JP5210352B2 - 開放型吹付機 - Google Patents
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Description
図12において符号1で示されるものは可搬式のハウジングであるフレーム2上に設けられた材料ホッパであり、この材料ホッパ1内には材料である不定形耐火物Mを攪拌するための駆動軸3により駆動されるためのアジテータ4が回転自在に設けられている。
一般に、開放型吹付機のように円周方向に数個の目皿を有し、一方で材料を供給し、一方でエアにより吐出し、吹き付けを行う装置が用いられる。この装置は材料供給部分が開放されており、上部のホッパより連続的な材料を供給でき、コンパクトでありながら連続的に吹き付け施工を行えるメリットがある。
しかし、開放型吹付機は、ラバーパッド(シール板)の押さえが不十分なことや、ラバーパッド本体の磨耗により、エアーリークによる材料の噴き出しが発生し、発塵する。また、底部目皿内の残存エアにより、ホッパ内部の材料が噴き上げて発塵することもあり、作業環境を悪化させていた。
しかしながら、前述の各特許文献に開示された開放型吹付機においては、発塵対策については何ら配慮された構造は適用されていなかった。
また、次のような3点の課題も存在していた。
(1) ラバーパッドのシール性短命
ウェアプレート7とラバーパッド8表面は常に密着摺接しており、シール面はウェアプレート7の回転により擦れあっており、摩擦熱が発生することから、ラバーパッド8の磨耗が早かった。
また、ラバーパッド8の回転方向の一次側(底部目皿6の回転方向に対して回転方向の上流側)には、ロックシェアと呼ばれるスクレーパ機能を有した金物を取り付けているが、ウェアプレート7には密着させていない。よって、その隙間からラバーパッド8のシール面に材料が噛み込む危険が大きく、ラバーパッド8が損傷しやすかった。
このことから、ラバーパッド8のシール面が比較的早く磨耗し、エアーリークを発生させ、発塵していた。
(2) 底部目皿(フィードボウル)の残存エア
開放型吹付機の底部目皿6には、材料吐出後、エアが残っており、その残存エアがホッパ1内へ流入することから、ホッパ1内の材料を噴き上げさせて発塵していた。
(3) 材料投入時の発塵
材料は紙袋またはフレコンよりホッパ内へ投入するが、材料が落下するとき、空気を噛み込むことにより、発塵する。この発塵を集塵する場合、通常の集塵フードでは材料投入の邪魔になり、投入した材料まで吸い込む等の問題があった。
すなわち、ハウジング内に回転自在に設けられウェアプレートが上面に設けられた底部目皿の複数の凹部に混練した粉粒状の不定形耐火物を材料ホッパを介して流入させ、前記底部目皿及びウェアプレートを回転させつつ前記各凹部に対して、前記ウェアプレート上に固定配置されたラバーパッドを介して順次高圧空気を加え、前記各凹部内の不定形耐火物を前記ラバーパッドの吐出口から外部に放出させるようにした開放型吹付機において、前記ラバーパッドの手前に設けられたロックシェアに液体浸透性の弾性シール材を取り付け、前記ハウジング内または外部に設けた潤滑剤の自動供給装置から前記弾性シール材に潤滑剤を供給することにより、ウェアプレートの上面は、常に付着物の無い状態で、潤滑されることにより、ラバーパッドでの材料噛み込みによるパッド破損が減少し、ラバーパッド寿命が約3倍に延長し、ラバーパッドの磨耗によるエアーリークも大幅に減少した。
一例として、ラバーパッドの寿命に至るまでに使用した吹付材料の量が従来30トンのところが本発明では90トンにまで向上した。
また、潤滑剤の自動供給装置により、より安定したラバーパッドの潤滑・保護が可能であり、安定した施工が可能となる。
また、材料ホッパ内にドーナッツ型の集塵フードを設けているため、ホッパ内部からの発塵(材料の吹き上げ)がほとんど無い状態で施工ができ、作業環境が大幅に改善された。
また、材料投入作業においても投入作業に全く支障なく発塵が防止でき、作業環境が改善されたこともあげられる。
また、ハウジングの一部には、フィルタを有する排気窓が設けているため、ラバーパッド通過後の前記底部目皿内の残存エア中の塵を排気窓のフィルタで除去した後に外部に排気することができる。
