JP5228338B2 - 毛髪洗浄剤 - Google Patents

毛髪洗浄剤 Download PDF

Info

Publication number
JP5228338B2
JP5228338B2 JP2007046558A JP2007046558A JP5228338B2 JP 5228338 B2 JP5228338 B2 JP 5228338B2 JP 2007046558 A JP2007046558 A JP 2007046558A JP 2007046558 A JP2007046558 A JP 2007046558A JP 5228338 B2 JP5228338 B2 JP 5228338B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
hair
salt
salts
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007046558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008208071A (ja
Inventor
沙織 池田
博人 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP2007046558A priority Critical patent/JP5228338B2/ja
Publication of JP2008208071A publication Critical patent/JP2008208071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5228338B2 publication Critical patent/JP5228338B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は毛髪洗浄剤に関し、詳細にはちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性に優れ、必要に応じ毛髪にハリコシ感を付与し、使用後に不自然な感触や風合いがなく、繰り返し処理しても毛髪を損傷させることのない毛髪洗浄剤に関するものである。
これまで、ちぢれ毛やちぢれ毛に起因するスタイリングに関する悩みを抱える人は少なくなかったが、近年のカラーリング処理やブリーチ処理の一般化に伴い、毛髪の損傷が進行し、ちぢれ毛や毛髪のうねりを矯正することが一層困難になった。さらに、経時で毛髪が広がり、まとまらないといった不具合も多く見られるようになってきている。また、毛髪の損傷に伴い、ハリコシ感が低下する等の不具合も増加している。
一般に、ちぢれ毛を矯正(直毛化)する方法としては、ストレートパ−マ処理(以下、「パ−マ処理」という)が広く行われている。該パ−マ処理は、毛髪内部のケラチン蛋白質のS−S結合をチオグリコール酸等の還元剤で一旦切断し、高温のヘアアイロン等でちぢれ毛を強制的にストレート形状に変形した後、臭素酸カリウム等の酸化剤で処理してS−S結合を再度結合させる方法である。
このように、上記パーマ処理は、化学反応を伴うだけではなく、パーマ処理後にS−S結合が完全には元に戻らないため、毛髪表面に位置するキューティクルの損傷や剥離、毛髪内部成分の変性や流出等が避けられない。そのため、頻繁にパーマ処理を行うことは、毛髪に深刻なダメージを与えてしまうため好ましくなく、また、上記カラーリング処理や上記ブリーチ処理によって傷んだ髪にさらにパーマ処理を行うと、毛髪の損傷が著しく進行するという問題がある。また、毛髪の損傷に伴い、ハリコシ感が低下する等の不具合もある。
このような問題を解決するために、パ−マ処理によらず、特定の有機酸(特許文献1〜8参照)や、特定の有機カルボン酸や有機スルホン酸(特許文献9参照)を毛髪内部に浸透させて、毛髪自体を持続的に改質させ、ちぢれ毛の矯正やハリコシ感を付与する試みがなされている。しかしながら、これらの文献に開示されている特定の有機酸のちぢれ毛矯正効果やハリコシ感を付与する効果は未だ低く、十分な効果を上げるためにはパーマ剤と併用するか、処理条件を厳しくする必要があり、処理による毛髪損傷が避けられなかった。
また、広がりやすい毛髪にまとまり性を付与する目的でアミノ変性オルガノポリシロキサンをシャンプーに配合する技術が提案されているが(特許文献10、11)、このような毛髪洗浄剤はすすぎ後の毛髪表面にシリコーン化合物を付着させ、まとまり性の悪さを一時的に解決することはできるが、ちぢれ毛のまとまり性を本質的に改善できるものではなく、多量のシリコーン化合物を用いても、べたつく等の不具合が発現する。
特開平5−43422号公報 特開平5−43425号公報 特開平5−43426号公報 特開平6−298629号公報 特開平8−92043号公報 特開2002−363042号公報 特開2004−2242号公報 特開2004−182653号公報 特開2005−194261号公報 特開昭63−307810号公報 特開平7−61913号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、パーマ処理をすることなく、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果を有し、毛髪のまとまり性に優れ、必要に応じ毛髪にハリコシ感を付与し、使用後に不自然な感触や風合いがなく、繰り返し処理しても毛髪を損傷させることのない毛髪洗浄剤を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、(C)アニオン性界面活性剤を含有する毛髪洗浄剤において、特定の(A)有機酸又はその塩と、特定の(B)有機酸又はその塩を2種以上とを併用して用いることで、顕著なちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果を、パーマ処理をすることなく簡便に得ることができ、かつ毛髪のまとまり性を得られ、必要に応じ毛髪にハリコシ感を付与し、使用後に不自然な感触や風合いがなく、繰り返し処理しても毛髪を損傷させることがないことを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、下記発明を提供する。
[1].(A)セリン0.1〜10質量%と、(B)グリコール酸及びその塩、乳酸及びその塩、酒石酸及びその塩、レブリン酸及びその塩、並びにイセチオン酸及びその塩から選ばれる2種以上の有機酸又はその塩0.1〜10質量%と、(C)アニオン性界面活性剤0.5〜30質量%とを含有し、pHが2.0〜10.0である毛髪洗浄剤。
[2].(B)成分が、(B1)乳酸及びその塩と、(B2)イセチオン酸及びその塩との組み合わせである[1]記載の毛髪洗浄剤。
[3].pHが2.5〜8.0である[1]又は[2]記載の毛髪洗浄剤。
[].さらに、(D)有機溶剤0.1〜50質量%を含有することを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の毛髪洗浄剤。
[].さらに、(E)シリコーン化合物を含有することを特徴とする[1]〜[]のいずれかに記載の毛髪洗浄剤。
[].(A)成分/(B)成分(質量比)が、5/95〜70/30である[1]〜[]のいずれかに記載の毛髪洗浄剤。
[].縮毛用毛髪洗浄剤である[1]〜[]のいずれかに記載の毛髪洗浄剤。
[].ちぢれ毛・毛髪のうねり矯正用毛髪洗浄剤である[1]〜[]のいずれかに記載の毛髪洗浄剤。
本発明によれば、パーマ処理をすることなく、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果を有し、毛髪のまとまり性に優れ、必要に応じ毛髪にハリコシ感を付与し、使用後に不自然な感触や風合いがなく、繰り返し処理しても毛髪を損傷させることのない毛髪洗浄剤を提供することができる。
本発明の毛髪洗浄剤は、下記(A)有機酸群から選ばれる有機酸又はその塩と、下記(B)有機酸群から選ばれる2種以上の有機酸又はその塩と、(C)アニオン性界面活性剤とを含有するものである。
(A)有機酸群は、下記からなる有機酸群であり、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。下記一般式(1)で表される安息香酸誘導体及びその塩、下記一般式(2)で表される2−フランカルボン酸誘導体及びその塩、下記一般式(3)で表されるα−ケトカルボン酸誘導体及びその塩、下記一般式(4)で表される炭素数5〜11のオレフィンスルホン酸誘導体及びその塩、下記一般式(5)で表されるベンゼンスルホン酸誘導体及びその塩、下記一般式(6)で表される炭素数4〜12のアルカンスルホン酸誘導体及びその塩、下記一般式(7)で表される炭素数4〜10のアルコール硫酸化物誘導体及びその塩、10−カンファースルホン酸及びその塩、イノシトールリン酸及びその塩、並びにアミノ酸及びその塩
