JP5215746B2 - フィーダー診断方法、フィーダー診断システムおよびトルク負荷発生装置 - Google Patents

フィーダー診断方法、フィーダー診断システムおよびトルク負荷発生装置 Download PDF

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Description

この発明は、部品が等ピッチで収納されたテープをテープ送り機構によりピッチ送りする、テープフィーダーを診断するフィーダー診断方法およびシステム、並びにフィーダー診断に適したトルク負荷発生装置に関するものである。
従来から、表面実装機において実装用の部品を供給する装置としてテープフィーダーが一般に知られている。このテープフィーダーは、一定間隔おきに部品を収納したテープをリールに巻回した状態で保持し、このリールから予め設定された部品供給位置に向けてテープを送り出す。そして、部品供給位置において、当該テープに収納された部品が表面実装機のヘッドにより吸着保持されてテープから取り出される。また、この部品取出の完了に伴い、テープ送り機構によりテープが所定ピッチで送出方向に送り出されて次の部品が部品供給位置に供給される。
テープフィーダーでは、部品供給を繰り返して行ううちに、テープのピッチ送りを行うテープ送り機構を構成する各種部品に磨耗や劣化が生じてテープの送り精度が低下することがある。このようにテープフィーダーの性能低下を招くと、部品が部品供給位置からずれた位置に位置決めされ、部品が不安定な姿勢でピックアップされたり、ヘッドのノズルから脱落したりする等のピックアップミスが生じることがある。
そこで、例えば特許文献1に記載されているように、専用のシステムを用いてテープの送り精度を検出している。つまり、テープに収納された部品やテープ治具の被観察孔を撮像して得られる画像と、ピックアップ位置(部品供給位置)の画像とに基づきテープの送り精度を診断し、テープの送り位置の補正を行っている。
特開2007−158048号公報([0017]〜[0020]、図4)
ところで、上記した特許文献1に記載の装置では、テープやテープ治具を用いてテープの送り位置精度を診断しているが、作業性を改善したり、テープおよび当該テープに収納されている部品の浪費を抑制するという観点から、テープフィーダーにテープ等を取り付けずにテープフィーダーの診断を行うことが提案されている。しかしながら、テープフィーダーにテープ等を取り付けていない状態、つまりテープ非取付状態でフィーダー診断を行った際に良好であると診断されたとしても、テープフィーダーにテープを取り付けた状態(テープ取付状態)で表面実装機による部品実装を行うと、正常に動作しないことがあり、フィーダー診断の信頼性が十分に担保されているとは言い難かった。また、このように正常に動作しなかった場合には、テープ取付状態でフィーダー診断を追加実行する必要があり、フィーダー診断に要する時間や手間が必要以上にかかるという問題や、調整不良や突発不良の原因発見が遅れるという可能性もあった。
また、テープフィーダーの信頼性を検証するためには、テープ送りを連続的に、あるいは断続的に長時間稼働させた上でテープ送り精度などを診断する必要があるが、この信頼性試験を特許文献1に記載の装置で行う場合には、比較的多量のテープを使用する必要があり、信頼性試験に多大なコストが生じてしまう。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、テープフィーダーの診断を良好に、しかも高い信頼性で行うことができるフィーダー診断方法およびシステム、並びに当該フィーダー診断に適したトルク負荷発生装置を提供することを目的とする。
この発明は、部品が等ピッチで収納されたテープをテープ送り機構のスプロケットに係合させて、スプロケットの回転によりテープをピッチ送りする、テープフィーダーを診断するフィーダー診断方法およびフィーダー診断システムであって、上記目的を達成するために、以下のように構成されている。この発明にかかるフィーダー診断方法は、テープがピッチ送りされる際にテープによりテープ送り機構に加わる負荷と同程度あるいはそれ以上であってスプロケットの回転の抵抗となるトルク負荷をテープ送り機構のスプロケットに与えながら、テープをテープフィーダーに取り付けていないテープ非取付状態でテープ送り機構を駆動させてスプロケットを回転させることでテープフィーダーを診断することを特徴としている。
このように構成された発明(フィーダー診断方法およびシステム)では、テープをテープフィーダーに取り付けていないテープ非取付状態においても、テープ送り機構に対してトルク負荷が与えられ、テープ取付状態と同じあるいは近似した状況でフィーダー診断が実行される。このため、フィーダー診断が正確に、しかも高い信頼性で行われる。ここで、フィーダー診断の信頼性を重視すると、テープがピッチ送りされる際にテープによりテープ送り機構に加わる負荷と同程度あるいはそれ以上の負荷を上記トルク負荷として与えるのが望ましい。
また、フィーダー診断の具体的な診断内容としては、以下のようなものを採用することができる。第1の診断内容は送り位置精度に関するものである。つまり、スプロケットの回転によりテープをピッチ送りして部品を部品供給位置に位置決めする場合、トルク負荷をテープ送り機構に与えながらテープ送り機構を駆動させた際の部品供給位置または近傍位置でのスプロケットを撮像した(第1撮像工程)後に、その撮像された第1スプロケット画像に基づき送り位置精度を診断することができる。また、トルク負荷をテープ送り機構に与えない状態でテープ送り機構を駆動させた際の部品供給位置または近傍位置でのスプロケット画像を撮像し(第2撮像工程)、これによって得られた第2スプロケット画像と、先の第1スプロケット画像とに基づき送り位置精度を診断してもよい。この場合、トルク負荷の有無によってテープ送り機構の状況が変化する場合にも的確に対応することができ、送り位置精度をさらに良好に、しかもより高い信頼性で診断することができる。例えばスプロケットに回転駆動力を伝達するためのギアの噛み合わせ状態がトルク負荷の有無によって変化し、トルク負荷がかかっている状況では正常に噛み合う一方、トルク負荷がかかっていない、あるいはトルク負荷が小さくなっている状況で噛み合わせ不良が生じてしまうような場合においても、送り位置精度を正確に診断することができ、診断の信頼性をさらに高めることができる。
