JP5213340B2 - 加圧流動床複合発電における流動材の再利用方法及びその設備 - Google Patents

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本発明は、加圧流動床複合発電技術に係り、特に火炉内の流動層の維持と炉内脱硫を行うために、この火炉内に燃料の石炭と共に石灰石を入れ、この石炭と石灰石が混ざった流動材を再利用する加圧流動床複合発電における流動材の再利用方法及びその設備に関する。
加圧流動床複合発電(PFBC:Pressurized Fluidized Bed Combustion Combined Cycle)は、図3の設備全体構成図に示すように、加圧容器1内に火炉2と流動床ボイラ3を収納し、この流動床ボイラ3から発生する蒸気で駆動する蒸気タービン4と、ボイラ排ガスを利用するガスタービン5との発電を組み合せた複合発電設備である。
加圧流動床ボイラ3内では、脱硫材の機能を持つ微粒状の石灰石と石炭とが流動床を形成している。この流動床では約870℃の比較的低い温度で石炭が燃焼され、燃焼排ガスと蒸気を発生する。即ち、加圧流動床ボイラ3では炉内流動層の維持と炉内脱硫を行う目的のため、炉内に燃料の石炭と共に石灰石を入れ、この石炭と石灰石が混ざった流動材(BM:BedMaterial)の層高を調整することにより、その火炉2の出力変化を行っている。図4の流動床の層高の説明図に示すように、この層高の上下は、火炉2とは別のBMタンク10を用いて、加圧流動床ボイラ3へ流動材BMを出し入れしている。例えば、図4(a)は火炉2の負荷を上昇させるときに、流動床の層高を上げる状態を示し、図4(b)は火炉2の負荷を下降させるときに、流動床の層高を下げる状態を示している。
このような流動床に用いた流動材BMの粒径が大きくなった場合は、流動層の流動性能が低下し、即ちズリ濃度が上昇するため、燃焼に悪影響を及ぼす。そこで、図5の火炉から中継サイロまでの流動材系統図に示すように、火炉2の炉底から流動材BMを抜き出し、抜き出した流動材BMはBM中継サイロ11に移送していた。BM中継サイロ11の流動材BMは、図6のリサイクル装置を組み込んだ系統図に示すように、BMリサイクル装置12に移送し、その粒径がまだ小さく流動性能が低下していないものはBMタンク10に戻され、それ以外の流動材BMはBM貯蔵サイロ13に移送し、廃棄物処理していた。
このような加圧流動床複合発電に関する技術として、例えば特許文献1の特開平7−139310号公報「加圧流動床複合発電プラントの起動装置及びその方法」に示すように、蒸気タービンとガスタービンとを同一の駆動軸を介して連結し、この駆動軸に発電機の回転軸を連結すると共に空気圧縮機の回転軸を連結し、この空気圧縮機とガスタービンとを排気ガス通路を介して接続すると共にこの排気ガス通路中に加圧流動床ボイラを配置し、ガスタービンから排出される排気ガスを排熱回収熱交換器を介して排気系に導き、蒸気タービンと排熱回収熱交換器及び加圧流動床ボイラをそれぞれ流体通路を介して接続し、蒸気タービンと排熱回収熱交換器との間の流体通路中に復水器を配置して構成されている加圧流動床複合発電プラントにおいて、起動用補助ボイラを設け、この起動用補助ボイラを前記蒸気タービンに接続し、前記発電機の起動時に、前記起動用補助ボイラから発生する蒸気を前記蒸気タービンに送給して前記駆動軸を回転駆動し、この回転駆動に伴って前記空気圧縮機から発生する空気を前記加圧流動床ボイラへ送給する加圧流動床複合発電プラントの起動装置が提案されている。
特開平7−139310号公報
しかし、従来の流動材の再利用方法では、流動材BMを抜き出してBM中継サイロ11に入れ、それをBMリサイクル装置12により流動材BMとして再度利用できる程度の粒径のものを再利用するに止まっていた。特に、BMリサイクル装置12により粒径を選別して残った粒径が大きいものや小さいものは使用されず、図6の流動材系統図に示すように、廃棄物処理され、廃棄物処理費が高騰するという問題を有していた。
特許文献1の「加圧流動床複合発電プラントの起動装置及びその方法」は、蒸気タービンとガスタービン及び発電機共通の軸を回転駆動することによって加圧流動床ボイラを起動する技術である。石炭と共に石灰石を入れた流動材を、その発電設備で再利用する技術ではなかった。
一方、火炉2の炉底から抜き出された流動材BMの性状は、表1の通りとなっていた。そこで、本発明の発明者は、表1のBM性状の一覧表を検討した結果、CaCO3+CaOの重量%が50〜85%のため流動材BMとして再び利用できることに着目した。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、使用済みの流動材を効率良く再利用することで、流動材の廃棄物処理量を減少させ、その廃棄物処理費を低減することができる加圧流動床複合発電設備における流動材の再利用方法を提供することにある。
本発明の再利用方法は、加圧容器(1)内に火炉(2)と流動床ボイラ(3)を収納し、該流動床ボイラ(3)から発生する蒸気で駆動する蒸気タービン(4)と、ボイラ排ガスを利用するガスタービン(5)との発電を組み合せた加圧流動床複合発電において、前記流動床ボイラ(3)では、前記火炉(2)内の流動層の維持と炉内脱硫を行うため、該火炉(2)内に燃料の石炭と共に石灰石を入れ、この石炭と石灰石が混ざった流動材(BM)の層高を調整することにより該火炉(2)の出力を調整し、前記火炉(2)で使用して粒径が大きくなった流動材(BM)を該火炉(2)の炉底から抜き出し、この抜き出した流動材(BM)をBM中継サイロ(11)に移送して一時滞留させ、前記BM中継サイロ(11)から移送した流動材(BM)を、BMリサイクル装置(12)で分級し、その粒径が0.3mm〜3.35mmの流動性能が低下していないものを分離し、これを石灰石に混入して再び流動材(BM)として利用し、その粒径が3.35mmより大きい流動性能が低下したものはBM粗粉砕機(14)で粉砕して、これをBMタンク(10)に戻し、石灰石に混入して再び流動材(BM)として利用し、前記流動材(BM)の粒径が0.3mm未満のものを主にBM貯蔵サイロ(13)に一旦貯蔵し、その後廃棄物処理する、ことを特徴とする。
例えば、前記BMリサイクル装置(12)で分級した0.3mm未満の流動材(BM)であって前記BM貯蔵サイロ(13)に貯蔵し流動材(BM)の一部は燃料に混入して燃焼することができる。
また、本発明の発電設備は、加圧容器(1)内に火炉(2)と流動床ボイラ(3)を収納し、該流動床ボイラ(3)から発生する蒸気で駆動する蒸気タービン(4)と、ボイラ排ガスを利用するガスタービン(5)との発電を組み合せた加圧流動床複合発電設備であって、前記流動床ボイラ(3)では、前記火炉(2)内の流動層の維持と炉内脱硫を行うため、該火炉(2)内に入れた燃料の石炭と石灰石が混ざった流動材(BM)の層高を調整するために、該流動材(BM)の出し入れに用いるBMタンク(10)と、前記火炉(2)の下流に設けた、前記火炉(2)で使用して粒径が大きくなった流動材(BM)を一時滞留させるBM中継サイロ(11)と、前記BM中継サイロ(11)の下流に設けた、主に粒径が0.3mm未満廃棄物処理する流動材(BM)を一旦貯蔵するBM貯蔵サイロ(13)と、前記BM中継サイロ(11)の下流と、前記BMタンク(10)の上流との間に設けた、石灰石に混入して再び利用するために、粒径が0.3mm〜3.35mmの流動性能が低下していないものと、それ以外の粒径の流動性能が低下したものとを分離するために流動材(BM)を粒径ごとに分級するBMリサイクル装置(12)と、前記BMリサイクル装置(12)の下流と、前記BMタンク(10)の上流との間に設けた、前記火炉(2)で使用して粒径が大きくなり流動性能が低下した流動材(BM)を、再び利用するために粉砕するBM粗粉砕機(14)と、を備えた、ことを特徴とする。
上記構成の発明では、BMリサイクル装置(12)で分級した、粒径が0.3mm〜3.35mmの流動材(BM)は、BMタンク(10)に戻して流動材(BM)として再び利用する。また、粒径が3.35mmより大きい流動材(BM)はBM粗粉砕機(14)で粉砕して、粒径が0.3mm〜3.35mmになったものはBMタンク(10)に戻して流動材(BM)として再び利用する。これにより、従来の処理方法と比較して石灰石の使用量が減り、石灰石の購入量を減少させることができる。
更に、BMリサイクル装置(12)で分級した0.3mm未満の流動材(BM)はBM貯蔵サイロ(13)に一旦貯蔵し、その後廃棄物処理し、その一部は燃料に混入して燃焼することができる。従来の処理方法と比較して、流動材(BM)の廃棄物処理量を極端に減少させることができ、廃棄物処理費を減少することができる。
本発明の加圧流動床複合発電設備における流動材の再利用方法は、火炉内の流動層の維持と炉内脱硫を行うために、この火炉内に燃料の石炭と共に石灰石を入れ、この石炭と石灰石が混ざった流動材を再利用し、流動材の廃棄物処理量を減少させ、その廃棄物処理費を低減する方法である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は実施例1の加圧流動床複合発電設備を示す全体構成図である。図2は実施例1の流動材の再利用方法を説明する流動材系統図である。
本発明の加圧流動床複合発電設備は、図1に示すように、加圧容器1内に火炉(A火炉2、B火炉2)と流動床ボイラ3を収納し、流動床ボイラ3から発生する蒸気で駆動する蒸気タービン4と、ボイラ排ガスを利用するガスタービン5との発電を組み合せた複合発電設備である。
本発明の加圧流動床複合発電設備は、空気・ガス系統、水・蒸気系統及び石炭・石灰石供給系統から成り、次のような方法で発電する。空気・ガス系統では、加圧流動床ボイラ3の燃焼用空気を、ガスタービン圧縮機で加圧した後、圧力容器1の火炉2に導く。この加圧された空気は、火炉2内で、石炭と石灰石からなる流動材BMを流動化させると共にその石炭を燃焼させ、高温・高圧ガスとする。この排出ガスは、火炉2を出て脱塵装置の1次,2次サイクロン6により脱塵した後にガスタービン5に導き、空気圧縮機と発電機を駆動する。ガスタービン出口排出ガスは、まだ高温であるために排熱回収熱交換器(HRHE)7で熱回収された後、バグフィルタ8に導き、煙突9より大気に排出する。
加圧流動床ボイラ3は、例えば250MWでA火炉2、B火炉2の2火炉構成とし、A火炉2に蒸発器・一次及び最終過熱器を、B火炉2に再熱器・二次及び三次過熱器を設置する。A火炉2とB火炉2は、それぞれの火炉2に設置する伝熱管群の熱吸収量を等しくすることにより、同一火炉寸法とする。これらのA火炉2、B火炉2は、圧力容器内に収納する。
集じん装置のサイクロン6は、一次及び二次の2段からなり、ボイラ出口の排ガス中のばいじんをガスタービン入口の計画値まで減少させる装置である。各サイクロン6は、容器中に12個の単体サイクロンを収納しており、容器2基で1段を構成する。
排熱回収熱交換器は(HRHE)7は、ガスタービン5の排ガス中の熱を回収し、ボイラ給水を加熱することによりプラント効率の向上を図る装置である。バグフィルタ8を煙突9の入口に設置する。
水・蒸気系統では、復水を低圧給水加熱器、低温排熱回収熱交換器により加熱した後に、脱気器に供給する。脱気器で脱気加熱されたボイラ給水は、給水ポンプで昇圧した後、高圧給水加熱器、中温/高温排熱回収熱交換器によって加熱し、加圧流動床ボイラ3に供給する。加圧流動床ボイラ3に供給した給水は、蒸発器で蒸気となり一次/二次/三次/最終過熱器にて熱吸収し,主蒸気として蒸気タービン4に供給する。
石炭・石灰石供給系統では、火炉2への石炭・石灰石供給システムとしてCWP(石炭・水ペースト)供給システムを採用している。微粉砕機で粉砕した微粉炭と水とにより製造されたペースト状のCWPは、混練機により粗粉砕炭、石灰石と混合し、CWPタンクに輸送する。CWPタンクのCWPは、CWPポンプにより加圧され各火炉2に供給する。
加圧流動床ボイラ3内には、図4に示したように、炉内流動層の維持を行うために燃料の石炭と一緒に石灰石が混ざった流動材BMを入れ、この層高を調整することにより、その火炉2の出力変化を行っている。この流動材BMの層高の上下は、火炉2とは別のBMタンク10を用いて、火炉2へ流動材BMの出し入れにより行っている。
使用し粒径が大きくなった流動材BMは、火炉2の炉底から抜き出し、この抜き出した流動材BMをBM中継サイロ11に移送する。流動材BMの粒径分布は表2の「BM粒径分布」に示すようになっている。BM中継サイロ11から移送した流動材BMを、BMリサイクル装置12で、その粒径が0.3mm〜3.35mmのものを分離し、これをBMタンク10に戻して再び流動材BMとして利用する。表2に示すように、95.5%が再利用することができる。
なお、このBMリサイクル装置12で、粒径が0.3mm未満、3.35mm超過したものはBM貯蔵サイロ13に貯蔵し、その後廃棄物処理する。
上述したように最適な粒径の流動材BMは、BMタンク10に戻して再利用される。微粉な流動材BMは、燃料に1%未満であれば混ぜても問題はない。また、火炉2にほとんど滞留せず、1次,2次サイクロン6にて捕集されFA灰として処理でき、土壌改良剤等に再利用できる。1日1回炉底抜き出しするとした場合は、流動材BMをBM中継サイロ11へ移送する移送量は例えば数1の数式で計算し、この移送量を抜き出すことが可能である。
流動材BMの1.2t中、その7割が使用できない場合がある。その再利用が不可能な流動材BMは、例えば数2と数3の数式で計算することができる。
石灰石中に流動材BMを混ぜるときは、その混入量を例えば数4の数式で計算してから混ぜることができる。
更に、本発明の再利用方法は、粒径が3.35mmより大きい流動材BMはBM粗粉砕機14で粉砕し、粒径が0.3mm〜3.35mmのものはBMタンク10に戻して流動材BMとして再び利用する。これにより従来の処理方法と比較して石灰石の使用量が減り、石灰石の購入量を減少させることができる。
例えば、負荷221MW時の燃料中の石炭と石灰石の量の内訳は表3の燃料内訳表の通りである。なお、石灰石と石炭の割合は、層高の状態により変更するため、石灰石と石炭量は多少変動する。
BMリサイクル装置12で分級した0.3mm未満の流動材BMはBM貯蔵サイロ13に貯蔵し、燃料に混入して燃焼することができる。従来の処理方法と比較して、流動材BMの廃棄物処理量を極端に減少させることができ、廃棄物処理費を減少することができる。
なお、本発明は、使用済みの流動材BMを効率良く再利用することで、流動材BMの廃棄物処理量を減少させ、その廃棄物処理費を低減できれば、上述した実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の流動材の再利用方法は、図1の系統図に示した加圧流動床複合発電設備以外に、その他の構成の複合発電設備にも利用することができる。
実施例1の加圧流動床複合発電設備を示す全体構成図である。 実施例1の流動材の再利用方法を説明する流動材系統図である。 従来の加圧流動床複合発電設備を示す全体構成図である。 流動床の層高の調整方法を示す説明図であり、(a)は層高を上げる状態、(b)は層高を下げる状態である。 火炉からBM中継サイロまでの流動材を示す系統図である。 リサイクル装置を組み込んだ状態を示す系統図である。
1 加圧容器
2 火炉
3 流動床ボイラ
4 蒸気タービン
5 ガスタービン
6 サイクロン
7 排熱回収熱交換器は(HRHE)
8 バグフィルタ
9 煙突
10 BMタンク
11 BM中継サイロ
12 BMリサイクル装置
13 BM貯蔵サイロ
14 BM粗粉砕機
BM 流動材

Claims (3)

  1. 加圧容器(1)内に火炉(2)と流動床ボイラ(3)を収納し、該流動床ボイラ(3)から発生する蒸気で駆動する蒸気タービン(4)と、ボイラ排ガスを利用するガスタービン(5)との発電を組み合せた加圧流動床複合発電において、
    前記流動床ボイラ(3)では、前記火炉(2)内の流動層の維持と炉内脱硫を行うため、該火炉(2)内に燃料の石炭と共に石灰石を入れ、この石炭と石灰石が混ざった流動材(BM)の層高を調整することにより該火炉(2)の出力を調整し、
    前記火炉(2)で使用して粒径が大きくなった流動材(BM)を該火炉(2)の炉底から抜き出し、この抜き出した流動材(BM)をBM中継サイロ(11)に移送して一時滞留させ、
    前記BM中継サイロ(11)から移送した流動材(BM)を、BMリサイクル装置(12)で分級し、その粒径が0.3mm〜3.35mmの流動性能が低下していないものを分離し、これを石灰石に混入して再び流動材(BM)として利用し、その粒径が3.35mmより大きい流動性能が低下したものはBM粗粉砕機(14)で粉砕して、これをBMタンク(10)に戻し、石灰石に混入して再び流動材(BM)として利用し、
    前記流動材(BM)の粒径が0.3mm未満のものを主にBM貯蔵サイロ(13)に一旦貯蔵し、その後廃棄物処理する、ことを特徴とする加圧流動床複合発電における流動材の再利用方法。
  2. 前記BMリサイクル装置(12)で分級した0.3mm未満の流動材(BM)であって前記BM貯蔵サイロ(13)に貯蔵した流動材(BM)の一部は燃料に混入して燃焼する、ことを特徴とする請求項1の加圧流動床複合発電における流動材の再利用方法。
  3. 加圧容器(1)内に火炉(2)と流動床ボイラ(3)を収納し、該流動床ボイラ(3)から発生する蒸気で駆動する蒸気タービン(4)と、ボイラ排ガスを利用するガスタービン(5)との発電を組み合せた加圧流動床複合発電設備であって、
    前記流動床ボイラ(3)では、前記火炉(2)内の流動層の維持と炉内脱硫を行うため、該火炉(2)内に入れた燃料の石炭と石灰石が混ざった流動材(BM)の層高を調整するために、該流動材(BM)の出し入れに用いるBMタンク(10)と、
    前記火炉(2)の下流に設けた、前記火炉(2)で使用して粒径が大きくなった流動材(BM)を一時滞留させるBM中継サイロ(11)と、
    前記BM中継サイロ(11)の下流に設けた、主に粒径が0.3mm未満の廃棄物処理する流動材(BM)を一旦貯蔵するBM貯蔵サイロ(13)と、
    前記BM中継サイロ(11)の下流と、前記BMタンク(10)の上流との間に設けた、石灰石に混入して再び利用するために、粒径が0.3mm〜3.35mmの流動性能が低下していないものと、それ以外の粒径の流動性能が低下したものとを分離するために流動材(BM)を粒径ごとに分級するBMリサイクル装置(12)と、
    前記BMリサイクル装置(12)の下流と、前記BMタンク(10)の上流との間に設けた、前記火炉(2)で使用して粒径が大きくなり流動性能が低下した流動材(BM)を、再び利用するために粉砕するBM粗粉砕機(14)と、を備えた、ことを特徴とする流動材を再利用できる加圧流動床複合発電設備。
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