(i)下記一般式(1)で表される安息香酸誘導体及びその塩
Figure 0005228338
(式中、R1〜R5のうち、2つがそれぞれ独立に(a)水酸基、(b)フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、及びニトロ基、並びに(c)メトキシ基、及びエトキシ基から選ばれる1種の置換基のいずれかを示し、残りの3つがそれぞれ独立に(d)水素原子、(e)炭素数1〜3の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、及び炭素数1〜3の直鎖又は分岐鎖のアルケニル基、並びに(f)カルボキシル基のいずれかを示す。)
一般式(1)で表される安息香酸誘導体としては、具体的には、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロキシ−4−メチル安息香酸、3,4−ジヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,3−ジフルオロ安息香酸、2,4−ジフルオロ安息香酸、2,5−ジフルオロ安息香酸、2,6−ジフルオロ安息香酸、3,4−ジフルオロ安息香酸、3,5−ジフルオロ安息香酸、2,3−ジクロロ安息香酸、2,4−ジクロロ安息香酸、2,5−ジクロロ安息香酸、2,6−ジクロロ安息香酸、3,4−ジクロロ安息香酸、3,5−ジクロロ安息香酸、2,3−ジブロモ安息香酸、2,4−ジブロモ安息香酸、2,5−ジブロモ安息香酸、2,6−ジブロモ安息香酸、3,4−ジブロモ安息香酸、3,5−ジブロモ安息香酸、2,3−ジメトキシ安息香酸、2,4−ジメトキシ安息香酸、2,5−ジメトキシ安息香酸、2,6−ジメトキシ安息香酸、3,4−ジメトキシ安息香酸、3,5−ジメトキシ安息香酸、2−クロロ−6−フルオロ安息香酸、2−ブロモ−6−フルオロ安息香酸、2−クロロ−6−ブロモ安息香酸、5−フルオロサリチル酸、3−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メトキシサリチル酸、4−メトキシサリチル酸、5−メトキシサリチル酸、6−メトキシサリチル酸、3−ヒドロキシ−4−メトキシ安息香酸、4−ヒドロキシ−3−メトキシ安息香酸、3−クロロ−4−フルオロ安息香酸、4−クロロ−2−フルオロ安息香酸、2−クロロ−4−フルオロ安息香酸、3−ブロモ−4−フルオロ安息香酸、3−フルオロ−4−メトキシ安息香酸、5−フルオロ−2−メトキシ安息香酸、2−フルオロ−6−メトキシ安息香酸、5−ブロモ−2−クロロ安息香酸、4−クロロ−2−メトキシ安息香酸、5−クロロ−2−メトキシ安息香酸、2−ブロモ−5−メトキシ安息香酸等が挙げられる。一般式(1)で表される安息香酸誘導体及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性の向上効果、及びハリコシ感を付与する効果に優れる点から、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、6−フルオロサリチル酸、6−クロロサリチル酸、6−ブロモサリチル酸、6−メトキシサリチル酸、2,6−ジヒドロキシ−4−メチル安息香酸、2,6−ジクロロ安息香酸、2,6−ジフルオロ安息香酸、2,6−ジブロモ安息香酸、2,6−ジメトキシ安息香酸、及びこれらの塩等が特に好ましい。
(ii)下記一般式(2)で表される2−フランカルボン酸誘導体及びその塩
Figure 0005228338
(式中、R6〜R8のうち、3つがそれぞれ独立に(a)水素原子、(b)炭素数1〜3の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、及び炭素数1〜3の直鎖又は分岐鎖のアルケニル基、(c)水酸基、(d)メトキシ基、及びエトキシ基、並びに(e)フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、及びニトロ基から選ばれる1種の置換基のいずれかを示す。)
一般式(2)で表される2−フランカルボン酸誘導体としては、具体的には、2−フランカルボン酸、5−メチル−2−フランカルボン酸、3−メチル−2−フランカルボン酸、5−エチル−2−フランカルボン酸、5−ヒドロキシ−2−フランカルボン酸、5−メトキシ−2−フランカルボン酸、5−エトキシ−2−フランカルボン酸、5−フルオロ−2−フランカルボン酸、5−クロロ−2−フランカルボン酸、3,4−ジクロロ−2−フランカルボン酸、5−ブロモ−2−フランカルボン酸、3,4−ジブロモ−2−フランカルボン酸、3,5−ジブロモ−2−フランカルボン酸、4,5−ジブロモ−2−フランカルボン酸、5−ニトロ−2−フランカルボン酸等が挙げられる。一般式(2)で表される2−フランカルボン酸誘導体及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、及び毛髪のまとまり性を向上する効果に優れる点から、2−フランカルボン酸、5−ブロモ−2−フランカルボン酸、5−ニトロ−2−フランカルボン酸、及びこれらの塩が特に好ましい。
(iii)下記一般式(3)で表されるα−ケトカルボン酸誘導体及びその塩
Figure 0005228338
(式中、R9は炭素数4〜10の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、炭素数4〜10の直鎖又は分岐鎖のアルケニル基、及び炭素数4〜10の直鎖又は分岐鎖のアリール基から選ばれる1種の置換基を表す。これらの置換基の水素原子の一部又は全部が、ヒドロキシ基、アルコキシ基、及びアシルオキシ基から選ばれる1種又は2種以上で置換されていてもよい。)
一般式(3)で表されるα−ケトカルボン酸誘導体としては、具体的には、2−オキソカプロン酸、3−メチル−2−オキソ吉草酸、4−メチル−2−オキソ吉草酸、3,3−ジメチル−2−オキソ酪酸、2−オキソヘプタン酸、3−メチル−2−オキソカプロン酸、2−オキソ−オクタン酸、3−メチル−2−オキソヘプタン酸、2−オキソ−ノナン酸、3−メチル−2−オキソオクタン酸、2−オキソデカン酸、3−メチル−2−オキソノナン酸、2−オキソウンデカン酸、3−メチル−2−オキソデカン酸、2−オキソラウリン酸、3−メチル−2−ウンデカン酸、フェニルグリオキシル酸(ベンゾイルギ酸)、p−トリルグリオキシル酸、(m−メトキシフェニル)グリオキシル酸、(p−メトキシフェニル)グリオキシル酸、キシリルグリオキサル酸、メシチルグリオキシル酸、フェニルピルビン酸、4−フェニル−2−オキソ酪酸、2−オキソ−4−フェニル−3−ブテン酸、1−ナフタレングリコール酸、2−ナフタレングリコール酸等が挙げられる。一般式(3)で表されるα−ケトカルボン酸誘導体及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性を向上する効果、及びハリコシ感を付与する効果に優れる点から、フェニルグリオキシル酸、フェニルピルビン酸、及びこれらの塩が特に好ましい。
(iv)下記一般式(4)で表される炭素数5〜11のオレフィンスルホン酸誘導体及びその塩
10−SO3H (4)
(式中、R10は炭素数5〜11の直鎖又は分岐鎖のアルケニル基を示し、水素原子の一部又は全部がヒドロキシ基、アルコキシ基、及びアシルオキシ基から選ばれる1種又は2種以上で置換されていてもよい。)
一般式(4)で表されるオレフィンスルホン酸誘導体及びその塩は、R10の炭素数が5〜11のものであれば二重結合の位置は特には限定されないが、該炭素数としては6〜10がより好ましい。なお、該炭素数が4以下又は12以上のオレフィンスルホン酸誘導体及びその塩では、本発明の効果が得られにくい場合がある。
一般式(4)で表される炭素数5〜11のオレフィンスルホン酸としては、具体例には、1−ペンテン−1−スルホン酸、2−ペンテン−1−スルホン酸、3−ペンテン−1−スルホン酸、1−ヘキセン−1−スルホン酸、2−ヘキセン−1−スルホン酸、3−ヘキセン−1−スルホン酸、1−ヘプテン−1−スルホン酸、2−ヘプテン−1−スルホン酸、3−ヘプテン−1−スルホン酸、1−オクテン−1−スルホン酸、2−オクテン−1−スルホン酸、3−オクテン−1−スルホン酸、1−ノネン−1−スルホン酸、2−ノネン−1−スルホン酸、3−ノネン−1−スルホン酸、1−デセン−1−スルホン酸、2−デセン−1−スルホン酸、3−デセン−1−スルホン酸、1−ウンデセン−1−スルホン酸、2−ウンデセン−1−スルホン酸、3−ウンデセン−1−スルホン酸等が挙げられる。一般式(4)で表される炭素数5〜11のオレフィンスルホン酸誘導体及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性を向上する効果に優れる点から、1−ヘキセン−1−スルホン酸、2−ヘキセン−1−スルホン酸、1−ヘプテン−1−スルホン酸、2−ヘプテン−1−スルホン酸、1−オクテン−1−スルホン酸、2−オクテン−1−スルホンサン、1−ノネン−1−スルホン酸、2−ノネン−1−スルホンサン、1−デセン−1−スルホンサン、2−デセン−1−スルホン酸、及びこれらの塩が好ましい。
