JP5209560B2 - 復水器洗浄ボール滞留防止具 - Google Patents

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Description

本発明は、復水器洗浄ボール滞留防止具に関する。
従来より、火力発電所などの蒸気タービンを使用して発電する施設では、蒸気タービンから排出された蒸気を復水器で冷却凝結させてボイラーへ供給する水として回収するようにしている。この復水器は、複数の細管からなる細管束の両端を各細管に対応する開口を持つ一対の銅系材料製の管板で挟んだ構造であり、各細管を流通する冷却水(海水)と蒸気タービンから排出された蒸気との間で熱交換を行い、蒸気を水に戻して回収するものである。この細管には海水が流通するため、海水中の微生物が細管の内壁に付着してスライム(生物被膜)を形成し、熱交換性能を低下させることがある。このような熱交換性能の低下を防止するために、細管の内径よりもやや大きいスポンジゴム製の洗浄ボールを復水器の入口側水室の海水に混ぜて、細管に洗浄ボールを通過させることにより細管の内壁を清掃するようになっている。復水器を通過して出口側水室に放出された洗浄ボールは、復水器の下流側に設けた捕集器によって回収され、復水器の入口側水室に戻されて再使用される。こうした復水器については、例えば特許文献1に記載されている。
特開平10−111095号公報
ところで、復水器の管板は、各細管に対応する開口が設けられているが、管板の下隅にはこうした開口のない閉塞領域がある。入口側水室のうちこの閉塞領域の近傍は海水の流れが生じにくい淀み部となるため、その淀み部に洗浄ボールが滞留しやすい。淀み部に滞留した洗浄ボールは再使用されないため、細管を通過する洗浄ボールの数が減少し、細管の洗浄効率が低下するという問題が生じる。このため、こうした淀み部に洗浄ボールが滞留するのを防止する洗浄ボール滞留防止具の開発が望まれていた。
一方、入口側水室は、作業者によって定期的に又は不定期に清掃される。具体的には、作業者は、復水器の停止時に、入口側水室内に繁殖した生物の除去、洗浄及び防汚塗料の塗布などの作業やそれに伴う足場の取り付け・取り外しの作業を行う。こうしたことから、入口側水室内には、突起となる設備や器具の固定設置はできない。このため、洗浄ボール滞留防止具は、復水器の運転中は入口側水室内で強固に固定されているものの、復水器の清掃時には簡単に取り外すことができる必要があった。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、復水器の入口側水室の淀み部に洗浄ボールが滞留するのを防止すると共に、水室に強固に固定可能でありながら必要に応じて簡単に取り外すことが可能な復水器洗浄ボール滞留防止具を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
すなわち、本発明の復水器洗浄ボール滞留防止具は、
複数の細管からなる細管束の両端を各細管に対応する開口を持つ入口側管板及び出口側管板で挟んだ復水器の入口側水室に取り付けられる復水器洗浄ボール滞留防止具であって、
前記入口側水室のうち前記入口側管板の下隅に当たる前記開口を有さない閉塞領域の近傍の淀み部を取り囲む形状に形成されたフレームと、
前記フレームのうち前記入口側水室の壁に接触する所定の壁接触位置及び前記入口側水室の床に接触する所定の床接触位置に設けられた磁石と、
前記フレームの内側に張られ、水は通過可能だが洗浄ボールは通過不能な多数の孔を持つ防護ネットと、
を備えたものである。
この復水器洗浄ボール滞留防止具では、フレームの内側に張られた防護ネットが、入口側水室の淀み部を被覆する。この防護ネットは、水は通過可能なため冷却水の水圧を受けて破損してしまうことがなく、洗浄ボールは通過不能なため洗浄ボールが淀み部に侵入するのを阻止する。また、フレームは、入口側水室の壁や床が鉄系材料製であることを利用して、磁石を介してその壁や床に固定される。したがって、本発明の復水器洗浄ボール滞留防止具によれば、復水器の入口側水室の淀み部に洗浄ボールが滞留するのを防止すると共に、水室に強固に固定可能でありながら必要に応じて簡単に取り外すことができる。
