JP5214825B1 - プレゼンテーションコンテンツ生成装置、プレゼンテーションコンテンツ生成方法、プレゼンテーションコンテンツ生成プログラム、及び集積回路 - Google Patents

Abstract

コンテンツ群の内容に即したテンプレートを動的に生成することで多様なプレゼンテーションコンテンツを生成することができるプレゼンテーションコンテンツ生成装置を提供する。本プレゼンテーションコンテンツ生成装置は、ローカルデータ蓄積部１に蓄積されているコンテンツ群から画像特徴を示す属性情報を抽出する属性情報抽出手段２と、抽出された属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定するデザイン種別決定手段４と、抽出された属性に基づき、テンプレートに配置するコンテンツを選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定する選択指標種別決定手段５と、決定されたデザインを有するテンプレートに選択されたコンテンツを配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する視聴形式変換手段６とを備える。

Description

本発明は、ユーザが保有するコンテンツをデジタルアルバムなどユーザにとって見やすい形式に変換したプレゼンテーションコンテンツを生成する技術に関する。

近年、大量に記録、保持されるようになったデジタルコンテンツ（以下、コンテンツという。）をユーザに対して効果的に提示するための視聴支援技術の開発が進んでいる。視聴支援技術の１つとして特許文献１には、旅行用アルバム、結婚式用アルバム、成長記録用アルバムなどユーザが指定する種類に応じたアルバムを生成する技術が開示されている。具体的には、大量の画像をアルバムの種類に応じたグループに分類し、予めアルバムの種類に対応づけられているテンプレートに記述された条件に合致する画像をグループから選択して配置する。これにより、例えばユーザが旅行用アルバムの指定をすれば、大量の画像から旅行に係る画像が選出され、選出された画像が旅行用のテンプレートに配置されて、旅行用アルバムが作成される。

特開２００７−１４３０９３号公報

しかしながら、上述の技術においては、アルバムの種類に対応するテンプレートが予め決められているため、生成するアルバムの種類が同じ場合には、ユーザにとって代わり映えのしない毎回同じ様なアルバムが生成されてしまうという問題がある。

上記の問題に鑑み、本発明は、コンテンツ群の内容に即したテンプレートを動的に生成することで多様なプレゼンテーションコンテンツを生成することができるプレゼンテーションコンテンツ生成装置を提供することを目的とする。

上記課題を解決するために、本発明の一実施態様であるプレゼンテーションコンテンツ生成装置は、コンテンツ群から画像特徴を示す属性を抽出する抽出手段と、抽出された属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定するデザイン決定手段と、抽出された属性に基づき、テンプレートに配置するコンテンツを選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定する選択配置手段と、決定されたデザインを有するテンプレートに選択されたコンテンツを決定された配置位置に配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する生成手段とを備える。

本発明のプレゼンテーションコンテンツ生成装置は、上述の構成を備えることにより、コンテンツ群の属性に即したテンプレートを動的に生成し、このテンプレートを適用した多様なプレゼンテーションコンテンツを生成することができる。従来のようにイベントテーマに対してテンプレートが一意に決まるのではなく、コンテンツの外観や内容に即したテンプレートが生成されるため、ユーザは、保有するコンテンツを多様な視聴形式により楽しむことができる。

本発明の実施の形態１に係るテンプレートの一例を示す図 本発明の実施の形態１に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置のブロック図 本発明の実施の形態１に係る機器メタデータ情報の一例を示す図 本発明の実施の形態１に係る利用メタデータ情報の一例を示す図 本発明の実施の形態１に係る解析メタデータ情報の一例を示す図 本発明の実施の形態１に係るデザイン種別決定手段の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態１に係るベースデザイン情報とデコパーツデザイン情報の一例を示す図 本発明の実施の形態１に係るベース決定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態１に係るデコパーツ決定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態１に係る選択指標種別決定手段の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態１に係るレイアウト枠とクエリの一例を示す図 本発明の実施の形態１に係る選択指標種別決定処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態１に係る選択指標種別決定処理（パーティ用）を示すフローチャート 本発明の実施の形態１に係る選択指標種別決定処理（旅行用）を示すフローチャート 本発明の実施の形態１に係るプレゼンテーションコンテンツ生成処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態１に係るプレゼンテーションコンテンツの一例を示す図 本発明の実施の形態２に係る属性情報の種類と信頼性の判定基準の一例を示す図 本発明の実施の形態２に係るイベント決定粒度、イベント例及び決定条件の一例を示す図 本発明の実施の形態２に係る同じイベント内容についての属性情報の組合せと選択されるテンプレートの関係の一例を示す図 本発明の実施の形態２に係る、プレゼンテーションコンテンツ生成処理の手順を示したフローチャート 本発明の実施の形態３に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置のブロック図 本発明の実施の形態３に係る階層化処理について示すフローチャート 本発明の実施の形態３に係る階層化されたグループに対応するテンプレート（ベース模様）について示す図 本発明の実施の形態３に係る階層構造のあるコンテンツ群に適用するテンプレートの一例を示す図 本発明の実施の形態３に係る、階層情報に基づくコンテンツ群についてのプレゼンテーションコンテンツ生成処理の手順を示したフローチャート 本発明の実施の形態４に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置のブロック図 本発明の実施の形態４に係る生成ベースデザイン情報と生成デコパーツデザイン情報の一例を示す図 本発明の実施の形態４に係る生成レイアウト枠情報と生成クエリ情報の一例を示す図 本発明の実施の形態５に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置のブロック図 本発明の実施の形態５に係る再帰的なテンプレート決定処理の手順の一例を示すフローチャート 本発明の変形例に係るテンプレートの生成機能をクラウド側に持たせた場合のシステムの構成を示す図 本発明の変形例に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置の構成を示す図

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
１．実施の形態１
以下、図面を参照しながら本発明の一実施の形態について説明する。

実施の形態１に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置は、ユーザが保管するコンテンツである画像、動画、テキスト、又は音楽を表すファイルなどから成るコンテンツ群を所望の視聴形式へと変換したプレゼンテーションコンテンツを生成する。コンテンツは、具体的には、ＪＰＥＧ（Ｊｏｉｎｔ Ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｉｃ Ｅｘｐｅｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ）等の画像、ＭＰＥＧ（Ｍｏｖｉｎｇ Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｅｘｐｅｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ）等の動画などである。所望の視聴形式は、具体的には、デジタルアルバム、スライドショー、ＨＴＭＬ（ＨｙｐｅｒＴｅｘｔ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）等の形式である。

本実施の形態では、プレゼンテーションコンテンツは、１以上のスライドから成り、各スライドが順にディスプレイに表示され、或いはいずれかのスライドを指定するユーザ指示に基づき、指定されたスライドが表示される。各スライドは、１つ以上のコンテンツを配置するためのひな形であるテンプレートにコンテンツが配置されて成る。

ここで、テンプレートの概要について図１を参照しながら説明する。

図１は、本実施の形態に係るテンプレートの一例を示す図である。

テンプレートは、テンプレートの外観面について規定するデザイン種別と、内容面について規定する選択指標種別とにより規定されている。本実施の形態では、色及び地模様をデザインと称し、配置するコンテンツの形状（矩形、円形又は星形など）は除外している。すなわち、デザインについてはデザイン種別で規定し、形状については選択指標種別で規定するとの切り分けを行っている。

デザイン種別は、デコパーツと、ベースとから成る。ベースは、テンプレートの背景である。デコパーツは、ベースの上に配置される装飾のための部品である。

選択指標種別は、レイアウト枠と、クエリとから成る。レイアウト枠は、１以上のコンテンツを配置するための仮想的な枠組みである。レイアウト枠に設けられた仮想的な枠（例えば、図１の場合、枠Ａ〜枠Ｄ）の内側にコンテンツが配置される。クエリは、各枠にコンテンツ群からいずれのコンテンツを選択して配置するかの選択基準を規定している。

以上のように、背景であるベース上にデコパーツが配され、レイアウト枠で配置が規定された枠内にコンテンツが配されたものがスライドであり、スライドが１以上集合したものがプレゼンテーションコンテンツとなる。テンプレートは、スライド毎、或いは複数のスライド毎に異なるものを生成してもよいし、また、時系列で変化していくというように他のテンプレートと関連づけられたものであってもよい。また、コンテンツ群全体で１つの共通したテンプレートを生成してもよいし、コンテンツ群を関連するイベント単位など複数のグループに分割し、各グループ毎にテンプレートを生成する構成としてもよい。

本実施の形態に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置は、従来のようにコンテンツ群に付されたイベントなどに一致するテンプレートを一律に選択するのではなく、コンテンツ群に含まれるコンテンツの属性情報に基づいて多様なテンプレートを生成し使用することで、各コンテンツをユーザにとって飽きさせない多様な視聴形式で表示し、ユーザの満足度を向上させるものである。ここで、属性情報とは、コンテンツの属性を示す情報であり、本実施の形態では、機器メタデータ情報、利用メタデータ情報及び解析メタデータ情報を用いている。機器メタデータ情報の一例には、ＥＸＩＦ（Ｅｘｃｈａｎｇｅａｂｌｅ Ｉｍａｇｅ Ｆｉｌｅ Ｆｏｒｍａｔ）情報など機器により付される情報がある。利用メタデータ情報の一例には、利用者が運動会などイベント名として自由に付する情報がある。解析メタデータ情報の一例には、画像解析により抽出される情報がある。これら属性情報の詳細は後述する。

１．１．構成
図２は、本発明の一実施の形態に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置の構成を示すブロック図である。

プレゼンテーションコンテンツ生成装置は、図２に示すように、ローカルデータ蓄積部１、属性情報抽出手段２、イベントテーマ決定手段３、デザイン種別決定手段４、選択指標種別決定手段５、視聴形式変換手段６、及び視聴形式情報蓄積部７から構成されている。

ローカルデータ蓄積部１は、記録媒体であり、複数のコンテンツから成るコンテンツ群を蓄積している。記憶媒体は、一例として、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）やＤＶＤ等の大容量メディアディスクや半導体メモリ等のストレージデバイス等である。コンテンツは、例えば、家族の一員が撮影した写真画像や動画像データなどのような一定の限られたユーザが保有するファイルデータ等である。

各コンテンツには、コンテンツに関する各種の属性を示す属性情報が付されている。属性情報には、一例として、機器メタデータ情報、利用メタデータ情報及び解析メタデータ情報がある。

機器メタデータ情報は、コンテンツを生成した機器により付与される情報である。機器メタデータ情報には、ＥＸＩＦ（Ｅｘｃｈａｎｇｅａｂｌｅ Ｉｍａｇｅ Ｆｉｌｅ Ｆｏｒｍａｔ）情報、動画用拡張メタデータ、又は音楽メタデータ、これらの組合せ等がある。機器メタデータ情報は、具体的には、撮影日時情報、撮影場所情報であるＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）情報、撮影方法を表す撮影モード情報や、撮影時のカメラのパラメータなどの情報、撮影に用いるセンサーなどの情報や、音楽の特徴情報等である。

図３は、本実施の形態に係る機器メタデータ情報の一例を示す図である。

機器メタデータ情報は、コンテンツデータそれぞれに割り振られたＩＤ番号（コンテンツ番号）、各コンテンツのファイル名、撮影された時間を表す撮影時間情報、撮影時の地理的位置情報としてＧＰＳ情報から得られる経度情報、緯度情報、撮影時の明るさの調整を行うＩＳＯ（Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｏｒｇａｎｉｚａｔｉｏｎ ｆｏｒ Ｓｔａｎｄａｒｄｉｚａｔｉｏｎ）感度情報、明るさを適正に視聴できるように調整する露出情報、撮影時の色バランスを調整するＷＢ（ホワイトバランス）情報等を含む。

利用メタデータ情報は、ユーザ入力により、又はユーザによる機器の使用履歴等に基づき機器により付与されるユーザ入力に基づく情報である。利用メタデータ情報には、例えば、ユーザが直接入力したイベント名、個人名、撮影者等の情報や、コンテンツに対する視聴頻度等の利用履歴情報などがある。

