JP5219774B2 - 燃料電池用接着性シール部材 - Google Patents

燃料電池用接着性シール部材 Download PDF

Info

Publication number
JP5219774B2
JP5219774B2 JP2008320476A JP2008320476A JP5219774B2 JP 5219774 B2 JP5219774 B2 JP 5219774B2 JP 2008320476 A JP2008320476 A JP 2008320476A JP 2008320476 A JP2008320476 A JP 2008320476A JP 5219774 B2 JP5219774 B2 JP 5219774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal member
fuel cell
rubber
weight
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008320476A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010146781A (ja
Inventor
秀哉 門野
英明 棚橋
穣 石岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP2008320476A priority Critical patent/JP5219774B2/ja
Publication of JP2010146781A publication Critical patent/JP2010146781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5219774B2 publication Critical patent/JP5219774B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Description

本発明は、燃料電池を構成する部材間を接着シールする接着性シール部材に関する。
ガスの電気化学反応により電気を発生させる燃料電池は、発電効率が高く、排出されるガスがクリーンで環境に対する影響が極めて少ない。なかでも固体高分子型燃料電池は、比較的低温で作動させることができ、大きな出力密度を有する。このため、発電用、自動車用電源等、種々の用途が期待されている。
固体高分子型燃料電池では、電解質膜電極接合体(MEA)をセパレータで挟持したセルが発電単位となる。MEAは、電解質となる高分子膜(電解質膜)と、該電解質膜の両側に配置された一対の電極(燃料極、酸素極)と、からなる。一対の電極は、各々、触媒層およびガス拡散層を備えている。燃料極には水素や炭化水素等の燃料ガスが、酸素極には酸素や空気等の酸化剤ガスが、それぞれ供給される。供給されたガスと電解質と電極との三相界面における電気化学反応により、発電が行われる。固体高分子型燃料電池は、上記セルを複数積層したセル積層体を、セル積層方向の両端に配置したエンドプレート等により締め付けて構成される。
セパレータには、各々の電極に供給されるガスの流路や、発電の際の発熱を緩和するための冷媒の流路が形成されている。例えば、各々の電極に供給されるガスが混合すると、発電効率が低下する等の問題が生じる。また、電解質膜は、水を含んだ状態でプロトン導電性を有する。このため、作動時には、電解質膜を湿潤状態に保つ必要がある。したがって、ガスの混合、ガスおよび冷媒の漏れを防止すると共に、セル内を湿潤状態に保持するためには、電解質膜とセパレータとの間や、隣り合うセパレータ同士の間等のシール性を確保することが重要となる。これら燃料電池の構成部材間をシールするシール部材には、シリコーンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)等が使用されている(例えば、特許文献1、2参照)。一方、特許文献3には、一対の金属板間に挟持されている粘弾性樹脂に、カップリング剤を配合することにより、粘弾性樹脂と金属板との接着性が向上する旨、記載されている。
特開2006−244765号公報 特開2002−371161号公報 特開平5−329980号公報
燃料電池のシール部材には、より低温で、かつ短時間で架橋可能な材料を使用することが望ましい。すなわち、通常、固体高分子型燃料電池の電解質膜には、全フッ素系スルホン酸膜等の高分子膜が用いられる。よって、シール部材の材料を電解質膜の近くに配置して架橋する場合には、架橋時の加熱により、電解質膜が劣化しないよう配慮する必要がある。つまり、シール部材の架橋工程を、より低温で、かつ短時間で行うことが望ましい。
この点、シール部材として使用されているEPDM等の架橋は、上記特許文献2、3に記載されているように、通常、150℃以上の高温下で行われる。具体的には、特許文献2によると、架橋温度は約150〜230℃、特許文献3によると、架橋温度は190℃以上、と記載されている。このような高温下で架橋を行うと、電解質膜を劣化させるおそれがある。また、特許文献2のシール部材には、接着成分が含まれていない。このため、シール部材と相手部材とを接着させるために、別途接着剤が必要である。
