JP5222060B2 - 料金自動収受機 - Google Patents

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Description

本発明は、有料道路の料金所に設置される料金自動収受機に関する。
高速道路や駐車場の料金所などに、自動車の運転者から料金を受け取るための料金自動
収受機が設置されている。
この料金自動収受機は、料金収受員を不要とし、運転手からの通行料金の支払いを受け付け、さらに釣銭の自動払い出しを行うものである。
この種の料金自動収受機として、特許文献1(特開平6‐314361号公報)に示される技術が知られている。この料金自動収受機は、金銭(硬貨、紙幣)の収納及び払い出しを行う収受機本体と、この収受機本体の前部に取り付けられた金銭受入部及び釣銭返却口とを具備するものであって、金銭受入部及び釣銭返却口を通じて金銭の授受が行われるようになっている。
なお、金銭受入部は、車両用道路側に突出するように設けられるものである。
特開平6−314361号公報
ところで、上述した料金自動収受機では、収受機本体の前面に、連結手段を介して金銭受入部が固定されている。これら収受機本体と金銭受入部とを連結する連結手段は、例えば、金銭受入部の背面に固定された突起部と、収受機本体に設けられてこの突起部を上下方向から挟む一対のボールキャッチとから構成され、この突起部を、一対のボールキャッチの間隙に出し入れすることによって、収受機本体に対して金銭受入部の取り付け、取り外しが行われるものである。そして、このようなボールキャッチ及び突起部を用いた連結方式では、自動車が金銭受入部に側方(横方向)から接触した場合に、突起部がボールキャッチから容易に外れるようになっている。すなわち、連結手段は、自動車の側方からの接触に際して外れ易い構造となっており、これによって自動車と金銭受入部とが接触した際の衝撃が、自動車や収受機本体に及ぶことを防止している。
なお、上述した一対のボールキャッチ及び突起部からなる連結手段は、収受機本体と金銭受入部の背面との間に合計4組設置され、これら4組の連結手段によって、収受機本体に対する金銭受入部の位置決めと固定との双方を行うようにしている。
しかしながら、突起部とこれを上下から挟む一対のボールキャッチとからなる連結手段では、4箇所あるボールキャッチに対して突起部を正確に位置させた上で、突起部をボールキャッチの隙間に押し込まなければならず、収受機本体に対する金銭受入部の取り付けが面倒であるという問題がある。
また、ボールキャッチが突起部を上下から挟むという連結手段によって、金銭受入部を収受機本体に取り付ける方式であるので、金銭受入部に対して横方向以外の外力が加わった場合(収受機本体から金銭受入部を剥がそうとする外力で、例えば運転手などが金銭受入部に手をかけるなどして、金銭受入部に対して上下方向及び手前側に力が加わった場合等)であっても、容易に金銭受入部が外れてしまうという問題がある。
すなわち、例えば料金自動収受機において、設備本体部に対する突出本体部の位置決めが面倒であり、突出本体部に上下方向及び手前側に力が加わった場合に突出本体部が容易に外れてしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、利用者が操作しやすいように突出させた部品(以下突出本体部)を設備本体部に取り付ける際の位置合わせを簡単に行うことができるとともに、突出本体部に対して横方向の外力が加わった場合に、突出本体部を設備本体部から外れ易くするという機能を保持しつつ、それ以外の外力に対して突出本体部を設備本体部から容易に外れることを防止する料金自動収受機を提供することを目的とする。
