JP5219368B2 - (1r,2s,5s)−3−アザビシクロ[3,1,0]ヘキサン−2−カルボキサミド,n−[3−アミノ−1−(シクロブチルメチル)−2,3−ジオキソプロピル]]−3−[(2s)−2−[[[1,1−ジメチルエチル]アミノ]カルボニルアミノ]−3,3−ジメチル−1−オキソブチル]−6,6−ジメチルの調製のためのプロセスおよび中間体 - Google Patents

(1r,2s,5s)−3−アザビシクロ[3,1,0]ヘキサン−2−カルボキサミド,n−[3−アミノ−1−(シクロブチルメチル)−2,3−ジオキソプロピル]]−3−[(2s)−2−[[[1,1−ジメチルエチル]アミノ]カルボニルアミノ]−3,3−ジメチル−1−オキソブチル]−6,6−ジメチルの調製のためのプロセスおよび中間体 Download PDF

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Description

(優先権主張出願)
本出願は、2003年7月17日に出願された米国仮特許出願番号60/479,517からの優先権の利益を主張する。
(発明の分野)
本発明は、以下の式I:
Figure 0005219368
の構造を有する(1R,2S,5S)−3−アザビシクロ[3,1,0]ヘキサン−2−カルボキサミド,N−[3−アミノ−1−(シクロブチルメチル)−2,3−ジオキソプロピル]]−3−[(2S)−2−[[[1,1−ジメチルエチル]アミノ]カルボニルアミノ]−3,3−ジメチル−1−オキソブチル]−6,6−ジメチルの調製のためのプロセスおよび中間体に関する。
(発明の背景)
(1R,2S,5S)−3−アザビシクロ[3,1,0]ヘキサン−2−カルボキサミド,N−[3−アミノ−1−(シクロブチルメチル)−2,3−ジオキソプロピル]−3−[(2S)−2−[[[1,1−ジメチルエチル]アミノ]カルボニルアミノ]−3,3−ジメチル−1−オキソブチル]−6,6−ジメチルは、2001年7月19日に出願された米国特許出願番号09/908,955および2002年1月18日に出願された米国特許出願番号10/052,386(各々が参考として本明細書中に援用される)に開示されている。
式Iの化合物は、C型肝炎および関連する障害を処置するのに有用なC型肝炎ウイルス(「HCV」)プロテアーゼインヒビターである。特に、式Iの化合物は、HCV NS3/NS4aセリンプロテアーゼのインヒビターである。
Figure 0005219368
C型肝炎ウイルスの1つ以上の症状の処置または予防または緩和に有用な化合物に対する必要性が残っている。
C型肝炎ウイルス(「HCV」)プロテアーゼインヒビターの重要性の観点から、このようなアンタゴニストの新しい、新規作製方法は、常に興味の対象である。
(発明の要旨)
1つの実施形態において、本願は、式Iの化合物
Figure 0005219368
を作製するプロセスに関する。
本発明はまた、式Iの化合物を作製するプロセス内で作製される、特定の中間体化合物に関する。
式Iの化合物を作製するプロセスは、以下:
(1)式IIの化合物を式IIIの化合物とカップリングさせて、式IVの化合物を得る工程
Figure 0005219368
であって、該式において、Zは、アミンまたは金属のカチオンを表し;そしてRは、アルキル、アリールおよびアラルキルからなる群より選択される、工程;
(2)式Vの化合物のヒドロキシル基を酸化して、式VIの化合物を得る工程
Figure 0005219368
であって、該式において、Pは、N保護基を表す、工程;
(3)式VIの化合物を脱保護して、式VIIの化合物を得る工程;
Figure 0005219368
(4)式IVの化合物から式VIIIの遊離酸化合物を生成する工程;
Figure 0005219368
(5)式VIIの化合物を式VIIIの化合物とカップリングさせて、式Iの化合物を得る工程;
Figure 0005219368
を包含する。
式Iの化合物を作製するための本発明のプロセスは、いくつかの利点を有する:中間体化合物の十分な分解能、精製および単離、ならびに、式Iの化合物を形成するための1工程での中和/カップリング手順。
(発明の説明)
上記および本明細書中全体にわたって使用される場合、以下の用語は、特に示されない限り、以下の意味を有すると理解されるべきである。
「アルキル」とは、直鎖または分枝鎖であり得、そして鎖中に約1〜約20個の炭素原子を含む、脂肪族炭化水素基を意味する。好ましいアルキル基は、鎖中に約1〜約12個の炭素原子を含む。より好ましいアルキル基は、鎖中に約1〜約6個の炭素原子を含む。分枝鎖とは、1つ以上の低級アルキル基(例えば、メチル、エチル、またはプロピル)が、直鎖アルキル鎖に結合したものを意味する。「低級アルキル」とは、鎖中に約1〜約6個の炭素原子を有する基を意味し、これは、直鎖であっても分枝鎖であっても良い。用語「置換アルキル」とは、アルキル基が1つ以上の置換基によって置換され得ることを意味し、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、各置換基は、独立して、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、−NH(アルキル)、−NH(シクロアルキル)、−N(アルキル)、カルボキシおよび−C(O)O−アルキルからなる群より選択される。適切なアルキル基の非限定的な例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、ヘプチル、ノニル、デシル、フルオロメチル、トリフルオロメチルおよびシクロプロピルメチルが挙げられる。
「アルケニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含み、そして直鎖であっても分枝鎖であってもよく、そして鎖中に約2〜約15個の炭素原子を含む、脂肪族炭化水素基を意味する。好ましいアルケニル基は、鎖中に約2〜約12個の炭素原子を有する;そしてより好ましくは、鎖中に約2〜約6個の炭素原子を有する。分枝鎖とは、1つ以上の低級アルキル基(例えば、メチル、エチル、またはプロピル)が、直鎖アルケニル鎖に結合していることを意味する。「低級アルケニル」とは、鎖中の約2〜約6個の炭素原子を意味し、この鎖は、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。用語「置換アルケニル」とは、アルケニル基が1つ以上の置換基によって置換され得ることを意味し、これらの置換基は、同じであっても異なっていてもよく、各置換基は、独立して、ハロ、アルキル、アリール、シクロアルキル、シアノ、およびアルコキシからなる群より選択される。適切なアルケニル基の非限定的な例としては、エテニル、プロペニル、n−ブテニル、3−メチルブト−2−エニル、n−ペンテニル、オクテニルおよびデセニルが挙げられる。
「アルキニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を含み、そして直鎖であっても分枝鎖であってもよく、そして鎖中に約2〜約15個の炭素原子を含む、脂肪族炭化水素基を意味する。好ましいアルキニル基は、鎖中に約2〜約12個の炭素原子を有する;そしてより好ましくは、鎖中に約2〜約4個の炭素原子を有する。分枝鎖とは、1つ以上の低級アルキル基(例えば、メチル、エチル、またはプロピル)が、直鎖アルキニル鎖に結合していることを意味する。「低級アルキニル」とは、鎖中の約2〜約6個の炭素原子を意味し、この鎖は、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。適切なアルキニル基の非限定的な例としては、エチニル、プロピニル、2−ブチニル、3−メチルブチニル、n−ペンチニルおよびデシニルが挙げられる。用語「置換アルキニル」とは、アルキニル基が1つ以上の置換基によって置換され得ることを意味し、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、各置換基は、独立して、アルキル、アリール、およびシクロアルキルからなる群より選択される。
「アリール」とは、約6〜約14個の炭素原子、好ましくは、約6〜約10個の炭素原子を含む、芳香族の単環式または多環式の環系を意味する。アリール基は、1つ以上の「環系置換基」で必要に応じて置換され得、この環系置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書中に規定される通りである。適切なアリール基の非限定的な例としては、フェニルおよびナフチルが挙げられる。
「ヘテロアリール」とは、約5〜約14個の環原子、好ましくは約5〜約10個の環原子を含む、芳香族の単環式または多環式の環系を意味し、ここで、これらの環原子のうちの1つ以上は、単独でかまたは組み合わせで、炭素以外の元素(例えば、窒素、酸素または硫黄)である。好ましいヘテロアリールは、約5〜約6個の環原子を含む。「ヘテロアリール」は、1つ以上の「環系置換基」で必要に応じて置換され得、この環系置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書中に規定される通りである。ヘテロアリールの根名の前の接頭辞アザ、オキサまたはチアは、それぞれ少なくとも1つの窒素原子、酸素原子または硫黄原子が、環原子として存在することを意味する。ヘテロアリールの窒素原子は、必要に応じて、対応するN−オキシドに酸化され得る。適切なヘテロアリールの非限定的な例としては、ピリジル、ピラジニル、フラニル、チエニル、ピリミジニル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、フラザニル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、フタラジニル、イミダゾール、[2−a]ピリミジニル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、ベンゾフラザニル、インドリル、アザインドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、イミダゾリル、チエノピリジル、キナゾリニル、チエノピリミジル、ピロロピリジル、イミダゾピリジル、イソキノリニル、ベンゾアザインドリル、1,2,4−トリアジニル、ベンゾチアゾリルなどが挙げられる。
「アラルキル」または「アリールアルキル」とは、アリールおよびアルキルが先に定義された通りである、アリール−アルキル−基を意味する。好ましいアラルキルは、低級アルキル基を含む。適切なアラルキル基の非限定的な例としては、ベンジル、2−フェネチルおよびナフタレニルメチル(naphthlenylmethyl)が挙げられる。親部分への結合は、アルキルを介してである。
「アルキルアリール」とは、アルキルおよびアリールが先に定義された通りである、アルキル−アリール−基を意味する。好ましいアルキルアリールは、低級アルキル基を含む。適切なアルキルアリール基の非限定的な例としては、o−トリル、p−トリルおよびキシリルが挙げられる。親部分への結合は、アリールを介してである。
「シクロアルキル」とは、約3〜約10個の炭素原子、好ましくは約5〜約10個の炭素原子を含む、非芳香族の、単環式または多環式の環系を意味する。好ましいシクロアルキル環は、約5〜約7個の環原子を含む。シクロアルキルは、1つ以上の「環系置換基」で必要に応じて置換され得、この環系置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書中に規定される通りである。適切な単環式シクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられる。適切な多環式シクロアルキルの非限定的な例としては、1−デカリニル、ノルボルニル、アダマンチルなどが挙げられる。
「ハロ」とは、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、またはヨード基を意味する。好ましいものは、フルオロ、クロロ、またはブロモであり、そしてより好ましいものは、フルオロおよびクロロである。
「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味する。好ましいものは、フッ素、塩素または臭素であり、そしてより好ましいものは、フッ素および塩素である。
「環系置換基」とは、例えば、環系上の利用可能な水素を置換する、芳香族環系または非芳香族環系に結合した置換基を意味する。環系置換基は、同じであっても異なっていてもよく、各々は、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、アラルキニル、ヘテロアラルキル、アルキルヘテロアリール、ヘテロアリールアルケニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、アシル、アロイル、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、YN−、YN−アルキル−、YNC(O)−およびYNSO−からなる群から独立して選択され、ここで、YおよびYは、同じであっても異なっていてもよく、そして水素、アルキル、アリールおよびアラルキルからなる群から独立して選択される。
「シクロアルケニル」とは、約3〜約10個の炭素原子、好ましくは約5〜約10個の炭素原子を含む、非芳香族の単環式または多環式の環系を意味し、これは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を含む。好ましいシクロアルケニル環は、約5〜約7個の環原子を含む。シクロアルケニルは、1つ以上の「環系置換基」で必要に応じて置換され得、この環系置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書中に規定される通りである。適切な単環式シクロアルケニルの非限定的な例としては、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニルなどが挙げられる。適切な多環式シクロアルケニルの非限定的な例は、ノルボルニレニルである。