図４は、本実施の形態に係る利用メタデータ情報の一例を示す図である。

利用メタデータ情報は、イベント番号、イベント名、登場人物、再生回数、タグ情報、共有先等を含む。イベント番号は、イベントを識別する番号である。イベントとは、典型的には、ピクニック、スキー旅行、運動会、入学式などユーザに関する出来事、行事、催し物などを示す。各コンテンツは、少なくとも１つのイベントに対応している。登場人物は、そのイベントに登場する人物を示す。再生回数は、そのイベントに対応するコンテンツが再生機器等で再生された回数を示す。タグ情報は、撮影した場所の名前などユーザが自由に付与した情報である。共有先は、イベントに対応するコンテンツを、ネットワーク上で提供されるサービスを利用するなどして共有する共有相手を示す情報である。また、これら以外の情報として、利用メタデータ情報に、サービス又は写真現像やＤＶＤへのパッケージ化等のコンテンツを利用したサービス内容などを示す情報を含めてもよい。

解析メタデータ情報は、コンテンツの全部又は一部の特徴を示す情報であり、コンテンツ自体を解析して抽出されるものである。

解析メタデータ情報は、一例として、画像特徴量、画像色情報、テクスチャ情報、高次元特徴量、及びその他の情報などから成る。

画像特徴量は、画像の基本的な特徴量情報である色情報やテクスチャ情報の様な低次元特徴量から算出する、被写体オブジェクトの特徴を表現可能な高次元特徴量である。

画像色情報は、ＲＧＢカラー値を画像内統計値として算出したり、ＨＳＶ色空間やＹＵＶ色空間へ変換した色相情報として算出したり、カラーヒストグラムやカラーモーメント等の統計量情報等として算出したものを表す情報である。

テクスチャ情報は、画像内の線分検出されたエッジ特徴を一定角度毎に画像内統計値として算出したものを表す情報である。

高次元特徴量は、特徴的な点を中心に局所領域の特徴を表したり物体の形状を表す特徴量を算出したものである。一例として、ＳＩＦＴ（Ｓｃａｌｅ−Ｉｎｖａｒｉａｎｔ Ｆｅａｔｕｒｅ Ｔｒａｎｓｆｏｒｍ）やＳＵＲＦ（Ｓｐｅｅｄｅｄ Ｕｐ Ｒｏｂｕｓｔ Ｆｅａｔｕｒｅｓ）やＨＯＧ（Ｈｉｓｔｏｇｒａｍｓ ｏｆ Ｏｒｉｅｎｔｅｄ Ｇｒａｄｉｅｎｔｓ）等の特徴量がある。

顔情報は、顔検出技術等を用い、画像内の顔や人や物体等の被写体オブジェクトを認識可能にする特異な特徴量から、算出した顔の有無および数などを表す情報である。

その他の情報としては、画像認識による、人の顔の大きさ、服装の色や形状、人物検出、車検出、犬や猫などのペット検出、動画の時系列的な動きやシーンについての解析情報、コンテンツ群における全般的、又は部分的な光景や構図、音楽のメロディー等についての解析情報などがある。

図５は、本実施の形態に係る解析メタデータ情報の一例を示す図である。図５に示すように、解析メタデータ情報は、コンテンツ番号、カラー、エッジ、局所（ベクトル情報）、顔、顔数、シーン、音特徴、曲調などを含む。

解析メタデータ情報は、後述の属性情報抽出手段２など自装置内で生成されてもよいし、他の装置などにより抽出されたものであってもよい。解析メタデータ情報を自装置内で生成する場合、そのタイミングは、コンテンツのローカルデータ蓄積部１への蓄積時など適時に行うものとする。

属性情報抽出手段２は、ローカルデータ蓄積部１に蓄積されているコンテンツ群、及び属性情報を取得し、イベントテーマ決定手段３に出力する。また、属性情報抽出手段２は、上述のように必要に応じて適時に、コンテンツ群を解析して解析メタデータ情報を生成し、ローカルデータ蓄積部１に記録する。

イベントテーマ決定手段３は、属性情報抽出手段２により取得された属性情報に基づいてイベントテーマを決定する。ここでイベントテーマとは、上述のイベントに対応するものであり、コンテンツ群に共通する概念を抽出したものである。例えば、コンテンツ群が、パーティのイベント時に撮影された画像群である場合には、このコンテンツ群に係るイベントテーマは、パーティであると決定する。イベントテーマには、具体例として、パーティー、旅行、結婚式、運動会、ピクニック、又は入学式などがある。

なお、イベントテーマは、コンテンツ群に対し１つのイベントテーマを決定するが、コンテンツ群中に、パーティーに係るコンテンツのグループと、旅行に係るコンテンツのグループとが混在しているように、コンテンツ群中に複数のイベントに係るコンテンツ群（以下、グループ毎のコンテンツ群をサブコンテンツ群という。）が混在する場合には、グループ毎にイベントテーマを決定する。以下では、テンプレート生成の対象とするコンテンツ群及びサブコンテンツ群を、総称して対象コンテンツ群という。

イベントテーマ決定手段３は、一例として、属性情報を、利用メタデータ情報、機器メタデータ情報、解析メタデータ情報の順に用いてイベントテーマを決定する。イベントテーマの決定方法を以下に示す。

（１）利用メタデータ情報に示されるイベント名を、そのままイベントテーマとする。

（２）利用メタデータ情報から、イベントテーマを決定できなかった場合、機器メタデータ情報に示される緯度経度情報や時間情報をコンテンツ群単位で統計量として算出し、算出結果に応じたイベントテーマを決定する。例えば、時間情報が「春」を表し、緯度経度情報が「万博記念公園」の存在する位置を表している場合に、イベントテーマを「春の万博記念公園」と決定する。この場合に、緯度経度情報と、「万博記念公園」などランドマーク名との対応は、予めデータベースとして保持しているものとする。また、この時間情報及び場所情報の組み合わせと、イベントテーマとの対応は、予め記憶されているものとする。

（３）機器メタデータ情報から、イベントテーマを決定できなかった場合、解析メタデータ情報からコンテンツ群単位の統計量として得られるシーンをそのままイベントテーマに用いる。例えば、解析メタデータ情報からシーンとして「屋内」や「水辺」という情報が得られた場合にイベントテーマを「屋内」、或いは「水辺」とする。また、シーンとして、「屋内」かつ「主要な人物が５人（顔数が５人分存在）」と得られた場合、イベントテーマを「ホームパーティ」とする。なお、これらのシーンを示す情報とイベントテーマとの対応関係は、予め記憶されているものとする。

なお、上記（１）〜（３）の決定手法は、あくまで一例であり、イベントテーマを決定する方法をこれに限定されるものではない。

利用メタデータ情報、機器メタデータ情報、解析メタデータ情報は、イベントテーマの決定さえできれば、いずれを用いてもよいし、組み合わせて利用してもよい。

組み合わせの具体例として、利用メタデータ情報に含まれる登場人物が家族のみであることを示し、機器メタデータ情報に含まれる場所が「公園」を示し、解析メタデータ情報に含まれるシーンが「ピクニック」を示していれば、これらを組み合わせて、イベントテーマを「家族で公園ピクニック」と決定する。

ここで、イベントテーマ決定手段３は、イベントテーマを決定するために、機器メタデータ情報、解析メタデータ情報、利用メタデータ情報又はこれらの組合せと、イベントテーマとの対応を示すイベントテーマ決定表を蓄積しておくことものとする。

デザイン種別決定手段４は、対象コンテンツ群の属性情報に基づいてデザイン種別を決定する。

図６は、デザイン種別決定手段４の構成を示すブロック図である。

図７は、デザイン種別決定手段４が決定するベースデザイン情報及びデコパーツデザイン情報の一例を示す。

デザイン種別決定手段４は、図６に示すように、利用コンテンツ単位決定手段４１と、ベース決定手段４２と、デコパーツ決定手段４３とから構成されている。

利用コンテンツ単位決定手段４１は、属性情報を用いて、テンプレートを生成する単位であるコンテンツ単位を決定する。このコンテンツ単位は、対象となるコンテンツ群全てであってもよいし、サブコンテンツ群であってもよいし、サブコンテンツ群の一部（スライド毎）であってもよい。また、ユーザ入力によりユーザがコンテンツ単位を指定してもよい。また、複数のコンテンツ単位を決定できる場合には、このうちの１つを用いてもよいし、複数のコンテンツ単位を併用することとしてもよい。

本実施の形態では、コンテンツ単位は、一例としてサブコンテンツ群とする。

ベース決定手段４２は、利用コンテンツ単位決定手段４１で決定されたコンテンツ単位について、テンプレートの基本的な外観（色、模様など）を示す上述したベースを決定し、決定したベースを示すベースデザイン情報を保持する。

ベース決定手段４２は、各イベントテーマについて、予め、ベースを保持している。

図７に、イベントテーマがパーティ、ピクニック、スキー旅行のそれぞれである場合のベースを模式的に示す。

イベントテーマがパーティの場合のベースには、模様（地模様、ベース模様）として、例えば、三角帽、プレゼント、ケーキの模様（パーティ用模様）が配されている。イベントテーマがピクニックの場合、ベースには、例えば、木々の模様（ピクニック用模様）が配されている。イベントテーマが旅行の場合、ベースには、例えば、風景を描いた模様（旅行用模様）が配されている。イベントテーマがスキー旅行の場合、ベースには、例えば、雪の結晶を模式的に示す模様（スキー旅行用模様）が配されている。図示した以外にも、例えば、イベントテーマが公園ピクニックの場合、公園の遊具や芝生やピクニック用具などを模様とするなど、各イベントテーマに応じ、イベントテーマ毎の模様をベースの模様として保持しているものとする。

図８は、ベース決定処理を示すフローチャートである。

ベース決定手段４２は、イベントテーマがパーティである場合（Ｓ１０１：パーティ）、ベース模様としてパーティ用模様を選出し（Ｓ１０２）、イベントテーマがスキー旅行である場合（Ｓ１０１：スキー旅行）、ベース模様としてスキー旅行用模様を選出する（Ｓ１０３）。また、他のイベントテーマについても同様に、他のイベントテーマ用の模様を選出することになる。次に、ベース決定手段４２は、ベースの背景色として、対象コンテンツ群全体の色の補色を選択する（Ｓ１０４）。補色を用いることで、対象コンテンツ群がテンプレートに配置されたときに、対象コンテンツ群が引き立って見えるためである。次に、ベース決定手段４２は、属性情報が示す時刻が昼間である場合（Ｓ１０５：昼間）である場合、ベース背景色の明度を所定量上げる処理を行い、（Ｓ１０６）、時刻が夜間である場合（Ｓ１０５：夜間）、ベース背景色の明度を所定量下げる処理を行う（Ｓ１０７）。これにより、コンテンツのおおよその撮影時刻がテンプレートに反映され、テンプレートの多様化に資するためである。以上の処理により、ベースが決定する。

ここで、ベース決定手段４２が行うベースの決定手法について、上述の例に限定するものでは無く、ベースとして、テンプレートの基本的な外観が、属性情報に基づいて動的に決定されるよう構成されていればよい。

デコパーツ決定手段４３は、利用コンテンツ単位決定手段４１で決定されたコンテンツ単位について、デコパーツを決定し、決定したデコパーツを示すデコパーツデザイン情報を保持する。

図７には、イベントテーマが、パーティ、ピクニック、スキー旅行のそれぞれである場合に用いられる、デコパーツの一例を模式的に示している。

例えば、イベントテーマがパーティの場合のデコパーツは、ケーキ、風船、小物（クラッカー、パーティ巻笛）などを表す装飾用の小画像である。また、イベントテーマがピクニックの場合、デコパーツは、２種類のバスケットなどを表す装飾用の小画像であり、イベントテーマが旅行の場合、デコパーツは、新幹線、飛行機、旅行用バッグなどのを表す装飾用の小画像であり、イベントテーマがスキー旅行の場合、デコパーツは、２種類のスキー用具などを表す装飾用の小画像である。また、デコパーツには、イベントテーマによらず、コンテンツ中に笑顔の被写体が写っている場合に選択するニコちゃんマークのデコパーツや、コンテンツ中に東京タワーが被写体として写っている場合に選択する東京タワーを示すデコパーツ、コンテンツ中に雪が写っている場合に選択する雪の結晶マークを表すデコパーツ、コンテンツが朝に撮影されたものである場合に選択する朝日を模したデコパーツなども含まれる。また、上述のバスケットなど同一のものを表すデコーパーツを２種類以上保持している場合には、ランダムにいずれかのデコパーツを選択して使用してもよいし、被写体（ここでは、バスケット）に色、形状などが似ているデコパーツを使用することとしてもよい。