一方、シリコーンゴムは、比較的低温で架橋が可能であり、耐熱性、耐寒性に優れる。しかしながら、シリコーンゴムをシール部材として使用した場合、次のような問題がある。すなわち、シリコーンゴムは、機械的強度が小さく、ガスの透過性が大きい。また、上述したように、固体高分子型燃料電池の電解質膜は、全フッ素系スルホン酸膜等の高分子膜である。このため、作動時に、電解質膜からフッ酸等の酸が発生する場合がある。しかし、シリコーンゴムの耐酸性は充分ではない。加えて、シリコーンゴムとセパレータ等の相手部材とを接着するには、別途接着剤が必要となる。また、シリコーンゴムを架橋する際には、白金触媒を使用する。このため、触媒被毒を防止する等の観点から、架橋の際、作業環境の厳しい管理が必要になる。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、低温で架橋が可能であり、シール性および接着信頼性の高い燃料電池用接着性シール部材を提供することを課題とする。
本発明の燃料電池用接着性シール部材(以下、適宜「本発明の接着性シール部材」と称す)は、以下の(A)〜(D)を含むゴム組成物の架橋物からなり、燃料電池の構成部材間を接着シールすることを特徴とする。
(A)エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、水素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴムから選ばれる一種以上のゴム成分。
(B)1時間半減期温度が130℃以下の有機過酸化物から選ばれる架橋剤。
(C)架橋助剤。
(D)アルミネート系カップリング剤のみ、または、アルミネート系カップリング剤と、レゾルシノール系化合物およびメラミン系化合物と、の両方からなる接着成分。
本発明の接着性シール部材では、シリコーンゴムに代えて上記(A)に列挙されたゴムを使用する。これらのゴムは、気体透過性が小さいため、シール性が向上する。ここで、上記(A)に列挙されたゴムの架橋は、通常、150℃以上の温度下で行われる。しかしながら、本発明の接着性シール部材では、架橋剤として、1時間半減期温度が130℃以下の有機過酸化物を用いる(上記(B))。ここで「半減期」とは、有機過酸化物の濃度が初期値の半分になるまでの時間である。よって、「半減期温度」は、有機過酸化物の分解温度を示す指標となる。上記「1時間半減期温度」は、半減期が1時間となる温度である。つまり、1時間半減期温度が低いほど、低温で分解しやすい。1時間半減期温度が130℃以下の有機過酸化物を用いることにより、架橋をより低温(具体的には130℃以下)で、かつ短時間で行うことができる。したがって、例えば、固体高分子型燃料電池の電解質膜の近傍においても、本発明の接着性シール部材を使用することができる。また、上記(B)の架橋剤によると、架橋の際、シリコーンゴムの架橋に用いる白金触媒は不要である。加えて、不純物、汚れ等により硬化不良をおこしにくい。このため、本発明の接着性シール部材は、作業環境の影響を受けにくく、取扱いが容易である。
また、本発明の接着性シール部材は、接着成分を含む(上記(D))。したがって、燃料電池の構成部材との接着において、別途接着剤を使用する必要はない。すなわち、接着成分のうちのアルミネート系カップリング剤を介して、ゴム成分(接着性シール部材)と構成部材との間に化学結合が形成される。これにより、ゴム成分と構成部材とが接着される。ここで、アルミネート系カップリング剤を構成する原子の結合エネルギーは大きい。このため、アルミネート系カップリング剤は、例えばシランカップリング剤と比較して、加水分解されにくいと考えられる。したがって、より長期間に亘り、シール性および接着性を維持することが可能となる。
また、接着成分としてレゾルシノール系化合物およびメラミン系化合物を含む場合には、メラミン系化合物がメチレン供与体となり、レゾルシノール系化合物がメチレン授与体となる。架橋時に、メチレン基の供与により、レゾルシノール系化合物と、ゴム成分および構成部材と、の間に化学結合が形成されて、ゴム成分と構成部材とが接着される。
このように、接着成分(D)の接着力は大きい。また、燃料電池の作動環境においても、接着力は低下しにくい。したがって、本発明の接着性シール部材によると、燃料電池を長期間作動させた場合でも、良好なシール性が確保される。これにより、燃料電池の作動信頼性を向上させることができる。
以下に、本発明の燃料電池用接着性シール部材の実施形態を説明する。なお、本発明の燃料電池用接着性シール部材は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
<燃料電池用接着性シール部材>
本発明の接着性シール部材は、上記(A)〜(D)を含むゴム組成物の架橋物からなる。まず、ゴム成分(A)は、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、水素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴム(H−NBR)から選ばれる一種以上である。これらの一種を単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いてもよい。