(v)下記一般式(5)で表されるベンゼンスルホン酸誘導体及びその塩
Figure 0005228338
(式中、R11〜R15は、それぞれ独立に(a)炭素数1〜8の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、(b)炭素数2〜8の直鎖又は分岐鎖のアルケニル基、(c)炭素数1〜8の直鎖又は分岐鎖のヒドロキシアルキル基、(d)水酸基、(e)スルホン酸基、(f)水素原子、(g)カルボキシル基、(h)アミノ基、(i)炭素数1〜8のアルコキシ基、並びに(j)フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、及びニトロ基から選ばれる1種の置換基のいずれかを示す。)
一般式(5)で表されるベンゼンスルホン酸誘導体としては、具体的には、ベンゼンスルホン酸、o−トルエンスルホン酸、m−トルエンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、o−エチルベンゼンスルホン酸、m−エチルベンゼンスルホン酸、p−エチルベンゼンスルホン酸、o−プロピルベンゼンスルホン酸、m−プロピルベンゼンスルホン酸、p−プロピルベンゼンスルホン酸、o−イソプロピルベンゼンスルホン酸、m−イソプロピルベンゼンスルホン酸、p−イソプロピルベンゼンスルホン酸、p−ブチルベンゼンスルホン酸、p−ヘキシルベンゼンスルホン酸、p−オクチルベンゼンスルホン酸、o−スチレンスルホン酸、m−スチレンスルホン酸、p−スチレンスルホン酸、o−キシレン−3−スルホン酸、o−キシレン−4−スルホン酸、m−キシレン−4−スルホン酸、m−キシレン−5−スルホン酸、p−キシレン−2−スルホン酸、1,2−ベンゼンジスルホン酸、1,3−ベンゼンジスルホン酸、1,4−ベンゼンジスルホン酸、1,3,5−ベンゼントリスルホン酸、ヒドロキノンスルホン酸、カテコール−3−スルホン酸、カテコール−4−スルホン酸、カテコール−3,5−ジスルホン酸、2,4−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸、3,5−ジヒドロキシベンゼンスルホン酸等が挙げられる。一般式(5)で表されるベンゼンスルホン酸誘導体及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性を向上する効果、ハリコシ感を付与する効果に優れる点から、ベンゼンスルホン酸、p−エチルベンゼンスルホン酸、p−スチレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、クメンスルホン酸として知られているp−イソプロピルベンゼンスルホン酸、キシレンスルホン酸(混合キシレンスルホン酸)、ヒドロキノンスルホン酸、1,3−ベンゼンジスルホン酸、及びこれらの塩が特に好ましい。
(vi)下記一般式(6)で表される炭素数4〜12のアルカンスルホン酸誘導体及びその塩
16−SO3H (6)
(式中、R16は炭素数4〜12の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、分子中に水酸基、エステル結合、アミド結合、及びエーテル結合から選ばれる1種又は2種以上を含んでいてもよい。)
一般式(6)で表されるアルカンスルホン酸誘導体及びその塩は、炭素数が4〜12のものであれば特に制限はないが、該炭素数としては6〜8が好ましい。なお、該炭素数が3以下又は13以上のアルカンスルホン酸誘導体及びその塩では、本発明の効果が発揮されにくい場合がある。
一般式(6)で表される炭素数4〜12のアルカンスルホン酸誘導体としては、具体的には、1−ブタンスルホン酸、1−ペンタンスルホン酸、1−ヘキサンスルホン酸、1−ヘプタンスルホン酸、2−エチルヘキシルスルホン酸、1−オクタンスルホン酸、1−ノナンスルホン酸、1−デカンスルホン酸、1−ドデカンスルホン酸、6−ヒドロキシ−1−ヘキサンスルホン酸、8−ヒドロキシ−1−オクタンスルホン酸等が挙げられる。一般式(6)で表される炭素数4〜12のアルカンスルホン酸誘導体及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、1−ヘキサンスルホン酸、1−ヘプタンスルホン酸、1−オクタンスルホン酸、2−エチルヘキシルスルホン酸、6−ヒドロキシ−1−ヘキサンスルホン酸、8−ヒドロキシ−1−オクタンスルホン酸、及びこれらの塩が特に好ましい。これらのアルカンスルホン酸誘導体は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
(vii)下記一般式(7)で表される炭素数4〜10のアルコール硫酸化物誘導体及びその塩
17−OSO3H (7)
(式中、R17は炭素数4〜10の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、分子中に水酸基、エステル結合、アミド結合、及びエーテル結合から選ばれる1種又は2種以上を含んでいてもよい。)
一般式(7)で表されるアルコール硫酸化物及びその塩は、炭素数が4〜10のものであれば特に制限はないが、該炭素数としては6〜8が好ましい。なお、該炭素数が3以下又は11以上のアルカンスルホン酸誘導体及びその塩では、本発明の効果が発揮されにくい場合がある。
一般式(7)で表される炭素数4〜10のアルコール硫酸化物としては、具体的には、1−ブチル硫酸、1−ペンチル硫酸、1−ヘキシル硫酸、1−ヘプチル硫酸、1−オクチル硫酸、1−ノニル硫酸、1−デシル硫酸、2−エチルヘキシル硫酸等が挙げられる。一般式(7)で表される炭素数4〜10のアルコール硫酸化物及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、1−ヘキシル硫酸、1−ヘプチル硫酸、1−オクチル硫酸、及びこれらの塩が好ましい。これらのアルコール硫酸化物は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
(viii)10−カンファースルホン酸及びその塩
10−カンファースルホン酸には、光学異性体が存在するが、本発明においては(+)体、(−)体、及びラセミ体のいずれも使用することができ、10−カンファースルホン酸及びその塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
(ix)イノシトールリン酸及びその塩
イノシトールリン酸としては、具体的には、イノシトール1リン酸、イノシトール2リン酸、イノシトール3リン酸、イノシトール4リン酸、イノシトール5リン酸、イノシトール6リン酸が挙げられる。イノシトールリン酸及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でもフィチン酸としても知られているイノシトール6リン酸及びその塩が、コストと効果の点から好ましい。
(x)アミノ酸及びその塩
アミノ酸としては、具体的には、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシリシン、ヒドロキシプロリン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン等が挙げられる。アミノ酸及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、アルギニン、セリン、グルタミン酸、及びこれらの塩が好ましい。アミノ酸は、グリシンを除き立体異性体が存在するが、D体、L体単独で使用しても、任意の割合で混合して使用してもよい。本発明の(A)有機酸群としては(x)アミノ酸及びその塩が好ましい。
上記(A)有機酸の塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等)、アルカリ土類金属塩(マグネシウム塩、カルシウム塩等)、アンモニア塩、有機アミン化合物塩、有機4級アンモニウム塩等が挙げられる。これらの中でも、効果向上及びコスト低下の点から、ナトリウム塩、カリウム塩、及び有機4級アンモニウム塩が好ましい。これらの塩は、それぞれ1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。また、上記(A)有機酸及び有機酸塩のそれぞれを1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
