JP5216332B2 - インナーシール材およびそれを用いたキャップ付き容器のシール方法 - Google Patents

インナーシール材およびそれを用いたキャップ付き容器のシール方法 Download PDF

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Description

本発明は、キャップ付きの容器口部をシールするために用いられるインナーシール材およびそれを用いたキャップ付き容器のシール方法に関する。
従来、容器口部をキャップの内側でシールするためのインナーシールとして、容器口部の外径とほぼ同じ径のインナーシール材を設けることが広く行われている。開封時にインナーシール材を剥がし取るときのツマミ部として、インナーシール材の外縁部を円周状または舌片状に突出させ、はみ出した部分をツマミ部とするものが知られている。
しかし、インナーシール材の外縁部をツマミ部とした場合には、つまみやすさのためにツマミ部の寸法を大きく取ると、容器口部の上にキャップを閉めるときにツマミ部が容器とキャップとの間に挟みこまれてキャップの取り付け不良を生じるおそれがある。このため、フィルムを折り込み又は貼り合わせることにより、ツマミ部が容器口部から横方向へはみ出すことなく上方に突出するように形成したものが提案されている(特許文献1,2参照)。
特表平3−501599号公報 特開2002−179124号公報
しかしながら、フィルムの折り込み又は貼り合わせによってツマミ部を形成した場合では、使用時までキャップで閉められているため、キャップをはずして、インナーシールを取り外す時に、ツマミ部がインナーシールの最上面とほぼ平行な状態にあり、且つ容器口部からはみ出ない形状になっているので、ツマミ部をつまみ難いという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、開封時にツマミ部をつまみ易いインナーシール材を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、次のインナーシール材を提供する。
(1)容器口部からはみ出さない形状でツマミ部を有するインナーシール材であって、前記ツマミ部は、第1の基材の一部と、折り線により2つの部分に区画された第2の基材の片側の部分との積層により構成され、前記第2の基材は、JIS P8126に規定するリングクラッシュ法による圧縮強さが前記第1の基材よりも大きく、かつ、前記ツマミ部の先端の一部に、前記ツマミ部を構成する基材のシーラント層が露出されていることを特徴とするインナーシール材
(2)インナーシール材の容器口部側に高周波による発熱層を含む基材を有することを特徴とする(1)のインナーシール材
また、本発明は、次のキャップ付き容器のシール方法を提供する。
(3)容器口部の上に、高周波による発熱層を含む基材が載置され、さらにその上に(1)のインナーシール材が載置され、前記容器口部にキャップが装着されて前記発熱層を含む基材およびインナーシール材が前記キャップの内側に収容された状態として、高周波シールにより、前記発熱層を含む基材を介して前記インナーシール材を前記容器口部にシールすることを特徴とするキャップ付き容器のシール方法
(4)容器口部の上に、(2)のインナーシール材が載置され、前記容器口部にキャップが装着されて前記インナーシール材が前記キャップの内側に収容された状態として、高周波シールにより、前記インナーシール材を前記容器口部にシールすることを特徴とするキャップ付き容器のシール方法
(5)前記高周波シールの際に、前記露出されたシーラント層を介して前記ツマミ部の先端と前記キャップの天面内側とを融着する(3)または(4)のキャップ付き容器のシール方法
(6)容器口部の上に、高周波による発熱層を含む基材が載置され、さらにその上に、容器口部からはみ出さない形状でツマミ部を有するインナーシール材が載置され、前記容器口部にキャップが装着されて前記発熱層を含む基材およびインナーシール材が前記キャップの内側に収容された状態として、高周波シールにより、前記発熱層を含む基材を介して前記インナーシール材を前記容器口部にシールするシール方法であって、前記インナーシール材は、前記ツマミ部の先端の一部に、前記ツマミ部を構成する基材のシーラント層が露出されたものであり、前記高周波シールの際に、前記露出されたシーラント層を介して前記ツマミ部の先端と前記キャップの天面内側とを融着することを特徴とするキャップ付き容器のシール方法。