次に、架橋剤(B)は、1時間半減期温度が130℃以下の有機過酸化物から選ばれる。このような有機過酸化物としては、パーオキシケタール、パーオキシエステル、ジアシルパーオキサイド、パーオキシジカーボネート等が挙げられる。なかでも、130℃程度の温度で架橋しやすく、架橋剤を加えて混練したゴム組成物の取扱性にも優れるという理由から、1時間半減期温度が100℃以上のパーオキシケタールおよびパーオキシエステルの少なくとも一種を採用することが望ましい。特に、1時間半減期温度が110℃以上のものが好適である。
パーオキシケタールとしては、例えば、n−ブチル4,4−ジ(t−ブチルパーオキシ)バレレート、2,2−ジ(t−ブチルパーオキシ)ブタン、2,2−ジ(4,4−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキシル)プロパン、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)−2−メチルシクロヘキサン等が挙げられる。また、パーオキシエステルとしては、例えば、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキシルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノカーボネート等が挙げられる。これらのうち、架橋剤の保管が容易であるという理由から、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネートが好適である。なかでも、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネートを用いると、より短時間で架橋を行うことができる。
架橋反応を充分に進行させるため、架橋剤の配合量は、上記ゴム成分(A)の100重量部に対して1重量部以上とすることが望ましい。また、調製したゴム組成物の保管安定性を考慮して、5重量部以下とすることが望ましい。
次に、架橋助剤(C)は、上記架橋剤(B)の種類に応じて適宜選択すればよい。架橋助剤としては、例えば、マレイミド化合物、トリアリルシアヌレート(TAC)、トリアリルイソシアヌレート(TAIC)、トリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPT)等が挙げられる。なかでも、架橋速度がより速くなるという理由から、マレイミド化合物を用いることが望ましい。この場合、架橋反応を充分に進行させるため、架橋助剤の配合量は、上記ゴム成分(A)の100重量部に対して0.1重量部以上とすることが望ましい。一方、架橋助剤の配合量が多く架橋速度が速くなり過ぎると、接着力の低下を招くため、架橋助剤の配合量は、3重量部以下とすることが望ましい。
次に、接着成分(D)は、アルミネート系カップリング剤のみ、または、アルミネート系カップリング剤と、レゾルシノール系化合物およびメラミン系化合物と、の両方からなる。すなわち、接着成分としては、アルミネート系カップリング剤だけでもよく、アルミネート系カップリング剤に、レゾルシノール系化合物およびメラミン系化合物を加えてもよい。アルミネート系カップリング剤と、レゾルシノール系化合物およびメラミン系化合物と、の両方を用いる場合には、接着力がより向上する。
アルミネート系カップリング剤は、加水分解可能なアルコキシ基と、ゴム成分と親和性がある部分と、を有するアルミニウム有機化合物の中から、接着性等を考慮して適宜選択すればよい。例えば、アルミニウムアルキルアセトアセテート・ジイソプロピレート、アルミニウムエチルアセトアセテート・ジイソプロピレート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート、アルミニウムイソプロピレート、アルミニウムジイソプロピレートモノセカンダリーブチレート、アルミニウムセカンダリーブチレート、アルミニウムエチレート、アルミニウムビスエチルアセトアセテート・モノアセチルアセトネート、アルミニウムトリスアセチルアセトネート、アルミニウムモノイソプロポキシモノオレキシエチルアセトアセテート等が挙げられる。これらの一種を単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いてもよい。なかでも、アルミニウムアルキルアセトアセテート・ジイソプロピレート、アルミニウムエチルアセトアセテート・ジイソプロピレート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテートが好適である。
所望の接着力を得るため、アルミネート系カップリング剤の配合量は、上記ゴム成分(A)の100重量部に対して、0.5重量部以上とすることが望ましい。2重量部以上とするとより好適である。また、過剰な配合はゴムの物性低下を招き、加工性も低下するおそれがある。このため、アルミネート系カップリング剤の配合量は10重量部以下とすることが望ましい。6重量部以下とするとより好適である。
レゾルシノール系化合物としては、例えば、レゾルシン、変性レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ホルムアルデヒド(RF)樹脂等が挙げられる。これらの一種を単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いてもよい。なかでも、低揮発性、低吸湿性、ゴムとの相溶性が優れるという点で、変性レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂が好適である。変性レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂としては、例えば、次の一般式(1)〜(3)で表されるものが挙げられる。特に、一般式(1)で表されるものが好適である。