(A)成分である有機酸群の配合量は、毛髪洗浄剤全量に対して0.1〜20質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜15質量%、さらに好ましくは0.1〜10質量%である。配合量が0.1質量%未満であると、本発明の効果を十分発揮することが困難になるおそれがあり、20質量%を超えると、毛髪洗浄剤の使用直後や使用時から時間経過後にべたつきを生じ、風合いの点で満足できないものとなる場合がある。なお、(A)成分を2種以上用いる場合は、上記配合量は(A)成分の合計量を示す。
(B)有機酸群は、ヒドロキシモノカルボン酸及びその塩、ケトカルボン酸及びその塩(ただし、一般式(3)で表されるα−ケトカルボン酸誘導体及びその塩は除く)、ジヒドロキシジカルボン酸及びその塩、並びにヒドロキシスルホン酸及びその塩からなる有機酸群から選ばれる2種以上の有機酸又はその塩である。
(C)アニオン性界面活性剤を含有する毛髪洗浄剤において、上記(B)有機酸群から、2種以上の有機酸又はその塩を用いることにより、顕著なちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性向上効果を得ることができる。
(i)ヒドロキシモノカルボン酸及びその塩
ヒドロキシカルボン酸としては、具体的には、グリコール酸、乳酸、メチル乳酸、ヒドロキシアクリル酸、ヒドロキシ酪酸、グリセリン酸、グルコン酸、ヒドロキシピバリン酸、マンデル酸、フェニル乳酸、β−ヒドロキシプロピオン酸、β−ヒドロキシブタン酸、β−ヒドロキシペンタン酸等が挙げられる。ヒドロキシカルボン酸及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシピバリン酸、グルコン酸、β−ヒドロキシプロピオン酸、及びこれらの塩が好ましい。
(ii)ケトカルボン酸及びその塩
ケトカルボン酸としては、一般式(3)で表されるα−ケトカルボン酸誘導体以外の化合物であれば特に制限はないが、具体的には、レブリン酸、オキサル酢酸、ケトグルタル酸等が挙げられる。ケトカルボン酸及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、レブリン酸及びその塩が好ましい。
(iii)ジヒドロキシジカルボン酸及びその塩
ジヒドロキシジカルボン酸としては、具体的には、酒石酸、タルトロン酸、フロイオン酸等が挙げられる。ジヒドロキシジカルボン酸及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、酒石酸及びその塩が好ましい。
(iv)ヒドロキシスルホン酸及びその塩
ヒドロキシスルホン酸としては、具体的には、イセチオン酸として知られる2−ヒドロキシエタンスルホン酸、3−ヒドロキシプロパンスルホン酸、4−ヒドロキシブタンスルホン酸等が挙げられる。ヒドロキシスルホン酸及びこれらの塩は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらの中でも、イセチオン酸及びその塩が好ましい。
上記(B)有機酸の塩としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等)、アルカリ土類金属塩(マグネシウム塩、カルシウム塩等)、アンモニア塩、有機アミン化合物塩、有機4級アンモニウム塩等が挙げられる。これらの中でも、効果向上及びコスト低下の点から、ナトリウム塩、カリウム塩、及び有機4級アンモニウム塩が好ましい。これらの塩は、それぞれ1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。また、上記(B)有機酸及び有機酸塩のそれぞれを1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることもできる。
(B)有機酸群から選ばれる有機酸又はその塩としては、グリコール酸及びその塩、乳酸及びその塩、酒石酸及びその塩、レブリン酸及びその塩、並びにイセチオン酸及びその塩から選ばれる2種以上の有機酸又はその塩が好ましい。
(B)成分の配合量は、毛髪洗浄剤全量に対して0.1〜20質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜15質量%であり、さらに好ましくは0.1〜10質量%である。配合量が0.1質量%未満であると、本発明の効果を十分発揮することが、困難におそれがあり、20質量%を超えると、毛髪洗浄剤の使用直後や使用時から時間経過後にべたつきを生じ、風合いの点で満足できないものとなる場合がある。なお、(B)成分の上記配合量は、(B)成分の合計量を示す。
(A)成分である有機酸群と(B)成分である有機酸群の毛髪洗浄剤への好ましい配合比率は、(A)成分/(B)成分(質量比)が5/95〜70/30(質量比)であり、より好ましくは10/90〜60/40(質量比)、さらに好ましくは20/80〜50/50(質量比)である。
(A)有機酸群と(B)有機酸群との好ましい組み合わせとしては、(A)上記一般式(5)で表されるベンゼンスルホン酸誘導体及びその塩、上記一般式(6)で表される炭素数4〜12のアルカンスルホン酸誘導体及びその塩、上記一般式(7)で表される炭素数4〜10のアルコール硫酸化物及びその塩、並びにアミノ酸及びその塩から選ばれる有機酸又はその塩と、(B)グリコール酸及びその塩、乳酸及びその塩、酒石酸及びその塩、レブリン酸及びその塩、イセチオン酸及びその塩から選ばれる2種以上との組み合わせが挙げられる。さらに好ましくは、(A)アミノ酸及びその塩と、(B)乳酸及びその塩と、(B)イセチオン酸及びその塩との組み合わせである。
本発明の(C)成分はアニオン性界面活性剤であり、上記(A)成分と、(B)成分の2種以上と、(C)アニオン性界面活性剤との併用により、優れたちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性を発揮することができる。なお、上記(A)有機酸群中の有機酸又はその塩の中には、界面活性能を有するものがあるので、本発明の(C)アニオン性界面活性剤は、上記(A)有機酸又はその塩を除くものとする。アニオン性界面活性剤としては、具体的には炭素数13〜24のアルカンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸塩、炭素数12〜24のα−オレフィンスルホン酸塩、炭素数9〜24のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル(又はアルケニル)スルホコハク酸塩、ジアルキル(又はジアルケニル)スルホコハク酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)スルホコハク酸塩、アルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテルリン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル、脂肪酸石ケン、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルタウリン酸塩、N−アシル−N−メチルタウリン塩、N−ラウロイルザルコシン塩等が挙げられる。アニオン性界面活性剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
アニオン性界面活性剤としては、下記一般式(8)で表される炭素数13〜24のアルカンスルホン酸塩、下記一般式(9)で表されるポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸塩(但し、アルキル(又はアルケニル)硫酸塩を含む。)、下記一般式(10)で表される炭素数12〜24のα−オレフィン硫酸塩が好ましい。
18SO3M (8)
(式中、R18は炭素数12〜24、好ましくは12〜16のの直鎖又は分岐鎖のアルキル基、又は炭素数13〜24、好ましくは14〜16の直鎖又は分岐鎖のアルケニル基、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンを示す。)
19O(CH2CH2O)aSO3M (9)