なお、従来例と同一または同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号1で示されるものは、混練した材料である不定形耐火物Mを供給するための材料ホッパであり、この材料ホッパ1の上部内側には、全体形状がドーナッツ型をなす集塵フード20が設けられ、この材料ホッパ1内に回転自在に設けられた攪拌用のアジテータ4の駆動軸3はハウジング2下部の駆動モータまたはエンジン等の駆動源(図示せず)によって回転するように構成されている。
前記駆動軸3を支持する固定側24には、スクレーパとしてのロックシェア25が固定して設けられ、このロックシェア25は前記ラバーパッド8の底部目皿6の回転方向Aに対して上流側(1次側ともいう)に位置し、このロックシェア25には、図2で示されるように、継手26、この継手26に連通する潤滑剤供給用の溝27、及び、この溝27に連通する弾性シール材28が設けられ、この弾性シール材28の下部には、このロックシェア25の下面25aが摺接する前記ウェアプレート7の上面7aが接するように下部溝27aが形成されている。
前記自動供給装置30からの潤滑剤8B(図4)は、前記ロックシェア25の弾性シール材28を介して、ウェアプレート7上に供給され、図11のラバーパッド8とウェアプレート7との間の摺接面8Aに供給されるように構成されている。
前記自動供給装置30には、図8にも示されるように、内部に潤滑剤貯蔵容器31が設けられ、この潤滑剤貯蔵容器31からの潤滑剤8Bは、図示しない制御装置により電磁弁32を介して約30分ごとに前記ラバーパッド8とウェアプレート7との間の摺接面8Aに供給され、作業員の潤滑剤供給忘れを防止できる。
また、前記ラバーパッド8には、間接的に潤滑剤8Bを供給する構造であるため、ラバーパッド8の磨耗時における交換作業は、潤滑剤8B系の配管関係の部品を触ることなく行うことができる。
このため、この残留エアが材料ホッパ1内に行かないように、前記排気窓21が設けられており、この排気窓21のフィルタ22(図10)により吸塵して、外部への発塵を防止することができる。また、前記排気窓21をハウジング2に設けるときの好ましい位置は、図11に示すように、底部目皿6の回転方向Aにおいてラバーパッド8よりも下流側(2次側)に設けるのが好ましい。何故なら、底部目皿6に残留したエアはラバーパッド8を通過したあと、底部目皿6の凹部5を蓋するものがなくなってエアが解放され、材料を噴き上げるからである。
なお、前記材料ホッパ1内に浮遊する発塵は、この材料ホッパ1に設けられた集塵機接続口40に接続された集塵機(図示せず)により、より完全に除去される。
1a 壁
2 ハウジング
3 駆動軸
4 アジテータ
5 凹部
6 底部目皿
7 ウェアプレート
7a 上面
8 ラバーパッド
8A 摺接面
8B 潤滑剤
8a 吹き込み穴
8b 吐出穴
12 吐出口
20 集塵フード
20A 吸引口
21 排気窓
22 フィルタ
23 フィルタ押え
24 固定側
25 ロックシェア(スクレーパ)
25a 下面
26 継手
27 溝
27a 下部溝
28 弾性シール材
30 自動供給装置
31 潤滑剤貯蔵容器
32 電磁弁
M 不定形耐火物(材料)
Claims (3)
- ハウジング(2)内に回転自在に設けられウェアプレート(7)が上面に設けられた底部目皿(6)の複数の凹部(5)に混練した粉粒状の不定形耐火物(M)を材料ホッパ(1)を介して流入させ、前記底部目皿(6)及びウェアプレート(7)を回転させつつ前記各凹部(5)に対して、前記ウェアプレート(7)上に固定配置されたラバーパッド(8)を介して順次高圧空気を加え、前記各凹部(5)内の不定形耐火物(M)を前記ラバーパッド(8)の吐出口(12)から外部に放出させるようにした開放型吹付機において、
前記ラバーパッド(8)の前記底部目皿(6)の回転方向(A)に対して上流側(手前)に設けられたロックシェア(25)に液体浸透性の弾性シール材(28)を取付け、前記ハウジング(2)内または外部に設けた潤滑剤の自動供給装置(30)から前記弾性シール材(28)に潤滑剤(8B)を供給することを特徴とする開放型吹付機。 - 前記ハウジング(2)の一部には、フィルタ(22)を有する排気窓(21)が設けられ、前記ラバーパッド(8)通過後の前記底部目皿(6)内の残存エアを前記排気窓(21)を介して外部に排気することを特徴とする請求項1記載の開放型吹付機。
- 前記材料ホッパ(1)の内部には、全体形状がドーナッツ形をなす集塵フード(20)が取付けられていることを特徴とする請求項1または2記載の開放型吹付機。
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