Figure 0005219774
Figure 0005219774
Figure 0005219774
所望の接着力を得るため、レゾルシノール系化合物の配合量は、上記ゴム成分(A)の100重量部に対して、0.1重量部以上とすることが望ましい。0.5重量部以上とするとより好適である。また、過剰な配合はゴムの物性低下を招くため、レゾルシノール系化合物の配合量は10重量部以下とすることが望ましい。5重量部以下とするとより好適である。
メラミン系化合物としては、例えば、ホルムアルデヒド・メラミン重合物のメチル化物、ヘキサメチレンテトラミン等が挙げられる。これらの一種を単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いてもよい。これらは、架橋の際の加熱下で分解し、ホルムアルデヒドを系に供給する。なかでも、低揮発性、低吸湿性、ゴムとの相溶性が優れるという点で、ホルムアルデヒド・メラミン重合物のメチル化物が好適である。ホルムアルデヒド・メラミン重合物のメチル化物としては、例えば、以下の一般式(4)で表されるものが好適である。特に、一般式(4)中、n=1の化合物が43〜44重量%、n=2の化合物が27〜30重量%、n=3の化合物が26〜30重量%の混合物が好適である。
Figure 0005219774
上記レゾルシノール系化合物とメラミン系化合物との配合比は、重量比で、1:0.5〜1:2の範囲が望ましい。1:0.77〜1:1.5の範囲がより好適である。レゾルシノール系化合物に対するメラミン系化合物の配合比が0.5未満の場合、ゴムの引張り強さ、伸び等が若干低下する傾向がみられる。反対に、メラミン系化合物の配合比が2を超えると、接着力が飽和する。このため、それ以上の配合は、コストアップにつながる。
接着成分(D)として、アルミネート系カップリング剤と、レゾルシノール系化合物およびメラミン系化合物と、の両方を使用する場合、その合計配合量を、上記ゴム成分(A)の100重量部に対して1重量部以上とすることが望ましい。3重量部以上とするとより好適である。反対に、両者の合計配合量を、10重量部以下とすることが望ましい。7重量部以下とするとより好適である。
本発明の接着性シール部材を構成するゴム組成物は、上記(A)〜(D)の他、通常ゴム用の添加剤として用いられる各種添加剤を含んでいてもよい。例えば、補強剤としてカーボンブラックを含むことが望ましい。カーボンブラックのグレードは、特に限定されるものではなく、SAF級、ISAF級、HAF級、MAF級、FEF級、GPF級、SRF級、FT級、MT級等から適宜選択すればよい。所望の耐久性を得るため、カーボンブラックの配合量は、上記ゴム成分(A)の100重量部に対して30重量部以上とすることが望ましい。なお、混練のしやすさ、成形加工性等を考慮して、カーボンブラックの配合量は150重量部以下とすることが望ましい。
また、他の添加剤としては、軟化剤、可塑剤、老化防止剤、粘着付与剤、加工助剤等が挙げられる。軟化剤としては、プロセスオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、ワセリン等の石油系軟化剤、ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油等の脂肪油系軟化剤、トール油、サブ、蜜ロウ、カルナバロウ、ラノリン等のワックス類、リノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸等が挙げられる。軟化剤の配合量は、上記ゴム成分(A)の100重量部に対して40重量部程度までとするとよい。また、可塑剤としては、ジオクチルフタレート(DOP)等の有機酸誘導体、リン酸トリクレジル等のリン酸誘導体が挙げられる。可塑剤の配合量は、軟化剤と同様、上記ゴム成分(A)の100重量部に対して40重量部程度までとするとよい。また、老化防止剤としては、フェノール系、イミダゾール系、ワックス等が挙げられ、上記ゴム成分(A)の100重量部に対して0.5〜10重量部程度配合するとよい。
ゴム組成物は、上記(A)〜(D)および必要に応じて各種添加剤を混合して調製することができる。例えば、架橋剤(B)、架橋助剤(C)、接着成分(D)以外の各材料を予備混合した後、80〜140℃で数分間混練する。混練物を冷却した後、架橋剤(B)、架橋助剤(C)、接着成分(D)を追加して、オープンロール等のロール類を用い、ロール温度40〜70℃で5〜30分間混練して調製することができる。なお、接着成分(D)は、予備混合の段階で配合しても構わない。
調製されたゴム組成物を、接着シールする構成部材間に配置して架橋する。架橋することにより、ゴム組成物は、本発明の接着性シール部材となる。ここで、架橋温度は130℃以下とすることが望ましい。また、架橋時間は20分以下とすることが望ましい。低温かつ短時間で架橋を行うことにより、例えば、固体高分子型燃料電池の電解質膜の近傍においても、本発明の接着性シール部材を使用することができる。
