JP5210550B2 - 電気的接続装置 - Google Patents

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Description

本発明は、集積回路や表示装置用基板のような平板状の被検査体の通電試験に用いるのに好適な電気的接続装置に関する。
従来のこの種の装置に、例えば特許文献1に記載の電気的接続装置がある。この電気的接続装置は、テスタに接続された配線路を有し、中央開口が設けられたリジッド配線基板と、該リジッド配線基板の中央開口位置で該リジッド配線基板に、その板厚方向へ変位可能にばね部材を介して弾性支持されるブロックと、前記配線路に対応する導電路が形成されたフレキシブル多層配線基板を備える。このフレキシブル多層配線基板は、裏面で前記ブロックに支持される接触子領域および該接触子領域から前記ブロックの縁部を越えて前記リジッド配線基板に向けて角度的に伸長し、前記導電路が対応する前記配線路に接続されるように前記リジッド配線板に結合される張出領域を有する。前記接触子領域の表面には、対応する前記導電路に接続された複数の接触子が設けられており、この接触子を被検査体の電極パッドに接続することにより、被検査体が前記テスタに接続される。
前記フレキシブル多層配線基板の接触子が設けられた接触子領域は、裏面で前記ブロックの支持面に支持されており、該接触子領域に連なる張出領域は、前記ブロックの支持面の外縁で前記リジッド配線基板へ向けて曲げられる。前記フレキシブル配線基板が前記ブロックの支持面の外縁で曲げられると、多層配線基板の表面には張力が作用する。この多層配線基板の表面の前記張力が作用する領域には、前記被検査体の電極パッドの配列ピッチに対応して接触子が設けられた接触子領域が形成されている。そのため、前記したブロック支持面の外縁での曲がり角度が大きくなると、曲がり角度の増大に伴い、前記接触子領域の表面に作用する張力が大きくなる。その結果、前記した曲がり角度の増大によって、接触子領域の表面に伸が生じることがある。この接触子領域の表面の伸びは、被検査体の電極パッドの配列ピッチと接触子の針先の配列ピッチとの間にずれを生じさせる。この両配列ピッチの大きなずれは、各接触子とこれに対応する電極パッドとの適正な接触の妨げとなることから、正確な電気的測定を困難にする。
特開2002−311049号公報
そこで、本発明の目的は、フレキシブル多層配線基板の接触子領域に設けられた接触子の針先の配列ピッチのずれを抑制し、正確な電気的測定を可能とする電気的接続装置を提供することにある。
本発明は、複数の配線路が形成されたリジッド配線基板と、該リジッド配線基板の板厚方向へ変位可能にばね部材を介して前記リジッド配線基板に弾性支持されるブロックと、前記配線路に対応する導電路が形成されたフレキシブル多層配線基板であって裏面で前記ブロックに支持される接触子領域及び該接触子領域から前記ブロックの縁部を越えて前記リジッド配線基板に向けて角度的に伸長し、前記導電路が対応する前記配線路に接続されるように前記リジッド配線板に結合される張出領域を有するフレキシブル多層配線基板と、前記接触子領域の表面に設けられ、対応する前記導電路に接続された複数の接触子とを含む電気的接続装置において、前記ブロックは本体とフランジ部とを有し、前記フレキシブル配線基板の前記本体の縁部に沿った曲がり角度を緩和すべく前記張出領域を裏面で支持する前記フランジ部を設け、前記張出領域と前記ブロックとの間に、前記本体の縁部と前記フランジ部の外縁との間で空隙を形成し、前記フランジの外縁は非接着状態で前記張出領域に接することを特徴とする。
本発明に係る前記電気的接続装置では、フレキシブル多層配線基板の張出領域は前記ブロックの縁部から前記リジッド配線基板に直接的に至ることはなく、その間で前記フランジ部に接することにより、該フランジ部で曲げられる。このため、フレキシブル多層配線基板は前記ブロックの縁部および前記フランジ部の両部で曲げられることになる。
フレキシブル多層配線基板の前記ブロックの縁部での曲がり角度は、前記フレキシブル多層配線基板の張出領域への前記フランジ部の当接位置、すなわち前記ブロック支持面の高さレベルから前記フランジ部との当接による前記フレキシブル多層配線基板の曲がり部までの高さ方向距離(H)およびこれと直角な、前記ブロック縁部から前記曲がり部までの横方向距離(X)に応じて低減される。したがって、前記フランジ部を設けることにより、前記ブロックの縁部での前記フレキシブル多層配線基板の曲がり角を小さくすることができるので、前記ブロックの縁部での前記フレキシブル多層配線基板の曲がり角を小さくし、この曲がり角の抑制に伴って、前記接触子領域での表面の伸びを抑制することができる。
