JP5214350B2 - 焼入装置、被処理物の焼入方法、及び、これらに用いられる載置台 - Google Patents

焼入装置、被処理物の焼入方法、及び、これらに用いられる載置台 Download PDF

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Description

本発明は、機械部品等の被処理物の焼入れを行うための焼入装置、被処理物の焼入方法、及び、これらに用いられる載置台に関する。
従来、鋼製の機械部品等の被処理物の焼入れを行うための焼入装置は、焼入れ温度に加熱されている被処理物を急冷するための焼入れ油等の冷却液が貯留された冷却槽を有している。上記焼入装置は、加熱された被処理物を、当該焼入装置に設けられた昇降装置のフォーク上に載置台を介して載置し、このフォークごと冷却液に浸漬し、焼入れ(急冷)を行う。
上記焼入装置の冷却槽には、当該冷却槽の底部に冷却液の吐出口を備え、この吐出口から上方に向けて冷却液を吐出することで冷却液を冷却槽内で循環させる循環装置が配置されている。循環装置は、吐出口からの冷却液の流れを当該冷却液に浸漬された被処理物に導き、所定の冷却速度を確保しつつ焼入れが行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−350756号公報
上記従来の焼入装置では、フォークに被処理物を載置した状態でフォークごと被処理物を冷却液に浸漬させるため、冷却槽の底部側からの冷却液の流れが当該フォークにより妨げられ、被処理物に対して冷却液の流れを均等に導くことができない場合があった。
例えば、バスケット内に多数の環状部材等の機械部品を積み重ねることで三次元に配置された被処理物を熱処理する場合、当該被処理物に対して冷却液の流れを均等に導くことができないと、バスケット内の各環状部材等の機械部品の冷却速度が不均一となり、各環状部材等の機械部品に生じる変形や歪みの量のばらつきが大きくなる。
各環状部材等の機械部品に生じる変形や歪みの量のばらつきが大きくなると、熱処理後の加工工程で、旋削や研磨によって各環状部材等の機械部品の変形や歪みを除去したり、サイジング等の塑性加工によって変形や歪みを除去するに当たって、その加工時間が長時間に及ぶ場合があり、生産効率の低下を招いてしまう。
そこで、冷却液の流速や流量等の循環条件を調整することで、冷却液の流れをある程度均等に導くように設定することが行われている。
例えば、所定の大きさの環状部材等の機械部品を所定の個数、配置とした、ある被処理物に対して冷却液の流速や流量等の循環条件を適切な値として設定した場合、この被処理物についての各環状部材等の機械部品に生じる変形や歪みの量のばらつきが抑制される。
しかし、上記被処理物とは、環状部材等の機械部品の大きさや個数、配置が異なる他の被処理物を熱処理する場合、冷却液の流速や流量等の循環条件を変える必要があり、この手間がかかる上、多量に貯留されている冷却液の温度も再調整が必要となる。このように、好適な循環条件は、被処理物の大きさや個数等によって異なるので、循環条件を被処理物に応じて適切に調整するのに作業時間を要し、生産効率が低下してしまう。
また、ある被処理物では好適な循環条件であっても、他の異なる被処理物を熱処理した場合には、上記と同様、各環状部材等の機械部品に生じる変形や歪みの量のばらつきが大きくなり、この場合にも、後の加工工程の加工時間の増大化により生産効率の低下を招くこととなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、生産効率を低下させることなく、被処理物(各環状部材等の機械部品)に生じる変形や歪みの量のばらつきが大きくなるのを抑制することができる焼入装置等を提供することを目的とする。