本発明の復水器洗浄ボール滞留防止具において、前記フレームは、前記入口側管板のうち前記開口を有する開口群領域と前記閉塞領域とを区画する仮想境界線を含み、該仮想境界線の上端に端を発し、前記入口側水室の鉄系材料製の壁から前記入口側水室の鉄系材料製の床を経たあと前記仮想境界線の下端に至る形状としてもよい。こうすれば、防護ネットは入口側水室のうち入口側管板の手前から仮想境界線に向かってスロープを形成するため、洗浄ボールはこの防護ネットにより開口群領域へスムーズに誘導される。
本発明の復水器洗浄ボール滞留防止具において、前記フレームは、2つ以上の部材に分解可能としてもよい。こうすれば、入口側水室の出入り口(マンホール)が狭い場合であっても、この復水器洗浄ボール滞留防止具のフレームを分解した状態で持ち運ぶことができるため入口側水室への出し入れが容易になる。
本発明の復水器洗浄ボール滞留防止具において、前記磁石は、吸着面以外は強磁性体材料によりシールドされていてもよい。こうすれば、復水器洗浄ボール滞留防止具を入口側水室に取り付けた状態で鉄製工具などを磁石に近づいたとしても、その磁石に鉄製工具が引き寄せられることはほとんどない。
本発明の復水器洗浄ボール滞留防止具において、前記防護ネットには、防汚剤が塗布されていてもよい。こうすれば、防護ネットに覆われた淀み部に藻などの海生生物が生育したとしても、防護ネットの近傍では防汚剤によってその生育が阻害されるため、防護ネットよりも上に海生植物が生え出すのを防止することができる。なお、防汚剤としては、例えば船底塗料や漁網防汚剤などを用いることができる。
本発明の復水器洗浄ボール滞留防止具において、前記フレームは、周囲に沿って設けられた多数の穴を有し、前記防護ネットは、前記多数の穴に固定用バンドを介して係止されていてもよい。こうすれば、フレームへの防護ネットの取り付け・取り外しを簡単に行うことができるため、例えば防護ネットの交換作業を簡単に行うことができる。
復水器10の概略構成を表す説明図である。 入口側管板16の正面図(図1のA視図)である。 洗浄ボール滞留防止具40の説明図である。 第1部材421の斜視図である。 第2部材422及び第3部材423の斜視図である。 第4部材424の斜視図である。 第5部材425の斜視図である。 他の実施形態の説明図である。
本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、復水器10の概略構成を表す説明図、図2は入口側管板16の正面図(図1のA視図)、図3は洗浄ボール滞留防止具40の説明図、図4〜図7は各部材421〜425の斜視図である。
復水器10は、図1に示すように、複数の細管12からなる細管束の両端を各細管12に対応する開口12a,12bを持つ入口側管板16及び出口側管板18で挟んだ構造を持つ。細管12や両管板16,18は、熱伝導性を考慮して銅又は銅合金(例えばアルミニウム黄銅やネーバル黄銅)により作製されている。この復水器10には、入口側管板16に入口側水室20が接続され、出口側管板18に出口側水室22が接続されている。つまり、入口側管板16は入口側水室20の一部をなし、出口側管板18は出口側水室22の一部をなす。また、両水室20,22の床、壁及び天井は、軟鋼製であり表面がゴムでライニングされている。入口側水室20には、図示しない取水口から海水(冷却水)が導入され、出口側水室22からは、復水器10を通過したあとの海水が海域へ放出される。また、入口側水室20には、ボール供給ノズル24からスポンジゴム製の洗浄ボール26が供給されるため、海水は洗浄ボール26が混入した状態で復水器10の入口側へ供給される。洗浄ボール26は、細管12の内径よりもやや大きいが、スポンジゴム製のため細管12の内部形状に合うように変形して細管12の内壁を摺動しつつ入口側から出口側へ移動する。その結果、細管12の内壁に付着していたスライムは、洗浄ボール26によって除去される。そして、出口側水室22に押し出された洗浄ボール26は、漏斗状のボール捕集用ストレーナ28に捕集されてボール戻し導管30を介して循環ポンプなどが内蔵された洗浄ボール循環装置32を経てボール供給ノズル24から入口側水室20に再び供給される。なお、ボール捕集用ストレーナ28は、海水は通過可能だが洗浄ボール26は通過不能な穴を有するものであるため、海水は洗浄ボール26と分離されたあと海域へ放出される。
