JP5221698B2 - 車載用レーダ装置 - Google Patents
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Description
このような車載用レーダ装置は、垂直方向の角度を測定するためのアンテナやビームの方向を切り替える機構などが不要なため、垂直方向の角度も測定するレーダ装置と比較して、構成を簡単化でき、コストも抑えることができるという特長を持つ。
例えば、低位置物体の中でもマンホール蓋やキャッツアイなどの金属製の反射物体は反射波強度が強いため、車両などの非低位置物体と同等の反射波強度になる場合があり、一方で、非低位置物体の中でも人やバイクなどの反射物体は反射波強度が弱いため、空き缶などの低位置物体と同等の反射波強度になる場合がある。
一般に、反射物体の高さが高いほどレーダ装置で送信した電波が一度路面に反射してからレーダ装置で受信されやすいため、反射物体の高さが高いほど路面マルチパスによる影響が大きく、一方で、反射物体の高さが低いほど路面マルチパスによる影響は小さい。
このため、車両等の反射物体の高さが高い反射物体の方が反射波強度が大きく変動しやすく、反射物体の相対距離によっては、車両などの非低位置物体の反射波強度の方が、空き缶などの低位置物体の反射波強度よりも弱くなる場合もある。
さらに言えば、レーダ装置の個体差などによっても反射波強度は変化しうる。
以下、この発明の実施の形態1における車載用レーダ装置を図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施形態である車載用レーダ装置のブロック図である。
図1において、車載用レーダ装置1は、車両に搭載され、自車の前方に電波を送信して自車の前方に存在する反射物体から反射して来る電波を検出することにより、周辺に存在する複数の反射物体に関する情報として、少なくとも相対距離と相対速度と水平方向角度と反射波強度を出力する。反射物体に関する情報は、衝突被害軽減ブレーキシステムや前方の車両に追従するアダプティブクルーズコントロールシステムなどの車両制御部3に信号として出力している。また、この車載用レーダ装置1は、レーダ装置を搭載した車両の走行速度を検出している走行速度センサ2からの信号を入力して、反射物体に関する情報を検出する際の付加情報としている。
送受信部102と送受波部103では、制御部101の制御により、送受信部102で生成された送信信号が、送受波部103から自車の前方に送信電磁波として空間に放射され、周辺にある反射物体などで反射した電磁波を送受波部103が受波し、送受信部102が受信信号に変換する。
極座標系相対距離:Dst
極座標系半径方向相対速度:Vlc
極座標系水平方向角度:Ang
反射波強度:Amp
を測定する。
なお、相対距離Dst、相対速度Vlc、反射波強度Ampを測定するため、レーダ方式として公知である、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式や、パルスドップラー方式などが実現できるよう送受信部102は構成され、送受信のタイミングは制御部101で制御される。
なお、時系列相関部106で実施される処理は、同じ反射物体を毎回の信号処理周期で同定できる方法であれば、他の方法でも良い。
制御部101は、静止物判定部107の処理を終えた後で、高さ毎反射波強度予測部111、物体高さ推定部112を順に制御し、反射物体の高さを推定する。
今、垂直方向の角度0degを基準とした、他の垂直方向の角度における反射波強度が、図2のビームパターンで表されるレーダ装置を想定する。なお、垂直方向の角度0degを基準としたほかの角度の強度を、垂直方向のビームパターンによる反射波強度係数と呼ぶこととする。
例えば、レーダ装置の搭載高さを乗用車のフロントグリル周辺と仮定して600mmとし、反射物体の想定高さを0mm、100mm、200mmとした場合について、横軸を反射物体の相対距離、縦軸をビームパターンによる反射波強度係数として表すと、図3のようになる。
想定高さを0mm、100mm、200mmの3種類とした場合について、高さ毎反射波強度予測部111の処理概要を説明する。
前回信号処理周期における測定反射波強度:Amp_pre、
今回信号処理周期における測定相対距離:Dst_now、
前回信号処理周期における測定相対距離:Dst_preから、
想定高さ0mmの場合の高さ毎反射波強度予測値:Amp_est0mm
想定高さ100mmの場合の高さ毎反射波強度予測値:Amp_est100mm
想定高さ200mmの場合の高さ毎反射波強度予測値:Amp_est200mm
の3種類の高さ毎反射波強度予測値を算出する。
Amp_est0mm =
Amp_pre/(Beam0mm[Dst_pre]/Dst_pre^2)*(Beam0mm[Dst_now]/Dst_now^2)
Amp_est100mm =
Amp_pre/(Beam100mm[Dst_pre]/Dst_pre^2)*(Beam100mm[Dst_now]/Dst_now^2)
Amp_est200mm =
Amp_pre/(Beam200mm[Dst_pre]/Dst_pre^2)*(Beam200mm[Dst_now]/Dst_now^2)
この値は、相対距離に対する垂直方向のビームパターンによる反射波強度係数を想定高さ毎にテーブルとしてレーダ装置で保持しておいても良いし、図2で示した垂直方向の角度に対する垂直方向のビームパターンによる反射波強度係数を二次方程式で近似するなどして、近似式をレーダ装置で保持しておき、各々の信号処理周期で、レーダ装置の搭載高さ、反射物体の相対距離、反射物体の想定高さから、反射物体の垂直方向の角度を算出し、垂直方向のビームパターンによる反射波強度係数を前記近似式から算出するようにしても良い。
これにより、水平方向のビーム幅が狭い場合であっても、精度良く高さ毎反射波強度予測値を算出できる。
反射波強度は、a)垂直方向のビームパターンによる反射波強度係数に比例する現象、b)反射物体の相対距離の二乗に反比例する現象、c)ノイズの影響、d)路面マルチパスによる影響、などを複合したものとして得られる。
これに対し、高さ毎反射波強度予測値は、a)垂直方向のビームパターンによる反射波強度係数に比例する現象と、b)反射物体の相対距離の二乗に反比例する現象のみを考慮している。
このため、測定部104で測定された実際の反射波強度と、高さ毎反射波強度予測部111で予測された高さ毎反射波強度予測値との間には誤差が生じる。
そこでこの発明では、毎回の信号処理周期での誤差を累積した累積誤差を想定高さ毎に算出し、その結果得られる想定高さ毎の累積誤差間の関係から、反射物体の実際の高さを推定する。
まず、実際に測定部104で測定された反射波強度と、高さ毎反射波強度予測部111で予測された高さ毎反射波強度予測値との間の誤差を下記計算式によって算出する。
ΔAmp0mm=Amp_est0mm-Amp
ΔAmp100mm=Amp_est100mm-Amp
ΔAmp200mm=Amp_est200mm-Amp
この誤差を高さ毎瞬時誤差と定義する。
高さ毎累積誤差Σ(ΔAmp0mm)、Σ(ΔAmp100mm)、Σ(ΔAmp200mm)を算出し、ノイズの影響などを平滑化する。
このため、高さ毎累積誤差を毎回の信号処理周期で二乗し、その和を計算したものもまた、反射物体の実際の高さと想定高さが近ければ近いほどゼロに近い値となる。
この高さ毎累積誤差を毎回の信号処理周期で二乗し、その和を計算したものを、この実施形態では高さ毎一致度と定義する。
一致度0mm=Σ( (Σ(ΔAmp0mm))^2 )
一致度100mm=Σ( (Σ(ΔAmp100mm))^2 )
一致度200mm=Σ( (Σ(ΔAmp200mm))^2 )
なお、高さ毎一致度の算出(高さの推定)に加えて、信号対雑音電力比(S/N比)が所定のSN比閾値T01以上となった相対距離から高さ毎反射波強度予測部111による高さ毎反射波強度予測値の算出を開始し、上記SN比閾値T01より遠い相対距離では高さ毎反射波強度予測値の算出を実施しないようにしてもよい。
なお、高さ毎一致度の算出(高さの推定)に加えて、相対距離が所定の閾値以下となった相対距離から高さ毎反射波強度予測部111による高さ毎反射波強度予測値の算出を開始し、上記閾値より遠い相対距離では高さ毎反射波強度予測値の算出を実施しないようにしてもよい。
言い換えると、
一致度0mmが最も小さい場合は反射物体の実際の高さ0mm付近であり、
一致度100mmが最も小さい場合は反射物体の実際の高さは100mm付近であり、
一致度200mmが最も小さい場合は反射物体の実際の高さは200mm付近または200mm以上であるということとなり、
複数種類の想定された高さのうち、高さ毎一致度からいずれか一つの想定高さに最も近いと推定することにより、反射物体の実際の高さを推定することができる。
ここでは、想定高さを0mm、100mm、200mmの3種類としたが、この発明において、想定高さの種類の数は、この3種類に限定するものではなく、また、想定高さの間隔を100mm間隔に限定するものでもない。
例えば、想定高さの間隔を狭くし、想定高さの種類の数を多くすれば、それだけ高さの推定精度を向上できる。
そこで、想定高さの種類の数をある程度少なくする場合は、高さの推定精度を確保できるように、以下に示す3つの工夫を施すことが望ましい。
例えば、一致度0mmの次に一致度100mmが小さく、かつ、一致度0mmが所定の閾値より小さく、かつ、一致度100mmが所定の閾値より大きい場合、実際の高さは0mm〜25mm付近であるというように、想定高さの種類の数が少なくても高さを推定する際の条件を工夫することで高さの推定精度を向上することができる。
このように複数種類の想定された高さのうち、二つの想定高さの間に存在すると推定することもできる。
この方法では、高さの推定精度を向上したい高さの範囲では想定高さの間隔を狭く、それ以外の高さの範囲では想定高さの間隔を広く設定することで、全体の演算量の増加を抑えつつ、想定高さの間隔を狭くした部分でのみ反射物体の高さの推定精度を向上することができる。
この方法は、例えば、低位置物体であるか非低位置物体であるかを識別する高さの境界付近での高さの推定精度を向上したい場合などに有効な方法である。
この方法により、遠距離では演算量を削減でき、近距離では高さの推定精度を向上できるので、高さ毎反射波強度予測部111や物体高さ推定部112の全体の演算量を削減しつつ、近距離では高い高さの推定精度を得ることができる。
これら3つの方法は、必ずしもすべてを用いる必要は無く、必要に応じて適宜組み合わせて使用すればよい。
同様に、反射物体の高さが1000mmの場合も、一致度200mmと、一致度1000mmは完全に同じ値となる。
このままでは、反射物体の高さが200mmであるか1000mmであるか識別できないため、この実施形態では上下対象対策処理を実施する。
そこで、上下対象対策処理では、高さ毎一致度が所定の上下対象対策閾値以上の場合は反射物体の実際の高さがレーダ装置の搭載高さより高いと推定し、高さ毎一致度が上記上下対象対策閾値未満の場合は反射物体の実際の高さがレーダ装置の搭載高さよりも低いと判断する。
具体的には、
一致度200mm=一致度1000mm<上下対象対策閾値であれば反射物体の高さがレーダ装置の搭載高さである600mmより高さの低い200mmであると判定し、
一致度200mm=一致度1000mm≧上下対象対策閾値であれば反射物体の高さがレーダ装置の搭載高さである600mmより高さの高い1000mmと判定する。
また、本実施形態では、高さ毎累積誤差を算出する際に何回の信号処理周期分の高さ毎瞬時誤差を加算済かに依存して高さ毎一致度は増加するため、上下対象対策閾値はこの回数に応じて設定する必要がある。
以降では、図4のフローチャートを用いて高さ毎一致度から物体の高さを推定するまでの条件を説明する。
まず、ステップS201では、高さ毎瞬時誤差の加算回数が所定の誤差加算回数閾値以上の場合のみステップS202に進む。誤差加算回数が少ないと、誤差の影響が大きく、高さの推定精度が十分に得られないため、ステップS201は高さの推定精度を確保するために必要な条件である。
なお、自車の移動した距離は、走行速度センサ2で得られたレーダ搭載車両の走行速度と、高さ毎瞬時誤差をはじめて計算した信号処理周期からの経過時間によって計算される。
この実施形態では、ノイズによる影響が大きければ大きいほど、また、路面マルチパスによる影響が大きければ大きいほど、高さ毎一致度が大きくなることを考慮し、高さ毎一致度が大きいほど高さ推定距離閾値を小さく(高さ推定開始の相対距離を近距離に)設定する。
ここで、SN比閾値T02は、前述のSN比閾値T01以上に設定される閾値である。
具体的に、レーダ搭載車両の走行速度を36km/h(10m/sec)、信号処理周期を100msecとした場合の処理例を示す。
図5にレーダ装置の搭載高さを600mmとし、空き缶程度の高さを想定した場合と
車両などの高さの高い物体を想定した場合のそれぞれの場合について、相対距離に対する反射波強度の変化を示す。
この処理例では、空き缶は高さ100mmの反射物体で路面マルチパスによる影響がないものと仮定し、車両は高さ600mmの反射物体で路面マルチパスの影響があるものと仮定し、高さ方向の反射点の広がりや反射点の変化は無視した簡単なモデルで説明する。
また、この処理例では、高さ毎一致度を判定する想定高さを、0mm、100mm、200mm、300mm、400mm、500mm、600mmの7種類とした。
なお、この処理例では、誤差加算回数閾値は10回、自車移動距離閾値は10m、高さ推定距離閾値は20mとする。
図6より、対象となる反射物体が空き缶の場合は、反射物体の相対距離20m以下の領域において、一致度100mmが最も小さいことがわかる。この結果、反射物体の高さは100mm付近であると推定される。
なお、この処理例では、高さ推定距離閾値は10mとし、距離10mにおける上下対象対策閾値は100とする。
図7では、高さ毎一致度の最小値が上下対象対策閾値より大きいので、一致度0mm、一
致度100mmなどの想定高さの低い高さ毎一致度は、一致度1200mm、一致度1100mmなどのレーダ装置の搭載高さを基準として上下反転した想定高さの高さ毎一致度であると置き換えて反射物体の高さを推定する。
なお、この処理例では一致度600mmが最も小さくなったが、ノイズなどの影響によっては一致度500mmとの関係が逆転することも考えられる。
このように高さ毎一致度間の差が小さい場合は、他の高さ毎一致度が大きいことを利用し、反射物体の高さは少なくとも0mm〜300mmではなく、900mm〜1200mmでもないと推定し、反射物体の高さは400mm〜800mmの間であると推定されるようにするなど、他の高さ毎一致度との関係性から反射物体の高さにある程度余裕を持たせるようにしても良い。
このフローチャートにおいて、まず、ステップS301では、送受信部102、送受波部103、測定部104の処理によって、今回信号処理周期の反射物体を測定する。
次に、ステップS302では、時系列相関部106の処理によって、前回信号処理周期と今回信号処理周期の反射物体の測定結果を比較し、時系列で相関(前回と今回で同一)があると考えられる反射物体に同一のIDを割り当てる。
次に、ステップS304で反射物体が静止物であると判定された場合、ステップS305では、高さ毎反射波強度予測部111の処理によって、反射物体の高さを複数種類想定し、前回と今回で同一IDの反射物体の前回信号処理周期の反射波強度から、今回信号処理周期の高さ毎反射波強度予測値を算出する。
最後に、ステップS307で反射物体の高さ推定値から、反射物体は低位置物体であると識別された場合、ステップS308では、車両制御部3において、自車が反射物体との接触を回避するための車両制御アプリケーションの作動を中止するような処理を実施する。
例えば、上記した実施形態では、レーダ装置の搭載高さを600mmとしたが、この発明はレーダ装置の搭載高さをこの範囲に限定するものではなく、レーダ装置の搭載高さが既知であれば他の高さでもよい。
また、上記した実施形態では、測定した実際の反射波強度と高さ毎反射波強度予測値との間の誤差を累積した高さ毎累積誤差の二乗和を高さ毎一致度と定義したが、測定した実際の反射波強度と高さ毎反射波強度予測値が似通っているかどうかを判定できる方法であれば、例えば、測定した実際の反射波強度と高さ毎反射波強度予測値との間の誤差である高さ毎瞬時誤差の二乗和や二乗平均など、他の指標を高さ毎一致度と定義しても良い。
3:車両制御部、
101:制御部、 102:送受信部、
103:送受波部、 104:測定部、
105:記憶部、 106:時系列相関部、
107:静止物判定部、 111:高さ毎反射波強度予測部、
112:物体高さ推定部。
Claims (16)
- 車両に搭載され、周辺に存在する複数の反射物体に関する情報として少なくとも相対距離と相対速度と水平方向角度と反射波強度を出力するレーダ装置において、
一定の時間周期で上記複数の反射物体の相対距離と相対速度と水平方向角度と反射波強度に関わる情報を測定する測定部と、
上記測定部で測定された複数の反射物体の相対距離と相対速度と水平方向角度に関わる情報を複数の周期に渡って入力し、時系列で相関がある反射物体を同一の物体であると見做す時系列相関部と、
上記反射物体の高さとして複数種類の高さを想定し、上記時系列相関部で同一の反射物体と見做された物体について、想定した複数種類の想定高さ毎に、過去の信号処理周期の反射波強度を基準として、今回の信号処理周期の反射波強度を予測して高さ毎反射波強度予測値を算出する高さ毎反射波強度予測部と、
上記測定部で測定された実際の反射波強度と上記高さ毎反射波強度予測部で算出された高さ毎反射波強度予測値から、毎回の信号処理周期で想定高さ毎に高さ毎一致度を算出して、この高さ毎一致度から上記反射物体の高さを推定する物体高さ推定部と
を備えることを特徴とする車載用レーダ装置。 - レーダ装置を搭載した車両の走行速度と反射物体の相対速度から算出された対地速度から、上記反射物体が移動物であるか静止物であるかを判定する静止物判定手段を備え、上記静止物判定手段で静止物として判定された場合のみ、反射物体の高さを推定することを特徴とする請求項1に記載の車載用レーダ装置。
- 上記高さ毎反射波強度予測部で算出される高さ毎反射波強度予測値は、反射波強度が反射物体までの相対距離の二乗に反比例し、レーダ装置の垂直方向のビームパターンに比例することを利用して算出されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載用レーダ装置。
- 上記高さ毎反射波強度予測部で算出される高さ毎反射波強度予測値は、反射波強度が反射物体までの相対距離の二乗に反比例し、レーダ装置の垂直方向のビームパターンおよび水平方向のビームパターンに比例することを利用して算出されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載用レーダ装置。
- 上記物体高さ推定部で算出される高さ毎一致度は、上記測定部で測定された実際の反射波強度と上記高さ毎反射波強度予測部で算出された高さ毎反射波強度予測値との間の誤差を高さ毎瞬時誤差とし、この高さ毎瞬時誤差を毎回の信号処理周期で算出して累積した高さ毎累積誤差を求め、この高さ毎累積誤差を毎回の信号処理周期で二乗し、その和を計算して求めるようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の車載用レーダ装置。
- 上記物体高さ推定部で推定される反射物体の高さは、上記複数種類の想定された高さのうち、いずれか一つの想定高さに最も近いと推定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車載用レーダ装置。
- 上記物体高さ推定部で推定される反射物体の高さは、上記複数種類の想定された高さのうち、二つの想定高さの間に存在すると推定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車載用レーダ装置。
- 上記物体高さ推定部で推定される反射物体の高さは、上記複数種類の想定された高さのうち、少なくとも一つ以上の想定高さではないと推定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車載用レーダ装置。
- 上記高さ毎反射波強度予測部で想定される高さは、反射物体との相対距離が近づくほど想定高さの種類の数を多くすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車載用レーダ装置。
- 上記物体高さ推定部は、反射物体との相対距離が所定の閾値以下の場合に高さの推定を開始し、上記閾値より遠い相対距離では高さの推定を実施しないことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の車載用レーダ装置。
- 上記高さ毎反射波強度予測部と物体高さ推定部は、反射物体との相対距離が所定の閾値以下の場合に高さ毎反射波強度予測値と高さ毎一致度の算出を開始し、上記閾値より遠い相対距離では高さ毎反射波強度予測値と高さ毎一致度の算出を実施しないことを特徴とする請求項10に記載の車載用レーダ装置。
- 上記物体高さ推定部は、反射物体からの信号対雑音電力比が所定の閾値以上となった相対距離より近距離で高さの推定を開始し、上記相対距離より遠距離では高さの推定を実施しないことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の車載用レーダ装置。
- 上記高さ毎反射波強度予測部と物体高さ推定部は、反射物体からの信号対雑音電力比が所定の閾値以上となった相対距離より近距離で高さ毎反射波強度予測値と高さ毎一致度の算出を開始し、上記相対距離より遠距離では高さ毎反射波強度予測値と高さ毎一致度を算出しないことを特徴とする請求項12に記載の車載用レーダ装置。
- 上記物体高さ推定部は、想定高さと反射物体の実際の高さが近いほど高さ毎一致度が小さくなるように高さ毎一致度が算出され、高さ毎一致度が大きいほど高さを推定する際の反射物体の相対距離を近距離とすることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の車載用レーダ装置。
- 上記物体高さ推定部は、想定高さと反射物体の実際の高さが近いほど高さ毎一致度が小さくなるように高さ毎一致度が算出され、高さ毎一致度が所定の閾値以上の場合は反射物体の実際の高さがレーダ装置の搭載高さより高いと推定し、高さ毎一致度が上記閾値未満の場合は反射物体の実際の高さがレーダ装置の搭載高さよりも低いと推定することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載車載用レーダ装置。
- 上記レーダ装置の垂直方向のビームパターンが路面に対して上下非対称であることを特徴とした請求項1〜15のいずれか1項に車載用レーダ装置。
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