(式中、R19は炭素数10〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を示し、aはエチレンオキサイドの平均付加モル数(以下E.O.)で0〜7の数を示し、0〜5が好ましく、より好ましくは1〜4である。aが1以上の場合、一般式(9)中のR19は、炭素数10〜14の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。一方、aが0の場合には、一般式(9)中のR19は炭素数11〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基を示し、炭素数12〜16の直鎖又は分岐鎖のアルキル又はアルケニル基が好ましい。Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンを示す。
20SO3M (10)
(式中、R20は炭素数12〜24のα−オレフィン型アルケニル基を示し、炭素数12〜20のα−オレフィン型アルケニル基が好ましく、より好ましくは炭素数12〜16のα−オレフィン型アルケニル基が好ましい。Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンを示す。)
(C)成分の配合量は、毛髪洗浄剤全量に対して0.1〜50質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜30質量%、さらに好ましくは1〜25質量%である。配合量が0.1質量%未満であると、本発明の効果を十分発揮することが困難になるおそれがあり、50質量%を超えると、ゲル化等の製剤上の問題が生じる場合がある。なお、(C)成分を2種以上用いる場合は、上記配合量は(C)成分の合計量を示す。
本発明の毛髪洗浄剤には、上記(A)〜(C)成分の他に、上記(A)及び(B)成分の毛髪への浸透性を向上させて、本発明の効果を高めるために、さらに(D)有機溶剤を配合することもできる。有機溶剤としては、具体的にはメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、t−ブタノール、1−ヘキサノール等の脂肪族アルコール類;ベンジルアルコール、2−ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール等の芳香族アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール等のポリオール類;イノシトール等の糖アルコール類;N−メチルピロリドン、N−ラウリルピロリドン等のアルキルピロリドン類等が挙げられる。これらの中でも、ちぢれ毛矯正効果を向上させる点から、エタノール、2−プロパノール、エチレングリコール、ブチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノール、N−メチルピロリドン、1,3−ブタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、及び3−メチル−1,3−ブタンジオール等が特に好ましい。これらの有機溶剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
(D)成分の配合量は特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ちぢれ毛矯正効果を向上させる点から、毛髪洗浄剤全量に対して0.01〜80質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜50質量%、さらに好ましくは0.5〜15質量%である。配合量が0.01質量%未満であると、浸透性向上の効果を十分発揮することが困難になる場合があり、80質量%を超えると、使用直後や使用時から時間経過後にパサつき、べたつきを生じ、風合いの点で満足できないものとなる場合がある。なお、(D)成分を2種以上用いる場合は、上記配合量は(D)成分の合計量を示す。
本発明の毛髪洗浄剤には、上記(A)〜(C)成分の他に、まとまり性の向上、乾燥後の仕上がり向上のために、さらに(E)シリコーン化合物を配合することもできる。シリコーン化合物としては、毛髪用として用いられるものであれば特に限定されず、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。例えば、ジメチルポリシロキサン(高重合ジメチルポリシロキサン、シリコーンゴムを含む)、メチルフェニルポリシロキサン、トリメチルシリル基末端ジメチルポリシロキサン、シラノール基末端ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、シリコーングラフトポリマー、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。これらの中でもジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等が好ましい。
(E)シリコーン化合物(エマルジョンを除く)の粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、毛髪洗浄剤としての使用性等の観点から、25℃における粘度が、1〜20,000,000mm2/sが好ましく、30〜10,000,000mm2/sのものが特に好ましい。また、シリコーン化合物としては、シリコーン化合物を界面活性剤により乳化し、エマルジョン化したものも使用することができる。なお、このようなエマルジョンは、乳化剤や乳化方法に特に制限はなく、種々使用することができる。
(E)成分の配合量は、毛髪洗浄剤全量に対して0.01〜20質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜10質量%、さらに好ましくは0.1〜5質量%である。配合量が0.01質量%未満であると、十分な滑沢性が得られないことがあり、20質量%以上配合すると、髪への吸着量が過剰になり、使用時や数時間経過後にべたつきを生じ、風合いの点で満足できないものとなる場合がある。なお、(E)成分を2種以上用いる場合は、上記配合量は(E)成分の合計量を示す。
本発明の毛髪洗浄剤には、上記成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で任意成分を適当量配合することができる。任意成分としては、例えば、上記以外の界面活性剤、ポリマー、油分、上記以外の溶剤、色素、香料、水等が挙げられる。1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の毛髪化粧料は、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性を向上する効果、毛髪へのハリコシ感を付与する効果を十分発現させるため、上述の必須成分及び任意成分を毛髪へ十分浸透吸着させる観点より、毛髪に適用する際のpH(25℃)はpH2.0〜10.0が好ましく、より好ましくは2.5〜8.0、さらに好ましくはpH2.5〜6.5である。pHが2.0未満では毛髪や頭皮等へ刺激が生じる場合があり、pHが10.0を超えると本発明の効果が低下するおそれがある。なお、pHは化粧品原料基準の一般試験法に定められた方法を用い、毛髪化粧料中に直接pHメーターの電極を差し込み、安定した後のpH値を読むことで測定する。
上記pHの調整には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、トリエタノールアミン、塩酸等の公知のpH調整剤を使用することができるが、これらの中でも、本発明の効果向上の観点から、水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムが好ましい。これらのpH調整剤は1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の毛髪洗浄剤はその用途が特に制限されるものではなく、各種用途に使用することができるが、パーマ剤と併用しなくても、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性に優れ、必要に応じ毛髪にハリコシ感を付与することができ、かつ高湿度条件においてもこれらの効果の持続性が良好で、さらに使用後に不自然な感触や風合い(ごわつき、べたつき感等)がなく、繰り返し処理しても毛髪を損傷させることがないため、例えばシャンプー、リンスインシャンプー等の毛髪洗浄剤として最適であり、またペット等の洗浄剤としても使用することができる。さらに、上記効果を有することから、ちぢれ毛、パーマヘア等の縮毛用毛髪洗浄剤として好適である。
