JP5227836B2 - 位置調整機構及びこれが取り付けられた装置 - Google Patents

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本発明は、平面上での位置を調整するための位置調整機構に関する。
昨今、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。また、商品等に貼着されるラベルに情報を記録し、このラベルを用いての商品等の管理も行われている。
このようなカードやラベル、あるいはタグを用いた情報管理においては、カードやラベル、あるいはタグに対して非接触状態にて情報の書き込みや読み出しを行うことが可能なICチップが搭載された非接触型ICカードや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICタグがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。特に、非接触型ICラベルにおいては、被着体に貼着した場合、その後、被着体から不用意に分離しないため、例えば、配送物に貼着しておき、配送物の配送拠点にてICチップに情報を書き込んでいくことにより配送物の配送履歴を管理する等、貼着された被着体を確実に管理するための有効な手段として用いられている。
上述したような非接触型ICラベルにおいては、ウェブ状の剥離紙に一方向に並んで配置され、ラベル用紙に並んで配置された状態で情報の書き込みや読み出しが行われ、製品として出荷される。また、近年では、剥離紙に並んで配置された非接触型ICラベルに対して情報の書き込みや読み出しを行うとともに、その表面に情報を印字するラベルプリンタも実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述したような非接触型ICラベルにおいては、情報書込読出手段となるリーダライタを用いて情報の書き込みや読み出しが行われることになるが、特に、電波の共振によって情報の書き込みや読み出しが行われる非接触型ICラベルは、その指向性が強いことから、リーダライタにて非接触型ICラベルに対して情報の書き込みや読み出しが可能となる相対位置の調整が厳密なものとなる。また、上述したラベルプリンタのように装置内にリーダライタが組み込まれているものにおいては、出力される電波が微弱なものであるため、同様に、リーダライタと非接触型ICラベルとの相対位置の調整が厳密なものとなる。
一般に非接触型ICラベルは、アンテナが内蔵されたインレットに表面シート等が貼り合わされて構成されているが、インレット内におけるアンテナの位置、あるいは表面シートに対するインレットの位置は、非接触型ICラベル毎に異なっており、そのため、リーダライタのアンテナと非接触型ICラベルのアンテナとの相対位置を非接触型ICラベル毎に調整することとなる。
図4は、リーダライタのアンテナと非接触型ICラベルのアンテナとの相対位置を調整するための従来の位置調整機構を示す図である。
リーダライタのアンテナと非接触型ICラベルのアンテナとの相対位置を調整するための位置調整機構としては、例えば、図4に示すように、長孔112が貫通加工された2つの支持板111からなるものが用いられる。このような位置調整機構101を用いて、非接触型ICラベルに対して情報の書き込みや読み出しを行う際の、リーダライタのアンテナと非接触型ICラベルのアンテナとの相対位置を調整することができる。
図5は、図4に示した位置調整機構101を用いた、リーダライタのアンテナと非接触型ICラベルのアンテナとの相対位置を調整する方法を説明するための図である。
図5に示すように、図4に示した位置調整機構101の2つの支持板111を、ウェブ状の剥離紙107に剥離可能に貼着された非接触型ICラベル108が搬送される搬送経路104を介して対向するように配置し、2つの支持板111の長孔112と、リーダライタのアンテナとなるリーダライタアンテナ103に設けられた貫通穴105とに貫通するようにねじ140を挿入し、不図示のナットで締め付けることによってリーダライタアンテナ103を支持板111に固定する。
搬送経路104上をウェブ状の剥離紙107に剥離可能に貼着されて搬送されてくる非接触型ICラベル108は、リーダライタアンテナ103にて情報の書き込みや読み出しが行われる際に停止するように、断続的に搬送される。そのため、その停止位置における非接触型ICラベル108のアンテナの位置に応じて、ねじ140が挿入される位置を長孔112の長辺方向にて調整することにより、リーダライタアンテナ103と非接触型ICラベル108のアンテナとの相対位置を調整することができる。
