JPH08170896A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH08170896A JPH08170896A JP25993695A JP25993695A JPH08170896A JP H08170896 A JPH08170896 A JP H08170896A JP 25993695 A JP25993695 A JP 25993695A JP 25993695 A JP25993695 A JP 25993695A JP H08170896 A JPH08170896 A JP H08170896A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/026—Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits
- F28F9/0263—Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits by varying the geometry or cross-section of header box
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28B—STEAM OR VAPOUR CONDENSERS
- F28B1/00—Condensers in which the steam or vapour is separate from the cooling medium by walls, e.g. surface condenser
- F28B1/02—Condensers in which the steam or vapour is separate from the cooling medium by walls, e.g. surface condenser using water or other liquid as the cooling medium
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の細管端部を取付けた管板を有する熱交
換器において、その管板から細管内へ流れる液体の縮流
を小さくした熱交換器を提供する。 【解決手段】 複数の細管7の端部を取付けた管板6の
外側から冷却水2をその細管7内に流入させるように構
成した復水器である。この復水器の管板6における管群
ゾーンの外周及び内周に沿って半円筒状の突起物12が
設けられている。この突起物12によって、冷却水2は
細管7内に小さい縮流で流入可能となる。
換器において、その管板から細管内へ流れる液体の縮流
を小さくした熱交換器を提供する。 【解決手段】 複数の細管7の端部を取付けた管板6の
外側から冷却水2をその細管7内に流入させるように構
成した復水器である。この復水器の管板6における管群
ゾーンの外周及び内周に沿って半円筒状の突起物12が
設けられている。この突起物12によって、冷却水2は
細管7内に小さい縮流で流入可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電プラントの復
水器や化学プラントの熱交換器等、管板に取付けた多数
の熱交換用細管を有する構成の熱交換器に関する。
水器や化学プラントの熱交換器等、管板に取付けた多数
の熱交換用細管を有する構成の熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱交換器として図9〜図11に示
す復水器を例にとって説明する。図9に示す復水器は、
管板6、6に両端を取付けられた複数本の細管7を有
し、この細管7の内部に海水等の冷却水を通し、細管7
の外部を流れる水蒸気9を冷却し水に戻す。管板6、6
の外側には入口水室5と出口水室8が設けられ、入口水
室5には上流側エルボ4を通して循環水管1から海水等
の冷却水2が導入される。
す復水器を例にとって説明する。図9に示す復水器は、
管板6、6に両端を取付けられた複数本の細管7を有
し、この細管7の内部に海水等の冷却水を通し、細管7
の外部を流れる水蒸気9を冷却し水に戻す。管板6、6
の外側には入口水室5と出口水室8が設けられ、入口水
室5には上流側エルボ4を通して循環水管1から海水等
の冷却水2が導入される。
【0003】また、出口水室8には循環水管10が連絡
され、入口水室5から細管7内を流れた冷却水を外部へ
導く。管板6には、図10に示す管群ゾーン13の位置
に細管7の端部が取付けられて開口している。このよう
に、管板6において細管7が取付けられた管群ゾーン1
3の外周と内部には細管が取付けられていない部分が存
在している。
され、入口水室5から細管7内を流れた冷却水を外部へ
導く。管板6には、図10に示す管群ゾーン13の位置
に細管7の端部が取付けられて開口している。このよう
に、管板6において細管7が取付けられた管群ゾーン1
3の外周と内部には細管が取付けられていない部分が存
在している。
【0004】このように構成された復水器においては、
復水器の伝熱性能を維持するため、細管7内に付着する
冷却水2の水垢のような汚れや海水中に混入している貝
等を除去させる必要がある。このため循環水管1の上流
側に開口させたボール注入管3より、スポンジボール1