本実施の形態では、デコパーツ決定手段４２は、各デコパーツに対応する物体が、コンテンツ中に表れている場合に、そのデコパーツをテンプレートに配置するものとして選出するものとする。

図９は、デコパーツの決定処理を示すフローチャートである。

デコパーツ決定手段４２は、コンテンツ中にケーキが表示されているか否かを判定し（Ｓ１１１）、表示されている場合（Ｓ１１１：ＹＥＳ）、ケーキのデコパーツを選出し（Ｓ１１２）、表示されていない場合（Ｓ１１１：ＮＯ）、ケーキのデコパーツを選出しない。

次に、コンテンツ中に風船が表示されているか否かを判定し（Ｓ１１３）、表示されている場合（Ｓ１１３：ＹＥＳ）、風船のデコパーツを選出する（Ｓ１１４）。

また、コンテンツ中に東京タワーが表示されているか否かを判定し（Ｓ１１５）、表示されている場合（Ｓ１１５：ＹＥＳ）、東京タワーのデコパーツを選出する（Ｓ１１６）。

また、ケーキ、風船、東京タワーのデコパーツ以外についても同様に、コンテンツ中にそのデコパーツに係る被写体が表れている場合に、そのデコパーツを選出するものとする。

ここで、デコパーツの個数については、予め１スライドに配置する個数を定めていてよく、この場合、定めた個数分のデコパーツが選出されると、デコパーツの選出処理を終了する。また、上記フローチャートでは、必ずケーキのデコパーツの選出についての判断から開始しているが、これに限るものではない。各デコパーツの選出についての判断の順序をランダムに変更することとしてもよい。また、イベントがパーティの場合には、ケーキのデコパーツが選出される可能性が経験的に高いと分かっている場合など、イベントと選出可能性の相関が既知の場合に、選出可能性の高いデコパーツについての判断から先に行うこととしてもよい。また、予めイベントテーマ、属性情報、又はこれらの組合せと、選出するデコパーツとを対応づけておき、各イベントテーマ毎に、画像の内容とは無関係にその対応するデコパーツを選出することとしてもよい。例えば、イベントテーマが「パーティ」の場合、ケーキや、ろうそくを表すデコパーツを必ず選出し、また、属性情報のうちの時間情報が昼食時近辺を示す場合に、ご飯を表すデコパーツを必ず選出し、イベントテーマが「ピクニック」で、属性情報のうち時間情報が昼食時近辺を示す場合に、サンドイッチ等を示すお弁当デコパーツを選出する。

以上のように、デコパーツを選出することにより、対象コンテンツ群の内容に応じ、イベントテーマ単位に定めるよりも詳細に多様なデコパーツを選出することができる。

なお、デコパーツ決定手段４３が行うデコパーツの決定手法について、上記に限るものではなく、デコパーツとして、ベースの上に配置される装飾のためのパーツが、属性情報に基づいて決定できればよい。

選択指標種別決定手段５は、属性情報に基づき、上述のようにテンプレートの内容面について規定する選択指標種別を決定する。

図１０は、選択指標種別決定手段５の構成を示すブロック図である。

図１１は、レイアウト枠情報により示されるレイアウト枠と、クエリ情報により示されるクエリの一例を概念的に示す図である。

選択指標種別決定手段５は、図１０に示すように、利用コンテンツ構成決定手段５１と、上述のレイアウト枠を決定するレイアウト決定手段５２と、上述のクエリを決定するクエリ決定手段５３とから構成されている。

利用コンテンツ構成決定手段５１は、属性情報を用いて、選択指標種別を決定する単位であるコンテンツ構成を決定する。利用コンテンツ構成決定手段５１は、コンテンツ構成を、撮影方法、撮影内容などから決定する。このコンテンツ構成は、対象となるコンテンツ群全てであってもよいし、サブコンテンツ群であってもよいし、サブコンテンツ群の一部（スライド毎など）であってもよい。また、ユーザ入力によりユーザがコンテンツ構成を指定してもよい。また、複数のコンテンツ構成を決定できる場合には、このうちの１つを用いてもよいし、複数のコンテンツ構成を併用することとしてもよい。本実施の形態では、コンテンツ構成は、一例としてサブコンテンツ群とする。

また、コンテンツ構成として、上述した利用コンテンツ単位決定手段４１により決定されたコンテンツ単位と同様の単位（構成）を用いることとしてもよい。この場合には、利用コンテンツ構成決定手段５１を、例えば利用コンテンツ単位決定手段４１に統合することとしてもよい。

レイアウト決定手段５２は、利用コンテンツ構成決定手段５１により決定されたコンテンツ構成に基づき上述のレイアウト枠を決定する。

クエリ決定手段５３は、利用コンテンツ構成決定手段５１で決定されたコンテンツ構成についてクエリを決定する。

図１２は、選択指標種別の決定処理を示すフローチャートである。

本実施の形態では、属性情報に基づき、対象コンテンツ群のイベントテーマ毎に選択指標種別を決定している。

まず、利用コンテンツ単位決定手段４１が、コンテンツ構成を決定すると、そのコンテンツ構成に係るイベントテーマによって、イベントテーマ毎の選択指標種別決定処理を切り替える（Ｓ２０１、Ｓ２０２、Ｓ２０３、・・・）。

図１３は、イベントテーマがパーティ用であった場合（Ｓ２０１：パーティ）に実行するパーティ用選択指標種別決定処理を示すフローチャートである。

まず、レイアウト決定手段５２は、対象コンテンツ群からパーティの主役が被写体となっているコンテンツを選出する（Ｓ３０１）。次に、レイアウト決定手段５２は、パーティの主役以外の他の参加者個々が被写体のコンテンツを選出する（Ｓ３０２）。そして、主役を含むパーティへの参加者の人数を特定する（Ｓ３０３）。また、参加者の集合写真の有無を判定する（Ｓ３０４）。

そして、レイアウト決定手段５２は、参加者の人数と、集合写真の有無に応じて、１スライド当たりの枠数、配置を決定する（Ｓ３０５）。ここで、本実施の形態では、１スライド当たりの枠数は、例えば、最大５個などと決めているものとする。また、枠は、スライドの中央及び四隅に配するものとする。レイアウト決定手段５２は、参加者の人数分の枠と、集合写真がある場合には集合写真を配する枠とを確保するように枠数、スライド数、及び枠の配置と決定する。最初のスライドは、中央の枠が他の枠より大きく、主役が被写体となっているコンテンツをその中央の枠に配置する。最終のスライドの中央の枠も集合写真を配するために大きい枠とする。また、他のスライドは、中央の枠と、四隅の枠の大きさに差がないこととする。

次に、クエリ決定手段５３は、最初のスライドの中央の枠に、主役が被写体のコンテンツを割り当て（Ｓ３０６）、さらに、主役以外の参加者を各枠に割り当て（Ｓ３０７）、集合写真を最後のスライドの中央の枠に割り当てる（Ｓ３０８）クエリを選出する。

図１４は、イベントテーマが旅行であった場合（Ｓ２０１：旅行）に実行する旅行用選択指標種別決定処理を示すフローチャートである。

まず、レイアウト決定手段５２は、対象コンテンツ群が景色重視か、人物重視かを判定する（Ｓ４０１）。ここでは、対象コンテンツ群に含まれるコンテンツのうち、所定割合以上のものに人物が映っている場合に人物重視と判定し、人物が映っているコンテンツが所定割合未満の場合に景色重視と判断する。

景色重視の場合（Ｓ４０１：景色重視）、レイアウト決定手段５２は、中央の枠が他の枠より大きいＮ×Ｎ個の枠を配置するレイアウト枠を生成する。ここで、Ｎは、ランダムな奇数とする。そして、クエリ決定手段５３は、中央の枠に、主な被写体が人物であるコンテンツを割り当てて（Ｓ４０３）、残りの枠に対し、風景を撮影したコンテンツを割り当てる（Ｓ４０４）クエリを選出する。

また、コンテンツ群が人物重視であった場合（Ｓ４０１：人物重視）、レイアウト決定手段５２は、Ｎ×Ｎ個の大きさが均等な枠を配置するレイアウト枠を生成する（Ｓ４０５）。そして、各枠に主な被写体が人物であるコンテンツを割り当てる（Ｓ４０６）。１つのスライドに配置できない場合、複数のスライドに分けてコンテンツを割り当てていく。次いで、主に風景が撮影されているコンテンツを各枠に割り当てる（Ｓ４０７）クエリを生成する。

以上、パーティ用、旅行用の選択指標種別決定処理について説明したが、他のイベントについても、同様に、属性情報に基づき、テンプレートの内容面について規定する選択指標種別を決定するものとする。

以上のように、属性情報に基づき、テンプレートの内容面について規定する選択指標種別を動的に決定するので、イベントテーマ単位に定めるよりも詳細に多様な選択指標種別、ひいてはテンプレートを決定することができる。

なお、レイアウト決定手段５２が行うレイアウト枠の決定手法について、以下に変形例を列挙するが、レイアウト枠の決定手法をこれらに限定するものでは無い。

（１）イベントテーマの有無によらず、コンテンツ構成に含まれるコンテンツの数や、コンテンツ構成にコンテンツの主要な人物の数に従って、レイアウト枠を決定する。より具体的には、主要な人物が４人家族内の人物であれば、４つの窓が空いたレイアウト枠を選択する。各窓には、家族４人のそれぞれが配置されることになる。また、子供が写っている画像などのコンテンツを配置する窓は、他の窓より大きくする。また、撮影内容に合わせて、表示コンテンツに大小の差を付けたり、所定角度回転させたりするなどメリハリを付けて表示するレイアウトとしてもよい。

（２）イベントテーマに合うものを決定する。例えば、イベントテーマが「ホームパーティ」である場合に、人物、特にパーティの主役又はケーキを含み多人数でお祝いしている画像が大きく目立つよう配置されるレイアウトを採用する。さらに、ケーキや飾り付けを示すデコパーツを回転角を付けて付すレイアウトとする。これにより、ポップな感じを与えることができる。

（３）イベントテーマが「公園ピクニック」である場合、人物を中心としつつ、場所の変遷、風景が表示される同比率の表示枠を有するレイアウトを採用する。

ここで、いずれの決定手法でレイアウト枠を決定するかは、ユーザ入力によりユーザが所望する決定手法を指定することとしてもよいし、予め定められた順序で各決定手法を適用することとしてもよい。

また、ここで、クエリ決定手段５３が行うクエリの決定について、以下に変形例をを列挙するが、クエリの決定についてこれらに限定するものでは無い。クエリ決定手段５３により、属性情報に基づいてクエリが決定できさえすればよい。

（１）コンテンツが人物中心である場合に、中心人物の笑顔度の高い又は顔が大きく撮影されている画像を優先して選択するようクエリを決定する。

（２）各コンテンツが短い時間内に撮影されたものである場合、できるだけ撮影時刻同士の間隔が大きい画像の組合せを示すクエリを採用する。

（３）各イベントテーマに沿ったクエリを選択する。例えば、イベントテーマが「ホームパーティ」である場合、選択の優先度が１番高いものとしてパーティの主役が笑顔のもの、２番目に高いものとして参加者が大きく写っているもの、３番目に高いものとして集合写真を選択するクエリを選択する。このとき、クエリにおいて、ケーキが写っているコンテンツ又は食事中の光景を示すコンテンツも同時に選択するものとしてもよい。

（４）１スライド若しくは１つのシーンの中に、コンテンツ構成中のコンテンツに係る登場人物全員が写るようコンテンツを選出することを示すクエリを選択する。

（５）イベントテーマが「公園ピクニック」である場合に、（ａ）公園の風景と人物写真を同数だけ選択する、（ｂ）お昼時に撮影されたコンテンツであれば食事風景が優先的に選択される、（ｃ）移動シーンが多い場合に、背景や場所の変化点の写真が優先的に選択されるクエリを選出する。