非接触型ICラベル108の停止位置における非接触型ICラベル108のアンテナの位置が、搬送経路104における非接触型ICラベル108の上流側である場合は、図5(a)に示すように、ねじ140の挿入位置を、長孔112のうち非接触型ICラベル108の搬送方向上流側とし、また、非接触型ICラベル108の停止位置における非接触型ICラベル108のアンテナの位置が、搬送経路104における非接触型ICラベル108の下流側である場合は、図5(b)に示すように、ねじ140の挿入位置を、長孔112のうち非接触型ICラベル108の搬送方向下流側とすることにより、リーダライタアンテナ103と非接触型ICラベル108のアンテナとの相対位置を調整することができる。
特開2006−79514号公報
しかしながら、上述したような位置調整機構においては、非接触型ICラベルの搬送方向における位置の調整を行うことができるものの、非接触型ICラベルの搬送方向に直交する方向における位置の調整を行うことはできない。上述したように、一般的に非接触型ICラベルは、アンテナが内蔵されたインレットに表面シート等が貼り合わされて構成されており、インレット内におけるアンテナの位置、あるいは表面シートに対するインレットの位置が非接触型ICラベル毎に異なっているため、非接触型ICラベルの搬送方向における位置の調整を行うだけでは、リーダライタのアンテナと非接触型ICラベルのアンテナとの相対位置を厳密に調整することができるとは言い難い。
このような位置調整においては、上述したようなリーダライタのアンテナと非接触型ICラベルのアンテナとの相対位置の調整に限らず、例えば、プリンタヘッドとこのプリンタヘッドによって印字が行われる被記録材や、磁気カードとこれに対して情報の書き込みや読み出しを行うための磁気アンテナ等、処理対象物に対して所定の相対位置となる領域にて処理が行われるものであれば、必要となるものである。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、処理対象物に対して所定の相対位置となる領域にて処理が行われる場合に、平面上の方向を問わずにその相対位置の調整を行うことができる位置調整機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
装置に一体化あるいは固定される装置側部材と、前記装置側部材に取り付けられる調整側部材との相対位置を所定の相対位置とするための位置調整機構であって、
前記装置側部材は、第1の径を具備する円柱体を有し、
前記調整側部材は、前記第1の径よりも大きな第2の径を具備する嵌合孔を有するとともに、該嵌合孔の側面に固定軸体を挿入可能な貫通孔が設けられ、前記嵌合孔に前記円柱体が嵌合することによって前記装置側部材に取り付けられ、前記装置側部材との相対位置が前記所定の相対位置となる状態にて、前記貫通孔に挿入された前記固定軸体が前記円柱体に当接することによって固定される
上記のように構成された本発明においては、処理対象物と、この処理対象物に対して所定の位置にて処理を行う処理手段との相対位置を調整する場合、処理対象物を支持する装置に一体化あるいは固定された装置側部材が有する円柱体を、処理手段を支持する調整側部材が有する嵌合孔に嵌合させる。調整側部材の嵌合孔は、装置側部材が有する円柱体の第1の径よりも大きな第2の径を有するため、嵌合孔に嵌合した円柱体は嵌合孔の内部にてその位置が固定されない状態となる。すなわち、この状態では、調整側部材に支持された処理手段は、装置側部材が一体化あるいは固定された装置に対してその相対位置が平面上にて方向を問わずに自由に動く状態となっている。そして、嵌合孔の側面に設けられた貫通孔に固定軸体を挿入し、処理手段の処理対処物に対する相対位置が所望のものとなるようにし、その状態における円柱体の嵌合孔内における位置にて、固定軸体を円柱体に当接させることにより、円柱体を嵌合孔内にて固定する。
これにより、処理対象物に対して所定の相対位置となる領域にて処理が行われる場合に、平面上の方向を問わずにその相対位置の調整が行われることになる。
以上説明したように本発明においては、処理対象物を支持する装置に一体化あるいは固定された装置側部材と、処理対象物に対して所定の位置にて処理を行う処理手段を支持する調整側部材とを有し、装置側部材が第1の径を有する円柱体を有し、調整側部材が、第1の径よりも大きな第2の径を具備し、円柱体が嵌合するための嵌合孔を有し、その嵌合孔の側面に、嵌合孔に嵌合した円柱体に当接することによりその円柱体を嵌合孔内にて固定する固定軸体を挿入可能な貫通孔が設けられている構成としたため、装置側部材の円柱体を調整側部材の嵌合孔に嵌合させ、処理手段の処理対処物に対する相対位置が所望のものとなるようにし、その状態における嵌合孔内における円柱体の位置において、嵌合孔の側面に設けられた貫通孔に挿入された固定軸体を円柱体に当接させて円柱体を固定することにより、処理対象物に対して所定の相対位置となる領域にて処理が行われる場合に、平面上の方向を問わずにその相対位置の調整を行うことができる。
