ7と、画像形成装置100の本体上部に配設され排出ローラ7により画像形成装置100の本体外部に排出された転写紙Sを積載する排紙トレイ17と、排紙トレイ17の下側に位置し、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを充填されたトナーボトル9Y、9M、9C、9Bkとが備えられている。
転写ベルトユニット10は、中間転写ベルト11、1次転写ローラ12Y、12M、12C、12Bkの他に、中間転写ベルト11が掛け回されている懸架ローラに相当している2次転写バックアップローラ72,クリーニングバックアップローラ73およびテンションローラ74を有している。
クリーニングバックアップローラ73およびテンションローラ74は、中間転写ベルト11に対する張力付勢手段としての機能も備えており、このため、これらローラには、バネなどを用いた付勢手段が設けられている。このような転写ベルトユニット10と、1次転写ローラ12Y、12M、12C、12Bkと、2次転写ローラ5と、クリーニング装置13とで転写装置71が構成されている。
シート給送装置61は、画像形成装置100の本体下部に配設されており、最上位の転写紙Sの上面に当接する給紙ローラとしての給送ローラ3を有しており、給送ローラ3が反時計回り方向に回転駆動されることにより、最上位の転写紙Sをレジストローラ対4に向けて給送するようになっている。
定着装置62は、熱源を内部に有する加熱ローラ62Aおよび定着ローラ62Bに掛け回された定着ベルト62Cと、定着ローラ62Bに対向して圧接されている加圧ローラ63とを有しており、トナー像を担持した転写紙Sを定着ベルト62Bと加圧ローラ63との圧接部である定着部に通すことで、熱と圧力との作用により、担持したトナー像を転写紙Sの表面に定着するようになっている。
転写装置71に装備されているクリーニング装置13は、詳細な図示を省略するが、中間転写ベルト11に対向当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有しており、中間転写ベルト11上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、中間転写ベルト11をクリーニングするようになっている。クリーニング装置13はまた中間転写ベルト11から除去した残留トナーを搬出し廃棄するための図示しない排出手段を有している。
転写ベルトユニット10は、前述したように、中間転写ベルト11、1次転写ローラ12Y、12M、12C、12Bkの他に、中間転写ベルト11が掛け回されている懸架ローラに相当している2次転写バックアップローラ72,クリーニングバックアップローラ73およびテンションローラ74を備えた構成である。
図2は、各色の作像部に設けられている感光体ドラムを対象とする画像形成処理に用いられる帯電装置、現像装置およびクリーニング装置を共に纏めてプロセスカートリッジの構成を示している。
図2において、プロセスカートリッジPCは、例えば、樹脂成形された筐体で構成され、プロセスカートリッジPCの筐体101における転写ベルト(図示されないが、図1において符号11で示す部材)に対向する壁部には、感光体ドラム(便宜上、色の種別を示す符号を外して数字のみで示す)20の一部を露出させるための開口PC1および書き込み装置(図示されず)側に対向する底面101Aには、書き込み光の導入口PC2がそれぞれ形成されている。
一方、プロセスカートリッジPC内には、現像装置40を構成する現像ユニットが設けられており、現像ユニット内には感光体ドラム20と対向する現像スリーブ40Aと、現像スリーブ40Aよりも下方の位置で現像スリーブ40Aが収容されている空間とは別の空間に配置されて現像剤を現像スリーブ40Aに向けて供給搬送する搬送部材としての第1,第2の搬送スクリュー401,402と、現像スリーブ40上に担持される現像剤の層厚を規定するドクターブレード403とが設けられている。
第1,第2の搬送スクリュー401,402が、傾斜している底面101Aに対して水平方向に並置され、第1の搬送スクリュー401に対して現像スリーブ40Aは、搬送スクリュー401の中心を通過する垂直線(図示されず)に対して水平方向に離れた関係で位置決めされている。
一方、現像剤に含まれるトナーは消費されると画像濃度が低下することから補給対象となるものであり、補給の際には搬送スクリューにおける上部あるいは軸方向端部から注ぎ込まれる状態で補給されることがある。