また、調製されたゴム組成物は、所定の形状に成形しておくことが望ましい。例えば、フィルム状に成形しておくと、フィルム状のゴム組成物を燃料電池の構成部材に貼り付けて架橋することにより、構成部材同士を簡便に接着することができる。また、従来より行われている煩雑な位置合わせが不要になり、連続加工がしやすくなる。さらに、予め構成部材にフィルム状のゴム組成物をラミネートしておけば、接着加工がより容易になる。また、燃料電池のMEAやフレーム等の構成部材と、ゴム組成物の成形体と、を金型に入れて加熱することにより、一体成形することも可能である。
<燃料電池への適用>
本発明の接着性シール部材は、燃料電池の構成部材間を接着シールする。適用対象となる燃料電池は、本発明の接着性シール部材の骨格となるゴム成分が使用可能な温度で作動するものであればよい。例えば、固体高分子型燃料電池(PEFC)(ダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)を含む)が好適である。
接着シールする部位(構成部材間)は、燃料電池の種類、構造等により様々である。すなわち、本発明の接着性シール部材は、気密性、液密性が要求され、従来より接着性シール部材が使用されていたいずれの部位に対しても使用することができる。接着シール部位としては、例えば、MEAを挟んで対向するセパレータとセパレータとの間、MEAを支持するフレームとセパレータとの間、隣り合うセルを各々構成するセパレータとセパレータとの間等が挙げられる。また、本発明の接着性シール部材を、燃料電池において接着シールが必要な全ての部位に使用してもよいし、接着シールが必要な部位の一部に使用してもよい。構成部材の材質は、金属や炭素材料等の無機材料、樹脂等の有機材料のいずれであっても構わない。
以下に、本発明の接着性シール部材を使用した固体高分子型燃料電池の一実施形態を示す。図1に、本発明の接着性シール部材を使用した固体高分子型燃料電池の斜視図を示す。図1に示すように、固体高分子型燃料電池1は、セルCが多数積層されて構成されている。図2に、積層されたセルC(三枚分のみ)の斜視図を示す。図3に、単一のセルCの分解斜視図を示す。図4に、図2のIV−IV断面図を示す。図2〜図4に示すように、セルCは、MEA2と、セパレータ3と、フレーム4と、を備えている。
MEA2は、電解質膜20と、一対の電極21a、21bと、からなる。電解質膜20は、矩形薄板状を呈している。一対の電極21a、21bは、矩形薄板状を呈している。一対の電極21a、21bは、電解質膜20を挟んで両側に配置されている。フレーム4は、金属製であり、矩形枠状を呈している。フレーム4は、電解質膜20の周縁を保持している。
セパレータ3は、金属製であり、矩形薄板状を呈している。セパレータ3には、長手方向に延在する溝が合計六つ凹設されている。当該溝により、セパレータ3の断面は、凹凸形状を呈している(図4参照)。セパレータ3は、MEA2の両側(フレーム4の両側でもある)に、対向して配置されている。MEA2とセパレータ3との間には、凹凸形状を利用して、電極21a、21bにガスを供給するためのガス流路30が区画されている。また、積層方向に隣接するセルCの、背向するセパレータ3同士の間には、凹凸形状を利用して、冷媒を流すための冷媒流路31が区画されている。
接着性シール部材5(本発明の接着性シール部材)は、電解質膜20とフレーム4との間に配置されている。また、フレーム4とセパレータ3との間、および、積層方向に隣接するセルCの、背向するセパレータ3同士の間には、従来のシリコーンゴム製のシール部材6が配置されている。
固体高分子型燃料電池1の作動時には、燃料ガスおよび酸化剤ガスが、各々ガス流路30を通じて供給される。ここで、電解質膜20とフレーム4との間は、接着性シール部材5により接着シールされている。接着性シール部材5の気体透過性は小さいため、ガスの混合や漏れは生じない。また、電解質膜20の湿潤状態も保持される。加えて、接着性シール部材5の場合、130℃程度の低温、かつ短時間で架橋を行うことができる。よって、架橋時に電解質膜20が劣化するおそれは少ない。また、接着性シール部材5の接着性は、固体高分子型燃料電池1の作動環境においても低下しにくい。このため、作動時において、接着性シール部材5による良好なシール性が確保される。したがって、固体高分子型燃料電池1を長期間に亘り安定して作動させることができる。
なお、本実施形態では、フレーム4とセパレータ3との間、および、積層方向に隣接するセルCの、背向するセパレータ3同士の間に、従来のシリコーンゴム製のシール部材6を配置した。しかしながら、これらの部位に、本発明の接着性シール部材を適用してもよい。すなわち、電解質膜20とフレーム4との間に加えて、フレーム4とセパレータ3との間や、積層方向に隣接するセルCの、背向するセパレータ3同士の間に、接着性シール部材5を配置してもよい。こうすると、シール部位の気体透過性が小さくなり、シール性がより向上する。また、架橋時に、作業環境の影響を受けにくいため、硬化不良等の発生が少なくなる。また、接着性シール部材5とセパレータ3等の構成部材とを接着するために、別途接着剤を使用する必要はない。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。
(1)ゴム組成物の調製
下記表1に示す原料を配合して実施例および比較例の各々のゴム組成物を調製した。表1中、各原料については以下のものを使用した。なお、比較例1のシール部材は、従来のシリコーンゴム(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製「TSE3777」)である。
(A)ゴム成分
EPDM:JSR(株)製「JSR EP27」、EPM:JSR(株)製「EP11」、NBR:日本ゼオン(株)製「ニポール(登録商標)DN101」。
(B)架橋剤
パーオキシケタール:日油(株)製「パーヘキサ(登録商標)C40」(1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1時間半減期温度=111℃)。なお、架橋剤の配合量は、希釈された状態における値ではなく、有機過酸化物を100%とした時の値である。
(C)架橋助剤
マレイミド化合物:大内新興化学工業(株)製「バルノック(登録商標)PM」。
(D)接着成分
レゾルシノール系化合物:田岡化学工業(株)製「タッキロール(登録商標)620」、メラミン系化合物:住友化学工業(株)製「スミカノール(登録商標)507A」、アルミネート系カップリング剤(イ):川研ファインケミカル(株)製「アルミキレートM」(アルミニウムアルキルアセトアセテート・ジイソプロピレート)、アルミネート系カップリング剤(ロ):同社製「ALCH」(アルミニウムエチルアセトアセテート・ジイソプロピレート)、アルミネート系カップリング剤(ハ):同社製「ALCH−TR」(アルミニウムトリスエチルアセトアセテート)。
(E)他の添加剤
カーボンブラック(HAF級):キャボットジャパン(株)製「ショウブラック(登録商標)IP200」、パラフィン系プロセスオイル:出光興産(株)製「ダイアナ(登録商標)プロセスオイルPW380」。
Figure 0005219774
まず、表1中、ゴム成分(A)と、カーボンブラックと、パラフィン系プロセスオイルと、をバンバリーミキサーを用いて120℃で5分間混練した。混練物を冷却した後、架橋剤(B)と架橋助剤(C)と接着成分(D)とを適宜追加して、オープンロールを用いて50℃で10分間混練し、ゴム組成物を得た。得られたゴム組成物を、プレスにより所定の厚さの平板状に成形した。
(2)シール部材の製造、および機械的強度の評価
実施例1〜5および比較例1のゴム組成物を、130℃で20分間保持することにより架橋して、シール部材とした。実施例1〜5のシール部材は、本発明の接着性シール部材に含まれる(以下同じ)。なお、比較例1のシリコーンゴムの場合、白金化合物からなる触媒を使用して、130℃で架橋した。
実施例1〜5および比較例1の各シール部材について、引張り強さ(切断時引張応力:Tsb)と伸び率(切断時伸び:E)とを測定した。引張り強さおよび伸び率の測定は、JIS K6251(2004)に準拠して行った。試験片の形状および寸法は、ダンベル状5号形とした。結果を上記表1にまとめて示す。なお、表1には、比較例1のシリコーンゴムの引張り強さを基準(100)とした時の、各シール部材の引張り強さの比を強度指数として示す。
表1に示すように、実施例1〜5のシール部材の引張り強さは、比較例1のシリコーンゴムの引張り強さと同等、若しくはそれ以上となった。また、実施例1〜5のシール部材の伸び率は、比較例1のシリコーンゴムの伸び率よりも大きくなった。この結果から、本発明の接着性シール部材は、従来のシリコーンゴムよりも柔軟で、機械的強度が大きいことがわかる。
(3)シール部材の製造、および接着性の評価
JIS K6256−2(2006)に準拠した90°剥離試験を行い、実施例1〜5および比較例1の各シール部材の接着性を評価した。まず、幅25mm、長さ60mm、厚さ5mmの平板状のゴム組成物を、幅25mm、長さ60mm、厚さ2mmのステンレス板の表面に配置した。続いて、ゴム組成物側から押圧しながら130℃で20分間保持して架橋、接着させることより、試験片を作製した。なお、比較例1のシリコーンゴムの場合、白金化合物からなる触媒を使用して、130℃で架橋した。また、ステンレス板への接着は、接着剤を塗布して行った。次に、作製した試験片を所定の試験ジグに取り付けて、90°剥離試験を行った。また、各シール部材の接着信頼性を評価するために、各試験片について耐環境試験を行った後、上記同様にして90°剥離試験を行った。耐環境試験は、各試験片を90℃の温水に100時間浸漬して行った。そして、比較例1のシリコーンゴムの初期の剥離強さを基準(100)とした時の、各シール部材の剥離強さの比を算出した。上記表1に、90°剥離試験における、各試験片の剥離強さの強度指数をまとめて示す。
表1に示すように、実施例1〜5のシール部材では、いずれも、比較例1のシリコーンゴムと比較して、剥離強さが非常に大きくなった。このように、実施例1〜5のシール部材では、130℃という低温下での架橋でも、充分に架橋反応が進行し、大きな接着力が発現された。特に、比較例1のシール部材では、初期に比べて耐環境試験後の剥離強さが小さくなっているのに対し、実施例1〜5のシール部材の剥離強さは、耐環境試験後においてもほとんど変わらなかった。この結果から、実施例1〜5のシール部材は、温水や蒸気と接触するような燃料電池の作動環境で長期間使用しても、接着力が低下しにくいことがわかる。つまり、本発明の接着性シール部材は、接着信頼性が高いことが確認された。
