JP5212745B2 - 水中距離測定用レーザー送受信システム - Google Patents
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Description
複数の送受信装置のうち一の送受信装置から探索用レーザー光を照射する際には送信手段による探索用レーザー光の送信が全方向になるように制御手段を制御すると共に、複数の送受信装置のうち残りの送受信装置が探索用レーザー光を受光する際には受信手段が全方向から受光するように制御手段を制御することにより、複数の送受信装置が任意の位置に設置されていても、探索用レーザー光が相互に送受信可能な状態となり、
複数の送受信装置のうち一の送受信装置から測距用レーザー光を照射する際には、一の送受信装置が残りの送受信装置に向けて測距用レーザー光を送信し、かつ残りの送受信装置が一の送受信装置からの測距用レーザー光を受光するように、一の送受信装置及び上記残りの送受信装置の上記制御手段をそれぞれ制御する。
図1は本発明の実施形態に係る水中距離測定用レーザー送受信システム1を模式的に示す概略図である。図2は、図1に示す水中距離測定用レーザー送受信システム1が海底に構築されている様子を模式的に示す図である。本発明の実施形態に係る水中距離測定用レーザー送受信システム1は、海底に間隔を設けて設置される複数の送受信装置10と、これらの送受信装置10を接続する光ファイバーケーブル、メタルケーブルなどのケーブル20とで構築されている。各送受信装置10は後述するレーザースティックに搭載される。複数のレーザースティックのうち、一つがマスターレーザースティック110であり、残りがスレーブレーザースティック120である。なお、マスターレーザースティック110は複数でもよい。
各レーザースティック100は、何れも、レーザー光による距離測定及びレーザー光又は電気信号による情報送受を行える送受信装置10として、レーザー光による距離計測手段と、レーザー光又は電気信号による情報の送受信手段と、距離計測手段及び送受信手段を制御するための制御手段と、を備えている。
本発明の実施形態に係る水中距離測定用レーザー送受信システム1は上記のように構成されており、これにより、水中においてレーザースティック間の距離測定を行うことができる。以下、水中における距離測定方法について説明する。
tRX=tTX+2tp+tD
なる関係があるので、
δt=tRX−tTX=2tp+tD
となる。ここで、tDは既知となるので、伝播時間tpが求まる。よって、光の海中の伝播速度Cseaが正確に分かれば、マスターレーザースティック110とスレーブレーザースティック120との間の距離が求められる。ここで、可視光領域における光の誘電率は約1.8であるから、遅延時間tdを無視し、時間分解能が0.1nsとすると、距離分解能は約2cmとなる。
Δφ・λ/360°〔m〕=(φd−φn)・λ/360°〔m〕
から求めることができる。ここで、基準位相φnはケーブル20内を伝播させて相手側に通知することができる。なお、以上の説明では、レーザー光の波長λは一定としたが、実際には、温度、圧力、伝導率などの海水の物理的パラメータの関数として表されるので、レーザースティック100に設けた各種センサーのデータにより二点間の距離データが補正される。また、この説明では、反射波が基本となるが、リピーター方式で計測ができるように、受信から再送信にかかる位相回転をキャリブレーションする必要がある。
2:光ファイバーケーブル
3:地上局
10:送受信装置
11,11A,11B:送信手段
12,12A,12B:受信手段
13,13A,13B:制御手段
14,14A,14B:距離計測手段
15,15A,15B:データ格納手段
16,16A,16B:データ送受信手段
20:ケーブル
100,100A:レーザースティック
101:埋設部(尖底部)
102:埋設阻止部(阻止部)
103,103A:錘部
103B:照射受光部
104:支柱部
105:耐圧収容部
106: ジンバル部
107:トランスポンダ
110:マスターレーザースティック
120:スレーブレーザースティック
Claims (7)
- 複数の送受信装置が間隔をあけて海底の任意の位置に設置されて構築された水中距離測定用レーザー送受信システムであって、
各送受信装置が、
海水を介して他の送受信装置に対して探索用レーザー光及び測距用レーザー光の各レーザー光を送信する送信手段と、
上記他の送受信装置から照射された探索用レーザー光及び測距用レーザー光の各レーザー光を受信する受信手段と、
上記送信手段における上記探索用レーザー光及び上記測距用レーザー光の各レーザー光の送信方向、上記受信手段における上記探索用レーザー光及び上記測距用レーザー光の各レーザー光の受信方向の何れか一方又は双方を制御する制御手段と、
上記送信手段、上記受信手段の何れか又は双方を用いて上記他の送受信装置と測距用レーザー光を送受信して上記他の送受信装置との距離を測定する距離測定手段と、
上記距離測定手段により収集したデータを格納するデータ格納手段と、
を有し、
上記複数の送受信装置のうち一の送受信装置から探索用レーザー光を照射する際には上記送信手段による上記探索用レーザー光の送信が全方向になるように上記制御手段を制御すると共に、上記複数の送受信装置のうち残りの送受信装置が上記探索用レーザー光を受光する際には上記受信手段が全方向から受光するように上記制御手段を制御することにより、上記複数の送受信装置が任意の位置に設置されていても、上記探索用レーザー光が相互に送受信可能な状態となり、
上記複数の送受信装置のうち一の送受信装置から測距用レーザー光を照射する際には、上記一の送受信装置が上記残りの送受信装置に向けて測距用レーザー光を送信し、かつ上記残りの送受信装置が上記一の送受信装置からの上記測距用レーザー光を受光するように、上記一の送受信装置及び上記残りの送受信装置の上記制御手段をそれぞれ制御する、
水中距離測定用レーザー送受信システム。
- 前記送受信装置がレーザースティックに搭載されており、
上記レーザースティックが、下側から上側に向けて順に、尖底部、阻止部、電源を収容した錘部、支柱部、耐圧収容部を配置して構成され、
上記阻止部より上部が海底に埋設されることなく、上記尖底部を海底に埋設可能とし、
上記耐圧収容部は、レーザー光の送信方向や受信方向を制御するための前記制御手段を収容しており、
上記阻止部と上記錘部との間、上記尖底部と上記阻止部との間の何れか一方が外部信号により解除されて切り離し可能に接続されている、請求項1に記載の水中距離測定用レーザー送受信システム。 - 前記送受信装置がレーザースティックに搭載されており、
複数のレーザースティックのうち一つがマスターレーザースティックであり、残りがスレーブレーザースティックであり、
前記マスターレーザースティックに搭載されている前記送受信装置は、上記スレーブレーザースティックに搭載されている前記送受信装置中のデータ格納手段のデータを集約する、請求項1に記載の水中距離測定用レーザー送受信システム。 - 前記距離測定手段は、前記送信手段で送信したレーザー光に関する信号を前記他の送受信装置に向けて送信するか、前記他の送受信装置が前記送信手段からのレーザー光を受信することを契機として返送する信号を受信するかの何れかにより、前記他の送受信装置との間の距離に関するデータを収集する、請求項1に記載の水中距離測定用レーザー送受信システム。
- 前記送信手段は青〜黄の波長を有するレーザー光を照射する、請求項1に記載の水中距離測定用レーザー送受信システム。
- 前記送信手段は間欠連続波レーザー光又はパルスレーザー光を照射する、請求項1に記載の水中距離測定用レーザー送受信システム。
- 前記送信手段は、海中に浮遊するマリンスノーによりレーザー光が遮断されないよう、ビーム径を広げて平行光線として送信する、請求項1に記載の水中距離測定用レーザー送受信システム。
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