また、処理対象物を支持する装置に一体化あるいは固定された装置側部材と、処理対象物に対して所定の位置にて処理を行う処理手段を支持する調整側部材とを有し、調整側部材が第1の径を有する円柱体を有し、装置側部材が、第1の径よりも大きな第2の径を具備し、円柱体が嵌合するための嵌合孔を有し、その嵌合孔の側面に、嵌合孔に嵌合した円柱体に当接することによりその円柱体を嵌合孔内にて固定する固定軸体を挿入可能な貫通孔が設けられている構成としたものにおいても、調整側部材の円柱体を装置側部材の嵌合孔に嵌合させ、処理手段の処理対処物に対する相対位置が所望のものとなるようにし、その状態における嵌合孔内における円柱体の位置において、嵌合孔の側面に設けられた貫通孔に挿入された固定軸体を円柱体に当接させて円柱体を固定することにより、処理対象物に対して所定の相対位置となる領域にて処理が行われる場合に、平面上の方向を問わずにその相対位置の調整を行うことができる。
本発明の位置調整機構の実施の一形態を示す外観斜視図であり、(a)は組み立てられた状態を示す図、(b)は分解図である。 図1に示した位置調整機構が非接触型ICラベルに対して情報の書き込みや読み出しを行う装置に取り付けられた状態を説明するための図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)示したA方向から見た図、(c)は(a)に示したB方向から見た図、(d)は(a)示したC方向から見た図である。 図1に示した位置調整機構が図2に示したように取り付けられた場合に非接触型ICラベルのアンテナとリーダライタアンテナとの相対位置を調整する方法について説明するための図である。 リーダライタのアンテナと非接触型ICラベルのアンテナとの相対位置を調整するための従来の位置調整機構を示す図である。 図4に示した位置調整機構を用いた、リーダライタのアンテナと非接触型ICラベルのアンテナとの相対位置を調整する方法を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の位置調整機構の実施の一形態を示す外観斜視図であり、(a)は組み立てられた状態を示す図、(b)は分解図である。
本形態は図1に示すように、板状の装置側部材10と調整側部材20とから構成されている。
装置側部材10は、支持板11の一方の面に、第1の径を有する円柱体12が、その底面が支持体11に当接して配置されている。
調整側部材20は、支持板21に、支持板21の表裏貫通した嵌合孔22及び貫通穴24が形成されているとともに、支持板21の互いに異なる側面から嵌合孔22の側面まで貫通した2つの貫通穴23a,23bが形成されている。この貫通穴23a,23bは、嵌合孔22に嵌合した円柱体12を固定するための固定軸体であるねじ30を支持板21の側面から挿入するためのものであり、その内側面には、ねじ30のねじ山と噛み合うねじ溝が形成されている。また、嵌合孔22の径は、装置側部材10の円柱体11の径よりも大きな第2の径となっている。
上記のように構成された位置調整機構1は、処理対象物と、この処理対象物に対して所定の処理を行う処理手段との相対位置を調整するためのものであって、装置側部材10が、処理対象物を支持する装置に一体化あるいは固定されており、調整側部材20の貫通穴24によって処理手段を支持するとともに、円柱体12を嵌合孔22に嵌合させ、処理手段の処理対処物に対する相対位置が所望のものとなるようにし、その状態における円柱体12の嵌合孔22内における位置において、調整側部材20の貫通孔23a,23bにねじ30を挿入してこのねじ30の先端部を円柱体12の側面に当接させることにより、円柱体12を嵌合孔22内にて固定する。そのため、装置側部材10の円柱体12は、その高さが、円柱体12を調整側部材20の嵌合孔22に嵌合させた場合に、貫通穴23a,23bの高さまで到達するのに十分な高さとなっている必要がある。
以下に、上記のように構成された位置調整機構1の使用方法について、非接触型ICラベルのアンテナとこの非接触型ICラベルに対して情報の書き込みや読み出しを行うリーダライタのアンテナとの相対位置を調整する方法を例に挙げて説明する。
まず、図1に示した位置調整機構1が、非接触型ICラベルに対して情報の書き込みや読み出しを行う装置に取り付けられた状態について説明する。