本発明者らは、焼入れのための冷却液が貯留された冷却槽を有する焼入装置を用い、多数の環状部材等の機械部品を三次元に積み重ねてなる被処理物の焼入れ(急冷)を行う上において、被処理物の品質にばらつきが生じるのを抑制すべく鋭意研究を重ねていた。その過程で、循環よる冷却液の流れが被処理物に対して均等に導かれていないことに着目し、種々の実験を行った。その結果、被処理物が載置される載置台に整流板を設ければ、被処理物の大きさや個数等に影響を受けることなく、冷却液の流れが被処理物に対して不均等に導かれるのを抑制することができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明に係る焼入装置は、被処理物を焼入れするための焼入装置であって、焼入れ温度に加熱されている被処理物を急冷するための冷却液が貯留された冷却槽と、上面に前記被処理物が載置されるとともに前記冷却液が上下方向に通過可能な載置台と、前記載置台の下面を支承する支承部と、前記冷液を上下方向に通過させる通路とを備えている支持部材を有し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理物を前記冷却液に浸漬させる昇降手段と、前記冷却液を上方に向けて吐出する吐出口を前記冷却槽の底部に備え、前記吐出口からの前記冷却液の流れを、前記支持部材の通路及び前記載置台を通して、前記冷却液に浸漬させた被処理物に導いた後、再び前記吐出口に導く循環手段と、を有し、前記載置台は、前記通路を通過する冷却液の流れの一部を前記支持部材の支承部の上方に導く整流板を有しており、前記整流板は、鉛直方向に対して傾斜させた状態で設けられていることを特徴としている。
なお、前記整流板は、鉛直方向に対して角度調整可能に傾斜させた状態で設けることも可能である。
また、本発明に係る焼入装置は、多数の環状部材等の機械部品を積み重ねた状態で三次元に配置した被処理物を焼入れするための焼入装置であって、焼入れ温度に加熱されている被処理物を急冷するための冷却液が貯留された冷却槽と、上面に前記被処理物が載置されるとともに前記冷却液が上下方向に通過可能な載置台と、前記載置台の下面を支承する支承部と、前記冷却液を上下方向に通過させる通路とを備えている支持部材を有し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理物を前記冷却液に浸漬させる昇降手段と、前記冷却液を上方に向けて吐出する吐出口を前記冷却槽の底部に備え、前記吐出口からの前記冷却液の流れを、前記支持部材の通路及び前記載置台を通して、前記冷却液に浸漬させた被処理物に導いた後、再び前記吐出口に導く循環手段と、を有し、前記載置台は、前記通路を通過する冷却液の流れの一部を前記支持部材の支承部の上方に導く整流板を有しており、前記整流板は、鉛直方向に対して傾斜させた状態で設けられていることを特徴としている。
なお、前記整流板は、鉛直方向に対して角度調整可能に傾斜させた状態で設けることも可能である。
上記のように構成された焼入装置によれば、載置台が有する整流板によって、循環手段による冷却液の流れを支持部材の上方に導くように整流することができるため、冷却液の流れが被処理物に対して不均等に導かれるのを抑制することができる。この結果、各環状部材等の機械部品の冷却速度が不均一となるのを抑制でき、その品質にばらつきが生じるのを抑制することができる。
また、冷却液の流れを載置台が有する整流板によって整流するので、環状部材等の機械部品の大きさや個数等に影響を受けることなく、冷却液の流れが被処理物に対して不均等に導かれるのを抑制できる。このため、載置台に載置される各環状部材等の機械部品の大きさや個数、配置にかかわらず、熱処理後の各環状部材等の機械部品に生じる変形や歪みの量のばらつきが大きくなることを抑制でき、生産効率の低下を抑制できる。
また、本発明に係る前記整流板は、鉛直方向に対して傾斜させた状態で設けられているので、冷却液の流れの一部を容易に支持部材の支承部の上方に導くことができる。さらに、整流板は、角度調整可能であるので、装置の使用初期における整流板の角度設定を容易に行うことができる。
また、本発明は、被処理物の焼入方法であって、上述の焼入装置を用い、前記載置台の上面に前記被処理物を載置し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理物を前記冷却液に浸漬させることを特徴している。
上記構成の焼入方法によれば、上述のように、熱処理後の被処理物の変形や歪みの量のばらつきが大きくなるのを抑制することができる。
