JP5217364B2 - 反射特性測定装置 - Google Patents

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本発明は、試料の試料面に配列された複数の色サンプルを走査し、各色サンプルの反射特性を連続測定する反射特性測定装置に関する。
印刷機器の校正にあたっては、まず、校正対象の印刷機器に印刷データを入力し、複数の色サンプルを当該印刷機器に印刷させる。その後に、印刷された各色サンプルの反射特性を測定し、各色サンプルの反射特性の測定値と各色サンプルが本来有しているべき反射特性の基準値との差異に基づいて当該印刷機器の印刷色を校正する。
ただ、各色サンプルの反射特性を1つずつ測定する作業は時間がかかりすぎるため、特許文献1に示すように、試料の試料面に配列された複数の色サンプルを走査し、各色サンプルの反射特性を連続測定する反射特性測定装置も実用化されている。
特開2001−313843公報
しかし、従来の反射特性測定装置には、試料面に照明光を照射する照明系の消費電力が多く、電源に与える負荷が大きいという問題がある。
また、従来の反射特性測定装置には、照明系の電力消費に伴う照明系の発熱が大きいという問題がある。このような照明系の発熱は、光学部品の膨張や電子部品の特性変動を引き起こし、反射特性測定装置の測定精度の低下の原因となる。特に、コストダウンのために熱膨張係数が大きいプラスチック製の光学部品を採用した反射特性測定装置では、発熱に起因する測定精度の低下は大きな問題となる。
さらに、従来の反射特性測定装置には、照明系を構成する光源を大電流で連続して点灯させるため、光源の寿命が短いという問題がある。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、適切な照明光を試料面に照射することができる反射特性測定装置を提供し、さらには、電源の負荷を小さくし、反射特性測定装置の測定精度の低下を防ぎ、光源の寿命を長くすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、試料の試料面に配列された複数の色サンプルを走査し、各色サンプルからの反射光を連続して測定する反射特性測定装置であって、試料面に第1の照明光を照射する第1の照明手段と、試料面に第2の照明光を照射し、前記第2の照明光の波長分布が前記第1の照明光の波長分布と異なる第2の照明手段と、試料面からの反射光を受光し、受光した反射光を測定する受光手段と、前記第1の照明光及び前記第2の照明光のうちの前記第1の照明光のみが試料面に照射されている場合の前記受光手段の測定結果から、前記受光手段の測定の対象となる測定域に2個以上の色サンプルが含まれている無効区間及び1個の色サンプルのみが含まれている有効区間のいずれを反射特性測定装置が走査しているかを判定する判定手段と、反射光測定装置が有効区間を走査していると前記判定手段により判定された場合に前記第1の照明光に加えて前記第2の照明光を試料面に照射させる照明光制御手段とを備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載の反射特性測定装置において、前記第1の照明手段が第1の光源として第1の光を発光する第1のLEDを備え、前記第2の照明手段が第2の光源として第2の光を発光する第2のLEDを備え、前記第2の光の波長分布が前記第1の光の波長分布と異なる
請求項3の発明は、請求項2に記載の反射特性測定装置において、前記第1のLEDが白色LEDであり、前記第2のLEDが紫色LEDである
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の反射特性測定装置において、前記受光手段は、反射光を波長ごとに分散する波長分散素子と、入射した光量に応じた信号を出力するセンサを前記波長分散素子が反射光を波長ごとに分散する方向に配列して構成されたセンサアレイとを有するポリクロメータを備え、前記判定手段は、前記センサが出力した信号の時間変化に基づいて反射特性測定装置が有効区間及び無効区間のいずれを走査しているのかを判定する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の反射特性測定装置において、前記判定手段は、前記センサが出力した信号の時間変化の絶対値の前記センサの複数についての総和が閾値以下である場合に反射特性測定装置が有効区間を走査していると判定する。
本発明によれば、反射特性測定装置が走査している区間によって照明光を変化させることができるので、適切な照明光を試料面に照射することができる。
請求項4の発明によれば、分光反射率係数等の演算が不要になるので、反射特性測定装置が有効区間及び無効区間のいずれを走査しているのかを高速に判定することができる。
請求項5の発明によれば、反射特性測定装置が有効区間及び無効区間のいずれを走査しているのかを高速かつ適切に判定することができる。
請求項3の発明によれば、可視域をカバーする400〜700nmの波長の光を含む照明光を試料面に照射することができるので、色サンプルの反射特性を適切に測定することができる。