そして、上記目的を達成するために本発明の課題解決手段では、有料道路の利用者が料金を支払うための料金自動収受機であって、前記有料道路の脇に設置される設備本体部と、前記有料道路に向けて突出するようにして前記設備本体部に取り付けられる突出本体部と、前記設備本体部に対して前記突出本体部を脱着自在に連結する第1及び第2連結手段とを有し、前記第1連結手段は、前記設備本体部の横方向の保持力よりも大きい上下方向の保持力によって前記突出本体部を前記設備本体部に対して連結し、前記第2連結手段は、前記設備本体部又は前記突出本体部のいずれか一方側に設けられて、前記横方向の少なくとも一端が開放され、かつ上下側に開口された凹部を有する受け部材と、前記設備本体部又は前記突出本体部の他方側に設けられて、前記受け部材の凹部に対して上下方向から係合する係合部材とを備え、手前側に加わる力に対して前記係合部材を保持することを特徴とする。
上記構成の料金自動収受機では、第2連結手段における受け部材の凹部に係合部材を係合させた状態で、第1連結手段によって突出本体部を支持させることによって、設備本体部に対する突出本体部の取り付けが行われる。そして、この第2連結手段では、受け部材の凹部に係合部材を係合させることで、突出本体部を設備本体部に対して保持する構成であるので、突出本体部に対して、これを剥がそうとする外力、例えば人間が突出本体部に手をかけるなどして、上下方向及び手前側に力が加わったとしても、係合部材が凹部に係合されることによって、突出本体部が設備本体部から外れることが防止され、突出本体部を安定して設備本体部に保持させることができる。
また、この第2連結手段では、凹部に係合部材を係合させるだけで、前述した設備本体部に対する突出本体部の位置決め及び保持の双方を容易に行わせることができる。
また、凹部は、上下側に開口されるとともに、横方向の少なくとも一端に対しても開放された構造であるので、自動車が突出本体部に側方(横方向)から接触したとしても、凹部に係合された係合部材が、この開放された一端を通じて外れることにより、突出本体部が設備本体部から脱落することになり、自動車と突出本体部とが接触した際の衝撃が、自動車や設備本体部に及ぶことが防止される。
また、本発明の料金自動収受機では、前記第1連結手段は、前記設備本体部又は前記突出本体部のいずれか一方側に設けられて、前記設備本体部と前記突出本体部の配列方向に突出する突起部と、前記設備本体部又は前記突出本体部の他方側に設けられて、前記突起部を上下方向から挟んで保持する保持部材とを備えることを特徴とする。
上記構成の料金自動収受機では、第1連結手段において、設備本体部と突出本体部の配列方向に向けて突出する突起部を、保持部材によって上下方向から挟んで拘束することで支持するようにしたので、突起部を保持部材に押し込むだけで、突起部が保持部材に容易に保持され、設備本体部に対する突出本体部の取り付け作業を簡単に行うことができる。
また、第1連結手段は、保持部材によって、横方向よりも大きい上下方向からの保持力によって突起部を脱着自在に支持する構成であるので、自動車が突出本体部に側方(横方向)から接触したとしても、突起部が保持部材から容易に外れることで、第2連結手段の場合と同様に、突出本体部が設備本体部から脱落することになり、自動車と突出本体部とが接触した際の衝撃が、自動車や設備本体部に及ぶことが防止される。
また、本発明の料金自動収受機では、前記設備本体部と前記突出本体部との間に配置されて、互いの嵌合によって前記設備本体部に対して前記突出本体部を連結する凹状嵌合部及び凸状嵌合部を備えることを特徴とする。
上記構成の料金自動収受機では、設備本体部と突出本体部との間に、互いに嵌合される凹状嵌合部及び凸状嵌合部が設けられていることから、これら凹状嵌合部及び凸状嵌合部によって、設備本体部に対する突出本体部の位置決めを行うことができるとともに、突出本体部の保持力を補強することができる。
また、本発明の料金自動収受機では、前記凹状嵌合部及び凸状嵌合部は、いずれか一方が磁石により形成され、他方が前記磁石に結合される金属により形成されていることを特徴とする。
上記構成の料金自動収受機では、上記凹状嵌合部及び凸状嵌合部について、いずれか一方が磁石により形成され、かつ他方が金属により形成されているので、これら凹状嵌合部及び凸状嵌合部による突出本体部の位置決めとともに、磁石と金属との結合によって設備本体部と突出本体部との連結も可能であり、突出本体部を設備本体部に対して安定的に支持させることができる。