ここで、いずれの決定手法でクエリを決定するかは、ユーザ入力によりユーザが所望する決定手法を指定することとしてもよいし、予め定められた順序で各決定手法を適用することとしてもよい。

さらに、レイアウト、クエリの決定については、以下のような例であってもよい。

例えば、旅行の様な数日に渡るコンテンツについて、１日単位で撮影内容が違う場合は、全体的なレイアウト、クエリの選び方をいろいろ変更して選択できる様に予め、選択し得る選択指標種別を示す選択指標種別決定表を複数保持しておくこととしてもよい。１日のうちに撮影されたコンテンツ群内において、撮影イベント単位毎にレイアウト枠情報を決定する等、撮影されたコンテンツ群の各構成に適した形式でレイアウトとクエリとを決定する構成としても良い。

また、コンテンツは写真だけではなく、同時に撮影された動画や付与されたコメントやＢＧＭとして聞いていた音楽もクエリとして保持して選択することとしてもよい。特に、音楽はイベントテーマやコンテンツ群の撮影内容に適する内容で選択することやコンテンツ群に適する範囲内で視聴時の気分に合わせて選択することとしてもよい。また、使用により適したテンプレートをインターネットからダウンロードして利用することとしてもよいし、新しいテンプレートを適宜外部のサーバ装置などから取得して蓄積しておくこととしてもよい。

視聴形式情報蓄積部７は、記憶媒体であり、再生可能な視聴形式を示す視聴形式情報を蓄積する。

視聴形式変換手段６は、デザイン種別決定手段４で決定されたデザインを示すデザイン種別と、選択指標種別決定手段５で決定された選択指標を示す選択指標種別とに基づいて、コンテンツ群を、テンプレートの規定内容に従って、所望の視聴形式へと変換する。

視聴形式変換手段６は、具体的には、デザイン種別に係るベースの上にデコパーツを配置し、選択指標種別に係るレイアウト枠に示される位置に、クエリにより規定されているコンテンツを配置して、プレゼンテーションコンテンツを生成する。そして、プレゼンテーションコンテンツ、及び視聴形式情報を視聴形式情報蓄積部７に蓄積する。生成されるプレゼンテーションコンテンツの種類は、視聴形式情報蓄積部７に蓄積されている視聴形式情報に従い選択するが、ユーザにより指定されることとしてもよい。
１．２．動作
以下に、上記のように構成されたプレゼンテーションコンテンツ生成装置による、プレゼンテーションコンテンツ生成処理の動作について説明する。

プレゼンテーションコンテンツ生成処理は、ユーザによる指示により、又は自動で適時に開始される。

図１５は、プレゼンテーションコンテンツ生成処理の手順を示すフローチャートである。

視聴形式変換処理では、まず、属性情報抽出手段２が、ローカルデータ蓄積部１から処理の対象となる対象コンテンツ群を取得する。そして、属性情報抽出手段２は、取得した対象コンテンツ群に基づき属性情報の抽出を行う（ステップＳ１）。

次に、イベントテーマ決定手段３が、属性情報を用いて対象コンテンツ群に対するイベントテーマを決定する（ステップＳ２）。

次に、デザイン種別決定手段４が、デザイン種別を決定する（ステップＳ３）。ここで、Ｓ３の詳細は、既に説明した図８のベース決定処理、及び図９のデコパーツ決定処理である。

また、選択指標種別決定手段５が、選択指標種別を決定する（ステップＳ４）。ここで、Ｓ４の詳細は、既に説明した図１２の選択指標種別決定処理である。

そして、視聴形式変換手段６が、デザイン種別決定手段４からデザイン種別、選択指標種別決定手段５から選択指標種別を取得する。次に、視聴形式変換手段６は、選択指標種別に基づき使用するコンテンツを決定し、デザイン種別により示されるベース、デコパーツ及び選択されたコンテンツをテンプレートの規定内容に従って視聴形式に変換してプレゼンテーションコンテンツを生成する（ステップＳ５）。

変換処理が終了すると、プレゼンテーションコンテンツ及び視聴形式情報を視聴形式情報蓄積部７に蓄積する処理を行う(ステップＳ６)。視聴形式情報が蓄積されると、様々なデバイス上で指定視聴形式のコンテンツ視聴が行える。

以上のように、本実施の形態のプレゼンテーションコンテンツ生成装置は、従来のように、一般的なイベントテーマに即してテンプレートを一意に選択し、そのテンプレートに沿って単調にコンテンツを選択し表示するのとは異なり、ユーザが保有するローカルデータ内に係る属性情報に応じてテンプレートのデザイン種別及び選択指標種別の選択決定処理を行う。よって、ユーザが保有するデータに応じた多様で多彩なテンプレート生成が可能となり、ユーザは保有データ（コンテンツ群）をより満足度の高い効果的な視聴形式で見て楽しむことができる。

図１６は、イベントテーマがパーティの場合に、上記のように生成されたテンプレートが適用され生成されたプレゼンテーションコンテンツの一例を示している。

２．実施の形態２
本実施の形態は、属性情報に対して、その属性情報の正確さを示す信頼性という要素を加味した点が実施の形態１と主に異なっている。

属性情報には、その種類により、情報自体の信頼性が高いと判断できるもの、低いと判断できるものがある。例えば、属性情報が時間情報の場合、時間情報の元はＥＸＩＦ情報であって撮影機器により自動的に付与された情報なので、その情報自体は正確である可能性が高いので、信頼性は高いとみなし得る。一方、属性情報がシーン判定等の解析メタデータ情報である場合、シーン判定の結果が正確でない可能性があり、属性情報の信頼性が低くい場合がある。解析の精度等の影響を受け得るためである。また、属性情報が利用メタデータ情報の場合、ユーザが意図的に付与した情報であるため、必ずしも正確な属性が付されるとは限らず、信頼性は低いと考えられる。

本実施の形態では、属性情報の信頼性に応じ、決定するイベントテーマの粒度や選択するテンプレートの粒度を変更する。
２．１．構成
以下、本実施の形態について、上述の実施形態とは異なっている点を中心に説明する。なお、以下の説明では、実施の形態１と同様の構成については同じ符号を付し、説明も省略する。

図１７は、本実施の形態に係る、属性情報の種類と、信頼性の有無の判定基準の一例を示す。

本実施の形態では、属性情報について、図中の「信頼性判定基準１」、「信頼性判定基準２」、・・・を満たす場合に、その属性情報は「信頼性基準」の欄に示す信頼性であると判断する。

例えば、図１７に示すように、属性情報が時間情報である場合、そのコンテンツに係るＥＸＩＦ情報に時間情報が存在しており（信頼性判定基準１）、ＥＸＩＦ情報中に撮影日が付与されていれば（信頼性判定基準２）、信頼性判定基準１及び２を満たすことになるので、その情報自体の信頼性は「信頼性基準」欄に示すように信頼性が高いと判定する。これは、信頼性判定基準を満たすことにより、その時間情報が、撮影機器により自動的に付与された機器メタデータ情報であると推定できることに起因する。一方、時間情報が付与されていたとしても、その時間情報がコンテンツに係る画像解析の結果得られたものであれば、その時間情報は、信頼性「低」あるいは信頼性「無」と判断されることとなる。

また、図１７に示すように、属性情報がシーン情報である場合、コンテンツ群における半数以上のコンテンツが同じシーンであると判定され（信頼性判定基準１）、属性情報に撮影シーン情報が付与済みである（信頼性判定基準２）場合に、「信頼性基準」を「中」と設定する。

なお、上述の信頼性判定基準及びその判定結果である信頼性基準は、一例であり、これに限るものではない。属性情報に基づき信頼性を付与し、また信頼性の区別ができるものであれば他の判断基準を用いてもよい。

図１８は、上述した信頼性基準に基づき定めるイベント例について説明するための図である。

図中の○印が付されている箇所は、「信頼性基準有」を示している。本実施の形態では、「信頼性基準有」は、上述の信頼性基準の判断結果が「高」「中」「低」の何れかであることを示すが、これに限るものではない。システム全体の仕様などに合致するよう設計することとしてよい。例えば、「信頼性基準有」を信頼性基準の判断結果が「高」「中」であるものとしてもよい。

イベント決定粒度は、イベント例の決定の粒度を示している。図１３の１行目を例にした場合、時間情報のみ「○」となっており、このときに季節イベントのみが特定できることを示す。時間情報の内容が「４月」「１０時〜１２時」などを示している場合に、イベントとして「春」や「春の半日」といった時間情報に関する粒度で決定する。

同様に、図１８の２行目を例にした場合、時間情報に加え、場所情報についても信頼性が「○」であるので、イベント決定粒度は、季節イベントに加え、場所イベントも特定できる粒度となる。

また、属性情報として時間情報と場所情報とシーン情報とが信頼性の有る場合には、イベントテーマとして、「公園ピクニック」や「湘南で海水浴」というような属性情報の組合せからイベントを決定する。

そして、決定されたイベントテーマに適するテンプレートが選択されることになる。

図１９は、同じコンテンツ群に対し、取得された属性情報の違いにより選択されるイベント、テンプレートが異なってくる場合の一例を示す。

例えば、コンテンツ群に関して、ユーザが入力により設定したイベントが「３月にスキー旅行」であったとする。

イベントテーマ決定手段３は、このコンテンツ群に対するイベントテーマを決定するために属性情報を参照する。属性情報のうち、信頼性の有るものが時間情報だけであり、時間情報が「春」を示しているとする。この場合、イベントテーマ決定手段３は、イベントテーマを「初春の芽吹き」であると決定する。この場合「初春の芽吹き」に対応するテンプレートが選出される。

また、属性情報のうち、信頼性の有るものが時間情報と場所情報であり、時間情報が「春」を示し、場所情報が「山」を示していれば、イベントテーマを「初春の山系」であると決定する。この場合「初春の山系」に対応するテンプレートが選出される。

また、属性情報のうち、信頼性の有るものが時間情報とシーン情報であり、時間情報が「初春」を示し、シーン情報が「雪」を示していれば、イベントテーマを「初春の雪系」であると決定する。この場合「初春の雪系」に対応するテンプレートが選出される。

このように、ユーザがイベント名を入力によりタグ付けしていた場合においても、イベントテーマ決定手段３が、解析メタデータ情報として得られた情報に従ってイベントテーマやテンプレートを変更し、使用して、コンテンツ群の属性により適したイベントテーマ、テンプレートが選択されるようにしてもよい。
２．２．動作
図２０は、本実施の形態に係るプレゼンテーションコンテンツ生成処理の手順を示したフローチャートである。

本実施の形態に係るテンプレート選択決定処理では、まず、ローカルデータ蓄積部１からコンテンツ群が取得され、属性情報抽出手段２で取得されたコンテンツ群の属性情報の抽出処理が行われる（ステップＳ１１）。

次に、抽出された属性情報のそれぞれについて、信頼性判定基準に基づく信頼性の有無の判定を行う（ステップＳ１２）。

次に、属性情報の内容及び信頼性の有無に応じてイベントテーマの抽出処理が行われる（ステップＳ１３)。

次に、デザイン種別決定手段４によりデザイン種別が決定され（ステップＳ１４）、選択指標種別決定手段５により選択指標種別が選択決定される（ステップＳ１５）。このステップＳ１４及びＳ１５では、結果的に選択されるデザイン種別及び選択指標種別の粒度は、属性情報の信頼性の有無により変化する。

そして、視聴形式変換手段６が、デザイン種別決定手段４からデザイン種別を取得し、選択指標種別決定手段５から選択指標種別を取得し、コンテンツ群に関する視聴形式変換処理（ステップＳ１６及びステップＳ１７）を行う。

以上のように、抽出された各属性情報の信頼性に応じてイベントテーマ、テンプレートを決定するので、コンテンツ群に適したデザイン種別や選択指標種別の選択して、コンテンツ群をより違和感の少ない視聴形式へ変換することができる。

３．実施の形態３
実施の形態３では、コンテンツ群を属性情報に基づいて一定のグループ単位（サブコンテンツ群）に分割し、その分割後のグループをさらに小さなグループに分割するというように、大きなグループから小さなグループへの分割を繰り返してコンテンツ群を階層構造化する。このコンテンツ群の階層化構造に対応して階層化されたテンプレートを生成し、使用してプレゼンテーションコンテンツを生成することで、ユーザにとって多様で飽きない視聴形式によるコンテンツ視聴を楽しむことが可能になる。
３．１．構成
以下、本実施の形態について、上述の実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、以下の説明では、上述の実施の形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明も省略する。