本発明は、焼入れ温度に加熱されている被処理物を急冷し焼入れするための冷却液が貯留された冷却槽と、前記冷却液を上下方向に通過させる通路とを備えている支持部材を有し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理物を前記冷却液に浸漬させる昇降手段と、前記冷却液を上方に向けて吐出する吐出口を前記冷却槽の底部に備え、前記吐出口からの前記冷却液の流れを、前記支持部材の通路を通して、前記冷却液に浸漬させた被処理物に導いた後、再び前記吐出口に導く循環手段と、を有する焼入装置に用いられる載置台であって、前記支持部材が有する支承部によってその下面が支承され、上面に前記被処理物が載置されるとともに前記冷却液が上下方向に通過可能であり、前記通路を通過する冷却液の流れの一部を前記支持部材の支承部の上方に導く整流板を有しており、前記整流板は、鉛直方向に対して傾斜させた状態で設けられていることを特徴としている。
なお、前記整流板は、鉛直方向に対して角度調整可能に傾斜させた状態で設けることも可能である。
また、本発明の載置台は、上述の焼入方法に用いられることを特徴としている。
上記構成の載置台によれば、上述のように、熱処理後の被処理物の変形や歪みの量のばらつきが大きくなるのを抑制することができる。
本発明の焼入装置、被処理物の焼入方法、及び、載置台によれば、生産効率を低下させることなく、熱処理後の被処理物(各環状部材等の機械部品)の変形や歪みの量のばらつきが大きくなるのを抑制することができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る焼入装置の構成の一例を示す模式図である。
焼入装置1は、被処理物を焼入(急冷)するための装置であり、その一側面側には、被処理物を焼入れ温度に加熱するための加熱炉2が接続されている。本実施形態における焼入装置1は、接続されている加熱炉2とともに、いわゆるバッチ(2室式)熱処理装置を構成している。
加熱炉2は、加熱ヒータや、ファンといった炉内雰囲気の制御装置等を有しており、被処理物Wの加熱や浸炭等を行う。加熱炉2と、焼入装置1との間には、それぞれ両者を仕切る加熱炉用扉2a、焼入装置用扉1aが設けられている。両扉1a,2aは、油圧シリンダ1b,2bによって開閉可能であり、加熱炉2内部を開放、閉鎖する。
焼入装置1の他側面側には、被処理物Wを当該焼入装置1内に搬入するための搬入口1cと、搬入口1cを開閉可能に閉鎖する搬入扉1dとが設けられている。また、搬入口1cの正面には、焼入装置1内に搬入する被処理物Wを載置するための搬入台4が設置されている。被処理物Wは、パレットとしての機能を有する載置台8の上面に載置されて、焼入装置1内に搬入される。以後、被処理物Wは、焼入装置1及び加熱炉2による熱処理が完了するまで、載置台8の上面に載置された状態で搬送される。
図2は、載置台8の上面に載置した被処理物Wの態様を示す斜視図である。被処理物Wは、多数の機械部品の一例としての環状部材w1を積み重ねた状態で三次元に配置されて構成されている。多数の環状部材w1は、互いに上下に位置するもの同士の端面が接触しないように積み重ねられている。
これら多数の環状部材w1は、例えば金網等で形成され後述の焼入れ油が通過可能なバスケットB内に収容されており、各段の環状部材w1が各段ごとに配置された保持治具によって保持された金網上に配置されることによって、上下に位置するもの同士の端面が接触しないように、積み重ねられた状態で保持されている。
図1に戻って、焼入装置1の内部には、油槽5と、被処理物Wを当該焼入装置1内部で搬送するための搬送装置6とが設けられている。
油槽5は、加熱した被処理物Wを焼入れ(急冷)するための冷却液としての焼入れ油Yを貯留している。油槽5の上方、すなわち、焼入装置1内の上部空間は、搬入口1cから搬入される被処理物Wが加熱炉2へ向かって通過するための通路となっている。
図3は、図1中、III−III線矢視断面図である。図1及び図3を参照して、油槽5には、焼入れ油Yを循環するための循環装置7が設けられている。この循環装置7は、油槽5の外部に配置されたモータ7aと、焼入れ油Yに浸漬されているとともにモータ7aによって駆動され焼入れ油Yの流れを発生させる循環羽根7bと、油槽5の底面に吐出口7cを備え循環羽根7bが発生する焼入れ油Yの流れを吐出口まで導く流路管7dとを有している。循環装置7は、流路管7dの上端から焼入れ油Yを吸引する。吐出口7cは、上方に開口しており、図3中矢印のように焼入れ油Yを上方に向けて吐出する。これによって、循環装置7は、被処理物Wの下方から上方に向かう焼入れ油Yの流れを発生させつつ、焼入れ油Yを油槽5内で循環させる。