図2は、図1に示した位置調整機構1が非接触型ICラベルに対して情報の書き込みや読み出しを行う装置に取り付けられた状態を説明するための図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)示したA方向から見た図、(c)は(a)に示したB方向から見た図、(d)は(a)示したC方向から見た図である。
図2に示すように、本例においては、ウェブ状の剥離紙7に剥離可能に貼着された処理対象物となる非接触型ICラベル8に対して情報の書き込みや読み出しを行う装置において、非接触型ICラベル8に対して情報の書き込みや読み出しを行うための処理手段となるリーダライタアンテナ3と、非接触型ICラベル8のアンテナとの相対位置を調整する場合について説明する。
ウェブ状の剥離紙7に剥離可能に貼着された非接触型ICラベル8は、この非接触型ICラベル8に対して情報の書き込みや読み出しを行う装置内の搬送経路4上を搬送されてくる。すなわち、ウェブ状の剥離紙7に剥離可能に貼着された非接触型ICラベル8は、この非接触型ICラベル8に対して情報の書き込みや読み出しを行う装置に支持されながら搬送されてくる。
このように搬送されてくる非接触型ICラベル8に対して情報の書き込みや読み出しを行う装置において、非接触型ICラベル8に対して情報の書き込みや読み出しを行うためのリーダライタアンテナ3と、非接触型ICラベル8のアンテナとの相対位置を調整する場合は、まず、図1に示した位置調整機構1を、非接触型ICラベル8が搬送される搬送経路4を介して対向するように2つ配置し、非接触型ICラベル8に対して情報の書き込みや読み出しを行う装置の装置フレーム6にそれぞれ固定する。この位置調整機構1の装置フレーム6への固定は、装置側部材10の支持板11を装置フレーム6に固定することによって行うが、その方法は、例えば、支持板11に孔を形成しておき、装置フレーム6から突出したねじ等の軸をその孔に挿入すること等が考えられる。
また、リーダライタアンテナ3を、2つの位置調整機構1に跨るように、2つの位置調整機構1の調整側部材20にそれぞれ取り付けることにより、調整側部材20にて支持する。リーダライタアンテナ3と調整側部材20とは、リーダライタアンテナ3と調整側部材20とを重ね合わせ、調整側部材20の支持板21に形成された貫通孔24とリーダライタアンテナ3に形成された貫通孔5とにリーダライタアンテナ3側からねじ40を挿入し、調整側部材20の支持板21側にてナット41で締め付け固定する。リーダライタアンテナ3及び支持板21にそれぞれ形成された貫通孔5,24の径は、ねじ40の径よりも大きく、それにより、リーダライタアンテナ3は、調整側部材20に対して支持板21の表面上にて回転可能となっている。なお、リーダライタアンテナ3を、調整側部材20に対して支持板21の表面上にて回転可能とするために、ねじ30の頭の部分とリーダライタアンテナ3との間、並びに、ナット41と支持板21との間にワッシャーを介在させることが好ましい。
そして、装置側部材10の円柱体12を調整側部材20の嵌合孔22に嵌合させ、装置フレーム6に固定された装置側部材10と、リーダライタアンテナ3が取り付けられた調整側部材20とを組み合わせる。
その後、調整側部材20の支持板21に形成された貫通孔23a,23bに、支持板21の側面側からねじ30をそれぞれ挿入し、ねじ30の先端部を、嵌合孔22に嵌合した円柱体12の側面に当接させることにより、円柱体12を嵌合孔22内にて固定する。これにより、調整側部材20と装置側部材10とが固定され、リーダライタアンテナ3が装置フレーム6に固定されることになる。
以下に、リーダライタアンテナ3と非接触型ICラベル8のアンテナとの相対位置の調整方法について詳細に説明する。
図3は、図1に示した位置調整機構1が図2に示したように取り付けられた場合に非接触型ICラベル8のアンテナとリーダライタアンテナ3との相対位置を調整する方法について説明するための図であり、位置調整機構1が取り付けられた装置を上側から見た図である。
上述したように、装置側部材10の円柱体12を調整側部材20の嵌合孔22に嵌合させ、装置フレーム6に固定された装置側部材10と、リーダライタアンテナ3が取り付けられた調整側部材20とを組み合わせ、調整側部材20が装置側部材10に対して支持板11上にて回転していない状態においては、図3(a)に示すように、上側から見た場合に、リーダライタアンテナ3の長手方向の端辺と調整側部材20の支持板21の側面とが重なるような状態となっており、リーダライタアンテナ3と調整側部材20の支持板21とが、装置側部材10の支持板11上にて重なり合っている。この際、調整側部材20の嵌合孔22に嵌合した円柱体12は、調整側部材20に形成された貫通孔23a,23bにそれぞれ挿入されたねじ30の先端部が当接することによって嵌合孔22内にて固定されており、それにより、搬送経路4上を搬送されてくる非接触型ICラベル8とリーダライタアンテナ3との相対位置が固定される。