図２１は、本発明のプレゼンテーションコンテンツ生成装置の構成を示すブロック図である。

プレゼンテーションコンテンツ生成装置は、図２１に示すように、ローカルデータ蓄積部１、属性情報抽出手段２、イベントテーマ決定手段３、デザイン種別決定手段４、選択指標種別決定手段５、視聴形式変換手段６、視聴形式情報蓄積部７、及び階層情報抽出手段３００から構成されている。

階層情報抽出手段３００は、コンテンツ群を属性情報に基づきグループ（サブコンテンツ群）に分割し、その分割後のサブコンテンツ群をさらにグループに分割するというように、大きなグループから小さなグループへの分割を繰り返すことでコンテンツ群を階層構造化し、その階層化構造の情報を階層情報として抽出する。

このグループ化は、コンテンツ群を一定の単位（グループ）に分割できる基準に従って行う。

ここで、本実施の形態では、サブコンテンツ群について、イベントテーマ決定手段３が、コンテンツ群について行ったのと同様に、サブコンテンツ群に共通する概念を抽出したイベントテーマ（サブイベントテーマ）を決定する。

図２２は、階層情報抽出手段３００が行う階層化処理について示すフローチャートである。

図２３は、階層化されたグループに対応するテンプレート（ベース模様）について示す図である。

図２２に示すように、階層情報抽出手段３００は、まず、コンテンツ群を属性情報（イベント（大））毎のグループ（第１階層）に分類する（Ｓ５０１）。

第１階層のグループが旅行の場合（Ｓ５０１：旅行）、旅行バック、列車のベース模様が適用される。これは図２３のグループＧ１（旅行）のベース模様に相当する。

第１階層のグループがパーティの場合（Ｓ５０１：パーティ）、帽子、プレゼント、カクテルのベース模様が適用される。これは図２３のグループＧ２（パーティ）のベース模様に相当する。

次に、階層情報抽出手段３００は、第１階層のグループそれぞれを属性情報（小イベント）（第２階層）のグループに分類する（Ｓ５０３）。例えば、第２階層のグループが森林の場合（Ｓ５０３：森林）、第２階層の旅行バック、列車のベース模様に、木を模した模様を追加する（Ｓ５０４）。これは図２３のグループＧ１−１（森林）のベース模様に相当する。

第２階層のグループが温泉の場合（Ｓ５０３：温泉）、第１階層の旅行バック、列車のベース模様に、湯船を模した模様を追加する（Ｓ５３１）。これは図２３のグループＧ１−２（温泉）のベース模様に相当する。

さらに、階層情報抽出手段３００は、第２階層のグループそれぞれを属性情報（日時、時期）に基づきグループ（第３階層）に分類する（Ｓ５０５、Ｓ５３２・・・）。例えば、第３階層のグループが春の場合（Ｓ５０５：春）、第３階層のベース模様は、第２階層の旅行バック、列車、木のベース模様のうち、木を若葉風にしたものとする（Ｓ５０６）。これは図２３のグループＧ１−１−１（春）のベース模様に相当する。第３階層のグループが夏の場合（Ｓ５０５：夏）、第３階層のベース模様は、第２階層の旅行バック、列車、木のベース模様のうち、木を森林風にしたものとする（Ｓ５０７）。これは図２３のグループＧ１−１−２（夏）のベース模様に相当する。第３階層のグループが秋の場合（Ｓ５０５：秋）、第３階層のベース模様は、第２階層の旅行バック、列車、木のベース模様のうち、木を紅葉風にしたものとする（Ｓ５０８）。これは図１７のグループＧ１−１−３（秋）のベース模様に相当する。第３階層のグループが冬の場合（Ｓ５０５：冬）、第３階層のベース模様は、第２階層の旅行バック、列車、木のベース模様のうち、木を枯木風にしたものとする（Ｓ５０９）。これは図２３のグループＧ１−１−４（冬）のベース模様に相当する。

さらに、階層情報抽出手段３００は、第３階層のグループそれぞれを属性情報（場所）に基づきグループ（第４階層）に分類する（Ｓ５１０、Ｓ５３５・・・）。例えば、第４階層のグループが北海道の場合（Ｓ５１０：北海道）、第４階層のベース模様としては、第３階層のベース模様に熊を模した模様を追加する（Ｓ５１１）。これは図２３のグループＧ１−１−１−１（北海道）のベース模様に相当する。第４階層のグループが高野山の場合（Ｓ５１０：高野山）、第４階層のベース模様としては、第３階層のベース模様に高野山を模した模様を追加する（Ｓ５１２）。これは図１７のグループＧ１−１−１−２（高野山）のベース模様に相当する。第４階層のグループが滋賀の場合（Ｓ５１０：滋賀）、第４階層のベース模様としては、第３階層のベース模様に琵琶湖を模した模様を追加する（Ｓ５１３）。これは図２３のグループＧ１−１−１−３（琵琶湖）のベース模様に相当する。

さらに、階層情報抽出手段３００は、第４階層のグループそれぞれを属性情報（シーン）に基づきグループ（第５階層）に分類する（Ｓ５１４・・・）。例えば、第５階層のグループが公園の場合（Ｓ５１４：公園）、第５階層のベース模様としては、第４階層のベース模様に公園を模した模様を追加する（Ｓ５１５）。これは図２３のグループＧ１−１−１−１−１（公園）のベース模様に相当する。第５階層のグループが川釣りの場合（Ｓ５１４：川釣り）、第５階層のベース模様としては、第４階層のベース模様に川魚を模した模様を追加する（Ｓ５１６）。これは図２３のグループＧ１−１−１−１−２（川釣り）のベース模様に相当する。第５階層のグループが食事の場合（Ｓ５１４：食事）、第５階層のベース模様としては、第４階層のベース模様に食卓を模した模様を追加する（Ｓ５１７）。これは図１７のグループＧ１−１−１−１−３（食事）のベース模様に相当する。

Ｓ５３２からＳ５３６、その他の各階層のグループについても処理内容は、同様であるので、以降の説明は省略する。

以上のように、階層情報抽出手段３００がコンテンツ群を階層的にグループ化し、その各グループに適したテンプレートを使用することで、よりコンテンツ群の内容に適したテンプレートを使用できることとなる。

なお、各階層の各グループについて、上位階層のベース模様に模様の追加、変更を行うこととしているが、ベース模様の決定は、このような態様に限るものではない。各階層の各グループ毎に、固有のベース模様を規定しておくこととしてもよい。

また、グループ化の手法は、階層情報抽出手段３００により、属性情報に基づいてグループ化が行われば他の基準によりグループ化を行ってもよいのはもちろんである。例えば、以下に列記するような基準を採用してグループ化を行うものとしてもよい。
（１）機器メタデータ情報に記載の撮影時刻を参照し、撮影時刻が所定の時間幅内のコンテンツをグループ化する。
（２）解析メタデータ情報の撮影地を参照し、撮影地が一定距離内である画像をグループ化する。
（３）機器メタデータ情報のＧＰＳ情報が、公園などのある敷地内を示している画像をグループ化する。
（４）時間情報と場所情報を合わせて撮影イベント単位を判定し、同一の撮影イベント単位のコンテンツをグループ化する。これについては、例えばＭｏｒ Ｎａａｍａｎ ｅｔｃ著の「Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｏｒｇａｎｉｚａｔｉｏｎ ｆｏｒ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｓ ｗｉｔｈ Ｇｅｏｇｒａｐｈｉｃ Ｃｏｏｒｄｉｎａｔｅｓ」（ｔｈｅ ４ｔｈ ＡＣＭ／ＩＥＥＥ−ＣＳ ｊｏｉｎｔ ｃｏｎｆ． ｏｎ Ｄｉｇｉｔａｌ ｌｉｂｒａｒｉｅｓ， ｐｐ． ５３−６２， ２００４）に詳細が記載されている。
（５）解析メタデータ情報を利用して、撮影画像間における検出された顔の類似度や人物情報である人数や服装等の類似度が一定値以上近似している場合にグループ化する。
（６）撮影時のカメラの撮影モード情報や各種撮影時のカメラパラメータ等の情報が撮影画像間で一定値以上近似している場合にグループ化する。
（７）ユーザにより付与された撮影イベント名でグループ化する。

また、上記のように階層化、グループ化したテンプレートについては、プレゼンテーションコンテンツにおいて、テンプレート相互に関係を有する構造とすることができる。

図２４（Ａ）〜（Ｃ）は、階層構造化されたコンテンツ群に対応するテンプレートの３種類の適用例を示す図である。

図２４（Ａ）は、グループ間でデザインが遷移するテンプレートの一例を示す。

図２４（Ａ）の例では、自然風景のある公園でピクニックに一日居た場合に撮影されたコンテンツ群についての、グループ間遷移のストーリ性を考慮したテンプレートセットの一例である。このようなテンプレートセットを生成することで、ユーザがコンテンツを撮影した際の時間の変化を表現することができる。

図２４（Ａ）の上覧の場合、同じ背景であるが、朝昼晩で色彩等（特に、ベースの背景色）が変化することでコンテンツの撮影時間の変化がユーザに認識できるようなテンプレートセットを生成している。

図２４（Ａ）の下欄の場合、ユーザの行動に伴い、まずユーザが遊んだ公園に関するもの、公園で遊んだ後に行った川釣りに関するもの、その後の食事に関するものというようにテンプレートが変化する。

図２４（Ｂ）は、階層構造を持つテンプレートの一例を示す。

コンテンツ自体が階層構造を持っている場合、それぞれの階層のグループ単位でテンプレートを準備することで階層構造を持つテンプレートセットにすることができる。

上位階層のテンプレートになるほど下位階層のテンプレートの要約となっており、上位階層を視聴した後で詳細情報を下位階層で確認するといったユーザが興味のある箇所又は視聴する時間に応じて利用するテンプレートを行き来することが可能となる。

図２４（Ｂ）の階層１のスライドにおける矢印の末端に係る枠中にコンテンツが表示され、例えばユーザがこの矢印の末端に係るコンテンツを指定することで、階層２の矢印の先端が指し示すスライドを画面表示するよう遷移する。この遷移した先の階層２のスライドには、階層１のスライドにおける矢印の末端に係る枠中のコンテンツに関連するコンテンツが配置されている。

図２４（Ｃ）は、複数のグループで、何らかの関連性を有するコンテンツのペアを持ち合うよう構成されたグループ間画像ペア生成テンプレートの一例を示す。

各グループにおける同一人物の画像、同一背景の画像、同一被写体の画像といった共通項目に該当するコンテンツのペアを選出し、グループ間でテンプレートが変化する場合の遷移時に、変化前のテンプレートと、変化後のテンプレートとのそれぞれに、そのコンテンツペアを表示する。

図２４（Ｃ）の例では、両矢印で指し示された２つの太線枠に、コンテンツペアが配置されることになる。

これにより、各グループ間の共通項目を視認しながらグループ間の遷移が行われるのでユーザは、内容を理解しつつスムーズに、プレゼンテーションコンテンツのスライドの視聴を進めていくことができる。

なお、階層構造を利用することで各コンテンツ群のグループ間遷移や変化を表すストーリ性のあるテンプレートセットであれば、その種別は問わない。
３．２．動作
図２５は、本実施の形態に係るプレゼンテーションコンテンツ生成処理を示すフローチャートである。

まず、属性情報抽出手段２が、ローカルデータ蓄積部１から対象コンテンツ群を取得する。次に、属性情報抽出手段２が、対象コンテンツ群の属性情報を抽出する（ステップＳ２１）。

次に、階層情報抽出手段３００が、抽出された属性情報を用いてコンテンツ群を一定グループ単位で階層化し、その階層構造化の情報を生成する（ステップＳ２２）。

そして、各階層の属性情報に基づいて各階層のイベントテーマの抽出処理が行われる（ステップＳ２３)。

次に、デザイン種別決定手段４が、視聴形式を規定するテンプレートの外観を規定するデザイン種別を決定する（ステップＳ２４）。
そして、選択指標種別決定手段５が、テンプレートの内容を規定する選択指標種別を決定する（ステップＳ２５）。