トナーの補給は、トナー濃度センサなどの検知手段による現像剤濃度の検知結果に応じてトナー補給部に収容されているトナーを繰り出す補給部材の回転量を制御することで行われるが、補給されたトナーは、現像槽内に収容されている現像剤に注がれると、補給部材の近傍に配置されている搬送スクリューにより撹拌混合されて現像スリーブに向け供給されるようになる。
補給されたトナーは、図2に示した構成から明らかなように、トナーの落下位置に対応する搬送スクリューにより撹拌されながら移動すると共に循環する過程において現像剤と撹拌混合されて必要な帯電量および現像剤中に混ぜられる。
図2において感光体ドラム20に対する帯電行程を実行する帯電装置30は、帯電部材として導電性芯金の外側に中抵抗の弾性層を被覆して構成される帯電ローラ30Aを備える。帯電ローラ30Aは、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。帯電ローラ30Aは、感光体ドラム20に対して微小な間隙をもって配設されている。この微小な間隙は、例えば、帯電ローラ30Aの両端部の非画像形成領域に一定の厚みを有するスペーサ部材を巻き付けるなどして、スペーサ部材の表面を感光体1表面に当接させることで、設定することができる。また、帯電ローラ30Aには、帯電ローラ30Aの表面に接触してクリーニングする帯電クリーニング部材30Bが設けられている。
トナー像を転写した後の感光体ドラム20の表面をクリーニングするクリーニング装置50は、クリーニングブレード50Aを感光体ドラム20の表面に当接させて異物を除去するようになっている。
プロセスカートリッジPCの内部には、感光体ドラム20に対する潤滑剤の供給手段として潤滑剤塗布装置80が設けられている。
潤滑剤塗布装置80は、その構成の詳細を後で説明するが、潤滑剤保持部材(図示されず)により支持されている固形潤滑剤80Aと、固形潤滑剤80Aに接触して削り取った潤滑剤を被塗布対象物である感光体ドラム200の表面に供給する潤滑剤塗布手段としてのブラシローラ80Bと、潤滑剤保持部材を被塗布対象物である感光体ドラム20に向けて押圧可能な潤滑剤保持部材押圧手段としてのバネなどの弾性体80Cとを備えている。
固形潤滑剤80Aは、図2を示す紙面と直角な方向に長手方向を有する直方体状に形成されており、これに接触するブラシローラ80Bも軸方向を固形潤滑剤80Aの長手方向に平行させている。
以上のような潤滑剤塗布装置80の構成を対象として本実施例の特徴について以下に説明する。
本実施例の特徴は、固形潤滑剤80Aが弾性体80Cの付勢により感光体ドラム20に向け移動する際に、その長手方向において傾斜した場合の傾斜補正が行える構成を備えている点にある。
図3は、潤滑剤塗布装置80の要部構成を説明するための模式図である。
同図において潤滑剤塗布装置80は、固形潤滑剤80Aに接触して回転移動可能なブラシローラ80Bと、固形潤滑剤80Aを挟んでブラシローラ80Bと対向する位置で固形潤滑剤80Aを支持する潤滑剤保持部材80Dを備えており、潤滑剤保持部材80Dは、潤滑剤ホルダ90の内部において摺動可能に収容されている。
潤滑剤保持部材80Dを被塗布部材である感光体ドラム(図示されず)に向けて押圧する押圧手段として用いられる弾性体である弾性体80Cは、潤滑剤保持部材80Dに基端が回動可能に支持されて揺動可能な一対の支持脚80C1の揺動端側に延長方向両端が掛け止められている。
支持脚80C1は、弾性体80Cの牽引によって起立する付勢を与えられることにより、支持している固形潤滑剤80Aをブラシローラ80Bの軸法で均一に押圧するようになっている。
一方、潤滑剤保持部材80Dは、ブラシローラ80Bの軸方向と平行する長手方向を有しており、その長手方向は、摺動方向と同一面において直角な方向に相当している。そして、潤滑剤保持部材80Dにおける長手方向両端には、本実施例の特徴部である、潤滑剤傾斜補正部91が潤滑剤保持部材80Dに一体化されて設けられている。
潤滑剤傾斜補正部91は、潤滑剤保持部材80Dの摺動方向における固形潤滑剤の支持面側を基端として撓み変形可能な片持ち梁状の片部を有した半円筒状の板バネ材などにより構成されており、片部の形状復元力により潤滑剤ホルダ90の内面に圧接することができる部材である。
片部は潤滑剤ホルダ90の内面90Aに対向して接触部となる面であり、図3に示すように、潤滑剤保持部材80Dの非傾斜時において潤滑剤ホルダ90の内面90Aに対して頂点稜線(図3中、符号Lで示す線)が内面90Aに対向接触している。