(4)固体高分子型燃料電池への適用
上記実施例1〜5のゴム組成物を用いて、固体高分子型燃料電池を作製した。すなわち、まず、実施例1〜5のゴム組成物を、前出図4に示したように、電解質膜20とフレーム4との間に配置した。次いで、130℃で20分間保持して架橋し、接着させた。つまり、電解質膜20とフレーム4との間を、実施例1〜5のシール部材で接着シールした。その後、固体高分子型燃料電池を24時間作動させ、各シール部材のシール性を確認した。その結果、いずれもガスの混合や漏れは生じず、良好な接着性が確保されていることが確認された。
本発明の接着性シール部材を使用した固体高分子型燃料電池の斜視図である。 積層されたセルの斜視図である。 単一のセルの分解斜視図である。 図2のIV−IV断面図である。
符号の説明
1:固体高分子型燃料電池
2:MEA 20:電解質膜 21a、21b:電極
3:セパレータ 30:ガス流路 31:冷媒流路
4:フレーム 5:接着性シール部材 6:シール部材
C:セル

Claims (7)

  1. 以下の(A)〜(D)を含むゴム組成物の架橋物からなり、燃料電池の構成部材間を接着シールする燃料電池用接着性シール部材。
    (A)エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、水素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴムから選ばれる一種以上のゴム成分。
    (B)1時間半減期温度が130℃以下の有機過酸化物から選ばれる架橋剤。
    (C)架橋助剤。
    (D)アルミネート系カップリング剤のみ、または、アルミネート系カップリング剤と、レゾルシノール系化合物およびメラミン系化合物と、の両方からなる接着成分。
  2. 前記(B)の有機過酸化物は、パーオキシケタールおよびパーオキシエステルを含む請求項1に記載の燃料電池用接着性シール部材。
  3. 前記(B)の架橋剤の配合量は、前記(A)のゴム成分100重量部に対して1重量部以上5重量部以下である請求項1または請求項2に記載の燃料電池用接着性シール部材。
  4. 前記(C)の架橋助剤は、マレイミド化合物を含み、
    該架橋助剤の配合量は、前記(A)のゴム成分100重量部に対して0.1重量部以上3重量部以下である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料電池用接着性シール部材。
  5. 前記(D)の接着成分は、アルミネート系カップリング剤と、レゾルシノール系化合物およびメラミン系化合物と、の両方からなる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の燃料電池用接着性シール部材。
  6. 前記アルミネート系カップリング剤と、前記レゾルシノール系化合物および前記メラミン系化合物と、の合計配合量は、前記(A)のゴム成分100重量部に対して1重量部以上10重量部以下である請求項5に記載の燃料電池用接着性シール部材。
  7. さらに、補強剤としてカーボンブラックを含む請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の燃料電池用接着性シール部材。
JP2008320476A 2008-12-17 2008-12-17 燃料電池用接着性シール部材 Expired - Fee Related JP5219774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008320476A JP5219774B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 燃料電池用接着性シール部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008320476A JP5219774B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 燃料電池用接着性シール部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010146781A JP2010146781A (ja) 2010-07-01
JP5219774B2 true JP5219774B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=42566987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008320476A Expired - Fee Related JP5219774B2 (ja) 2008-12-17 2008-12-17 燃料電池用接着性シール部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5219774B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5396337B2 (ja) * 2010-05-31 2014-01-22 東海ゴム工業株式会社 燃料電池用接着性シール部材