そして、視聴形式変換手段６が、デザイン種別決定手段４からデザイン種別を取得し、選択指標種別決定手段５から選択指標種別を取得し、対象コンテンツ群に関する視聴形式変換処理（ステップＳ２６及びステップＳ２７）を行う。

以上のように、コンテンツ群を一定のグループ単位で分割した後に階層化構造を抽出し、その階層化されたコンテンツ群単位の属性情報に基づいてストーリ性のあるテンプレートのデザイン種別及び選択指標種別の選択決定処理を行うため、ユーザが保有するデータに対してよりストーリ性のある多様で多彩なテンプレート選択が可能となり、ユーザは保有データをより満足度の高い効果的な視聴形式で見て楽しむことができる。

４．実施の形態４
実施の形態４では、コンテンツ群及び属性情報に基づき、自装置において後に他のプレゼンテーションコンテンツを生成する際に用いるためのデコパーツ、デザインを示すデザイン種別や、選択指標種別を生成し保持する。

以下、実施の形態４について図面を参照しながら説明する。
４．１．構成
図２６は、本実施の形態に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置の構成を示すブロック図である。

プレゼンテーションコンテンツ生成装置は、図２６に示すように、ローカルデータ蓄積部１、属性情報抽出手段２、イベントテーマ決定手段３、デザイン種別決定手段４、選択指標種別決定手段５、視聴形式変換手段６、視聴形式情報蓄積部７、テンプレート情報生成手段４００、及び生成テンプレート情報蓄積部４０１から構成されている。

テンプレート情報生成手段４００は、ローカルデータ蓄積部１に蓄積しているコンテンツ群及び属性情報に基づき、自装置において後に他のプレゼンテーションコンテンツを生成する際に用いるためのデコパーツ、デザインを示すデザイン種別や、選択指標種別を生成し、生成テンプレート情報蓄積部４０１に保持する。

デザイン種別の生成手法の一例としては、コンテンツに表れている笑顔の主役の利用、同様のシーンの利用、集合写真の利用などが考えられる。

図２７は、生成されるデザイン種別の一例を示す図である。

図２７の生成ベースデザイン情報は、以下の手法により生成されているが、これに限るものではない。
（１）ホームパーティの様なイベントを示すコンテンツ群から、主役人物の最も笑顔の写真や動画の１シーンを背景の色彩、模様の全部又は一部とする情報を生成する。また、一定の設定閾値以上の笑顔度の写真や動画の１シーンや、パーティーらしい華やかなシーンをデフォルメしたものをベースデザイン情報としてもよい。
（２）コンテンツ群に係るイベントがピクニックの場合に、ピクニックシーンであると判定されたコンテンツ群を用いて離散的にマッピングすることでベースデザイン情報を生成したり、既存のテンプレート情報に最も類似するコンテンツを示すベースデザイン情報を生成する。
（３）コンテンツ群に係るイベントがスキー旅行の場合に、スキー旅行であると判定されたコンテンツ群の中で、人体検出により人が多く写る集合写真を選択し、雪の結晶の様なデフォルメし、これらを表すベースデザイン情報を生成する。

また、人物が写らない背景シーン、料理シーンを利用したり、重要な人物が多く写っているシーンを選択してベースデザイン情報としてもよい。

また、デコパーツの生成は、一例として各コンテンツ内の特定被写体に注目して生成する。

図２７の生成デコパーツデザイン情報は、以下の手法により生成されているが、これに限るものではない。
（１）ホームパーティのイベントであった場合には、パーティの注目オブジェクトであるケーキやろうそくを自動的に認識し、又はユーザが指定することによってそのオブジェクトを抽出し、ホームパーティ関連のデコパーツ情報として生成する。
（２）ピクニックやスキー旅行においても同様にオブジェクトを抽出し、各イベント関連のデコパーツデザイン情報として生成する。ペットの様なユーザにとって重要と想定される被写体オブジェクトを予め登録しておくことで、その被写体オブジェクトのデコパーツを作成してもよい。また、予め登録されているデコパーツに最も類似するコンテンツをユーザ独自のデコパーツとして登録してもよい。

なお、これらの手法を組合せてもよいし、定義可能なイベント内容等に応じてベースデザイン情報やデコパーツデザイン情報を作成してもよい。

次に、選択指標種別について説明する。

図２８は、本実施の形態に係る選択指標種別の一例について説明するための図である。

生成レイアウト枠情報の生成については、例えば（１）各種イベント内容に応じてユーザが作成したレイアウトを示し、（２）ユーザの撮影方法においてあるイベントに連写写真が多い場合に、そのイベントでは連写写真を表示し、又は（３）あるイベントでよく撮影される構図が存在する場合にその構図を示すレイアウト枠情報を生成する。

また、生成クエリ情報の生成については、例えば（１）ホームパーティにおいて子供Ａが毎回登録されていたりよく撮影されている場合に、人物中心から子供Ａを中心に画像を選択し、（２）ピクニックには家族３人でよくお出掛けするユーザの場合に、人物と風景中心から家族３人を中心にコンテンツを選択し、又は（３）スキー旅行には友人ＸとＹの家族とよく一緒に行くユーザの場合に、人物と雪風景中心から友人ＸとＹの家族を中心にコンテンツ選択をするクエリ情報を生成する。

なお、これらの手法を組合せてもよいし、これら以外であっても、定義可能なイベント内容等に応じてレイアウト枠情報やクエリ情報を作成できる手法であればその手法を用いてもよい。

生成テンプレート情報蓄積部４０１は、記憶媒体であり、テンプレート情報生成手段４００で作成されるデザイン種別又は選択指標種別等の選択決定されるテンプレート情報を蓄積する。

テンプレートの生成は、ユーザが明示的にテンプレート情報として登録してもよいし、システムにより定義された一定の条件を満たした場合に、テンプレート情報生成手段により生成処理が開始されて、生成物が生成テンプレート情報蓄積部に蓄積されてもよい。

蓄積された生成テンプレートは、イベントテーマ決定手段３や、デザイン種別決定手段４や、選択指標種別決定手段５において、登録済みのテンプレート情報と同様の手法で使用できる。

以上のように、ユーザが保有するローカルデータ内の属性情報から登録されているテンプレートのみを選択するのではなく、ユーザのコンテンツ群および属性情報からデザイン種別や選択指標種別を生成することにより、既登録のテンプレートに加え、生成テンプレートをも用いることが出来るので、属性情報に適するテンプレートのデザイン種別及び選択指標種別の生成処理を行う際に、よりコンテンツ群に対し適合性が高く、多様、多彩なテンプレート選択が可能となる。よって、ユーザは保有データをより満足度の高い効果的な視聴形式で見て楽しむことができる。

５．実施の形態５
実施の形態５は、コンテンツ群における属性情報及びユーザによるフィードバックを利用することによって、各コンテンツ群により適したテンプレートを選択する点が上述の実施形態と異なる。
５．１．構成
以下、本実施の形態について、上述の実施形態とは異なっている点を中心に説明する。なお、以下の説明では、実施の形態１と同様の構成については同じ符号を付し、説明も省略する。

図２９は、本実施の形態に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置の構成を示すブロック図である。

図２９に示すように、プレゼンテーションコンテンツ生成装置は、ローカルデータ蓄積部１、属性情報抽出手段２、イベントテーマ決定手段３、デザイン種別決定手段４、選択指標種別決定手段５、視聴形式変換手段６、視聴形式情報蓄積部７、ユーザ操作入力手段５００、及びユーザ意図推定手段５０１から構成される。

ユーザ操作入力手段５００は、一例として、タッチパネルディスプレイ、マウス、キーボード又はリモコンなどの入力デバイスを備え、ローカルデータ蓄積部１に蓄積されているローカルデータに対して行われる選択や登録処理のためのユーザ操作の入力を受け付ける。ユーザ操作入力手段５００により、例えば、コンテンツ群の属性情報としての利用メタデータ情報の付与処理、テンプレートの選択、及び登録処理や変換された視聴形式に対するフィードバック処理の入力がなされる。

ユーザ意図推定手段５０１は、ユーザ操作入力手段５００により受け付けた入力に基づき、ユーザにより直接選択されたテンプレート又は登録されたテンプレートと、属性情報に基づいて選択されたテンプレートとの差分情報を抽出し、抽出された差分情報に基づいて属性情報に対するテンプレートの選択基準を更新する。

また、生成された視聴形式に対し、ユーザが望んだ視聴形式と異なるなどの否定的なフィードバックとしてテンプレートの再選択などを指示する入力がされた場合に、２番目の候補となるテンプレートの生成を行う。以後、ユーザの否定的なフィードバック（ネガティブ要素）に伴い複数回のテンプレート生成処理がされた場合には、これらのテンプレート生成の際に主に利用された属性情報を特定して抽出する。そして、その属性情報を含まないテンプレート、その属性情報と異なる属性情報に基づくテンプレート、又はその属性情報の内容と反対の性質を持つ属性情報に基づくテンプレートを生成し、その選択基準が適用されるように現在のテンプレート選択基準を更新する。

以上の構成により、ユーザが、選択されたテンプレート情報に基づいて変換された視聴形式でコンテンツを視聴した際に、ユーザの意図とは違う視聴形式であったためテンプレートの再選択が行われた場合に、ユーザ操作入力手段５００の入力情報を基に、ユーザ意図推定手段５０１で再選択を行ったユーザの意図を属性情報から推測し、より効率的にユーザ意図に合うテンプレート選択を行う。
５．２．動作
図３０は、本実施の形態に係るテンプレートの再帰的な決定処理を示すフローチャートである。

まず、ユーザの保有するコンテンツ群から属性情報に基づいてテンプレート生成処理が行われる（ステップＳ３１）。このステップＳ３１の処理は、実施の形態１におけるステップＳ１〜ステップＳ６に相当する。

次に、ユーザによってテンプレートの再生成処理が行われたかどうかの判定を行う（ステップＳ３２）。

ステップＳ３２の結果、再生成処理が行われた際には、前回生成したテンプレートの選択基準からユーザが気に入らなかったと推定されるネガティブ要素を抽出し（ステップＳ３３）、ネガティブ要素を含まない選択基準を作成する（ステップＳ３４）。

例えば、テンプレート生成処理において決定されたイベントが「春の北海道森林旅行」であり、その決定の際に利用した属性情報が「時間情報（春）」と「場所情報（北海道）」と「イベント（小）（森林）」「イベント（大）（旅行）」であった場合において、ユーザがそのテンプレートを気に入らず、ユーザ自ら生成しなおしたテンプレートが主に「イベント（小）（森林）」「イベント（大）（旅行）」を利用している場合には、次回以降の選択基準から「時間情報（春）」と「場所情報（北海道）」を外して、「イベント（小）（森林）」「イベント（大）（旅行）」を中心とした選択基準に設定変更する。

そして、再度ステップＳ３１が実行され、ユーザが再選択処理を行わなくなるまでステップＳ３３とステップＳ３４の処理を繰り返す。

ステップＳ３２の結果、再選択処理が行われない場合には、前回選択したテンプレートの選択基準をユーザが気に入ったと判断し、その選択基準である属性情報を持つコンテンツ群に対するテンプレートの選択基準を更新設定し（ステップＳ３５）、再帰的なテンプレートの生成理を終了する。

ここで、再生成処理が行われないか否かは、一例として、ユーザが視聴形式変換後のコンテンツを視聴後に１時間など一定時間内に再生成処理が行われないか否かにより判定してもよい。

なお、ユーザが気に入ったテンプレートを選択し登録した際には、抽出された属性情報と選択基準の優先度を高くし、その関係性に基づきテンプレートが選択され易くする等の処理構成としても良い。

また、特定のイベントといったイベントテーマの種類で一定回数以上、最初の選択テンプレートを選び直す場合においても、テンプレートの選択基準をユーザが気に入ったテンプレートの選択基準で更新し設定してもよい。

また、テンプレートを傾向別に選択可能であれば傾向の近いテンプレートを選択するように設定したりすることで、ユーザが選択したくないネガティブ要素の内容を限定していくことができるように選択基準の再設定を行うこととしてもよい。