1を定期的に冷却水2に混入させて細管7内を通すこと
により細管7内をクリーニングして、細管7の伝熱性能
の低下を防止している。
復水器の伝熱性能を維持するため、細管7内に付着する
冷却水2の水垢のような汚れや海水中に混入している貝
等を除去させる必要がある。このため循環水管1の上流
側に開口させたボール注入管3より、スポンジボール1
1を定期的に冷却水2に混入させて細管7内を通すこと
により細管7内をクリーニングして、細管7の伝熱性能
の低下を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、復水
器の管板6の管群ゾーン13には多数の細管7の端部が
取付けられているが、その管群ゾーン13の内外周辺部
にある細管7の内部に貝等の付着現象が発生することが
多く、そのような付着物が生じて伝熱性能の低下を起こ
すことがある。
器の管板6の管群ゾーン13には多数の細管7の端部が
取付けられているが、その管群ゾーン13の内外周辺部
にある細管7の内部に貝等の付着現象が発生することが
多く、そのような付着物が生じて伝熱性能の低下を起こ
すことがある。
【0006】その原因は前記したように細管7内をクリ
ーニングするためのスポンジボール11が管群ゾーン1
3の内外周辺部にある細管7内を通っていない、または
通りにくいことによるものと考えられる。
ーニングするためのスポンジボール11が管群ゾーン1
3の内外周辺部にある細管7内を通っていない、または
通りにくいことによるものと考えられる。
【0007】すなわち、入口水室5の上流側配管にはエ
ルボ4があるために、循環水は管板6に対して斜め下方
向から流入し、それが原因でスポンジボール11は最外
周の細管7内に入り難いし、また、この斜め下方向から
の流入のために図12に示すように細管入口で縮流が生
じ、その縮流は管群ゾーン13の周辺部にある細管7で
大きく生ずる。
ルボ4があるために、循環水は管板6に対して斜め下方
向から流入し、それが原因でスポンジボール11は最外
周の細管7内に入り難いし、また、この斜め下方向から
の流入のために図12に示すように細管入口で縮流が生
じ、その縮流は管群ゾーン13の周辺部にある細管7で
大きく生ずる。
【0008】スポンジボール11は細管7の内径よりや
ゝ大きいので、冷却水2の流れに乗ったスポンジボール
11は、細管での縮流が大きい(縮流係数が小さい)と
図13に示すようにスポンジボール11は細管7の入口
で弾き飛ばされて細管7内に入りにくい現象が生ずる。
ゝ大きいので、冷却水2の流れに乗ったスポンジボール
11は、細管での縮流が大きい(縮流係数が小さい)と
図13に示すようにスポンジボール11は細管7の入口
で弾き飛ばされて細管7内に入りにくい現象が生ずる。
【0009】なお、細管7の入口における縮流現象を図
14に示してあるが、細管の径をDとして、縮流によっ
て最も狭まった部分の径をdとしたとき、(d/D)2
を縮流係数と定義している。また、縮流の程度は、図1
1に示すように冷却水2が管板6に対して流入する角度
θによっても変化する。
14に示してあるが、細管の径をDとして、縮流によっ
て最も狭まった部分の径をdとしたとき、(d/D)2
を縮流係数と定義している。また、縮流の程度は、図1
1に示すように冷却水2が管板6に対して流入する角度
θによっても変化する。
【0010】このような状況の下で、本発明は、複数の
細管端部を取付けた管板を有する熱交換器において、そ
の管板から細管内へスポンジボールを入り易くした熱交
換器を提供することを課題としている。
細管端部を取付けた管板を有する熱交換器において、そ
の管板から細管内へスポンジボールを入り易くした熱交
換器を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の細管の
端部を管板に取付け、同管板の外側に設けた入口流体室
から細管内に流体を流すように構成した熱交換器におけ
る前記課題を解決するため、前記入口流体室に面する管
板面における管群ゾーンの外周及び内周に沿って半円筒
状の突起を設けた構成の熱交換器を提供する。
端部を管板に取付け、同管板の外側に設けた入口流体室
から細管内に流体を流すように構成した熱交換器におけ
る前記課題を解決するため、前記入口流体室に面する管
板面における管群ゾーンの外周及び内周に沿って半円筒
状の突起を設けた構成の熱交換器を提供する。
【0012】本発明による熱交換器において管群ゾーン
の周辺に沿って設ける半円筒状の突起の大きさは細管の
内径相当が一応の目安となるが、適宜選定する。なお、
突起の大きさは、管板に対する流体の流入角度によって
も変える必要がある。
の周辺に沿って設ける半円筒状の突起の大きさは細管の
内径相当が一応の目安となるが、適宜選定する。なお、
突起の大きさは、管板に対する流体の流入角度によって
も変える必要がある。
【0013】スポンジボールが細管内に入り易いか否か
は、管板における管群ゾーンの周辺の細管での縮流係数
が大きく影響している。即ち、その縮流係数を大きく
(縮流を小さく)するとスポンジボールは細管内に入り
易くなる。
は、管板における管群ゾーンの周辺の細管での縮流係数
が大きく影響している。即ち、その縮流係数を大きく
(縮流を小さく)するとスポンジボールは細管内に入り
易くなる。
【0014】本発明による熱交換器では管板面における
管群ゾーンの内外周に沿って半円筒状の突起を設けてい