また、スプロケットの回転速度を計測してテープ送り機構の動作不良を診断してもよい。すなわち、トルク負荷をテープ送り機構に与えながらテープ送り機構を駆動させた際のスプロケットの第1回転速度に基づきテープ送り機構の動作不良を診断してもよい。また、トルク負荷をテープ送り機構に与えない状態でテープ送り機構を駆動させた際のスプロケットの第2回転速度と、第1回転速度とに基づきテープ送り機構の動作不良を診断してもよい。この場合、トルク負荷の有無によってテープ送り機構の状況が変化する場合にも的確に対応することができ、テープ送り機構の動作不良をさらに良好に、しかも高い信頼性で診断することができる。
また、テープ送り機構はテープをピッチ送りするためのモータを有している場合には、次のようにモータの電流値を検出することでテープ送り機構の動作不良を診断することができる。すなわち、トルク負荷をテープ送り機構に与えながらテープ送り機構を駆動させた際のモータの第1電流値に基づきテープ送り機構の動作不良を診断することができる。また、トルク負荷をテープ送り機構に与えない状態でテープ送り機構を駆動させた際のモータの第2電流値と、第1電流値とに基づきテープ送り機構の動作不良を診断してもよい。この場合、トルク負荷の有無によってテープ送り機構の状況が変化する場合にも的確に対応することができ、テープ送り機構の動作不良をさらに良好に、しかも高い信頼性で診断することができる。
また、この発明にかかるフィーダー診断方法の他の態様は、上記目的を達成するため、テープがピッチ送りされる際にテープによりテープ送り機構に加わる負荷と同程度あるいはそれ以上であってスプロケットの回転の抵抗となるトルク負荷をテープ送り機構のスプロケットに与えながら、テープをテープフィーダーに取り付けていないテープ非取付状態でテープ送り機構を連続的または断続的に駆動させる第1工程と、第1工程後にテープをテープフィーダーに取り付けたテープ取付状態でトルク負荷をかけないでテープ送り機構を駆動させてテープフィーダーを診断する第2工程とを備えたことを特徴としている。
このように構成された発明(フィーダー診断方法)では、トルク負荷をテープ送り機構に与えながらテープ非取付状態でテープ送り機構を連続的または断続的に駆動させた後で、テープをテープフィーダーに取り付けたテープ取付状態でテープ送り機構を駆動させてテープフィーダーが診断される。このように、テープ非取付状態でありながらもテープ送り機構に対してトルク負荷が与えられてテープ取付状態と同じあるいは近似した状況でテープ送り機構が駆動しており、その駆動後にテープ取付状態でテープフィーダーの診断が実行される。したがって、フィーダー診断に必要となるテープ量を大幅に抑制することができ、コストを低減しつつ高い信頼性でテープフィーダーの信頼性試験(フィーダー診断)を行うことができる。
さらに、この発明にかかるトルク発生装置は、部品が等ピッチで収納されたテープをテープ送り機構のスプロケットに係合させて、スプロケットの回転によりテープをピッチ送りする、テープフィーダーを診断するフィーダー診断方法およびフィーダー診断システムに適用可能となっている。つまり、同装置は、テープをテープフィーダーに取り付けていないテープ非取付状態でテープ送り機構に係合してテープ送り機構の駆動に応じて従動動作する係合部材と、係合部材に制動力を作用させて、テープがピッチ送りされる際にテープによりテープ送り機構に加わる負荷と同程度あるいはそれ以上であってスプロケットの回転の抵抗となるトルク負荷をテープ送り機構に与える制動部材とを備えたことを特徴としている。
このように構成されたトルク負荷発生装置では、テープ非取付状態で係合部材がテープ送り機構に係合してテープ送り機構の駆動に応じて従動動作する。そして、この係合部材に対して制動部材が制動力を作用させてテープ送り機構にトルク負荷を与える。このように構成されたトルク負荷発生装置を用いることで、上記したフィーダー診断を良好に、かつ高い信頼性で行うことが可能となっている。
本発明にかかるフィーダー診断方法およびシステムによれば、テープ送り機構に対してトルク負荷を与えてテープ取付状態と同じあるいは近似した状況でフィーダー診断を実行しているため、テープ非取付状態でも、テープフィーダーの診断を良好に、しかも高い信頼性で行うことができる。
また、本発明にかかるトルク負荷発生装置は、テープ非取付状態でテープ送り機構に係合してテープ送り機構の駆動に応じて従動動作する係合部材に対して制動力を作用させてテープ送り機構にトルク負荷を与えるように構成しているので、上記フィーダー診断を良好に、かつ高い信頼性で行うことができる。
(第1実施形態)
図1は本発明にかかるフィーダー診断システムの第1実施形態を示す斜視図であり、図2は第1実施形態にかかるフィーダー診断システムの側面図である。また、図3は図1のフィーダー診断システムの電気的構成を示すブロック図である。このフィーダー診断システム1は、診断対象となるテープフィーダー2が設置されるステージ3と、ステージ3に設置されたテープフィーダー2の部品供給位置の上方に配置された認識カメラ4(図3)およびカメラ用照明部5(図3)と、ステージ3に対して設置されてテープフィーダー2のテープ送り機構にトルク負荷を与えるトルク負荷発生装置6と、システム全体およびフィーダー診断時にテープフィーダー2を制御するコントローラ7とを備えている。
ステージ3は、ベースプレート31と、ベースプレート31から立設された2枚のサイドプレート32と、これらのサイドプレート32の上端部に掛け渡されて固定されたテーブル33とを有している。このテーブル33には、複数のガイド34が並列配置されており、各ガイド34に沿ってテープフィーダー2をテーブル33に対して着脱可能となっている。このテープフィーダー2は従来より周知のように一定間隔おきに部品を収納したテープを予め設定された部品供給位置に向けてテープを送り出すものであり、次のように構成されている。以下、図1〜図3を参照しつつテープフィーダー2の概略構成について説明する。
テープフィーダー2は、図1および図2に示すように、幅方向(X方向)に扁平なボックス型のフィーダー本体21を有している。このフィーダー本体21の内部には、テープガイド部を前後方向(Y方向)に備えており、このテープガイド部の後方(図2の右端部)でテープを巻回したリール(図示省略)を回転保持可能となっている。フィーダー本体21の上部には、前後方向(図2の左右方向)に延びるテープガイドが設けられるとともに、その上部を覆うようにカバー部材22が設けられている。そして、リールから導出されたテープはテープガイドに沿ってカバー部材22の下方に案内される。
テープフィーダー2には、テープガイドに沿って送り出すために、テープ送り機構23がフィーダー本体21内に設けられている。このテープ送り機構23では、表面実装機により部品をピックアップする位置、つまり部品供給位置24の下方にスプロケット231が配置されている。そして、その外縁部分の一部がフィーダー本体21の内側天井部分に形成される開口部を介してテープガイドに臨むとともに、スプロケット231の外周に設けられたピン(スプロケットピン)の一部がテープの係合孔に嵌合することによりテープに係合可能となっている。そして、テープ送り機構23では、駆動源たる送りモータ232は不図示のギアを介してスプロケット231に連結されており、モータ232によりスプロケット231が回転駆動されると、この回転に伴いリールからテープが引出されつつ、テープの部品収納部のピッチに対応する一定のピッチ送り量でテープが間欠的に送出される。
また、部品供給位置24での部品供給を可能とするため、部品供給位置24の上流側でテープからカバーテープが引き剥がされる。つまり、部品供給位置24の上流側(図2の右手側)では、テープガイドに沿って案内されるテープからカバーテープがカバー部材の一部によって引き剥がされて後方側(同図の右手側)に折り返される。これによって、テープ(キャリアテープ)の部品収納部が上方に開放されて、その状態のまま部品供給位置24に送られる。一方、上記のようにして折り返されたカバーテープは引取り機構25によって後方側に送られ、さらに後方のカバーテープ収容部26内に送られる。
引取り機構25はフィーダー本体21においてテープ送り機構23よりも後側(図2の右手側)に設けられており、引取りモータ251と、引取りギア対252(一方のみが図1、2に図示されている)とを有している。そして、引取りギア対252の間にテープから引き剥がされたカバーテープが案内されており、部品供給時には、引取りモータ251の作動により引取りギア対252が回転駆動され、その引取力(回転力)によってカバーテープがキャリアテープから引き剥がされるようになっている。
このように構成されたテープフィーダー2は、図3に示すように、テープフィーダー2を制御するコントローラ27を有している。このコントローラ27は、CPU等により構成された演算処理部271と、不揮発性メモリなどの記憶部272と、送りモータ232および引取りモータ251を制御するモータ制御部273と、各モータの電流値を検出する電流検出部274と、各モータに取り付けられたエンコーダ233、253からの信号に基づき位置検出を行う位置検出部275と、通信制御部276とを備えている。なお、図3中の符号28は作業者に対して各種情報や指示などを表示したり、作業者がコントローラ27に対して各種データや指令などの情報を入力するための表示/操作ユニットである。
このテープフィーダー2を実装機本体のフィーダー装着部に装着すると、通信制御部276が実装機と通信可能な状態となり、両者の間でのピッチ送り量の双方向通信が可能となる。一方、テープフィーダー2をフィーダー診断システム1のテーブル33に装着すると、図3に示すように、通信制御部276がフィーダー診断システム1のコントローラ7と通信可能な状態となる。なお、テープフィーダー2と実装機およびフィーダー診断システム1との間で行われる通信の方式は有線方式でも無線方式でも可能であり、通信態様も任意である。
このフィーダー診断システム1では、テープフィーダー2との間で通信を行いつつ、フィーダー診断を行うためにコントローラ7を有している。このコントローラ7は、図3に示すように、CPU等により構成される演算処理部71と、不揮発性メモリなどの記憶部72と、認識カメラ4からの画像信号に対して画像処理を加える画像処理部73と、カメラ用照明部5を制御するカメラ照明制御部74と、フィーダー通信制御部75とを備えている。そして、次に説明するトルク負荷発生装置6によりテープ送り機構23に対してトルク負荷が与えられた状態で、演算処理部71が記憶部72に予め記憶されている診断プログラムにしたがってシステム1およびテーブル33に装着されたテープフィーダー2を制御してフィーダー診断を行う。なお、図3中の符号8は作業者に対して各種情報や指示などを表示したり、作業者がコントローラ7に対して各種データや指令などの情報を入力するための表示/操作ユニットである。
図4はトルク負荷発生装置の全体構成を示す図である。また、図5は図4のトルク負荷発生装置の主要断面図である。トルク負荷発生装置6はテーブル33上に載置可能な装置ボディ61を有している。そして、装置ボディ61の後端側(図4(b)の右手側)にグリップ機構62が設けられており、作業者がグリップ機構62を操作することでトルク負荷発生装置6をステージ3に対して着脱自在となっている。つまり、テーブル33に対するテープフィーダー2の着脱側、つまり図2の右手側では、テーブル33の側面に固定部35が取り付けられている。この固定部35の下方面には、逆三角形の断面形状を有する係合部位351がガイド34の配列方向に延設されており、この係合部位351に対してトルク負荷発生装置6のレバー先端部を係合させることでトルク負荷発生装置6をステージ3に固定可能となっている。
トルク負荷発生装置6のグリップ機構62は、装置ボディ61の後端部に固定されたグリップ621と、レバー622とを有している。このレバー622の略中央部には軸支ピン623が挿通されており、軸支ピン623によってレバー622がグリップ621の先端下部に対して揺動自在に軸支されている。また、レバー622の中央上面とグリップ621の中央下面との間にコイルバネ624が介挿されてレバー622の後端部がグリップ621から離れるように付勢しており、レバー622の先端部は装置ボディ61側に位置している。なお、図4への図示を省略しているが、装置ボディ61には、レバー622の回動量を規制するためのストッパが設けられており、レバー622が必要以上に回動するのを防止している。
このように構成されたグリップ機構62では、作業者がコイルバネ624による付勢方向と反対側にレバー622を回動操作すると、レバー622の先端部は装置ボディ61から離れてレバー622の先端部と装置ボディ61の間に固定部35よりも大きな間隙を形成することが可能となっている。こうして大きな間隙を形成したままレバー先端部と装置ボディ61がそれぞれ固定部35の下方および上方に位置するようにトルク負荷発生装置6を移動させた後、作業者がレバー622から手を放すと、コイルバネ624の付勢力によってレバー622が装置ボディ61側に回動して固定部35をグリップする。また、この実施形態では、装置ボディ61側からステージ3側にピン625が突設されており、トルク負荷発生装置6をステージ3側に移動させると、当該ピン625が固定部35の側面に穿設された凹部(図示省略)に嵌入する。このように凹部へのピン625の嵌入と、レバー先端部の係合部位351への係合によって、トルク負荷発生装置6がしっかりとステージ3に設置固定される。
装置ボディ61の先端側(図4(b)の左手側)では、装置ボディ61の上面に負荷発生機構63が設けられている。この負荷発生機構63は、装置ボディ61の上面から立設された円柱状のシャフト部材631を有している。このシャフト部材631では、上端部の外径が下端部のそれより小さく、両者の境界部分が段差部631aとなっている。そして、この段差部631aにスラスト軸受632が配置されており、当該スラスト軸受632を介してローター633がシャフト部材631に対して回転自在に取り付けられている。このローター633は略円盤形状を有するとともに、その外周にスプロケット231のピンと係合可能な係合部位634がスプロケットピンと同一ピッチで形成されている。そして、上記のようにしてトルク負荷発生装置6をステージ3のテーブル33に設置する際に、スプロケットピンと係合部位634が係合させることが可能となっている。そして、このようにスプロケットピンと係合部位634を係合させた状態でスプロケット231を駆動させると、ローター633はスプロケット231に対して従動回転する。
また、ローター633の上面に対してブレーキパッド635が配置されている。このブレーキパッド635は略ドーナツ形状を有しており、シャフト部材631の上端部に対してブレーキパッド635の中空部分が挿入されるとともにブレーキパッド635に設けられたキー溝に対してキー636が挿入されている。このため、ブレーキパッド635の下面はローター633の上面と当接するものの、ブレーキパッド635の回転は規制されている。したがって、スプロケット231の回転動作に対してローター633はブレーキパッド635に摺接しながら従動回転し、その際にブレーキパッド635とローター633の間に生じる摩擦抵抗がスプロケット231の回転の抵抗となり、これがテープ送り機構23に対するトルク負荷となる。このように、本実施形態では、ローター633が本発明の「係合部材」として機能するとともにブレーキパッド635が本発明の「制動部材」として機能しているが、「係合部材」および「制動部材」の構成はこれに限定されるものではない。
この実施形態では、キー636はボルトなどの締結部材によってシャフト部材631に固定されるが、このキー636に対してブレーキパッド635は上下方向に移動自在となっている。そして、このブレーキパッド635の上面側にコイルバネ637が配置されるとともに、コイルバネ637を上方から覆うようにキャップ部材638が配置されている。さらに、このキャップ部材638の上方側に、ナット639がシャフト部材631の上端部に螺刻された雄ネジに螺合されている。このため、作業者が当該ナット639をキャップ部材638側に送り込むことでコイルバネ637が圧縮されてブレーキパッド635とローター633の間に生じる摩擦抵抗を増大させることができる。つまり、本実施形態によれば、ナット調整によってテープ送り機構23に対するトルク負荷を広範囲で調整することが可能となっている。
次に、上記のように構成されたフィーダー診断システム1を用いたフィーダー診断方法について、図6および図7を参照しつつ説明する。図6は本発明の第1実施形態にかかるフィーダー診断システムによるフィーダー診断方法を示すフローチャートである。また、図7はフィーダー診断方法を示す模式図である。この実施形態では、作業者が診断対象となるテープフィーダー2をステージ3にセットする。ここでは、テープを取り付けていないテープ非取付状態でテープフィーダー2がテーブル33に装着される。また、作業者は図1に示すようにテープフィーダー2に隣接してトルク負荷発生装置6をテーブル33に設置する。このとき、テープフィーダー2のスプロケットピンと、トルク負荷発生装置6の係合部位634が互いに係合するように作業者はテーブル33へのトルク負荷発生装置6の設置位置を調整するとともに、作業者はキャップ部材638側へのナット639の送り込み量を設定してテープ送り機構23に対するトルク負荷を調整する。例えば作業者は、テープピッチ送りの際に当該テープによりテープ送り機構23に加わる負荷と同程度にトルク負荷を調整することができる。また、当該テープによりテープ送り機構23に加わる負荷を超える負荷が与えられるように調整してもよい。
このような一連の診断準備作業が完了したことをフィーダー診断システム1のコントローラ7が確認する(ステップS11)と、コントローラ7は記憶部72に予め記憶されている診断プログラムにしたがってシステム各部を制御するとともにテープフィーダー2との通信を制御してデータ取得処理および診断処理を実行する。
データ取得処理では、まずコントローラ7がテープフィーダー2に対して部品送りの最小送りピッチでスプロケット231をn周回転させる旨の要求(a×n回ピッチ送りさせる旨の要求)を送信する(ステップS12)。このとき、テープフィーダー2を部品送りの最小ピッチで送った場合、a回ピッチ送りするとスプロケット231を1回転させられる。この要求指令を受けたテープフィーダー2のコントローラ27はステップS21〜S27を実行してスプロケット231をa×n回分ピッチ送りさせる。すなわち、ステップS21で変数mを初期値1にセットする。そして、モータ制御部273により送りモータ232が駆動されてm回目のスプロケットのピッチ送りが開始される(ステップS22)。この実施形態では、スプロケット231に対してトルク負荷発生装置6のローター633が係合しており、スプロケット回転に応じてローター633がブレーキパッド635に対して摺接しながら従動回転する。このため、テープフィーダー2にテープが取り付けられていない、いわゆるテープ非取付状態にも拘わらず、テープ送り機構23に対してトルク負荷が作用する。
このようにトルク負荷が加えられた状態でテープ送り機構23の送りモータ232が作動するが、このときの電流値が電流検出部274で検出される(ステップS23)。
また、位置検出部275はエンコーダ233からの信号に基づきスプロケット231の位置検出を行い、その位置検出結果に基づき演算処理部271がスプロケット231のm回目のピッチ送りの完了有無を判断し、テープフィーダー2側のコントローラ27がm回目のピッチ送りの完了を確認すると、m周目回転を確認した旨の信号と、m回目のピッチ送りにおけるモータ232の電流値の最大値、つまり電流ピーク値Imとがテープフィーダー2側からフィーダー診断システム1のコントローラ7に送信される(ステップS24)。
次のステップS25では、変数mがa×nであるか否か、つまり現在のスプロケット回転がa×n回目のピッチ送りであるか否かを判断し、a×n回目ではなかった(ステップS25で「NO」)ときには、ステップS26で変数mを「1」だけインクリメントしてステップS22に戻り、次のスプロケットピッチ送りが実行される。そして、ステップS25で「m=a×n」、つまりn周目のスプロケット回転が完了したことが確認されると、テープフィーダー2側のコントローラ27は要求されたスプロケット231のn周回転の完了確認信号をテープフィーダー2側からフィーダー診断システム1のコントローラ7に送信する(ステップS27)。
上記したようにフィーダー診断システム1のコントローラ7に対しては、「m回目のピッチ送りの確認送信」および「電流ピーク値」がスプロケット231のm回目のピッチ送りごとに、また「n周回転の完了確認送信」がスプロケット231のn周回転完了後に送信されるが、コントローラ7はそれらの信号に基づいて図7に示すようにスプロケット画像、スプロケットが1ピッチ送出するのに要する時間(スプロケットピンの送出速度)、電流ピーク値を取得して記憶部72に記憶する。すなわち、コントローラ7は「m回目のピッチ送りの確認送信」を受けるたびに、フィーダー診断システム1のコントローラ7ではm回目のピッチ送り後のスプロケット画像を認識カメラ4によって撮像する(ステップS13)。また、m回目のピッチ送りに要する時間Tmを求める(ステップS14)。つまり、1回目のピッチ送りについてはn周回転要求から1回目のピッチ送りまでに要する時間T1を、2回目のピッチ送りについては1回目のピッチ送り完了から2回目のピッチ送り完了までに要する時間T2を、そしてm回目のピッチ送りについては(m−1)回目のピッチ送りからm回目のピッチ送りまでに要する時間Tmを求める。さらに、m回目のピッチ送りのモータ232の電流ピーク値Imを記憶部72に記憶する(ステップS15)。こうして、データ取得処理が完了する。
また、コントローラ7は「n周回転の完了確認送信」を受けると、全画像および全取得データに基づきフィーダー診断、つまりそれぞれのスプロケットピンの(1)送り位置決め精度、(2)送り速度、(3)電流計測による突発不良検出を行う(ステップS16)。
(1)送り位置決め精度
上記のようにして取得した部品供給位置24のスプロケット画像(本発明の「第1スプロケット画像」に相当)に対して画像処理部73が種々の画像処理を施してコントローラ7は部品供給位置24でのスプロケットピンの位置を測定し、予め設定されている基準状態でのスプロケットピンの位置との位置ずれ量を求める。ここでは、コントローラ7は、テープ送り方向Yにおける位置ずれ量と、テープ送り方向Yと直交する方向Xにおける位置ずれ量とを求め、さらに基準位置からの位置ずれ量の平均値およびばらつき統計値を算出する。そして、位置ずれ平均値の絶対値とばらつきを予め設定されて記憶部72に記憶されている良品基準値と比較し、いずれについても基準値以下である場合に、送り位置決め精度に関してテープフィーダー2は良品であると診断される。なお、基準値を超えている場合には、当該テープフィーダー2に対して作業者による較正や修理が施される。
(2)送り速度
コントローラ7は記憶部72に記憶されているそれぞれのスプロケットピンが1ピッチ送出するのに要する時間(本発明の「第1回転速度」に相当)T1、T2、…、Tmを読み出し、スプロケットピンが1ピッチ送出するのに要するの平均時間、最大値および最小値を演算する。そして、これらの演算結果を予め設定されて記憶部72に記憶されている良品基準平均値Tav、良品基準最大値Tmaxおよび良品基準最小値Tminと比較し、いずれについても基準値Tav、Tmax、Tmin以下である場合に、送り速度に関してテープフィーダー2は良品であると診断される。なお、基準値を超えている場合には、当該テープフィーダー2に対して作業者による修理が施される。
(3)電流計測による突発不良検出
テープフィーダー2のテープ送り機構23では、モータ232の駆動力をスプロケット231に伝達するためにギアが設けられているが、ギアへの異物の噛み込みやギアの噛み合わせ不良などの突発的な不良が発生することがある。このような突発不良を検出すべく、本実施形態ではモータ232の電流値に基づくフィーダー診断を行っている。つまり、コントローラ7は記憶部72に記憶されている電流ピーク値(本発明の「第1電流値」に相当)I1、I2、…、Imを読み出し、電流ピーク値の平均時間、最大値および最小値を演算する。そして、これらの演算結果を予め設定されて記憶部72に記憶されている良品基準平均値Iav、良品基準最大値Imaxおよび良品基準最小値Iminと比較し、いずれについても基準値Iav、Imax、Imin以下である場合に、テープ送り機構23が正常に作動していると診断される。なお、基準値を超えている場合には、当該テープフィーダー2に対して作業者による修理が施される。
以上のように、本実施形態によれば、テープ送り機構23のスプロケット231に対してトルク負荷発生装置6の係合部位634を係合させてテープ送り機構23にトルク負荷を与えながら、各種のフィーダー診断を行っている。また、ナット639の送込量調整によりテープピッチ送りの際に当該テープによりテープ送り機構23に加わる負荷と同程度にトルク負荷に設定している。したがって、上記したようにテープをテープフィーダー2に取り付けていないテープ非取付状態でありながらも、テープ取付状態と同じあるいは近似した状況でフィーダー診断が実行される。その結果、フィーダー診断を正確に、しかも高い信頼性で行うことができる。
また、従来技術(例えば特許文献1に記載の装置)では送り位置決め精度についてのみフィーダー診断が行われており、必ずしも十分なフィーダー診断が行われていたとは言えない。これに対し、本実施形態では、送り位置決め精度に加え、送り速度および突発不良検出を行うことができ、より信頼性の高いフィーダー診断を行うことができる。
また、テープを用いることなくフィーダー診断を行うことができるため、上記したように優れた信頼性を確保しながら同時にフィーダー診断に要するランニングコストを抑制することができる。
さらに、テープ送り機構23に対してトルク負荷を与える方式としては種々のものを採用することができるが、上記したトルク負荷発生装置6はフィーダー診断システム1のステージ3に対して着脱自在となっており、操作性に優れている。また、ナット639の送込量調整によりテープ送り機構23に加わる負荷を広範囲にわたって、しかも高精度に調整することができるため、種々のテープフィーダー2に対するフィーダー診断が可能となり、高い汎用性が得られる。
(第2実施形態)
ところで、テープ送り機構23の状況は負荷状態に応じて大きく変動することがある。例えばテープ送り機構23がモータ232の駆動力をギアによりスプロケット231に伝達する場合には、トルク負荷の有無によってギアの噛み合わせ状態が変化し、トルク負荷が与えられている場合には正常に動作するが、トルク負荷が与えられていない場合に動作不良が発生することがある。そこで、フィーダー診断の信頼性をさらに高めるためには、次のようにフィーダー診断を行ってもよい。以下、図8を参照しながら本発明の第2実施形態について説明する。なお、システム構成は第1実施形態のそれと同一であるため、ここではフィーダー診断方法についてのみ説明する。
図8は第フィーダー診断方法の第2実施形態を示すフローチャートである。この第2実施形態では、フィーダー診断システム1のステージ3に装着されているテープフィーダー2についてフィーダー診断を行うために、コントローラ7は記憶部72に記憶されている診断プログラムにしたがってシステム各部を制御するとともにテープフィーダー2との通信を制御してデータ取得処理および診断処理を実行する。
コントローラ7は表示/操作ユニット8に対してトルク負荷発生装置6の設置要求指令を与え、これによって表示/操作ユニット8上に当該設置要求を表示させる(ステップS31)。この表示にしたがって作業者はテープフィーダー2のスプロケットピンと、トルク負荷発生装置6の係合部位634を互いに係合させながらテーブル33へのトルク負荷発生装置6の設置位置を調整するが、この設置作業が完了したことを確認する(ステップS32)と、第1実施形態でのデータ取得処理と同様の処理を行って、トルク負荷をテープ送り機構23に与えながらスプロケット画像(第1スプロケット画像)、スプロケットを所望の回数回転させ、スプロケットが1ピッチ送出するのに要する時間(スプロケット231の第1回転速度)および電流ピーク値(第1電流値)を取得する(ステップS33)。
次のステップS34では、コントローラ7は表示/操作ユニット8に対してトルク負荷発生装置6の取外要求指令を与え、これによって表示/操作ユニット8上に当該取外要求を表示させる(ステップS34)。この表示にしたがって作業者はテープフィーダー2をステージ3に残したままトルク負荷発生装置6をテープフィーダー2およびステージ3から取り外すが、この取外作業が完了したことを確認する(ステップS35)と、再びデータ取得処理を実行する(ステップS36)。なお、このデータ取得処理においては、トルク負荷がテープ送り機構23に与えられていない点を除き、第1実施形態のデータ取得処理と同一であり、トルク負荷を受けない状態でテープ送り機構を駆動させた際のスプロケット画像(第2スプロケット画像)、スプロケットが1ピッチ送出するのに要する時間(スプロケット231の第2回転速度)および電流ピーク値(第2電流値)を取得する。
こうして互いに異なる2種類の状態(トルク負荷付与状態と無負荷状態)でスプロケット画像等が取得されると、それらの全画像および全取得データに基づきフィーダー診断を行う(ステップS37)。すなわち、トルク負荷付与状態および無負荷状態のそれぞれについて基準位置からの位置ずれ量の平均値およびばらつき統計値を算出し、全部の値が基準値以下である場合に、送り位置決め精度に関してテープフィーダー2は良品であると診断される。なお、基準値を超えている場合には、当該テープフィーダー2に対して作業者による較正や修理が施される。また、トルク負荷付与状態および無負荷状態のそれぞれについてスプロケットの1ピッチ送出の平均時間、最大値および最小値を演算し、全部の値が基準値以下である場合に、送り速度に関してテープフィーダー2は良品であると診断される。なお、基準値を超えている場合には、当該テープフィーダー2に対して作業者による修理が施される。さらに、トルク負荷付与状態および無負荷状態のそれぞれについてモータ232の電流ピーク値の平均時間、最大値および最小値を演算し、全部の値が基準値以下である場合に、テープ送り機構23が正常に作動していると診断される。なお、基準値を超えている場合には、当該テープフィーダー2に対して作業者による修理が施される。
以上のように、第2実施形態によれば、トルク負荷の有無によってテープ送り機構23の状況が変化する場合にもフィーダー診断を的確に行うことができ、送り位置精度、送り速度および突発不良検出をさらに良好に、しかもより高い信頼性で診断することができる。
(第3実施形態)
テープフィーダーの診断項目として信頼性試験がある。これは、テープ送り位置の調整などが行われた良品のテープフィーダーを比較的長時間の間、連続的または断続的に駆動させた場合にもテープの送り位置精度などが良好に維持される否かを診断する試験である。したがって、連続駆動あるいは断続駆動している間もテープ送り機構によりテープを送り出して上記信頼性試験を実行すると、上記試験のために必要となるテープ消費量が増大してしまう。そこで、本発明の第3実施形態では、上記トルク負荷発生装置6を用いることでテープ消費量を抑制しつつ信頼性試験を行っている。以下、図9を参照しつつ本発明の第3実施形態について説明する。なお、システム構成は第1実施形態のそれと同一であるため、ここではフィーダー診断方法(信頼性試験)についてのみ説明する。
図9は本発明の第3実施形態にかかるフィーダー診断システムによるフィーダー診断方法を示すフローチャートである。この第3実施形態では、フィーダー診断システム1のステージ3に装着されているテープフィーダー2について、フィーダー診断のひとつである信頼性試験を行うために、コントローラ7は記憶部72に記憶されている信頼性試験プログラムにしたがってシステム各部を制御するとともにテープフィーダー2との通信を制御してデータ取得処理および診断処理を実行する。
コントローラ7は、信頼性試験の対象となっているテープフィーダー2がステージ3に設置されていることを確認する(ステップS41で「YES」)と、テープフィーダー2にテープが取り付けられているか否かを判断する(ステップS42)。ここで、テープがテープフィーダー2に取り付けていないテープ非取付状態であることが判明すると、コントローラ7は表示/操作ユニット8に対してテープフィーダー2へのテープの取付要求指令を与え、これによって表示/操作ユニット8上に当該テープ取付要求を表示させる(ステップS43)。この表示にしたがって作業者はテープフィーダー2にテープ(あるいはテープ治具)を取り付ける。そして、ステップS42で試験対象のテープフィーダー2がテープ取付状態であることをコントローラ7が確認すると、認識カメラ4により撮像される画像に基づきテープ送り位置の調整を行う(ステップS44)。なお、テープ送り位置の調整処理については周知技術(例えば特許文献1参照)であるため、ここでは説明を省略する。
この調整処理が完了すると、コントローラ7は表示/操作ユニット8に対してテープフィーダー2からのテープの取外要求指令を与え、これによって表示/操作ユニット8上に当該テープ取外要求を表示させる(ステップS45)。この表示にしたがって作業者はテープフィーダー2からテープを取り外す。そして、ステップS46でテープフィーダー2がテープ非取付状態であることをコントローラ7が確認すると、コントローラ7は表示/操作ユニット8に対してトルク負荷発生装置6の設置要求指令を与え、これによって表示/操作ユニット8上に当該設置要求を表示させる(ステップS47)。この表示にしたがって作業者はテープフィーダー2のスプロケットピンと、トルク負荷発生装置6の係合部位634を互いに係合させながらテーブル33へのトルク負荷発生装置6の設置位置を調整するが、この設置作業が完了したことを確認する(ステップS48)と、コントローラ7はテープフィーダー2に対してスプロケット231をn周回転させる旨の要求を送信する(ステップS49)。一方、この要求指令を受けたテープフィーダー2のコントローラ27はモータ制御部273に動作指令を与えてスプロケット231をn周回転させる。なお、この実施形態では、トルク負荷をテープ送り機構23に与えながらスプロケット231を連続的に駆動しているが、断続的にスプロケット231を回転させてもよい。
上記したスプロケット231の連続あるいは断続駆動が完了すると、コントローラ7は表示/操作ユニット8に対してステージ3からのトルク負荷発生装置6の取外要求指令を与え、これによって表示/操作ユニット8上に当該取外要求を表示させる(ステップS50)。この表示にしたがって作業者はテープフィーダー2をステージ3に残したままトルク負荷発生装置6をテープフィーダー2およびステージ3から取り外すが、この取外作業が完了したことを確認する(ステップS51)と、次のステップS53に進む。
このステップS53では、コントローラ7は表示/操作ユニット8に対してテープフィーダー2へのテープの取付要求指令を与え、これによって表示/操作ユニット8上に当該テープ取付要求を表示させる(ステップS52)。この表示にしたがって作業者はテープフィーダー2にテープ(あるいはテープ治具)を取り付ける。そして、ステップS53で試験対象のテープフィーダー2がテープ取付状態であることをコントローラ7が確認すると、認識カメラ4により撮像される画像に基づきテープ送り位置の位置決め精度を計測し(ステップS54)、その計測結果に基づきフィーダーの良否診断を行う(ステップS55)。なお、テープ送り位置の位置決め精度の計測処理および良否診断処理については周知技術(例えば特許文献1参照)であるため、ここでは説明を省略する。
以上のように、本発明にかかる第3実施形態によれば、トルク負荷をテープ送り機構23に与えながらテープ非取付状態でテープ送り機構23を連続的または断続的に駆動させた後で、テープ(あるいはテープ治具)をテープフィーダー2に取り付け、このテープ取付状態でテープ送り機構23を駆動させてテープフィーダー2を診断している。このように、テープ非取付状態でありながらもテープ送り機構23に対してトルク負荷が与えられてテープ取付状態と同じあるいは近似した状況でテープ送り機構23が駆動しており、その駆動後にテープ取付状態でテープフィーダー2の診断を実行している。したがって、信頼性試験(フィーダー診断)に必要となるテープ量を大幅に抑制することができ、コストを低減しつつ高い信頼性でテープフィーダーの信頼性試験を行うことができる。
(その他)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では、部品供給位置24のスプロケット画像を撮像しているが、部品供給位置24の近傍でのスプロケット画像を撮像したり、別途スプロケットに位置検出用のマークを設け、その画像を撮影してフィーダー診断を行ってもよい。さらに、上記実施形態では、認識カメラ4によってテープフィーダー2の部品供給位置の上方からスプロケット画像を撮像しているが、認識カメラ4をテープフィーダー2の側方(図1のX方向)に配し、テープ送り機構23の側方の画像を撮影してフィーダー診断を行ってもよい。また、モータ232の電流ピーク値に基づきフィーダー診断を行っているが、電流ピーク値の代わりあるいは電流ピーク値とともにモータ電流の実効値を計測し、当該実効値に基づきフィーダー診断を行ってもよい。さらに、エンコーダ233からの信号に基づきスプロケット231の位置検出を行っているが、光学センサなどによってスプロケット231の回転動作を直接検出することでスプロケット231の回転を検出してもよい。
また、上記実施形態では、部品送りの最小送りピッチとスプロケットピンの1ピッチとが一致するケースについてスプロケット画像に基づく送り位置決め精度の診断を行っている。このため、基準状態では部品送りの最小送りピッチでスプロケットを何回ピッチ送りしたとしても、スプロケットの撮像画像は同じとなる。したがって、上記実施形態では、図7に示すように基準状態での「ピッチ送り時の基準画像」を予め1つ用意すれば足りる。これに対し、部品送りの最小送りピッチとスプロケットピンの1ピッチとが不一致となるケースでは、それに応じた「ピッチ送り時の基準画像」を用意しておく必要がある。すなわち、部品送りの最小送りピッチがスプロケットピンの1ピッチの(1/k)となっているケースでは、k種類の基準画像を用意する必要がある。例えば部品送りの最小送りピッチがスプロケットピンの1ピッチの(1/2)となっているケースでは、図10に示すように「奇数回目ピッチ送り時の基準画像」と「偶数回目ピッチ送り時の基準画像」の2種類を用意しておき、1、3、…、(2m−1)回目ピッチ送り時には、撮像画像と「奇数回目ピッチ送り時の基準画像」に基づき位置ずれ量を求めることができ、2、4、…2m回目ピッチ送り時には、撮像画像と「偶数回目ピッチ送り時の基準画像」に基づき位置ずれ量を求めることができる。
本発明にかかるフィーダー診断システムの第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態にかかるフィーダー診断システムの側面図である。 図1のフィーダー診断システムの電気的構成を示すブロック図である。 トルク負荷発生装置の全体構成を示す図である。 図4のトルク負荷発生装置の主要断面図である。 第1実施形態にかかるフィーダー診断システムによるフィーダー診断方法を示すフローチャートである。 フィーダー診断方法を示す模式図である。 本発明の第3実施形態にかかるフィーダー診断システムによるフィーダー診断方法を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態にかかるフィーダー診断システムによるフィーダー診断方法を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態にかかるフィーダー診断方法を示す模式図である。
符号の説明
1…フィーダー診断システム
2…テープフィーダー
6…トルク負荷発生装置
7…コントローラ(制御手段)
23…テープ送り機構
24…部品供給位置
63…負荷発生機構
71…演算処理部
231…スプロケット
232…送りモータ
633…ローター(係合部材)
635…ブレーキパッド(制動部材)

Claims (10)

  1. 部品が等ピッチで収納されたテープをテープ送り機構のスプロケットに係合させて、前記スプロケットの回転により前記テープをピッチ送りする、テープフィーダーを診断するフィーダー診断方法であって、
    前記テープがピッチ送りされる際に前記テープにより前記テープ送り機構に加わる負荷と同程度あるいはそれ以上であって前記スプロケットの回転の抵抗となるトルク負荷を前記テープ送り機構の前記スプロケットに与えながら、前記テープを前記テープフィーダーに取り付けていないテープ非取付状態で前記テープ送り機構を駆動させて前記スプロケットを回転させることで前記テープフィーダーを診断することを特徴とするフィーダー診断方法。
  2. 前記テープ送り機構は前記スプロケットの回転により前記テープをピッチ送りして部品を部品供給位置に位置決めする請求項1記載のフィーダー診断方法であって、
    前記トルク負荷を前記テープ送り機構に与えながら前記テープ送り機構を駆動させた際の前記部品供給位置または近傍位置での前記スプロケットを撮像する第1撮像工程と、
    前記第1撮像工程で撮像された第1スプロケット画像に基づき送り位置精度を診断する位置精度診断工程と
    を備えたフィーダー診断方法。
  3. 前記トルク負荷を前記テープ送り機構に与えない状態でかつ前記テープ非取付状態で前記テープ送り機構を駆動させた際の前記部品供給位置または近傍位置での前記スプロケット画像を撮像する第2撮像工程をさらに備え、
    前記位置精度診断工程は、前記第1スプロケット画像と前記第2撮像工程で撮像された第2スプロケット画像とに基づき送り位置精度を診断する工程である請求項2記載のフィーダー診断方法。
  4. 記トルク負荷を前記テープ送り機構に与えながら前記テープ送り機構を駆動させた際の前記スプロケットの回転速度を計測する第1計測工程と、
    前記第1計測工程で計測された第1回転速度に基づき前記テープ送り機構の動作不良を診断する第1動作不良診断工程と
    を備えた請求項1記載のフィーダー診断方法。
  5. 前記トルク負荷を前記テープ送り機構に与えない状態でかつ前記テープ非取付状態で前記テープ送り機構を駆動させた際の前記スプロケットの回転速度を計測する第2計測工程と、
    前記第1動作不良診断工程は、前記第1回転速度と前記第2計測工程で計測された第2回転速度とに基づき前記テープ送り機構の動作不良を診断する工程である請求項4記載のフィーダー診断方法。
  6. 前記テープ送り機構はテープをピッチ送りするためのモータを有する請求項1記載のフィーダー診断方法であって、
    前記トルク負荷を前記テープ送り機構に与えながら前記テープ送り機構を駆動させた際の前記モータの電流値を検出する第1検出工程と、
    前記第1検出工程で検出された第1電流値に基づき前記テープ送り機構の動作不良を診断する第2動作不良診断工程と
    を備えたフィーダー診断方法。
  7. 前記トルク負荷を前記テープ送り機構に与えない状態でかつ前記テープ非取付状態で前記テープ送り機構を駆動させた際の前記モータの電流値を検出する第2検出工程をさらに備え、
    前記第2動作不良診断工程は、前記第1電流値と前記第2検出工程で検出された第2電流値に基づき前記テープ送り機構の動作不良を診断する工程である請求項6記載のフィーダー診断方法。
  8. 部品が等ピッチで収納されたテープをテープ送り機構のスプロケットに係合させて、前記スプロケットの回転により前記テープをピッチ送りする、テープフィーダーを診断するフィーダー診断方法であって、
    前記テープがピッチ送りされる際に前記テープにより前記テープ送り機構に加わる負荷と同程度あるいはそれ以上であって前記スプロケットの回転の抵抗となるトルク負荷を前記テープ送り機構の前記スプロケットに与えながら、テープを前記テープフィーダーに取り付けていないテープ非取付状態で前記テープ送り機構を連続的または断続的に駆動させる第1工程と、
    前記第1工程後にテープを前記テープフィーダーに取り付けたテープ取付状態で前記トルク負荷をかけないで前記テープ送り機構を駆動させて前記テープフィーダーを診断する第2工程と
    を備えたことを特徴とするフィーダー診断方法。
  9. 部品が等ピッチで収納されたテープをテープ送り機構のスプロケットに係合させて、前記スプロケットの回転により前記テープをピッチ送りする、テープフィーダーを診断するフィーダー診断システムであって、
    前記テープがピッチ送りされる際に前記テープにより前記テープ送り機構に加わる負荷と同程度あるいはそれ以上であって前記スプロケットの回転の抵抗となるトルク負荷を前記テープ送り機構の前記スプロケットに与えるトルク負荷発生手段と、
    前記トルク負荷発生手段により前記トルク負荷を前記テープ送り機構に与えながら、前記テープを前記テープフィーダーに取り付けていないテープ非取付状態で前記テープ送り機構を駆動させて前記スプロケットを回転させることで前記テープフィーダーを診断する制御手段と
    を備えたことを特徴とするフィーダー診断システム。
  10. 部品が等ピッチで収納されたテープをテープ送り機構のスプロケットに係合させて、前記スプロケットの回転により前記テープをピッチ送りする、テープフィーダーを診断するのに適したトルク負荷発生装置であって、
    前記テープをテープフィーダーに取り付けていないテープ非取付状態で前記テープ送り機構に係合して前記テープ送り機構の駆動に応じて従動動作する係合部材と、
    前記係合部材に制動力を作用させて、前記テープがピッチ送りされる際に前記テープにより前記テープ送り機構に加わる負荷と同程度あるいはそれ以上であって前記スプロケットの回転の抵抗となるトルク負荷を前記テープ送り機構に与える制動部材と
    を備えたことを特徴とするトルク負荷発生装置。
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