また、本発明の料金自動収受機では、前記設備本体部が、金銭の収納及び払い出しを行う収受機本体であって、前記突出本体部が、前記収受機本体の前部に取り付けられて金銭を受け入れる金銭受入部を備えることを特徴とする。
また、本発明の料金自動収受機では、前記突出本体部が、管理者を呼び出すための呼出レバーを備えることを特徴とする。
また、本発明の料金自動収受機では、前記係合部材は、前記設備本体部又は前記突出本体部の他方側に設けられた支持ロッドと、該支持ロッドに対して、先端位置を上下に対して変更することができるように螺合された係合ピンとを有することを特徴とする。
本発明の料金自動収受機では、突出本体部を設備本体部に取り付ける際の位置合わせを簡単に行うことができるとともに、突出本体部に対して横方向の外力が加わった場合に該前面パネルを設備本体部から外れ易くするという機能を保持しつつ、それ以外の外力に対して該前面パネルを設備本体部から容易に外れることを防止できる効果がある。
以下に、本発明に係る料金自動収受機を説明する。
図1は料金自動収受機100の正面図である。
料金自動収受機100は、金銭の収納及び払い出しを行う直方体形状の収受機本体(設備本体部)2を備えている。
収受機本体2は、その前面が有料道路に沿って延びるようにして設置されるものである。
収受機本体2の前面には、不図示の硬貨収容部に連通する硬貨投入口5が形成されている。そして、硬貨投入口5の開口部を覆うようにして、金銭受入部(突出本体部)1が収受機本体2の前面に取り付けられている。
金銭受入部1は、運転者などの支払い者から硬貨を受け入れて、それら硬貨を硬貨投入口5へと案内するためのものである。この金銭受入部1は、収受機本体2の前面から有料道路に突出するようにして、収受機本体2の前面に、連結手段11,12(後述する)を介して着脱可能に取り付けられている。
また、収受機本体2の前面には、通行券が挿入される通行券挿入口3と、料金を表示する料金表示部4と、釣銭を返却するための釣銭返却口6とが設けられている。また、収受機本体2の前面には、紙幣が挿入される紙幣挿入口7と、紙幣を返却するための紙幣返却口8と、領収書の発行指示を受け付ける領収書発行ボタン9と、領収書を外方に送り出す領収書発行口10とが設けられている。そして、これら各口3〜10を通じて収受機本体2に対して金銭の収受、通行券・領収書のやり取りが行われる。
このような料金自動収受機100は、前面側に停車した車の運転手などにより、通行券挿入口3に通行券が挿入されたとき、その通行券の磁気情報に基づき車種、通行距離に応じた料金を計算して、料金表示部4に表示する。そして、運転手は、この料金表示部4の料金表示に従って、硬貨投入口5及び紙幣挿入口7に金銭を投入する。すると、収受機本体2は、投入された金銭を計数し、この計数結果と先の料金との差額に基づき、釣銭がある場合には、その釣銭を釣銭返却口6及び紙幣返却口8から返却する。
次に、図2〜図6を参照して、収受機本体2の硬貨投入口5と、金銭受入部1との間に設けられて、これら収受機本体2に対して金銭受入部1を脱着自在となるように連結する第1連結手段11及び第2連結手段12について説明する。
第1連結手段11は、図2〜図4に示されるように、金銭受入部1の裏面に設けられた突起部13と、収受機本体2の前面に設けられて突起部13を上下方向から支持する保持部材14とを備えている。
突起部13は、金銭受入部1の裏面の下端部に設けられており、幅方向(収受機本体2の横方向、図2で示すC−D方向)の両端部に一つずつ設けられている。また、突起部13は、金銭受入部1の裏面に対してほぼ垂直に延ばされ、すなわち、金銭受入部1と収受機本体2との配列方向(矢印A−B方向)である矢印B方向に突出するように配置されたものである。さらに、突起部13は、その基端部13Aに対して、先端部が上下側に膨らんだ球形状(この部分を球状部13Bとする)に形成されている。