前記フランジ部は、前記本体を取り巻いて該本体に取り外し可能に配置されるフランジ部材で構成することができる。適正寸法を有するフランジ部材を選択することにより、前記ブロックの縁部での前記フレキシブル多層配線基板の曲がり角を容易に、適正角度に設定することができる。
前記フランジ部材として、前記本体の挿通を許す取付け穴が形成された全体に環状のフランジ部材を用いることができる。この環状フランジ部材の外縁を前記フレキシブル多層配線基板の形状に対応した多角形とすることができる。
また、環状フランジ部材を用いた場合、その外径を異にする複数のフランジ部材を選択的に取り付け可能とすることができる。この外径を異にするフランジ部材の取り替えにより、前記フレキシブル多層配線基板の曲がり角を正確に所望値に設定することができる。
前記本体は、前記リジッド配線板にほぼ平行な支持面を形成し、該支持面でリジッド配線基板の前記接触子領域を支持することができる。
前記接触子領域は、その裏面で前記ブロックの支持面に固着することができる。この両者の固着により、接触子領域の各接触子の前記ブロックに対する全体的なずれを確実に防止することができる。
前記接触子の位置決めに用いられるアライメントピンを前記フランジ部材に設けることができる。前記アライメントピンは、前記フレキシブル多層配線基板を貫通して該多層配線基板の表面から突出する先端面がアライメントマークとして作用する。
前記アライメントピンの前記先端面を前記接触子領域の平面レベルよりも前記リジッド配線基板側に後退した位置に設定することができる。これにり、アライメントピンと被検査体との干渉を確実に防止することができる。
本発明によれば、前記したように、ブロックに該ブロックの縁部でのフレキシブル多層配線基板の曲がり角を小さくするフランジ部を設けることにより、フレキシブル多層配線基板の接触子領域での表面の伸びを抑制することができる。したがって、この伸びによる接触子の針先のピッチのずれを抑制することができるので、高精度での電気的測定が可能となる。
本発明に係るプローブ組立体10が図1ないし図3に示されている。プローブ組立体10は、リジッド配線基板12と、該リジッド配線基板にばね部材14(図3参照)を介して弾性支持されるブロック16と、リジッド配線基板12内の図示しない複数の配線路に電気的にそれぞれ接続される従来よく知られた複数の導電路18c(図5参照)が設けられたフレキシブル多層配線基板からなるプローブシート18とを備える。
リジッド配線基板12は、図1に示すように、その中央に板厚方向に貫通する円形開口12aを有する。リジッド配線基板12の上面の外縁部には、従来よく知られているように、図示しないテスタ本体の電気回路に接続されるテスタランド12bが環状に配列されており、リジッド配線基板12内に設けられた前記配線路はテスタランド12bを経て前記テスタ本体に接続される。
リジッド配線基板12には、テスタランド12bの露出を許すように円形開口12aを覆って、例えばステンレスのような金属からなる円形の支持板20が配置されている。支持板20は、これに螺合するボルト22を介して、リジッド配線基板12に固定されている。支持板20は、リジッド配線基板12を支持し、該リジッド配線基板の補強作用をなす。
ばね部材14は、図3に示すように、平板状のばね材料からなり、その環状外縁部を両面から挟持する環状の取付け板24および環状の押さえ板26を介して、リジッド配線基板12の円形開口12a内で該開口を横切って保持されている。このばね部材14の保持のために、取付け板24は支持板20の下面にボルト28で結合され、また押さえ板26は、該押さえ板およびばね部材14の環状外縁部を貫通して取付け板24に螺合するボルト30で取付け板24に結合されている。
図3に示す例では、ボルト28を緩めた状態でばね部材14の保持姿勢を調整するための平行調整ねじ部材32が、その先端を取付け板24の頂面に当接可能に、支持板20に螺合する。
リジッド配線基板12の円形開口12a内に保持されたばね部材14に、前記したブロック16が固定されている。ブロック16は、図示の例では、その図4(a)および図4(b)に示すように、矩形横断面を有するステム部16aと、該ステム部の下端に連なる正八角形の横断面形状を有する支持部16bとを有する本体を備える。
支持部16bの下端には、8つの直線縁部34aによって、プローブシート18の後述する接触子領域36(図2参照)を受ける8角形の支持面34が形成されている。支持面34には、矩形の平面形状を有するリッジ部34b(図5および図6参照)が形成されている。リッジ部34bは、その内方に、前記接触子領域36を支持面34に固着するための接着剤が収容される矩形の接着領域38を規定する。リッジ部34bの頂部には、リッジ部34bを越えて該リッジ部の外方へはみ出そうとする前記接着剤の過剰分を収容するための凹溝34cが形成されている。支持面34は、前記した平行調整ねじ部材32の調整により、ブロック16に外力が作用しない自由状態でリジッド配線基板12に平行となるように、保持されている。
ブロック16のステム部16aには、図4(a)、(b)に示したように、全体に環状のフランジ部材40が装着されている。環状のフランジ部材40は、その中央に、ステム部16aの挿通を許す矩形の横断面形状を有する取付け穴40aを備える。フランジ部材40の取付け穴40aの縁部には、ブロック16の支持部16bの肩部分を受ける段部40bが形成されている。フランジ部材40は、その取付け穴40aにブロック16の支持部16bを受け入れるように、該支持部に嵌合されている。フランジ部材40は、段部40bを貫通して支持部16bの前記肩部分に先端が螺合するねじ部材42(図3参照)により、取り外し可能にブロック16に結合されている。
フランジ部材40は、図示の例では、支持部16bの横断面形状に対応した8つの平坦周壁で構成される8角形の平面形状を有し、その外縁が支持部16bの支持面34の直線縁部34aを越えて径方向外方へ大きく張り出す。また、フランジ部材40の下面には、複数のアライメントピン44が下方へ向けて突出するように設けられている。各アライメントピン44は、フランジ部材40がブロック16に結合されたとき、アライメントピン44の下端面44aがブロック16の支持面34よりもステム部16a側に後退する長さに設定されている。
ブロック16は、支持部16bの支持面34を下方に向けて、ステム部16aの頂面でばね部材14に結合されている。この結合のために、図3に示したように、ステム部16aと共同してばね部材14を挟持する固定板46が、ステム部16aに螺合するねじ部材48により、ステム部16aに固定されている。
これにより、ブロック16は、リジッド配線基板12の開口12aに対応する領域で、その支持部16bの支持面34がリジッド配線基板12の下面より下方に位置する姿勢で、リジッド配線基板12の板厚方向に変位可能に弾性支持されている。
プローブシート18は、図2に示すように、ブロック16の支持面34に対応して形成された8角形の中央部18aを備え、該中央部に矩形の接触子領域36が設けられている。接触子領域36は、その裏面を支持面34に対向させて配置されている。接触子領域36の表面には、多数の接触子すなわちプローブ50がそれらの針先50aを整列させて配置されている。また、プローブシート18は、8角形の中央部18aの各辺から連なる8つの張出部分18bを有する。
このプローブシート18の断面構造を図5に沿って説明する。プローブシート18は、例えばポリイミド樹脂のような可撓性を有する一対の電気絶縁性合成樹脂フィルム52(52a、52b)を備え、該両樹脂フィルム間に導電路18cが埋設された可撓性の多層配線基板からなる。
多層に形成された各導電路18cには、それぞれに対応する前記した接触子50が接続されている。各接触子すなわちプローブ50は、プローブシート18の表面を形成する一方の電気絶縁性合成樹脂フィルム52aから突出して形成されている。プローブ50のそれぞれの針先50aが、図3に示すように、被検査体である半導体ウエハAに形成された電極パッドBの配列ピッチに対応するように、各プローブ50は、プローブシート18の接触子領域36に集合的に配置されている。
図5に示す例では、接触子領域36に対応して、例えばセラミック板からなる平板状の補強板54が埋設されている。補強板54は、接触子領域36にほぼ等しい大きさおよび形状を有し、導電路18cを部分的に覆うように、両電気絶縁性合成樹脂フィルム52a、52b間に埋設されている。補強板54は、合成樹脂シートのような接着シート56を介して両電気絶縁性合成樹脂フィルム52(52a、52b)間に固着されている。補強板54は、電気絶縁性合成樹脂フィルム52よりも高い剛性を有することから、プローブシート18の接触子領域36の撓み変形を抑制する。
プローブシート18の接触子領域36は、該接触子領域の裏面を形成する他方の電気絶縁性合成樹脂フィルム52bで前記したように接着剤を介してブロック16の支持面34に固着されている。また、プローブシート18の中央部18aに連なる各張出部分18bは、図5に示すように、裏面52bがブロック16の支持面34の直線縁部34aに接触することにより、該直線縁部に沿ってリジッド配線基板12へ向けて角度θ1で曲げられる。さらに、張出部分18bは、その裏面52bがフランジ部材40の外縁に接することにより、該フランジ部材の外縁でリジッド配線基板12に向けて曲げられる。プローブシート18の張出部分18bは、この2段の曲げを経た後、その外縁部がリジッド配線基板12に至り、該リジッド配線基板に結合される。また、各アライメントピン44は、この張出部分18bから下方へその下端面44aを突出させて配置されている。
張出部分18bの前記外縁部の結合のために、図3に示すように、弾性ゴムリング58がプローブシート18の外縁部に沿って配置されており、また、弾性ゴムリング58を覆うリング金具60が配置されている。プローブシート18の外縁部および両部材58、60は、位置決めピン62により、リジッド配線基板12に対する相対位置が決まる。プローブシート18の外縁部および両部材58、60は、これらを貫通してリジッド配線基板12に螺合するねじ部材64の締め付けにより、プローブシート20の外縁部がリジッド配線基板12に結合される。このプローブシート20の前記外縁部のリジッド配線基板12への結合によって、従来におけると同様に、プローブシート20の前記導電路がリジッド配線基板12の対応する前記配線路に電気的に接続される。したがって、各プローブ40はプローブシート20の前記導電路を経て前記テスタ本体に接続される。
プローブ組立体10は、そのプローブ50の針先50aが半導体ウエハAの電極パッドBに対応するように、位置決められる。この位置決めには、従来よく知られているように、半導体ウエハAを保持する図示しない支持台上のカメラによって、プローブシート18から下方に突出するアライメントピン44の下端面44aが撮影される。この下端面44aの画像は、アライメントマークとして使用され、これによりプローブ組立体10の正確な位置決めが可能となる。このアライメントピン44の下端面44aは、支持面34よりもリジッド配線基板12側に後退した位置にあり、したがってプローブシート18の接触子領域36の平面レベルよりも上方に位置することから、前記被検査体とプローブ50との接触がアライメントピン44によって干渉を受けることはない。
本発明に係るプローブ組立体10では、プローブ50が設けられた接触子領域36を含む中央部18aおよび該中央部分に連なる張出部分18bを有するプローブシート18は、前記したように、ブロック16の支持面34の直線縁部34aで角度θ1で曲げられた後、フランジ部材40の外縁に接触することにより、さらに該フランジ部材で曲げられる。
プローブシート18の曲げ部では、曲げの内側となる前記裏面に圧縮力が作用し、曲げの外側となる前記表面に張力が作用する。これらの作用力は多層配線基板からなるプローブシート18の厚さ寸法の増大に伴い増大する。そのため、ブロック16にフランジ部材40が設けられていないと、プローブシート18の張出部分18bは、支持面34の直線縁部34aから直線的にリジッド配線基板12との結合部に伸びるために、直線縁部34aでの曲げ角度が増大し、この角度の増大に伴って接触子領域36のプローブ50が設けられた表面に作用する張力が大きく増大する。
しかし、プローブ組立体10のブロック16では、プローブシート18の張出部分18bにプローブシート18の裏面で接触して該張出部分18bを支持するフランジ部材40が設けられている。そのため、張出部分18bは、直線縁部34aとの当接部によって曲げられて第1の曲げ部が形成されると共に、さらに該第1の曲げ部からリジッド配線基板12への結合部に至る間にフランジ部材40の外縁との当接によって、第2の曲げ部が形成される。
このプローブシート18の第1および第2の曲げ部による2段の曲げにより、張出部分18bの直線縁部34aによる第1の曲げ部での曲げ角度θ1は、支持面34の直線縁部34aから直線的にリジッド配線基板12との結合部に伸びる場合に比較して、緩和される。
その結果、プローブシート18の中央部18aと張出部分18bとの境に生じる第1の曲げ(θ1)で生じる中央部分18aの表面の伸びが抑制されることから、この中央部18aに形成された接触子領域36の表面に作用する張力が抑制され、その結果、この張力によるプローブ50の針先50aの配列ピッチのずれが防止される。
図5および図6の比較から明らかなように、水平な基準面からフランジ部材40の下縁に当接する第2の曲がり部までの高さ方向距離Hが等しい場合、ブロック16縁部である支持面34の直線縁部34aでの第1の曲がり部から第2の曲がり部に至る水平な横方向距離X(X1、X2)の大きさが大きくなるほど、角度θ(θ1、θ2)は低減する。
したがって、例えば横方向距離X(X1、X2)の異なるフランジ部材40、40を取り替えることにより、第1の曲がり角度θ(θ1、θ2)を変えることができるので、所望の横方向距離X(X1、X2)を有するフランジ部材40を選択的に使用することにより、第1の曲がり角度(θ1、θ2)を針先50aの配列ピッチにずれを生じさせない所望の角度(θ1、θ2)に設定することができる。
前記したところでは、ブロック16に取り外し可能に取り付けたフランジ部材40により、プローブシート18の張出部分18bに第2の曲げ部を形成するためのフランジ部を形成した例を示した。これに代えて、ブロック16に一体的にフランジ部を形成し、該フランジ部の外縁で張出部分18bに第2の曲げ部を形成することができる。
しかしながら、接触子領域36への張力を調整可能とする上で、ブロック16のフランジ部を取り外し可能なフランジ部材40で構成することが望ましい。これにより、寸法の異なるフランジ部材40を適正に選択することにより、支持面34の直線縁部34aで形成される第1の曲げ角度θ(θ1、θ2)を調整して、接触子領域36に作用する張力を適正に設定することができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々に変更することができる。例えば、横方向距離Xが等しく高さ方向距離Hの異なるフランジ部材を選択的に用いることができる。
本発明に係るプローブシートが組み込まれたプローブ組立体の上面図である。 図1に示したプローブ組立体の底面図である。 図1の線III-IIIに沿って得られた断面図である。 図1に示したプローブ組立体のブロックの斜視図であり、(a)はブロック本体とフランジ部材とを分解して示し、(b)は結合した状態を示す。 図3に示した本発明の要部を拡大して示す図面である。 フランジ部材を取り替えた状態を示す図5と同様な図面である。
符号の説明
10 プローブ組立体
12 リジッド配線基板
14 ばね部材
16 ブロック
18 プローブシート(フレキシブル多層配線基板)
18a プローブシートの中央部分
18b プローブシートの張出部分
34 ブロックの支持面
34a 支持面の直線縁部
36 接触子領域
40 フランジ部材(ブロックのフランジ部)
40a 取付け穴
44 アライメントピン
44a アライメントピンの下端面(先端面)
50 プローブ(接触子)
50a プローブの針先
A 被検査体(半導体ウエハ)
B 電極パッド

Claims (2)

  1. 複数の配線路が形成されたリジッド配線基板と、該リジッド配線基板の板厚方向へ変位可能にばね部材を介して前記リジッド配線基板に弾性支持されるブロックと、前記配線路に対応する導電路が形成されたフレキシブル多層配線基板であって裏面で前記ブロックに支持される接触子領域及び該接触子領域から前記ブロックの縁部を越えて前記リジッド配線基板に向けて角度的に伸長し、前記導電路が対応する前記配線路に接続されるように前記リジッド配線基板に結合される張出領域を有するフレキシブル多層配線基板と、前記接触子領域の表面に設けられ、対応する前記導電路に接続された複数の接触子とを含み、
    前記ブロックは、本体とフランジ部とを有し、
    前記本体は、前記リジッド配線基板にほぼ平行な支持面を有し、該支持面でリジッド配線基板の前記接触子領域が支持され、
    該接触子領域は、その裏面で前記支持面に固着され、
    前記フランジ部は、前記フレキシブル配線基板の前記本体の縁部に沿った曲がり角度を緩和すべく前記張出領域を裏面で支持し、前記本体を取り巻いて該本体に取り外し可能に配置されるフランジ部材で構成され、
    該フランジ部材は前記本体の挿通を許す取付け穴が形成された全体に環状のフランジ部材であり、その外縁は多角形であり、外径を異にする複数のフランジ部材が選択的に取り付け可能であり、
    該フランジ部材には、前記接触子の位置決めに用いられるアライメントピンであって前記フレキシブル多層配線基板を貫通して該多層配線基板から突出する先端面がアライメントマークとして作用するアライメントピンが設けられ、
    前記張出領域には、前記本体の縁部との当接部によって曲げられた第1の曲げ部及び前記フランジ部の外縁との当接部によって曲げられた第2の曲げ部がそれぞれ形成され、
    前記張出領域と前記ブロックとの間には、前記本体の縁部と前記フランジ部の外縁との間で空隙が形成されており、前記フランジの外縁は非接着状態で前記張出領域に接する、電気的接続装置。
  2. 前記アライメントピンの前記先端面は前記接触子領域の平面レベルよりも前記リジッド配線基板側に後退した位置にある、請求項1に記載の電気的接続装置。
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