JP5211095B2 - 光検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、光検出器に関し、特に、アバランシェ効果を利用した光検出器に関する。
光通信や光レーダ等において微弱な光信号を検出するための受光素子としてアバランシェフォトダイオード(APD)が用いられている。APDにフォトンが入射すると電子・正孔対が生成され、電子と正孔が各々高電解で加速されて、次々と雪崩のように衝突電離を引き起こして新たな電子・正孔対を生成する。
APDの使用モードには、逆バイアス電圧を降伏電圧(ブレークダウン電圧)未満で動作させるリニアモードと、降伏電圧以上で動作させるガイガーモードがある。リニアモードでは生成される電子・正孔対の割合よりも消滅(高電界から出る)する電子・正孔対の割合が大きく、アバランシェは自然に止まる。出力電流は入射光量にほぼ比例するため入射光量の測定に用いることができる。ガイガーモードでは、単一フォトンの入射でもアバランシェ現象を起こすことができ、印加電圧を降伏電圧まで下げることによりアバランシェを止めることができる。印加電圧を下げてアバランシェ現象を停止させることはクエンチングと呼ばれる。最も単純なクエンチング回路はAPDと直列に抵抗を接続することで実現される。アバランシェ電流が生ずると抵抗端子間の電圧上昇によってAPDのバイアス電圧が降下し、降伏電圧未満となるとアバランシェ電流が止まる。このクエンチング回路により、フォトンの入射を電圧パルスとして取り出し計数することが可能になる。APDには高電界を印加できるため、微弱光に高速に応答することができ、光通信やLIDAR等の分野で広く使われている。
APDのリニアモードにおける電流増幅率は印加電圧と共に上昇するが、一方で温度にも強く依存する。したがって、広い動作温度範囲が要求される応用分野での課題となる。また、高い電流増倍率を保つために印加電圧を高くすると、印加電圧のわずかな変化が大きな増倍率の誤差につながる。そのため、APDにおいて所望の増倍率を維持するために制御回路の安定性や精度を高めることが必要とされている。
また、APDのガイガーモードでは、その感度はフォトン検出確率で表され、印加電圧と降伏電圧との差(過電圧)に依存する。降伏電圧は温度に強く依存するため、感度を温度によらず一定に保持するには、過電圧を一定に保つように印加電圧を制御する必要がある。
例えば、APDの印加電圧の温度依存性を参照トランジスタのベース−エミッタ間の電圧の温度依存性で打ち消すように回路を構成することにより温度に対して安定な制御を行う技術が開示されている(特許文献1〜3等)。
また、APDの温度特性を予めメモリ等に記憶しておき、温度センサによって測定された温度に対する印加電圧をメモリ等から読み出して印加する技術が開示されている(特許文献4及び5等)。
また、APDにアバランシェ降伏を引き起こし、降伏電圧より少し小さな電圧を印加する方法が開示されている(特許文献6及び7等)。
さらに、参照光源又は参照受光素子を用いて、増倍率を直接測定して制御する方法も開示されている(特許文献8〜10等)。
特開昭62−78886号公報 米国特許第4438348号明細書 米国特許第4153835号明細書 特開2006−303524号公報 特開平11−211563号公報 特開平7−176782号公報 特開平7−27607号公報 特開2008−147416号公報 特開2005−93834号公報 特公昭60−17051号公報
上記のように、APDの温度補償のための電圧印加方法は、目標電圧を設定して印加する方法と、増倍率を一定に保つように印加する方法とに大別される。
しかしながら、上記特許文献1〜3の技術では、温度依存性の二次の項は考慮されていないので、APDの温度依存性を正確に制御することは困難である。また、上記特許文献4及び5の技術では、異なる温度特性を有する素子に対して個別に特性を測定して保持しておかなければならない。また、湿度や経年変化等の他の環境要因の変化には対応できない。また、上記特許文献6及び7の技術では、降伏電圧より少し小さな電圧とアバランシェ増倍率との関係が明確でなく、制御の正確性に欠ける。さらに、上記特許文献8〜10の技術では、参照光源を使用する場合には光源の高精度のキャリブレーションが必要となり、参照光源から生ずる雑音が信号検出におけるS/Nに悪影響を及ぼす。また、参照受光素子を用いる場合には微弱で高速な光信号しか得られない場合には適用が困難である。