復水器10の入口側管板16は、図2に示すように、四角形の四隅がR形状の部材であり、多数の細管12の開口12aが形成されている開口群領域34(図2にて一点鎖線で囲まれた領域)を有している。なお、図2の開口群領域34には開口12aを一部のみ記載し、残りは省略した。この入口側管板16は、左右両側の下隅に、開口12aが形成されていない閉塞領域36(図2にて斜線で示す領域)を有している。
洗浄ボール滞留防止具40は、図3に示すように、入口側水室20の淀み部23を取り囲む形状に形成されたフレーム42と、このフレーム42を入口側水室20内に固定するための磁石44と、フレーム42の内側に張られた防護ネット46とを備えている。淀み部23は、入口側水室20のうち入口側管板16の閉塞領域36の近傍の部分であり、実験などにより海水の流れがほとんど発生しないことが確認された部分である。入口側水室20の断面は、入口側管板16と同様、四隅がR形状となっている。また、入口側水室20の壁20aには、電気防食器21が取り付けられている。この電気防食器21は、入口側水室20の壁20aや床20bが軟鋼製であるのに対して入口側管板16が銅製であり、入口側水室20が異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)に侵されやすい環境にあるため、その腐食を防止するのに必要な電流を供給する周知の装置である。
フレーム42は、図3に示すように、軟鋼からなる第1〜第5部材421〜425により構成されている。各部材421〜425は表面に船底塗料(防汚剤)が塗布されている。第1部材421は、図3に示すように、入口側水室20の床20bから開口群領域34と閉塞領域36とを区画する仮想境界線38に沿って斜め上方に伸び出し壁20aに至る形状に形成されている。この第1部材421は、その左側面が入口側管板16と接している。また、第1部材421は、図4に示すように、多数の穴421aを有し、上端と下端には、それぞれ2つずつ軟鋼製のシールド部421bが固着されている。上端側のシールド部421bは壁20aに向かって開口し、下端側のシールド部421bは床20bに向かって開口している。第2部材422は、図3に示すように、第1部材421の上端から壁20aに沿って入口側管板16に対して垂直方向に伸び出した形状に形成されている。この第2部材422は、図5に示すように、多数の穴422aを有すると共に、壁20aに向かって開口している3つの軟鋼製のシールド部422bを有している。第3部材423は、図3に示すように、第2部材422の右端から壁20aに沿って垂直下方に短く伸び出したあと屈曲されて第2部材422と略平行に伸び出した形状、つまり電気防食器21を迂回する形状に形成されている。この第3部材423は、図5に示すように、多数の穴423aを有すると共に、壁20aに向かって開口している2つの軟鋼製のシールド部423bを有している。第4部材424は、図3に示すように、第1部材421の下端から床20bに沿って入口側管板16に対して垂直方向に伸び出した形状に形成されている。この第4部材424は、図6に示すように、多数の穴424aを有すると共に、床20bに向かって開口している3つの軟鋼製のシールド部424bを有している。第5部材425は、図3に示すように、第3部材423の右端から第4部材424の右端まで壁20aや床20bに沿って湾曲した形状に形成されている。具体的には、第5部材425は、上端から壁20a、壁20aと床20bの湾曲した境界及び床20bと接しながら下端に至っている。この第5部材425は、図7に示すように、多数の穴425aを有すると共に、壁20a、壁20aと床20bの湾曲した境界及び床20bのそれぞれに向かって開口している4つの軟鋼製のシールド部425b(床20bに向かって開口しているものが2つ)を有している。