潤滑剤傾斜補正部91は、潤滑剤保持部材80Dが自身の摺動方向に沿った傾斜態位により潤滑剤ホルダ90の内面90Aに対する接触部の対向面を変化させるようになっており、対向面の接触状態によって動摩擦係数が異なるようになっている。そのための構成は、図4に示されている。
図4において、潤滑剤傾斜補正部91は、潤滑剤ホルダ90の内面90Aに対向する接触部の表面において、潤滑剤保持部材80Dの非傾斜時における頂点稜線Lを基準として、潤滑剤保持部材80Dの摺動方向に沿って摩擦係数の異なる領域L1,L2が設けられている。
領域L1は、頂点稜線Lを基準として支持脚80C1側に傾斜した潤滑剤保持部材80Dの長手方向端部が潤滑剤ホルダ90の内面90Aに対向する領域であり(図4では、上側の領域)、領域L2は、頂点稜線Lを基準として固形潤滑剤80A側に向けて傾斜した潤滑剤保持部材80Dの長手方向端部が潤滑剤ホルダ90の内面に対向する領域(図4では、下側の領域)である。
領域L1,L2での動摩擦係数の関係は、領域L2の動摩擦係数の方が領域L1の動摩擦係数よりも高くなる関係に設定されている。なお図4では、摩擦係数の違いをドットの細かさによって表現してある。
つまり、頂点稜線Lを基準として支持脚80C1側に傾斜した潤滑剤保持部材80Dの長手方向端部が潤滑剤ホルダ90の内面90Aに対向する領域L1での摩擦係数に対して、頂点稜線Lを基準として固形潤滑剤80A側に向けて傾斜した潤滑剤保持部材80Dの長手方向端部が潤滑剤ホルダ90の内面に対向する領域L2での摩擦係数の方が高くされている。
領域L1,L2における摩擦係数を異ならせるための構成としては、図4に示すように、領域L1およびL2に対して、摩擦係数の異なる(L1での摩擦係数<L2での摩擦係数)シートを貼付した構成、あるいは図5に示すように、領域L1側の表面に潤滑剤傾斜補正部91の素材の表面が持つ摩擦係数よりも小さい摩擦係数を有したシートを貼付し、領域L2は潤滑剤傾斜補正部91の素材表面での摩擦係数とする構成を採用することができる。
また、図4,図5に示した構成とは別の構成としては、図6に示すように頂部稜線L近傍で段階的に摩擦係数(μ1,μ2,μ3)を異ならせた領域(L1,L2,L3)を設け、具体的には、潤滑剤保持部材8Dが固形潤滑剤に向け移動する摺動方向上流側から下流側にかけて各領域での摩擦係数が順次、段階的に高くなるようにしたり(図6においてμ1<μ2<μ3で示す関係)、あるいは、図7に示すように、頂部稜線L近傍で連続的に摩擦係数を変化させるようにしても良い。なお、図7では、摩擦係数の違いをドットの数の多少により表現している。
本実施例は以上のような構成であるから、潤滑剤保持部材80Dの非傾斜時には、図8に示すように、潤滑剤傾斜補正部90と潤滑剤ホルダ90の内面90Aとの対向面での摩擦力(図8中、矢印で示す力)が潤滑剤保持部材80Dの両側で同じとなる。このときには、弾性体80Cの付勢により潤滑剤保持部材80Dがブラシローラ80B側に向け押圧されると、ブラシローラ80Bの軸線方向で固形潤滑剤80Aが均一な接触を行う。
一方、潤滑剤保持部材80Dが摺動不良などによって長手方向で傾斜した場合には、図9に示すように、潤滑剤保持部材80Dの長手方向両端に設けられている潤滑剤傾斜補正部91の接触部が潤滑剤ホルダ90の内面90Aに対する対向面を変化させる。
潤滑剤傾斜補正部91において、領域L2が潤滑剤ホルダ90の内面90Aに接触すると、高い摩擦係数を持つ領域L2が受ける内面90Aからの摩擦抵抗力により潤滑剤傾斜保持部材91がそれ以上の傾斜を抑制される一方、領域L1が潤滑剤ホルダ90の内面90Aに接触すると、低い摩擦係数を持つ領域L1が受ける摩擦抵抗力が領域L1で受けるそれよりも弱いので弾性体80Cによる押圧付勢を受けると固形潤滑剤80Aに向けた摺動が行いやすくなる。なお、図9においては、摩擦抵抗力の大きさを矢印の大きさによって表示してある。
このため、潤滑剤保持部材80Dは、その長手方向一方側での摺動が抑制され、長手方向他方での摺動が促進されることになるので、弾性体80Cからの押圧付勢力を受けると傾斜態位が矯正されてブラシローラ80Bの軸方向に平行して固形潤滑剤80Aをブラシローラ80Bの軸方向に均一接触させることになる。
本実施例においては、潤滑剤保持部材の長手方向両端に設けた潤滑剤傾斜補正部91とこれに対向する潤滑剤ホルダ90の内面90Aとの摩擦係合を異ならせるようにするだけで、長手方向において一方側が制動され、他方側が摺動しやすい状態を得ることができる。これにより、固形潤滑剤の長手方向各端部を平行移動させるためのリンク機構などを要することなく簡単な構成により固形潤滑剤80Aとブラシローラ80Bとの軸方向での均一接触を維持することができる。