また、保持部材14は、突起部13に対向させて一組設けられている。また、保持部材14は、図4に示すように、上下に間隔をおいて配置された一対の収納部14Aと、これら収納部14A内に収納された一対のボールキャッチ14Bと、これら各収納部14A内にそれぞれ設けられて、収納部14A内のボールキャッチ14Bを互いに近接する方向に付勢する圧縮ばね14Cとを備えている。
ボールキャッチ14Bは、収納部14Aの先端から突出する突出位置と、収納部14A内に収納される収納位置との間で往復動可能に支持されている。
そして、突起部13の球状部13Bを、ボールキャッチ14Bの間において矢印B方向に進行させると、球状部13Bによって各ボールキャッチ14Bが、圧縮ばね14Cの付勢力に抗して収納部14A内に没する方向(互いに離間する方向)に移動し、各ボールキャッチ14B間を通り抜ける。すると、各ボールキャッチ14Bは、圧縮ばね14Cの付勢力により、突出位置に戻されて、基端部13Aに当接する。これにより、保持部材14は、突起部13が矢印A側に抜けないように、基端部13Aを上下方向から押圧、支持する。
一方、突起部13が支持された状態で、収受機本体2から金銭受入部1を矢印A方向に離間させると、突起部13の球状部13Bが、ボールキャッチ14Bの間を通り抜けて矢印A方向へ移動する。これにより、突起部13が保持部材14から取り外される。
なお、保持部材14では、横方向(図2に矢印C−Dで示す方向)の保持力よりも大きい上下方向からの保持力によって、ボールキャッチ14Bが突起部13を脱着自在に支持するように、圧縮ばね14Cの弾性力が調整されている。
第2連結手段12は、図2、図3及び図5に示されるように、金銭受入部1の裏面に設けられた係合部材16と、収受機本体2の前面に設けられた受け部材15とを備えている。
受け部材15は、収受機本体2の前面に横方向C−Dに配列されて一対設けられている。そして、受け部材15は、横方向C−Dの両端が開放されており、かつ上側に開口された凹部15Aを有している。すなわち、凹部15Aは、下側に没して上端が開口されている。
また、係合部材16は、金銭受入部1の裏面の上端から、ほぼ垂直(金銭受入部1の取付け時には、矢印B方向に突出する方向)となるように曲線状に延ばされた支持ロッド16Aと、この支持ロッド16Aの先端部において、支持ロッド16Aに対して垂直(金銭受入部1の取付け時には上下方向)となるように螺合された係合ピン16Bとを備えている。
これら係合ピン16Bは、図5に示すように、上方から下方に向けて凹部15A内に係合され、これによって金銭受入部1が前方側(図5に矢印Eで示す)へ外れることを防止する。
また、作業者の操作により、支持ロッド16Aに対する係合ピン16Bの螺合位置を変更することによって、支持ロッド16Aから係合ピン16Bが下方に突出する突出寸法を変更することができる。そのため、係合ピン16Bが受け部材15に接する先端位置を上下に対して変更することができ、収受機本体2に対する金銭受入部1の取り付け状態を適宜、調整することができる。
一方、収受機本体2及び金銭受入部1の間には、互いに横方向C−D方向に配列された一対の嵌合部材20が設けられている。これら各嵌合部材20は、図4に示されるように、金銭受入部1の裏面に設けられて、内部に磁石21Aを有する凸状嵌合部21と、収受機本体2の前面に設けられて、磁性体により形成される凹状嵌合部22とを備えている。
凸状嵌合部21は、凹状嵌合部22内に嵌合されるようになっており、凸状嵌合部21と凹状嵌合部22とを嵌合させると、凸状嵌合部21の磁石21Aの磁力により、磁性体である凹状嵌合部22が吸引され、凸状嵌合部21と凹状嵌合部22とが互いに結合される。
なお、これら嵌合部材20は、収受機本体2に金銭受入部1を取り付けるに際して、収受機本体2に対する金銭受入部1の位置決め及び固定保持の役割がある。
以上のような料金自動収受機100において、以下のようにして、金銭受入部1が収受機本体2に取り付けられる。
まず、図5に示すように、受け部材15の凹部15Aに、係合ピン16Bを上方側から係合させることにより、収受機本体2に対して金銭受入部1を位置決め固定する。