搬送装置6は、被処理物Wが載置されるフォーク6aと、フォーク6aを支持している昇降アーム6bと、昇降アーム6bを昇降させる油圧シリンダ6cとを有している。フォーク6a及び昇降アーム6bは、焼入装置1の内部に配置されており、油圧シリンダ6cによって、フォーク6aが焼入装置1内における油槽5の焼入れ油Yより上方に位置する上昇位置、この上昇位置よりもさらに上方の最上昇位置、及び、油槽5内の焼入れ油Yの底部に位置する最下降位置、それぞれの間を昇降する。
フォーク6aは、一対の長尺部材であるフォーク本体6a1を互いに平行に配置することで構成されており、その上部に被処理物Wが載置される。またフォーク6aは、図示しない駆動装置によって加熱炉2側に伸縮可能であり、最上昇位置に位置するときに伸縮することで、載置される被処理物Wを加熱炉2と焼入装置1との間で搬送することができる。
被処理物Wが搬入口1cより焼入装置1内に搬入される際、搬送装置6は、フォーク6aを上昇位置とし、搬入口1cに向かって伸長させる。これによって、被処理物Wが上面に載置された載置台8を搬入台4から移送し、フォーク6aに載置することができる。搬送装置6は、被処理物Wが載置された載置台8を支持部材としてのフォーク6aによって下方から支持する。以後、被処理物Wは載置台8ごと搬送される。
搬送装置6は、被処理物Wが載置された載置台8をフォーク6aに載置した後、フォーク6aを最上昇位置まで上昇させ、さらに収縮させることで焼入装置1内に搬送する。
その後、搬送装置6は、フォーク6aを加熱炉2側に伸長することで、被処理物Wを加熱炉2に搬送する。
所定の熱処理条件によって被処理物Wに対する加熱が終了すると、搬送装置6は、フォーク6aを伸長収縮させることによって、加熱炉2内において焼入れ温度に加熱されている被処理物Wを当該加熱炉2から取り出し、再度焼入装置1内に搬送する。その後、搬送装置6は、フォーク6aによって被処理物Wを支持しつつ、フォーク6a及び昇降アーム6bを下降させ、被処理物Wを載置台8及びフォーク6aごと焼入れ油Yに浸漬し、焼入れを行う。
本実施形態の焼入装置1において、搬送装置6が、フォーク6a及び昇降アーム6b下降に伴って被処理物Wを油槽5の焼入れ油Yに浸漬させたとき、循環装置7は、図3に示すように、吐出口7cから吐出される焼入れ油Yを被処理物Wに導くとともに焼入れ油Yを循環させる。
ここで、搬送装置6のフォーク6aは、一対のフォーク本体6a1を平行に配置して構成されており、図3のように、一対のフォーク本体6a1が載置台8の下面を支承するとともに載置台8下面の両端側を下方に少し離れて覆っている。フォーク6aは、一対のフォーク本体6a1間を焼入れ油Yが通過する通路6a2として構成している。すなわち、支持部材としてのフォーク6aは、載置台8の下面を支承する支承部としての一対のフォーク本体6a1と、この一対のフォーク本体6a1の間で構成された焼入れ油Yを上下方向に通過させる通路6a2とを有している。
また、載置台8についても、焼入れ油Yが上下方向に通過可能に構成されている。
図4(a)は、載置台8の上面図、図4(b)は、図4(a)中、b−b線矢視断面図である。載置台8は、耐熱鋼板等を用いて形成されており、帯状の板材を方形状に形成した外枠9と、外枠9の内側に横断配置されている梁10と、梁10を貫通して直交するとともに外枠9の内側に横断配置されている整流板11とを有している。
整流板11は、図の場合、四本配置されており、図4(b)に示すように、外枠9の鉛直方向に平行な中心線Cに対して対称に配置されている。この内、内側に配置された一対の内側整流板11aは、それぞれ、中心線Cに対して角度αだけ傾斜させて配置されており、外側に配置された一対の外側整流板11bは、それぞれ、中心線Cに対して、角度αよりも大きい値である角度βだけ傾斜させて配置されている。このように、各整流板11は、載置台8の下面8bから上面8aに向かって中心線Cから離間する方向に傾斜させ、上面8aに向けて間隔が開くように配置されている。さらに、各整流板11は、それぞれの下側端部が、載置台8をフォーク6aに載置したときに、一対のフォーク本体6a1の間の範囲に収まるように配置されている。