次に本実施例の要部構成の変形例について説明する。
図10は、潤滑剤傾斜補正部91の変形例を示す図であり、同図において潤滑剤傾斜補正部91は、半円筒状の片部に裏当て部材92を設けている。
つまり、片部は片持ち梁状の構造であるので、潤滑剤ホルダ90の内面90Aとの接触による撓み変形および形状復元を繰り返す部分であるため、繰り返し荷重による脆性が原因して塑性変形や破損を起こす虞がある。そこで、本実施例においては、塑性変形を防止するために片部に用いられる材質よりも剛性の高い材質の板状部材で構成された裏当て部材92を用いて片部の剛性低下を防止するようになっている。これにより、片部での撓み変形、換言すれば、弾性変形を生じさせる弾性の消失を防止して上述した摩擦係数の変化を確保できる。
100 画像形成装置
20 感光体ドラム
80 潤滑剤塗布装置
80A 固形潤滑剤
80B ブラシローラ
80C 弾性体
80C1 支持脚
80D 潤滑剤保持部材
90 潤滑剤ホルダ
90A ホルダの内面
91 潤滑剤傾斜補正部
L 頂部稜線
L1,L2,L3 頂部稜線を基準として区分される領域
特開昭56−154778号公報 特開2007−140377号公報 特開2008−139752号公報

Claims (8)

  1. 固形潤滑剤と、
    前記固形潤滑剤を支持する潤滑剤保持部材と、
    前記固形潤滑剤および潤滑剤保持部材を収容する潤滑剤ホルダと、
    前記固形潤滑剤を掻き取ることにより被塗布対象物に固形潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、
    前記潤滑剤保持部材と前記潤滑剤ホルダとの間に該潤滑剤保持部材を前記被塗布対象物に向けて押圧可能な潤滑剤保持部材押圧手段とを備えた潤滑剤塗布装置において、
    前記潤滑剤保持部材の両端には潤滑剤傾斜補正部が設けられ、
    前記潤滑剤傾斜補正部は、前記潤滑剤保持部材の傾斜時に前記潤滑剤保持部材における前記固形潤滑剤側に傾斜した方の接触部での前記潤滑剤ホルダとの間の動摩擦係数が、前記押圧部材側に傾斜した方の接触部での前記潤滑剤ホルダとの間の動摩擦係数よりも高いことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  2. 前記潤滑剤傾斜補正部は、半円筒形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の潤滑剤塗布装置。
  3. 前記潤滑剤傾斜補正部は、摩擦係数の異なる少なくとも2つの領域が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の潤滑剤塗布装置。
  4. 前記潤滑剤傾斜補正部は、
    前記固形潤滑剤が非傾斜時に前記潤滑剤傾斜補正部が前記潤滑剤ホルダ内面に接触する稜線を含む前記固形潤滑剤側の前記潤滑剤傾斜補正部材の表面には、前記潤滑剤傾斜補正部材の潤滑剤保持部材押圧手段側の表面よりも低い摩擦係数を有する面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の潤滑剤塗布装置。
  5. 前記潤滑剤傾斜補正部の表面には、潤滑剤傾斜補正部表面の上端から下端に向かって連続的に摩擦係数が高くなっていく面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の潤滑剤塗布装置。
  6. 静電潜像の担持面を有する像担持体と、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の中から選択された少なくとも一つの画像形成プロセスに用いられる手段を纏めて収容可能なプロセスカートリッジにおいて、
    前記像担持体の表面に潤滑剤を塗布する装置として、請求項1乃至5のいずれかに記載の潤滑剤塗布装置を備えていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載の潤滑剤塗布装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6に記載のプロセスカートリッジを用いることを特徴とする画像形成装置。
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