(7)容器口部の上に、容器口部からはみ出さない形状でツマミ部を有するインナーシール材が載置され、前記容器口部にキャップが装着されて前記インナーシール材が前記キャップの内側に収容された状態として、高周波シールにより、前記インナーシール材を前記容器口部にシールするシール方法であって、前記インナーシール材は、前記インナーシール材の容器口部側に高周波による発熱層を含む基材を有し、かつ、前記ツマミ部の先端の一部に、前記ツマミ部を構成する基材のシーラント層が露出されたものであり、前記高周波シールの際に、前記露出されたシーラント層を介して前記ツマミ部の先端と前記キャップの天面内側とを融着することを特徴とするキャップ付き容器のシール方法。
本発明のインナーシール材によれば、ツマミ部の先端の一部にシーラント層を露出させているので、インナーシール材の融着時にツマミ部の先端の一部分をキャップに融着させることができ、キャップを外す時にツマミ部が立ち上がるようにすることができる。
また、圧縮強さに差異を有する2種類の基材からツマミ部を構成することで、圧縮強さの差異によりキャップを外すときにツマミ部が立ち上がるようにすることができる。
そのため、インナーシール材を剥がして開封するときにツマミ部をつまみ易い。
以下、最良の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1(a)は本発明の第1および第3形態例のインナーシール材の断面図、図1(b)は図1(a)のインナーシール材を用いてシールしたキャップ付き容器の口部付近の断面図、図1(c)は(b)のA部の拡大断面図である。図2は本発明の第1および第3形態例のインナーシール材の製造方法を説明する図面であって、図2(a)は基材の重ね合わせ工程を説明する断面図、図2(b)は各基材のシールにより得られる積層体およびその打ち抜き領域を示す部分斜視断面図、図2(c)は打ち抜きにより得られるインナーシール材の断面図、図2(d)はインナーシール材の平面図である。
図3(a)は参考例である第2形態例のインナーシール材の断面図、図3(b)は図3(a)のインナーシール材を用いてシールしたキャップ付き容器の口部付近の断面図である。図4は参考例である第2形態例のインナーシール材の製造方法を説明する図面であって、図4(a)は基材の重ね合わせ工程を説明する断面図、図4(b)は各基材のシールにより得られる積層体およびその打ち抜き領域を示す部分斜視断面図、図4(c)は打ち抜きにより得られるインナーシール材の断面図の平面図である。
本発明の第1形態例のインナーシール材は、容器口部からはみ出さない形状でツマミ部を有するインナーシール材であって、前記ツマミ部の先端の一部に、前記ツマミ部を構成する基材のシーラント層が露出されているものである。これは、詳しくは後述するが、高周波シールの際に、露出されたシーラント層を介してツマミ部の先端とキャップの天面内側とを融着する、キャップ付き容器のシール方法に用いられる。
参考例である第2形態例のインナーシール材は、容器口部からはみ出さない形状でツマミ部を有するインナーシール材であって、前記ツマミ部は、第1の基材の一部と、折り線により2つの部分に区画された第2の基材の片側の部分との積層により構成され、前記第2の基材は、JIS P8126に規定するリングクラッシュ法による圧縮強さ(単位:N)が、前記第1の基材よりも大きいものである。
本発明の第3形態例のインナーシール材は、容器口部からはみ出さない形状でツマミ部を有するインナーシール材であって、前記ツマミ部は、第1の基材の一部と、折り線により2つの部分に区画された第2の基材の片側の部分との積層により構成され、前記第2の基材は、JIS P8126に規定するリングクラッシュ法による圧縮強さ(単位:N)が、前記第1の基材よりも大きく、かつ、前記ツマミ部の先端の一部に、前記ツマミ部を構成する基材のシーラント層が露出されているものである。
第1の基材1,11および第2の基材2,12は、片面にシーラント層を有するフィルムからなり、少なくとも基材層1a,2a,11a,12aとシーラント層1b,2b,11b,12bの2層を含んで構成される。シーラント層は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などのポリオレフィン系樹脂などの1種または2種以上から構成することができる。また、基材層としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂、ナイロン(NY)等のポリアミド系樹脂などからなる単層または多層の組み合わせを用いることができ、なかでも延伸フィルムが好ましい。第1および第2の基材は、基材層とシーラント層との間や基材層の表面に、さらにガスバリア層、印刷層、接着剤層、機能性を付与する層などを1または2層以上含んでもよい。
本発明の第1形態例においては、第1の基材と第2の基材とが同構成の基材でもよい。本発明の第形態例および参考例である第2形態例においては、第1の基材と第2の基材とが、JIS P8126に規定するリングクラッシュ法による圧縮強さに差異を有する。
次に、具体例として、種々のフィルムの圧縮強さ(リングクラッシュ法)の測定値を示す。