この状態から、非接触型ICラベル8に対するリーダライタアンテナ3の相対位置を、非接触型ICラベル8の搬送方向については変えずに、非接触型ICラベル8の搬送方向とは直交する方向に変える場合、調整側部材20に形成された貫通孔23a,23bにそれぞれ挿入されたねじ30を緩めてその先端部を円柱体12から離間させる。この際、嵌合孔22の径がこの嵌合孔22に嵌合した円柱体12の径よりも大きいため、貫通孔23a,23bにそれぞれ挿入されたねじ30を緩めてその先端部を円柱体12から離間させると、嵌合孔22に嵌合した円柱体12は嵌合孔22の内部にてその位置が固定されない状態となる。そのため、調整側部材20を装置側部材10に対して、嵌合孔22の径と円柱体12の径との差分だけ前後左右に動かすことができるようになる。そこで、調整側部材20の支持板21を円柱体12を軸として装置側部材10の支持板11上にて回転させるとともに、調整側部材20を装置側部材10に対して前後左右に動かすことにより、図3(b)に示すように、非接触型ICラベル8に対するリーダライタアンテナ3の相対位置を、非接触型ICラベル8の搬送方向については変えずに、非接触型ICラベル8の搬送方向とは直交する方向に変えることができる。図3(b)に示した状態においては、図3(a)に示した状態に対して、円柱体12とリーダライタ3の長辺方向の側辺部との間隔Aが同一、すなわち、非接触型ICラベル8の搬送方向についての非接触型ICラベル8に対するリーダライタアンテナ3の相対位置は一定のまま、非接触型ICラベル8の搬送方向とは直交する方向についての非接触型ICラベル8に対するリーダライタアンテナ3の相対位置が変化している。この状態において、調整側部材20に形成された貫通孔23a,23bにそれぞれ挿入されたねじ30を再度締め付けてねじ30の先端部を円柱体12に当接させることにより、非接触型ICラベル8とリーダライタアンテナ3との相対位置が固定される。
この状態から、非接触型ICラベル8に対するリーダライタアンテナ3の相対位置を、非接触型ICラベル8の搬送方向と直交する方向については変えずに、非接触型ICラベル8の搬送方向に変える場合、上記同様に、調整側部材20に形成された貫通孔23a,23bにそれぞれ挿入されたねじ30を緩めてその先端部を円柱体12から離間させる。そして、調整側部材20の支持板21を円柱体12を軸として装置側部材10の支持板11上にて回転させるとともに、調整側部材20を装置側部材10に対して前後左右に動かすことにより、図3(c)に示すように、非接触型ICラベル8に対するリーダライタアンテナ3の相対位置を、非接触型ICラベル8の搬送方向とは直交する方向については変えずに、非接触型ICラベル8の搬送方向に変える。図3(c)に示した状態においては、図3(b)に示した状態に対して、円柱体12とリーダライタ3の長辺方向の端辺との間隔Bが同一、すなわち、非接触型ICラベル8の搬送方向と直交する方向についての非接触型ICラベル8に対するリーダライタアンテナ3の相対位置は一定のまま、円柱体12とリーダライタ3の長辺方向の側辺部との間隔がAからA’に変化し、すなわち、非接触型ICラベル8の搬送方向についての非接触型ICラベル8に対するリーダライタアンテナ3の相対位置が変化している。この状態において、調整側部材20に形成された貫通孔23a,23bにそれぞれ挿入されたねじ30を再度締め付けてねじ30の先端部を円柱体12に当接させることにより、非接触型ICラベル8とリーダライタアンテナ3との相対位置が固定される。
このように、調整側部材20に形成された貫通孔23a,23bにそれぞれ挿入されたねじ30を緩めてその先端部を円柱体12から離間させ、調整側部材20の支持板21を円柱体12を軸として装置側部材10の支持板11上にて回転させたり、調整側部材20を装置側部材10に対して前後左右に動かしたりすることにより、非接触型ICラベル8とリーダライタアンテナ3との相対位置を、平面上の方向を問わずに調整することができる。
また、2つの位置調整機構1について、調整側部材20の装置側部材10に対する角度を互いに異なるように設定することにより、非接触型ICラベル8の搬送方向に対して、リーダライタアンテナ3を斜めの方向に設定することもできる。
なお、上述した実施の形態においては、装置側部材10が装置フレーム6から突出したねじ等によって装置フレーム6に固定されたものを例に挙げて説明したが、装置側部材10は、装置フレーム6と一体化されていてもよい。
