JP5217485B2 - フロントサイドメンバ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体前部の車幅方向左右に車体前後方向に沿って配設されたフロントサイドメンバの構造に関する。
一般に、乗用車においては、車体前部(エンジンルームの下方)の車幅方向左右に車体前後方向に沿ってフロントサイドメンバがそれぞれ配設されている。これらフロントサイドメンバは、その後端が、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネル、及び車室内下方のフロアメンバにそれぞれ接続されている。
従来より、押出材のフロントサイドメンバの後端に設けられ、フロントサイドメンバとダッシュパネル及びフロアメンバとを接続する鋳物のフロントサイドメンバ受け部材が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記フロントサイドメンバ受け部材は、縦断面が三角形を成す複数の閉断面部を有し、例えば、ダッシュパネルの下方には第1の閉断面部と第2の閉断面部が配置され、第1の閉断面部の前方にフロントサイドメンバが位置している。また、フロントサイドメンバの後端下部には第3の閉断面部が配置され、この第3の閉断面部の後方で且つ斜め下方にフロアメンバが位置している。
上記フロントサイドメンバ受け部材において、車両前突時に、衝突による衝撃力がフロントサイドメンバに加わると、先ず、第1の閉断面部が潰れて衝突エネルギーを吸収する。そして、前記衝撃力よりも大きな衝撃力が連続して加わった場合は、さらに第2の閉断面部及び第3の閉断面部が潰れることにより、より大きな衝突エネルギーを吸収することができる。
特開2001−30961号公報
しかしながら、上記従来の技術では、フロントサイドメンバ受け部材は鋳物で成形され、その鋳型方向が車幅方向であるため、衝突による衝撃力が加わったときに、第1の閉断面部を形成する上部壁や、第2の閉断面部を形成する上部壁が車幅方向に沿って面座屈しやすい。
例えば、図12に示すように、第1の閉断面部の上部壁が面座屈すると、その面座屈した瞬間、フロントサイドメンバ受け部材での衝撃力に対する耐力が大きく低下する。また、第2の閉断面部の上部壁が面座屈すると、その面座屈した瞬間、フロントサイドメンバ受け部材での衝撃力に対する耐力が更に大きく低下する。そして、衝撃力に対する耐力が大きく低下してしまうと、衝突エネルギーを効率よく吸収することが難しくなるという問題が生じる。
本発明の課題は、衝撃力に対する耐力が瞬時に低下するのを防止することにより、衝突エネルギーを効率よく吸収することが可能なフロントサイドメンバ構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、押出材にて成形され車体前部の車幅方向左右に車体前後方向に沿って配設されたフロントサイドメンバと、ダッシュパネル下部に設けられ、鋳物にて成形されて前記フロントサイドメンバの後端部が嵌合される嵌合部を有するフロントサイドメンバ受け部材と、を備えたフロントサイドメンバ構造であって、前記フロントサイドメンバ受け部材は、前部が前記嵌合部に接続され後部が車幅方向外側に向かい前記フロントサイドメンバに対して斜めに配置された斜めリブを有し、かつ前記フロントサイドメンバ受け部材には、前記嵌合部よりも車体後方側の部分において、車幅方向内側に内壁体が、車幅方向外側に外壁体がそれぞれ設けられ、前記内壁体の内面には前記外壁体に向かってメインリブが設けられ、該メインリブは、基部側の強度が強く、先端部側の強度が前記基部側よりも弱く設定され、かつ長さが前記フロントサイドメンバの車幅方向における幅より長く設定されて、前記外壁体の内面との間に隙間を有し、前記メインリブは、車両前突時に衝撃力が加わって前記フロントサイドメンバの後部がぶつかって当該フロントサイドメンバの後端を受け止めたとき、先端部側が車体後部側へ折れ曲がり前記フロントサイドメンバの後部に曲げモーメントを生じさせ、前記フロントサイドメンバの後部側を車幅方向外側へ屈曲させて前記フロントサイドメンバ受け部材にぶつからせる一方、前記フロントサイドメンバ受け部材は、前記フロントサイドメンバの後部側がぶつかることにより、前記衝撃力の一部を前記斜めリブへ分散させることを特徴としている。
また、本発明は、押出材にて成形され車体前部の車幅方向左右に車体前後方向に沿って配設されたフロントサイドメンバと、ダッシュパネル下部に設けられ、鋳物にて成形されて前記フロントサイドメンバの後端部が嵌合される嵌合部を有するフロントサイドメンバ受け部材と、を備えたフロントサイドメンバ構造であって、前記フロントサイドメンバ受け部材は、前部が前記嵌合部に接続され後部が車幅方向外側に向かい前記フロントサイドメンバに対して斜めに配置された斜めリブを有し、かつ前記フロントサイドメンバ受け部材には、前記嵌合部よりも車体後方側の部分において、車幅方向内側に内壁体が、車幅方向外側に外壁体がそれぞれ設けられ、前記内壁体の内面には前記外壁体に向かってメインリブが設けられ、該メインリブは、先端部側が車体後方寄りに向けられて斜めに配置され、かつ長さが前記フロントサイドメンバの車幅方向における幅より長く設定されて、前記外壁体の内面との間に隙間を有し、前記メインリブは、車両前突時に衝撃力が加わって前記フロントサイドメンバの後部がぶつかったとき、前記フロントサイドメンバの後端を受け止めて当該フロントサイドメンバの後部に曲げモーメントを生じさせ、前記フロントサイドメンバの後部側を車幅方向外側へ屈曲させて前記フロントサイドメンバ受け部材にぶつからせる一方、前記フロントサイドメンバ受け部材は、前記フロントサイドメンバの後部側がぶつかることにより、前記衝撃力の一部を前記斜めリブへ分散させることを特徴としている。
さらに、本発明は、押出材にて成形され車体前部の車幅方向左右に車体前後方向に沿って配設されたフロントサイドメンバと、ダッシュパネル下部に設けられ、鋳物にて成形されて前記フロントサイドメンバの後端部が嵌合される嵌合部を有するフロントサイドメンバ受け部材と、を備えたフロントサイドメンバ構造であって、前記フロントサイドメンバ受け部材は、前部が前記嵌合部に接続され後部が車幅方向外側に向かい前記フロントサイドメンバに対して斜めに配置された斜めリブを有し、かつ前記フロントサイドメンバ受け部材には、前記嵌合部よりも車体後方側の部分において、車幅方向内側に内壁体が、車幅方向外側に外壁体がそれぞれ設けられ、前記内壁体の内面には第1の凸部が、前記外壁体の内面には前記第1の凸部よりも車体後方側に第2の凸部がそれぞれ設けられ、車両前突時に、前記第1の凸部は前記フロントサイドメンバの後端のうち車幅方向内側端部を、前記第2の凸部は前記フロントサイドメンバの後端のうち車幅方向外側端部をそれぞれ受け止めて当該フロントサイドメンバの後部に曲げモーメントを生じさせ、前記フロントサイドメンバの後部側を車幅方向外側へ屈曲させて前記フロントサイドメンバ受け部材にぶつからせる一方、前記フロントサイドメンバ受け部材は、前記フロントサイドメンバの後部側がぶつかることにより、前記衝撃力の一部を前記斜めリブへ分散させることを特徴としている。
本発明によれば、車両前突時に、前方よりフロントサイドメンバに衝撃力が加わると、フロントサイドメンバの後部にはメインリブ又は第1の凸部及び第2の凸部によって曲げモーメントが生じ、フロントサイドメンバの後部は車幅方向外側へ屈曲する。この屈曲によって、フロントサイドメンバはフロトンサイドメンバ受け部材の嵌合部にぶつかって、衝撃力の一部を斜めリブへ分散させる。その結果、衝撃力に対するフロントサイドメンバ受け部材の耐力が瞬時に低下するのを防止することができ、衝突エネルギーを効率よく吸収することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1は本発明に係るフロントサイドメンバ構造を示しており、(a)はフロントサイドメンバ等が変形する直前の様子を示す図、(b)はフロントサイドメンバ等が変形したときの様子を示す図である。なお、図1は、車体左側のフロントサイドメンバ構造の水平断面を示しており、上側が車幅方向内側で、下側が車幅方向外側である。
乗用車においては、車体前部のエンジンルーム下方にフロントサイドメンバ11が設けられている。フロントサイドメンバ11は押出材で形成され、車幅方向左右に車体前後方向に沿って配置されている。これらフロントサイドメンバ11の後端部には、鋳物からなるフロントサイドメンバ受け部材12が設けられている。そして、フロントサイドメンバ受け部材12は、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネル13の下部に取り付けられている。
フロントサイドメンバ受け部材12は嵌合部14を有し、この嵌合部14にフロントサイドメンバ11の後端部が嵌合されている。本実施例では、フロントサイドメンバ11は、車幅方向に沿った垂直面で切ったとき、外形が矩形を成しており(図10参照)、嵌合部14はフロントサイドメンバ11の外形に合致した形状に形成されている。
フロントサイドメンバ受け部材12には、前部が嵌合部14に接続され後部が車幅方向外側に向かいフロントサイドメンバ11に対して斜めに配置された斜めリブ15が設けられている。この斜めリブ15の後部先端は、フロントサイドメンバ受け部材12よりも車幅方向外側に配置された車体骨格16に接続されている。
また、フロントサイドメンバ受け部材12には、嵌合部14よりも車体後方側の部分において、車幅方向内側に内壁体17が、車幅方向外側に外壁体18がそれぞれ設けられている。さらに、内壁体17の内面には外壁体18に向かってメインリブ20が設けられている。メインリブ20は、その長さL1がフロントサイドメンバ11の車幅方向における幅L2よりも長く、且つ外壁体18の内面との間に隙間Sを有する。そして、メインリブ20は、車両前突時にフロントサイドメンバ11の後端を受け止めることができる。
内壁体17には、その車体後部側端部に外壁体18に向かってリブ21が設けられ、このリブ21がダッシュパネル13に接合されている。また、外壁体18の車体後部側端部は車幅方向外側に折り曲げられ、この折り曲げ部22がダッシュパネル13に接合されている。
メインリブ20は、基部20A側の強度が強く、先端部20B側の強度が基部20A側よりも弱く設定されている。すなわち、基部20A側の板厚は厚く、先端部20B側の板厚は薄くなっている。
次に、本実施例のフロントサイドメンバ構造における作用について説明する。
車両前突時に、図1(a)に示すように、前方よりフロントサイドメンバ11に衝撃力F1が加わると、フロントサイドメンバ11の後部はメインリブ20にぶつかってメインリブ20を押圧する。このとき、メインリブ20は、その長さL1がフロントサイドメンバ11の車幅方向における幅L2よりも長く設定されているので、フロントサイドメンバ11の後部全体を受け止めることができる。
また、メインリブ20は、基部20A側の強度が強く、先端部20B側の強度が基部20A側よりも弱く設定され、且つ先端部20Bと外壁体18の内面との間に隙間Sを有するので、フロントサイドメンバ11の後部全体を受け止めたとき、図1(b)に示すように、先端部20Bが車両後部側へ折れ曲がる。このようにメインリブ20が折れ曲がることにより、フロントサイドメンバ11の後部に、図1(b)において反時計回りの曲げモーメントM1を生じさせ、フロントサイドメンバ11の後部は車幅方向外側へ屈曲する。
フロントサイドメンバ11の後部が車幅方向外側へ屈曲すると、フロントサイドメンバ11の後部はフロトンサイドメンバ受け部材12の嵌合部14にぶつかって、斜めリブ15を矢印A方向に押圧する。これにより、衝撃力F1の一部を斜めリブ15へ分散させることができる。
上記のように衝撃力F1の一部を斜めリブ15へ分散させることにより、図2に示すように、衝撃力F1に対するフロントサイドメンバ受け部材12の耐力が瞬時に低下するのを防止することができる。なお、図2において、t1はメインリブ20が折れ曲がった時点を示しており、図2から、時点t1以降(矢印B)では斜めリブ15に衝撃力F1の一部が伝達され、耐力が瞬時ではなく、徐々に低下していることが分かる。
本実施例によれば、衝撃力F1に対するフロントサイドメンバ受け部材12の耐力が瞬時に低下するのを防止することができるので、衝突エネルギーを効率よく吸収することが可能となる。
図3は実施例2によるフロントサイドメンバ構造を示しており、(a)はフロントサイドメンバ等が変形する直前の様子を示す図、(b)はフロントサイドメンバ等が変形したときの様子を示す図である。図3も、図1の場合と同様、車体左側のフロントサイドメンバ構造の水平断面を示しており、上側が車幅方向内側で、下側が車幅方向外側である。なお、図3(a)は図6のSA−SA線に沿った断面を示している。
本実施例では、メインリブ20よりも後方側(リブ21よりも前方側)にサブリブ23が設けられている。このサブリブ23は内壁体17の内面に設けられ、先端部が外壁体18に向けられている。また、サブリブ23は、図6に示すように、メインリブ20とリブ21との間にトラス状に配置されている。他の構成は実施例1の場合と同様である。
上記構成において、車両前突時に、図3(a)に示すように、前方よりフロントサイドメンバ11に衝撃力F1が加わると、メインリブ20は、フロントサイドメンバ11の後部全体を受け止めると同時に、図3(b)に示すように、自ら折れ曲がってフロントサイドメンバ11の後部に曲げモーメントM1を生じさせ、フロントサイドメンバ11の後部を車幅方向外側へ屈曲させる。そして、フロントサイドメンバ11の屈曲により、斜めリブ15を矢印A方向に押圧し、衝撃力F1の一部を斜めリブ15へ分散させる。
本実施例によれば、サブリブ23が設けられているので、車両前突時にフロントサイドメンバ受け部材12が大きく変形するのを抑制することができる。
図4は実施例3によるフロントサイドメンバ構造を示している。図4も、図1の場合と同様、車体左側のフロントサイドメンバ構造の水平断面を示しており、上側が車幅方向内側で、下側が車幅方向外側である。
本実施例では、メインリブ24は、その先端部24B側が車体後方寄りに向けられ、斜めに設けられている。なお、メインリブ24は、基部24A側及び先端24B側の板厚が同一に形成されている。他の構成は実施例1の場合と同様である。
上記構成において、フロントサイドメンバ11の後端部全体がメインリブ24に当たるには、フロントサイドメンバ11の後部は車幅方向内側に向かなければならず、これによって、フロントサイドメンバ11の後部に曲げモーメントを生じさせることができる。
本実施例によれば、実施例1のようにリブ20の強度を基部20A側と先端20B側とを異ならせる必要がなく、メインリブ24の加工が容易となる。
図5は実施例4によるフロントサイドメンバ構造を示している。図5も、図1の場合と同様、車体左側のフロントサイドメンバ構造の水平断面を示しており、上側が車幅方向内側で、下側が車幅方向外側である。
本実施例では、内壁体17の内面には第1の凸部25が、外壁体18の内面には第1の凸部25よりも後方側に第2の凸部26がそれぞれ設けられている。他の構成は実施例1の場合と同様である。
上記構成において、車両前突時に、フロントサイドメンバ11が車体後方側へ移動すると、フロントサイドメンバ11の後端のうち車幅方向内側端部は第1の凸部25によって受け止められ、フロントサイドメンバ11が更に車体後方側へ移動すると、フロントサイドメンバ11の後端のうち車幅方向外側端部は第2の凸部26によって受け止められる。これにより、フロントサイドメンバ11の後部に曲げモーメントを生じさせることができる。
本実施例によれば、内壁体17の内面に第1の凸部25を、外壁体18の内面に第2の凸部26を形成するだけでよいから、フロントサイドメンバ受け部材12全体の加工が容易となる。
図6〜図11は実施例5によるフロントサイドメンバ構造を示している。図6はフロントサイドメンバ11の後端部にフロントサイトメンバ受け部材12を組み付けたときの側面図であり、図7はフロントサイトメンバ受け部材12の車幅方向外側に設けられるカバー部材27の斜視図である。また、図8はフロントサイトメンバ受け部材12の斜視図であり、図9は図8のフロントサイトメンバ受け部材12を矢印C方向から見た側面図である。さらに、図10はフロントサイドメンバ11の斜視図であり、図11はフロントサイドメンバ11の後端部にフロントサイトメンバ受け部材12及びカバー部材27を組み付けたときの斜視図である。なお、図7、図8、図10及び図11において、FRは車体前部側を、OTRは車幅方向外側を、UPRは車体上部側をそれぞれ示している。
本実施例では、図6、図8及び図9に示すように、メインリブ20とリブ21との間に、サブリブ23とは別に、複数(本実施例では5つ)のサブリブ28が設けられている。
本実施例によれば、車両前突時にフロントサイドメンバ11に衝撃力F1が加わったとき、メインリブ20、リブ21、及びサブリブ23,28等を介して、フロントサイドメンバ受け部材12とフロアメンバ29との接合部付近に、図6において時計回りの曲げモーメントM2を生じさせることができる。その結果、衝突エネルギーを効率よく吸収することが可能となる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記各実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
実施例1によるフロントサイドメンバ構造を示しており、(a)はフロントサイドメンバ等が変形する直前の様子を示す図、(b)はフロントサイドメンバ等が変形したときの様子を示す図である。 車両前突時の衝撃力に対するフロントサイドメンバ受け部材の耐力の挙動を示す図である。 実施例2によるフロントサイドメンバ構造を示しており、(a)はフロントサイドメンバ等が変形する直前の様子を示す図、(b)はフロントサイドメンバ等が変形したときの様子を示す図である。 実施例3によるフロントサイドメンバ構造を示す図である。 実施例4によるフロントサイドメンバ構造を示す図である。 実施例5によるフロントサイドメンバ構造の側面図である。 フロントサイトメンバ受け部材の車幅方向外側に設けられるカバー部材の斜視図である。 フロントサイトメンバ受け部材の斜視図である。 図8のフロントサイトメンバ受け部材を矢印C方向から見た側面図である。 フロントサイドメンバの斜視図である。 フロントサイドメンバの後端部にフロントサイトメンバ受け部材及びカバー部材を組み付けたときの斜視図である。 従来技術におけるフロントサイドメンバ受け部材の耐力の挙動を示す図である。
符号の説明
11 フロントサイドメンバ
12 フロントサイドメンバ受け部材
13 ダッシュパネル
14 嵌合部
15 斜めリブ
17 内壁体
18 外壁体
20 メインリブ
23 サブリブ
24 メインリブ
25 第1の凸部
26 第2の凸部

Claims (4)

  1. 押出材にて成形され車体前部の車幅方向左右に車体前後方向に沿って配設されたフロントサイドメンバと、
    ダッシュパネル下部に設けられ、鋳物にて成形されて前記フロントサイドメンバの後端部が嵌合される嵌合部を有するフロントサイドメンバ受け部材と、を備えたフロントサイドメンバ構造であって、
    前記フロントサイドメンバ受け部材は、前部が前記嵌合部に接続され後部が車幅方向外側に向かい前記フロントサイドメンバに対して斜めに配置された斜めリブを有し、
    かつ前記フロントサイドメンバ受け部材には、前記嵌合部よりも車体後方側の部分において、車幅方向内側に内壁体が、車幅方向外側に外壁体がそれぞれ設けられ、
    前記内壁体の内面には前記外壁体に向かってメインリブが設けられ、該メインリブは、基部側の強度が強く、先端部側の強度が前記基部側よりも弱く設定され、かつ長さが前記フロントサイドメンバの車幅方向における幅より長く設定されて、前記外壁体の内面との間に隙間を有し、
    前記メインリブは、車両前突時に衝撃力が加わって前記フロントサイドメンバの後部がぶつかって当該フロントサイドメンバの後端を受け止めたとき、先端部側が車体後部側へ折れ曲がり前記フロントサイドメンバの後部に曲げモーメントを生じさせ、前記フロントサイドメンバの後部側を車幅方向外側へ屈曲させて前記フロントサイドメンバ受け部材にぶつからせる一方、
    前記フロントサイドメンバ受け部材は、前記フロントサイドメンバの後部側がぶつかることにより、前記衝撃力の一部を前記斜めリブへ分散させることを特徴とするフロントサイドメンバ構造。
  2. 押出材にて成形され車体前部の車幅方向左右に車体前後方向に沿って配設されたフロントサイドメンバと、
    ダッシュパネル下部に設けられ、鋳物にて成形されて前記フロントサイドメンバの後端部が嵌合される嵌合部を有するフロントサイドメンバ受け部材と、を備えたフロントサイドメンバ構造であって、
    前記フロントサイドメンバ受け部材は、前部が前記嵌合部に接続され後部が車幅方向外側に向かい前記フロントサイドメンバに対して斜めに配置された斜めリブを有し、
    かつ前記フロントサイドメンバ受け部材には、前記嵌合部よりも車体後方側の部分において、車幅方向内側に内壁体が、車幅方向外側に外壁体がそれぞれ設けられ、
    前記内壁体の内面には前記外壁体に向かってメインリブが設けられ、該メインリブは、先端部側が車体後方寄りに向けられて斜めに配置され、かつ長さが前記フロントサイドメンバの車幅方向における幅より長く設定されて、前記外壁体の内面との間に隙間を有し、
    前記メインリブは、車両前突時に衝撃力が加わって前記フロントサイドメンバの後部がぶつかったとき、前記フロントサイドメンバの後端を受け止めて当該フロントサイドメンバの後部に曲げモーメントを生じさせ、前記フロントサイドメンバの後部側を車幅方向外側へ屈曲させて前記フロントサイドメンバ受け部材にぶつからせる一方、
    前記フロントサイドメンバ受け部材は、前記フロントサイドメンバの後部側がぶつかることにより、前記衝撃力の一部を前記斜めリブへ分散させることを特徴とするフロントサイドメンバ構造。
  3. 前記フロントサイドメンバ受け部材には、前記メインリブよりも後方側に、車両前突時に当該フロントサイドメンバ受け部材の変形を抑制するサブリブが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフロントサイドメンバ構造。
  4. 押出材にて成形され車体前部の車幅方向左右に車体前後方向に沿って配設されたフロントサイドメンバと、
    ダッシュパネル下部に設けられ、鋳物にて成形されて前記フロントサイドメンバの後端部が嵌合される嵌合部を有するフロントサイドメンバ受け部材と、を備えたフロントサイドメンバ構造であって、
    前記フロントサイドメンバ受け部材は、前部が前記嵌合部に接続され後部が車幅方向外側に向かい前記フロントサイドメンバに対して斜めに配置された斜めリブを有し、
    かつ前記フロントサイドメンバ受け部材には、前記嵌合部よりも車体後方側の部分において、車幅方向内側に内壁体が、車幅方向外側に外壁体がそれぞれ設けられ、
    前記内壁体の内面には第1の凸部が、前記外壁体の内面には前記第1の凸部よりも車体後方側に第2の凸部がそれぞれ設けられ、
    車両前突時に、前記第1の凸部は前記フロントサイドメンバの後端のうち車幅方向内側端部を、前記第2の凸部は前記フロントサイドメンバの後端のうち車幅方向外側端部をそれぞれ受け止めて当該フロントサイドメンバの後部に曲げモーメントを生じさせ、前記フロントサイドメンバの後部側を車幅方向外側へ屈曲させて前記フロントサイドメンバ受け部材にぶつからせる一方、
    前記フロントサイドメンバ受け部材は、前記フロントサイドメンバの後部側がぶつかることにより、前記衝撃力の一部を前記斜めリブへ分散させることを特徴とするフロントサイドメンバ構造。
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