本発明の毛髪洗浄剤の剤型は特に限定されるものではなく、液状、クリーム状等に調製することができ、その調製方法としては、例えば、上記(A)成分、(B)成分2種、(C)成分、任意成分、及び水(残部)を混合して得ることができる。
本発明の毛髪洗浄剤を収納する容器としては、例えば、ボトル容器、機械的又は差圧によるディスペンサー容器及びスクイーズ容器、ラミネートフィルム容器、スポイト容器、スティック容器の他、アルミニウムラミネートチューブ、EVALチューブ、アルミチューブ、ガラス蒸着プラスチックチューブ等のチューブ等に充填することができる。ラミネートフィルムは、通常2層以上の多層を有し、その材質はポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、二軸延伸ポリプロピレン、無延伸ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、エチレン酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂、紙、アルミ蒸着プラスチック等によって構成される。強度、柔軟性、耐候性等を考慮し、一般的には2〜5層のものを用いる。ボトルの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン−ビニルアルコール樹脂、アクリロニトリル・スチレン樹脂、ABS樹脂、ポリアミド等及びガラス等を単層ないし2層以上組み合わせて用いることができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%、比率は質量比を示し、各成分の量は純分換算した量である。
[実施例1〜34、比較例1〜37]
表1〜14に示す組成の毛髪洗浄剤(全量100質量%)を常法に従い調製した。なお、pHの調整は25℃で行った。得られた毛髪洗浄剤について、評価を行った。結果を表中に併記する。なお、評価に用いたちぢれ毛は、ビューラックス株式会社より購入し、必要に応じ毛束からちぢれ毛を選別したものを用いた。
<ちぢれ毛矯正効果及び毛髪のまとまり性の評価方法>
市販ブリーチ剤で3回処理を行ったちぢれ毛(約30cm)100本を束にして評価に用いた(未処理毛束)。この未処理毛束に毛髪洗浄剤0.1gを塗布した後、1分間十分に泡立てて洗浄し、40℃、250mL/3secの流水で1分間すすいだ。その後、ドライヤーで3分間乾燥し、処理毛束を得た。この処理毛束を25℃、60%RH条件下で吊るし、5時間後のちぢれ毛矯正効果、及び毛髪のまとまり性を以下の基準に従って目視で評価した。
ちぢれ毛矯正効果評価基準
4点:ちぢれ毛が矯正されている。
3点:若干ちぢれ毛が残っているが、大部分のちぢれ毛は矯正されている。
2点:ややちぢれ毛が矯正されている。
1点:ちぢれ毛は矯正されていない(未処理毛束と同等)。
毛髪のまとまり性評価基準
4点:非常によくまとまっている。
3点:よくまとまっている。
2点:ややまとまっている。
1点:毛束が大きく広がり、まとまりが悪い(未処理毛束と同等)。
<毛束のうねり矯正効果の評価方法>
市販ブリーチ剤で5回処理を行った長さ30cm、重さ10gのうねりが目立つ毛束を用いて評価を行った(未処理毛束)。この未処理毛束に毛髪洗浄剤0.7gを均一に塗布した後、1分間十分に泡立てて洗浄し、40℃、250mL/3secの流水で1分間すすいだ。その後、ドライヤーで3分間乾燥し、処理毛束を得た。この処理毛束を25℃、60%RH条件下で吊るし、5時間後のうねり矯正効果を以下の基準に従って目視で評価した。
うねり矯正効果評価基準
4点:うねりは矯正されている。
3点:若干のうねりが残っているが、大部分のうねりは矯正されている。
2点:ややうねりが矯正されている。
1点:うねりは矯正されていない(未処理毛束と同等)。
Figure 0005228338
C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
E−1:アミノ変性シリコーン(東レダウコーニング社製、商品名SM8704C)
Figure 0005228338
C−2:N−アシル−N−グルタミン酸トリエタノールアミン(味の素社製、商品名アミソフトCT12S)
C−3:N−ココイルメチルタウリンナトリウム水溶液(日光ケミカルズ社製、商品名NIKKOL CMT−30)
C−4:α−オレフィン(C14)スルホン酸ナトリウム(ライオン社製、商品名リポランLB−440)
C−5:ラウリル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLM−1140T)
C−6:N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールアミン(ライオン社製、商品名エナジコールL−30ANT)
Figure 0005228338
C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
E−1:アミノ変性シリコーン(東レダウコーニング社製、商品名SM8704C)
E−2:ジメチルシリコーン(ライオン社製、商品名レオフローDMS−55)
E−3:ポリエーテル変性シリコーン(ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体;東レダウコーニング社製、商品名SH3775M)
Figure 0005228338
C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
Figure 0005228338

C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
C−2:N−アシル−N−グルタミン酸トリエタノールアミン(味の素社製、商品名アミソフトCT12S)
C−3:N−ココイルメチルタウリンナトリウム水溶液(日光ケミカルズ社製、商品名NIKKOL CMT−30)
C−4:α−オレフィン(C14)スルホン酸ナトリウム(ライオン社製、商品名リポランLB−440)
C−6:N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールアミン(ライオン社製、商品名エナジコールL−30ANT)
Figure 0005228338
C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
C−4:α−オレフィン(C14)スルホン酸ナトリウム(ライオン社製、商品名リポランLB−440)
C−6:N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールアミン(ライオン社製、商品名エナジコールL−30ANT)
Figure 0005228338
C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
C−4:α−オレフィン(C14)スルホン酸ナトリウム(ライオン社製、商品名リポランLB−440)
C−6:N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールアミン(ライオン社製、商品名エナジコールL−30ANT)
Figure 0005228338
C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
C−4:α−オレフィン(C14)スルホン酸ナトリウム(ライオン社製、商品名リポランLB−440)
C−6:N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールアミン(ライオン社製、商品名エナジコールL−30ANT)
Figure 0005228338
C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
C−4:α−オレフィン(C14)スルホン酸ナトリウム(ライオン社製、商品名リポランLB−440)
C−6:N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールアミン(ライオン社製、商品名エナジコールL−30ANT)
Figure 0005228338
C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
C−4:α−オレフィン(C14)スルホン酸ナトリウム(ライオン社製、商品名リポランLB−440)
C−6:N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールアミン(ライオン社製、商品名エナジコールL−30ANT)
Figure 0005228338
C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
C−4:α−オレフィン(C14)スルホン酸ナトリウム(ライオン社製、商品名リポランLB−440)
C−6:N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールアミン(ライオン社製、商品名エナジコールL−30ANT)
E−1:アミノ変性シリコーン(東レダウコーニング社製、SM8704C)
E−2:ジメチルシリコーン(ライオン社製、商品名レオフローDMS−55)
E−3:ポリエーテル変性シリコーン(ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体;東レダウコーニング社製、商品名SH3775M)
[実施例35、比較例38〜41]
表15に示す組成の毛髪洗浄剤(全量100質量%)を常法に従い調製した。なお、pHの調整は25℃で行った。
なお、評価に用いたちぢれ毛は、ビューラックス株式会社より購入し、必要に応じ毛束からちぢれ毛を選別したものを用いた。
得られた毛髪洗浄剤について、実施例1と同様にして、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のまとまり性、及び毛髪のうねり矯正効果を評価した。さらに、下記評価方法により、ハリコシ感付与効果を評価した。結果を表中に併記する。
<ハリコシ感付与効果の評価方法>
市販ブリーチ剤で5回処理を行った長さ30cm、重さ10gのうねりが目立ち、ハリコシ感の感じられない毛束を用いて評価を行った(未処理毛束)。この未処理毛束に調製した毛髪洗浄剤0.7gを均一に塗布した後、1分間十分に泡立てて洗浄し、40℃、250mL/3secの流水で1分間すすいだ。その後、ドライヤーで3分間乾燥し、処理毛束を25℃、60%RH条件下で吊るし、5時間後のハリコシ感付与効果を以下の基準に従って官能評価した。
ハリコシ感付与効果評価基準
4点:明らかにハリコシ感が付与されている。
3点:ハリコシ感が付与されている。
2点:ややハリコシ感が付与されている。
1点:ハリコシ感は付与されていない(未処理毛束と同等)。
Figure 0005228338
C−1:ポリオキシエチレン(3E.O.)アルキル(C12,14)エーテル硫酸ナトリウム(ライオン社製、商品名サンノールLMT−1430)
C−6:N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールアミン(ライオン社製、商品名エナジコールL−30ANT)
E−1:アミノ変性シリコーン(東レダウコーニング社製、SM8704C)
E−2:ジメチルシリコーン(ライオン社製、商品名レオフローDMS−55)
上記表1〜15の結果から明らかなように、実施例1〜34の毛髪洗浄剤は、比較例1〜41に比べて、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性に優れることが判明した。特に上記表15の結果から明らかなように、実施例35の毛髪洗浄剤は、比較例38〜41に比べて、毛髪へ適度なハリコシ感も付与できることが判明した。さらに実施例1〜35の毛髪洗浄剤で処理した毛髪は、不自然な感触や風合い(ごわつき、べたつき感等)もなく自然な仕上がり感触となった。また、実施例1〜35の毛髪洗浄剤で処理した100本毛束及び10g毛束を25℃、80%RH条件下で2時間保存したが、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性、ハリコシ感の低下は確認されず、これらの効果は高湿度条件でも持続することが判明した。なお、用いた試薬は東京化成工業株式会社、関東化学株式会社、東レ・ダウコーニング株式会社、信越化学工業株式会社、ライオンアクゾ株式会社より購入もしくは入手した。
本発明の毛髪洗浄剤はその用途が特に制限されるものではなく、各種用途に使用することができるが、パーマ剤と併用しなくても、ちぢれ毛矯正効果、毛髪のうねり矯正効果、毛髪のまとまり性に優れ、必要に応じ毛髪にハリコシ感を付与することができ、かつ高湿度条件においてもこれらの効果の持続性が良好で、さらに使用後に不自然な感触や風合い(ごわつき、べたつき感等)がなく、繰り返し処理しても毛髪を損傷させることがないため、例えばシャンプー、リンスインシャンプー等の毛髪洗浄剤として最適であり、またペット等の洗浄剤としても使用することができる。

Claims (8)

  1. (A)セリン0.1〜10質量%と、(B)グリコール酸及びその塩、乳酸及びその塩、酒石酸及びその塩、レブリン酸及びその塩、並びにイセチオン酸及びその塩から選ばれる2種以上の有機酸又はその塩0.1〜10質量%と、(C)アニオン性界面活性剤0.5〜30質量%とを含有し、pHが2.0〜10.0である毛髪洗浄剤。
  2. (B)成分が、(B1)乳酸及びその塩と、(B2)イセチオン酸及びその塩との組み合わせである請求項1記載の毛髪洗浄剤。
  3. pHが2.5〜8.0である請求項1又は2記載の毛髪洗浄剤。
  4. さらに、(D)有機溶剤0.1〜50質量%を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の毛髪洗浄剤。
  5. さらに、(E)シリコーン化合物を含有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の毛髪洗浄剤。
  6. (A)成分/(B)成分(質量比)が、5/95〜70/30である請求項1〜のいずれか1項記載の毛髪洗浄剤。
  7. 縮毛用毛髪洗浄剤である請求項1〜のいずれか1項記載の毛髪洗浄剤。
  8. ちぢれ毛・毛髪のうねり矯正用毛髪洗浄剤である請求項1〜のいずれか1項記載の毛髪洗浄剤。
JP2007046558A 2007-02-27 2007-02-27 毛髪洗浄剤 Active JP5228338B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007046558A JP5228338B2 (ja) 2007-02-27 2007-02-27 毛髪洗浄剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007046558A JP5228338B2 (ja) 2007-02-27 2007-02-27 毛髪洗浄剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008208071A JP2008208071A (ja) 2008-09-11
JP5228338B2 true JP5228338B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=39784700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007046558A Active JP5228338B2 (ja) 2007-02-27 2007-02-27 毛髪洗浄剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5228338B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10111815B2 (en) 2014-06-17 2018-10-30 The Procter And Gamble Company Composition for hair frizz reduction
US10117819B2 (en) 2014-12-05 2018-11-06 The Procter And Gamble Company Composition for hair frizz reduction
US10258555B2 (en) 2015-12-04 2019-04-16 The Procter And Gamble Company Composition for hair frizz reduction
US10406094B2 (en) 2016-04-01 2019-09-10 The Procter And Gamble Company Composition for fast dry of hair
US10561591B2 (en) 2015-12-04 2020-02-18 The Procter And Gamble Company Hair care regimen using compositions comprising moisture control materials
US10632054B2 (en) 2015-04-02 2020-04-28 The Procter And Gamble Company Method for hair frizz reduction
US10660835B2 (en) 2015-04-02 2020-05-26 The Procter And Gamble Company Method for hair frizz reduction
US10980723B2 (en) 2017-04-10 2021-04-20 The Procter And Gamble Company Non-aqueous composition for hair frizz reduction
IT202100016733A1 (it) * 2021-06-25 2022-12-25 Beauty & Business S P A Composizioni stiranti per capelli

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2954129B1 (fr) * 2009-12-23 2012-03-02 Oreal Composition cosmetique comprenant au moins un compose organique du silicium, au moins deux tensioactifs anioniques et au moins un tensioactif amphotere
IT1398503B1 (it) * 2010-02-24 2013-03-01 Alderan S A S Di Alderano Mannozzi & C Ora Alderan S A S Di D Ottavi Adele & C Uso di sostanze tamponanti per rendere liscio il capello riccio, crespo od ondulato.
JP5705607B2 (ja) * 2011-03-23 2015-04-22 メルクパフォーマンスマテリアルズIp合同会社 リソグラフィー用リンス液およびそれを用いたパターン形成方法
US20140079658A1 (en) * 2012-09-20 2014-03-20 Kao Corporation Aqueous hair cleansing agent
WO2015036051A1 (en) 2013-09-16 2015-03-19 Kao Corporation Process for treating hair
EP3046535B1 (en) * 2013-09-16 2017-12-20 Kao Corporation Process for semi-permanent hair straightening and aftercare of the hair
MX2016016218A (es) * 2014-06-17 2017-02-23 Procter & Gamble Composicion para la reduccion del cabello encrespado.
US20210145716A9 (en) * 2015-12-04 2021-05-20 The Procter & Gamble Company Composition for hair frizz reduction
JP2019026574A (ja) * 2017-07-27 2019-02-21 株式会社 資生堂 毛髪強化剤

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005194261A (ja) * 2003-12-10 2005-07-21 Lion Corp ちぢれ毛矯正剤
JP4982051B2 (ja) * 2005-04-01 2012-07-25 花王株式会社 毛髪洗浄剤

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10111815B2 (en) 2014-06-17 2018-10-30 The Procter And Gamble Company Composition for hair frizz reduction
US10117819B2 (en) 2014-12-05 2018-11-06 The Procter And Gamble Company Composition for hair frizz reduction
US10632054B2 (en) 2015-04-02 2020-04-28 The Procter And Gamble Company Method for hair frizz reduction
US10660835B2 (en) 2015-04-02 2020-05-26 The Procter And Gamble Company Method for hair frizz reduction
US10258555B2 (en) 2015-12-04 2019-04-16 The Procter And Gamble Company Composition for hair frizz reduction
US10561591B2 (en) 2015-12-04 2020-02-18 The Procter And Gamble Company Hair care regimen using compositions comprising moisture control materials
US10406094B2 (en) 2016-04-01 2019-09-10 The Procter And Gamble Company Composition for fast dry of hair
US10980723B2 (en) 2017-04-10 2021-04-20 The Procter And Gamble Company Non-aqueous composition for hair frizz reduction
IT202100016733A1 (it) * 2021-06-25 2022-12-25 Beauty & Business S P A Composizioni stiranti per capelli

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008208071A (ja) 2008-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228338B2 (ja) 毛髪洗浄剤
JP5086539B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4883261B2 (ja) 毛髪化粧料
JPH10203932A (ja) 毛髪化粧料
JPH06172131A (ja) 毛髪化粧料
EP0672405A1 (en) Hair treatment composition
JP2001010936A (ja) パーマネントウェーブ用前処理剤組成物及びその使用方法
JP3776211B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5209833B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2012116755A (ja) 水性毛髪化粧料
JP6647852B2 (ja) フォーマー容器入り液体洗浄剤
JP6522571B2 (ja) 毛髪処理剤及び毛髪浸透促進剤
JP2584260B2 (ja) パーマネントウエーブ用剤
JPH0818953B2 (ja) 毛髪処理剤組成物
JP7221509B2 (ja) 毛髪の洗浄及びコンディショニング用の組成物
JP2019059796A (ja) 毛髪処理剤及び毛髪浸透促進剤
JP2541299B2 (ja) 動物用被毛処理剤組成物
JP6923955B2 (ja) 毛髪処理剤
JPS6145964B2 (ja)
JPH1135424A (ja) 毛髪化粧料
JP2013133302A (ja) 皮膚用洗浄剤組成物
JP2004307378A (ja) 毛髪化粧料
JPH0362688B2 (ja)
JP2001213760A (ja) 皮膚洗浄剤組成物
JP6357815B2 (ja) 毛髪化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130304

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5228338

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350