また、上述した実施の形態においては、支持板21の互いに異なる側面から嵌合孔22の側面まで貫通した2つの貫通穴23a,23bが形成されているが、支持板21の互いに異なる側面から嵌合孔22の側面まで貫通した貫通穴は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。この貫通孔は、円柱体12の嵌合孔22内における位置を固定するねじを挿入するためのものであるため、その数が多いほど、円柱体12を嵌合孔22内にて確実に固定することができる。
また、上述した実施の形態においては、装置側部材10に円柱体12が設けられるとともに、調整側部材20に嵌合孔22及び貫通孔23a,23bが設けられ、嵌合孔22に嵌合した円柱体12を、貫通孔23a,23bに挿入されたねじ30にて固定することにより、調整側部材20に支持されたリーダライタアンテナ3の位置を調整するものを例に挙げて説明したが、装置側部材10の構成と調整側部材20の構成とを入れ替えることによっても、調整側部材20に支持されたリーダライタアンテナ3の位置を調整することができる。すなわち、調整側部材20に、第1の径を有する円柱体を設け、また、装置側部材10に、円柱体の径よりも大きな第2の径を具備し、円柱体が嵌合するための嵌合孔を設け、この嵌合孔の側面に、ねじを挿入可能な貫通孔を設け、この貫通孔に挿入したねじを円柱体に当接させることにより円柱体を嵌合孔内にて固定させることもできる。なお、この場合においても、装置側部材10は、例えば、支持板11に形成された孔に装置フレーム6から突出したねじ等の軸を挿入することによって装置フレーム6に固定されるとともに、調整側部材20は、リーダライタアンテナ3と重ね合わされ、支持板21に形成された貫通孔24とリーダライタアンテナ3に形成された貫通孔5とにリーダライタアンテナ3側からねじ40を挿入し、支持板21側にてナット41で締め付け固定することによってリーダライタアンテナ3を支持することになる。
また、上述した実施の形態においては、位置調整機構1を、非接触型ICラベル8が搬送される搬送経路4を介して対向するように2つ配置しているが、1つの位置調整機構1のみによっても、非接触型ICラベル8とリーダライタアンテナ3との相対位置を調整できることは言うまでもない。
また、上述した実施の形態においては、図1に示した位置調整機構1を用いて、情報記録媒体となる非接触型ICラベルのアンテナとこの非接触型ICラベルに対して情報の書き込みや読み出しを行う記録手段となるリーダライタのアンテナとの相対位置を調整する方法を例に挙げて説明したが、本発明の位置調整機構は、記録手段となるプリンタヘッドとこのプリンタヘッドによって印字が行われる情報記録媒体となる被記録材や、情報記録媒体となる磁気カードとこれに対して情報の書き込みや読み出しを行うための記録手段となる磁気アンテナ等、処理対象物に対して所定の相対位置となる領域にて処理が行われるものであれば、適宜利用することができる。
1 位置調整機構
3 リーダアンテナ
4 搬送経路
5,23a,23b,24 貫通穴
6 装置フレーム
7 剥離紙
8 非接触型ICラベル
10 装置側部材
11,21 支持板
12 円柱体
20 調整側部材
22 嵌合孔
30,40 ねじ
41 ナット

Claims (2)

  1. 装置に一体化あるいは固定される装置側部材と、前記装置側部材に取り付けられる調整側部材との相対位置を所定の相対位置とするための位置調整機構であって、
    前記装置側部材は、第1の径を具備する円柱体を有し、
    前記調整側部材は、前記第1の径よりも大きな第2の径を具備する嵌合孔を有するとともに、該嵌合孔の側面に固定軸体を挿入可能な貫通孔が設けられ、前記嵌合孔に前記円柱体が嵌合することによって前記装置側部材に取り付けられ、前記装置側部材との相対位置が前記所定の相対位置となる状態にて、前記貫通孔に挿入された前記固定軸体が前記円柱体に当接することによって固定される位置調整機構。
  2. 請求項1に記載の位置調整機構が取り付けられた装置であって、
    情報記録媒体が搬送されてくる搬送経路と、
    前記情報記録媒体に対して情報の記録を行うための記録手段とを有し、
    前記装置側部材及び前記調整側部材のそれぞれは、前記搬送経路を介して2つ配置され、
    前記2つの調整側部材のそれぞれは、前記記録手段を回転可能に支持し、
    前記調整側部材と前記記録手段との相対角度と、前記装置側部材と前記調整側部材との相対角度と、前記嵌合孔内における前記円柱体の位置とによって、前記情報記録媒体と前記記録手段との相対位置が調整される装置。
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