JP5211680B2 - オートフォーカス装置、オートフォーカス方式選択方法及びプログラム - Google Patents

オートフォーカス装置、オートフォーカス方式選択方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、オートフォーカス装置、オートフォーカス方式選択方法及びプログラムに関するものである。
被写体に合焦(ピント合わせ)する処理を行うオートフォーカス装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1で開示されたデジタルカメラは、オートフォーカス方式としてコントラストオートフォーカス方式(コントラストAF方式)とTTL(through the lens)位相差オートフォーカス方式(TTL位相差AF方式)とを使い分けてオートフォーカス処理を行う機能を備える。
コントラストAF方式は、被写体の輝度データに基づいてAF処理を行う方式であり、TTL位相差AF方式は、三角測量の原理を利用してAF処理を行う方式である。
この特許文献1で開示されたデジタルカメラは、上記の2つのオートフォーカス方式による合焦処理を略同時に開始する。
そして、特許文献1で開示されたデジタルカメラでは、TTL位相差AF方式による測定距離と、コントラストAF方式のAF処理によって検出された合焦位置に対応する撮影距離と、を比較することによって2つのAF方式のいずれか一方を選択する。
特開2001−264622号公報(第9項、図3)
しかし、コントラストAF方式は、被写体の輝度データを利用してAF処理を行う方式であるため、コントラストが小さい場合、測距誤差が大きくなる。一方、TTL位相差AF方式は、三角測量の原理を利用した方式であるため、被写体までの距離が遠くなるに従って分解能が低下する。
このように、コントラストAF方式にしても、TTL位相差AF方式にしても、短所があるため、被写体までの距離を正しく測定できたか否かを判別することができず、被写体に精度良く焦点を合わせることができない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、より正確に、被写体に焦点を合わせることが可能なオートフォーカス装置、オートフォーカス方式選択方法及びプログラムを提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るオートフォーカス装置は、
少なくともコントラストオートフォーカス方式と位相差オートフォーカス方式との二つの合焦方式を備えたオートフォーカス装置であって、
撮像素子と、
前記撮像素子により撮像された被写体の輝度画像を取得する第1の画像取得手段と、
前記撮像素子により撮像された前記被写体の距離画像を取得する第2の画像取得手段と、
前記第1の画像取得手段により取得された輝度画像に複数のフォーカスエリアを設定するフォーカスエリア設定手段と、
前記輝度画像と前記フォーカスエリア設定手段により設定された複数のフォーカスエリアとに基づいて、当該複数のフォーカスエリアにおける複数のフォーカス評価値を取得するフォーカス評価値取得手段と、
前記フォーカス評価値取得手段により取得された複数のフォーカス評価値に基づいて、前記被写体までの第1の距離情報を取得する第1の距離情報取得手段と、
前記第2の画像取得手段により取得された距離画像に基づいて、前記複数のフォーカスエリアに対応する前記被写体までの複数の距離情報を取得する被写体距離取得手段と、
前記被写体距離取得手段により取得された複数の距離情報に基づいて、前記被写体までの第2の距離情報を取得する第2の距離情報取得手段と、
前記第1の距離情報取得手段により取得された第1の距離情報と前記第2の距離情報取得手段により取得された第2の距離情報とを比較する距離情報比較手段と、
前記距離情報比較手段による比較結果に基づいて、前記被写体の合焦のための選択として、前記コントラストオートフォーカス方式又は前記位相差オートフォーカス方式のいずれかを選択する合焦方式選択手段と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項記載の発明は、請求項に記載のオートフォーカス装置であって、
前記第1の距離情報取得手段により取得された第1の距離情報と前記第2の距離情報取得手段により取得された第2の距離情報とを比較するためのスケールを設定するスケール設定手段と、
前記スケール設定手段により設定されたスケールに基づいて、前記第1の距離情報及び前記第2の距離情報における距離レベルを夫々取得する距離レベル取得手段と、
前記距離レベル取得手段により取得された夫々の距離レベルの差を取得する距離レベル差取得手段と、を更に備え、
前記距離情報比較手段は、前記距離レベル差取得手段により取得された前記距離レベルの差と予め設定された閾値とを比較することを特徴とする。
また、請求項記載の発明は、請求項に記載のオートフォーカス装置であって、
前記合焦方式選択手段は、前記距離レベル差取得手段により取得された前記第1の距離情報における距離レベルと前記第2の距離情報における距離レベルの差が前記閾値未満のときは、前記コントラストオートフォーカス方式を選択し、前記距離レベル差取得手段により取得された前記第1の距離情報における距離レベルと前記第2の距離情報における距離レベルの差が前記閾値以上のときは、前記位相差オートフォーカス方式を選択することを特徴とする。
また、請求項記載の発明は、請求項乃至のいずれかに記載のオートフォーカス装置であって、
前記フォーカス評価値取得手段により夫々取得されたフォーカス評価値の平均値を算出する平均フォーカス値算出手段と、
前記被写体距離取得手段により取得された前記複数の被写体までの距離情報の平均値を算出する平均距離情報算出手段と、を更に備え、
前記第1の距離情報取得手段は、前記平均フォーカス値算出手段により算出された平均値に基づいて、前記第1の距離情報を取得し、
前記第2の距離情報取得手段は、前記平均距離情報算出手段により算出された平均値を前記第2の距離情報として取得することを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るオートフォーカス方式選択方法は、
撮像素子と、少なくともコントラストオートフォーカス方式と位相差オートフォーカス
方式との二つの合焦方式を備える撮像装置のオートフォーカス方式選択方法であって、
前記撮像素子により撮像された被写体の輝度画像を取得する第1の画像取得ステップと、
前記撮像素子により撮像された前記被写体の距離画像を取得する第2の画像取得ステップと、
前記第1の画像取得ステップにて取得された輝度画像に複数のフォーカスエリアを設定するフォーカスエリア設定ステップと、
前記輝度画像と前記フォーカスエリア設定ステップにて設定された複数のフォーカスエリアとに基づいて、当該複数のフォーカスエリアにおける複数のフォーカス評価値を取得するフォーカス評価値取得ステップと、
前記フォーカス評価値取得ステップにて取得された複数のフォーカス評価値に基づいて、前記被写体までの第1の距離情報を取得する第1の距離情報取得ステップと、
前記第2の画像取得ステップにて取得された距離画像に基づいて、前記複数のフォーカスエリアに対応する前記被写体までの複数の距離情報を取得する被写体距離取得ステップと、
前記被写体距離取得ステップにより取得された複数の距離情報に基づいて、前記被写体までの第2の距離情報を取得する第2の距離情報取得ステップと、
前記第1の距離情報取得ステップにより取得された第1の距離情報と前記第2の距離情報取得ステップにより取得された第2の距離情報とを比較する距離情報比較ステップと、
前記距離情報比較ステップによる比較結果に基づいて、前記被写体の合焦のための選択として、コントラストオートフォーカス方式又は位相差オートフォーカス方式のいずれかを選択する合焦方式選択ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
撮像素子と、少なくともコントラストオートフォーカス方式と位相差オートフォーカス方式との二つの合焦方式を備える撮像装置のコンピュータを、
前記撮像素子により撮像された被写体の輝度画像を取得する第1の画像取得手段、
前記撮像素子により撮像された前記被写体の距離画像を取得する第2の画像取得手段、
前記第1の画像取得手段により取得された輝度画像に複数のフォーカスエリアを設定するフォーカスエリア設定手段、
前記輝度画像と前記フォーカスエリア設定手段により設定された複数のフォーカスエリアとに基づいて、当該複数のフォーカスエリアにおける複数のフォーカス評価値を取得するフォーカス評価値取得手段、
前記フォーカス評価値取得手段により取得された複数のフォーカス評価値に基づいて、前記被写体までの第1の距離情報を取得する第1の距離情報取得手段、
前記第2の画像取得手段により取得された距離画像に基づいて、前記複数のフォーカスエリアに対応する前記被写体までの複数の距離情報を取得する被写体距離取得手段、
前記被写体距離取得手段により取得された複数の距離情報に基づいて、前記被写体までの第2の距離情報を取得する第2の距離情報取得手段、
前記第1の距離情報取得手段により取得された第1の距離情報と前記第2の距離情報取得手段により取得された第2の距離情報とを比較する距離情報比較手段、
前記距離情報比較手段による比較結果に基づいて、前記被写体の合焦のための選択として、コントラストオートフォーカス方式又は位相差オートフォーカス方式のいずれかを選択する合焦方式選択手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、より正確に、被写体に焦点を合わせることができる。
以下、本発明の実施形態に係るオートフォーカス装置について図面を参照して説明する。尚、本実施形態では、オートフォーカス装置を撮像装置に適用して説明する。
本実施形態に係る撮像装置の構成を図1に示す。
本実施形態に係る撮像装置1は、レンズ10と、レンズ駆動部11と、センサ部12と、フラッシュ(距離画像用)13と、撮像制御部14と、フラッシュ(輝度画像用)15と、フラッシュ制御部16と、フレームメモリ17と、メモリコントローラ18と、データ処理部19と、光センサアレイ20と、演算部21と、操作部22と、制御部23と、を備える。
この撮像装置1は、距離画像から取得した距離情報に基づいてコントラストAF方式によるAF(オートフォーカス)評価値又はTTL位相差AF方式によるAF評価値を選択し、選択したAF評価値に基づいて被写体2に合焦させるように構成されたものである。
尚、図2に示すように、壁5を背景として撮影範囲3内の人物4を撮影した場合、この人物4,壁5を被写体2として、例えば、人間の視覚で得られるようなRGB成分、輝度情報で表した図3(a)に示すような画像3iを、輝度画像とする。この図3(a)に示す人物画像4i、壁画像5iは、それぞれ、この輝度画像3iに含まれる被写体画像である。
これに対して、撮像装置1から人物4、壁5までの距離情報を画像で表した図3(b)に示すような画像3dを距離画像とする。この図3(b)に示す人物画像4d、壁画像5dは、それぞれ、距離画像3dに含まれる被写体画像である。
図1に戻り、レンズ10は、撮像素子120と光センサアレイ20との撮像面上に位置し、被写体2で反射した光による画像を結像させるためのものである。
レンズ10は、撮影レンズ、フォーカスレンズ、(図示せず)、ズームレンズ(図示せず)によって構成される。レンズ10は、撮像装置1の前面に設けられる。
レンズ駆動部11は、レンズ10を移動させる。
レンズ駆動部11は、ステッピングモータ等のアクチュエータから構成される。レンズ駆動部11は、制御部23とレンズ10とに接続され、制御部23から制御信号が供給され、供給された制御信号に基づいて、アクチュエータを駆動し、レンズ10を移動させる。
センサ部12は、輝度画像と距離画像とを取得するものである。センサ部12は、撮像素子120と、素子駆動部121,122とによって構成される。
撮像素子120は、図4に示すように、画素回路120Lと,120Gと,120Rと,120Bが各1個ずつから構成される画素回路ユニットが行列配置されて構成される。
画素回路120Lは、距離画像を取得するためのものである。画素回路120Lは、素子駆動部(距離画像)121に接続され、フラッシュ13から照射されて被写体2で反射した近赤外光を受光して電気信号に変換し、素子駆動部121に供給する。
画素回路120G,120R,120Bは、輝度画像を取得するためのものである。画素回路120G,120R,120Bは、素子駆動部122に接続され、被写体2で反射した可視光を受光して、受光した可視光のG(Green)成分、R(Red)成分、B(Blue)成分を電気信号に変換し、素子駆動部122に供給する。
素子駆動部121は、距離画像データを生成する。
素子駆動部121は、マイクロプロセッサ等から構成される。素子駆動部121は、撮像素子120と撮像制御部14とフレームメモリ17と制御部23とに接続される。
素子駆動部121は、フラッシュ13が近赤外光のパルス光を照射してから画素回路120Lが受光するまでの光の飛行時間に基づいて、画像距離データを生成する。そして、素子駆動部121は、生成した距離画像データをフレームメモリ17に出力する。
画素回路120Lから構成される距離画像取得用の画素アレイと素子駆動部121とを含んで構成された距離画像取得部は、例えば、特開2004−294420号公報に記載されたものが用いられる。
素子駆動部122は、輝度画像用のデータを生成する。
素子駆動部122は、マイクロプロセッサ等から構成される。素子駆動部122は、撮像素子120を構成する画素回路120G,120R,120Bと制御部23とフレームメモリ17とに接続され、画素回路120G,120R,120Bが供給する電気信号に基づいて輝度画像用のデータを生成し、フレームメモリ17に出力する。
フラッシュ13は、被写体2に向けて近赤外光のパルス光を照射する。
フラッシュ13は、撮像制御部14に接続され、撮像制御部14から供給されたタイミング信号を取得すると、近赤外光のパルス光を照射する。
撮像制御部14は、距離画像を取得するために、フラッシュ13が照射するパルス光の点滅制御を行うとともに、素子駆動部121にタイミング信号を供給する。
撮像制御部14は、制御部23とフラッシュ13と素子駆動部121とに接続され、制御部23から供給された制御信号を取得して、フラッシュ13と素子駆動部121とにタイミング信号を供給する。
フラッシュ15は、被写体2に向けて可視光を照射する。
フラッシュ15は、フラッシュ制御部16に接続され、フラッシュ制御部16から供給されたタイミング信号を取得して、可視光を照射する。
フラッシュ制御部16は、輝度画像を取得するために、フラッシュ15を点灯させる。
フラッシュ制御部16は、制御部23とフラッシュ15とに接続され、制御部23から供給された制御信号を取得して、フラッシュ15にタイミング信号を供給する。
フレームメモリ17は、HDD(Hard disk drive)等から構成され、素子駆動部121から出力されたデータと、素子駆動部122から出力されたデータとを記憶する。フレームメモリ17は、輝度画像用のデータを記憶する輝度画像領域17aと、距離画像用のデータを記憶する距離画像領域17bとを有する。
メモリコントローラ18は、素子駆動部121が出力した輝度画像用のデータを輝度画像領域16aに格納し、素子駆動部122が出力した距離画像用のデータを距離画像領域16bに格納する。
メモリコントローラ18は、制御部23とフレームメモリ17とに接続され、制御部23の制御信号に従って、フレームメモリ17への記憶処理を実行する。
データ処理部19は、マイクロプロセッサ等から構成され、制御部23とフレームメモリ17とに接続される。データ処理部19は、フレームメモリ17に記憶された距離画像用のデータに基づいて、画素ごとに、色、明度を設定して距離画像を生成する。また、データ処理部19は、輝度画像用のデータに基づいて、画素ごとにG,R,B成分の輝度画像を生成する。
光センサアレイ20は、TTL位相差AF方式によるAF処理を行うために用いられる。光センサアレイ20は、ライン上に配置された複数の光電変換素子(画素)で構成される。また、光センサアレイ20は、間隔をもって配置された2つのレンズ(図示せず)を備え、2つのレンズを通して被写体2の複数の画像を取得する。
光センサアレイ20は、演算部21に接続され、各画素から当該画素上に結像された被写体2の複数の画像の光量に対応する電気信号をそれぞれ演算部21に供給する。
演算部21は、マイクロプロセッサ等から構成され、TTL位相差AF方式による方法で被写体2と撮像装置1との距離を算出する。
演算部21は、光センサアレイ20と制御部23とに接続され、光センサアレイ20を構成する各画素が供給する電気信号を取得し、取得した電気信号に基づいて、被写体2の複数の画像の位相差情報を取得する。
そして、演算部21は、取得した位相差情報に基づいて、TTL位相差AF方式による算出方法で撮像装置1と被写体2との距離を算出する。演算部21は、算出した距離データを制御部23に出力する。
操作部22は、電源キー、シャッターキー等から構成される(いずれも図示せず)。操作部22は、制御部23に接続され、ユーザによって入力された操作情報を制御部23に供給する。
シャッターキーは、2段階のストローク操作で動作する。第1のストローク位置まで押下されると、シャッターキーは、一般にハーフシャッタと呼ばれる状態となり、撮像装置1は、AF処理及びAE(Automatic Exposure)処理を実行して合焦(ピント合わせ)と露出を設定する。
また、シャッターキーが第2のストローク位置まで押下されると、シャッターキーは、全押し状態となり、撮像装置1は、ハーフシャッタ時に合焦した状態、露出で撮影を行う。
制御部23は、CPU24(Central Processing Unit)と、ROM25(Read Only Memory)と、RAM26(Random Access Memory)とを備え、ROM25に格納されたプログラムに従って、撮像装置1全体を制御する。
ROM25は、撮像装置1を制御するプログラムのプログラムデータ等を記憶するメモリである。ROM25は、プログラムデータとして、後述する撮像処理のプログラムのデータを記憶する。
RAM26は、CPU24が作業に必要なデータを記憶するためのメモリである。
CPU24は、各部の動作を制御する。具体的には、CPU24は、操作部22から操作情報が供給されると、その操作情報に基づいて操作の内容を判別する。
電源キーが押下されると、CPU24は、操作部22から供給された操作情報に基づいて、この操作を判別し、電源キーが押下される毎に、撮像装置1の電源をオン、オフする。
CPU24は、操作部22から供給された操作情報に基づいて、電源がオン状態と判別すると、撮像装置1の電源をオンする。
次に、シャッターキーが第1のストローク位置まで押下されると、CPU24は、操作部22から供給された操作情報に基づいて、ハーフシャッタ状態と判別する。
尚、撮像装置1は、低解像度撮影と高解像度撮影とが可能なものであり、CPU24は、ハーフシャッタ状態と判別すると、低解像度撮影を行うように各部を制御し、コントラストAF方式又はTTL位相差AF方式を選択してAF処理を行う。
CPU24は、コントラストAF方式に従って取得した被写体2までの距離データと距離画像に基づいて取得した被写体2までの距離データとを比較することにより、AF方式を選択する。
コントラストAF方式に従って距離データを取得するため、CPU24は、AF評価値を取得する。CPU24は、まず、レンズ駆動部11を駆動して、レンズ10の位置を予め設定されたある位置に設定する。CPU24は、素子駆動部122とフラッシュ制御部16とに制御信号を供給し、データ処理部19から輝度画像を取得する。
CPU24は、データ処理部19から図3(a)に示すような輝度画像3iを取得した場合、例えば、図5(a)に示すように、取得した輝度画像3iに、複数のAF領域A1〜A7を設定する。CPU24は、精度よくAF評価値を取得するため、人物画像4iと壁画像5iとの境界部分のような輝度差の大きい位置にAF領域A1〜A7を設定する。
ここで、CPU24は、RGB信号をYUV信号に換算し、Y信号の強度から輝度(データ)を算出する。換算式は、例えば、以下のような式を用いる(係数は、文献によって異なる)。
Y=0.29900×R+0.58700×G+0.11400×B
U=−0.16874×R−0.33126×G+0.50000×B
V=0.50000×R−0.41869×G−0.08131×B
CPU24は、この式に基づいて取得した各AF領域Ajにおける各画素の輝度データ(情報)を取得し、この輝度データを積分する。
CPU24は、レンズ10を光軸方向に移動させつつ、このような処理を行い、図6に示すような撮像素子120に像が結像したときの撮像素子120とレンズ10との距離D_lenseと、積分値と、の関係をAF領域A1〜A7毎に取得する。そして、CPU24は、この積分値の極大値をAF評価値Vafとして、各AF領域A1〜A7のAF評価値Vafを取得する。
この距離D_lenseと積分値との関係を示すAFカーブは、輝度差が大きくなるに従ってAFカーブは急峻となる。このため、AF評価値Vafの誤差は小さくなる。従って、AFカーブの傾斜は、AF評価値Vafの精度に関わってくる。
また、距離D_lenseは、AF評価値Vafによって決定されるので、AF評価値Vafと距離D_lenseとは対応している。さらに、距離D_lense、レンズ10と被写体2との距離D1、レンズ10の焦点距離fとは、周知の下記式(1)の関係を有しているため、距離D_lenseに基づいて各AF領域A1〜A7における距離D11〜D17を求めることができる。
(1/D1)+(1/D_lense)=(1/f) ・・・(1)
即ち、撮像素子120に像が結像したときの各AF領域AjにおけるAF評価値Vafを取得すれば、図6に示す距離D_lenseとAF評価値Vafの関係から、距離D_lenseを取得できる。そして、取得した距離D_lense及びレンズ10の焦点距離fに基づいて上記式(1)より、各AF領域Ajにおける距離D1を取得することができる。なお、レンズ10の焦点距離fの値は、ROMに予め格納されている。
このため、ROM25は、撮像素子120に像が結像したときのAF評価値Vafと距離D1との関係を示すテーブル(データ)を記憶し、CPU24は、このテーブルを参照して、AF評価値Vafから、各AF領域A1〜A7における距離D11〜D17を取得する。
CPU24は、コントラストAF方式に従って得られた距離D11〜D17を、誤差も含めて評価するため、取得した距離D11〜D17の和を求め、求めた和をAF領域A1〜A7の個数で割って、距離D11〜D17の代表値として平均距離Dave1を算出する。
また、CPU24は、コントラストAF方式に従って得られたこの平均距離Dave1の正否を判定する。このため、距離AF領域A1〜A7毎に、距離画像に基づく距離D2jを取得する。
このため、CPU24は、フラッシュ13が近赤外光のパルス光を照射するように、撮像制御部14を制御し、データ処理部19が距離画像を生成すると、CPU24は、データ処理部19から、図3(b)に示すような距離画像3dを取得する。
CPU24は、図5(b)に示すように、距離画像3dについても、輝度画像3iと同様、AF領域A1〜A7を設定し、取得した距離画像3dに基づいて、各AF領域A1〜A7における距離D21〜D27を取得する。
CPU24は、距離D21〜D27の和をAF領域A1〜A7の個数で割って、距離D21〜D27の代表値として平均距離Dave2を算出する。
次に、CPU24は、平均距離Dave1と平均距離Dave2とを比較する。CPU24は、誤差を含めて比較するため、スケールを設定し、距離レベルを取得する。
CPU24は、平均距離Dave1とこのスケールとを比較してコントラストAF方式による距離レベルLcを取得する。また、CPU24は、平均値Dave2とこのスケールとを比較して距離画像に基づく距離レベルLdを取得する。
CPU24は、コントラストAF方式に従って得られた距離レベルLcと距離画像に基づく距離レベルLdとの差δ(絶対値)を取得する。
輝度画像3iのコントラストが大きい場合、コントラストAF方式に従って得られた距離レベルLcの測距誤差は、小さくなり、距離D11とD21、・・・、D17とD27とが近似するため、差δは小さくなる。
一方、輝度画像3iのコントラストが小さい場合、コントラストAF方式に従って得られた距離D11〜D17の測距誤差は、大きくなり、距離D11とD21、・・・、D17とD27とは、近似しなくなるため、差δは大きくなる。
CPU24は、閾値δthを設定し、この差δと閾値δthとを比較することにより、この差δが大小を判別し、この判別結果に基づいて、AF方式を選択する。
即ち、CPU24は、差δが閾値未満となった場合、コントラストAF方式を選択し、差δは閾値δth以上となった場合、TTL位相差AF方式を選択する。
CPU24は、コントラストAF方式を選択すると、この方式によるレンズ10の繰り出し量を決定する。
CPU24は、TTL位相差AF方式を選択すると、演算部21で撮像装置1と被写体2との距離を算出して合焦位置を決定し、レンズ10の繰り出し量を決定する。
CPU24は、選択したAF方式に従ってレンズ10の繰り出し量を決定すると、レンズ駆動部11を駆動してレンズ10の焦点が合焦位置に位置するようにレンズ10を移動する。
CPU24は、シャッターボタンが第2のストローク位置まで押下されると、操作部22から供給された操作情報に基づいて、シャッターボタンが全押し状態であると判別する。
CPU24は、シャッターキーが全押し状態であると判別すると、決定した繰り出し量だけレンズ10を繰り出して被写体2に合焦させ、高解像度撮影を行うように、フラッシュ制御部16と素子駆動部122とに制御信号を供給し、データ処理部19で高解像度画像を生成させる。
そして、CPU24は、データ処理部19から生成した高解像度画像を取得して図示せぬ表示部に表示する。
次に、本実施形態に係る撮像装置1の動作を説明する。
操作部22の電源キーが押下されると、CPU24は、操作部22から供給された操作情報に基づいて撮像装置1の電源をオンする。
シャッターキーが第1のストローク位置まで押下されると、CPU24は、操作部22から供給された操作情報に基づいて、シャッターキーがハーフシャッタ状態であると判別し、図7に示すフローチャートに従って撮影処理を実行する。
CPU24は、低解像度撮影を行うように、撮像制御部14、フラッシュ制御部16、撮像素子120、素子駆動部121、122、メモリコントローラ18、データ処理部19を制御する(ステップS11)。
CPU24は、データ処理部19から、輝度画像を取得して複数のAF領域Ajを設定し、設定した複数のAF領域A1〜A7におけるAF評価値Vafを取得する(ステップS12)。
CPU24は、ROM25が記憶するテーブルを参照し、撮像素子120に像が結像したときのAF評価値Vafと距離D1との関係に従い、AF評価値Vafから、各AF領域A1〜A7における距離D11〜D17を取得する(ステップS13)。
CPU24は、取得した距離D11〜D17の和を求め、求めた和をAF領域の個数で割って、平均距離Dave1を取得する(ステップS14)。
次に、CPU24は、データ処理部19から、距離画像を取得し、取得した距離画像に基づいて、各AF領域A1〜A7における撮像素子120と被写体2との距離D21〜D27を取得する(ステップS15)。
CPU24は、取得した距離D21〜D27の和を求め、求めた和をAF領域の個数で割って、平均距離Dave2を取得する(ステップS16)。
CPU24は、平均距離Dave1,Dave2を比較するためのスケールを設定する(ステップS17)。
CPU24は、取得した平均距離Dave1とスケールとを比較してAFコントラストAF方式による距離レベルLcを取得する(ステップS18)。
CPU24は、算出した平均距離Dave2とスケールとを比較して距離画像に基づく距離レベルLdを取得する(ステップS19)。
CPU24は、コントラストAF方式による距離レベルLcと距離画像に基づく距離レベルLdとの差δを取得する(ステップS20)。
CPU24は、取得した差δと予め設定された閾値δthとを比較し、差δが閾値δth未満であるか否かを判定する(ステップS21)。
差δが閾値δth未満と判定した場合(ステップS21:Yes)、CPU24は、AF方式として、コントラストAF方式を選択し、コントラストAF方式によるAF処理を実行し、レンズ10の繰り出し量を決定する(ステップS22)。
一方、差δが閾値δth以上と判定した場合(ステップS21:No)、CPU24は、TTL位相差AF方式を選択し、TTL位相差AF方式によるAF処理を実行し、レンズ10の繰り出し量を決定する(ステップS23)。
次に、CPU24は、操作部22から供給された操作情報に基づいて、シャッターキーが全押し状態であるか否かを判定する(ステップS24)。
シャッターキーが第2のストローク位置に達して全押し状態であると判定した場合(ステップS24;Yes)、CPU24は、決定した繰り出し量だけレンズ10を繰り出して被写体2に合焦させ、高解像度撮影を行うように各部を制御する(ステップS25)。
一方、シャッターキーが全押し状態ではないと判別した場合(ステップS24:No)、CPU24は、予め設定された時間経過後、輝度画像を取得せずに、この撮影処理を終了させる。
次に、本実施形態に係る撮像装置1の具体的な動作について説明する。
図8に示すように、撮像装置1から人物、壁までの距離を、それぞれ、3m、5mとする
この場合に、コントラストAF方式によって得られた各AF領域A1〜A3における距離D11〜D17が、図9(a)に示すように、それぞれ、2,2,2,4,4,4、4mとなった場合、平均距離Dave1は、約3.1mとなる(ステップS13,S14の処理)。
距離画像に基づく各AF領域A1〜A3における距離D21〜D27が、図9(b)に示すように、それぞれ、3,3,3,5,5,5,5mとなった場合、平均距離Dave2は、約4.1mとなる(ステップS15,S16の処理)。
CPU24は、平均距離Dave1と平均距離Dave2とを比較するため、図10に示すようなスケールを設定する(ステップS17の処理)。
CPU24は、平均距離Dave1(=3.1m)とこのスケールとを比較して距離レベルLc=3mを取得する(ステップS18の処理)。また、CPU24は、平均距離Dave2(=4.1m)とこのスケールとを比較して距離レベルLd=4mを取得する(ステップS19の処理)。
この場合、距離レベルLcと距離レベルLdとの差δは1になる。閾値δthが2に設定されている場合、差δ(=1)は、閾値δth未満となるため(ステップS20;Yes)、CPU24は、AF方式として、コントラストAF方式を選択する(ステップS21)。
一方、コントラストAF方式によって得られた各AF領域A1〜A7における距離D11〜D17が、図11に示すように、それぞれ、1,1,1,3,3,3,3mとなった場合、平均距離Dave1は、約2.5mとなる(ステップS14の処理)。
CPU24は、図12に示すように、平均距離Dave1とこのスケールとを比較して距離レベルLc=2mを取得する(ステップS18の処理)。この場合、距離レベルLcと距離レベルLdとの差δは2になる。差δが2以上となるため(ステップS21;No)、CPU24は、AF方式として、TTL位相差AF方式を選択する(ステップS23)。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントラストAF方式に従って得られた距離レベルLcと距離画像に基づく距離レベルLdを比較し、比較結果に基づいてコントラストAF方式又はTTL位相差AF方式を選択するようにした。
従って、被写体2までの距離を正しく測定できたか否かを判別することができ、より正確に被写体2に焦点を合わせることができる。即ち、コントラストが大きい被写体2を撮影する場合には、測距誤差が小さいコントラストAF方式に従ってAF処理を行うことができる。一方、コントラストが小さい被写体2を撮影する場合、コントラストAF方式では、測距誤差が大きくなるため、より正確なTTL位相差AF方式に従ってAF処理を行うことができる。
また、合焦位置を決定する前に、2つのオートフォーカス処理を実行しないので、より短時間でオートフォーカス処理を実行することができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、AF領域を7つとして説明した。しかし、AF領域の数は、7つに限られるものではなく、2以上であってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、コントラストAF方式による距離と距離画像による距離の両方に基づき、AF方式を選択した。しかし、コントラストAF方式による距離又は距離画像による距離の一方のみに基づき、AF方式を選択してもよい。即ち、平均距離Dave1又は平均距離Dave2の一方と所定の閾値とを比較し、比較結果に応じてAF方式を選択してもよい。
上記実施形態では、コントラストAF方式に従って得られた距離レベルLcと距離画像に基づく距離レベルLdとを比較することにより、AF方式を選択するようにした。
しかし、TTL位相差AF方式に従って距離レベルを取得して、この距離レベルと距離画像に基づく距離レベルLdとを比較することによりAF方式を選択するようにしてもよい。
また、TTL位相差AF方式に従って距離レベルを取得して、この距離レベルとコントラストAF方式に従って得られた距離レベルLcとを比較することによりAF方式を選択するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、プログラムが、それぞれメモリ等に予め記憶されているものとして説明した。しかし、オードフォーカス装置を、他の装置の全部又は一部として動作させ、あるいは、上述の処理を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
本発明の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 撮像装置と人物、壁との位置関係の例を示す図である。 図2に示す位置関係に基づいて得られる画像を示し、(a)は、輝度画像を示し、(b)は、距離画像を示す。 図1に示す撮像素子を構成する画素回路の配置を示す図である。 画像に複数のAF領域を設定する例を示し、(a)、(b)は、それぞれ、輝度画像、距離画像に複数のAF領域を設定する例を示す。 撮像素子とレンズとの距離と、積分値と、の関係を示す図である。 図1に示すCPUが実行する撮影処理のフローチャートである。 具体例として、撮像装置と人物との距離、撮像装置と壁との距離を示す図である。 複数のAF領域において取得した距離を示す具体例(1)を示す図であり、(a)、(b)は、それぞれ、輝度画像、距離画像に設定した複数のAF領域における距離及びその平均距離を示す。 図9に示す平均距離と、設定したスケールと、を比較してAF方式を選択する具体例を示す図である。 複数のAF領域において取得した距離を示す具体例(2)を示す図である。 図11に示す平均距離と、設定したスケールと、を比較してAF方式を選択する具体例を示す図である。
符号の説明
1・・・撮像装置、10・・・レンズ、11・・・レンズ駆動部、12・・・センサ部、19・・・データ処理部、20・・・光センサアレイ、21・・・演算部、23・・・制御部、24・・・CPU、25・・・ROM

Claims (6)

  1. 少なくともコントラストオートフォーカス方式と位相差オートフォーカス方式との二つの合焦方式を備えたオートフォーカス装置であって、
    撮像素子と、
    前記撮像素子により撮像された被写体の輝度画像を取得する第1の画像取得手段と、
    前記撮像素子により撮像された前記被写体の距離画像を取得する第2の画像取得手段と、
    前記第1の画像取得手段により取得された輝度画像に複数のフォーカスエリアを設定するフォーカスエリア設定手段と、
    前記輝度画像と前記フォーカスエリア設定手段により設定された複数のフォーカスエリアとに基づいて、当該複数のフォーカスエリアにおける複数のフォーカス評価値を取得するフォーカス評価値取得手段と、
    前記フォーカス評価値取得手段により取得された複数のフォーカス評価値に基づいて、前記被写体までの第1の距離情報を取得する第1の距離情報取得手段と、
    前記第2の画像取得手段により取得された距離画像に基づいて、前記複数のフォーカスエリアに対応する前記被写体までの複数の距離情報を取得する被写体距離取得手段と、
    前記被写体距離取得手段により取得された複数の距離情報に基づいて、前記被写体までの第2の距離情報を取得する第2の距離情報取得手段と、
    前記第1の距離情報取得手段により取得された第1の距離情報と前記第2の距離情報取得手段により取得された第2の距離情報とを比較する距離情報比較手段と、
    前記距離情報比較手段による比較結果に基づいて、前記被写体の合焦のための選択として、前記コントラストオートフォーカス方式又は前記位相差オートフォーカス方式のいずれかを選択する合焦方式選択手段と、
    を備えることを特徴とするオートフォーカス装置。
  2. 前記第1の距離情報取得手段により取得された第1の距離情報と前記第2の距離情報取得手段により取得された第2の距離情報とを比較するためのスケールを設定するスケール設定手段と、
    前記スケール設定手段により設定されたスケールに基づいて、前記第1の距離情報及び前記第2の距離情報における距離レベルを夫々取得する距離レベル取得手段と、
    前記距離レベル取得手段により取得された夫々の距離レベルの差を取得する距離レベル差取得手段と、を更に備え、
    前記距離情報比較手段は、前記距離レベル差取得手段により取得された前記距離レベルの差と予め設定された閾値とを比較することを特徴とする請求項に記載のオートフォーカス装置。
  3. 前記合焦方式選択手段は、前記距離レベル差取得手段により取得された前記第1の距離情報における距離レベルと前記第2の距離情報における距離レベルの差が前記閾値未満のときは、前記コントラストオートフォーカス方式を選択し、前記距離レベル差取得手段により取得された前記第1の距離情報における距離レベルと前記第2の距離情報における距離レベルの差が前記閾値以上のときは、前記位相差オートフォーカス方式を選択することを特徴とする請求項に記載のオートフォーカス装置。
  4. 前記フォーカス評価値取得手段により夫々取得されたフォーカス評価値の平均値を算出する平均フォーカス値算出手段と、
    前記被写体距離取得手段により取得された前記複数の被写体までの距離情報の平均値を算出する平均距離情報算出手段と、を更に備え、
    前記第1の距離情報取得手段は、前記平均フォーカス値算出手段により算出された平均値に基づいて、前記第1の距離情報を取得し、
    前記第2の距離情報取得手段は、前記平均距離情報算出手段により算出された平均値を前記第2の距離情報として取得することを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のオートフォーカス装置。
  5. 撮像素子と、少なくともコントラストオートフォーカス方式と位相差オートフォーカス方式との二つの合焦方式を備える撮像装置のオートフォーカス方式選択方法であって、
    前記撮像素子により撮像された被写体の輝度画像を取得する第1の画像取得ステップと、
    前記撮像素子により撮像された前記被写体の距離画像を取得する第2の画像取得ステップと、
    前記第1の画像取得ステップにて取得された輝度画像に複数のフォーカスエリアを設定するフォーカスエリア設定ステップと、
    前記輝度画像と前記フォーカスエリア設定ステップにて設定された複数のフォーカスエリアとに基づいて、当該複数のフォーカスエリアにおける複数のフォーカス評価値を取得するフォーカス評価値取得ステップと、
    前記フォーカス評価値取得ステップにて取得された複数のフォーカス評価値に基づいて、前記被写体までの第1の距離情報を取得する第1の距離情報取得ステップと、
    前記第2の画像取得ステップにて取得された距離画像に基づいて、前記複数のフォーカスエリアに対応する前記被写体までの複数の距離情報を取得する被写体距離取得ステップと、
    前記被写体距離取得ステップにより取得された複数の距離情報に基づいて、前記被写体までの第2の距離情報を取得する第2の距離情報取得ステップと、
    前記第1の距離情報取得ステップにより取得された第1の距離情報と前記第2の距離情報取得ステップにより取得された第2の距離情報とを比較する距離情報比較ステップと、
    前記距離情報比較ステップによる比較結果に基づいて、前記被写体の合焦のための選択として、コントラストオートフォーカス方式又は位相差オートフォーカス方式のいずれかを選択する合焦方式選択ステップと、
    を含むことを特徴とするオートフォーカス方式選択方法。
  6. 撮像素子と、少なくともコントラストオートフォーカス方式と位相差オートフォーカス方式との二つの合焦方式を備える撮像装置のコンピュータを、
    前記撮像素子により撮像された被写体の輝度画像を取得する第1の画像取得手段、
    前記撮像素子により撮像された前記被写体の距離画像を取得する第2の画像取得手段、
    前記第1の画像取得手段により取得された輝度画像に複数のフォーカスエリアを設定するフォーカスエリア設定手段、
    前記輝度画像と前記フォーカスエリア設定手段により設定された複数のフォーカスエリアとに基づいて、当該複数のフォーカスエリアにおける複数のフォーカス評価値を取得するフォーカス評価値取得手段、
    前記フォーカス評価値取得手段により取得された複数のフォーカス評価値に基づいて、前記被写体までの第1の距離情報を取得する第1の距離情報取得手段、
    前記第2の画像取得手段により取得された距離画像に基づいて、前記複数のフォーカスエリアに対応する前記被写体までの複数の距離情報を取得する被写体距離取得手段、
    前記被写体距離取得手段により取得された複数の距離情報に基づいて、前記被写体までの第2の距離情報を取得する第2の距離情報取得手段、
    前記第1の距離情報取得手段により取得された第1の距離情報と前記第2の距離情報取得手段により取得された第2の距離情報とを比較する距離情報比較手段、
    前記距離情報比較手段による比較結果に基づいて、前記被写体の合焦のための選択として、コントラストオートフォーカス方式又は位相差オートフォーカス方式のいずれかを選択する合焦方式選択手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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