本発明は、アバランシェフォトダイオードを用いた光検出器であって、電流増幅率の温度特性が前記アバランシェフォトダイオードと略同じであり、逆バイアスされた参照用接合構造と、前記参照用接合構造に参照電流を注入する順バイアスされた電流注入用接合構造と、前記参照用接合構造において増幅される前記参照電流の増幅率を所定値に保つように前記アバランシェフォトダイオードと前記参照用接合構造とに印加する電圧を制御する電圧制御手段と、を備えることを特徴とする光検出器である。ここで、前記参照用接合構造及び前記電流注入用接合構造は略同じ構造であることが好適である。
ここで、前記参照用接合構造及び前記電流注入用接合構造は共にPN接合であり、トランジスタを形成することが好適である。
また、前記参照用接合構造はPN接合であり、前記電流注入用接合構造はショットキー接合であることが好適である。
また、前記電圧制御手段は、前記参照用接合構造で増幅された電流を測定する電流測定手段を備え、前記電流測定手段において測定された電流値に応じて前記アバランシェフォトダイオードと前記参照用接合構造とに印加する電圧を制御することが好適である。
また、前記電圧制御手段とは異なり、前記アバランシェフォトダイオードと前記参照用接合構造とに電圧を印加する電圧源を備え、前記電流測定手段は、前記電圧制御手段と前記電圧源とにより前記参照用接合構造に印加する電圧を切り換えて流された電流を測定して比較することが好適である。
また、前記電圧制御手段は、前記トランジスタのコレクタ端子に接続された電流源であることが好適である。
また、前記電圧制御手段は、前記トランジスタのベース端子に接続された電流源であることが好適である。
また、前記参照用接合構造及び前記電流注入用接合構造は、遮光されていることが好適である。
また、前記アバランシェフォトダイオードと前記参照用接合構造とは1つの接合構造であり、当該接合構造への入射光により生成された光電流と前記参照電流とを分離する電流分離手段を備えることが好適である。
本発明によれば、アバランシェ効果を利用した光検出器において増倍率の温度補償を適切に行うことができる。
第1の実施の形態における光検出器の構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアバランシェフォトダイオードの構造を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアバランシェトランジスタの構造を示す図である。 第1の実施の形態における光検出器の別例の構成を示す図である。 第1の実施の形態における光検出器の別例の構成を示す図である。 第2の実施の形態における光検出器の構成を示す図である。 第2の実施の形態における光検出器の別例の構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアバランシェトランジスタの構造を示す図である。 第3の実施の形態における光検出器の構成を示す図である。 第3の実施の形態における光検出器の構成を示す図である。
第1の実施の形態における光検出器100は、図1に示すように、アバランシェフォトダイオード(APD)10、アバランシェトランジスタ(AT)12、バッファ素子14、第1電流源16、第2電流源18及び電流計20を含んで構成される。
APD10は、図2の素子断面図に示すように、半導体基板10a、第1ウェル10b及び第2ウェル10cにより構成される。半導体基板10aは、シリコン基板やガリウム砒素基板等を適用することができる。第2ウェル10cは、半導体基板10aの表面領域に半導体基板10aとは逆導電型のドーパントを添加することによって形成される。第1ウェル10bは、半導体基板10aの表面領域に形成された第2ウェル10cの形成領域内に第2ウェル10cとは逆導電型のドーパントを第2ウェル10cよりも浅く添加することによって形成される。これにより、第1ウェル10bと第2ウェル10cとがPN接合を形成する。
例えば、半導体基板10aがN型である場合、第2ウェル10cは半導体基板10aにP型のドーパントをイオン打ち込み等で添加することにより形成することができる。さらに、第1ウェル10bは第2ウェル10cが形成された領域にN型のドーパントをイオン打ち込み等で添加することにより形成することができる。第1ウェル10bと第2ウェル10cのドーパント濃度を適宜調整することによってAPD10の特性を調節することができる。N型とP型はそれぞれ逆としてもよい。
AT12は、図3の素子断面図に示すように、半導体基板12a、第1ウェル12b、第2ウェル12c及び拡散領域部12dにより構成される。半導体基板12aは、シリコン基板やガリウム砒素基板等を適用することができる。第2ウェル12cは、半導体基板12aの表面領域に半導体基板12aとは逆導電型のドーパントを添加することによって形成される。第1ウェル12bは、半導体基板12aの表面領域に形成された第2ウェル12cの形成領域内に第2ウェル12cとは逆導電型のドーパントを第2ウェル12cよりも浅く添加することによって形成される。さらに、拡散領域部12dは、半導体基板12aの表面領域に形成された第1ウェル12bの形成領域内に第1ウェル12bとは逆導電型のドーパントを第1ウェル12bよりも浅く添加することによって形成される。これにより、第1ウェル12bがベース、第2ウェル12cがコレクタ及び拡散領域部12dがエミッタであるトランジスタが形成される。
例えば、半導体基板12aがN型である場合、第2ウェル12cは半導体基板12aにP型のドーパントをイオン打ち込み等で添加することにより形成することができる。第1ウェル12bは第2ウェル12cが形成された領域にN型のドーパントをイオン打ち込み等で添加することにより形成することができる。さらに、拡散領域部12dは第1ウェル12bが形成された領域にP型のドーパントをイオン打ち込み等で添加することにより形成することができる。第1ウェル12b、第2ウェル12c及び拡散領域部12dのドーパント濃度を適宜調整することによってAT12の特性を調節することができる。N型とP型はそれぞれ逆としてもよい。
また、AT12の参照用接合構造及び電流注入用接合構造を遮光性の膜等で覆って遮光することが好適である。これにより、参照用接合構造及び電流注入用接合構造に外部から光が入射しないため、誤差要因となる光電流の生成を抑制できる。
ここで、APD10の第1ウェル10bと第2ウェル10cとで形成されるPN接合と、AT12の第1ウェル12bと第2ウェル12cとで形成されるPN接合の電流増幅率の温度特性が略一致するものとする。温度特性を略一致させる方法は、ドープする物質と、各ウェルの形状、接合形状を制御することによるバリエーションが考えられるが、実用上は、APD10の第1ウェル10bと第2ウェル10cとで形成されるPN接合と、AT12の第1ウェル12bと第2ウェル12cとで形成されるPN接合の構造を同一又は類似するものとすることで、温度特性を略同じとすることが好適である。
例えば、APD10の第1ウェル10bとAT12の第1ウェル12bとは同じドーピング濃度とし、APD10の第2ウェル10cとAT12の第2ウェル12cとは同じドーピング濃度とする。より具体的には、半導体基板10a及び12aを同一の基板とし、その表面領域に同一の工程で第1ウェル10b及び12bを形成し、さらに同一の工程で第2ウェル10c及び12cを形成することが好適である。
このようなAPD10及びAT12を含んで光検出器100が構成される。APD10は、温度補償される光検出用の素子である。また、AT12のベース−コレクタ接合が参照用接合構造であり、ベース−エミッタ接合が電流注入用接合構造となる。
AT12の第2ウェル12c(コレクタ)から電流が流れ込むように第1電流源16が接続され、拡散領域部12d(エミッタ)から電流が流れ出るように第2電流源18が接続される。また、AT12の第2ウェル12c(コレクタ)は、バッファ素子14を介して、APD10の第2ウェル10c(カソード)に接続される。さらに、AT12の第1ウェル12bは、APD10の第1ウェル(アノード)と同じ参照電圧Vrefとする。また、APD10の第1ウェル(アノード)には検出用の電流計20を接続する。
AT12のエミッタから第2電流源18により注入された電流は、ベース−コレクタ接合においてアバランシェ増倍され、コレクタ電流として流れる。第1電流源16によりコレクタ電流を設定することにより、第1電流源16と第2電流源18との電流値の比がベース−コレクタ接合における増倍率となる。このときのベース−コレクタ接合の逆バイアス電圧は、バッファ素子14によりバッファリングされてAPD10に逆バイアス電圧として印加される。
ここで、APD10の第1ウェル10bと第2ウェル10cとで形成されるPN接合と、AT12の第1ウェル12bと第2ウェル12cとで形成されるPN接合との温度特性を略一致させているので、温度が変化し、APD10の逆バイアス電圧と増倍率との関係が変化しても、APD10の増倍率はAT12の電流増倍率と略同じ値に維持される。したがって、第1電流源16と第2電流源18との電流値の調整することにより、APD10の増倍率を温度に依らず所望の値にすることができる。
APD10と同じ又は近い温度特性をもつ参照用接合構造の増倍率を所定値に保つようにすることによって、APD10の増倍率も正確かつ安定に制御することができる。また、電流を注入することにより増倍率を所定値に保つので、参照光源等を用いる場合に比べて簡易な回路構成とすることができ、環境光の影響等も受け難い。
また、参照用接合構造と電流注入用接合構造を1つのトランジスタとして実現でき、広く用いられているトランジスタの製造技術を適用して回路を安価に構成することができる。
また、電圧制御手段としてAT12のコレクタに接続される第1電流源16は、MOSFETを2つ用いることで実現できる。電源投入時の初期状態では、AT12にはアバランシェ現象は起こらず、エミッタに電流注入された参照電流は増幅されずにコレクタに出力される。このとき、第1電流源16を構成するMOSFETには十分に電圧が印加されていないため線形領域で動作し、設定よりも小さな電流を出力する。その後、十分に時間が経過してAT12においてアバランシェ現象が生ずるとコレクタ電流は増幅され、第1電流源16を構成するMOSFETにも十分に大きな電圧が印加されて飽和状態で動作する。このとき、電流は設定値で制限される。このように、電源投入時にAT12がアバランシェ現象を生じていない状態からアバランシェ増幅を行う状態に遷移するときの非線形性はMOSFETの非線形性により打ち消され、電源投入時の回路の不安定性を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、AT12のコレクタ及びエミッタにそれぞれ第1電流源16及び第2電流源18を接続したが、図4に示すように、AT12のベース及びエミッタにそれぞれ第1電流源16及び第2電流源18を接続してもよい。この場合、AT12のベース電圧が、バッファ素子14を介して、APD10のアノードに印加される。また、AT12のコレクタは、APD10のカソードと同じ参照電圧Vrefとされる。
このように、電圧制御手段としてAT12のベースに接続される第1電流源16は、MOSFETを2つ用いることで実現できる。このとき、第1電流源16の直流電圧レベルが電流注入の電圧レベルとほぼ等しい(AT12のベース−エミッタ間電圧は0.6V程度)ため、電流源と電流注入手段とのマッチングが容易にできる。
また、図5に示すように、AT12をPNPトランジスタとしてもよい。この場合、AT12のコレクタの電圧はAPD10のアノードに印加される。また、AT12のカソードに電流計20が接続される。
また、本実施の形態では、AT12としてNPN又はPNPのトランジスタを用いたが、エミッタ−ベース接合をショットキー接合に置き換えてもよい。ショットキー接合とすることによって、電流注入用接合構造に印加される電圧がPN接合に比べて小さくなり、電流注入用接合構造での消費電力をPN接合に比べて小さくすることができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態における光検出器200は、図6に示すように、アバランシェトランジスタ(AT)12、電流源22、電圧源24、電流アンプ(TIA:Trans Impedance Amplifier)26、低域透過フィルタ(LPF)28、高域透過フィルタ(HPF)30、整流器32、低域透過フィルタ(LPF)34及び差動増幅器36を含んで構成される。
本実施の形態では、AT12のコレクタ−ベース接合は、参照用接合構造としての機能を果たすと共に、アバランシェフォトダイオード(APD)としても機能する。また、AT12のエミッタ−ベース接合は、電流注入用接合構造としての機能を果たす。
AT12のエミッタから電流源22により交流参照電流Iacが注入され、AT12のベース−コレクタ接合においてアバランシェ増倍され、コレクタ電流として流れる。AT12のベース電流は、TIA26により電圧に変換され、LPF28及びHPF30へ入力される。LPF28は、交流参照電流Iacの周波数帯の信号は透過し、光の照射によって生ずる光電流の周波数帯の信号は遮断する透過周波数帯域を有するフィルタとする。LPF28によりアバランシェ増倍された交流参照電流Iacの成分がフィルタリングされ、さらに整流器32及びLPF34により平滑化されて差動増幅器36へ入力される。差動増幅器36は、参照電圧VrefとLPF34から出力された電圧との差に応じた制御電圧Vcntを電圧源24へ出力する。電圧源24は、制御電圧VcntによってAT12のコレクタに印加される逆バイアス電圧を制御して出力する。このフィードバックループを負帰還とすることによって、AT12のコレクタ−ベース接合におけるアバランシェ増倍率を一定に保つことができる。
一方、光検出は、AT12のコレクタ−ベース接合に光を照射することによって行われる。ここで、信号光周波数が交流参照電流周波数よりも十分高ければ、交流参照電流Iacによる電流と分離して検出することができる。すなわち、信号光入射によって生ずる電流がLPF28では遮断され、HPF30では透過されるようにLPF28,HPF30の周波数特性を設計することによって、AT12のベース電流をTIA26により電圧変換した信号から、信号光入射による電流のみをHPF30によって分離出力することができる。
例えば、1MHzの信号光を検出するためには、交流参照電流Iacは周波数1kHzの電流として、LPF28は100kHz以下の信号を透過するフィルタとし、HPF30は1000kHz以上の信号を透過するフィルタとすればよい。
また、本実施の形態ではTIA26をAT12のベースに接続しているが、AT12のコレクタに接続してもよい。この場合、コレクタ電流をTIA26で電圧に変換し、LPF28及びHPF30により信号を周波数分離し、参照電流Iacによる成分を整流器32及びLPF34により平滑化する。この平滑化された電圧を差動増幅器36で参照電圧と比較して、その差に応じて電圧源24を制御してAT12のベース電圧を制御する。このような構成によっても同様の作用を得ることができる。
また、本実施の形態では、参照電流と信号電流とは周波数分割方式により分離したが、時分割方式により分離してもよい。すなわち、図7に示す光検出器202のように、LPF28及びHPF30を設ける代りに、スイッチ38を設け、参照電流を交流で変調している期間はTIA26からの出力を整流器32へ切り換え、光信号を入力している期間は制御電圧Vcntを固定して、TIA26からの出力を出力端子へ切り換える。
また、AT12としては、図8に示すような構造のトランジスタとしてもよい。すなわち、AT12は、半導体基板12a、ウェル12e及び拡散領域部12fにより構成される。ウェル12eは、半導体基板12aの表面領域に半導体基板12aとは逆導電型のドーパントを添加することによって形成される。拡散領域部12fは、半導体基板12aの表面領域に形成されたウェル12eの形成領域内にウェル12eとは逆導電型のドーパントをウェル12eよりも浅く添加することによって形成される。これにより、ウェル12eがベース、半導体基板12aがエミッタ及び拡散領域部12fがコレクタであるトランジスタが形成される。
このようなAT12を用いる場合、ウェル12eと半導体基板12aとの接合が電流注入用接合構造とされ、ウェル12eと拡散領域部12fとの接合が参照用接合構造とされる。すなわち、ウェル12eと半導体基板12aとの間が順バイアスされ、半導体基板12aをエミッタとして参照電流を注入する。一方、APDとして用いる場合、ウェル12eと半導体基板12aとの間を逆バイアスとして、APDを半導体基板12aから電気的に絶縁した状態で用いる。
また、本実施の形態ではAT12をNPNトランジスタとしたが、第1の実施の形態と同様に、PNPトランジスタとしてもよい。
このように、参照用接合構造で増幅された電流を測定する電流測定手段を備え、電流測定手段において測定された値を電流目標値に近づけるようにAT12に印加する電圧を制御することによって、電流注入用接合構造を通して注入される参照電流が温度変化等の外的要因により変動する場合であっても増幅率を一定に保つことが出来る。
また、光電流と参照電流とを分離して測定を行うことによって、環境光の影響を抑制しつつ電流の増倍率を正確に制御することができる。さらに、AT12と参照用接合構造が1つの接合構造であるので素子をコンパクトにすることができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態における光検出器300は、図9及び図10に示すように、アバランシェトランジスタ(AT)12、電流源22、電圧源24、電流アンプ(TIA:Trans Impedance Amplifier)26、低域透過フィルタ(LPF)28、高域透過フィルタ(HPF)30、整流器32、低域透過フィルタ(LPF)34、差動増幅器36に加えて、さらに第2の電圧源40及びスイッチ42を含んで構成される。第2の実施の形態における光検出器200と同じ符合を付した構成要素は、以下において特に説明がない場合には光検出器200と同じ機能を有するものとする。
本実施の形態は、エミッタ−コレクタ電流転送率αが不明である、又は時間的に変動する場合に有効である。なお、エミッタ−コレクタ電流転送率αは、アバランシェ現象を起こしていないバイポーラトランジスタにおいて、コレクタ電流I,ベース電流I,エミッタ電流I及びバイポーラトランジスタ直流電流増幅率hFEを用いて数式(1)のように定義される。エミッタ−コレクタ電流転送率αは、エミッタに注入されたキャリアがベースにおいて再結合せずにコレクタまで到達する割合を示しており、アバランシェ現象はコレクタ−ベース接合において生ずるので、アバランシェ現象の種となる電流はエミッタにおいて注入された電流にエミッタ−コレクタ電流転送率αを掛けたものとなる。
Figure 0005211095
本実施の形態でも、AT12のコレクタ−ベース接合は、参照用接合構造としての機能を果たすと共に、アバランシェフォトダイオード(APD)としても機能する。また、AT12のエミッタ−ベース接合は、電流注入用接合構造としての機能を果たす。通常、信号増幅用のバイポーラトランジスタは、エミッタ−コレクタ電流転送率αをできるだけ1に近づけるように設計されている。一方、本実施の形態では、AT12のコレクタ−ベース接合をアバランシェフォトダイオード(APD)と共通化しているので、エミッタ−コレクタ電流転送率αは1に近いとは限らない。特に、基板をエミッタとして用いる場合には、エミッタ−コレクタ間の距離が長くなるのでエミッタ−コレクタ電流転送率αは低い(例えば、0.1以下)となる。
このような構成において、まず、エミッタ−コレクタ電流転送率αを求める。図9に示すように、スイッチ42をa側に接続し、AT12のコレクタを第2の電圧源40に接続する。第2の電圧源40は、電圧源24よりも低い電圧を出力し、AT12をアバランシェ現象が生じない状態で動作させる。この状態において、AT12のベース電流Iは、TIA26により電圧に変換され、LPF28及びHPF30を通って、AT12のベース電流Iに対応する電圧値に変換されて差動増幅器36に入力される。これにより、差動増幅器36においてエミッタ−コレクタ電流転送率αが検出される。
例えば、第2の電圧源40からAT12のコレクタ電流Iが0.9mA程度となるように電圧を印加し、ベース電流Iが0.1mAに対応する電圧値が差動増幅器36に入力された場合、エミッタ−コレクタ電流転送率αは数式(1)から0.9として検出される。
このようにエミッタ−コレクタ電流転送率αを検出した後、AT12のベース−コレクタ接合においてアバランシェ増倍率をX倍とする場合には、交流参照電流Iacに対してコレクタ電流Iが数式(2)となるように差動増幅器36の参照電圧Vrefを設定すればよい。すなわち、ベース電流Iが数式(3)となるように差動増幅器36の参照電圧Vrefを設定すればよい。
Figure 0005211095
Figure 0005211095
例えば、アバランシェ増幅の増幅率を100倍とする場合、数式(2)及び(3)においてX=100としてコレクタ電流I及びベース電流Iを設定すればよい。
このように差動増幅器36の参照電圧Vrefを設定した後、図10に示すように、スイッチ42をb側に接続することによって、差動増幅器36から参照電圧VrefとLPF34から出力された電圧との差に応じた制御電圧Vcntが電圧源24へ出力され、電圧源24は、制御電圧Vcntに応じてAT12のコレクタにアバランシェ増倍率をX倍とするようなコレクタ電流Iが流れるように逆バイアス電圧を制御して出力する。
この状態において、AT12のエミッタから電流源22により交流参照電流Iacが注入され、AT12のベース−コレクタ接合においてアバランシェ増倍され、コレクタ電流として流れる。AT12のベース電流は、TIA26により電圧に変換され、LPF28及びHPF30へ入力される。LPF28,整流器32及びLPF34を介して交流参照電流Iacが平滑化されて差動増幅器36へ入力される。差動増幅器36は、上記のように設定された参照電圧VrefとLPF34から出力された電圧との差に応じた制御電圧Vcntを電圧源24へ出力する。このフィードバックループを負帰還とすることによって、AT12のコレクタ−ベース接合におけるアバランシェ増倍率を一定に保つことができる。
一方、光検出は、第2の実施の形態における光検出器200と同様に、AT12のコレクタ−ベース接合に光を照射することによって行われる。ここで、信号光周波数が交流参照電流周波数よりも十分高ければ、交流参照電流Iacによる電流と分離して検出することができる。
また、本実施の形態においても、AT12のコレクタに接続してもよい。また、本実施の形態においても、参照電流と信号電流とは周波数分割方式により分離したが、時分割方式により分離してもよい。また、AT12としては、図8に示すような構造のトランジスタとしてもよい。また、本実施の形態ではAT12をNPNトランジスタとしたが、第1の実施の形態と同様に、PNPトランジスタとしてもよい。
10 アバランシェフォトダイオード、10a 半導体基板、10b 第1ウェル、10c 第2ウェル、12a 半導体基板、12b 第1ウェル、12c 第2ウェル、12d 拡散領域部、12e ウェル、12f 拡散領域部、14 バッファ素子、16 第1電流源、18 第2電流源、20 電流計、22 電流源、24 電圧源、32 整流器、36 差動増幅器、38 スイッチ、40 第2の電圧源、42 スイッチ、100,200,202,300 光検出器。

Claims (10)

  1. アバランシェフォトダイオードを用いた光検出器であって、
    電流増幅率の温度特性が前記アバランシェフォトダイオードと略同じであり、逆バイアスされた参照用接合構造と、
    前記参照用接合構造に参照電流を注入する順バイアスされた電流注入用接合構造と、
    前記参照用接合構造において増幅される前記参照電流の増幅率を所定値に保つように前記アバランシェフォトダイオードと前記参照用接合構造とに印加する電圧を制御する電圧制御手段と、
    を備えることを特徴とする光検出器。
  2. 請求項1に記載の光検出器であって、
    前記参照用接合構造及び前記電流注入用接合構造は略同じ構造であることを特徴とする光検出器。
  3. 請求項1又は2に記載の光検出器であって、
    前記参照用接合構造及び前記電流注入用接合構造は共にPN接合であり、トランジスタを形成することを特徴とする光検出器。
  4. 請求項1又は2に記載の光検出器であって、
    前記参照用接合構造はPN接合であり、前記電流注入用接合構造はショットキー接合であることを特徴とする光検出器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の光検出器であって、
    前記電圧制御手段は、前記参照用接合構造で増幅された電流を測定する電流測定手段を備え、前記電流測定手段において測定された電流値に応じて前記アバランシェフォトダイオードと前記参照用接合構造とに印加する電圧を制御することを特徴とする光検出器。
  6. 請求項5に記載の光検出器であって、
    前記電圧制御手段とは異なり、前記アバランシェフォトダイオードと前記参照用接合構造とに電圧を印加する電圧源を備え、
    前記電流測定手段は、前記電圧制御手段と前記電圧源とにより前記参照用接合構造に印加する電圧を切り換えて流された電流を測定して比較することを特徴とする光検出器。
  7. 請求項3に記載の光検出器であって、
    前記電圧制御手段は、前記トランジスタのコレクタ端子に接続された電流源であることを特徴とする光検出器。
  8. 請求項3に記載の光検出器であって、
    前記電圧制御手段は、前記トランジスタのベース端子に接続された電流源であることを特徴とする光検出器。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の光検出器であって、
    前記参照用接合構造及び前記電流注入用接合構造は、遮光されていることを特徴とする光検出器。
  10. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の光検出器であって、
    前記アバランシェフォトダイオードと前記参照用接合構造とは1つの接合構造であり、
    当該接合構造への入射光により生成された光電流と前記参照電流とを分離する電流分離手段を備えることを特徴とする光検出器。
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