次に、保持部材14にその突起部13を支持させる。すなわち、図6に示すように、突起部13の球状部13Bを、保持部材14のボールキャッチ14Bの間に矢印B方向へ向けて押し込むようにすると(図6(A)参照)、圧縮ばね14Cの付勢力に抗して、ボールキャッチ14Bが互いに離れる方向に移動しつつ、突起部13の球状部13Bが矢印B方向側に移動することを許容する(図6(B)参照)。さらに、突起部13の球状部13Bが、ボールキャッチ14Bを通過して矢印B方向に通り抜けた場合には、圧縮ばね14Cの復帰によって、先のボールキャッチ14Bが互いに近接する側に移動し、これによって突起部13が矢印A側に抜けないように突起部13の基端部13Aを上下方向から押圧する(図6(C)参照)。
これにより、突起部13が保持部材14によって支持される。
また、収受機本体2に金銭受入部1を取り付けた場合、中間に設けられている嵌合部材20の凹状嵌合部22内に凸状嵌合部21が嵌合される。このとき、これら凸状嵌合部21及び凹状嵌合部22の嵌合によって、金銭受入部1を収受機本体2に取り付ける際の位置決めがなされるとともに、凸状嵌合部21の磁石21Aが、磁性体の凹状嵌合部22に結合して互いの固定がなされる。
以上詳細に説明したように、上述した料金自動収受機100では、受け部材15の凹部15Aに係合部材16を係合させることにより、収受機本体2に対する金銭受入部1の位置決め及び保持を行うことができる。そのため、図5に矢印Eで示すように、金銭受入部1に対して、これを剥がそうとする外力、例えば人間が金銭受入部1に手をかけるなどして上下方向や手前側に力が加わったとしても、凹部15Aへの係合部材16の係合によって、凹部15Aの内壁が係合ピン16Bを支持する。これにより、金銭受入部1が収受機本体2から外れることが防止され、金銭受入部1を安定して収受機本体2に保持させることができる。
また、受け部材15の凹部15Aに係合部材16を係合させるだけで、前述した収受機本体2に対する金銭受入部1の位置決め及び保持を容易に行うことができる。
また、受け部材15の凹部15Aは、上側に開口されるとともに、左右方向の両端に対しても開放された構造であるので、自動車が金銭受入部1に側方(矢印C−D方向)から接触したとしても、凹部15Aに係合された係合部材16が、この開放された両端部を通じて外れることで、金銭受入部1が収受機本体2から脱落することになり、自動車の接触による被害が、収受機本体2や自動車に及ぶことが防止される。
従って、上記料金自動収受機100によれば、金銭受入部1を収受機本体2に取り付ける際の位置合わせを簡単に行うことができるとともに、金銭受入部1に対して横方向の外力が加わった場合に金銭受入部1を収受機本体2から外れ易くするという機能を保持しつつ、それ以外の外力に対して金銭受入部1を収受機本体2から容易に外れることを防止することが可能となる。
なお、金銭受入部1が収受機本体2から外れたときに、金銭受入部1が地表に衝突しないように、金銭受入部1と収受機本体2との間にこれらを連結する鎖、ワイヤなどの支持具(図示略)を設け、この支持具を介して、外れた金銭受入部1が、地表に衝突しないように収受機本体2に吊り下げるようにするとよい。
また、上記料金自動収受機100によれば、第1連結手段11において、収受機本体2と金銭受入部1の配列方向に向けて突出する突起部13を、圧縮ばね14Cで付勢力される保持部材14のボールキャッチ14Bによって上下方向から挟んで拘束することで支持するようにしたので、突起部13を保持部材14のボールキャッチ14B内に押し込むだけで、突起部13が、ボールキャッチ14Bに容易に保持され、収受機本体2に対する金銭受入部1の取り付け作業を簡単に行うことができる。
また、上記料金自動収受機100によれば、収受機本体2と金銭受入部1との間に、互いに嵌合される凸状嵌合部21及び凹状嵌合部22を設けたことから、これら凸状嵌合部21及び凹状嵌合部22の互いの嵌合によって、収受機本体2に対する金銭受入部1の位置決めを行うことができる。