なお、これら整流板11は、外枠9を挿通させたボルト9aによって固定されており、このボルト9aを緩めることによって各整流板11の傾斜角度を適宜調整することができる。
上記構成の載置台8は、外枠9に梁10及び整流板11を横断配置することで、上面8aに被処理物Wを載置できるとともに焼入れ油Yが上下方向に通過可能である。
図3に戻って、以上のように、載置台8は焼入れ油Yが上下方向に通過可能であるので、循環装置7による、吐出口7cから上方に向かう焼入れ油Yの流れは、一対のフォーク本体6a1の間の通路6a2を通過し、さらに、前記通路6a2を通過した焼入れ油Yの流れは、載置台8を通過し、被処理物Wに導かれる。
被処理物Wは、上述のように、多数の環状部材w1を積み重ねたものなので、被処理物Wに導かれた焼入れ油Yは、環状部材w1の内周側や、隣接する環状部材w1同士の隙間を通過することができる。
これにより循環装置7は、吐出口7cからの焼入れ油Yの流れを、一対のフォーク本体6a1の間で構成される通路6a2、及び載置台8を通して、被処理物Wに導き、その後、再び流路管7dの上端から吸引することで、循環させることができる。
また、載置台8の整流板11は、上述のように、載置台8の下面8bから上面8aに向かって中心線Cから離間する方向に傾斜させるとともに、それぞれの下側端部が、一対のフォーク本体6a1の間の通路6a2の範囲に収まるように配置されている。このため、焼入れ油Yの流れが、フォーク6aによって通路6a2の範囲のみから上方に向かうように制限されたとしても、制限された焼入れ油Yの流れを、傾斜した整流板11によって、載置台8の上側側方に整流し、フォーク本体6a1の上方側に導くことができる。
このように、本実施形態の焼入装置1によれば、載置台8が有する整流板11によって、循環装置7による焼入れ油Yの流れを支持部材の支承部としてのフォーク6aの上方に導くように整流することができるため、焼入れ油Yの循環条件等に関わらず、焼入れ油Yの流れが被処理物Wに対して不均等に導かれるのを抑制することができる。この結果、機械部品の一例としての各環状部材w1の冷却速度が不均一となるのを抑制でき、その品質にばらつきが生じるのを抑制することができる。
また、焼入れ油Yの流れを載置台8の整流板11によって整流するので、被処理物Wを構成する機械部品の一例としての環状部材w1の大きさや個数等に影響を受けることなく、焼入れ油Yの流れが不均等に導かれるのを抑制できる。このため、機械部品の一例としての環状部材w1の大きさや個数に応じた焼入れ油Yの循環条件の調整を必要とせず、載置台8に載置される機械部品の一例としての各環状部材w1の大きさや個数、配置にかかわらず、熱処理後の機械部品の一例としての各環状部材w1に生じる変形や歪みの量のばらつきが大きくなることを抑制できる。
また、本実施形態において、載置台8の整流板11は、中心線Cに対する傾斜角度を調整することができるので、焼入れ油Yの流れをフォーク6の配置に応じて当該フォーク6aの上方に導くように傾斜角度α,βを好適な値に容易に調整することができる。
なお、本発明の焼入装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、載置台の整流板の数や、配置、その形状等は、適宜変更することができる。
また、上記実施形態によれば、昇降手段の支持部材の支承部をフォーク6aとした場合を例示したが、前記支承部は載置台8を載せるものであればいかなる形状でもよい。この場合にも、載置台8の整流板11は、下側端部が支承部を避ける位置から焼入れ油Yを導入し、上側端部が支承部の上方に焼入れ油Yを導くように形成されていることが好ましい。さらに具体的には、載置台8の整流板11は、下側端部が支承部を避ける位置に配置され、上側端部が支承部の上方に向けて配置されるように傾斜していることが好ましい。
次に、本発明者らが行った、本発明の焼入装置による被処理物(多数の機械部品の一例としての環状部材)の品質のばらつきを評価するための検証試験の結果について説明する。
本発明の実施例品としては、上述の載置台8を用いた焼入装置を用意し、比較例品としては、実施例品の載置台8の外枠9と同様の外枠に、整流板に代えて鉛直方向に平行な梁を3本横断配置した載置台を用いた焼入装置をそれぞれ用意した。
試験方法としては、CAE等によって油槽内における焼入れ油Yの流れの状態に関するシミュレーションを行い、両者の焼入れ油Yの流れの状態の比較を行った。さらに、両者を用いて実際に焼入れを行い、そのときの焼入れ品質に対する焼入れ油の循環条件が及ぼす影響を検証した。
図5は、油槽内における焼入れ油の流れの状態を流速分布としてシミュレーションを行った結果を示す図であり、(a)は実施例品、(b)は比較例品の結果である。図中、領域R1は、流速0.1m/秒未満、領域R2は、流速0.1〜0.2m/秒、領域R3は、流速0.2m/秒以上の範囲をそれぞれ示している。なお、このシミュレーションにおいては、同一の循環条件に設定し、被処理物が載置されていない状態で、液状の焼入れ油Yのみが流動するときの流速を解析している。
図5において、比較例品では、流速0.1m/秒以上の領域(領域R2+領域R3)が、載置台の上面の内、中央付近のみに現れているのに対して、実施例品では、流速0.1m/秒以上の領域がフォーク6a(フォーク本体6a1)の上方にも現れている。このため、流速0.1m/秒以上の領域は、載置台の上面側の幅広い領域において現れている。この結果より、実施例品によれば、載置台の上面側において、焼入れ油Yの流れをより均一に整流していることが判る。
次に、実際に焼入れしたときの被処理物(多数の機械部品の一例としての環状部材)の焼入れ品質に対する焼入れ油Yの循環条件が及ぼす影響を検証した結果について説明する。
実際に焼入れを行った被処理物Wとしては、図2に示すように多数の環状部材w1を所定のバスケットB内に三次元に積み重ねたものを用いた。具体的には、環状部材w1としてのJIS6207相当の軸受用外輪(外径72mm、軸方向幅17mm)をバスケットB内に、1段16個で10段に積み、縦横及び高さ方向がそれぞれ400mmとなるように前記外輪を配置した。そして、上記被処理物を830℃で保持し、その後油温80℃に設定された焼入れ油Yに浸漬することで焼入れを行った。このとき、焼入れ油Yの循環条件としては、循環装置のモータ回転数を調整することで、異なる条件を2水準設定した。具体的には、実施例品及び比較例品のそれぞれについて、循環装置のモータ回転数を30Hz,70Hzの2水準に設定することで焼入れ油Yの吐出量が異なる条件で焼入れ(急冷)を行い、焼入れを行った被処理物(多数の外輪)を得た。
外輪の焼入れ品質としては、当該外輪の焼入れ前後の楕円歪みを測定し、この楕円歪みの変化量について、多数の外輪それぞれについて算出し、その平均値及び数値範囲を求めることで評価した。なお、楕円歪みとは、上記外輪の最大外径寸法と最小外径寸法の差であり、楕円歪みの変化量とは、焼入れ前後における楕円歪みの差である。すなわち、楕円歪みの変化量のばらつきが小さければ、外輪個々における焼入れ時の冷却速度にばらつきがなく、冷却時の焼入れ油Yの流れが被処理物Wに対して均等に導かれていると評価することができる。
図6は、外輪の楕円歪みの変化量と、焼入れ油Yの循環条件との関係を示すグラフである。図6において、縦軸は楕円歪みの変化量、横軸は循環装置のモータ回転数を示しており、黒塗りの丸印は実施例品の平均値、白抜きの丸印は比較例品の平均値を示している。また、丸印それぞれに対応して上下に配された横線は、それぞれの最大値及び最小値を示している。
図6において、楕円歪みの変化量の平均値について、実施例品と比較例品とを比較すると、いずれの循環条件においても大きな差異は見られない。
しかし、楕円歪みの変化量の最大値に着目すると、比較例品においては、モータ回転数が70Hzの場合、30Hzのときと比較すると、50μm以上その最大値が大きくなっている。一方、実施例品においては、循環条件に関わらず、最大値についても同程度である。
この結果から、比較例品においては、焼入れ油Yの循環条件であるモータ回転数に応じて、楕円歪みの変化量の値の幅に大きく変化が現れており、循環条件によって、被処理物を構成する外輪個々における冷却速度のばらつきが生じていることが推測できる。つまり、比較例品では、循環条件の相違が、外輪の品質のばらつきに影響を及ぼしていると言える。
これに対して、実施例品では、モータ回転数の設定に関わらず、楕円歪みの変化量の最大値は安定しており、品質のばらつきが比較例品と比べて抑制されていることが判る。また、実施例品では、循環条件の相違が、外輪の品質のばらつきにほとんど影響を及ぼしていないことも推測できる。
上記両試験の結果、本発明に係る実施例品によれば、焼入れ油Yの循環条件の相違に関係なく、焼入れ油の流れを多数の外輪に対して均等に導くことができ、焼入れ品質のばらつきが抑制できることが判った。
また、上述の外輪のような環状部材のみならず、環状部材以外の他の機械部品等についても同様の効果が期待できることはいうまでもない。
以上のように、上記検証試験の結果より、本発明の焼入装置によれば、被処理物(多数の機械部品の一例としての環状部材)に生じる変形や歪みの量のばらつきが大きくなるのを抑制できることが明らかとなった。
本発明の一実施形態に係る焼入装置の構成を示す模式図である。 載置台の上面に載置した被処理物の態様を示す斜視図である。 図1中、III−III線矢視断面図である。 (a)は、載置台の上面図、(b)は、(a)中、b−b線矢視断面図である。 油槽内における焼入れ油の流れの状態を流速分布としてシミュレーションを行った結果を示す図であり、(a)は実施例品、(b)は比較例品の結果である。 外輪の楕円歪みの変化量と、焼入れ油Yの循環条件との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 焼入装置
5 油槽(冷却槽)
6 搬送装置(昇降手段)
6a フォーク(支持部材)
6a1 フォーク本体(支承部)
6a2 通路
7 循環装置(循環手段)
7c 吐出口
8 載置台
11 整流板
W 被処理物
w1 環状部材
Y 焼入れ油(冷却液)

Claims (8)

  1. 被処理物を焼入れするための焼入装置であって、
    焼入れ温度に加熱されている被処理物を急冷するための冷却液が貯留された冷却槽と、
    上面に前記被処理物が載置されるとともに前記冷却液が上下方向に通過可能な載置台と、
    前記載置台の下面を支承する支承部と、前記冷却液を上下方向に通過させる通路とを備えている支持部材を有し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理物を前記冷却液に浸漬させる昇降手段と、
    前記冷却液を上方に向けて吐出する吐出口を前記冷却槽の底部に備え、前記吐出口からの前記冷却液の流れを、前記支持部材の通路及び前記載置台を通して、前記冷却液に浸漬させた被処理物に導いた後、再び前記吐出口に導く循環手段と、を有し、
    前記載置台は、前記通路を通過する冷却液の流れの一部を前記支持部材の支承部の上方に導く整流板を有しており、
    前記整流板は、鉛直方向に対して傾斜させた状態で設けられていることを特徴とする焼入装置。
  2. 被処理物を焼入れするための焼入装置であって、
    焼入れ温度に加熱されている被処理物を急冷するための冷却液が貯留され冷却槽と、
    上面に前記被処理物が載置されるとともに前記冷却液が上下方向に通過可能な載置台と、
    前記載置台の下面を支承する支承部と、前記冷却液を上下方向に通過させる通路とを備えている支持部材を有し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理
    物を前記冷却液に浸漬させる昇降手段と、
    前記冷却液を上方に向けて吐出する吐出口を前記冷却槽の底部に備え、前記吐出口からの前記冷却液の流れを、前記支持部材の通路及び前記載置台を通して、前記冷却液に浸漬させた被処理物に導いた後、再び前記吐出口に導く循環手段と、を有し、
    前記載置台は、前記通路を通過する冷却液の流れの一部を前記支持部材の支承部の上方に導く整流板を有しており、
    前記整流板は、鉛直方向に対して角度調整可能に傾斜させた状態で設けられていることを特徴とする焼入装置。
  3. 多数の環状部材を積み重ねた状態で三次元に配置した被処理物を焼入れするための焼入装置であって、
    焼入れ温度に加熱されている被処理物を急冷するための冷却液が貯留された冷却槽と、
    上面に前記被処理物が載置されるとともに前記冷却液が上下方向に通過可能な載置台と、
    前記載置台の下面を支承する支承部と、前記冷却液を上下方向に通過させる通路とを備えている支持部材を有し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理物を前記冷却液に浸漬させる昇降手段と、
    前記冷却液を上方に向けて吐出する吐出口を前記冷却槽の底部に備え、前記吐出口からの前記冷却液の流れを、前記支持部材の通路及び前記載置台を通して、前記冷却液に浸漬させた被処理物に導いた後、再び前記吐出口に導く循環手段と、を有し、
    前記載置台は、前記通路を通過する冷却液の流れの一部を前記支持部材の支承部の上方に導く整流板を有しており、
    前記整流板は、鉛直方向に対して傾斜させた状態で設けられていることを特徴とする焼入装置。
  4. 多数の環状部材を積み重ねた状態で三次元に配置した被処理物を焼入れするための焼入装置であって、
    焼入れ温度に加熱されている被処理物を急冷するための冷却液が貯留された冷却槽と、
    上面に前記被処理物が載置されるとともに前記冷却液が上下方向に通過可能な載置台と、
    前記載置台の下面を支承する支承部と、前記冷却液を上下方向に通過させる通路とを備えている支持部材を有し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理物を前記冷却液に浸漬させる昇降手段と、前記冷却液を上方に向けて吐出する吐出口を前記冷却槽の底部に備え、前記吐出口からの前記冷却液の流れを、前記支持部材の通路及び前記載置台を通して、前記冷却液に浸漬させた被処理物に導いた後、再び前記吐出口に導く循環手段と、を有し、
    前記載置台は、前記通路を通過する冷却液の流れの一部を前記支持部材の支承部の上方に導く整流板を有しており、
    前記整流板は、鉛直方向に対して角度調整可能に傾斜させた状態で設けられていることを特徴とする焼入装置。
  5. 被処理物の焼入方法であって、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の焼入装置を用い、
    前記載置台の上面に前記被処理物を載置し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理物を前記冷却液に浸漬させることを特徴とする被処理物の焼入方法。
  6. 焼入れ温度に加熱されている被処理物を急冷し焼入れするための冷却液が貯留された冷却槽と、前記冷却液を上下方向に通過させる通路とを備えている支持部材を有し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理物を前記冷却液に浸漬させる昇降手段と、
    前記冷却液を上方に向けて吐出する吐出口を前記冷却槽の底部に備え、前記吐出口からの前記冷却液の流れを、前記支持部材の通路を通して、前記冷却液に浸漬させた被処理物に導いた後、再び前記吐出口に導く循環手段と、を有する焼入装置に用いられる載置台であって、
    前記支持部材が有する支承部によってその下面が支承され、
    上面に前記被処理物が載置されるとともに前記冷却液が上下方向に通過可能であり、
    前記通路を通過する冷却液の流れの一部を前記支持部材の支承部の上方に導く整流板を有しており、
    前記整流板は、鉛直方向に対して傾斜させた状態で設けられていることを特徴とする載置台。
  7. 焼入れ温度に加熱されている被処理物を急冷し焼入れするための冷却液が貯留された冷却槽と、
    前記冷却液を上下方向に通過させる通路とを備えている支持部材を有し、前記支持部材の下降に伴って前記被処理物を前記冷却液に浸漬させる昇降手段と、前記冷却液を上方に向けて吐出する吐出口を前記冷却槽の底部に備え、前記出口からの前記冷却液の流れを、前記支持部材の通路を通して、前記冷却液に浸漬させた被処理物に導いた後、再び前記吐出口に導く循環手段と、を有する焼入装置に用いられる載置台であって、
    前記支持部材が有する支承部によってその下面が支承され、
    上面に前記被処理物が載置されるとともに前記冷却液が上下方向に通過可能であり、
    前記通路を通過する冷却液の流れの一部を前記支持部材の支承部の上方に導く整流板を有しており、
    前記整流板は、鉛直方向に対して角度調整可能に傾斜させた状態で設けられていることをいることを特徴とする載置台。
  8. 請求項5に記載の焼入方法に用いられることを特徴とする載置台
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