Figure 0005216332
Figure 0005216332
本発明において、圧縮強さが高いほうを第1の基材とするか第2の基材とするかは任意であるが、第1の基材よりも第2の基材の圧縮強さが大きいとするとき、基材構成の具体例としては、以下のような組み合わせが挙げられる。
(1)第1の基材:PET12μm/PE25μm(圧縮強さ1.3N)に対して、第2の基材:PET12μm/NY15μm/PE50μm(圧縮強さ8.6N)とする。
(2)第1の基材:PET12μm/NY15μm/PE30μm(圧縮強さ5.5N)に対して、第2の基材:NY15μm/PE60μm(圧縮強さ14.6N)とする。
(3)第1の基材:PET12μm/NY15μm/PE50μm(圧縮強さ8.6N)に対して、第2の基材:NY15μm/PE60μm(圧縮強さ14.6N)とする。
第1の基材と第2の基材の圧縮強さの差が5N以上あることが望ましい。
表2に示すように、フィルム厚みが増すと圧縮強さが大きくなることがわかる。また、表1と表2の比較から、単体フィルムの圧縮強さを単純に合計するよりも、積層構成とした方が、圧縮強さが大きくなっている。
上記構成例ではシーラント層であるPEの厚みを増やして圧縮強さを大きくしている例もあるが、PE層の厚みを厚くするとシール時に溶融したPEが周囲へはみ出し、意図しない所へ融着してしまう危険性が増す。このため、PETやNYなど基材層の厚みを増すことで圧縮強さを大きくするのが好ましい。例えば、上記表1の基材構成例において基材層の厚みを増大する場合では、PET12μmをPET25μmやPET38μmに変更することで圧縮強さを大きくするのが好ましい。このような積層フィルムの構成例としては、PET25μm/PE25μm、PET38μm/PE25μm、PET25μm/NY15μm/PE30μm、PET38μm/NY15μm/PE30μm、PET25μm/NY15μm/PE50μm、PET38μm/NY15μm/PE50μm等の構成が挙げられる。
第3の基材3,13は、少なくとも片面にシーラント層を有する長尺フィルムからなる。このようなフィルムとしては、1層のシーラント層のみからなるフィルム(単層フィルム)のほか、片面または両面にシーラント層を有する多層フィルム等が挙げられる。第2の基材は基材層を含んでもよく、その基材層としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂、ナイロン(NY)等のポリアミド系樹脂などからなる単層または多層の組み合わせを用いることができ、なかでも延伸フィルムが好ましい。
第3の基材3,13は、高周波により発熱可能な層(高周波発熱層)を含んでもよく、その高周波発熱層としては、アルミニウム箔などの金属箔が挙げられる。本発明の第1および第3形態例においては、キャップの天面内面にツマミ部の先端の一部を融着させるとき、高周波シールをするため、高周波発熱層を有することが好ましい。第1および第3形態例のインナーシール材において高周波発熱層を有しない場合は、インナーシール材をキャップに装填するときに、高周波発熱層を有する別の基材を重ね合わせることでも高周波シールを行なうことが可能になる。
参考例である第2形態例のインナーシール材においては、ツマミ部をキャップに溶着させないので、インナーシール材を容器口部にシールした後でキャップを容器口部に装着する手順により、高周波シール以外のシール方法も適用可能であり、高周波発熱層は必須ではない。
また、第3の基材3,13は、その下面(第1および第2の基材とシールされる側を上面とするとき、その反対側の面)は容器にシールする面であり、イージーピール性の素材を用いると開封が容易となるので好ましい。第3の基材は、さらにガスバリア層、印刷層、接着剤層、機能性を付与する層などを1または2層以上含んでもよい。
図1〜図4では、第3の基材3,13が、第1および第2の基材に対してシールされる面にシーラント層3b,13bを、容器口部に対してシールされる面にイージーピール層3c,13cを、これらの間に基材層または高周波発熱層3a,13aを有する、シーラント層/高周波発熱層/イージーピール層の構成を表している。また、このほか多層フィルムの構成例としては、シーラント層/高周波発熱層、シーラント層/基材層、シーラント層/基材層/イージーピール層など、さまざまな構成が挙げられる。
上述のガスバリア層としては、アルミナ(Al)やシリカ(SiOx)等のセラミックを蒸着してなるセラミック蒸着膜、アルミニウム等の金属層、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)や塩化ビニリデン等のガスバリア性樹脂層が挙げられる。ガスバリア層を設けることにより、酸素や水蒸気などのガスがフィルムを通過することが阻止され、内容物の保存性が向上するので好ましい。
<インナーシール材の第1形態例>