また、上記料金自動収受機100によれば、嵌合部材20について、凸状嵌合部21側に磁石21Aを設け、かつ他方の凹状嵌合部22の磁性体の金属により形成したので、これら凸状嵌合部21及び凹状嵌合部22による金銭受入部1の位置決めとともに、磁石と金属との結合による、収受機本体2と金銭受入部1との連結も可能であり、金銭受入部1を収受機本体2に対して安定的に支持させることができる。
なお、上記実施形態において、第1連結手段11では、金銭受入部1側に突起部13を設け、収受機本体2側にこの突起部13を支持する保持部材14を設けるようにしたが、これに限定されず、収受機本体2側に突起部13を設け、かつ金銭受入部1側に保持部材14を設けてもよい。
また、第2連結手段12では、収受機本体2側に受け部材15を設け、金銭受入部1側に受け部材15に係合される係合部材16を設けるようにしたが、これに限定されず、金銭受入部1側に受け部材15を設け、かつ収受機本体2側に係合部材16を設けてもよい。
また、第2連結手段12において、係合部材16の係合ピン16Bを係合させるための、受け部材15の凹部15Aを上方側に開口するようにしたが、これに限定されず、下方側に開口するようにし、先の係合部材16の係合ピン16Bを、受け部材15の凹部15Aに対して、下方側から係合させるようにしてもよい。
また、嵌合部材20では、凸状嵌合部21内に磁石21Aを設け、凹状嵌合部22を磁性体により形成したが、これに限定されず、凹状嵌合部22に磁石を設け、かつ凸状嵌合部21を磁性体で形成してもよい。また、収受機本体2の前面に凸状嵌合部21を設け、金銭受入部1の裏面に凹状嵌合部22を設けたが、これに限定されず、金銭受入部1側に凸状嵌合部21を設け、収受機本体2側に凹状嵌合部22を設けてもよい。
また、上記実施形態では、収受機本体2の硬貨投入口5に、金銭受入部1を脱着する場合の例を示したが、これに限定されず、紙幣挿入口7が投入される箇所にも同様の構成の金銭受入部1を設けてもよい。
さらに、突出本体部として金銭受入部1が設けられているとしたが、これに代えて、又はこれとともに、他の突出本体部を設けることができる。例えば、図7に示すように、収受機本体2の前面に、有料道路に突出するようにして、呼出レバー(突出本体部)50が設けられていてもよい。呼出レバー50は、料金自動収受機100の下方に押されるようになっている。すなわち、車両に乗った利用者が、呼出レバー50を押し下げることにより、呼出レバー50は、料金自動収受機100の前に利用者が来たことを管理者に通知する。そして、管理者は、不図示のインターフォンを介して、利用者に応答する。このような呼出レバー50は、特に腕が不自由な利用者にも操作性が高く、設置することが好ましい。
この呼出レバー50は、図8に示すように、収受機本体2の幅方向に切り欠かれたスリット53を有する本体部51と、スリット53内から配列方向(A−B)に突出するレバー本体52とを備えている。レバー本体52は、収受機本体2の高さ方向Hに延びる回転軸線を中心として、スリット53を介して回転するようになっている。これにより、車両がレバー本体2に接触しても、レバー本体52が回転することにより、車両や収受機本体2に衝撃が伝わることが防止される。
また、本体部51の裏面及び収受機本体2の前面には、図9に示すように、上述した連結手段11,12及び嵌合部材20が設けられている。
このように、車両が呼出レバー50に接触しても、レバー本体52が回転したり、本体部51が収受機本体2から横方向に取り外れることにより、車両や収受機本体2に衝撃が伝わることが防止される。さらに、レバー本体52を押し下げるという通常の操作に対しては、保持力を強くすることができる。
なお、呼出レバー50は、料金自動収受機100だけでなく、例えば管理者を呼び出すための呼出機など有料道路に設置される他の設備に取り付けることができることは言うまでもない。
また、設備本体部として収受機本体2を例として説明し、突出本体部として金銭受入部1及び呼出レバー50を例として説明したが、これらに限ることはなく、有料道路の脇に設置される設備本体部に、有料道路に突出するように取り付けられる突出本体部であれば、適宜適用可能である。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