請求項1の発明によれば、反射特性測定装置が無効区間を走査しているときは第2の照明手段を消灯することができるので、適切な照明光を試料面に照射することができる。
<1 第1実施形態>
<1−1 走査測色システム1の概略>
図1は、本発明の第1実施形態に係る走査測色システム1の模式図である。走査測色システム1は、校正対象の印刷機器が印刷した色サンプルの分光反射率係数を測定し、色サンプルの分光反射率係数の測定値と色サンプルが本来有しているべき分光反射率係数の基準値との差異に基づいて、当該印刷機器の印刷色を校正する。
図1に示すように、走査測色システム1は、反射特性測定装置102、搬送機構170及び外部コンピュータ180を備える。反射特性測定装置102と外部コンピュータ180とは、USB(Universal Serial Bus)インターフェースによって接続されており、双方向にデータ通信をすることができる。また、反射特性測定装置102は、USBバスパワードで動作しており、USBインターフェースを介して外部コンピュータから動作電力の供給を受けている。もちろん、反射特性測定装置102と外部コンピュータ180との通信手段としてUSBインターフェース以外のインターフェースを採用してもよいし、外部コンピュータ180とは独立した電源から反射特性測定装置102に動作電力を供給してもよい。
<1−2 ストリップ状試料602>
図3は、走査測色システム1の測定対象となるストリップ状試料602の平面図である。ストリップ状試料602は、細長矩形シート形状を有している。ストリップ状試料602の試料面604には、色調や濃度の異なる20個の色サンプル606が印刷されている。色サンプル606は、典型的には、矩形形状又は正方形形状を有しており、ストリップ状試料602の長手方向に規則的に配列されている。なお、色サンプル606の数を19個以下又は21個以上に増減してもよい。
<1−3 反射特性測定装置102>
図1に断面を示す反射特性測定装置102は、試料面604に配列された複数の色サンプル606を走査し、各色サンプル606からの反射光を連続して分光測定する。また、反射特性測定装置102は、分光測定の結果をあらわすデータをUSBインターフェースを介して外部コンピュータ180に送信する。反射特性測定装置102は、照明系104、受光系112及び制御処理回路124を備える。
{照明系104}
照明系104は、レンズ106及び白色LED(Light Emitting Diode)108を備え、試料面604に照明光を照射する。照明系104は、試料面604の法線と45°をなす方向から試料面604に照明光を照射する。
レンズ106は、白色LED108が発光した照明光を受光系112の測定の対象となる測定域に導く。
白色LED108は、供給された電流に応じた強度の照明光を発光する。光源として白色LED108を採用することにより、照明系104は、試料面604に白色の照明光を照射することができる。なお、1個の白色LED108ではなく2個以上の白色LEDを光源として用いてもよい。また、白色LED108に代えて、測定しようとする分光反射率係数の波長範囲の照明光を照射することができる他の種類の光源を用いることもできる。ただし、白色LED108には、応答が速いという利点がある。
{受光系112}
受光系112は、レンズ114及びポリクロメータ116を備え、試料面604からの反射光を受光し、受光した反射光を分光測定する。受光系112は、試料面604から試料面604の法線方向へ向かう反射光を受光する。
レンズ114は、試料面604の測定域からの反射光をポリクロメータ116に導く。
ポリクロメータ116は、反射光の分光測定を行う。ポリクロメータ116は、凹面回折格子118及びセンサアレイ120を備える。
凹面回折格子118は、反射光を波長ごとに分散する。もちろん、凹面回折格子118以外の波長分散素子を用いて反射光を波長ごとに分散してもよい。
センサアレイ120は、凹面回折格子118が波長ごとに分散した反射光を受光し、反射光の強度の波長分布を示す信号を出力する。センサアレイ120は、入射した光量に応じた信号を出力するセンサを一方向に配列して構成されている。センサアレイ120は、センサの配列方向が、凹面回折格子118が反射光を波長ごとに分散する方向となるように設置される。センサアレイ120は、入力されたクロックに同期して測定を行う。センサアレイ120としては、例えば、入射した光量に応じた電荷を発生する光電変換素子を一方向に配列して構成されたCCD(Charge Coupled Device)リニアイメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)リニアイメージセンサを用いることができる。
{制御処理回路124}
制御処理回路124は、白色LED108及びセンサアレイ120を制御し各種の処理を行う。
図2は、制御処理回路124を含む反射特性測定装置102の電気的な構成を示すブロック図である。
図2に示すように、反射特性測定装置102は、LED駆動回路126、センサアレイ駆動回路134、電源回路144及び組み込みコンピュータ152を備える。
LED駆動回路126は、組み込みコンピュータ152の制御に応じて白色LED108を駆動する。LED駆動回路126は、定電流回路128及び順電圧測定回路130を含む。
定電流回路128は、白色LED108と電源回路144との間に挿入され、電源回路144から白色LED108へ供給される電流Ifを一定に制限する。これにより、電源回路144の電圧Vcが変動しても白色LED108に供給される電流Ifが変化しないので、電源回路144の電圧Viの変動により照明光の強度が変動することを抑制することができる。また、定電流回路128は、組み込みコンピュータ152と接続され、組み込みコンピュータ152の制御に応じて白色LED108に供給する電流Ifを切り替えることができる。これにより、白色LED108が発光する照明光の強度を変更することができる。定電流回路128は、例えば、演算増幅器を用いて構成することができる。
なお、白色LED108に直流を供給し電流を調整することにより白色LED108の調光を行うのではなく、白色LED108にパルスを供給しデューティ比を調整することにより白色LED108の調光を行ってもよい。ただし、後者の方法により白色LED108の調光を行う場合、白色LED108の点滅周期がセンサアレイ120の露光時間よりも十分に短くなるように周波数を決定する必要がある。
順電圧測定回路130は、カソードが接地された白色LED108のアノード及び組み込みコンピュータ152と接続され、白色LED108の順電圧Vfに応じた信号を発生し、発生した信号を組み込みコンピュータ152に出力する。より具体的には、順電圧測定回路130は、A/D変換器を用いて構成され、順電圧VfをA/D変換して順電圧データとして組み込みコンピュータ152に出力する。順電圧測定回路130が組み込みコンピュータ152に出力した順電圧信号は、USBインターフェース部166を介して外部コンピュータ180に送信され、外部コンピュータ180において白色LED108の温度を特定するために用いられる。なお、順電圧測定回路130に代えて白色LED108の温度を測定する温度センサを設け、温度センサが発生した信号を外部コンピュータ180に送信することにより、外部コンピュータ180において白色LED108の温度を特定することができるようにしてもよい。
センサアレイ駆動回路134は、組み込みコンピュータ152の制御に応じてセンサアレイ120を駆動する。センサアレイ駆動回路134は、クロック回路136、処理回路138及びA/D変換器140を備える。センサアレイ駆動回路134は、クロック回路136、処理回路138及びA/D変換器140を1チップ化した駆動IC(Integrated Circuit)を用いて構成することができる。ただし、このことは、2チップ以上の駆動ICを組み合わせてセンサアレイ駆動回路134を構成することやディスクリート部品を一部に用いてセンサアレイ駆動回路134を構成することを妨げない。
クロック回路136は、センサアレイ120及び組み込みコンピュータ152と接続され、組み込みコンピュータ152の制御に応じてセンサアレイ120の駆動用のクロックを発生し、発生したクロックをセンサアレイ120に出力する。
処理回路138は、センサアレイ120及びA/D変換器140と接続され、センサアレイ120が出力した信号を処理し、処理した信号をA/D変換器140に出力する。処理回路138は、例えば、センサアレイ120がCCDリニアイメージセンサである場合、相関二重サンプリング等を行う。
A/D変換器140は、処理回路138及び組み込みコンピュータ152と接続され、処理回路138が出力したアナログの画素信号をデジタルの画素信号に変換し、変換により得られた画素信号を組み込みコンピュータ152に出力する。
電源回路144は、USBインターフェース部166を介して外部コンピュータ180から動作電力の供給を受け、供給された動作電力をLED駆動回路126、センサアレイ駆動回路134、組み込みコンピュータ152その他の反射特性測定装置102の各部に分配する。電源回路144は、定電圧回路146及び電気二重層キャパシタ148を備える。
定電圧回路146は、供給された動作電力を定電流回路128以外の回路に分配する際に電圧Viを一定の電圧Voに変換する。なお、定電圧回路146が1種類の電圧Voを出力するだけでなく、2種類以上の電圧を出力するようにしてもよい。
電気二重層キャパシタ148は、外部コンピュータ180から供給された動作電力を定電圧回路146及びLED駆動回路126に分配する際に電流を平滑する。これにより、電源回路144からLED駆動回路126を介して白色LED108に供給する電流が増加したときに電気二重層キャパシタ148から電流を供給することができるので、外部コンピュータ180から電源回路144に供給する電流のピークを抑制することができる。なお、バッファーとして電気二重層キャパシタ148を用いることは必須ではなく、十分な容量を有する他の種類のキャパシタや2次電池を用いてもよい。
組み込みコンピュータ152は、少なくともCPU154及びメモリ156を備え、メモリ156にロードされた制御処理プログラムをCPU154が実行することにより、LED駆動回路126、センサアレイ駆動回路134その他の反射特性測定装置102の各部を制御し各種の演算を行う。組み込みコンピュータ152は、LED制御部162、センサアレイ制御部164及びUSBインターフェース部166を備える。
センサアレイ制御部164は、センサアレイ駆動回路134を介してセンサアレイ120を制御する。センサアレイ制御部164は、センサアレイ120に反射光を測定させ、測定ごとに測定結果を示すデータを取得する。センサアレイ制御部164が測定ごとに取得するデータは、センサアレイ120を構成するN個のセンサの各々の測定結果を示す画素データP(1),P(2),・・・,P(N)の集合である。
LED制御部162は、LED駆動回路126を介して白色LED108を制御する。LED制御部162は、白色LED108に照明光を照射させるとともに照明光の強度を変化させる。また、LED制御部162は、白色LED108の順電圧Vfの測定結果を示す順電圧データを取得する。
組み込みコンピュータ152は、画素データP(1),P(2),・・・,P(N)の測定が行われるごとに、メモリ156にアクセスして、最新の測定で得られた画素データPnew(1),Pnew(2),・・・,Pnew(N)を新データ保存域158に保存するとともに、最新の測定の1つ前の測定で得られた画素データPold(1),Pold(2),・・・,Pold(N)を旧データ保存域160に保存する。
また、組み込みコンピュータ152は、式(1)にしたがって、画素データPnew(n)と画素データPold(n)との差分d(n)を画素ごとに演算する(i=1,2,・・・,N)。
Figure 0005217364
さらに、組み込みコンピュータ152は、式(2)にしたがって、差分d(n)の絶対値を画素の全てあるいは一部について総和し、受光系112の測定結果の時間変化を示す差分Dを演算する。
Figure 0005217364
なお、式(2)は、照明光の強度の波長分布やセンサごとの感度の不均一性を無視しているが、これらを無視することができない場合は、補正係数C(n)をあらかじめ求めておき、式(3)にしたがって、差分Dを演算することが望ましい。
Figure 0005217364
加えて、組み込みコンピュータ152は、差分Dが閾値より大きい場合には、測定域に2個以上の色サンプル606が含まれている無効区間を反射特性測定装置102が走査していると判定し、差分Dが閾値以下である場合には、測定域に1個の色サンプル606のみが含まれている有効区間を反射特性測定装置102が走査していると判定する。
そして、LED制御部162は、反射特性測定装置102が無効区間を走査していると判定されたときは、白色LED108にIf=I1(30mA)が供給されるように制御を行い、反射特性測定装置102が有効区間を走査していると判定されたときは、白色LED108にIf=I2(150mA)が供給されるように制御を行う。
これにより、反射特性測定装置102が無効区間を走査しているときは照明光の強度は相対的に弱くなり、有効区間を走査しているときは照明光の強度は相対的に強くなる。このように、反射特性測定装置102が有効区間及び無効区間のいずれを走査しているかに応じて照明光を変化させれば、反射特性測定装置102が走査している区間によって照明光を変化させることができるので、適切な照明光を試料面604に照射することができる。すなわち、適切な測定を行うことができる有効区間を反射特性測定装置102が走査しているときは測定に必要な強度の照明光を測定域に照射しつつ、適切な測定を行うことができない無効区間を反射特性測定装置102が走査しているときは照明光の強度を弱くし、照明系104の消費電力を減らすことができる。これにより、電源の負荷を小さくし、発熱に起因する反射特性測定装置102の測定精度の低下を防ぎ、白色LED108の寿命を長くすることができる。なお、白色LED108に供給する電流を30mAと150mAとの間で切り替えることは必須ではない。すなわち、ここでいう「30mA」や「150mA」という電流I1,I2の具体値は例示に過ぎず、白色LED108の定格や必要な照明光の強度等に応じて変更してもよい。
組み込みコンピュータ152は、反射特性測定装置102が有効区間を走査している間に測定された画素データP(n)及び順電圧データを分光測定の結果をあらわすデータとしてUSBインターフェース部166を介して外部コンピュータ180に送信する。
<1−4 搬送機構170>
図1に断面を示す搬送機構170は、色サンプル606の配列方向にストリップ状試料602を搬送することにより反射特性測定装置102とストリップ状試料602とを相対的に移動させ、反射特性測定装置102に複数の色サンプル606を走査させる。これにより、色サンプル606の1次元配列に沿って測定域を移動させることができるので、ストリップ状試料602を搬送しながらセンサアレイ120に繰り返し測定をさせることにより、複数の色サンプル606を連続測定することが可能になる。もちろん、ストリップ状試料602を搬送することにより反射特性測定装置102とストリップ状試料602とを相対的に移動させるのではなく、反射特性測定装置102を搬送することにより反射特性測定装置102とストリップ状試料602とを相対的に移動させるようにしてもよい。また、反射特性測定装置102又はストリップ状試料602を手動で動かすことにより反射特性測定装置102とストリップ状試料602とを相対的に移動させるハンドスキャンの場合にも本発明は適用可能である。
搬送機構170は、給紙ローラ対172及び排紙ローラ対174を備える。給紙ローラ対172は、搬送経路の上流に設置され、供給されたストリップ状試料602をニップするとともに協働回転してストリップ状試料602を測定域に向かって搬送する。排紙ローラ対174は、搬送経路の下流に設置され、搬送されてきたストリップ状試料602をニップするとともに協働回転してストリップ状試料602をテンションをかけながら排出する。
<1−5 外部コンピュータ180>
外部コンピュータ180は、反射特性測定装置102が有効区間を走査している間に測定された画素データP(n)を積算した有効積算データS(n)を演算する。そして、外部コンピュータ180は、順電圧データから白色LED108の温度を特定し、白色LED108の温度による照明光の強度の波長分布の変化を考慮して、有効積算データS(n)から色サンプル606の分光反射率係数を演算する。
<1−6 動作>
図4〜図10は、第1実施形態に係る制御処理プログラムを組み込みコンピュータ152に実行させた場合の走査測色システム1の動作を説明する図である。図4は、色サンプル606の1次元配列に沿う測定域608の移動を示す図である。図5〜図10は、走査測色システム1の動作を説明するタイミングチャートであって、それぞれ、クロックCL、画素データP(n)、差分D、電流If、有効積算データS(n)、電圧Vcの時間変化を示している。
{測定}
図5に示すように、センサアレイ120は、一定の周期で繰り返し入力されるクロックCLに同期して繰り返し測定を行う。したがって、ストリップ状試料602を一定の速度で搬送する場合、図4に示すように、測定域608は色サンプル606の1次元配列に沿って移動し、隣接する測定域608の間隔は一定となる。なお、ここでは、反射特性測定装置102が1秒間に20個の色サンプル606を走査し、1個の色サンプル606を走査する間に8回の測定を行うようにクロックCLの周波数が決められているとする。もちろん、反射特性測定装置102が1秒間に走査する色サンプル606の数を19個以下又は21個以上に増減してもよいし、1個の色サンプル606を走査する間に測定を行う回数を7回以下又は9回以上に増減してもよい。ただし、反射特性測定装置102が有効区間を操作している間に複数回の測定を行うことができるように反射特性測定装置102が1秒間に走査する色サンプル606の数や1個の色サンプル606を走査する間に測定を行う回数を決定すれば、画素データP(n)を積算した有効積算データS(n)を分光反射率の特定に用いることができるようになるので、反射特性測定装置102の測定精度を向上することができる。
{有効性判定}
このような測定を行った場合、図6に示すように、反射特性測定装置102が無効区間を走査している間に行われた測定で得られる画素データP(n)は、時間が経過するにつれて増加又は減少する。このため、図7に示すように、反射特性測定装置102が無効区間の走査を開始すると差分Dは増加し、反射特性測定装置102が無効区間の走査を終了すると差分Dは減少する。そこで、組み込みコンピュータ152は、差分Dが閾値DTHより大きくなった場合は、反射特性測定装置102が有効区間の走査を終了し無効区間の走査を開始したと判定し、差分Dが閾値以下となった場合は、反射特性測定装置102が無効区間の走査を終了し有効区間の走査を開始したと判定する。このように差分Dに基づいて反射特性測定装置102が有効区間及び無効区間のいずれを走査しているのかを判定する(以下では、「有効性判定をする」という)ようにすれば、有効性判定を高速に行うことができるだけでなく、有効性判定をするための機構を別途設ける必要がないので、反射特性測定装置102を簡略化することができる。ただし、このことは、そのような機構を反射特性測定装置102に別途設けることを妨げるものではない。
また、クロックCLに同期して受光系112が反射光を測定するごとに有効性判定をすれば、走査の状況にかかわらず適切に有効性判定をすることができ、適切な照明光を試料面に照射することができる。例えば、何らかの理由でストリップ状試料602の搬送速度が変動しても適切に有効性判定をすることができる。
さらに、分光反射率係数等を演算し演算により得られた分光反射率等に基づいて有効性判定を行うのではなく、上述のように画素データP(1),P(2),・・・,P(N)に基づいて直接有効性判定を行うようにすれば、分光反射率係数等の演算が不要になるので、高速に有効性判定をすることができる。
{照明光の制御}
LED制御部162は、図8に示すように、反射特性測定装置102が無効区間を走査していると判定されたときは、白色LED108に電流I1が供給されるように制御を行い、反射特性測定装置102が有効区間を走査していると判定されたときは、白色LED108に電流I2が供給されるように制御を行う。
また、LED制御部162は、反射特性測定装置102が有効区間を走査しているときに測定域608に含まれる色サンプル606の反射率に応じて、白色LED108に電流I2を供給する時間を変更する。このように、色サンプル606の反射率に応じて照明光を変化させることにより、色サンプル606の反射率に適した照明光を試料面604に照射することができる。
具体的には、色サンプル606の反射光が閾値以下である場合は、反射特性測定装置1が有効区間を走査しているときに行われる3回の測定の間、白色LED108に供給される電流IfをI2に増やして照明光の強度を相対的に強くし、色サンプル606の反射光が閾値より大きい場合は、測定装置が有効区間を走査しているときに行われる1回の測定の間のみ、白色LED108に供給する電流IfをI2に増やして照明光の強度を相対的に強くする。
色サンプル606の反射光は、反射特性測定装置102が有効区間の走査を開始した後の最初のクロックに同期して行われる測定で得られる画素データP(n)に基づいて判定することが望ましい。
{画素データP(n)の積算}
このような照明光の制御を行うことにより、外部コンピュータ180は、図9に示すように、色サンプル606の反射率が低く反射光が弱い場合は、3回の測定で得られる画素データP(n)を積算したデータを有効積算データS(n)とし、色サンプル606の反射率が高く反射光が強い場合は、1回の測定で得られる画素データP(n)をそのまま有効積算データS(n)とする。これにより、色サンプル606の反射率が低い場合には照明光の強度を相対的に強くする時間を長くして測定精度を確保することができるとともに、色サンプル606の反射率が高い場合には照明光の強度を相対的に強くする時間を短くして照明系104の消費電力や発熱を減らすことができる。
{電圧Vcの変動}
また、このような照明光の制御を行った場合、3回の測定に要する時間を19ms、照明光の強度が安定するまでの白色LED108の立ち上がり時間を1ms、白色LED108以外の消費電流を10mAとすれば、反射特性測定装置102は、20msの間160mAを消費し(色サンプル606の反射率が低い場合)、30msの間40mAを消費することになる。したがって、USBインターフェース部166を介して供給することができる電流の容量が100mAである場合は、20msの間の不足電流160mA−100mA=60mAは、電気二重層キャパシタ148の放電によって補われる。ここで、電気二重層キャパシタ148の容量を10mFとすれば、電気二重層キャパシタ148の放電時の電圧降下は(60mA×20ms)/10mF=0.12Vとなる。このため、図10に示すように、電圧Vcは、概ね、4.9〜5.0Vの範囲内で変動する。
電気二重層キャパシタ148の放電によって失われた電気エネルギーは、30msの余剰電流100mA−40mA=60mAによって再充電されるが、その再充電に要する時間は、(60mA×20ms)/60mA=20msである。
すなわち、反射特性測定装置102では、電気二重層キャパシタ148により外部電源に要求される電流の供給能力を抑制することができる。
<2 第2実施形態>
図4、図5、図11〜図13は、第1実施形態に係る制御処理プログラムに代えて第2実施形態に係る制御処理プログラムを組み込みコンピュータ152に実行させた場合の走査測色システム1の動作を説明する図である。図4は、色サンプル606の1次元配列に沿う測定域608の移動を示す図である。図5、図11〜図13は、走査測色システム1の動作を説明するタイミングチャートであって、それぞれ、クロックCL、電流If、有効積算データS(n)、電圧Vcの時間変化を示している。
図5に示すように、第2実施形態においても、センサアレイ120は、一定の周期で繰り返し入力されるクロックCLに同期して繰り返し測定を行い、組み込みコンピュータ152は差分Dが閾値DTHより大きくなった場合は、反射特性測定装置102が有効区間の走査を終了し無効区間の走査を開始したと判定し、差分Dが閾値以下となった場合は、反射特性測定装置102が無効区間の走査を終了し有効区間の走査を開始したと判定する。
しかし、図11に示すように、第2実施形態においては、LED制御部162は、反射特性測定装置1が有効区間を走査しているときに測定域に含まれる色サンプル606の反射率が閾値以下である場合のみ、反射特性測定装置1が有効区間を走査しているときに行われる3回の測定の間、白色LED108に供給する電流IfをI2として照明光の強度を相対的に強くし、色サンプル606の反射率が閾値より大きい場合は、反射特性測定装置1が有効区間を走査している間、白色LED108に供給する電流IfをI1として照明光の強度を相対的に弱いままとする。そして、図2に示すように、色サンプル606の反射率が低い場合も高い場合も3回の測定で得られる画素データP(n)を積算したデータを有効積算データS(n)とする。このような照明光の制御により、色サンプル606の反射率が低いときにも測定精度を確保することができるとともに、色サンプル606の反射率が高いときはは照明光の強度を相対的に弱くして照明系104の消費電力や発熱を減らすことができる。これにより、電源の負荷を小さくし、発熱に起因する反射特性測定装置102の測定精度の低下を防ぎ、白色LED108の寿命を長くすることができる。
なお、色サンプル606の反射率が低い場合に白色LED108に供給する電流Ifを、反射特性測定装置1が無効区間を走査しているときに白色LED108に供給する電流If=I1(30mA)と一致させることは必須ではない。例えば、色サンプル606の反射率が低い場合に白色LED108に40mAの電流を供給するようにしてもよい。
また、色サンプル606の反射率を2段階に分類して、その分類に応じて白色LED108に供給する電流をI1とI2との2段階に切り替えることも必須ではなく、色サンプル606の反射率を3段階以上に分類して、その分類に応じて白色LED108に供給する電流を3段階以上に切り替えるようにしてもよい。
<3 第3実施形態>
図14は、第1実施形態に係る反射特性測定装置102に代えて採用することができる第3実施形態に係る反射特性測定装置302の模式図である。反射特性測定装置302は、反射特性測定装置102と同様に、照明系304としてレンズ306及び白色LED308、受光系312としてレンズ314及びポリクロメータ316を備える。また、反射特性測定装置302は、反射特性測定装置102と同様に、白色LED308及びセンサアレイ320を制御し各種の処理を行う制御処理回路324を備える。
反射特性測定装置102と反射特性測定装置302との相違は、反射特性測定装置302は、光源として白色LED308に加えて中心波長が410nmの照明光を発光する紫色LED310を備え、制御処理回路324は、白色LED308に加えて紫色LED310を制御する点にある。
これにより、可視域をカバーする400〜700nmの波長の光を含む照明光を試料面604に照射することができるので、色サンプル606の反射特性をさらに適切に測定することができる。これは、図15のグラフに示すように、白色LED308が発光する光は400〜420nmの波長の光をほとんど含んでいないのに対して、紫色LED310が発光する光は400〜420nmの波長の光を含んでいるからである。
ここで、有効性の判定をする際には白色LED308が発光する照明光のみを試料面604に照射すれば十分であるので、反射特性測定装置302が無効区間を走査しているときは白色LED308のみに電流を供給し、反射特性測定装置302が有効区間を走査してるときは白色LED308及び紫色LED310の両方に電流を供給するように制御を行うとよい。このように、反射特性測定装置302が有効区間を走査しているときのみ紫色LED310を点灯させるようにしても、反射特性測定装置302が走査している区間によって照明光を変化させることができるので、適切な照明光を試料面604に照射することができる。
もちろん、第1実施形態及び第2実施形態において説明したように、色サンプル606の反射率に応じて紫色LED310に電流を供給する時間や紫色LED310に供給する電流を変化させてもよい。
<4 第4実施形態>
図16は、第1実施形態に係る反射特性測定装置102に代えて採用することができる第4実施形態に係る反射特性測定装置402の模式図である。反射特性測定装置402は、反射特性測定装置102と同様に、照明系404としてレンズ406及び白色LED408、受光系412としてレンズ414及びポリクロメータ416を備える。また、反射特性測定装置402は、反射特性測定装置102と同様に、白色LED408及びセンサアレイ420を制御し各種の処理を行う制御処理回路424を備える。
反射特性測定装置102と反射特性測定装置402との相違は、図17の平面図に示すストリップ状試料702の試料面706に印刷されたマーク708を読み取る読み取りセンサ470を反射特性測定装置402が備えている点にある。マーク708は、色サンプル706の1次元配列に並べて有効区間に対応する位置に印刷されている。このようなマーク708により、制御処理回路424は、読み取りセンサ470がマーク708を検出することができない間は反射特性測定装置402が無効区間を走査していると判定し、読み取りセンサ470がマーク708を検出することができている間は反射特性測定装置402が有効区間を走査していると判定する。そして、反射特性測定装置402が無効区間を走査していると判定されたときは、白色LED408にIf=I1(30mA)が供給されるように制御を行い、反射特性測定装置402が有効区間を走査していると判定されたときは、白色LED408にIf=I2(150mA)が供給されるように制御を行う。これにより、反射特性測定装置102が無効区間を走査しているときは照明光の強度は相対的に弱くなり、有効区間を走査しているときは照明光の強度は相対的に強くなり、適切な照明光を試料面704に照射することができる。
<5 第5実施形態>
図18は、第1実施形態に係るストリップ状試料602に代えて用いることができる第5実施形態に係るストリップ状試料802の平面図である。ストリップ状試料802は、ストリップ状試料602と同様に、細長矩形シート形状を有している。ストリップ状試料802の試料面804には、ストリップ状試料602と同様に、色調や濃度の異なる20個の色サンプル806が印刷されている。色サンプル806は、典型的には、矩形形状又は正方形形状を有しており、ストリップ状試料802の長手方向に規則的に配列されている。さらに、試料面804の色サンプル806の1次元配列の先頭部には、基準マーク810が印刷されている。
このようなストリップ状試料802を用いた場合、基準マーク810を検出してから反射特性測定装置102が有効区間の走査を開始するまでの時間及び有効区間の走査を終了するまでの時間を反射特性測定装置102にあらかじめ与えておけば、画素データP(1),P(2),・・・,P(N)から基準マーク810を検出してからの経過時間から有効区間及び無効区間のいずれを反射特性測定装置102が走査しているのかを判定することができるようになる。
<6 その他>
反射特性測定装置102では、受光系112が分光測定を行う例を示したが、受光系112が反射光を波長ごとに分光することなく反射特性を測定する場合や単色光に対する反射特性を測定する場合にも本発明を適用することができる。
また、上記の説明は、全ての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
第1実施形態に係る走査測色システムの模式図である。 反射特性測定装置のブロック図である。 ストリップ状試料の平面図である。 色サンプルの1次元配列に沿う測定域の移動を示す図である。 クロックCLの時間変化を示す図である。 画素データP(n)の時間変化を示す図である。 差分Dの時間変化を示す図である。 電流Ifの時間変化を示す図である。 有効積算データS(n)の時間変化を示す図である。 電圧Vcの時間変化を示す図である。 電流Ifの時間変化を示す図である。 有効積算データS(n)の時間変化を示す図である。 電圧Vcの時間変化を示す図である。 第3実施形態に係る反射特性測定装置の模式図である。 白色LED及び紫色LEDが発光する光の強度の波長分布を示す図である。 第4実施形態に係る反射特性測定装置の模式図である。 ストリップ状試料の平面図である。 ストリップ状試料の平面図である。
符号の説明
1 走査測色システム
102,302,402 反射特性測定装置
104,304,404 照明系
108,308,408 白色LED
112,312,412 受光系
116,316,416 ポリクロメータ
118 凹面回折格子
120,320,420 センサアレイ
124,324,424 制御処理回路
152 組み込みコンピュータ
170 搬送機構
180 外部コンピュータ
310 紫色LED
602,702,802 ストリップ状試料
606,706,806 色サンプル

Claims (5)

  1. 試料の試料面に配列された複数の色サンプルを走査し、各色サンプルからの反射光を連続して測定する反射特性測定装置であって、
    試料面に第1の照明光を照射する第1の照明手段と、
    試料面に第2の照明光を照射し、前記第2の照明光の波長分布が前記第1の照明光の波長分布と異なる第2の照明手段と、
    試料面からの反射光を受光し、受光した反射光を測定する受光手段と、
    前記第1の照明光及び前記第2の照明光のうちの前記第1の照明光のみが試料面に照射されている場合の前記受光手段の測定結果から、前記受光手段の測定の対象となる測定域に2個以上の色サンプルが含まれている無効区間及び1個の色サンプルのみが含まれている有効区間のいずれを反射特性測定装置が走査しているかを判定する判定手段と、
    反射光測定装置が有効区間を走査していると前記判定手段により判定された場合に前記第1の照明光に加えて前記第2の照明光を試料面に照射させる照明光制御手段と、
    を備える反射特性測定装置。
  2. 前記第1の照明手段が第1の光源として第1の光を発光する第1のLEDを備え、前記第2の照明手段が第2の光源として第2の光を発光する第2のLEDを備え、前記第2の光の波長分布が前記第1の光の波長分布と異なる
    請求項1に記載の反射特性測定装置。
  3. 前記第1のLEDが白色LEDであり、前記第2のLEDが紫色LEDである
    請求項2に記載の反射特性測定装置。
  4. 前記受光手段は、反射光を波長ごとに分散する波長分散素子と、入射した光量に応じた信号を出力するセンサを前記波長分散素子が反射光を波長ごとに分散する方向に配列して構成されたセンサアレイとを有するポリクロメータを備え、
    前記判定手段は、前記センサが出力した信号の時間変化に基づいて反射特性測定装置が有効区間及び無効区間のいずれを走査しているのかを判定する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の反射特性測定装置。
  5. 前記判定手段は、前記センサが出力した信号の時間変化の絶対値の前記センサの複数についての総和が閾値以下である場合に反射特性測定装置が有効区間を走査していると判定する請求項4に記載の反射特性測定装置。
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