「ヘテロシクレニル」とは、約3〜約10個の環原子、好ましくは約5〜約10個の環原子を含む、非芳香族の単環式または多環式の環系を意味し、ここで、この環系における原子のうちの1つ以上は、単独でかまたは組み合わせで、炭素以外の元素(例えば、窒素原子、酸素原子または硫黄原子)であり、そしてこの環系は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合を含む。隣接する酸素原子および/または硫黄原子は、環系に存在しない。好ましいヘテロシクレニル環は、約5〜約6個の環原子を含む。ヘテロシクレニルの根名の前の接頭辞アザ、オキサまたはチアは、それぞれ少なくとも1個の窒素原子、酸素原子または硫黄原子が、環原子として存在することを意味する。ヘテロシクレニルは、1つ以上の環系置換基で必要に応じて置換され得、この「環系置換基」は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書中に規定される通りである。ヘテロシクレニルの窒素原子または硫黄原子は、必要に応じて、対応するN−オキシド、S−オキシド、またはS,S−ジオキシドに酸化され得る。適切な単環式アザヘテロシクレニル基の非限定的な例としては、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン、1,2−ジヒドロピリジル、1,4−ジヒドロピリジル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジル、2−ピラゾリニルなどが挙げられる。適切なオキサヘテロシクレニル基の非限定的な例としては、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、ジヒドロフラニル、フルオロジヒドロフラニルなどが挙げられる。適切な多環式オキサヘテロシクレニル基の非限定的な例は、7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプテニルである。適切な単環式チアヘテロシクレニル環の非限定的な例としては、ジヒドロチオフェニル、ジヒドロチオピラニルなどが挙げられる。
「ヘテロシクリル」は、約3〜約10個の環原子、好ましくは約5〜約10個の環原子を含む、非芳香族の飽和単環式環系または飽和多環式環系を意味し、ここで、この環系中の1つ以上の原子が、単独でかまたは組み合わせて、環炭素以外の元素(例えば、窒素、酸素または硫黄)である。この環系中には、隣接する酸素原子および/または硫黄原子は存在しない。好ましいヘテロシクリルは、約5〜約6個の環原子を含む。ヘテロシクリルの語根の前の接頭辞である、アザ、オキサまたはチアは、それぞれ、少なくとも1つの窒素原子、酸素原子または硫黄原子が環原子として存在することを意味する。ヘテロシクリルは、1つ以上の「環系置換基」で必要に応じて置換され得、この環系置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書中に規定される通りである。このヘテロシクリルの窒素原子または硫黄原子は、必要に応じて、対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドへと酸化され得る。適切な単環式へテロシクリル環の非限定的な例としては、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、1,3−ジオキソラニル、1,4−ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオピラニルなどが挙げられる。
「アラルケニル」は、アリール−アルケニル−基を意味し、ここで、アリールおよびアルケニルは、上記の通りである。好ましいアラルケニルは、低級アルケニル基を含む。適切なアラルケニル基の非限定的な例としては、2−フェネテニルおよび2−ナフチレテニルが挙げられる。親部分に対する結合は、アルケニルを介する。
「ヘテロアラルキル」は、ヘテロアリール−アルキル−基を意味し、ここで、ヘテロアリールおよびアルキルは、上記の通りである。好ましいヘテロアラルキルは、低級アルキル基を含む。適切なアラルキル基の非限定的な例としては、ピリジルメチル、2−(フラン−3−イル)エチルおよびキノリン−3−イルメチルが挙げられる。親部分に対する結合は、アルキルを介してである。
「ヘテロアラルケニル」は、ヘテロアリール−アルケニル−基を意味し、ここで、ヘテロアリールおよびアルケニルは、上記の通りである。好ましいヘテロアラルケニルは、低級アルケニル基を含む。適切なヘテロアラルケニル基の非限定的な例としては、2−(ピリド−3−イル)エテニルおよび2−(キノリン−3−イル)エテニルが挙げられる。親部分に対する結合は、アルケニルを介してである。
「ヒドロキシアルキル」は、HO−アルキル−基を意味し、ここで、アルキルは、上記の通りである。好ましいヒドロキシアルキルは、低級アルキルを含む。適切なヒドロキシアルキル基の非限定的な例としては、ヒドロキシメチルおよび2−ヒドロキシエチルが挙げられる。
「アシル」は、H−C(O)−基、アルキル−C(O)−基、アルケニル−C(O)−基、アルキニル−C(O)−基、シクロアルキル−C(O)−基、シクロアルケニル−C(O)−基またはシクロアルキニル−C(O)−基を意味し、ここで、種々の基は、上記の通りである。親部分に対する結合は、カルボニルを介する。好ましいアシルは、低級アルキルを含む。適切なアシル基の非限定的な例としては、ホルミル、アセチル、プロパノイル、2−メチルプロパノイル、ブタノイルおよびシクロヘキサノイルが挙げられる。
「アロイル」は、アリール−C(O)−基を意味し、ここで、アリール基は、上記の通りである。親部分に対する結合は、カルボニルを介する。適切な基の非限定的な例としては、ベンゾイルならびに1−ナフトイルおよび2−ナフトイルが挙げられる。
「アルコキシ」は、アルキル−O−基を意味し、ここで、アルキル基は、上記の通りである。適切なアルコキシ基の非限定的な例としては、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシおよびn−ブトキシが挙げられる。親部分に対する結合は、エーテル酸素を介する。
「アリールオキシ」は、アリール−O−基を意味し、ここで、アリール基は、上記の通りである。適切なアリールオキシ基の非限定的な例としては、フェノキシおよびナフトキシが挙げられる。親部分に対する結合は、エーテル酸素を介してである。
「アラルキルオキシ」は、アラルキル−O−基を意味し、ここで、アラルキル基は、上記の通りである。適切なアラルキルオキシ基の非限定的な例としては、ベンジルオキシおよび1−ナフタレンメトキシもしくは2−ナフタレンメトキシが挙げられる。親部分に対する結合は、エーテル酸素を介してである。
「アルキルアミノ」は、−NH基または−NH 基を意味し、ここで、窒素上の1つ以上の水素原子は、上記定義のアルキル基によって置換される。
「アリールアミノ」は、−NH基または−NH 基を意味し、ここで、窒素上の1つ以上の水素原子は、上記定義のアリール基によって置換される。
「アルキルチオ」は、アルキル−S−基を意味し、ここで、アルキル基は、上記の通りである。適切なアルキルチオ基の非限定的な例としては、メチルチオ、エチルチオ、i−プロピルチオおよびヘプチルチオが挙げられる。親部分に対する結合は、硫黄を介してである。
「アリールチオ」は、アリール−S−基を意味し、ここで、アリール基は上記の通りである。適切なアリールチオ基の非限定的な例としては、フェニルチオおよびナフチルチオが挙げられる。親部分に対する結合は、硫黄を介してである。
「アラルキルチオ」は、アラルキル−S−基を意味し、ここで、アラルキル基は、上記の通りである。適切なアラルキルチオ基の非限定的な例は、ベンジルチオである。親部分に対する結合は、硫黄を介してである。
「アルコキシカルボニル」は、アルキル−O−CO−基を意味する。適切なアルコキシカルボニル基の非限定的な例としては、メトキシカルボニルおよびエトキシカルボニルが挙げられる。親部分に対する結合は、カルボニルを介してである。
「アリールオキシカルボニル」は、アリール−O−C(O)−基を意味する。適切なアリールオキシカルボニル基の非限定的な例としては、フェノキシカルボニルおよびナフトキシカルボニルが挙げられる。親部分に対する結合は、カルボニルを介してである。
「アラルコキシカルボニル」は、アラルキル−O−C(O)−基を意味する。適切なアラルコキシカルボニル基の非限定的な例は、ベンジルオキシカルボニルである。親部分に対する結合は、カルボニルを介してである。
「アルキルスルホニル」は、アルキル−S(O)−基を意味する。アルキル基が低級アルキルである基が好ましい。親部分に対する結合は、スルホニルを介してである。
「アルキルスルフィニル」は、アルキル−S(O)−基を意味する。アルキル基が低級アルキルである基が好ましい。親部分に対する結合は、スルフィニルを介してである。
「アリールスルホニル」は、アリール−S(O)−基を意味する。親部分に対する結合は、スルホニルを介してである。
「アリールスルフィニル」は、アリール−S(O)−基を意味する。親部分に対する結合は、スルフィニルを介してである。
用語「必要に応じて置換された」は、特定の基、遊離基または部分での任意の置換を意味する。
本明細書中で使用する場合、用語「組成物」は、特定の成分を特定の量で含む生成物、ならびに特定の量での特定の成分の組成物から直接的もしくは間接的に生じる任意の生成物を包含することが意図される。
「溶媒和物」は、本発明の化合物の、1つ以上の溶媒分子との物理的会合を意味する。この物理的会合は、種々の程度のイオン結合および共有結合(水素結合を含む)を含む。特定の例において、この溶媒和物は、例えば、1つ以上の溶媒分子が結晶固体の結晶格子中に取り込まれる場合に、単離され得る。「溶媒和物」は、固相溶媒和物および単離可能な溶媒和物の両方を包含する。適切な溶媒和物の非限定的な例としては、エタノール和物(ethanolate)、メタノール和物(methanolate)などが挙げられる。「水和物」は、溶媒分子がHOである溶媒和物である。
1つの実施形態において、本発明は、式Iの化合物を調製するためのプロセスに関する。本発明のプロセスは、以下のスキームIに模式的に説明される:
Figure 0005219368
Zは、金属またはアミン塩基を表す。適切な金属の非限定的な例としては、ナトリウム、カルシウム、リチウムなどが挙げられる。適切なアミン塩基の非限定的な例としては、N(H)(RまたはN(H)(R)が挙げられ、ここで、1つ以上のRが存在する場合、同じであっても異なっていてもよく、独立して選択されるRは、H、アリール、アラルキル、アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルからなる群より選択される。好ましくは、アミンは、第一級または第二級のアミン塩基である。別の好ましい実施形態において、アミン塩基は、例えば、L−α−メチルベンジルアミンのようなキラルである。
Rは、アリール(例えば、フェニル)、アルキル(例えば、ベンジル)またはアルキル(例えば、(C〜C10)アルキル)を表す。より好ましくは、Rは、(C〜C)アルキルを表し、なおより好ましくは、(C〜C)アルキルを表す。
前述のように、Pは、適切な保護基を表し、その例は、後に説明する。
(工程1)
式IIの化合物を、適切な溶媒中で式IIIの化合物とカップリングさせ、式IVの化合物を得、ここで、RおよびZは上で定義された通りである。
好ましい実施形態において、式IVの化合物は、
Figure 0005219368
である。
別の好ましい実施形態において、式IIIの化合物は、以下に示すような塩である:
Figure 0005219368
ここで、Rは、(C〜C)アルキルであり、酸は、任意の有機酸もしくは無機酸であり得、好ましくは、HPO、HSO、HClまたはHBrのような無機酸である。別の好ましい実施形態において、式IIIの化合物は、以下に示すようなものである:
Figure 0005219368
EDCl法またはイソブチルクロロホルム酸法(EDCl法が好ましい)のような標準的なペプチドカップリング手順が使用され得る。これらのペプチドカップリング手順は、混合無水物形成によるカルボン酸基の活性化を含む。工程1における反応は、約−20℃〜約80℃の範囲、好ましくは、約5℃〜約50℃の範囲、より好ましくは、約15℃〜約25℃の範囲の温度で、約3〜5時間または反応が完了するまで、実施され得る。工程1において使用される式IIの化合物の式IIIの化合物に対するモル比は、広範にわたって変化し得、好ましくは、約1:1である。
カルボン酸を活性化するために使用され得る試薬の非限定的な例としては、カルボンもしくはカルボン酸混合無水物、N,N’−カルボニルジイミダゾール、エチルクロロホルメート、2−エトキシル−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)、エチルクロロホルメート、イソブチルクロロホルメート、イソプロペニルクロロホルメート、トリメチルアセチルクロライド、2,4,6−トリクロロベンゾイルクロライド、イソブチルクロロホルメート、4−ニトロフェニルクロロホルメート、シアヌルクロライド、オキサリルクロライド、三フッ化ジエチルアミノ硫黄、ビス(テトラメチレン)フルオロホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(BPTFFH)、ジメチルホルムアミド/POCl(ViIsmeier試薬)、リン試薬、硫黄試薬、カルボジイミド、ピリジニウム塩、ホスホニウム塩、ウロニウム塩などが挙げられる。
リン試薬の非限定的な例としては、塩化リン酸ジエチル、塩化リン酸ジフェニル、塩化リン酸ジエチル、塩化ホスフィン酸ジフェニル、塩化リン酸エチレン、Lawesson試薬などが挙げられる。
硫黄試薬の非限定的な例としては、塩化チオニル、メタンスルホニルクロライド、p−トルエンスルホニルクロライド、4−クロロベンゼンスルホニルクロライド、メタンスルホン酸無水物などが挙げられる。
カルボジイミドの非限定的な例としては、ジシクロヘキシルジカルボジイミド(DCC)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCl)、ジイソプロピルカルボジイミドなどが挙げられる。
ピリジニウム塩の非限定的な例としては、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨウ素、p−トルエンスルホン酸2−フルオロ−1−メチルピリジニウムなどが挙げられる。
ホスホニウム塩の非限定的な例としては、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリ(ジメチルアミノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(BOP)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリ(ピロリジノ)−ホスホニルムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、ブロモトリ(ピロリジノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBrOP)が挙げられる。
ウロニウム塩:O−H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロボレート(HBTU)、O−H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、O−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TPTU)、O−[(エトキシカルボニル)シアノメチレンアミノ]−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TOTU)、2−(5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TNTU)および2−スクシンイミド−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TSTU)。
好ましい活性化剤は、EDClである。EDClは、一般に、式IIの化合物に対して、少なくとも約0.2モル当量、好ましくは、式IIの化合物に対して、少なくとも約0.8モル当量、より好ましくは、式IIの化合物に対して、約1.0〜約1.4モル当量で使用され得る。過剰量のEDClが使用され得る。
好ましい実施形態において、工程1のカップリング反応は、塩基を反応混合物に添加する工程を包含する。使用され得る塩基の非限定的な例としては、有機塩基(例えば、2,4,6−コリジン、2,6−ジtert−ブチル−4−メチルピリジン、1−ジエチルアミノ−2−プロパノール、N−エチルアミノ−2−プロパノール、N−エチルジイソプロピルアミン、4−エチルモルホリン、1−エチルピペリジン、2,6−ルチジン、4−メチルモルホリン、1−メチルピペリジン、トリベンジルアミン、トリエチルアミンなど)および無機塩基が挙げられる。適切な無機塩基の非限定的な例としては、金属ヒドロキシド、金属アルコキシド、金属重炭酸塩、金属炭酸塩(例えば、MOH、MOR、MHCOまたはMCO)が挙げられ、ここで、Mは、Li、Na、K、Cs、Ba、Ca、Mgなどを表し、Rは、アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピルまたはイソプロピル)を表す。好ましくは、塩基は、2,6−ルチジンである。塩基は、一般に、式IIIの化合物に対して、少なくとも約0.2モル当量、好ましくは、少なくとも約0.8モル当量、より好ましくは、約1.0〜約1.4モル当量で使用され得る。過剰量の塩基が使用され得る。
別の実施形態において、工程1のカップリング反応は、添加物を添加して、触媒を活性化する工程を包含する。添加物の非限定的な例としては、4−ジメチルアミノピリジン、1−メチルイミダゾール、1,2,4−トリアゾール、4−(1−ピロリジノ)ピリジン、N−ヒドロキシスクシンイミド、イミダゾール、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)などが挙げられる。好ましくは、添加物は、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールである。
工程1において使用され得る適切な溶媒としては、アセトニトリル、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール、1−メチル−2−ピロリジノン、テトラヒドロフラン、トリフルオロエタノール、メチルtert−ブチルエーテルなど、またはこれらの混合物が挙げられる。さらに、1種以上のこれらの溶媒の混合物は、混和性である場合、水と共に使用され得る。好ましくは、溶媒は、アセトニトリルである。
カップリング反応の後、形成される中間体エステル生成物を加水分解して、式IVの化合物の遊離酸を生じる。好ましくは、エステル基の加水分解は、塩基または酸により触媒される。代表的な塩基としては、MOH、MHCO、MCO(ここで、Mは、Li、Na、K、Cs、Ba、Ca、Mgなどである)またはMOR(ここでMは、上で定義された通りであり、Rは、メチル、エチル、プロピルおよびイソプロピルである)が挙げられる。酸性条件としては、弱スルホン酸などが挙げられる。
工程1において形成される式IVの化合物は、塩、好ましくは、(L)−α−メチルベンジルアミン塩として単離される。(L)−α−メチルベンジルアミンは、一般に、式IVの遊離酸化合物に対して、少なくとも約0.2モル当量、好ましくは、少なくとも約0.8モル当量、より好ましくは、約1.0〜約1.2モル当量で使用され得る。過剰量の(L)−α−メチルベンジルアミンが使用され得る。
(工程2)
式Vの化合物を適切な溶媒中で酸化して、式VIの化合物を形成する。化合物Vの調製は、本願と同日に出願された同時係属中の特許出願CD06068US01(2003年6月17日に出願された、仮出願番号60/479487に基づく)に開示される。簡単には、化合物Vの調製は、以下のスキームに表される:
Figure 0005219368
本発明の実施に適切な(P部分を導入するための)N保護基の例としては、アリル、メトキシメチル、ベンジルオキシメチル、CYCO(ここで、Yはハロゲンである)、ベンジルオキシカルボニル、トリチル、ピバロイルオキシメチル、テトラヒドラニル、ベンジル、ジ(p−メトキシフェニル)メチル、トリフェニルメチル、(p−メトキシフェニル)ジフェニルメチル、ジフェニルホスフィニル、ベンゼンスルフェニル、メチルカルバメート、2−トリメチルシリルエチルカルバメート、1−メチル−1−フェニルエチルカルバメート、t−ブチルカルバメート(「t−Boc」)、シクロブチルカルバメート、1−メチルシクロブチルカルバメート、アダマンチルカルバメート、ビニルカルバメート、アリルカルバメート、シナミルカルバメート、8−キノリルカルバメート、4,5−ジフェニル−3−オキサゾリン−2−オン、ベンジルカルバメート、9−アントリルメチルカルバメート、ジフェニルメチルカルバメート、S−ベンジルカルバメート、および:
Figure 0005219368
の部分が挙げられる。
好ましいN保護基としては、メチルカルバメート、2−トリメチルシリルエチルカルバメート、1−メチル−1−フェニルエチルカルバメート、t−ブチルカルバメート(「t−Boc」)、シクロブチルカルバメート、1−メチルシクロブチルカルバメート、アダマンチルカルバメート、ビニルカルバメート、アリルカルバメート、シナミルカルバメート、8−キノリルカルバメート、ベンジルカルバメート、9−アントリルメチルカルバメート、ジフェニルメチルカルバメート、S−ベンジルカルバメートが挙げられ、より好ましくは、t−Bocである。
酸化は、DMSOベースの酸化、KMNO、Br、MnO、四酸化ルテニウム/NaIO、塩化クロム酸ピリジニウム(PCC)、二クロム酸ピリジニウム、酢酸中の次亜塩素酸ナトリウム、BaBrOまたは硝酸セリウムアンモニウムを使用して実施され得る。DMSOベースの酸化が好ましい。
DMSOの酸化は、好ましくは、以下の1種以上の試薬のDMSOとの組み合わせが挙げられる:オキサリルクロライドとトリエチルアミン、チオニルクロライドとトリエチルアミン、シアヌルクロライドとトリエチルアミン、DCC、EDCl、酢酸無水物、トリフルオロ酢酸無水物、SO−ピリジン−トリエチルアミン、p−トルエンスルホニルクロライド、ポリホスホン酸、Pおよびトリエチルアミン、トリクロロメチルクロロホルメート、メタンスルホン酸無水物など。好ましくは、DMSOは、EDClと組合せて、溶媒としてはジクロロ酢酸と共に使用される。
EDClは、一般に、式Vの化合物に対して、少なくとも約0.5モル当量、好ましくは、式Vの化合物に対して、少なくとも約1.0モル当量、より好ましくは、式V化合物に対して、約2.0〜約3.0モル当量で使用され得る。過剰量のEDClが使用され得る。工程2の反応は、約−25℃〜約20℃の範囲、好ましくは、−15℃〜約−10℃、より好ましくは、約−10℃〜約0℃の範囲の温度で実施され得る。
工程2において使用され得る適切な溶媒の非限定的な例としては、EtOAc中のジクロロ酢酸、THF、アセトニトリル、メチレンクロライド、酢酸イソプロピル、酢酸メチルなどおよびこれらの混合物が挙げられる。好ましくは、この溶媒は、EtOAc中のジクロロ酢酸である。
式VIの化合物は、好ましくは結晶化により精製される。
(工程3)
工程2からの式VIの化合物を適切な溶媒中で酸を使用して脱保護して、式VIIの化合物を生じる。工程の反応は、約0℃〜約80℃の範囲、好ましくは、約10℃〜約50℃の範囲、より好ましくは約15℃〜約30℃の範囲の温度で実施され得る。工程3において使用され得る酸の非限定的な例としては、無機塩(好ましくは、HPO、HSO、HClおよびHBr、より好ましくは、HCl)が挙げられる。適切な溶媒の非限定的な例としては、2−イソプロパノール、メタノール、エタノール、アセトニトリル、THF、トルエン、EtOAc、iPrOAc、DMFおよびNMPが挙げられる。工程3の反応は、約20℃〜約90℃の範囲、好ましくは、約30℃〜約60℃の範囲、より好ましくは、約40℃〜約50℃の範囲の温度で、約4時間もしくは反応が完了するまで実施され得る。式VIIの化合物は、好ましくは、結晶化により精製される。
(工程4)
式IVの化合物を適切な溶媒中で酸を用いて処理し、式VIIIの化合物を生じる。適切な酸の非限定的な例としては、任意の有機塩もしくは無機塩、好ましくは、無機塩(例えば、HPO、HSO、HClおよびHBr、より好ましくは、HCl)が挙げられる。適切な溶媒の非限定的な例としては、水混和性溶媒、好ましくは、EtOAcもしくはMTBE、メチレンクロライドまたはイソプロピル酢酸、より好ましくは、EtOAcもしくはMTBEが挙げられる。
工程の反応は、約−10℃〜約80℃の範囲、好ましくは約0℃〜約60℃の範囲、よい好ましくは約25℃〜約35℃の範囲の温度で、約1時間もしくは反応が完了するまで実施され得る。好ましい条件下で、式VIIIの化合物は、実質的に光学的に純粋(99%以上de)であり、次の工程において直接利用される。
(工程5)
式VIIの化合物を、適切な溶媒中で式VIIIの化合物とカップリングさせて、式Iの化合物を生じる。このペプチドカップリングにおいて使用される代表的な方法は、工程1において上で議論したものと同じである。好ましい活性化試薬は、EDClであり、好ましい添加物は、HOBtであり、好ましい塩基は、N−メチルモルホリンであり、そして、好ましい溶媒は、メチルtert−ブチルエーテル(MTBE)であり、これら3つ全ては、例えば、アセトニトリルのような溶媒中にある。より好ましくは、工程5のカップリング工程は、活性化試薬としてイソブチルクロロホルメートを用いる混合無水物手順である。
好ましい実施形態において、式VIIの化合物は、溶液中のそのかさ高さを避けるために、カップリングの間にインサイチュで生成される。このことは、全ての他の試薬をすでに含む、バッチに残る式VIIの化合物または適切なアミン塩基のいずれかを荷電し、そして、最適な反応効率を達成するために添加速度を調整することによって達成され得る。
別の好ましい実施形態において、式Iの化合物は、以下の式を有する亜硫酸水素付加物の形成により精製される:
Figure 0005219368
亜硫酸水素付加物を使用する精製法は、Advanced Organic Chemistry、第4版、Jerry March,John Wiley and Sons,1992に記載されている。
以下の非限定的な実施例は、本発明をさらに例示するために提供される。本開示、物質、方法および反応の両方に対する多くの改変、バリエーションおよび変更がなされ得ることは、当業者に明らかである。多くのこのような改変、バリエーションおよび変更は、本発明の精神および範囲内であることが意図される。
特に言及されない限り、以下の略語は、実施例において以下の意味を有する:
MHz=メガヘルツ
NMR=核磁気共鳴分光法
DMSO=ジメチルスルホキシド
EDCl=1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩
MTBE=メチルtert−ブチルエーテル
NMM=N−メチルモルホリン
Equiv=当量
IPA=イソプロピルアルコール
Figure 0005219368
(実験手順)
(工程1)
1.0当量の式IIの化合物を容器Aに充填し、その後、温度を20℃と30℃との間に維持しながら、3容量のアセトニトリルおよび2.25当量の2,6−ルチジンを充填した。次いで、2.0当量の式IIIの化合物、0.5当量の1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物、1.2当量のEDCl塩酸塩および4容量のアセトニトリルを、10℃と20℃との間で、容器Bに充填した。次いで、式IIの化合物を含有する溶液を、式IIIの化合物を含有するスラリーに直ぐに添加した。反応は、約3〜5時間で完了した。
次いで、この反応混合物を、6容量のMTBEで希釈し、3N塩酸でpHを調整し、抽出し、炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、濃縮した。6×のアセトニトリルを添加して再濃縮した後、約7容量の10%水酸化リチウム水溶液(2当量)を充填した。このバッチを、20℃と25℃との間で3時間撹拌した。4容量の酢酸イソプロピルでこのバッチを希釈し、その後、3N塩酸でpHを調整し、抽出し、塩化ナトリウムで洗浄した。追加の酢酸イソプロピルで濃縮して、塩形成の工程のためにバッチを調製した。L(−)−α−メチルベンジルアミン(1.1当量)を70℃〜80℃にて遊離酸溶液(6〜6.5容量)に充填した。温度を約30分間維持し、次いで、このバッチを20℃〜25℃まで冷却した。この塩生成物を濾過し、3容量の酢酸i−プロピルで洗浄した。湿ったケーキを40℃〜50℃にて3時間真空下で乾燥させ、次いで、75℃〜85℃にて少なくとも10時間乾燥させて、約85〜95%のモル収率で式IVの化合物を生じた。
H−NMR(400MHz,CDOD):δ7.45(m,5H),4.92(s,ブロード,5H),4.39(q,3H),4.33(dd,1H),4.28(s,1H),4.03(d,1H),3.96(dd,1H),1.63(d,3H),1.45(m,2H),1.28(s,9H),1.05(s,3H),1.04(s,9H),0.91(s,3H);13C−NMR(100.6MHz,CDOD):δ179.3,173.3,160.1,140.7,130.6,130.4,128.0,63.9,59.2,52.6,51.1,49.3,36.4,33.3,30.1,28.8,27.5,27.2,21.5,20.5,13.6。
(工程2)
1当量の式Vの化合物の撹拌混合物に、4容量のイソプロパノールを充填し、そして6容量の酢酸エチル中の2.5当量のEDClを2容量のメチルスルホキシドに添加した。次いで、この混合物を−5℃まで冷却した。この冷却した混合物に、約1.5当量のジクロロ酢酸を約1時間にわたってゆっくり添加した。添加した後、この混合物を−5℃にて約21時間撹拌し、水(5容量)を添加した。次いで、この混合物を20℃まで暖めた。分離した後、この水層を酢酸エチル(3容量)で抽出した。合せた有機層を水(5容量)で洗浄した。有機層中の酢酸エチルを、蒸留によりヘプタンで置き換えた。溶媒を置き換えた後、この混合物を20℃にて2時間撹拌して、濾過した。湿ったケーキを、ヘプタン(2.5容量を2回)で洗浄し、40℃にて12時間、乾燥して、80%モル収率の式VIの化合物を生じた。
H NMR(DMSO):δ8.00(s,1H),7.72(s,1H),7.20-7.08(m,1H),4.75-4.62(m,1H),3.35(s,1H),2.48-2.30(m,1H),2.10-1.48(m,8H),1.41-1.22(m,9H)。
(工程3)
1当量の式VIの化合物および6容量のイソプロピルアルコールの撹拌混合物に、イソプロパノール中の2容量の5〜6N HClを添加した。このバッチを、40〜50℃で約4時間加熱し、反応の完了についてサンプル採取した。この混合物を約2容量まで濃縮し、25〜35℃まで冷却した。次いで、10容量のメチルtert−ブチルエーテルを充填し、このバッチを0〜5℃まで冷却した。1時間後、この沈殿した固体を濾過し、多くのメチルtert−ブチルエーテルで洗浄した。湿った生成物を40℃にて12時間、真空下で乾燥させ、91%モル収率の式VIIの化合物を生じた。
H NMR(DMSO):δ8.55(s,3H),8.32(s,1H),8.06(s,1H),4.55-4.62(m,1H),2.21-1.44(m,9H)。
(工程4)
水(2.5容量)中の1N HClの溶液を、メチルtert−ブチルエーテル(4容量、MTBE)中の1当量の式IVの化合物に充填し、次いで、20〜25℃にて1時間撹拌した。この有機層を分離して、水層をMTBE(2容量)で抽出した。合せた有機層を乾燥させ、蒸発させて、固体を生じたか、または、次の工程に使用した(か、または、溶媒であるMTBEを蒸留によりアセトニトリルもしくはEtOAcで置き換え、次いで、次の工程で使用した)。
(EDCl法)
アセトニトリル(10容量)中の式VIIIの化合物(1当量、上で得られたもの)の溶液に、式VIIの化合物(1.3当量)およびEDCl(1.5当量)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.3当量)を添加した。この懸濁液を撹拌し、次いで、N−メチルモルホリン(1.1当量)を1時間にわたって15〜20℃にて添加した。この反応混合物を、減圧下で約3容量まで濃縮し、次いで、MEBE(4容量)および1N HCl(4容量)で希釈した。この混合物を撹拌し、有機層を分離し、5%NaHCO水溶液(3容量を2回)で処理した。この有機層を濃縮して、約85〜90%モル収率で式Iの化合物を得た。
H NMR(500MHz,DMSO−d)δ8.20-8.30(dd,1H),7.76-8.04(ブロード,2H),5.97(s,1H),5.86(dd,1H),4.85(m,1H),4.26(s,1H),4.11(d,1H),3.74-3.96(m,2H),2.40(m,1H),1.80(m,4H),1.73(m,2H),1.60-1.70(m,2H),1.43(m,1H),1.26(dd,1H),1.17(s,9H),0.82-1.00(m,6H),0.89(m,9H)。
13C NMR(75MHz,DMSO−d)δ197.9,197.2,174.4,173.7,171.6,171.5,171.1,171.0,170.8,163.1,162.8,157.5,157.4,157.3,157.2,94.4,94.3,60.8,59.8,59.4,59.2,56.9,56.8,53.7,52.3,52.1,51.8,49.0,48.9,48.8,47.5,40.1,40.0,39.5,39.2,39.0,36.8,36.6,35.8,35.7,34.2,34.1,34.0,32.4,32.2,32.1,31.9,30.7,30.6,30.4,29.4,29.1,28.0,27.9,27.8,27.7,27.4,27.2,27.1,26.9,26.4,26.2,26.1,26.0,18.7,18.6,18.5,18.4,18.0,17.9,17.8,17.7,12.6,12.5。
(イソブチルクロロホルメート法)
酢酸エチル(10容量)中の化合物式VIII(1当量、上で得られたもの)の溶液に、式VIIの化合物(1.2当量)およびイソブチルクロロホルメート(1.5当量)を添加した。この懸濁液を0〜10℃まで冷却し、次いで、N−メチルモルホリン(1.1当量、NMM)を1時間にわたって添加した。この反応混合物を、MTBE(5容量)で希釈し、次いで、NMMを沈殿させた。HCl塩を濾過した。この濾液を、1N HCl(2容量)で洗浄し、次いで、有機層を5%NaHCO水溶液(3容量)で洗浄した。この有機層を濃縮して、約90〜95%モル収率で式Iの化合物を得た。
H NMR(500MHz,DMSO−d)δ8.20-8.30(dd,1H),7.76-8.04(ブロード,2H),5.97(s,1H),5.86(dd,1H),4.85(m,1H),4.26(s,1H),4.11(d,1H),3.74-3.96(m,2H),2.40(m,1H),1.80(m,4H),1.73(m,2H),1.60-1.70(m,2H),1.43(m,1H),1.26(dd,1H),1.17(s,9H),0.82-1.00(m,6H),0.89(m,9H)。
13C NMR(75MHz,DMSO−d)δ197.9,197.2,174.4,173.7,171.6,171.5,171.1,171.0,170.8,163.1,162.8,157.5,157.4,157.3,157.2,94.4,94.3,60.8,59.8,59.4,59.2,56.9,56.8,53.7,52.3,52.1,51.8,49.0,48.9,48.8,47.5,40.1,40.0,39.5,39.2,39.0,36.8,36.6,35.8,35.7,34.2,34.1,34.0,32.4,32.2,32.1,31.9,30.7,30.6,30.4,29.4,29.1,28.0,27.9,27.8,27.7,27.4,27.2,27.1,26.9,26.4,26.2,26.1,26.0,18.7,18.6,18.5,18.4,18.0,17.9,17.8,17.7,12.6,12.5。
種々の改変が、本明細書中で開示される実施形態および実施例に対してなされ得ることが理解される。従って、上記の説明は、限定としてではなく、単に好ましい実施形態の例示として解釈されるべきである。当業者は、添付の特許請求の範囲およびその精神の範囲内で種々の改変を想定する。

Claims (24)

  1. 式Iの化合物:
    Figure 0005219368
    を作製する方法であって、
    (1)式IIの化合物を式IIIの化合物とカップリングさせて、式IVの化合物を得る工程
    Figure 0005219368
    であって、該式において、Zは、アミンまたは金属のカチオンを表し;そしてRは、アルキル、アリールおよびアラルキルからなる群より選択される、工程;
    (2)式Vの化合物のヒドロキシル基を酸化して、式VIの化合物を得る工程
    Figure 0005219368
    であって、該式において、Pは、N保護基を表す、工程;
    (3)式VIの化合物を脱保護して、式VIIの化合物を得る工程;
    Figure 0005219368
    (4)式IVの化合物から式VIIIの遊離酸化合物を生成する工程;
    Figure 0005219368
    (5)式VIIの化合物を式VIIIの化合物とカップリングさせて、式Iの化合物を得る工程;
    Figure 0005219368
    を包含する、方法。
  2. が、第一級アミン塩基または第二級アミン塩基を表す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第一級アミン塩基または第二級アミン塩基が、N(H)(R)またはN(H)(R)であり、ここで、Rは、一つより多くのRが存在する場合には同じであっても異なっていてもよく、そして独立して選択され、そして、H、アリール、アラルキル、アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルからなる群より選択される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記式IVの化合物が、
    Figure 0005219368
    である、請求項1に記載の方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、工程1の前記カップリングする工程が、前記式IIの化合物のカルボン酸基を、活性化剤で活性化する工程を包含し、該活性化剤は、炭酸もしくはカルボン酸混合の無水物、N,N’−カルボニルジイミダゾール、エチルクロロホルメート、2−エトキシ1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)、エチルクロロホルメート、イソブチルクロロホルメート、イソプロペニルクロロホルメート、トリメチルアセチルクロライド、2,4,6−トリクロロベンゾイルクロライド、イソブチルクロロホルメート、4−ニトロフェニルクロロホルメート、シアヌルクロライド、オキサリルクロライド、三フッ化ジエチルアミノ硫黄、ビス(テトラメチレン)フルオロホルムアミジニウムヘキサフルオロホスフェート(BPTFFH)、ジメチルホルムアミド/POCl(Vilsmeier試薬)、リン試薬、硫黄試薬、カルボジイミド、ピリジニウム塩およびホスホニウム塩からなる群より選択される、方法。
  6. 前記活性化剤が、ジシクロヘキシルジカルボジイミド(DCC)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDCl)およびジイソプロピルカルボジイミドからなる群より選択されるカルボジイミドである、請求項5に記載の方法。
  7. 前記カルボジイミドはEDClである、請求項6に記載の方法。
  8. 工程1はさらに、2,4,6−コリジン、2,6−ジtert−ブチル−4−メチルピリジン、1−ジエチルアミノ−2−プロパノール、N−エチルアミノ−2−プロパノール、N−エチルジイソプロピルアミン、4−エチルモルホリン、1−エチルピペリジン、2,6−ルチジン、4−メチルモルホリン、1−メチルピペリジン、トリベンジルアミン、トリエチルアミン、金属水酸化物、金属アルコキシド、金属重炭酸塩、および金属炭酸塩からなる群より選択される塩基を添加する工程を包含する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記塩基が2,6−ルチジンである、請求項8に記載の方法。
  10. 工程1は、4−ジメチルアミノピリジン、1−メチルイミダゾール、1,2,4−トリアゾール、4−(1−ピロリジノ)ピリジン、N−ヒドロキシスクシンイミド、イミダゾール、および1−ヒドロキシベンゾトリアゾールからなる群より選択される添加物を添加する工程をさらに包含する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記添加物が、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記式IIIの化合物は、以下の式:
    Figure 0005219368
    の塩の形態で使用され、ここで、Rは、(C〜C)アルキルを表し、かつ該酸は、HPO、HSO、HClまたはHBrからなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
  13. Rがメチルであり、かつ前記酸がHClである、請求項12に記載の方法。
  14. 前記式IVの化合物の形成を触媒するために酸が添加される、請求項1に記載の方法。
  15. 請求項1に記載の方法であって、工程2における前記式Vおよび式VIの化合物のN保護基が、アリル、メトキシメチル、ベンジルオキシメチル、CYCOからなる群より選択され、ここで、各Yは、同じであっても異なっていてもよく、独立して、ハロゲン、ベンジルオキシカルボニル、トリチル、ピバロイルオキシメチル、テトラヒドラニル、ベンジル、ジ(p−メトキシフェニル)メチル、トリフェニルメチル、(p−メトキシフェニル)ジフェニルメチル、ジフェニルホスフィニル、ベンゼンスルフェニル、メチルカルバメート、2−トリメチルシリルエチルカルバメート、1−メチル−1−フェニルエチルカルバメート、t−ブチルカルバメート(「t−Boc」)、シクロブチルカルバメート、1−メチルシクロブチルカルバメート、アダマンチルカルバメート、ビニルカルバメート、アリルカルバメート、シナミルカルバメート、8−キノリルカルバメート、4,5−ジフェニル−3−オキサゾリン−2−オン、ベンジルカルバメート、9−アントリルメチルカルバメート、ジフェニルメチルカルバメート、S−ベンジルカルバメート、および
    Figure 0005219368
    の部分からなる群より選択される、方法。
  16. 工程2における前記酸化法が、DMSOベースの酸化、KMNO、Br、MnO、四酸化ルテニウム/NaIO、塩化クロム酸ピリジニウム(PCC)、二クロム酸ピリジニウム、酢酸中の次亜塩素酸ナトリウム、BaBrOおよび硝酸セリウムアンモニウムからなる群より選択される酸化剤によって触媒される、請求項1に記載の方法。
  17. 工程2における前記酸化が、DMSOベースの酸化である、請求項16に記載の方法。
  18. 工程2における前記式VIの化合物が、結晶化により精製される、請求項1に記載の方法。
  19. 工程3における前記式VIの化合物が、HPO、HSO、HClおよびHBrからなる群より選択される酸で脱保護される、請求項1に記載の方法。
  20. 工程3における前記式VIIの化合物が、結晶化により精製される、請求項1に記載の方法。
  21. 工程4における前記式IVの化合物が、HPO、HSO、HClおよびHBrからなる群より選択される酸で処理される、請求項1に記載の方法。
  22. 工程5における前記カップリングする工程が、イソブチルクロロホルメートを用いる混合無水物手順である、請求項1に記載の方法。
  23. 工程5における前記式VIIの化合物が、カップリングの間にインサイチュで生成される、請求項1に記載の方法。
  24. 以下の式:
    Figure 0005219368
    の化合物。
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