本発明の第1形態例のインナーシール材6は、図1に示すように、容器口部21からはみ出さない形状でツマミ部5を有し、このツマミ部5の先端の一部8に、ツマミ部5を構成する基材2のシーラント層2bが露出されているものである。また、キャップ22は、シーラント層2bと融着可能な樹脂から構成される。
第1形態例のインナーシール材6では、ツマミ部5は、第1の基材1の一部と、折り線2cにより2つの部分2d,2eに区画された第2の基材2の片側の部分との積層により構成されている。そして、折り込み側である第2の基材2は、キャップ22の天面内側23に向けてシーラント層2bを有し、容器口部21に装着されるキャップ22の天面内側23に対向した面を有する第1の基材1は、露出部8以外の部分で第2の基材2のシーラント層2bを覆う形態である。
本形態例(および後述する第3形態例)においては、ツマミ部5を構成する基材1,2において、折り込み側の基材2とキャップ22の天面内側23に対向した面を有する基材1が製造時の折り込みの有無によって区別されており、製造したインナーシール材6を用いて容器口部22をシールする際に、ツマミ部5を改めて特定の向きに折り込む必要がなく、製造したインナーシール材6を直ちに容器口部22へのシールに使用可能という利点を有する。なお、ツマミ部5先端のシーラント層の露出部8がキャップ22の天面内側23に対向するようにツマミ部5を折り込む工程を、インナーシール材6の製造工程と容器口部22へのシール工程との間に設けても構わない。
また、本形態例(および後述する第3形態例)においては、第1の基材1は露出部8の部分で厚み方向全体が除去され、折り込み側の基材2のシーラント層2bがツマミ部5の先端でキャップ22の天面内側23に対向して露出されているが、その代わりに、第1の基材1をツマミ部5の先端でシーラント層1bが外側として折り返したり、第1の基材1の基材層1a等の一部を剥離除去すること等によって、折り込み側でない第1の基材1のシーラント層1bの一部が、キャップ22の天面内側23に対向して露出されるように構成しても構わない。
第1形態例のインナーシール材6は、インナーシール材6の容器口部21側に、高周波発熱層3aを含む基材3を有することが好ましい。この場合は、容器口部21の上に、インナーシール材6を載置し、さらに容器口部21にキャップ22を装着することで、インナーシール材6がキャップ22の内側に収容された状態として、高周波シールにより、インナーシール材6を容器口部21にシールすることができる。このとき、インナーシール材6は、ツマミ部5の先端に天面内側23に対向したシーラント層2bの露出部8を有するので、高周波シールの際に、図2(b)および(c)に示すように、露出部8に露出されたシーラント層2bを介してツマミ部5の先端とキャップ22の天面内側23とが融着される。これにより、容器口部21からキャップ22を取り外すときに、キャップ22とともにツマミ部5の先端が引き上げられ、ツマミ部5が立ち上がった状態になるので、インナーシール材6を容器口部21から剥がして開封するときにツマミ部5をつまみ易い。
容器口部の上にインナーシール材6を載置する方法として、好ましくは、あらかじめキャップ内に、ツマミ部を下向きにしたインナーシール材を装填したのち、このインナーシール材6が装填されたキャップを容器口部に取り付ける方法が挙げられる。この方法によれば、容器口部の周縁部の上にインナーシール材を載置してからキャップを取り付ける方法に比べて、自動化された機械においても容易に実施することができる。
高周波シールの場合、高周波を金属層に到達させるため、容器の少なくとも口部近傍およびキャップは、プラスチックなどの絶縁体からなるものとする。
高周波シールで融着する場合では、キャップ22の天面内側23にインナーシール材6を容器口部21と圧着させるための環状突起24が設けられており、この部分がシーラント層2bの露出部8と融着する。露出部8の幅wが大きくても、最大でその突起24の幅しか圧着されないため、キャップ22が浮き上がった状態でキャップ22の天面内側23がツマミ部から剥がれる。このため、キャップ22を取り外した後には、インナーシール材6が容器口部21から剥がれないまま、ツマミ部5がキャップ22天面内側23から剥がれた状態とすることができ、その際にインナーシール材6やそのツマミ部5に触れる必要がない。容器口部21がネジ部25を有する場合、キャップ22を取り外すときに、キャップ22の回転方向に沿ってねじりモーメントが働くため、この作用によっても、キャップ22の天面内側23をツマミ部5から剥がすことができる。また、キャップ22は、嵌合や接着などによって容器口部21に取り付けられ、容器口部21からキャップ22を上向きに引っ張り、もしくは押し上げることで取り外されるものでも良い。また、キャップ22が略環状の薄肉部等を有し、該薄肉部を破断してキャップ22の先端側の部分のみを除去することで、容器口部21とそれを封止するインナーシール材6が露出されるものであっても良い。
露出部8の幅wを調整することにより、ツマミ部5が数mm以上浮き上がったあたりでキャップ22の天面内側23がツマミ部5から剥がれるように、融着強度を調整することができる。露出部8の幅wとしては、容器口部21の径等にも依存するが、例えば0.5〜3mm程度とすることが挙げられる。また、本形態例においては、図2に示すように、シーラント層2bの露出部8は、第1の基材1の幅方向の端部1sが直線状のまま第2の基材2を第1の基材1の外側にはみ出させることで形成しているが、第1の基材1の幅方向の端部1sに切欠き状の凹部を設けて第2の基材2と積層することでも、第2の基材2のシーラント層2bの露出部8を形成することができる。切欠き状の凹部による露出部8の形状は、三角形、四角形、U字状、V字状など任意の形状が挙げられ、特に限定されない。
図1に示すインナーシール材6においては、第3の基材3が高周波発熱層3aを含み、容器口部21の上に直接インナーシール材6のみを載置することでも高周波シールが可能である。第1および第3形態例のインナーシール材において高周波発熱層を有しない場合は、インナーシール材を容器口部の上に載置する前に、高周波発熱層を含む他の基材を載置し、前記高周波発熱層を含む他の基材がインナーシール材と容器口部との間に介在することにより、インナーシール材の打ち抜き形状と同一の形状であって両面にシーラント層を有しかつ内部に高周波発熱層を含む第4の基材を載置し、その上にインナーシール材を配置し、さらに容器口部にキャップを取り付け、このキャップ内でインナーシール材および第4の基材が容器口部に向けて圧接された状態で、高周波誘導加熱により、インナーシール材と第4の基材との間および第4の基材と容器口部との間をシールする方法を用いることができる。この方法でも、露出部に露出されたシーラント層を介してツマミ部の先端とキャップの天面内側とを融着することができる。
容器口部の上に第4の基材およびインナーシール材を載置する方法として、好ましくは、あらかじめキャップ内に、ツマミ部を下向きにしたインナーシール材と第4の基材をこの順で装填したのち、このインナーシール材および第4の基材が装填されたキャップを容器口部に取り付ける方法が挙げられる。この方法によれば、容器口部の周縁部の上に第4の基材およびインナーシール材を載置してからキャップを取り付ける方法に比べて、自動化された機械においても容易に実施することができる。
ここで、図2を参照して、第1形態例のインナーシール材6の製造方法の例を説明する。本形態例の製造方法においては、まず、片面にシーラント層1b,2bを有する長尺フィルムからなる第1および第2の基材1,2と、少なくとも片面にシーラント層3bを有する長尺フィルムからなる第3の基材3を用意する。第1〜第3の基材1,2,3は、いずれもロール形状で用意し、順次繰り出して使用することが好ましい。第3の基材13は、幅方向に連続したものを1枚用意すれば良い。第1および第2の基材11、12は、一面取りまたは多面取りする数に応じた枚数を用意する。
次に、図2(a)に示すように、第2の基材2の端部からの一部をその流れ方向に延在する折り線2cに沿ってシーラント層2bの面が外側となるように折り込んだのち、第2の基材2を、第1の基材1と第3の基材3との間に挿入して重ね合わせ、第1〜第3の基材1,2,3を互いにシールする。基材をシールする方法は、ヒートシール(熱シール)、超音波シール、高周波シールなどが挙げられる。この中ではヒートシールが好ましい。
また、シール工程において熱板を用いてヒートシールする際には、第1〜第3の基材の外側にはみ出したシーラント層が熱板などに溶着するのを防ぐため、シーラント層に溶着しないフィルム(ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ナイロンフィルムや、フッ素または、シリコーン処理されたフィルムやシート等)を介在させることが好ましい。このシーラント層に溶着しないフィルムとして、第1〜第3の基材と同様に長尺フィルムを用いると、シール手段の前でこれら基材と重ね合わせて一緒に搬送することができる。図2(b)の断面図に示すように、第1〜第3の基材1,2,3のシールにより積層体4が得られる。
次に、図2(b)に示すように、シール工程によって形成される第1〜第3の基材1,2,3の積層体4を所定の形状に打ち抜く際に、打ち抜かれる領域7内に第1の基材1の端部1sと第2の基材2の折り線2cが含まれるようにして打ち抜き、第1の基材1と第2の基材2とがシールされた部分からなるツマミ部5を形成する。これにより、図2(c)に示すように、ツマミ部5の先端にシーラント層2bが露出したインナーシール材6が得られる。
インナーシール材でシールされる容器口部が先端で開口した筒状部からなるときは、インナーシール材を打ち抜く形状は該筒状部の外径とほぼ同じ径とし、外側へのはみ出しをなるべく少なくすることが好ましい。また、インナーシール材でシールされる容器口部が平坦な壁面に開口しているときは、前記の打ち抜く形状は、容器口部の外側にシール代の幅を確保できる程度の大きさとすることが好ましい。
なお、ここでは、打ち抜くときに第2の基材2の折り線2cがインナーシール材6の円形の部分の直径にほぼ相当するように折り線2cを中央にして打ち抜くようにしたが、ツマミ部5の面積が円形の部分の面積の半分より大きく、あるいは小さくなるように、いずれかに片寄らせてもよい。また、ここでは、積層体を打ち抜く形状を円形としたが、楕円形、四角形や六角形等の多角形状のように他の形状でもよい。インナーシール材6を積層体4から打ち抜いた後で、ツマミ部5の外周部の一部を除去するなどして整形することもできるが、インナーシール材は、打ち抜くと同時か、打ち抜いたすぐ後でキャップ内へ装填されるため、整形することなく、打ち抜き時にキャップへ装填可能な形状であることが好ましい。
<インナーシール材の第2形態例>
参考例である第2形態例のインナーシール材16は、図3に示すように、容器口部21からはみ出さない形状でツマミ部15を有し、このツマミ部15は、第1の基材11の一部と、折り線12cにより2つの部分12d,12eに区画された第2の基材12の片側の部分12dとの積層により構成されており、かつ第2の基材12は、JIS P8126に規定するリングクラッシュ法による圧縮強さが第1の基材11よりも大きい。折り線12cを有する第2の基材12の圧縮強さが第1の基材11の圧縮強さよりも大きいものである。これにより、図3(b)に示すように、インナーシール材16を容器口部21にシールしたキャップ付き容器のキャップ22を取り外すとき、第2の基材12が折り線12cの折り込みによる圧縮ひずみを解消する方向に力が働き、ツマミ部15が立ち上がるようになる。これにより、キャップ22を取り外すだけでツマミ部15が立ち上がった状態になるので、インナーシール材16を容器口部21から剥がして開封するときにツマミ部15をつまみ易い。
参考例である第2形態例のインナーシール材16を容器口部21にシールする方法は、第1形態例のインナーシール材6における高周波シールを使用した方法と同様でも良いし、あるいは、インナーシール材16を容器口部21にシールした後でキャップ22を容器口部21に装着する手順により、ヒートシールや超音波シールなどのシール方法も適用可能である。
本形態例のインナーシール材16の場合、ツマミ部15の先端をキャップ22の天面内側23に融着させる必要はなく、かつキャップ22を容器口部21に装着する前にインナーシール材16を容器口部21にシールすることができるので、図1(b)に示すようなインナーシール材を容器口部21と圧着させるための環状突起24を設ける必要はない。第1形態例のインナーシール材6と同様に、キャップ22を容器口部21に装着した後で高周波シールによって第2形態例のインナーシール材16を容器口部21にシールする場合は、当該環状突起24を有するキャップ22を用いることが好ましい。
ここで、図4を参照して、第2形態例のインナーシール材6の製造方法の例を説明する。本形態例の製造方法においては、まず、片面にシーラント層11b,12bを有する長尺フィルムからなる第1および第2の基材11,12と、少なくとも片面にシーラント層13bを有する長尺フィルムからなる第3の基材13を用意する。第1〜第3の基材11,12,13は、いずれもロール形状で用意し、順次繰り出して使用することが好ましい。第1および第3の基材11、13は、幅方向に連続したものを1枚用意すれば良い。第2の基材12は、一面取りまたは多面取りする数に応じた枚数を用意する。
次に、図4(a)に示すように、第2の基材12の端部からの一部をその流れ方向に延在する折り線12cに沿ってシーラント層12bの面が外側となるように折り込んだのち、第2の基材12を、第1の基材11と第3の基材13との間に挿入して重ね合わせ、第1〜第3の基材11,12,13を互いにシールする。基材をシールする方法は、ヒートシール(熱シール)、超音波シール、高周波シールなどが挙げられる。この中ではヒートシールが好ましい。
また、シール工程において熱板を用いてヒートシールする際には、第1〜第3の基材の外側にはみ出したシーラント層が熱板などに溶着するのを防ぐため、シーラント層に溶着しないフィルム(ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ナイロンフィルムや、フッ素または、シリコーン処理されたフィルムやシート等)を介在させることが好ましい。このシーラント層に溶着しないフィルムとして、第1〜第3の基材と同様に長尺フィルムを用いると、シール手段の前でこれら基材と重ね合わせて一緒に搬送することができる。図4(b)の断面図に示すように、第1〜第3の基材11,12,13のシールにより積層体14が得られる。
次に、図4(b)に示すように、シール工程によって形成される第1〜第3の基材11,12,13の積層体14を所定の形状に打ち抜く際に、打ち抜かれる領域17内に第2の基材12の折り線12cが含まれるようにして打ち抜き、第1の基材11と第2の基材12とがシールされた部分からなるツマミ部15を形成する。これにより、図4(c)に示すように、ツマミ部15を有するインナーシール材16が得られる。
積層体14の打ち抜きの形状や寸法、打ち抜き後のツマミ部15の整形等は、第1形態例の積層体14の打ち抜きによるインナーシール材6の製造と同様に行なうことができるので、重複する説明は省略する。
<インナーシール材の第3形態例>
本発明の第3形態例のインナーシール材6は、図1に示すように、容器口部21からはみ出さない形状でツマミ部5を有し、このツマミ部5は、第1の基材1の一部と、折り線2cにより2つの部分2d,2eに区画された第2の基材2の片側の部分2dとの積層により構成され、第2の基材2は、JIS P8126に規定するリングクラッシュ法による圧縮強さが第1の基材1よりも大きく、かつ、ツマミ部5の先端の一部8に、ツマミ部5を構成する基材2のシーラント層2bが露出されているものである。
本形態例のインナーシール材6では、ツマミ部5は、第1の基材1の一部と、折り線2cにより2つの部分2d,2eに区画された第2の基材2の片側の部分との積層により構成されて、折り込み側である第2の基材2のシーラント層2bの一部がツマミ部5の先端に露出されている。なお、上述の第1形態例で説明したように、折り込み側でない第1の基材1のシーラント層1bの一部がツマミ部5の先端に露出されている構成としても構わないが、折り込み側の第2の基材2のシーラント層2bがツマミ部5の先端に露出されているほうが好ましい。
本発明の第3形態例のインナーシール材を容器口部にシールする方法は、第1形態例のインナーシール材6における高周波シールを使用した方法と同様である。高周波シールの際に、図2(b)および(c)に示すように、露出部8に露出されたシーラント層2bを介してツマミ部5の先端とキャップ22の天面内側23とが融着される。これにより、図1(b)に示すように、インナーシール材6を容器口部21にシールしたキャップ付き容器のキャップ22を取り外すとき、キャップ22とともにツマミ部5の先端が引き上げられる。また、第2の基材12の圧縮強さが第1の基材11の圧縮強さより大きいので、第2の基材12が折り線12cの折り込みによる圧縮ひずみを解消し、ツマミ部15が立ち上がる方向に力が働く。これにより、キャップ22を取り外すだけでツマミ部5が立ち上がった状態になるので、インナーシール材6を容器口部21から剥がして開封するときにツマミ部5をつまみ易い。
本発明の第3形態例のインナーシール材の製造方法は、シーラント層2bの露出部8が設けられる第2の基材2として、第1の基材1よりも圧縮強さが大きいものとするほかは、第1形態例のインナーシール材6と同様に製造することができる。
なお、第1〜第3形態例のインナーシール材を用いてインナーシール付き容器を製造するときには、インナーシール材と容器口部との間に、両面がシール可能な第5の基材を介在させ、その上にインナーシール材を載置するようにしてもよい。この場合は、キャップ内に、ツマミ部を下向きにしたインナーシール材と、両面がシール可能な第5の基材をこの順番で装填したのち、インナーシール材の上に第5の基材が装填されたキャップを容器口部に取り付け、このキャップ内でインナーシール材を前記容器口部に向けて圧接した状態で、高周波誘導加熱を行うことができる。
これにより、インナーシール材から容器口部までの間(インナーシール材の下面と第5の基材の上面との間、および第5の基材の下面と容器口部の周縁部との間)が、高周波発熱層に発生した熱により、相互にシールされる。
第5の基材は、熱可塑性樹脂などのシール可能な部材からなるものであるが、特に、第5の基材と容器口部の周縁部との間のシール強度が強いものが望ましい。これにより、ツマミ部をつまんでインナーシール材を引きはがした後で、第5の基材が容器口部の周縁部側に残るようになる。このような第5の基材においては、多角形、星型、円形の開口部、あるいは多数の孔や網目状の開口部を設けることができ、これにより、容器から注出される内容物の流れをこれら開口部によって制御することができる。例えば内容物がマヨネーズ等の粘稠物である場合に、開口部の周縁を適宜の形状とすることにより、容器から注出される内容物の断面形状を星型等の特殊形状に成形して注出することができる。
本発明により製造されるインナーシール材は、キャップ付き容器のシールに利用することができ、食品、飲料、調味料、医薬品等、種々の内容物に適用することができる。
(a)は本発明の第1および第3形態例のインナーシール材の断面図、(b)は(a)のインナーシール材を用いてシールしたキャップ付き容器の口部付近の断面図、(c)は(b)のA部の拡大断面図である。 本発明の第1および第3形態例のインナーシール材の製造方法を説明する図面であって、(a)は基材の重ね合わせ工程を説明する断面図、(b)は各基材のシールにより得られる積層体およびその打ち抜き領域を示す部分斜視断面図、(c)は打ち抜きにより得られるインナーシール材の断面図、(d)はインナーシール材の平面図である。 (a)は参考例である第2形態例のインナーシール材の断面図、(b)は(a)のインナーシール材を用いてシールしたキャップ付き容器の口部付近の断面図である。 参考例である第2形態例のインナーシール材の製造方法を説明する図面であって、(a)は基材の重ね合わせ工程を説明する断面図、(b)は各基材のシールにより得られる積層体およびその打ち抜き領域を示す部分斜視断面図、(c)は打ち抜きにより得られるインナーシール材の断面図の平面図である。
符号の説明
1,2,3,11,12,13…基材、1b,2b,3b,11b,12b,13b…シーラント層、2c,12c…折り線、2d,12d…折り線により区画されたツマミ部側の部分、2e,12e…折り線により区画された部分、3a,13a…高周波発熱層、5,15…ツマミ部、6,16…インナーシール材、8…シーラント層の露出部、21…容器口部、22…キャップ、23…天面内側、24…環状突起、25…ネジ部。

Claims (7)

  1. 容器口部からはみ出さない形状でツマミ部を有するインナーシール材であって、
    前記ツマミ部は、第1の基材の一部と、折り線により2つの部分に区画された第2の基材の片側の部分との積層により構成され、前記第2の基材は、JIS P8126に規定するリングクラッシュ法による圧縮強さが前記第1の基材よりも大きく、かつ、前記ツマミ部の先端の一部に、前記ツマミ部を構成する基材のシーラント層が露出されていることを特徴とするインナーシール材。
  2. インナーシール材の容器口部側に高周波による発熱層を含む基材を有することを特徴とする請求項に記載のインナーシール材。
  3. 容器口部の上に、高周波による発熱層を含む基材が載置され、さらにその上に請求項に記載のインナーシール材が載置され、前記容器口部にキャップが装着されて前記発熱層を含む基材およびインナーシール材が前記キャップの内側に収容された状態として、高周波シールにより、前記発熱層を含む基材を介して前記インナーシール材を前記容器口部にシールすることを特徴とするキャップ付き容器のシール方法。
  4. 容器口部の上に、請求項に記載のインナーシール材が載置され、前記容器口部にキャップが装着されて前記インナーシール材が前記キャップの内側に収容された状態として、高周波シールにより、前記インナーシール材を前記容器口部にシールすることを特徴とするキャップ付き容器のシール方法。
  5. 記高周波シールの際に、前記露出されたシーラント層を介して前記ツマミ部の先端と前記キャップの天面内側とを融着することを特徴とする請求項またはに記載のキャップ付き容器のシール方法。
  6. 容器口部の上に、高周波による発熱層を含む基材が載置され、さらにその上に、容器口部からはみ出さない形状でツマミ部を有するインナーシール材が載置され、前記容器口部にキャップが装着されて前記発熱層を含む基材およびインナーシール材が前記キャップの内側に収容された状態として、高周波シールにより、前記発熱層を含む基材を介して前記インナーシール材を前記容器口部にシールするシール方法であって、
    前記インナーシール材は、前記ツマミ部の先端の一部に、前記ツマミ部を構成する基材のシーラント層が露出されたものであり、
    前記高周波シールの際に、前記露出されたシーラント層を介して前記ツマミ部の先端と前記キャップの天面内側とを融着することを特徴とするキャップ付き容器のシール方法。
  7. 容器口部の上に、容器口部からはみ出さない形状でツマミ部を有するインナーシール材が載置され、前記容器口部にキャップが装着されて前記インナーシール材が前記キャップの内側に収容された状態として、高周波シールにより、前記インナーシール材を前記容器口部にシールするシール方法であって、
    前記インナーシール材は、前記インナーシール材の容器口部側に高周波による発熱層を含む基材を有し、かつ、前記ツマミ部の先端の一部に、前記ツマミ部を構成する基材のシーラント層が露出されたものであり、
    前記高周波シールの際に、前記露出されたシーラント層を介して前記ツマミ部の先端と前記キャップの天面内側とを融着することを特徴とするキャップ付き容器のシール方法。
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