本発明の実施形態となる料金自動収受機100の正面図 収受機本体2に対する金銭受入部1(金銭受入部)の取り付け状態を示す斜視図 金銭受入部1を裏面側から見た斜視図 図2のIV−IVに沿う側断面図であって、第1連結手段11及び嵌合部材20の詳細を示す図 図2のV−Vに沿う側断面図であって、第2連結手段12の詳細を示す図 第1連結部材11の連結工程を示す図 図1の変形例を示す正面図 図1の呼出レバーの動作を示す説明図 図1の呼出レバーの取付の様子を示す説明図
符号の説明
1 金銭受入部(突出本体部)
2 収受機本体(設備本体部)
11 第1連結手段
12 第2連結手段
13 突起部
14 保持部材
15 受け部材
15A 凹部
16 係合部材
20 嵌合部材
21 凸状嵌合部
22 凹状嵌合部
50 呼出レバー(突出本体部)

Claims (7)

  1. 有料道路の利用者が料金を支払うための料金自動収受機であって、
    前記有料道路の脇に設置される設備本体部と、
    前記有料道路に向けて突出するようにして前記設備本体部に取り付けられる突出本体部と、
    前記設備本体部に対して前記突出本体部を脱着自在に連結する第1及び第2連結手段と
    を有し、
    前記第1連結手段は、
    前記設備本体部の横方向の保持力よりも大きい上下方向の保持力によって前記突出本体部を前記設備本体部に対して連結し、
    前記第2連結手段は、
    前記設備本体部又は前記突出本体部のいずれか一方側に設けられて、前記横方向の少なくとも一端が開放され、かつ上下側に開口された凹部を有する受け部材と、
    前記設備本体部又は前記突出本体部の他方側に設けられて、前記受け部材の凹部に対して上下方向から係合する係合部材とを備え、手前側に加わる力に対して前記係合部材を保持する
    ことを特徴とする料金自動収受機。
  2. 前記第1連結手段は、
    前記設備本体部又は前記突出本体部のいずれか一方側に設けられて、前記設備本体部と前記突出本体部の配列方向に突出する突起部と、
    前記設備本体部又は前記突出本体部の他方側に設けられて、前記突起部を上下方向から挟んで保持する保持部材と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の料金自動収受機。
  3. 前記設備本体部と前記突出本体部との間に配置されて、互いの嵌合によって前記設備本体部に対して前記突出本体部を連結する凹状嵌合部及び凸状嵌合部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の料金自動収受機。
  4. 前記凹状嵌合部及び凸状嵌合部は、いずれか一方が磁石により形成され、他方が前記磁石に結合される金属により形成されていることを特徴とする請求項3に記載の料金自動収受機。
  5. 前記設備本体部が、金銭の収納及び払い出しを行う収受機本体であって、
    前記突出本体部が、前記収受機本体の前部に取り付けられて金銭を受け入れる金銭受入部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の料金自動収受機。
  6. 前記突出本体部が、管理者を呼び出すための呼出レバーを備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の料金自動収受機。
  7. 前記係合部材は、
    前記設備本体部又は前記突出本体部の他方側に設けられた支持ロッドと、
    該支持ロッドに対して、先端位置を上下に対して変更することができるように螺合された係合ピンと
    を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の料金自動収受機。
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