JP5226106B2 - アイオニングダイ及びパイロットリング - Google Patents

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本発明は、カップ状のワークをダイの内部に押込むことによってワークにしごき加工を施す場合に用いられるものであって、DI缶を成形する際に用いて好適なアイオニングダイ及びこれに用いられるパイロットリングに関する。
例えば、飲料用のDI缶(draw and ironed can)は、アルミ合金素板を円形状に打ち抜き、それを絞り加工して有底円筒状のカップ部材を得、更にそれを再絞り・しごき加工することにより製作することができる(特許文献1参照)。この方法に用いるDI加工装置は、その概略を図5に示すように、円形の貫通孔1aを有する1枚の再絞りダイ1と、この再絞りダイ1と同軸で配列され、円形の貫通孔3a、5a、7aを有する3枚のしごきダイ(アイオニングダイ)3、5、7と、各貫通孔1a〜7aの内部に嵌合可能で、且つ、軸方向に移動自在となった円筒状のパンチスリーブ9と、このパンチスリーブ9の外側に嵌合された円筒状のカップホルダスリーブ11とを備えている。各アイオニングダイ3〜7の後方(図5の左方)には、パイロットリング13を配置してあり、缶が各ダイから外れたときの衝撃によって、パンチスリーブ9が各ダイに接触することを防止している。また、再絞りダイ1及びアイオニングダイ3〜7には、潤滑と冷却のためのDIクーラントを供給できるようになっている。
この装置による再絞り・しごき加工は、前工程であるカッピングプレスによって製造した有底円筒状のカップ(ワーク)15(図5及び図6a参照)をパンチスリーブ9と再絞りダイ1との間に配置し、この状態でカップホルダスリーブ11及びパンチスリーブ9を前進させる。これにより、カップホルダスリーブ11が、再絞りダイ1の端面にカップ15の底面を押し付ける(図5中2点鎖線)。
次に、カップホルダスリーブ11によるカップ15の押し付け動作が行なわれつつ、パンチスリーブ9がカップ15を再絞りダイ1の貫通孔1a内に押込む。これにより、カップ15に再絞り加工を施し、カップ15を細長い平底缶(ワーク)17(図6b参照)に成形する。
カップホルダスリーブ11は、パンチスリーブ9の押込み動作中、再絞りダイ1の端面にカップ15の底面を押し付けるので、成形中にカップ15のフランジ部にシワが発生することを防止できるとともに、成形中のカップ17の側壁円筒部(即ち、平底缶17の側壁円筒部)に張力を負荷して、平底缶17の底部円錐形状部17a(図6b参照)におけるシワの発生を防止することができる。
再絞りダイ1を通過した平底缶17は、さらにアイオニングダイ3〜7の貫通孔3a〜7aを順次通過して行き、徐々にしごき加工が施されて、所定の肉厚を有する平底缶19(図6c参照)に成形される。パンチスリーブ9は、しごき加工が終了した平底缶19をさらに前方に押し出し、平底缶19の底部をボトム部成形用の金型(図示せず)に押圧して例えばドーム状に成形し、最終形状の缶胴を製造する。
このようにして得られた缶胴は、この後、常法の工程である、トリミング工程→洗浄・表面処理/乾燥工程→外面塗装/焼付乾燥工程→内面塗装/焼付乾燥工程→ネッキング・ネジ成形工程→検査工程を経て最終の製品缶となる。この後、製品缶に内容物を充填し、製品缶の開口部にネジキャップを巻締めして内部を密封し、飲料缶を製造することができる。
ところで、上記の再絞り・しごき加工において、各ダイを通過するカップ15、平底缶17又は平底缶19の各ワークは、缶胴の側壁部の偏肉(肉厚の部分的な偏り)や延展性の差により、円筒開口の周縁が底板から同一距離とならない(周縁が波形状となる)ことがある。このようなワークは、各アイオニングダイ3〜7を通過するとき、開口周縁が一様にダイから外れず、最後にダイから外れる周縁部位がダイから反力を受け、衝撃を発生させることがある。上記のDI加工装置によれば、各アイオニングダイ3〜7の後方にパイロットリング13を配置することで、ワークがダイを通過した直後に、ワークの外周がパイロットリング13に接触する。これにより、ワークがダイから外れたときの衝撃によってパンチスリーブ9とダイとが接触することによるパンチスリーブ9やダイの傷付きを防止していた。
特開2001−239328号公報
しかしながら、上記のDI加工装置は、各アイオニングダイの後方に、別体のパイロットリングを配置していたため、缶が各ダイから外れたときの衝撃によって、パンチスリーブが各ダイに接触することは防止できたが、缶がパイロットリングに衝突することによって缶表面の光沢に微妙な差異が生じる部分(光沢差部)が付くことによる製品缶の品質低下を防止することはできなかった。また、パイロットリングの厚み分、ダイ同士間の距離が長くなるため、ダイ同士間の距離の設定自由度が低くなった。これに加え、パンチスリーブのストロークが長くなるので、その分加工時間が長くなり、更にはその分の短い缶サイズの加工を行うことができなかった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、缶がパイロットリングに衝突して、光沢差部が付くことによる製品缶の品質低下を防止できるとともに、ダイ同士間の距離を短くでき、もって、ダイ同士間の距離の設定自由度を高め、かつ加工時間を短縮でき、しかも、短い缶サイズの加工も可能となるアイオニングダイ及びこれに適したパイロットリングを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載のアイオニングダイは、ホルダにダイを支持し、該ダイと同軸上に配置したパンチスリーブの先端に有底円筒状のワークを外挿し、該パンチスリーブを前記ダイに向けて前進させ、前記ワークを前記ダイの内部に押込むことによって前記ワークにしごき加工を施すアイオニングダイにおいて、前記ホルダは、前記ダイの貫通孔と略同一内径の貫通孔を同軸上に有するパイロットリングを、前記ダイの押込み方向出口側に備えており、前記パイロットリングは、前記貫通孔の押込み方向出口側に、出口方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を有し、前記パイロットリングに設けられている貫通孔の最小内径部の位置Xが、該貫通孔の押込み方向入口側からパイロットリングの厚みtに対してX>0とされ、前記最小内径部の内径は、前記ダイのしごき加工面と略同一内径とされており、前記ダイの前記しごき加工面を通過した前記ワークの上端部が前記パイロットリングに接触する構成とされていることを特徴とする。
このアイオニングダイでは、パイロットリングをホルダのダイ出口側に備えたので、パイロットリングをダイに近接して設けることができる。これにより、缶の偏肉により、ダイから缶が外れた衝撃で、仮に缶がパイロットリングと衝突して光沢差部がついたとしても、その位置を缶の上端部(トリミング代)とすることができ、後工程のトリミングによって切除することが可能となる。
さらに、パイロットリングが貫通孔の押込み方向出口側に、出口方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を有し、ダイ通過後のワークのあばれ(振れ)によるワークとパイロットリングとの干渉が少なくなる。また、ワークがパイロットリングに接触した場合であっても、テーパ面が逃がし面となって、ワークがパイロットリングから受ける反力を軽減させることができる。
請求項2記載のアイオニングダイは、請求項1記載のアイオニングダイにおいて、前記パイロットリングに設けられている貫通孔の最小内径部の位置Xが、該貫通孔の押込み方向入口側からパイロットリングの厚みtに対して0<X<t/3までの範囲とされていることを特徴とする。
このアイオニングダイでは、パイロットリングに設けられている貫通孔の最小内径部の位置、つまり貫通孔の内径が最小となる部分の貫通孔の軸線方向の位置が、貫通孔の押込み方向入口側からパイロットリングの厚みの1/3までの範囲となるように、パイロットリングが形成されているので、光沢差部の形成される位置が缶のより上端部側となる。これにより、光沢差部分をトリミングによって切除する工程で、トリミング代を少なくすることができる。
請求項3記載のアイオニングダイは、請求項1又は請求項2に記載のアイオニングダイにおいて、前記パイロットリングは、該パイロットリングの貫通孔の押込み方向入口側の周縁に、角部を除去して形成された円弧面を有することを特徴とする。
請求項4記載のパイロットリングは、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアイオニングダイに用いられるパイロットリングであって、ダイの貫通孔と略同一内径の貫通孔を有するとともに、前記貫通孔の押込み方向出口側に、出口方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を有することを特徴とする。
本発明に係るアイオニングダイ及びパイロットリングによれば、ダイの貫通孔と略同一内径の貫通孔を同軸上に有するパイロットリングを、ホルダにおけるダイの押込み方向出口側に備えたので、パイロットリングをダイに近接して設けることができ、缶の偏肉により、ダイから缶が外れた衝撃で、仮に缶がパイロットリングと衝突して光沢差部がついたとしても、その位置を缶の上端部(トリミング代)とすることができ、後工程のトリミングによって切除することが可能となる。この結果、光沢差部による製品缶の品質低下を防止することができる。
また、アイオニングダイは、貫通孔の押込み方向出口側に、出口方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を有するので、ダイ通過後のワークのあばれ(振れ)によるワークとパイロットリングとの干渉を少なくできるとともに、ワークがパイロットリングに接触した場合であってもテーパ面が逃がし面となって、ワークがパイロットリングから受ける反力を軽減させることができる。
更に、アイオニングダイは、パイロットリングに設けられている貫通孔の最小内径部の位置を貫通孔の押込み方向入口側からパイロットリングの厚みの1/3までの範囲としているので、光沢差部の形成される位置を缶のより上端部とすることができ、少ないトリミング代で光沢差部分を切除することができる。
本発明に係るアイオニングダイを備えたDI加工装置の要部断面図である。 図1のアイオニングダイの断面図である。 図2のA部拡大図である。 図2のパイロットリングの部分拡大図である。 従来のDI加工装置の概略を表した要部断面図である。 ワークのDI加工に伴う変形状態を表す断面図である。
以下、本発明に係るアイオニングダイの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るアイオニングダイを備えたDI加工装置の要部断面図、図2は図1のアイオニングダイの断面図、図3は図2のA部拡大図、図4は図2のパイロットリングの部分拡大図である。
図1に示すように、DI加工装置は、円形の貫通孔31aを有する1枚の再絞りダイ31と、この再絞りダイ31と同軸で配列され、円形の貫通孔33a〜37aを有する3枚のしごきダイ(アイオニングダイ)33〜37と、各貫通孔31a〜37aの内部に嵌合可能で、且つ、軸方向に移動自在となった円筒状の図示しないパンチスリーブと、このパンチスリーブの外側に嵌合された図示しない円筒状のカップホルダスリーブとを備えている。また、再絞りダイ31及びアイオニングダイ33〜37には、潤滑と冷却のためのDIクーラントを供給できるようになっている。
再絞りダイ31は、再絞りホルダ41に、クランプリング43を介して螺着している。再絞りホルダ41の押込み方向出口側には第一しごき部45を密接して配設している。第一しごき部45の押込み方向出口側には中間しごき部47、最終しごき部49を順次配設している。第一しごき部45、中間しごき部47、最終しごき部49のそれぞれは、各しごき部の軸線を一致させるセンタリングリング51と、このセンタリングリング51の内周に嵌着するワッシャー53と、このワッシャー53に当接する上記のアイオニングダイ33〜37とからなる。
第一しごき部45と中間しごき部47との間、及び中間しごき部47と最終しごき部49との間には、環状のリュプリケータ55と、ブロンズブッシング57とを押込み方向に順次介装している。
次に、第一しごき部45、中間しごき部47、最終しごき部49のそれぞれに設けたアイオニングダイ33〜37について説明する。アイオニングダイ33〜37は、略同一の構成を有するためその代表例として、アイオニングダイ33について説明する。
図2に示すように、アイオニングダイ33は、ホルダ61にダイ63を嵌着保持している。また、ホルダ61は、ダイ63の貫通孔33aと略同一内径の貫通孔65aを同軸上に有するパイロットリング65を、ダイ63の押込み方向出口側に嵌着して備えている。
ホルダ61は、一方の面(押込み方向入口側の面)にパンチスリーブと同軸上の図3に示す大径穴67を有すると共に、他方の面(押込み方向出口側)に、この大径穴67と段部69を境として連通する同軸上の小径穴71を有している。
ホルダ61は、この段部69に、ダイ63の押込み方向出口側の面を当接させた状態で、大径穴67にダイ63を焼きばめすることで嵌着している。この段部69にダイ63を当接して嵌着する構造は、従来と同様である。
一方、ホルダ61の小径穴71には、上記のパイロットリング65を嵌着している。パイロットリング65は、例えばダイ63と同様に焼きばめによって小径穴71に嵌着することができる。また、パイロットリング65は、押込み方向出口側の面が、図1に示すリュプリケータ55に当接することによっても二重に抜けが防止されている。なお、このパイロットリング65には、ダイ63に比べてしごき加工時に大きな抜け方向の力は作用しない。
ダイ63は、図3に示す厚み方向の略中央部に、最小内径となるしごき加工面73を有している。このしごき加工面73を中央にして、ダイ63の押込み方向入口側及び押込み方向出口側が、所定の角度θ1、θ2で拡径されるテーパ面75、77となっている。
一方、図4に示すように、パイロットリング65は、貫通孔65aの押込み方向入口側の周縁に角部を除去して形成した円弧面(R)79を形成し、円弧面79に連続するように最小内径面83が形成されている。最小内径面83の内径は、ダイ63のしごき加工面73と略同一内径とされており、最小内径面83が曲面で形成されている場合は、最小内径面83の頂点が最小内径部83aとされ、最小内径部83aにおいて貫通孔65aの内径が最小とされている。最小内径部83aが設けられている位置について、貫通孔65aの押込み方向入口側の側面66からの位置xは、パイロットリング65の厚さtの1/3の範囲とされている。つまり、0<x<t/3の関係となるように最小内径部83aが形成されている。本実施の形態で、t=7.865の場合、0<x<2.622の範囲内に位置xが設けられる。また、最小内径面83が貫通孔65aの軸線に平行な平坦面で形成されている場合は、最小内径面83の全面が最小内径部となり、最小内径面83の全面が上記範囲となるように形成される。