JP5719668B2 (ja) * 2011-04-18 2015-05-20 住友理工株式会社 燃料電池用接着性シール部材
JP5719669B2 (ja) * 2011-04-18 2015-05-20 住友理工株式会社 燃料電池用接着性シール部材
WO2012144484A1 (ja) 2011-04-18 2012-10-26 東海ゴム工業株式会社 燃料電池用接着性シール部材
CN102352207A (zh) * 2011-11-07 2012-02-15 镇江泛华新材料科技发展有限公司 三元乙丙橡胶与铜、锌骨架黏合用钴盐黏合剂及制备方法
CA2866812C (en) * 2012-03-09 2017-03-14 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell stack and seal plate used for the same
JP6190607B2 (ja) * 2012-03-30 2017-08-30 住友理工株式会社 燃料電池シール体
WO2013147020A1 (ja) * 2012-03-30 2013-10-03 東海ゴム工業株式会社 ゴム組成物および燃料電池シール体
JP6190608B2 (ja) * 2012-03-30 2017-08-30 住友理工株式会社 燃料電池シール体
CN105254950A (zh) * 2013-11-01 2016-01-20 国网河南省电力公司漯河供电公司 一种变压器密封环及其生产方法
US10680256B2 (en) 2016-03-31 2020-06-09 Sumitomo Riko Company Limited Sealing member for a fuel cell
KR20200023635A (ko) * 2017-06-28 2020-03-05 에누오케 가부시키가이샤 고무 조성물 및 연료전지 세퍼레이터용 시일재

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3469491B2 (ja) * 1999-02-19 2003-11-25 ニチアス株式会社 燃料電池用セパレーター用樹脂組成物及び燃料電池用セパレーター
JP2005050728A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Nichias Corp 燃料電池のセパレータ用ゴムガスケット
JP5108376B2 (ja) * 2007-05-11 2012-12-26 東海ゴム工業株式会社 燃料電池用接着性シール部材
JP5186317B2 (ja) * 2007-09-21 2013-04-17 東海ゴム工業株式会社 燃料電池用接着性シール部材
JP4526093B2 (ja) * 2008-04-04 2010-08-18 東海ゴム工業株式会社 燃料電池モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010146781A (ja) 2010-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5219774B2 (ja) 燃料電池用接着性シール部材
JP5186317B2 (ja) 燃料電池用接着性シール部材
JP5396337B2 (ja) 燃料電池用接着性シール部材
JP4526093B2 (ja) 燃料電池モジュール
JP5396029B2 (ja) 燃料電池用セルおよび燃料電池および燃料電池用セルの製造方法
JP6190607B2 (ja) 燃料電池シール体
WO2013147020A1 (ja) ゴム組成物および燃料電池シール体
US9543596B2 (en) Seal member for fuel cell and fuel cell seal body using same
JP6688718B2 (ja) 燃料電池用シール部材
JP5829048B2 (ja) 燃料電池セルアセンブリおよびその製造方法
JP2017183162A (ja) 燃料電池用シール部材
JP5719669B2 (ja) 燃料電池用接着性シール部材
EP2701224B1 (en) Adhesive sealing member for fuel cells
JP7007473B2 (ja) ゴム組成物
JP5268313B2 (ja) 燃料電池用接着性シール部材
JP5719668B2 (ja) 燃料電池用接着性シール部材
JP6190608B2 (ja) 燃料電池シール体
JP6067417B2 (ja) 積層体の製法
JP5941804B2 (ja) 積層体およびその製法
KR101601380B1 (ko) 연료전지용 블렌드 가스켓
JP6681246B2 (ja) 燃料電池用シール部材の製造方法
CN110799585A (zh) 橡胶组合物及燃料电池隔板用密封材料
JP5097243B2 (ja) 燃料電池モジュールの製造方法
EP3647355A1 (en) Rubber composition and sealant for fuel cell separator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5219774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees