JP5217393B2 - 加熱炉のダイリューションファンの制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱間圧延ラインなどで金属片を加熱する加熱炉のダイリューションファンの制御方法に関する。
一例として、図4に示すような帯鋼の熱間圧延ライン100の加熱炉10の場合を例にとる。
熱間圧延とは、一般的に、連続鋳造または造塊、分塊によって製造されたスラブ状の金属材料を加熱炉にて数百〜千数百℃に加熱した後、熱間圧延ライン上に抽出し、一対または複数対のロールで挟圧しつつそのロールを回転させることで、薄く延ばし、コイル状に巻き取る一連のプロセスである。
加熱炉10により数百〜千数百℃に加熱された厚み150〜300mmの金属材料(以下、被圧延材)8は、粗圧延機12、仕上圧延機18により厚み0.8〜25mmまで圧延されて金属板(金属帯)状に薄く延ばされ、冷却関連設備26により冷却されたのち、コイラー24によりコイル状に巻き取られる。
7はテーブルロール、23はランナウトテーブル、14はクロップシャー、16はデスケーリング装置である。このほか、被圧延材8の温度、寸法(厚さ、幅)、形状などを測定する各種センサが、熱間圧延ライン100の随所に設置されている。
50は制御装置、70はプロセスコンピュータ、90はビジネスコンピュータである。
加熱炉10の一例として、図5に示すようなウォーキングビーム式連続加熱炉の場合を例にとって説明する。
図5(a)は加熱炉10の正面図であり、101はバーナ、102は炉壁であり、103が固定スキッド、104が移動スキッドである。
図5(b)は加熱炉10の側面図であり、105は装入口、106は抽出口、107は煙道、108はレキュペレータ(熱交換器)、109はダイリューションファン、110はサクション弁である。
加熱炉10は、また、複数の燃焼帯に分かれており、各帯別に炉内雰囲気の温度を調整することができる。111は予熱帯、112は加熱帯、113は均熱帯である。
そして、省エネルギーの観点から、加熱炉10では、レキュペレータ108に、これから燃焼に供しようとする空気と、加熱炉10内にて燃焼後のガス(燃焼ガス)と、を供給し、両者の間で熱交換を行って、予熱した空気と、別途供給されてくる図示しない燃料と、を混合し、燃焼させることで、両者を燃焼させた際の炉内雰囲気温度を、空気を予熱した分だけ上昇させるようにしている。別途供給されてくる図示しない燃料の方も、レキュペレータにて熱交換して予熱した上で供給する場合もある。
レキュペレータ108は、特許文献1などにも記載のように、煙道107に設置するのが一般的である。
さて、しかし、燃焼ガスの温度が過度に上昇すると、レキュペレータ108が熱により損傷することがある。このため、ダイリューションファン109より空気を供給し、冷却することで、レキュペレータ108を保護している。
ダイリューションファンは、(1)レキュペレータ108の入側にて測定する燃焼ガスの温度、(2)レキュペレータ108の出側にて測定する燃焼ガスの温度、(3)レキュペレータ108にて予熱後の空気の温度、について、各閾値を設け、各温度が、各閾値を越える条件が、いずれか一つでも成立した時点で起動し、全てが不成立になった時点で停止する。
また、ダイリューションファン109が空気を吸い込む流量は、サクション弁110によって調整しており、サクション弁の開度は、燃焼ガスの温度の上昇に応じて、大きくするなどしている。
特開昭49−066206号公報
しかしながら、従来は、燃焼ガスの温度が過度に上昇した際に、ダイリューションファン109から過度に空気を供給してレキュペレータ108を冷却し過ぎてしまい、その分、これから燃焼に供しようとする空気の温度を低下させ、その分、燃料を多く必要とする結果、燃料原単位が悪化してしまう場合があった。
発明者らは、その原因を調査してみた。その結果、以下のような問題があることが分かった。
ダイリューションファン109を起動するための、先述の(1)〜(3)のような温度の条件、および、サクション弁110の開度が、レキュペレータ108の温度ではなく、燃焼ガスや予熱後の空気の温度により制御されていたため、最適な空気の供給流量となっていなかったのである。
本発明は、従来技術のかような問題を解決するべくなされたものであり、加熱炉のレキュペレータを保護するダイリューションファンの最適な起動、及び停止温度を設定し、サクション弁の開度を最適に制御することで、燃料原単位を低減することを目的とする。
すなわち、本発明は、加熱炉のレキュペレータの温度を実際に測定した結果に基づいて、前記レキュペレータに空気を供給するダイリューションファンの起動、停止と、前記レキュペレータに供給される空気の流量を調整するサクション弁の開度を前記測定したレキュペレータの温度が所定の温度範囲に入るように制御する。そして、前記測定したレキュペレータの温度が650℃を下回った場合、ダイリューションファンを停止する。
また、本発明においては、加熱炉のレキュペレータの温度を実際に測定する温度計は、加熱炉燃焼後のガスが煙道内を伝ってレキュペレータに送り込まれる入口に設置するのが好ましい。
本発明によれば、加熱炉のレキュペレータを保護するダイリューションファンの起動、停止と、サクション弁の開度を最適に制御することで、燃料原単位を低減できる。
図1に、本発明の実施の形態の一例を示す。
図4に示した熱間圧延ライン100の加熱炉10の煙道107内に放射温度計1を設置し、加熱炉10のレキュペレータ108の温度を実際に測定する。測定結果は、制御装置50に送られ、実測したレキュペレータの温度が所定の温度範囲に入るように同制御装置50内で行われる演算の結果に基づいて、同制御装置50からの指令により、レキュペレータ108に空気を供給するダイリューションファン109の起動、停止と、レキュペレータ108に供給される空気の流量を調整するサクション弁110の開度と、が制御される。
ここで、所定の温度範囲とは、例えば、適切な燃料原単位を得ることができるレキュペレータ温度の上下限値とすればよい。また、上限温度は、設備仕様上の上限温度としてもよい。
レキュペレータ108の温度を実際に測定した結果をもとに、制御装置50内で行われる演算は、例えば、図2に示すような、レキュペレータ108の温度とサクション弁110の開度との関係を規定したものが挙げられる。
すなわち、レキュペレータ108の温度が650℃を越えた時点でダイリューションファン109を起動して、初期のサクション弁110の開度を30%にするとともに、レキュペレータ108の温度が1000℃に至るまで、サクション弁110の開度を100%まで上げていくように直線的に大きくする。レキュペレータ108の温度が1000℃を越えることは実用上あり得ないが、万一そのようになった場合は、100%でキープするのが好ましい。
また、レキュペレータ108の温度を実際に測定した結果が650℃を下回った時点でダイリューションファン109を停止する。
因みに、レキュペレータ108の温度測定用の温度計設置箇所は、レキュペレータ本体が最も高温になると予想される箇所、すなわち加熱炉10内の燃焼後のガスが煙道107内を伝い、最初にレキュペレータに送り込まれる入口(上流側)に設置するのが望ましい。
または、あらかじめレキュペレータ108の複数箇所に温度計を設置しておいて、最も高温となる位置を調査、同定した上で、制御用の温度計を設置してもよい。
以上説明した実施の形態は、あくまで一例であり、本発明は、以上説明した実施の形態に限られるものではない。
例えば、レキュペレータ108の温度を実際に測定する温度計の種類は、放射温度計に限るものではなく、熱電対温度計などを用いてもよい。
また、レキュペレータ108の温度とサクション弁110の開度との関係は、図2に示したようなものに限られるものではなく、その加熱炉にとって燃料原単位を最も低減できるような関係とするのが好ましい。
また、熱間圧延ライン100のような帯鋼の熱間圧延ラインのみならず、図3に示すような厚板圧延ライン200のようなラインの加熱炉など、とにかく、レキュペレータとダイリューションファンを設置した加熱炉であれば、本発明は適用できる。
図4に示した熱間圧延ライン100の加熱炉10の煙道107内に放射温度計1を設置し、加熱炉10のレキュペレータ108の温度を実際に測定した結果を、制御装置50に送り、同制御装置50内で、図2に示すような、レキュペレータ108の温度とサクション弁110の開度との関係となるように行われる演算の結果に基づいて、同制御装置50からの指令により、レキュペレータ108に空気を供給するダイリューションファン109の起動、停止と、レキュペレータ108に供給される空気の流量を調整するサクション弁110の開度と、を制御した結果、月間の燃料原単位を63MJ/ton低減できた。
本発明の実施の形態の一例について説明するための線図 本発明の実施の形態の一例について説明するための線図 本発明を適用して好適な別のラインについて説明するための線図 熱間圧延ラインについて説明するための線図 従来技術について説明するための線図
符号の説明
7 テーブルロール
8 被圧延材
9 幅プレス
10 加熱炉
12 粗圧延機
135 エッジャーロール
14 クロップシャー
15 仕上入側温度計
16 デスケーリング装置
18 仕上圧延機
19 ワークロール
19A バックアップロール
20 ルーパ
21 仕上出側温度計
22 仕上出側板厚計
23 ランナウトテーブル
24 コイラー
25 コイラー入側温度計
26 冷却関連設備
28 ホットレベラ
30 クーリングベッド
50 制御装置
70 プロセスコンピュータ
90 ビジネスコンピュータ
100 熱間圧延ライン
101 バーナ
102 炉壁
103 固定スキッド
104 移動スキッド
105 装入口
106 抽出口
107 煙道
108 レキュペレータ
109 ダイリューションファン
110 サクション弁
111 予熱帯
112 加熱帯
113 均熱帯
200 厚板圧延ライン
A 搬送方向

Claims (2)

  1. 加熱炉のレキュペレータの温度を実際に測定した結果に基づいて、前記レキュペレータに空気を供給するダイリューションファンの起動、停止と、前記レキュペレータに供給される空気の流量を調整するサクション弁の開度と、を前記測定したレキュペレータの温度が所定の温度範囲に入るように制御し、
    前記測定したレキュペレータの温度が650℃を下回った場合、ダイリューションファンを停止することを特徴とする加熱炉のダイリューションファンの制御方法。
  2. 加熱炉のレキュペレータの温度を実際に測定する温度計を、加熱炉燃焼後のガスが煙道内を伝ってレキュペレータに送り込まれる入口に設置することを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
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