るので、管群ゾーンに流れる流体はその半円筒状の突起
に沿って細管内に円滑に流入し、細管入口での縮流を小
さくする。
管群ゾーンの内外周に沿って半円筒状の突起を設けてい
るので、管群ゾーンに流れる流体はその半円筒状の突起
に沿って細管内に円滑に流入し、細管入口での縮流を小
さくする。
【0015】この現象を図4に示してある。すなわち、
管板の管群ゾーンへ流れる流体は、管群ゾーンの周に沿
って設けられた半円筒状の突起12に沿って細管7の内
部へ円滑に導入され、縮流は小さくなる。従って、流体
の流れに乗って来るスポンジボールは管群ゾーンの周辺
部の細管内にも所望どおり流入可能となる。
管板の管群ゾーンへ流れる流体は、管群ゾーンの周に沿
って設けられた半円筒状の突起12に沿って細管7の内
部へ円滑に導入され、縮流は小さくなる。従って、流体
の流れに乗って来るスポンジボールは管群ゾーンの周辺
部の細管内にも所望どおり流入可能となる。
【0016】次に、他の本発明は、複数の細管の端部を
管板に取付け、同管板の外側に設けた入口流体室から細
管内に流体を流すように構成した熱交換器における前記
課題を解決するため、その入口流体室に面する管板面に
おける管群ゾーンのうち流体の流入側となる外周及び内
周に位置する細管の入口にクリーニング用のスポンジボ
ールを捕捉するための半円筒状の網を設けた構成の熱交
換器を提供する。
管板に取付け、同管板の外側に設けた入口流体室から細
管内に流体を流すように構成した熱交換器における前記
課題を解決するため、その入口流体室に面する管板面に
おける管群ゾーンのうち流体の流入側となる外周及び内
周に位置する細管の入口にクリーニング用のスポンジボ
ールを捕捉するための半円筒状の網を設けた構成の熱交
換器を提供する。
【0017】このように、細管の入口に半円筒状の網を
設けてあると、管板に沿う流れに乗ったスポンジボール
は、その半円筒状の網に捕捉されてその細管内へ入り易
くなる。また、本発明によって細管に取付ける網は流れ
を通し易いため、これを設けることによって下流側の細
管へ与える影響は小さい。
設けてあると、管板に沿う流れに乗ったスポンジボール
は、その半円筒状の網に捕捉されてその細管内へ入り易
くなる。また、本発明によって細管に取付ける網は流れ
を通し易いため、これを設けることによって下流側の細
管へ与える影響は小さい。
【0018】なお、本発明によって細管に取付ける網の
存在によって2列目以降の細管に対してスポンジボール
を入り難くすることが考えられるため、網の突起高さは
スポンジボールの半径程度とするのが好ましい。
存在によって2列目以降の細管に対してスポンジボール
を入り難くすることが考えられるため、網の突起高さは
スポンジボールの半径程度とするのが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による熱交換器を図
示した実施の形態に基づいて具体的に説明する。なお、
以下の実施の形態は、復水器に対し本発明を適用した例
であり図9〜図13に示した従来の復水器と同じ部分に
は、説明を簡潔にするため同一符号を付してある。
示した実施の形態に基づいて具体的に説明する。なお、
以下の実施の形態は、復水器に対し本発明を適用した例
であり図9〜図13に示した従来の復水器と同じ部分に
は、説明を簡潔にするため同一符号を付してある。
【0020】(実施の第1形態)まず、図1〜図4に示
した実施の第1形態について説明する。図1は本発明の
実施の第1形態による復水器の管板を示し、図10と同
様の図面で、その管群ゾーン13の外周及び内周には、
図2の拡大図及び図3の拡大断面図に示すように半円筒
状の突起物12が設けられている。
した実施の第1形態について説明する。図1は本発明の
実施の第1形態による復水器の管板を示し、図10と同
様の図面で、その管群ゾーン13の外周及び内周には、
図2の拡大図及び図3の拡大断面図に示すように半円筒
状の突起物12が設けられている。
【0021】この半円筒状の突起物12の大きさは、細
管7の内径相当である。これは、突起物12の寸法が大
きすぎると突起物12の陰になり流れが細管7入りにく
いし、また小さいと縮流係数の改善が不十分となる。
管7の内径相当である。これは、突起物12の寸法が大
きすぎると突起物12の陰になり流れが細管7入りにく
いし、また小さいと縮流係数の改善が不十分となる。
【0022】また、図11に示すように管板6に対する
冷却水2の流入角度θによっては、突起物のサイズを少
し小さ目にすることも必要である。このように、円筒状
の突起物の大きさは、本発明を適用する熱交換器に対応
して最も効果が得られるような態様に選定する。
冷却水2の流入角度θによっては、突起物のサイズを少
し小さ目にすることも必要である。このように、円筒状
の突起物の大きさは、本発明を適用する熱交換器に対応
して最も効果が得られるような態様に選定する。
【0023】前述したように、スポンジボール11が細
管7内に入り易いか否かは、管群ゾーンの最外周の細管
7の縮流係数が大きく影響している。本実施例による復
水器では、その管板6の管群ゾーンの内外周辺に半円筒
状の突起物12を設けていて、これによって先に図4で
説明したように細管7の縮流係数が大きくなる。
管7内に入り易いか否かは、管群ゾーンの最外周の細管
7の縮流係数が大きく影響している。本実施例による復
