JP5215259B2 - 引戸用指挟み防止具 - Google Patents

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本発明は、引手によって開閉する引戸に取り付けられ、引手で引戸を開く際に手指が、隣り合って重なる壁又は引戸との間に挟まれるのを防止することができる引戸用指挟み防止具に関するものである。
従来より、引戸用指挟み防止具として特許4246137号発明のように、プロテクタ30(本発明ではストッパーに相当)が引手に単に回動可能に取り付けられているものは提案されている。この従来例においては、使用状態にするには、プロテクタ本体30Bの枢支部42より下部(突出する側と反対側の部分)にある指当て30f1に指を当てながら押し込んで揺動して水平状態にし、収納状態にするには、プロテクタ本体30Bの下面を押し上げて垂直状態にするものである。
特許4246137号公報
上記従来例においては、プロテクタ本体30Bの枢支部42より下部(突出する側と反対側の部分)に指当てを設けなければならず、縦方向の寸法が大きくなってしまうという問題や、使用状態にする操作と収納状態にする操作が相違し、操作性が悪いという問題を有するものである。本発明は、コンパクトに製作ができ、操作性に優れた引戸用指挟み防止具を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、引手によって開閉する引戸に取り付けられる引戸用指挟み防止具において、ストッパーをケースに回動可能に取り付けて、ケース表面から突出した状態と収納された状態に変更可能になるように構成し、ケースには、ストッパーの回動中心と先端部の中間部を裏面から突出方向に押し出すことができる押出具を設けて成り、押出具は、押圧する毎に前進・後退を繰り返す構造と成し、ストッパー表面を押圧することによって押出具を押圧して、ストッパーをケース表面から突出した状態と収納された状態に変更できるように構成したことを特徴とする引戸用指挟み防止具である。
本発明は、ストッパー表面の同じ箇所を押圧することによってストッパーをケース表面から突出した状態と収納された状態に変更できるので、ストッパーの突出する側と枢支部の反対側の部分を大きくする必要がなく、寸法を小さくコンパクトにすることができると共に、操作性に優れているという効果がある。
また、前進・後退を繰り返す構造を有する押出具に大きな強度を持たせると大型化してしまうが、押出具とは別体で単に回動するだけのストッパーが、隣り合って重なる壁又は引戸に衝突してその衝撃を受ける構造になっているので、全体をコンパクトで安価に製作することが可能になるという効果もある。
さらに、押出具が、ストッパーの回動中心と先端部の中間部を裏面から突出方向に押し出すので、押出具の突出量が小さくても、回動して突出するストッパーの先端部の突出量を十分に大きくすることができ、全体の厚さを薄くすることができる。従って、厚さの薄い引戸に取り付けることができるし、引戸と隣り合って重なる壁又は引戸との隙間が大きくても、ストッパーが重なる壁又は引戸に当接して指挟みを防止することができるという効果もある。
引戸に、本発明を縦状態に取り付けた状態の正面図。 本発明の縦状態の斜視図(ケースと裏板が組み立てられていない状態) 図2のA−A線拡大断面図(ケースと裏板が組み立てられた状態) ストッパーを押圧した状態の図3に相当する拡大断面図。 図4の状態からストッパーを放した状態の図3に相当する拡大断面図。 本発明の分解斜視図。 裏ケースの一部を切り欠いた状態の断面斜視図。 裏ケースの軸筒に摺動子を装着した状態の、図7と同様な断面斜視図。 図8のB−B線拡大断面図。 摺動子に回転子を装着した状態の、図7と同様な断面斜視図。 図10のC−C線拡大断面図。 図10の状態から摺動子が回転子と一緒に押圧された状態(図4の状態)の、図7と同様な断面斜視図。 図12のD−D線拡大断面図。 図12の状態から摺動子と回転子が一緒に突出ばね(図示せず)に付勢されて少し戻された状態(図5の状態)の、図7と同様な断面斜視図。 図14のE−E線拡大断面図。 引戸に、本発明を横状態に取り付けた状態の正面図。 本発明の横状態の斜視図(ケースと裏板が組み立てられていない状態)
ストッパー5は、ケース1に軸4で回動可能に取り付けられ、その裏面を押出具6に押されてケース1から突出できるようになっており、ケース1は、表ケース2と裏ケース3とから成り、ねじ16・17で一体化される。
表ケース2は、縦長方形状の表面板22の中央に縦長方形状の開口部23を設け、その裏面周縁に沿って立上部24を立設してある。立上部24には、上部側板に相対向するするように円形貫通孔の軸受孔25・25を設け、下部側板に同じく相対向するように裏面側に開放している略矩形状の凹部26・26を設けてある。
ストッパー5は、側面視略三角形状に突出するものであり、頂部近傍に左右方向に貫通する円形の軸孔27を設け、下部両側に外方に突出する突起28・28を設け、さらに上部に裏面側に突出する突部37を設けてある。また、この突部37の裏面上部に円形の深い孔29を設け、この孔29に、ばね19を介してクリックボール18を収納するようになっている。
裏ケース3は、表面側に開口する箱状で、その底面略中央に表面側に突出する略円筒状の軸筒21を設け、その上方は凹円弧状になっておりその凹円弧状面上下にクリック溝32・33を設けてある。軸筒21内周面には、表裏方向に伸びる直線状で裏面側に開口している3条の浅い摺動溝30・・30と、同じく表裏方向に伸びる直線状で裏面側に開口している3条の深い直線カム溝31・・31を交互に設けてある。さらに直線カム溝31・・31は、裏面側に開口し摺動溝30・・30の裏面側端縁に位置する三角形カム溝38・・38に続いている。
押出具6は、摺動子7、回転子8、ばね受9及び突出ばね10から成り、これらを組み立て裏ケース3の軸筒21に挿入し蓋板11を被せ、ねじ20で蓋板11を裏ケース3に固定して装着する。
摺動子7は、有底円筒状で裏面側が開口し、開口縁が鋸歯状にぎざぎざになっており、その開口縁に沿った外周に、外方に突出する3個の摺動突起34・・34を等間隔に配設してある。回転子8は、略円筒状で摺動子7の中に、摺動及び回転可能に挿入されるものであり、裏面側の開口縁に沿った外周に、摺動突起34・・34よりも大きく外方に突出する3個のカム突起35・・35を等間隔に配設してある。カム突起35・・35は、裏ケース3の三角形カム溝38・・38に係合するよう同様な三角形状になっている。ばね受9は、中間に鍔部36を設けた円筒状で、鍔部36を裏面側から突出ばね10が押圧するようになっており、回転子8の裏面側から挿入され、回転子8がこのばね受9に対して回転できるようになっている。
組立方について説明する。
ストッパー5を表ケース2の立上部24に裏面側から装入し、突起28・28が凹部26・26に摺動可能に係合すると共に、軸孔27が軸受孔25・25と対応するように成し、軸4を一方の軸受孔25、軸孔27及び他方の軸受孔25に挿通してその端部をEリング15で止める。これによりストッパー5は、表ケース2に回動可能に取り付けられ、突出方向への回動は突起28・28が凹部26・26の端部に当接して制限され、没入方向への回動は突部37が表ケース2の上部開口縁部に当接して制限されている。
次に、摺動子7を裏ケース3の軸筒21に裏面から、摺動突起34・・34が摺動溝30・・30に係合するように挿入し、回転子8を軸筒21に裏面から、カム突起35・・35が直線カム溝31・・31に係合するように摺動子7の中に挿入し、ばね受9を回転子8の中に挿入し、突出ばね10をばね受9の鍔部36に当接させ、蓋板11を被せてねじ20で裏ケース3に固定して、押出具6を裏ケース3に取り付ける。
なお、摺動子7は、軸筒21に裏面から、摺動突起34・・34が直線カム溝31・・31に係合するように挿入してもよい。この場合、摺動溝30・・30は必要がないが、摺動溝30・・30を設けるのは、摺動突起34・・34が、摺動溝30・・30に係合しても直線カム溝31・・31に係合してもよいようにして、摺動子7を軸筒21に挿入しやすく組立を容易にするためである。
そして、ストッパー5の孔29にばね19及びクリックボール18を挿入し、ストッパー5を取り付けた表ケース2に、押出具6を取り付けた裏ケース3を、裏面から重ね合わせ、ねじ16・17で両者を固定すると本実施例の引戸用指挟み防止具の組立は完了する。組み立てられた状態では、押出具6先端部は、ストッパー5の回動中心と先端部の中間部を裏面から突出方向に押し出すことになる。
この組み立てられた引戸用指挟み防止具を、図1及び図2に示すように縦状態にして、引戸Tの一方面、すなわち隣り合って重なる壁Kに対面する側の面に配設し、他方面に裏板12を配設して取付ねじ13・14で引戸Tに取り付ける。
動作について説明する。
クリックボール18がばね19の力でクリック溝33に係合している状態(図3参照)は、ストッパー5がケース1から突出していて、引戸Tを開くと、ストッパー5の突出した側面39が隣り合う壁Kの側面に当接し、引戸Tは完全に開くことがなく隣り合う壁Kに重ならないので引手Hにかけた手指を挟むことがない。この状態が通常の使用状態である。
またこの状態は、突出ばね10がばね受9を介して回転子8及び摺動子7を表面方向へ付勢しており、摺動子7の摺動突起34・・34が軸筒21の摺動溝30・・30に係合してその底面に当接すると共に、回転子8のカム突起35・・35が軸筒21の直線カム溝31・・31に係合して摺動子7の鋸歯状の開口縁に当接し、摺動子7が突出している状態(図10参照)である。
そしてこの状態からストッパー5の表面を押圧すると、その裏面が摺動子7を押圧して、摺動子7は、摺動突起34・・34が摺動溝30・・30に沿って突出ばね10の力に抗して後退すると共に、回転子8は、カム突起35・・35が直線カム溝31・・31に沿って突出ばね10の力に抗して後退し、回転子8は、カム突起35・・35が直線カム溝31・・31から外れる(図12参照)。この状態では、ストッパー5はケース1の表面より埋没し、クリックボール18はクリック溝32にもクリック溝33にも係合していない(図4参照)。
ここで押圧を解除すると突出ばね10の力によって前進させる力が働いているので、回転子8は、そのカム突起35・・35が摺動子7の鋸歯状になっている開口縁の斜面に沿って回転し、続いて裏ケース3の三角形カム溝38の傾斜面に沿って回転しながら前進すると共に、摺動子7も前進させ、回転子8は、カム突起35・・35が三角形カム溝38・・38に係合して、摺動子7と共に引っ込んだ状態(図14参照)となり、またクリックボール18がばね19の力でクリック溝32に係合し、ストッパー5はケース1表面とほぼ同一面に収納された状態(図5参照)になる。この状態では、引戸Tは完全に開くことができ、隣り合う壁Kに完全に重なるようになるが、大きな荷物を運ぶ時等、開口を広くしたい時に便利である。
なお、図16は、引戸用指挟み防止具を横状態(図17参照)にして引戸Tに取り付けたものであり、この場合はストッパー5の突出した側面39ではなく底面40が引戸T先端側面に当接する。
また、本発明の引戸用指挟み防止具は、本実施例のように単独で設ける他に、引手と一体に設けたり、主にトイレに使用されるライトスコープと一体に設けたりすることもできる。
1 ケース
ストッパー
押出具
T 引戸
H 引手

Claims (1)

  1. 引手によって開閉する引戸に取り付けられる引戸用指挟み防止具において、ストッパーをケースに回動可能に取り付けて、ケース表面から突出した状態と収納された状態に変更可能になるように構成し、ケースには、ストッパーの回動中心と先端部の中間部を裏面から突出方向に押し出すことができる押出具を設けて成り、押出具は、押圧する毎に前進・後退を繰り返す構造と成し、ストッパー表面を押圧することによって押出具を押圧して、ストッパーをケース表面から突出した状態と収納された状態に変更できるように構成したことを特徴とする引戸用指挟み防止具。
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