JPH08204640A - 光空間伝送装置 - Google Patents

光空間伝送装置

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JPH08204640A
JPH08204640A JP7009982A JP998295A JPH08204640A JP H08204640 A JPH08204640 A JP H08204640A JP 7009982 A JP7009982 A JP 7009982A JP 998295 A JP998295 A JP 998295A JP H08204640 A JPH08204640 A JP H08204640A
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laser light
transmission
optical system
light
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Yujiro Ito
雄二郎 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光空間伝送装置の光軸調整を、光学系の構成
精度に依存せず、常に正確に行われているようにする。 【構成】 送受一体構成の光空間伝送装置60Aの光学
系103を送信光学系104と受信光学系105から構
成する。送信光学系104と受信光学系105は略一致
した光軸に設定し、光学系103の筐体に固定する。筐
体は光軸に垂直な面内の2つの直交する軸方向に回動自
在に保持され、X軸モータ24とY軸モータ25で光軸
角度を決める。受信光学系105は受信レンズ102、
ハーフミラー6、光検出素子4および位置検出素子5
で、また、送信光学系104は半導体レーザ3および送
信レンズ101で構成する。自装置のレーザ光の相手装
置への入射状態を相手装置より帰還し、この情報を参考
にして自装置のレーザ光の出射方向を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ光を信号用光源と
する光空間伝送装置に関し、更に詳しくは光空間伝送装
置間の光軸の調整に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、光空間伝送装置とは、送信側にお
いて送信情報を光の強度変化に変調し、変調した光を受
信側に向かって大気中に出射し、受信側においては前記
送信側から出射した変調光を受け、復調することによ
り、所望の情報信号の伝達を大気空間を介して行うもの
である。
【0003】即ち、図3に示すように一方の光空間伝送
装置50Aと他方の光空間伝送装置50Bとの間で行わ
れる光空間伝送は、一方の光空間伝送装置50A(又は
50B)から送信信号で変調されたレーザ光をレンズ1
Dを介して出射(出射光L1)し、他方の光空間伝送装
置50B(又は50A)からの同様に変調されたレーザ
光(入射光L2 )をレンズ1Dを介して受光することで
実現される。
【0004】図3は送受一体構成の光空間伝送装置を示
しているが、送信機能と受信機能とがそれぞれに分離し
た形態の装置(図示せず)も、今までに多くのものが提
案され、実用化されてきた。
【0005】しかしながら、光ビームはその伝送路であ
る大気中において、雨、霧、微粒子等による吸収を受け
て減衰する為、受信側において十分な光パワーを常に保
証する為には、送信側において多大な光パワーを用意し
なければならなかった。
【0006】また、大気の揺らぎ、温度勾配の変化等に
よって光ビーム径路が変動し、伝送区間が長くなる程こ
の影響は大きくなる。更に、光空間伝送装置を設置して
いる場所、例えばビルの屋上であっても、周囲の温度変
化によってビルそのものが微小ではあるが曲がり、光ビ
ームの出射方向を変動させることになる。従って、光ビ
ームが受信装置から外れないようにする為には光ビーム
の径を大きくする必要があり、この点からも送信側の光
パワーを大きくする必要があった。
【0007】しかし他方では、眼に対する環境衛生上か
ら光波長によって単位パワー密度が規制されており、特
に可視光帯域では厳しく、この点からも十分な光パワー
を送信側で用意できるとは限らなかった。
【0008】これらの対策として、本件の出願人等は自
動制御技術を導入し、光ビームが装置の設置場所や伝送
路の状態に関係なく常に相手側装置に到達する機構につ
いて提案してきた。その一例について、図4ないし図6
を参照して説明する。図4に示す光空間伝送装置は送信
と受信の機能が一体となった構成を採り、全く同じ装置
を対向して設置することにより、双方向の情報伝達を行
うことができるものである。
【0009】図4にその光空間伝送装置の構成ブロック
を示す。まず、前記光空間伝送装置の光学系は光源とな
る半導体レーザ3、レーザビームを平行ビームに変換す
るレンズ1A、光を分離する偏光ビームスプリッタ2
A、レーザビームを略平行光にして出射する為のレンズ
1Bとレンズ1D、入射光を光検出素子4上に集光する
為の偏光ビームスプリッタ2Bとレンズ1C、更に、光
軸調整の為の位置検出素子5と前記位置検出素子5上に
集光するレンズ1Eとを含んで構成されている。上記光
学要素は一体として構成されていて、その構成体は後述
する構造の回動軸を介して装置の筐体に固定されてい
る。
【0010】つぎに、電気回路は半導体レーザ3を変調
された送信信号に応じて駆動するレーザ駆動回路18、
光検出素子4からの出力信号を受ける受光回路19、位
置検出素子5からの出力信号を受ける集光位置検出回路
14、前記集光位置検出回路14の信号にもとづいてモ
ータ駆動回路23を制御するCPU15等から構成され
ている。モータ駆動回路23は光学系を出射光軸に垂直
な面内において直交する2つの軸、例えば水平方向と垂
直方向に回動するX軸モータ24とY軸モータ25と駆
動するものである。
【0011】上述した光空間伝送装置の動作を簡単に説
明する。送信機としては、伝達すべき情報をレーザ駆動
回路18の前段の回路(図示せず)において送信信号に
変調し、その変調信号に基づき前記レーザ駆動回路18
は半導体レーザ3を駆動してそのレーザ光を前記変調信
号に対応した光強度に変調する。つぎに、前記レーザ光
はレンズ1A、偏光ビームスプリッタ2A、レンズ1B
およびレンズ1Dによって略平行な出射光L1 に変換し
て受信する相手装置に送り出すものである。
【0012】受信機としての動作は、相手側装置から送
られてきたレーザ光、即ち入射光L2 をレンズ1Dで受
け、偏光ビームスプリッタ2A、2Bとレンズ1Cを通
して光検出素子4上に集光し、前記光検出素子4により
光信号は電気信号に変換され、受光回路19とそれに続
く後段の回路(図示せず)によって元の情報に復調する
ものである。
【0013】ここで、前述した位置検出素子5と回動軸
の構成を説明し、それに基づき本発明に係わるところ
の、上述した光空間伝送装置の光軸調整方法について説
明する。
【0014】まず、位置検出素子5は図5に示す構成を
していて、その受光面41は区別された4辺を有する2
次元の広がりを有し、各辺に電極X1 、X2 、Y1 、Y
2 が設けられている。各対向する一組の辺を一つの軸
(例えばX軸)の電極とし、これと直交する他の一組の
辺を一方の軸(例えばY軸)の電極とする。
【0015】ここで受光面41の中心を原点P0 (0、
0)、光40の集光点をP(X、Y)とし、光の照射に
より生じたX軸、Y軸方向の出力電流をそれぞれ個別に
測定する。即ち電極毎に、電極X1 の出力電流をIX1
、電極X2 の出力電流をIX2 、また電極Y1 の出力
電流をIY1 、電極Y2 の出力電流をIY2 とし、更に
各辺の長さを2D0 とすると、集光点をP1 (X、Y)
は、よく知られているように、 X=D0 (IX2 −IX1 )/(IX2 +IX1 ) Y=D0 (IY2 −IY1 )/(IY2 +IY1 ) として算出される。従って、上述した位置検出素子5か
らの出力電流を演算することにより受光面41の集光位
置を決定することができるものである。
【0016】つぎに、回動軸の構成は図6に示すよう
に、光学系を出射光軸に垂直な面内において直交する2
つの軸、例えば水平方向と垂直方向に回動する構造にな
っている。レンズ1Dを含む光学系を搭載した鏡体30
はY回動軸29を介して内枠31に回動自在に保持さ
れ、前記内枠31はX回動軸28を介して外枠32に回
動自在に保持され、更に、前記外枠32は装置の固定部
(図示せず)に固着されている。X回動軸28にはX軸
歯車26が固着され、外枠32に固定されているX軸モ
ータ24の回転をX回動軸28に伝達する。同様にY回
動軸29にはY軸歯車27が固着され、内枠31に固定
されているY軸モータ25の回転をY回動軸29に伝達
するものである。
【0017】さて、前述した光空間伝送装置の光軸調整
は以下のように行われてきた。相手側装置からの送信
光、即ち入射光L2 をレンズ1Dで受け、偏光ビームス
プリッタ2A、2Bとレンズ1Eを通して位置検出素子
5に集光する。集光位置は前述したように位置検出素子
5上でX、Yの座標として認識することができる。この
座標は入射光L2 の入射角と対応するものである。
【0018】位置検出素子5は装置間の光軸が一致した
ときの入射光L2 が集光する位置にその原点P0 (0、
0)が来るように設定されるべきものである。しかしな
がら、一般的には調整が困難であることから光軸が一致
したときの集光点PXY0 (X0 、Y0 )を基準位置と
し、その位置をCPU15に記憶しておく。つぎに、光
軸が何らかの原因によりずれた場合、このときの集光位
置P(X、Y)を集光位置検出回路14で検出し、記憶
されている基準の集光点PXY0 (X0 、Y0 )とをCP
U15で比較し、その位置の距離の差に対応した駆動力
でモータ駆動回路23によりX軸モータ24およびY軸
モータ25を駆動し、光学系の光軸を調整するものであ
る。回線を結ぶ2つの装置の各々がこの制御をすること
により光軸を常に一致させて保持することができるもの
である。
【0019】従って、上述した方法では、光軸の調整が
常時効果的に行われ、光ビームを小さく絞ることができ
る為、送信側の光パワーを狭いビーム内に納めることが
でき、大気中の雨、霧、微粒子等の光吸収による受信装
置における光パワーの減少に対処できる。また、大気の
揺らぎ、温度勾配の変化等による光ビーム径路の変動に
対して自動制御によって光ビームが受信装置から外れな
いようにすることができた。
【0020】しかし、上述した制御を正確に行う為に
は、半導体レーザ3とレンズ1Aで構成される光学系の
光軸と、位置検出素子5とレンズ1Eで構成される光学
系の光軸とを、温度変化、経時変化を問わず常に一致さ
せて保つ必要がある。例えば、レンズ1Dとレンズ1B
で構成される倍率を25倍とし、角度分解能を1Km先
で2cmとすると角度変化は0.5mrad以内に収ま
らなくてはならない。また、光学部品の使用点数が多
く、その為に光軸ずれが起きる虞が大きくなると共に光
学系全体の質量が増加し制御性能の向上を困難にしてい
た。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は信号用光源となる半導体レーザを含む光学系の光軸
と、位置検出素子を含む光学系の光軸とを常に一致させ
ておく必要のない構成で、装置間の光軸を一致させる制
御機構を提供すると共に、使用する光学部品数を低減し
て安価で軽量な光学系を構成し、制御性能の向上を図ろ
うとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑み
なされたものであって、半導体レーザを含む送信光学系
と、光検出素子および位置検出素子を含む受信光学系を
個別に構成し、前記送信光学系と受信光学系を出射光軸
に垂直な面内において直交する2つの軸、例えば水平方
向と垂直方向に回動する軸構造の可動部側に、それら光
軸を略一致させて固定する。
【0023】更に、光ビームを相手装置から外れること
はない微小な角度で走査すると共に、送信信号に相手装
置から自装置に到達する光ビームの入射角度と、その時
の入射光量情報とを加え、同様にして相手装置からの送
信信号に含まれている自装置から送る光ビームの入射角
度と、その時の入射光量情報とを復調し、この復調した
信号と自装置の走査情報に基づきCPUで制御量を決定
すると共に、その結果に基づいてモータを駆動し光軸を
調整して前記課題を解決する。
【0024】
【作用】送信光学系と受信光学系の光軸を厳密に一致さ
せていなくても、装置間の光軸を常時自動的に調整す
る。従って、製造が容易であり、保守作業も簡単にな
る。また、光学部品点数を少なくすることができるの
で、光学系全体の質量を小さくなり、姿勢制御の性能が
向上すると共に、携帯性に優れ取扱が容易になる。
【0025】
【実施例】本発明の実施例について図1および図2を参
照して説明する。一対の光空間伝送装置は共に同一の構
成をしていて、仮に光空間伝送装置60A(或いは60
B)を自装置と称し、光空間伝送装置60B(或いは6
0A)を相手装置と称する。これは説明上の便宜的表現
であって、装置の一方が他方に較べて何らかの異なった
特徴を有するものではない。尚、従来例と同一の構成で
同一の動作をするものについては、同一の符号を付し、
説明は省略する。また、以下の説明においては前述した
入射光量情報を受光した入射光の光強度とした場合であ
り、他の入射光量情報、例えば入射光分布を必要とする
制御の場合は、前記入射光分布を検出する装置を設けて
前記光空間伝送装置を構成すれば良い事は論を待たな
い。
【0026】まず、本発明の光空間伝送装置の構成につ
いて図1を参照して説明する。光学系は送信光学系10
4と受信光学系105とから成り、送信光学系104は
半導体レーザ3および送信レンズ101を主要な要素と
し、また、受信光学系105は光検出素子4、位置検出
素子5、ハーフミラー6および受信レンズ102を主要
な要素として構成されていて、これら2つの光学系は光
学系筐体103に固定されている。2つの光学系は後述
するように、厳密に光軸を一致させて光学系筐体103
に固定する必要はなく、温度変化および経時変化等によ
る光軸ずれの虞についても過度に対策をする必要はな
く、これが本発明の大きな特徴になっている。
【0027】つぎに、電気系の構成をブロックで説明す
ると、光検出素子4に続いて受光回路10、周波数分離
回路11、復調回路12、13、また位置検出素子5に
続いて集光位置検出回路14、更に復調回路13と集光
位置検出回路14の出力を入力とするCPU15があ
り、CPU15からはモータ駆動回路23と変調回路1
6に出力されている。更にまた、変調回路16と変調回
路17との出力は合成されレーザ駆動回路18に入力
し、レーザ駆動回路18の出力は半導体レーザ3に導か
れている。
【0028】つぎに、上述した光学系と電気系の動作に
ついて説明する。まず、受信光学系105に関連して説
明すると、受信レンズ102に入射した相手装置(例え
ば60B)からのレーザ光L2 はハーフミラー6により
光検出素子4および位置検出素子5に集光し、光検出素
子4では光の強度変化に変調された送信信号を検出し、
また、位置検出素子5ではレーザ光L2 の受信光学系1
05への入射角度を検出する。入射角度は位置検出素子
5上の集光位置と対応しており、集光位置検出回路14
による集光位置の算出方法は、既に図5を参照して説明
したものと同一である。
【0029】相手装置(例えば60B)のレーザ光L2
には、詳しくは後述するように本来の伝達信号の他に自
装置のレーザ光L1 の相手装置への入射角度と入射光強
度に対応した変調が加えられている。レーザ光L2 は光
検出素子4で電気信号に変換され、受光回路10で信号
整形処理がされた後、周波数分離回路11で各搬送波に
分離される。周波数分離回路11の後段に続く、例えば
復調回路12で本来の伝達信号を再生して受信信号と
し、復調回路13では前述した入射角度と入射光強度
等、相手装置に到達した自装置からのレーザ光L1 の状
態を再生する。
【0030】前記復調回路13と集光位置検出回路14
からの出力はCPU15に入力され、CPU15におい
て自装置からのレーザ光L1 の出射方向と正しい出射方
向との誤差を算出し、その結果をモータ駆動回路23に
入力してX軸モータ24とY軸モータ25を駆動し、光
学系103の光軸を制御するものである。尚、光軸を調
整する為の回動軸の構成等は、既に図6を参照して説明
したものと同一である。
【0031】つぎに、送信光学系104に関連して説明
する。位置検出素子5と集光位置検出回路14とCPU
15とで算出され或いは補正された、相手装置からのレ
ーザ光L2 の自装置に対する入射角度と入射光強度を変
調回路16で変調すると共に、変調回路17において変
調された目的とする伝達信号と合成し、その後レーザ駆
動回路18に入力する。半導体レーザ3は前述した合成
変調信号によって駆動され、相手装置に向かって出射
(レーザ光L1 )するものである。
【0032】更に、レーザ光L1 は相手装置への入射状
態をより正確に検出し制御する為に、光軸に垂直な面内
で直交する2つの軸方向に、交互に独立して走査をす
る。即ち図2(b)に示すように光空間伝送装置60A
を、中心から両側に一定の角度、例えば+ΔΘから−Δ
Θの範囲で走査し、その走査角度に対する受光強度を測
定するものである。例えば図2(a)に示すように角度
ΔΘ1 で受光強度が最大になったとすると、その角度を
走査角度の中心としてCPU15で設定し、自装置のレ
ーザ光L1 の出射方向を制御する。
【0033】走査角度は自装置で認識でき、その時相手
装置が受けている光の強度は常時レーザ光L2 で自装置
に送信されているので、走査角度と相手装置が受けてい
る光の強度との関係は容易にしかも瞬時に知ることがで
きる。従って、大気の温度変化或いは揺らぎによる伝送
径路のずれや、伝送装置の設置場所の変動によるレーザ
光の出射方向のずれ、または装置の光学系自体の位置ず
れによる光軸の刻々とした変動を常時調整することがで
きるものである。
【0034】また、その走査周期は気象変動に十分対応
する、例えば数秒程度の比較的長い周期で良く、走査範
囲は当然のことながら相手装置の受信レンズ102から
レーザ光L1 が外れることのない、極めて狭い角度範囲
で良い。尚、走査する機構としてはX軸モータ24とY
軸モータ25を用いても良いし、また、半導体レーザ3
だけを揺動する機構(図示せず)を採っても良いことは
論を待たない。
【0035】以上、本発明による光空間伝送装置の構成
と働きについて、自装置(例えば60A)から相手装置
(例えば60B)を見た場合について説明したが、相手
装置から自装置を見た場合についても、その説明は何ら
変わりのないことは当然である。
【0036】
【発明の効果】従って、本発明によると送信光学系と受
信光学系の光軸を厳密に一致させておく必要がないので
製造が容易であり、保守作業も簡単になる。
【0037】光軸の温度変化、経時変化について特段考
慮する必要がなく、自動制御によって最適の光軸に常時
保つことができると共に、高価で複雑な機構と光学部品
を用いる必要がないので安価で高性能、高信頼性のある
光空間伝送装置を提供することができる。
【0038】光学部品点数が少なく、光学系全体の質量
を小さくすることができ、姿勢制御の性能が向上すると
共に、装置全体が小さく軽くなり、携帯性に優れ取扱が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光空間伝送装置を示す概略ブロ
ック図である。
【図2】 光空間伝送装置の走査を説明する為の図であ
り、(a)は走査角度と受光強度との一例を示し、
(b)はレーザ光の走査角度について示す。
【図3】 光空間伝送装置の伝送状態を説明する為の図
である。
【図4】 従来の光空間伝送装置を示す概略ブロック図
である。
【図5】 光空間伝送装置のレーザ光出射方向の自動制
御に用いる位置検出素子について説明する為の図であ
る。
【図6】 光空間伝送装置の光軸の制御に用いる回動軸
の構成ついて説明する為の概略前面図である。
【符号の説明】
1A〜1E レンズ 2A、2B 偏光ビームスプリッタ 3 半導体レーザ 4 光検出素子 5 位置検出素子 6 ハーフミラー 10、19 受光回路 11 周波数分離回路 12、13 復調回路 14 集光位置検出回路 15 CPU 16、17 変調回路 18 レーザ駆動回路 23 モータ駆動回路 24 X軸モータ 25 Y軸モータ 26 X軸歯車 27 Y軸歯車 28 X回動軸 29 Y回動軸 31 内枠 32 外枠 101 送信レンズ 102 受信レンズ 104 送信光学系 105 受信光学系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を信号用光源とし、送信信号に
    応じて前記レーザ光を変調して外部に出射することによ
    り送信を行う送信手段と、外部から入射する変調された
    レーザ光を受光すると共に復調して信号を得る受信手段
    とを含んで構成され、 対向する一対の装置の一方を自装置とし、他方を相手装
    置として伝送回線を形成する光空間伝送装置において、 前記受信手段は送信されてくるレーザ光の入射角度、お
    よび前記レーザ光の光軸ずれに対応した入射光量情報を
    検出する装置を含んで成り、更に、前記送信手段は前記
    受信手段によって検出された前記レーザ光の入射角度お
    よび入射光量情報とを変調して送信信号に加える装置を
    含んで成ることを特徴とする光空間伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記送信手段の構成要素である送信光学
    系と前記受信手段の構成要素である受信光学系は一体と
    して、出射するレーザ光の光軸に垂直な面内の直交する
    2軸方向に、それぞれ独立して回動する軸構成部の回動
    側構成部に固設していることを特徴とする、請求項1に
    記載の光空間伝送装置。
  3. 【請求項3】 レーザ光を、前記レーザ光の光軸に垂直
    な面内の直交する2軸方向に、それぞれ独立して交互に
    走査する構成であることを特徴とする、請求項1に記載
    の光空間伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記相手装置からの送信信号に含まれて
    いる、相手装置に対する前記自装置からのレーザ光の入
    射角度および入射光量情報と、相手装置から送られてく
    るレーザ光自体の自装置に対する入射角度および入射光
    量情報とから、前記軸構成部の回動を制御して自装置の
    レーザ光の出射角度を調整することを特徴とする、請求
    項1に記載の光空間伝送装置。
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