水器では、その管板6の管群ゾーンの内外周辺に半円筒
状の突起物12を設けていて、これによって先に図4で
説明したように細管7の縮流係数が大きくなる。
【0024】この突起物12を設けたことによる効果を
2次元の流動解析により評価した結果を表1および図4
に示している。
2次元の流動解析により評価した結果を表1および図4
に示している。
【0025】このように、管群ゾーン13の内外周辺に
半円筒状の突起物12を設けることにより縮流係数は5
0%以上に改善されることになり、この分スポンジボー
ル11も細管7内を通り易くなっている。
半円筒状の突起物12を設けることにより縮流係数は5
0%以上に改善されることになり、この分スポンジボー
ル11も細管7内を通り易くなっている。
【0026】
【表1】
【0027】(実施の第2形態)次に、図5〜図8に示
した実施の第2形態について説明する。この実施の第2
形態による熱交換器では、入口水室5に面する管板面に
おける管群ゾーン13のうち、図5に細かい斜線で示し
てあるように、水の流入側となる外周及び内周に位置す
る細管の入口に半円筒状の網状突起物16を設ける。
した実施の第2形態について説明する。この実施の第2
形態による熱交換器では、入口水室5に面する管板面に
おける管群ゾーン13のうち、図5に細かい斜線で示し
てあるように、水の流入側となる外周及び内周に位置す
る細管の入口に半円筒状の網状突起物16を設ける。
【0028】このように、細管7の入口部に半円筒状の
網状突起物16を設けると、管板6に沿う流れに乗った
スポンジボール11は、図7に示すように、その半円筒
状の網状突起物16に捕捉され、最外周の細管7に入り
易くなる。
網状突起物16を設けると、管板6に沿う流れに乗った
スポンジボール11は、図7に示すように、その半円筒
状の網状突起物16に捕捉され、最外周の細管7に入り
易くなる。
【0029】網状突起物16は、流れを通し易いため下
流側細管7への影響は小さい。また、網状突起物16が
最外周より2列目以降の細管7に対する流れの影響を小
さくするよう網状突起物16はその開口率をできるだけ
高くし、しかもその突起高さはスポンジボールの半径程
度とする。
流側細管7への影響は小さい。また、網状突起物16が
最外周より2列目以降の細管7に対する流れの影響を小
さくするよう網状突起物16はその開口率をできるだけ
高くし、しかもその突起高さはスポンジボールの半径程
度とする。
【0030】なお、網状突起物16は、図8に示すよう
にスポンジボール11を捕捉する網部14と、細管7に
これを固定するための薄板製の円筒状の固定部15より
構成されている。網部14及び固定部15の長さは、そ
の直径Dに対しそれぞれ、約D/2及びD/2〜3D/
4程度にする。
にスポンジボール11を捕捉する網部14と、細管7に
これを固定するための薄板製の円筒状の固定部15より
構成されている。網部14及び固定部15の長さは、そ
の直径Dに対しそれぞれ、約D/2及びD/2〜3D/
4程度にする。
【0031】以上、本発明を図示した実施形態に基づい
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施の形態に
限定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、そ
の具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまで
もない。
て具体的に説明したが、本発明がこれらの実施の形態に
限定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、そ
の具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまで
もない。
【0032】例えば、上記実施形態では本発明を復水器
に適用した場合について説明したが、化学プラントの熱
交換器においてもその細管に対し横から流入するスポン
ジボールを入り易くするよう本発明を適用可能である。
また、前記した実施の第1形態と第2形態は、それぞれ
別々に適用されているが、これらを組み合せて適用した
熱交換器としてもよい。
に適用した場合について説明したが、化学プラントの熱
交換器においてもその細管に対し横から流入するスポン
ジボールを入り易くするよう本発明を適用可能である。
また、前記した実施の第1形態と第2形態は、それぞれ
別々に適用されているが、これらを組み合せて適用した
熱交換器としてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は、複数の細管の端部を管板に取
付け、管板の外側に設けた入口流体室から細管内に流体
を流すように構成した熱交換器において、その管板の管
群ゾーンにおける最内外周の細管近くに半円筒状の突起
物を設けることにより細管の縮流係数を大きくすること
ができる。
付け、管板の外側に設けた入口流体室から細管内に流体
を流すように構成した熱交換器において、その管板の管
群ゾーンにおける最内外周の細管近くに半円筒状の突起
物を設けることにより細管の縮流係数を大きくすること
ができる。
【0034】また、本発明により入口流体室に面する管
板面における管群ゾーンのうち流体の流入側となる外周
及び内周に位置する細管の入口にクリーニング用のスポ
ンジボールを捕捉するための半円筒状の網を設けたもの
では、スポンジボールが、それら外周及び内周の細管に
通り易くなって、細管の内面の水垢や付着物を除去して
伝熱性能の低下が効果的に防止できる。
板面における管群ゾーンのうち流体の流入側となる外周
及び内周に位置する細管の入口にクリーニング用のスポ
ンジボールを捕捉するための半円筒状の網を設けたもの
では、スポンジボールが、それら外周及び内周の細管に
通り易くなって、細管の内面の水垢や付着物を除去して
伝熱性能の低下が効果的に防止できる。
【図1】本発明の実施の第1形態に係る復水器入口水室
管板の正面図。
管板の正面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図。
【図4】本発明により半円筒状突起物を設けた場合の管
群ゾーン最内外周細管入口付近の流動状況を示す説明
図。
群ゾーン最内外周細管入口付近の流動状況を示す説明
図。
【図5】本発明の実施の第2形態に係る復水器入口水室
管板の正面図。
管板の正面図。
【図6】図5のA部拡大図。
【図7】図6のB−B線に沿う断面図で、本発明により
半円筒状の網状突起物を設けた場合の管群ゾーンにおい
て、流体の流入側となる最内外周細管入口付近の流動状
況を示している。
半円筒状の網状突起物を設けた場合の管群ゾーンにおい
て、流体の流入側となる最内外周細管入口付近の流動状
況を示している。
【図8】半円筒状の網状突起物の構成を示す斜視図。
【図9】従来の複数器の全体図。
【図10】従来の復水器入口水室管板の正面図。
【図11】従来の復水器入口水室におけるスポンジボー
ル挙動の説明図。
ル挙動の説明図。
【図12】従来の細管入口付近の流動状況を示す断面
図。
図。
【図13】従来の細管入口におけるスポンジボールの推
定挙動を示す説明図。
定挙動を示す説明図。
【図14】細管の縮流係数の説明図。
1 循環水管(上流側) 2 冷却水 3 ボール注入管 4 上流側エルボ 5 入口水室 6 管板 7 細管 8 出口水室 9 蒸気流れ 10 循環水管(下流側) 11 スポンジボール 12 半円筒状突起物 13 細管が設けられるゾーン 14 網部 15 固定部 16 網状突起物
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の細管の端部を管板に取付け、同管
板の外側に設けた入口流体室から細管内に流体を流すよ
うに構成した熱交換器において、前記入口流体室に面す
る管板面における管群ゾーンの外周及び内周に沿って半
円筒状の突起を設けたことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 複数の細管の端部を管板に取付け、同管
板の外側に設けた入口流体室から細管内に流体を流すよ
うに構成した熱交換器において、前記入口流体室に面す
る管板面における管群ゾーンのうち流体の流入側となる
外周及び内周に位置する細管の入口にクリーニング用の
スポンジボールを捕捉するための半円筒状の網を設けた
ことを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25993695A JPH08170896A (ja) | 1994-10-17 | 1995-10-06 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25051694 | 1994-10-17 | ||
JP6-250516 | 1994-10-17 | ||
JP25993695A JPH08170896A (ja) | 1994-10-17 | 1995-10-06 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08170896A true JPH08170896A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=26539799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25993695A Withdrawn JPH08170896A (ja) | 1994-10-17 | 1995-10-06 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08170896A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010230301A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Chubu Electric Power Co Inc | 復水器洗浄ボール滞留防止具 |
-
1995
- 1995-10-06 JP JP25993695A patent/JPH08170896A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010230301A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Chubu Electric Power Co Inc | 復水器洗浄ボール滞留防止具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |