JP5224456B2 - フットスイッチ - Google Patents
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Description
そのようなゲーム機用のフットスイッチとして従来公知のものは、例えば下記の特許文献1に記載のもののように、圧力スイッチを用い、これに荷重をかけることにより内部接点を導通させ、信号を出力させるものが大半を占めている。
然しながら、そのような接点方式のものは、接点の摩耗や経年変化による劣化を避けることができない。特にゲーム機のように極めて頻繁に踏みつけ操作が行なわれ、また、ゲームに熱中、興奮して乱暴な踏みつけ動作も行なわれやすい環境下では、充分な耐久性能を得ることが困難である。
また、導通部の接点に直接大きな荷重をかけることはできないため、補強手段が必要になる。
更にまた、導通部の接点間隔が非常に狭いため、砂粒などの異物が侵入すると作動しなくなるという問題もある。
基台フレーム(1)と、
基台フレーム(1)の枠内で上下方向に変位可能に保持され、踏みつけ操作が行われるフットプレート(2)と、
フットプレート(2)を常時上方向へ向けて付勢するスプリング(3)と、
基台フレーム(1)の相対向するフレーム構成部材の外側面にそれぞれ設定される軸支位置(41)を中心に回動自在に対をなして取り付けられるリンクバー(4A,4B)と、
踏みつけ操作によるフットプレート(2)の上下動を、リンクバー(4A、4B)上の上記軸支位置(41)以外の一点(42)に伝達する伝動機構(5A、5B)と、
フットプレート(2)の上下動により上記軸支位置(41)を中心に回動するリンクバー(4A)の一端(43)の動きによってオンオフ信号を発する非接点センサー(6A、6B)と、
を具備し、フットプレート(2)が踏み付けられたときには、その踏みつけ位置に関係なく少なくとも何れか一つの非接点センサー(6A,6B)がオンオフ信号を発するよう構成されたことを特徴とするフットスイッチによって達成される。
また、フットプレートの下面に取付枠体を取り付け、取付枠体とスプリングとを並列に配置することにより、フットスイッチの全高が低くなるよう構成することも推奨される。
また、リンクバーを基台フレームの外部に設けることにより、踏みつけ操作時にフットプレートに掛かる荷重を、基台フレームの内部で受け支える面積を多くとることが可能になるため、荷重を均等に分散させることができ、動作の安定性と長寿命化を達成することができる。
更にまた、フットプレートが上下動するので、その踏みつけ感をプレイヤーに感じさせることができ、踏み損ない等を気にすることなく、ゲームそのものに集中できるという効果も得られるものである。
図1は、本発明に係るフットスイッチの第1実施例の全体斜視図、
図2は、本発明に係るフットスイッチの第1実施例の非操作時における側面図、
図3は、本発明に係るフットスイッチの第1実施例の踏みつけ操作時における側面図、
図4は、本発明に係るフットスイッチの第1実施例の分解斜視図、
図5は、図4中のV−V線に沿った断面図、
図6は、図4中のVI−VI線に沿った断面図、
図7は、本発明に係るフットスイッチの第2実施例の全体斜視図、
図8は、本発明に係るフットスイッチの第2実施例の非操作時における側面図、
図9は、本発明に係るフットスイッチの第2実施例の踏みつけ操作時における側面図、
図10は、本発明に係るフットスイッチの第2実施例の分解斜視図、
図11は、図10中のXI−XI線に沿った断面図、
図12は、図10中のXII−XII線に沿った断面図、
図13は、本発明に係るフットスイッチを用いたゲーム機の一例を示す全体斜視図である。
これらの図中、1はフットスイッチの基台フレーム、2はフットプレート、3,3はスプリング、4A,4Bはリンクバー、5A,5Bは伝動機構、6A,6Bは非接点センサーである。
そのため、非操作時の常態において、フットプレート2の上面は、図2に示す如く、基台フレーム1の上面から幾分突出した状態を保つようになっている。
より詳細には、図4に示すように、フットプレート2は、保持枠21、補強プレート22を介して取付枠体23に取り付けられ、取付枠体23がスプリング3、3によって基台フレーム1に支持されるようになっている。
スプリング3、3は、基台フレーム1側に固着した補強フレーム11,11と上記取付枠体23との間に作用して、取付枠体23を上方向へ持ち上げるように付勢するようになっている。
リンクバー4Aの一端42には、踏みつけ操作によるフットプレート2の上下方向の動きを伝達する伝動機構であるロッド5Aを挿通する孔が明けられ、フットプレート2が上下に移動すると、リンクバー4Aの一端42が上下に移動し、これによりリンクバー4Aがその軸支位置41を中心に回動し、リンクバー4Aの他端43が上下に移動するようになっている。
フットプレート2の上下方向の動きを伝達する伝動機構であるロッド5Aは、図4に示すように、フットプレート2の前記取付枠体23の側面に固着されており、その先端が、基台フレーム1の側面に明けた孔12を通じて基台フレーム1の側面から突出し、リンクバー4Aの一端42に明けた孔に嵌め入れられるようになっている。
図示した例においては、図2に示すフットプレート2の非踏みつけ時には、リンクバー4Aの端部43がフォトセンサーから成る非接点センサー6Aの発光部と受光部の間に入り込んで光線を遮断し、オフの状態となるようになっている。
プレイヤーがフットプレート2を踏みつけると、図3に示す如く、リンクバー4Aの一端42が下方へ移動し、これに伴ってリンクバー4Aの他端43が上方向へ移動して、フォトセンサー6Aの発光部と受光部の間から抜け出し、受光部で光線を受光するようになるため、フォトセンサー6Aがオンの信号を発生する。
非接点センサー6Aとして磁気センサーを用いる場合には、リンクバー4Aの端部43にマグネット片を取り付けておき、これが磁気センサーから遠ざかった位置にあるときはオフとなり、近づいたときにオン信号を発生するようにするものである。
この第2実施例のものは、上記第1実施例のものよりも使用部材数を減らして、内部構成を単純化することにより、全体の厚さが、第1実施例のものでは80mmあったのに対してこれを52mmまで減らすと共に、踏みつけ時のストロークを3.5mmから2mmに低減せしめたものである。
具体的には、上記第1実施例における補強フレーム11,11(図4〜図6参照)は用いないようにすると共に、補強プレート22についても、これを用いず、取付枠体23の頂部に一体的に天板を設け、これで補強プレート22を代替せしめ、更に、スプリング3,3の作用位置を変更することにより、上記厚さの低減化等を図ったものである。即ち、フットプレートの下面に取り付けた取付枠体とスプリングとを並列に配置することにより、フットスイッチの全高が低くなるよう構成したものである。
以下、第2実施例について説明する。
そのため、非操作時の常態において、フットプレート2の上面は、図8に示す如く、基台フレーム1の上面から幾分突出した状態を保つようになっている。
より詳細には、図10に示すように、フットプレート2は、保持枠21と共に取付枠体23の天板23aに取り付けられ、取付枠体23がスプリング3、3によって基台フレーム1に支持されるようになっている。
取付枠体23の天板23aの下面には、補強兼用リミッターフレーム23b,23bが取り付けられ、天板23aの強度を高めると共に、踏みつけ操作時に、当該フレーム23b,23bが床に接触して、取付枠体23がそれ以上押し下げられるのを防止するようになっている。
リンクバー4Aの一端42には、踏みつけ操作によるフットプレート2の上下方向の動きを伝達する伝動機構であるロッド5Aを挿通する孔が明けられ、フットプレート2が上下に移動すると、リンクバー4Aの一端42が上下に移動し、これによりリンクバー4Aがその軸支位置41を中心に回動し、リンクバー4Aの他端43が上下に移動するようになっている。
フットプレート2の上下方向の動きを伝達する伝動機構であるロッド5Aは、フットプレート2の前記取付枠体23の側面に固着されており、その先端が、基台フレーム1の側面に明けた孔12を通じて基台フレーム1の側面から突出し、リンクバー4Aの一端42に明けた孔に嵌め入れられるようになっている。
第2実施例においても、図8に示すフットプレート2の非踏みつけ時には、リンクバー4Aの端部43がフォトセンサーから成る非接点センサー6Aの発光部と受光部の間に入り込んで光線を遮断し、オフの状態となるようになっている。
プレイヤーがフットプレート2を踏みつけると、図9に示す如く、リンクバー4Aの一端42が下方へ移動し、これに伴ってリンクバー4Aの他端43が上方向へ移動して、フォトセンサー6Aの発光部と受光部の間から抜け出し、受光部で光線を受光するようになるため、フォトセンサー6Aがオンの信号を発生する。
プレイヤーは、ゲーム機のスクリーン200に表示されるゲーム画像を見て、必要なフットスイッチを踏みつけながらゲームを進行させるようになっている。
11 補強フレーム
1a 内向きフランジ部
2 フットプレート
21 保持枠
22 補強プレート
23 取付枠体
23a 天板
23b 補強兼用リミッターフレーム
3 スプリング
4A,4B リンクバー
41 軸支位置
5A,5B 伝動機構
6A,6B 非接点センサー
Claims (3)
- 基台フレーム(1)と、
基台フレーム(1)の枠内で上下方向に変位可能に保持され、踏みつけ操作が行われるフットプレート(2)と、
フットプレート(2)を常時上方向へ向けて付勢するスプリング(3)と、
基台フレーム(1)の相対向するフレーム構成部材の外側面にそれぞれ設定される軸支位置(41)を中心に回動自在に対をなして取り付けられるリンクバー(4A,4B)と、
踏みつけ操作によるフットプレート(2)の上下動を、リンクバー(4A、4B)上の上記軸支位置(41)以外の一点(42)に伝達する伝動機構(5A、5B)と、
フットプレート(2)の上下動により上記軸支位置(41)を中心に回動するリンクバー(4A)の一端(43)の動きによってオンオフ信号を発する非接点センサー(6A、6B)と、
を具備し、フットプレート(2)が踏み付けられたときには、その踏みつけ位置に関係なく少なくとも何れか一つの非接点センサー(6A,6B)がオンオフ信号を発するよう構成されたことを特徴とするフットスイッチ。 - 上記非接点センサー(6A,6B)としてフォトセンサーを用いたことを特徴とする請求項1に記載のフットスイッチ。
- フットプレート(2)の下面に取付枠体(23)を取り付け、取付枠体(23)とスプリング(3)とを並列に配置することにより、フットスイッチの全高が低くなるよう構成したことを特徴とする請求項1に記載のフットスイッチ。
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JP2008139230 | 2008-05-28 | ||
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