また、パイロットリング65は、最小内径面83に連続してテーパ面81が設けられており、テーパ面81は貫通孔65aの押込み方向出口側に、出口方向に向かって徐々に拡径するように形成されている。このテーパ面81は、角度θ3=10度程度で形成される。パイロットリング65は、このようなテーパ面81を有することで、ダイ通過後のワークのあばれ(振れ)によるワークとパイロットリング65との干渉が少なくなる。また、ワークがパイロットリング65に接触した場合であっても、テーパ面81が逃がし面となって、ワークがパイロットリング65から受ける反力を軽減させることができるようになっている。
以上のような構成を有するDI加工装置は、図示しない有底円筒状のカップ(ワーク)を図示しないパンチスリーブと、再絞りダイ31の間に配置し、この状態でパンチスリーブを前進させることにより、ワークを再絞りダイ31の貫通孔1a内に押込む。これにより、ワークに再絞り加工を施し、ワークを細長い平底缶に成形する。
再絞りダイ31を通過した平底缶は、さらにアイオニングダイ33〜37の貫通孔33a〜37aを順次通過して行き、徐々にしごき加工が施されて、所定の肉厚を有する平底缶に成形される。つまり、DI加工装置は、タンデムに配設した再絞りダイ31と、アイオニングダイ33〜37とで、再絞り成形としごきとを一気に行い、しごきにより板厚を減らした分で缶壁高さを出して、所定深さのDI缶を製作する。
そして、上記のアイオニングダイ33〜37によれば、パイロットリング65をホルダ61のダイ出口側に備えたので、パイロットリング65をダイ63に近接して設けることができる。これにより、缶の偏肉により、ダイ63から缶が外れた衝撃で、仮に缶がパイロットリング65と衝突して光沢差部がついたとしても、その位置を缶の上端部(トリミング代)とすることができ、後工程のトリミングによって切除することが可能となる。
また、パイロットリング65を、ダイ抜け阻止用のダイ63を形成するために従来から設けてあった小径穴71に嵌着することで、従来、ホルダ61と別体であったパイロットリングの厚み分を減じることができる。これにより、タンデムに配設したアイオニングダイ33〜37同士間の距離の設定自由度を高めることができる。また、パイロットリング65の厚み分が減じられることで、パンチスリーブのストロークが短くなり、加工時間が短縮でき、更には短い缶サイズの加工も可能となる。
また、パイロットリング65の最小内径部83aを上述した範囲に設けることで、缶に形成される光沢差部を、缶のより上端部側とすることができる。これにより、後工程のトリミングによって切除される部分を少なくすることができる。
33、35、37 アイオニングダイ
61 ホルダ
63 ダイ
65 パイロットリング
65a 貫通孔
79 円弧面
81 テーパ面
83 最小内径面

Claims (4)

  1. ホルダにダイを支持し、該ダイと同軸上に配置したパンチスリーブの先端に有底円筒状のワークを外挿し、該パンチスリーブを前記ダイに向けて前進させ、前記ワークを前記ダイの内部に押込むことによって前記ワークにしごき加工を施すアイオニングダイにおいて、
    前記ホルダは、前記ダイの貫通孔と略同一内径の貫通孔を同軸上に有するパイロットリングを、前記ダイの押込み方向出口側に備えており、
    前記パイロットリングは、前記貫通孔の押込み方向出口側に、出口方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を有し、
    前記パイロットリングに設けられている貫通孔の最小内径部の位置Xが、該貫通孔の押込み方向入口側からパイロットリングの厚みtに対してX>0とされ、前記最小内径部の内径は、前記ダイのしごき加工面と略同一内径とされており、
    前記ダイの前記しごき加工面を通過した前記ワークの上端部が前記パイロットリングに接触する構成とされていることを特徴とするアイオニングダイ。
  2. 請求項1記載のアイオニングダイにおいて、
    前記パイロットリングに設けられている貫通孔の最小内径部の位置Xが、該貫通孔の押込み方向入口側からパイロットリングの厚みtに対して0<X<t/3までの範囲とされていることを特徴とするアイオニングダイ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のアイオニングダイにおいて、
    前記パイロットリングは、該パイロットリングの貫通孔の押込み方向入口側の周縁に、角部を除去して形成された円弧面を有することを特徴とするアイオニングダイ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアイオニングダイに用いられるパイロットリングであって、
    ダイの貫通孔と略同一内径の貫通孔を有するとともに、前記貫通孔の押込み方向出口側に、出口方向に向かって徐々に拡径するテーパ面を有することを特徴とするパイロットリング。
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