JP2015087494A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】それぞれ複数の赤外光用および可視光用受光素子を1つの受光センサ内に配置して、良好なフォーカス制御を行う。【解決手段】撮像装置1は、撮影光学系2を通った被写体からの光を用いて焦点情報を生成する焦点検出手段10と、被写体からの光を受光し、可視光波長域における互いに異なる波長域に感度重心を有する複数の可視光用受光素子R,G,Bを有する受光センサ7と、撮影光学系のフォーカス制御を行う制御手段14とを有する。受光センサは、可視光用受光素子とは別に、赤外光波長域に感度重心を有する複数の赤外光用受光素子IRを有する。受光センサよりも光入射側に、赤外光用受光素子の感度重心波長よりも長い半値波長を有する赤外カットフィルタ13が配置されている。制御手段は、焦点情報と、可視光用受光素子および赤外光用受光素子からの出力とを用いてフォーカス制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、被写体からの光の分光情報を用いて撮影光学系のフォーカス制御を行う撮像装置に関する。
一眼レフデジタルカメラ等の撮像装置では、交換レンズ内の撮影光学系の焦点状態(デフォーカス量)を検出し、その検出結果に応じて算出した移動量だけ撮影光学系内のフォーカスレンズを移動させることで合焦状態を得るフォーカス制御を行う。このような撮像装置では、撮影光学系を通過した被写体からの光の一部を、被写体を撮像するための撮像素子とは別に設けられた焦点検出部に導いて焦点状態の検出(以下、焦点検出という)を行うことが多い。この場合、撮影光学系の色収差を考慮して、焦点検出部は特定の色光における焦点検出を行い、該特定の色光における焦点検出結果に応じてフォーカスレンズの移動量を算出する。ただし、焦点検出ユニットと撮像素子の分光感度が異なることから、焦点検出部による焦点検出結果に応じて算出されたフォーカスレンズ移動量が、必ずしも撮像素子においてベストな合焦状態が得られる移動量ではない場合がある。
例えば、撮影光学系の色収差によって赤色光と青色光の焦点位置が異なる場合において、焦点検出部は特定の色光として赤色光に感度を有する一方、撮像素子は赤色光、緑色光および青色光に対して均一な感度を有するとする。この場合、焦点検出部は赤色光に対する焦点検出を行い、赤色光に対してはベストな合焦状態が得られるフォーカスレンズ移動量を算出するが、この移動量だけフォーカスレンズを移動させても、撮像素子に対しては緑色光と青色光のぼけが生じる可能性が高い。人間の視覚は特に緑色に対して強い分光感度特性を有するため、緑色光のぼけが存在すると、全体がぼけた印象の画像が得られることになる。
特許文献1には、被写体からの反射光を、可視光波長域に分光感度を有する第1のセンサと赤外光波長域に分光感度を有する第2のセンサとで別々に受光し、これらのセンサからの出力を用いて焦点検出部による検出結果を補正する撮像装置が開示されている。
また、特許文献2には、赤外光波長域に分光感度を有する受光素子(赤外光用受光素子)と互いに異なる可視光領域に分光感度を有する2つの受光素子(可視光用受光素子)とを有する1つのセンサを備えた撮像装置が開示されている。この撮像装置では、赤外光用受光素子の出力と複数の可視光用受光素子のうち一部の出力から被写体を照明する光源を判別する。また、複数の可視光用受光素子の出力から被写体の色を判別する。そして、これらの判別結果に応じて焦点検出部による検出結果を補正する。
特開2006−098771号公報 特開2012−168429号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された撮像装置では、被写体からの反射光に含まれる可視光の中での分光強度比、つまりは被写体の色を測定していない。このため、被写体の色に応じた焦点検出結果の補正を行うことができない。
一方、特許文献2にて開示された撮像装置では、赤外光用受光素子と複数の可視光用受光素子を備えた1つのセンサによって光源の種類と被写体の色の両方を判別することが可能である。ただし、該センサには、赤外光用受光素子が1つと可視光用受光素子が2つ設けられているに過ぎないので、撮影範囲内の様々な被写体に対して個別に光源の種類や被写体の色を検出することができない。このため、1つのセンサ内に多数の赤外光用受光素子と多数の可視光用受光素子とを混在するように配置することが望ましい。
しかしながら、多数の赤外光用および可視光用受光素子を1つのセンサ内に配置する場合、以下のような問題が生じる。センサの光入射側には、可視光用受光素子(特に青と緑用の受光素子)に赤外光波長域での感度が現れて光源種類や被写体色の判別精度が低下しないようにするための赤外カットフィルタを配置する必要がある。このとき、赤外光用および可視光用受光素子の数が多くなって各受光素子の大きさが小さくなると、可視光用受光素子のうち青と緑用の受光素子だけに赤外カットフィルタを設けることが難しい。一方、赤外カットフィルタによって多くの赤外光の赤外光用受光素子への入射が遮られると、赤外光用受光素子から十分な出力が得られなくなるので、光源の種類の判別ができなくなる。
本発明は、複数の赤外光用および可視光用受光素子を1つのセンサ内に配置し、撮影範囲内の光源の種類と被写体の色の双方を精度良く検出することができ、これらの検出結果に応じた良好なフォーカス制御を行うことができる撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮影光学系を通った被写体からの光を用いて該撮影光学系の焦点状態を示す焦点情報を生成する焦点検出手段と、被写体からの光を受光し、可視光波長域における互いに異なる波長域に感度重心を有する複数の可視光用受光素子を有する受光センサと、撮影光学系のフォーカス制御を行う制御手段とを有する。受光センサは、可視光用受光素子とは別に、赤外光波長域に感度重心を有する複数の赤外光用受光素子を有している。受光センサよりも光入射側に、赤外光用受光素子の感度重心波長よりも長い半値波長を有する赤外カットフィルタが配置されている。制御手段は、焦点情報、可視光用受光素子からの出力および赤外光用受光素子からの出力を用いてフォーカス制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、1つの受光センサ内に配置した複数の赤外光用および可視光用受光素子を用いて撮影範囲内の被写体を照らす光源の種類と被写体の色の双方を精度良く検出することができる。このため、光源の種類と被写体の色の検出結果に応じた良好なフォーカス制御を行うことができる。
本発明の実施例である撮像装置の構成を示す図。 上記撮像装置の測光センサを示す図。 上記撮像装置におけるAF動作の流れを示すフローチャート。 上記撮像装置における光源と被写体色とに応じたデフォーカス補正量を示す概念図。 上記測光センサの分光感度を示す図。 光源ごとの分光強度を示す図。 焦点検出部の分光感度を示す図。 典型的な撮影光学系が有する色収差量を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例である撮像装置1の構成を示す。この撮像装置1は、一眼レフデジタルカメラであり、撮影光学系2を収容した交換レンズ11が取り外し可能に装着される。撮像装置1に設けられた制御手段としてのカメラコントローラ(カメラCPU)14と交換レンズ11内に設けられたレンズコントローラ(レンズCPU)12は、相互に通信が可能である。なお、本実施例では、レンズ交換式の撮像装置について説明するが、レンズ一体型の撮像装置も本発明の他の実施例に含まれる。
撮影光学系2は、少なくともフォーカスレンズ(図示せず)を含む。フォーカスレンズは光軸方向に移動可能であり、該フォーカスレンズの駆動のために、交換レンズ11にはモータ等の不図示のフォーカスアクチュエータが設けられている。
不図示の光源からの光によって照明された不図示の被写体は、その表面の反射特性に従って光源からの光を反射する。被写体によって反射された光は、撮影光学系2を通って撮像装置1に入射し、撮像素子15上に被写体像を形成する。
撮影光学系2と撮像素子15との間には、撮影光学系2からの光路内に配置されるダウン位置と該光路外に退避するアップ位置とに回動可能な主ミラー3が配置されている。主ミラー3がダウン位置に配置された状態では、撮影光学系2からの光の一部は主ミラー3によって反射され、ピント板4上に被写体像を形成した後、ペンタプリズム5およびアイピース6を介してユーザの眼(図示せず)に到達する。これにより、ユーザは、ピント板4上に形成された被写体像(撮影範囲内の被写体)を観察することができる。
ペンタプリズム5に導かれた光の一部は、測光光学系6を介して測光センサ(受光センサ)7に到達する。測光センサ7の光入射側(測光光学系6と測光センサ7との間)には、赤外カットフィルタ13が配置されている。
図2(A),(B)には、測光センサ7の受光面における受光素子の配置例を示している。測光センサ7は、可視光波長域のうち互いに異なる波長域に感度重心を有する複数の可視光用受光素子(以下、可視光用画素ともいう)R,G,Bと、赤外光波長域に感度重心を有する複数の赤外光用受光素子IR(以下、IR画素という)とを有する。複数の可視光用画素は、赤色の波長域に感度重心を有する複数の赤用画素R(以下、R画素という)と、緑色の波長域に感度重心を有する複数の緑用画素G(以下、G画素という)と、青色の波長域に感度重心を有する複数の青用画素B(以下、G画素という)とを含む。
図2(A)の配置例では、水平2×垂直2で配置されたR画素、G画素、B画素と赤外光画素IRの4つの画素の組が、水平方向および垂直方向に繰り返し配置されている。
また、図2(B)の配置例では、R画素、G画素、B画素と赤外光画素IRがそれぞれ垂直方向に延びる画素列を形成し、R画素列、G画素列、B画素列およびIR画素列が水平方向にこの順で繰り返し配置されている。
このように多数の可視光用画素R,G,BとIR画素が配置された測光センサ7に対して、赤外カットフィルタ13は、該受光面全体を覆うように配置されている。ただし、デジタルカメラに一般的に用いられる赤外カットフィルタのように620〜680nmに半値波長(透過率が50%となる波長)を有するものを用いると、赤外光の半分以上が遮断されるため、IR画素による赤外光の十分な検出ができない。このため、本実施例では、680nmより高い波長域に半値波長を有する赤外(IR)カットフィルタを用いている。このIRカットフィルタ13の半値波長および測光センサ7の各画素の感度重心については後にさらに詳しく説明する。
測光センサ7は、G画素等の出力を用いて、撮影範囲内の被写体からの光の輝度を測定し、被写体輝度情報を生成して出力する。また、測光センサ7は、R画素、G画素およびB画素の出力を用いて被写体からの光の分光強度比を測定し、被写体色を示す分光情報を生成して出力する。さらに、測光センサ7は、R画素、G画素およびB画素のうち少なくとも1つ(例えばB画素)とIR画素の出力を用いて、被写体を照明する光源の種類を示す光源情報を生成し、出力する。
主ミラー3と撮像素子15との間には、サブミラー9が配置されている。サブミラー9は、主ミラー3を透過した光を反射して、焦点検出部10に導く。
焦点検出部10は、サブミラー9からの光(つまりは撮影光学系2を通った光の一部)を2つの光に分割し、該2つの光に2つの被写体像(以下、2像という)を形成させる。これら2像は焦点検出部10内に設けられた2つの受光素子列(ラインセンサ)により光電変換され、これにより2つの像信号が得られる。さらに、焦点検出部10は、2つの像信号に対して相関演算を行い、該2つの像信号のずれ量である位相差を算出する。そして、該位相差に基づいて撮影光学系2の焦点状態を示す情報(焦点情報)であるデフォーカス量を算出(検出)し、これをカメラコントローラ14に出力する。この焦点検出部10が行うデフォーカス量の検出方式は、位相差検出方式として知られている。
カメラコントローラ14は、焦点検出部10にて算出されたデフォーカス量を、測光センサ7から出力された光源情報と被写体色情報とを用いて補正して、補正デフォーカス量を算出する。補正デフォーカス量を算出する処理を、デフォーカス量補正という。そして、カメラコントローラ14は、補正デフォーカス量から撮影光学系2が合焦状態となる位置(合焦位置)までのフォーカスレンズの移動量を算出し、その移動量の情報をレンズコントローラ12に送信する。
レンズコントローラ12は、送信されてきた移動量だけフォーカスレンズを移動させるようフォーカスアクチュエータを駆動する。これにより、フォーカス制御としてのAF(オートフォーカス)が行われる。測光(被写体輝度情報、光源情報および被写体色情報の生成)とAFは、撮像装置に設けられたレリーズスイッチの第1ストローク操作(半押し操作)に応じて行われる。
この後、レリーズスイッチの第2ストローク操作(全押し操作)が行われると、カメラコントローラ14は、撮像素子15に撮像用(画像記録用)の露光を開始させる。撮像素子15は、CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子により構成され、被写体像を光電変換する。不図示の画像処理回路は、撮像素子15から出力された電気信号に対してデジタル変換した後、各種画像処理を行い、画像信号(画像データ)を生成する。画像信号は、撮像装置に設けられた背面ディスプレイに表示されたり、半導体メモリ等の記録媒体に記録されたりする。
次に、カメラコントローラ14が行うAFのための動作について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。この動作は、カメラコントローラ14がコンピュータプログラムに従って実行する。
ステップ(図ではSと記す)1において、カメラコントローラ14は、レリーズスイッチの半押し操作を検出すると、ステップ2に進む。ステップ2では、カメラコントローラ14は、撮影光学系2の色収差情報としての色収差量Xを示す情報を取得する。この色収差量情報は、撮像装置1内のメモリに予め記憶されていてもよいし、交換レンズ(レンズコントローラ12)から通信により取得してもよい。
次に、ステップ3において、カメラコントローラ14は、ステップ2で取得した色収差量Xを用いて、光源補正直線の傾きを計算する。色収差量Xの情報には、赤外光を多く含む第1の光によって被写体が照明されたときの色収差量と、第1の光よりも少ない赤外光しか含まない第2の光によって被写体が照明されたときの色収差量とが含まれる。
ここで、測光センサ7からの出力を表す関数として、γ=F(R,G,B,IR)を定義する。F(R,G,B,IR)は、R画素、G画素、B画素およびIR画素の出力によって決定される値であり、あらゆる色収差量Xに対応した関数に調整される。まず、図4に示すように、測光センサ7からの出力γとこれに対するデフォーカス補正量(つまりは色収差量X)とを座標とする2点を結んだ直線を描く。
図4中の座標Bは、例えば測光センサ7からの出力γがLとなる光源(以下、基準光源という)bからの光によって白黒の被写体が照明されているときのデフォーカス補正量である。また、座標Aは、例えば測光センサ7からの出力γがL以外の値となる光源aからの光によって白黒の被写体が照明されたときのデフォーカス補正量である。そして、この直線の傾きに所定の係数kを乗じて補正直線の傾きα(X)を計算する。係数kは、測光センサ7からの出力γの様々な値に対して最も精度良く光源補正直線の傾きを作成できるように調整される。なお、Xに対して定数倍および定数乗のうち少なくとも一方を行ってもよい。
次に、ステップ4において、カメラコントローラ14は、デフォーカス補正関数として、
f(γ)=α(X)×(γ−L)
を作成する。なお、Lは定数であり、基準光源aからの光によって被写体が照明されたときのf(γ)の値が0になるように決定される。つまり、Lは基準光源aからの光によって被写体を照明したときのγに等しい。
次に、ステップ5において、カメラコントローラ14は、ステップ4にて計算した補正関数f(γ)のγに測光センサ7の出力γを代入して、デフォーカス補正量Y2を算出する。
次に、ステップ6において、カメラコントローラ14は、焦点検出部10のラインセンサからの出力(2つの像信号)の位相差からデフォーカス量Y1を計算する。
次に、ステップ7において、カメラコントローラ14は、最終的なデフォーカス量としての補正デフォーカス量(補正焦点情報)Yを、
Y=Y1+Y2
により計算する。つまり、カメラコントローラ14は、デフォーカス量(焦点情報)Y1と、測光センサ7からの光源情報および被写体色情報に応じたデフォーカス補正量Y2とを用いて補正デフォーカス量Yを算出する。
そして、ステップ11において、カメラコントローラ14は、補正デフォーカス量Yに対応する移動量だけフォーカスレンズを移動させるようにレンズコントローラ12に指示を送信する。レンズコントローラ12は、該指示に含まれる移動量だけフォーカスレンズを移動させるようフォーカスアクチュエータを制御する。これにより、フォーカスレンズが合焦位置に移動し、撮影光学系2が被写体に対して合焦状態となる。
このように、本実施例によれば、焦点検出部10における位相差検出方式による焦点情報であるデフォーカス量に対して、被写体を照らす光源の種類と被写体の色に応じた適切な補正を行うことができる。このため、光源の種類や被写体の色にかかわらず、良好なAF(フォーカス制御)を行うことができる。
以下、測光センサ7の感度重心およびIRカットフィルタ13の半値波長について詳述する。図5には、測光センサ7の分光感度特性を示している。前述したように、B画素、G画素およびR画素はそれぞれ、青色の波長域のうち470nm付近に、緑色の波長域のうち530nm付近に、赤色の波長域のうち600nm付近に感度重心を有する。IR画素は、700nmよりやや短波長側である690nm付近に感度重心を有する。そして、IRカットフィルタ13の半値波長は、IR画素の感度重心よりも長波長側(さらに言えば700nmよりも長波長側)である720nm付近に設定されている。
ここで、IR画素の感度重心およびIRカットフィルタ13の半値波長の決め方について説明する。図8には、典型的な撮影光学系が有する色収差量を示している。横軸は波長を示し、縦軸はフラウンホーファー線のd線(波長587.56nm)を基準としたときの色収差量を示している。一般的なデジタルカメラにおいて、撮影光学系は、その色収差量が可視光波長域で最小になるように設計される。しかし、赤外光波長域の色収差量は大きくなっている。これが焦点検出部10の検出結果に大きく作用する。このため、被写体からの光の中の赤外光を用いることにより、焦点検出結果(デフォーカス量)の補正を高精度に行うことができる。
図6には、赤外光をほとんど含まない光源である蛍光灯と赤外光を多く含む光源である太陽光のそれぞれによって照明された白色被写体からの反射光の分光強度を示している。蛍光灯で照明された被写体からの光は、680nmより長波長側にはほとんど分光強度がない。一方、太陽光で照明された被写体からの光は、680nmより長波長側にも多くの分光強度がある。このことから、IR画素の感度重心波長は680nmより長波長側の波長であることが望ましい。
また、図7は焦点検出部10に設けられたラインセンサの分光感度を示している。ラインセンサは、可視光波長域から近赤外波長域まで取り込めるように、具体的にはピーク波長が700nm付近の赤外光まで取り込めるように分光感度が設定されており、740nm程度まで分光感度を有する。測光センサ7からの光源情報としては、ラインセンサの分光感度域までの赤外光の分光強度があれば足りる。したがって、IR画素の感度重心波長は、740nmより短波長側の波長であることが望ましい。
これらのことから、IR画素の感度重心波長は、680nmより長く740nmより短い波長であること、例えば図5に示したように690nm付近の波長であることが望ましい。そして、IRカットフィルタ13の半値波長は、IR画素の感度重心波長より長く740nm以下の波長であること、例えば図5に示したように720nm付近の波長であることが望ましい。
ただし、IR画素と可視光用画素のうち最も長波長側に感度重心を有するR画素とは、分光感度を明確に分けられる必要がある。これらの分光感度が分けられないと、可視光と赤外光とを分離することができず、可視光の強度に対する赤外光の強度、つまりは光源情報が正確に得られず、焦点検出結果の補正も高精度に行えないためである。このため、R画素の感度重心波長とIR画素の感度重心波長とを50nm以上離す(R画素の感度重心波長をIR画素の感度重心波長より50nm以上短くする)ことが望ましい。一方、R画素の感度重心波長とIR画素の感度重心波長とが150nm以上離れると、これらの重心感度波長間の波長域の光を測定することができなくなるため、焦点検出結果の補正精度が低下する。したがって、R画素の感度重心波長をIR画素の感度重心波長より50nm以上150nm以下の範囲で短くすることが望ましい。
このような設定の下、カメラコントローラ14は、IR画素の出力を含む光源情報と、R画素の出力からIR画素の出力を差し引いた値、すなわち赤外光を含まない赤光の強度を用いた被写体色情報とを用いたデフォーカス量補正(つまりはAF)を行うことができる。
また、IR画素の半値幅が狭すぎると、IR画素からの出力が小さくなり、ノイズが大きくなり、正確な光源情報が得られない。このため、IR画素の半値幅を、40nm以上としてノイズ低減効果を得ることが望ましい。IR画素の半値幅を50nm以上とすると、さらに良好なノイズ低減効果が得られるので、望ましい。一方、IR画素の半値幅は、あまり広範囲の波長の赤外光をIR画素によって取り込む必要はないので、70nm以下とすることが望ましい。
以上説明したIR画素およびR画素の感度重心やIRカットフィルタ13の半値波長等の設定により、焦点検出結果の補正精度を向上させることができ、光源の種類や被写体の色にかかわらず、高精度なAFを行うことができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
光源の種類や被写体の色にかかわらず高精度なフォーカス制御を行えるデジタルカメラ等の撮像装置を提供できる。
2 撮影光学系
7 測光センサ
10 焦点検出部
13 赤外カットフィルタ
14 カメラコントローラ

Claims (6)

  1. 撮影光学系を通った被写体からの光を用いて該撮影光学系の焦点状態を示す焦点情報を生成する焦点検出手段と、
    前記被写体からの光を受光し、可視光波長域における互いに異なる波長域に感度重心を有する複数の可視光用受光素子を有する受光センサと、
    前記撮影光学系のフォーカス制御を行う制御手段とを有し、
    前記受光センサは、前記可視光用受光素子とは別に、赤外光波長域に感度重心を有する複数の赤外光用受光素子を有し、
    前記受光センサよりも光入射側に、前記赤外光用受光素子の感度重心波長よりも長い半値波長を有する赤外カットフィルタが配置されており、
    前記制御手段は、前記焦点情報、前記可視光用受光素子からの出力および前記赤外光用受光素子からの出力を用いて前記フォーカス制御を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記赤外光用受光素子は、680nmより長く740nmより短い波長域に感度重心を有し、
    前記赤外カットフィルタは、前記赤外光用受光素子の感度重心波長より長く740nm以下の波長域に半値波長を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の可視光用受光素子のうち最も長波長側に感度重心を有する可視光用受光素子の出力から前記赤外光用受光素子の出力を差し引いた値を用いて前記フォーカス制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記可視光用受光素子のうち最も長波長側に感度重心を有する受光素子の感度重心波長は、前記赤外光用受光素子の感度重心波長よりも50nm以上短いことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記赤外光用受光素子の半値幅が、40nm以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記撮影光学系の色収差情報を取得し、該色収差情報を用いて前記フォーカス制御を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置。
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