磁石44は、フレーム42を構成する各部材421〜425のシールド部421b〜425bにそれぞれ内蔵・固定されている。シールド部421b〜425bに内蔵された磁石44は、その吸着面が壁20a、床20b又は壁20aと床20bとの境界に向かって露出している。フレーム42が入口側水室20の床20bや壁20aに取り付けられた状態では、磁石44はシールド部421b〜425bによりシールドされているため、作業者が使用する鉄製工具などを引きつけることはない。また、フレーム42の各部材421〜425は、接続箇所をネジなどで取り外し可能に締結してもよいが、接続箇所を締結せず各部材421〜425を磁石44で床20bや壁20aに取り付けた状態で接続箇所を接触させるだけとしてよい。
防護ネット46は、フレーム42を構成する各部材421〜425に穿設された穴421a〜425aに固定用バンド48(図3の円内参照)を介して係止され、その結果、フレーム42に囲まれたフレーム内領域を被覆している。固定用バンド48としては、例えばケーブルを結束するのに使用するインシュロック(登録商標)のようなケーブルタイなどを使用することができる。この防護ネット46は、ポリエステル製の撚糸を用いて形成され、スポンジゴム製の洗浄ボール26が変形したとしても通過不能な大きさの網目を持つ。また、防護ネット46は、海草や藻などの繁殖を阻害する防汚剤(船底塗料や漁網防汚剤など)が塗布されている。
次に、この洗浄ボール滞留防止具40の作用について説明する。図1において、洗浄ボール26は、ボール供給ノズル24から入口側水室20へ供給されると、海水と共に入口側管板16の開口12aから細管12に入り込み、細管12の内壁を清掃しながら出口側管板18の開口12bを経て出口側水室22に至り、ボール捕集用ストレーナ28で捕集され、ボール戻し導管30及び洗浄ボール循環装置32を経てボール供給ノズル24から入口側水室20に再び供給される。ここで、入口側水室20の淀み部23は洗浄ボール26が滞留しやすい場所であるが、この場所には洗浄ボール滞留防止具40が設置されている。図3に示すように、洗浄ボール滞留防止具40の防護ネット46は、入口側管板16の手前の位置では入口側水室20の壁20aや床20bにほぼ接しており、そこから入口側管板16の開口群領域34と閉塞領域36との仮想境界線38に向かってスロープを形成している。また、復水器10の運転を停止して入口側水室20を清掃する際には、作業者は、磁石44を床20bや壁20aから引き離すことにより洗浄ボール滞留防止具40を取り外したあと入口側水室20を清掃する。
以上詳述した本実施形態の洗浄ボール滞留防止具40によれば、フレーム42の内側に張られた防護ネット46が、入口側水室20の淀み部23を被覆する。この防護ネット46は、水を通過可能なため海水の水圧を受けて破損してしまうことがなく、洗浄ボール26を通過不能なため洗浄ボールが淀み部23に侵入するのを阻止する。また、フレーム42は、入口側水室20の壁20aや床20bが鉄系材料製であることを利用して、磁石44を介してその壁20aや床20bに固定される。したがって、復水器10の入口側水室20の淀み部23に洗浄ボール26が滞留するのを防止すると共に、入口側水室20に強固に固定可能でありながら必要に応じて簡単に取り外すことができる。
また、防護ネット46は入口側水室20のうち入口側管板16の手前の位置から仮想境界線38に向かってスロープを形成するため、洗浄ボール26はこの防護ネット46により開口群領域34へスムーズに誘導される。
更に、フレーム42は第1〜第5部材421〜425に分解できるため、入口側水室20の出入り口(マンホール)が狭い場合であっても入口側水室20への出し入れが容易になる。
更にまた、磁石44は、吸着面以外は鉄製のシールド部421b〜425bによりシールドされているため、洗浄ボール滞留防止具40が入口側水室20に取り付けられている状態で鉄製工具などを磁石44に近づいたとしても、その磁石44に鉄製工具が引き寄せられることはほとんどない。
そしてまた、防護ネット46に覆われた淀み部23に藻などの海生生物が生育したとしても、防護ネット46の近傍では防汚剤によってその生育が阻害されるため、防護ネット46よりも上に海生植物が生え出すのを防止することができる。洗浄ボール滞留防止具40を取り付けてからしばらくすると、防護ネット46の下方のスペースが海生生物で埋め尽くされて淀み部23がなくなることが期待される。淀み部23がなくなると、海水の流れのスムーズになるため好ましい。
そして更に、防護ネット46は周囲がフレーム42に設けられた多数の穴421a〜425aに固定用バンド48を介して係止されているため、フレーム42への防護ネット46の取り付け・取り外しを簡単に行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、フレーム42は軟鋼(鉄系材料)製としたが、シールド部421b〜425bのみを鉄系材料製とし、残りは樹脂製としてもよい。こうすれば、フレーム42が軽量になるため、持ち運ぶ際の負荷が軽くなる。
上述した実施形態では、ほぼ四角形状のフレーム42を採用したが、図8に示すように、三角形状のフレーム142を採用してもよい。この場合も、防護ネット46が淀み部23を覆うため、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
上述した実施形態では、フレーム42を5つの部材に分解可能としたが、2つ以上の部材に分解可能であればよい。また、フレーム42を2つ以上の部材に分割する場合、どのように分割してもよいが、入口側水室20の出入り口を通過しやすい形状に分割するのが好ましい。例えば、第5部材425を更に2つに分割してもよい。
上述した実施形態では、防護ネット46をポリエステル製の撚糸で形成したが、天然素材(例えば麻など)の撚糸で形成してもよい。また、防護ネット46に防汚剤を塗布したが、防汚剤を塗布しなくてもよい。
10 復水器、12 細管、12a 開口、12b 開口、16 入口側管板、18 出口側管板、20 入口側水室、20a 壁、20b 床、21 電気防食器、22 出口側水室、23 淀み部、24 ボール供給ノズル、26 洗浄ボール、28 ボール捕集用ストレーナ、30 ボール戻し導管、32 洗浄ボール循環装置、34 開口群領域、36 閉塞領域、38 仮想境界線、40 洗浄ボール滞留防止具、42 フレーム、44 磁石、46 防護ネット、48 固定用バンド、142 フレーム、421 第1部材、421a 穴、421b シールド部、422 第2部材、422a 穴、422b シールド部、423 第3部材、423a 穴、423b シールド部、424 第4部材、424a 穴、424b シールド部、425 第5部材、425a 穴、425b シールド部。

Claims (6)

  1. 複数の細管からなる細管束の両端を各細管に対応する開口を持つ入口側管板及び出口側管板で挟んだ復水器の入口側水室に取り付けられる復水器洗浄ボール滞留防止具であって、
    前記入口側水室のうち前記入口側管板の下隅に当たる前記開口を有さない閉塞領域の近傍の淀み部を取り囲む形状に形成されたフレームと、
    前記フレームのうち前記入口側水室の壁に接触する所定の壁接触位置及び前記入口側水室の床に接触する所定の床接触位置に設けられた磁石と、
    前記フレームの内側に張られ、水は通過可能だが洗浄ボールは通過不能な多数の孔を持つ防護ネットと、
    を備えた復水器洗浄ボール滞留防止具。
  2. 前記フレームは、前記入口側管板のうち前記開口を有する開口群領域と前記閉塞領域とを区画する仮想境界線を含み、該仮想境界線の上端に端を発し、前記入口側水室の鉄系材料製の壁から前記入口側水室の鉄系材料製の床を経たあと前記仮想境界線の下端に至る形状である、
    請求項1に記載の復水器洗浄ボール滞留防止具。
  3. 前記フレームは、2つ以上の部材に分解可能である、
    請求項1又は2に記載の復水器洗浄ボール滞留防止具。
  4. 前記磁石は、吸着面以外は強磁性体材料によりシールドされている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の復水器洗浄ボール滞留防止具。
  5. 前記防護ネットには、防汚剤が塗布されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の復水器洗浄ボール滞留防止具。
  6. 前記フレームは、周囲に沿って設けられた多数の穴を有し、
    前記防護ネットは、前記多数の穴に固定用バンドを介して係止されている、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の復水器洗浄ボール滞留防止具。
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