以上のように、ユーザが保有するローカルデータ内の属性情報を利用してコンテンツ群に適するテンプレートを単に選択するのではなく、再帰的にユーザがテンプレートを選択し直した場合には、コンテンツの選択基準をユーザのフィードバック情報に応じて更新し再設定するので、ユーザの意図に合った選択基準でテンプレートのデザイン種別及び選択指標種別の選択決定処理を行うことができる。その結果、ユーザは、保有するコンテンツ（データ）に対しより効率的に多様で多彩なテンプレートが生成される。そして、ユーザは、保有データ（コンテンツ群）をより満足度の高い効果的な視聴形式で見て楽しむことができる。

６．変形例１
（１）上述の実施の形態においては、テンプレートの生成、記憶などプレゼンテーションコンテンツを生成する機能の全てをプレゼンテーションコンテンツ生成装置が有することとしていたが、これに限るものではない。プレゼンテーションコンテンツを生成する機能のうちの一部、例えば、テンプレートの生成、記憶機能の実行をクラウドコンピューティングを用いて行うこととしてもよい。

ここで、クラウド・コンピューティングとは、ネットワーク上に存在するサーバが提供するサービスを、それらのサーバ群を意識することなく利用できるコンピューティング形態を表す。

図３１は、テンプレートの生成機能をクラウド側に持たせた場合のシステムの構成を示す図である。

図３１に示すように、本変形例に係るシステムは、プレゼンテーションコンテンツ生成装置及び、テンプレート生成機能を提供するクラウドから構成される。

プレゼンテーションコンテンツ生成装置は、ローカルデータ蓄積部１、属性情報抽出手段２、イベントテーマ決定手段３、送信手段７０１、受信手段７０２、視聴形式変換手段６、及び視聴形式情報蓄積部７を含んで構成される。

上述の実施形態では、プレゼンテーションコンテンツ生成装置が有していたデザイン種別決定手段４が行っていた処理は、クラウド側のデザイン種別決定機能７１４が実行し、また、選択指標種別決定手段５が行っていた処理は、クラウド側の選択指標種別決定機能７１５が実行する。

この場合において、イベントテーマ決定手段３は、決定したイベントテーマを送信手段７０１を介してクラウド７１０に送信する。クラウド７１０の受信機能７１１は、受信したイベントテーマをデザイン種別決定機能７１４、選択指標種別決定機能７１５に送信する。デザイン種別決定機能７１４は、上述のデザイン種別決定手段４が行ったのと同様の処理を行ってデザイン種別を決定し、送信機能７１２に出力する。

また、選択指標種別決定機能７１５は、上述の選択指標種別決定手段５が行ったのと同様の処理を行って選択指標種別を決定し、送信機能７１２に出力する。

送信機能７１２が、デザイン種別と、選択指標種別とを受信手段７０２に送信する。

受信手段７０２は、送信機能７１２から受け取ったデザイン種別、選択指標種別を視聴形式変換手段６に対し出力する。

視聴形式変換手段６は、デザイン種別、選択指標種別を受信手段７０２から受け取っている以外は、実施の形態１におけるものと同様である。また視聴形式情報蓄積部７は、実施の形態１におけるものと同様である。

以上のような構成とすることにより、プレゼンテーションコンテンツ生成装置の負荷の一部をクラウド側に負担させ、負荷分散を図ることができる。

また、テンプレート、デコパーツなどをクラウド側の素材情報蓄積機能７１３に記憶させ、プレゼンテーションコンテンツ生成装置側から自由に取得、使用可能とする構成であってもよい。

この構成によれば、プレゼンテーションコンテンツ生成装置が備える記憶機能の全部又は一部をクラウドに負担させ、プレゼンテーションコンテンツ生成装置が備えるべき記憶容量を削減することができる。

また、大容量の記憶機能を備えるクラウド側で、大量のテンプレートなどを保存しておき、それをプレゼンテーションコンテンツ生成装置で使用できることとすることで、プレゼンテーションコンテンツ生成装置において、大量のテンプレートを扱うことができる。

さらには、視聴形式変換手段６で作成される視聴形式情報を、外部機器が備える視聴形式情報蓄積部７に蓄積するようにしてもよい。このとき、ローカルデータ蓄積部１を備える外部機器と視聴形式情報蓄積部７を備える外部機器とは、同一の機器であってもよいし、異なる機器としてもよい。
（２）上述の実施の形態では、コンテンツ群に含まれるコンテンツについては、テンプレートへの配置にあたり、形状、大きさの変更は行っていたが、色彩などの変更は行っていないが、これに限らず、テンプレートに配置するコンテンツについて、デジタルフィルタを適用した後に、テンプレートに配置することとしてもよい。

ここで、デジタルフィルタは、画像データを加工・補正するもので、フィルムカメラにおけるフィルターと同様の効果を施したり、モノクロームやセピア風の色調に変えるなどの効果を得るものである。

図３２は、本変形例に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置の構成を示す図である。

本変形例に係るプレゼンテーションコンテンツ生成装置は、デジタルフィルタ適用部６０１を備える点が、実施の形態１の場合と異なる。

デジタルフィルタ適用部６０１は、イベントテーマ決定手段４からイベントテーマを取得し、コンテンツの全部又は一部に対しイベントテーマに即したアートフィルタを施す。

そして、視聴形式変換手段６は、コンテンツをテンプレートに配置する際に、コンテンツの全部又は一部については、イベントテーマに即したデジタルフィルタが施されたものを配置する。

この構成により、よりコンテンツ群の内容に即すようにコンテンツが加工されるため、よりコンテンツ群の内容に即したプレゼンテーションコンテンツを生成することができる。

以下に、デジタルフィルタ及びその適用の例を列挙するが、デジタルフィルタをこれらに限定するものではない。
（ａ）イベントテーマ、又はデザイン種別それぞれについて、適用するデジタルフィルタを予め定めておき、イベントテーマ、又はデザイン種別に応じて適用する。
（ｂ）プレゼンテーションコンテンツの生成の際に、コンテンツ（画像データ）の内容に応じてデジタルフィルタを適用する。

例えば、画像に人や物が写っている場合、その人、物に対する焦点調整を行う。また、人が写っている場合に、顔を中心にぼかしを入れる。そして、人、物について輪郭強調する。自然風景の写真については、ジオラマ（情景模型）風にする。空や夕焼けなどが背景として写っている写真の場合には、その背景色を活かして、影になっている被写体を黒いシルエットで強調するよう。また、パーティなど活気のある光景が写っている画像については、色を強調してポップアート風にする。風景写真など落ち着いた光景が写っている画像について、モノクロ写真ならではのトーンで被写体をとらえ、わずかに色を載せて描き出すようなモノクローム風にする。

以上、デジタルフィルタの一例を列挙したが、デジタルフィルタはこれに制限されるものではなく、また、全てのプレゼンテーションコンテンツの多様化に資するデジタルフィルタであればよい。
（３）上記の実施の形態及び変形例にて説明したプレゼンテーションコンテンツ生成装置は、例えば、ＢＤ（Ｂｌｕ−ｒａｙ Ｄｉｓｃ）レコーダ等のＡＶ機器、パーソナルコンピュータ、およびサーバ端末などの据置き型端末、または、デジタルカメラや携帯電話などのモバイル型端末などとして実現することとしてよい。

さらに、上記の実施の形態及び変形例で説明した機能をネットワークサービスとして提供するサーバ装置とすることとしてもよい。
（４）また、上記の実施の形態で説明した手法の手順を記述したプログラムをメモリに記憶しておき、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）などがメモリからプログラムを読み出して、読み出したプログラムを実行することによって、上記の手法が実現されるようにしてもよい。

また、当該手法の手順を記述したプログラムをＤＶＤ等の記録媒体に格納して、頒布するようにしてもよい。また、当該手法の手順を記述したプログラムをインターネット等の伝送媒体を介して広く流通させてもよい。

上記の各実施の形態にかかる各構成は、集積回路であるＬＳＩ（Ｌａｒｇｅ Ｓｃａｌｅ Ｉｎｔｅｇｒａｔｉｏｎ）として実現されてもよい。これらは個別に１チップされてもよいし、一部又は全てを含むように１チップ化されてもよい。ここでは、ＬＳＩとしたが、集積度の違いにより、ＩＣ、システムＬＳＩ、スーパーＬＳＩ、ウルトラＬＳＩと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はＬＳＩに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。ＬＳＩ製造後に、プログラムすることが可能なＦＰＧＡ（Field Programmable Gate Array）や、ＬＳＩ内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。更には、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりＬＳＩに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。あるいは、これらの機能ブロックの演算は、例えば、ＤＳＰ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）やＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）などを用いて演算することとしてもよい。さらに、これらの処理ステップはプログラムとして記録媒体に記録して実行することで処理することとしてもよい。

７．変形例２
以下、更に本発明の一実施形態としてのプレゼンテーションコンテンツ生成装置の構成及びその変形例と効果について説明する。

本発明の一実施態様であるプレゼンテーションコンテンツ生成装置は、コンテンツ群から画像特徴を示す属性を抽出する抽出手段と、抽出された属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定するデザイン決定手段と、抽出された属性に基づき、テンプレートに配置するコンテンツを選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定する選択配置手段と、決定されたデザインを有するテンプレートに選択されたコンテンツを決定された配置位置に配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する生成手段とを備える。

また、前記抽出手段は、前記コンテンツ群を属性に基づき複数のグループに分類し、前記デザイン決定手段は、複数のグループのうち少なくとも１つについて、当該グループに分類されたコンテンツ群を構成するコンテンツの属性に基づきデザインを決定し、前記選択配置手段は、地模様及び色が決定されたテンプレートに配置するコンテンツを選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定し、前記生成手段は、デザインが決定されたテンプレートに、当該テンプレートに係るグループに含まれるコンテンツを配置してプレゼンテーションコンテンツを生成することとしてもよい。

この構成によれば、グループ毎に異なるテンプレートを動的に生成し、これらのテンプレートを適用した多様なプレゼンテーションコンテンツを生成することができる。

また、前記抽出手段は、前記分類において、前記グループに分類されたコンテンツ群を、さらに複数の下位のグループに分類し、前記生成手段は、前記プレゼンテーションコンテンツを生成する際に、上位階層のグループが同一である同階層のグループそれぞれに係るテンプレートが順に表示されるように生成することとしてもよい。

この構成によれば、階層的に分けられたグループ毎に異なるテンプレートを動的に生成し、上位階層のグループが同一である関連の深い同階層のグループに係るテンプレートが、グループ間の属性の変化をユーザが認識できる態様で順に表示されるプレゼンテーションコンテンツを生成することができる。

また、前記プレゼンテーションコンテンツ生成装置は、更に、表示されているコンテンツのいずれかを指定するユーザ操作を受け付ける受付手段を備え、前記生成手段は、前記プレゼンテーションコンテンツとして、第１のコンテンツを第１のテンプレートに配置し、第１のコンテンツと属性が共通する第２のコンテンツを第２のテンプレートに配置し、第１のテンプレートが表示されているときに前記受付手段が前記第１コンテンツを指定するユーザ操作を受け付けた場合に、第１テンプレートから第２テンプレートに表示を切り替えるプレゼンテーションコンテンツを生成することとしてもよい。

この構成によれば、ユーザが興味のあるテンプレート間をユーザ操作により簡易に行き来できる操作性の良いプレゼンテーションコンテンツを生成することができる。

また、前記デザイン決定手段は、デザインの決定を複数のグループについて行い、前記生成手段は、順に表示される２つのテンプレートそれぞれに、属性が共通するコンテンツを配置することとしてもよい。

この構成によれば、ユーザにとって、テンプレート間の遷移により生じる違和感の少ないプレゼンテーションコンテンツを生成することができる。

また、前記抽出手段は、各属性について、当該属性の正確さを示す信頼度を判断し、前記デザイン決定手段は、前記抽出された属性及びその信頼度に応じてデザインを変更し、前記選択配置手段は、前記抽出された属性及びその信頼度に応じて、テンプレートに配置するコンテンツの選択、及び選択したコンテンツの配置位置を変更することとしてもよい。

この構成によれば、属性情報の信頼性を反映してテンプレートを変化させたプレゼンテーションコンテンツを生成することができる。

また、前記抽出手段は、前記画像特徴として、各コンテンツに表れている物体又は背景に係る形状、模様若しくは色彩についての特徴を抽出することとしてもよい。

この構成によれば、コンテンツ群の外観により適したデザインや、コンテンツ群の全般的な外観及び局所的な外観に対して個別に適したデザインをテンプレートに使用することができ、コンテンツ群の外観特徴をより強くテンプレートに反映させることができる。

また、前記プレゼンテーションコンテンツ生成装置は、さらに、予め複数のテンプレートを保持する保持手段と、前記プレゼンテーションコンテンツの表示後に、前記複数のテンプレートのうちから１のテンプレートを選択するユーザ指示を受け付けるテンプレート受付手段とを備え、前記デザイン決定手段及び前記選択配置手段は、前記プレゼンテーションコンテンツに係るテンプレートの生成に用いられた属性のうち、前記ユーザ指示により選択されたテンプレートに係る属性と同じ属性を参照し、前記ユーザ指示により選択されたテンプレートに係る属性とは異なる属性を参照しないこととしてもよい。

この構成によれば、ユーザの好みをテンプレートに反映し、ユーザによる満足度の高いテンプレートを採用したプレゼンテーションコンテンツを生成することができる。

また、前記抽出手段は、さらに、前記コンテンツ群とは異なるコンテンツ群から属性を抽出し、前記デザイン決定手段は、さらに、前記決定したデザインの全部又は一部を保持しており、前記コンテンツ群とは異なるコンテンツ群についても、当該異なるコンテンツ群について抽出された属性に基づき、前記保持しているデザインの全部又は一部を再利用してデザインを決定することとしてもよい。

この構成によれば、ユーザに関連の深い画像、画像特徴をより反映したテンプレートを生成することができる。よって、ユーザはコンテンツ群をより満足度の高い効果的な視聴形式で楽しむことができる。

また、前記生成手段は、前記コンテンツの属性に応じたデジタルフィルタを保持しており、コンテンツをテンプレートに配置する際に、当該コンテンツの属性に応じたデジタルフィルタを施してから配置することとしてもよい。

この構成によれば、デジタルフィルタにより、コンテンツの属性により即した態様でコンテンツを表示することができるとともに、テンプレートとの親和性をより高めることができる。

本発明の一実施の態様であるプレゼンテーションコンテンツ生成方法は、コンテンツ群から画像特徴を示す属性を抽出する抽出ステップと、抽出された属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定するデザイン決定ステップと、抽出された属性に基づき、テンプレートに配置するコンテンツを選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定する選択配置ステップと、決定されたデザインを有するテンプレートに選択されたコンテンツを決定された配置位置に配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する生成ステップとを含む。

本発明の一実施の態様であるプレゼンテーションコンテンツ生成プログラムは、コンテンツ群から画像特徴を示す属性を抽出する抽出ステップと、抽出された属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定するデザイン決定ステップと、抽出された属性に基づき、テンプレートに配置するコンテンツを選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定する選択配置ステップと、決定されたデザインを有するテンプレートに選択されたコンテンツを決定された配置位置に配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する生成ステップとをコンピュータに実行させる。

本発明の一実施の態様である集積回路は、コンテンツ群から画像特徴を示す属性を抽出する抽出手段と、抽出された属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定するデザイン決定手段と、抽出された属性に基づき、テンプレートに配置するコンテンツを選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定する選択配置手段と、決定されたデザインを有するテンプレートに選択されたコンテンツを決定された配置位置に配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する生成手段とを備える。

この構成によれば、コンテンツ群の属性に即したテンプレートを動的に生成し、このテンプレートを適用した多様なプレゼンテーションコンテンツを生成することができる。従来のようにイベントテーマに対してテンプレートが一意に決まるのではなく、コンテンツの外観や内容に即したテンプレートが生成されるため、ユーザは、保有するコンテンツを多様な視聴形式により楽しむことができる。

本発明にかかるプレゼンテーションコンテンツ生成装置は、コンテンツ群を蓄積し、デジタルアルバムやスライドショーなどの形式で表示するＤＶＤ／ＢＤレコーダー、ＴＶ、パソコンやデータサーバーなどで動作するアプリケーション等に適用するのに好適である。

１ ローカルデータ蓄積部
２ 属性情報抽出手段
３ イベントテーマ決定手段
４ デザイン種別決定手段
５ 選択指標種別決定手段
６ 視聴形式変換手段
７ 視聴形式情報蓄積部
４１ 利用コンテンツ単位決定手段
４２ ベース決定手段
４３ デコパーツ決定手段
５１ 利用コンテンツ構成決定手段
５２ レイアウト決定手段
５３ クエリ決定手段
３００ 階層情報抽出手段
４００ テンプレート情報生成手段
４０１ 生成テンプレート情報蓄積部
５００ ユーザ操作入力手段
５０１ ユーザ意図推定手段

Claims (14)

1. コンテンツ群を構成するコンテンツの特徴を示す第１属性を各コンテンツから抽出し、抽出された第１属性に基づき、当該コンテンツ群に共通する概念を示す第２属性を抽出する抽出手段と、
   抽出された前記第２属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定するデザイン決定手段と、
   抽出された前記第１属性及び前記第２属性に基づき、テンプレートに配置するコンテンツを前記コンテンツ群から選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定する選択配置手段と、
   決定されたデザインを有するテンプレートに選択されたコンテンツを決定された配置位置に配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する生成手段と
   を備えることを特徴とするプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
2. 前記デザイン決定手段は、抽出された前記第１属性及び前記第２属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定する
   ことを特徴とする請求項１記載のプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
3. 前記抽出手段は、前記コンテンツ群を前記第１属性に基づき複数のグループに分類し、
   前記デザイン決定手段は、複数のグループのうち少なくとも１つについて、当該グループに分類されたコンテンツ群を構成するコンテンツの前記第１属性及び前記第２属性に基づきデザインを決定し、
   前記選択配置手段は、地模様及び色が決定されたテンプレートに配置するコンテンツを前記グループから選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定し、
   前記生成手段は、デザインが決定されたテンプレートに、当該テンプレートに係るグループに含まれるコンテンツを配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する
   ことを特徴とする請求項２記載のプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
4. 前記抽出手段は、前記分類において、前記グループに分類されたコンテンツ群を、さらに複数の下位のグループに分類し、
   前記生成手段は、前記プレゼンテーションコンテンツを生成する際に、上位階層のグループが同一である同階層のグループそれぞれに係るテンプレートが順に表示されるように生成する
   ことを特徴とする請求項３記載のプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
5. 前記プレゼンテーションコンテンツ生成装置は、更に、
   表示されているコンテンツのいずれかを指定するユーザ操作を受け付ける受付手段を備え、
   前記生成手段は、前記プレゼンテーションコンテンツとして、第１のコンテンツを第１のテンプレートに配置し、第１のコンテンツと前記第１属性が共通する第２のコンテンツを第２のテンプレートに配置し、第１のテンプレートが表示されているときに前記受付手段が前記第１コンテンツを指定するユーザ操作を受け付けた場合に、第１テンプレートから第２テンプレートに表示を切り替えるプレゼンテーションコンテンツを生成する
   ことを特徴とする請求項１記載のプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
6. 前記デザイン決定手段は、デザインの決定を複数のグループについて行い、
   前記生成手段は、順に表示される２つのテンプレートそれぞれに、前記第１属性が共通するコンテンツ群から選択されたコンテンツを配置する
   ことを特徴とする請求項１記載のプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
7. 前記抽出手段は、前記コンテンツ群を構成するコンテンツから抽出される複数の前記第１属性のそれぞれについて、当該第１属性の正確さを示す信頼度を判断し、
   前記デザイン決定手段は、前記抽出された前記第１属性及びその信頼度に基づき抽出された前記コンテンツ群の前記第２属性に応じてデザインを変更し、
   前記選択配置手段は、前記抽出された前記第１属性及びその信頼度に基づき抽出された前記コンテンツ群の前記第１属性及び前記第２属性に応じて、テンプレートに配置するコンテンツの選択、及び選択したコンテンツの配置位置を変更する
   ことを特徴とする請求項２記載のプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
8. 前記コンテンツは画像であり、
   前記抽出手段は、前記第１属性として、各コンテンツに表れている物体又は背景に係る形状、模様若しくは色彩についての特徴を抽出する
   ことを特徴とする請求項１記載のプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
9. 前記プレゼンテーションコンテンツ生成装置は、さらに、
   予め複数のテンプレートを保持する保持手段と、
   前記プレゼンテーションコンテンツの表示後に、前記複数のテンプレートのうちから１のテンプレートを選択するユーザ指示を受け付けるテンプレート受付手段とを備え、
   前記デザイン決定手段及び前記選択配置手段は、前記プレゼンテーションコンテンツに係るテンプレートの生成に用いられた属性のうち、前記ユーザ指示により選択されたテンプレートに係る属性と同じ属性を参照し、前記ユーザ指示により選択されたテンプレートに係る属性とは異なる属性を参照しない
   ことを特徴とする請求項１記載のプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
10. 前記抽出手段は、さらに、前記コンテンツ群とは異なるコンテンツ群を構成する各コンテンツの特徴を示す第１属性を抽出し、抽出された第１属性に基づき、前記コンテンツ群とは異なるコンテンツ群に共通する概念を示す第２属性を抽出し、
    前記デザイン決定手段は、さらに、前記決定したデザインの全部又は一部を保持しており、前記コンテンツ群とは異なるコンテンツ群についても、当該異なるコンテンツ群について抽出された前記第１属性および前記第２属性に基づき、前記保持しているデザインの全部又は一部を再利用してデザインを決定する
    ことを特徴とする請求項２記載のプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
11. 前記生成手段は、前記コンテンツの前記第１属性および当該コンテンツが属するコンテンツ群に共通する概念を示す前記第２属性の少なくとも一方に応じたデジタルフィルタを保持しており、コンテンツをテンプレートに配置する際に、当該コンテンツの属性に応じたデジタルフィルタを施してから配置する
    ことを特徴とする請求項１記載のプレゼンテーションコンテンツ生成装置。
12. プレゼンテーションコンテンツ生成装置が実行するプレゼンテーションコンテンツ生成方法であって、
    コンテンツ群を構成するコンテンツの特徴を示す第１属性を各コンテンツから抽出し、抽出された第1属性に基づき、当該コンテンツ群に共通する概念を示す第２属性を抽出する抽出ステップと、
    抽出された前記第２属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定するデザイン決定ステップと、
    抽出された前記第１属性及び前記第２属性に基づき、テンプレートに配置するコンテンツを前記コンテンツ群から選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定する選択配置ステップと、
    決定されたデザインを有するテンプレートに選択されたコンテンツを決定された配置位置に配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する生成ステップと
    を含むことを特徴とするプレゼンテーションコンテンツ生成方法。
13. コンテンツ群を構成するコンテンツの特徴を示す第１属性を各コンテンツから抽出し、抽出された第1属性に基づき、当該コンテンツ群に共通する概念を示す第２属性を抽出する抽出ステップと、
    抽出された前記第２属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定するデザイン決定ステップと、
    抽出された前記第１属性及び前記第２属性に基づき、テンプレートに配置するコンテンツを前記コンテンツ群から選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定する選択配置ステップと、
    決定されたデザインを有するテンプレートに選択されたコンテンツを決定された配置位置に配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する生成ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプレゼンテーションコンテンツ生成プログラム。
14. コンテンツ群を構成するコンテンツの特徴を示す第１属性を各コンテンツから抽出し、抽出された第１属性に基づき、当該コンテンツ群に共通する概念を示す第２属性を抽出する抽出手段と、
    抽出された前記第２属性に基づき、テンプレートの地模様及び色を示すデザインを決定するデザイン決定手段と、
    抽出された前記第１属性及び前記第２属性に基づき、テンプレートに配置するコンテンツを前記コンテンツ群から選択し、選択したコンテンツの配置位置を決定する選択配置手段と、
    決定されたデザインを有するテンプレートに選択されたコンテンツを決定された配置位置に配置してプレゼンテーションコンテンツを生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。

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