JP5209350B2 - 軒樋 - Google Patents

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本発明は、例えば、家屋等の建物に備える軒樋、及び連結部材により連結して軒樋を構成する軒樋ユニットに関する。
従来から、建物の屋根に降った雨水の大分部を、地面に落下させることなく集水する軒樋として、例えば、特許文献1に記載されているような軒樋が提案されている。
特許文献1に記載されている軒樋は、図8から図10に示すように、隣り合う軒樋ユニット2同士を、連結部材4を用いて連結することにより構成している。なお、図8は、従来例の軒樋及び軒樋ユニットを示す斜視図であり、図9は、従来例の軒樋を示す斜視図である。また、図10は、図9のX−X線断面図である。
また、軒樋ユニット2は、建物の外壁面側に配置しており、軒樋ユニット側後面部2aと、軒樋ユニット側底面部2bと、軒樋ユニット側前面部2cとを備えている。
軒樋ユニット側後面部2aは、建物の外壁面側に取り付けてある。軒樋ユニット側底面部2bは、軒樋ユニット側後面部2aの下端側に連続させて形成している。軒樋ユニット側前面部2cは、軒樋ユニット側底面部2bに連続させて形成するとともに、軒樋ユニット側後面部2aよりも建物の外壁面から離間させている。
したがって、軒樋ユニット側後面部2aと軒樋ユニット側前面部2cとの間には、空隙部74を形成している。空隙部74の開口面積は、軒樋ユニット側底面部2bの面積に近い。
軒樋ユニット側前面部2cの上部には、軒樋ユニット側後面部2a側に傾斜した軒樋ユニット側傾斜部2dを形成している。軒樋ユニット側傾斜部2dの表面には、軒樋ユニット2の長手方向に沿って連続する複数のヘアーライン96を並設している。各ヘアーライン96は、高さ1mm程度の凸条から形成している。
軒樋ユニット側前面部2cの下部には、前上方に開口し、軒樋ユニット2の長手方向に沿って延在する凹部98を形成している。
連結部材4は、外側部材4Aと、内側部材4Bとから構成しており、軒樋ユニット2の外側から外側部材4Aを嵌着するとともに、外側部材4Aと内側部材4Bで軒樋ユニット2を挟み込むことにより、隣り合う軒樋ユニット2同士を連結している。連結部材4によって、隣り合う軒樋ユニット2同士を連結すると、凹部98と外側部材4Aの内面との間に、集水用の間隙部を形成することとなる。
このような構成の軒樋1であれば、屋根に降った雨水が流れる速度を、ヘアーライン96を乗り越えさせて減少させることが可能となるため、凹部98の中に集水する雨水の割合を増加させることが可能となる。このため、凹部98の中に集水されないまま、凹部98を乗り越えて地表面に直接落下する雨水の割合を、減少させることが可能となる。
特許第3265949号公報(図1)
しかしながら、特許文献1に記載されているような軒樋では、軒樋ユニット側後面部と軒樋ユニット側前面部との間に空隙部を形成しており、軒樋ユニット側底面部の上方に、軒樋ユニット側底面部の面積に近い、広い開口面積を有する空隙部を形成している。
このため、落ち葉等の異物が、軒樋ユニット側後面部と軒樋ユニット側前面部との間に形成した空隙部から、軒樋の内部へ侵入するおそれがあり、軒樋の内部における、雨水の円滑な移動が阻害されるという問題が生じるおそれがある。
本発明は、上述したような問題点に着目してなされたもので、軒樋内部への、異物の侵入を抑制することが可能となるとともに、軒樋の内部における雨水の円滑な移動が可能な、軒樋ユニット及び軒樋を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明のうち、請求項1に記載した発明は、面凹溝状に形成した下側樋部材と、当該下側樋部材の上方に配置する上側樋部材と、を備え、
建物の軒端に配置し、且つ隣り合う前記下側樋部材同士を、前記下側樋部材の外形輪郭に倣う形状に形成した連結部材で連結して形成する軒樋であって、
前記下側樋部材は、前記建物の外周面側に取り付ける下側樋部材後面部と、当該下側樋部材後面部の下端側に連続する下側樋部材底面部と、当該下側樋部材底面部に連続し、且つ前記下側樋部材後面部よりも前記建物の外周面から離間する下側樋部材前面部と、を備え、
前記上側樋部材は、前記下側樋部材後面部及び前記建物のうち少なくとも一方に取り付ける取付け部と、当該取付け部から前記下側樋部材前面部へ向けて延在する延在部と、を備え、
前記下側樋部材前面部と前記延在部との間に空隙部を形成し、
前記延在部は、前記下側樋部材前面部と対向する位置に、前記下側樋部材後面部側へオフセットする断面凹溝状に形成した延在部側嵌合部を有し、
前記連結部材は、前記下側樋部材の外形輪郭に倣う形状に形成し、且つ前記下側樋部材前面部と接触する本体部側前面部を備えた本体部と、前記本体部側前面部から前記下側樋部材後面部側へ突出し、且つ前記延在部側嵌合部と嵌合して、前記延在部と前記本体部とを嵌合させる係合部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、下側樋部材の上方に配置する上側樋部材が、下側樋部材後面部及び建物のうち少なくとも一方に取り付ける取付け部と、取付け部から下側樋部材前面部へ向けて延在する延在部とを備えている。また、下側樋部材前面部と延在部との間に、空隙部を形成する。
このため、下側樋部材後面部と下側樋部材前面部との間の隙間を、延在部によって減少させることが可能となるとともに、延在部を流れる雨水を、空隙部から下側樋部材の内部へ流入させることが可能となる。
また、本発明によれば、軒樋ユニットの構成を、断面凹溝状に形成した下側樋部材と、下側樋部材の上方に配置する上側樋部材とを備える構成とするため、下側樋部材及び上側樋部材の形状を簡略化することが可能となる。
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明であって、前記上側樋部材は、前記下側樋部材前面部側から見て、前記軒端上に敷設した屋根材の端部を覆う屋根材被覆部を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、上側樋部材が、下側樋部材前面部側から見て、建物の軒端上に敷設した屋根材の端部を覆う、屋根材被覆部を備える。
このため、屋根材被覆部によって屋根材の端部を隠すことが可能となり、屋根材被覆部を化粧部材として用いることが可能となるため、軒樋ユニットを含めた屋根全体の外観意匠性を向上させることが可能となる。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した発明であって、前記軒端を、軒先側の軒端とけらば側の軒端とが交互に連続する切妻屋根の軒端とし、
前記上側樋部材を、前記軒先側の軒端に配置する軒先上側樋部材と、前記けらば側の軒端に配置するけらば上側樋部材と、に区分し、
前記屋根材被覆部は、前記軒先上側樋部材及び前記けらば上側樋部材のうち、前記けらば上側樋部材のみが備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、軒端を、軒先側の軒端及び、けらば側の軒端を備える切妻屋根の軒端とし、屋根材被覆部を、軒先側の軒端に配置する軒先上側樋部材、及びけらば側の軒端に配置するけらば上側樋部材のうち、けらば上側樋部材のみに備える。
このため、切妻屋根が備える軒先側の軒端及びけらば側の軒端のうち、屋根材の端部が、軒先側の軒端よりも外部から目視されるけらば側の軒端上に敷設した屋根材の端部を、屋根材被覆部により隠すことが可能となる。これにより、軒樋ユニットを含めた屋根全体の外観意匠性を向上させることが可能となる。また、軒先上側樋部材及びけらば上側樋部材の両方に屋根材被覆部を備える場合と比較して、軒樋ユニットの製造コストを低減することが可能となるとともに、軒樋ユニットの製造効率を向上させることが可能となる。
次に、請求項4に記載した発明は、請求項1から3のうちいずれか1項に記載した発明であって、
前記連結部材は、隣り合う前記下側樋部材にそれぞれ固定する二箇所の固定部と、当該二箇所の固定部同士を連結し、且つ少なくとも前記二箇所の固定部の配列方向に伸縮する伸縮部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、隣り合う下側樋部材同士を連結して軒樋を形成する連結部材が、隣り合う下側樋部材にそれぞれ固定する二箇所の固定部と、二箇所の固定部同士を連結し、且つ少なくとも二箇所の固定部の配列方向に伸縮する伸縮部とを備える。
このため、下側樋部材を、アルミ等の伸縮性を有する材料で形成している場合に、加熱等により下側樋部材が昇温し、下側樋部材が長さ方向へ伸縮しても、伸縮部の伸縮によって、下側樋部材の伸縮を吸収することが可能となる。
次に、請求項5に記載した発明は、請求項1から4のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記下側樋部材前面部側及び前記下側樋部材底面部側から見て、前記連結部材及び当該連結部材が連結する前記下側樋部材の連結部材側の端部を覆う下側樋部材被覆部を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、下側樋部材前面部側及び下側樋部材底面部側から見て、連結部材、及びこの連結部材が連結する下側樋部材の連結部材側の端部を覆う、下側樋部材被覆部を備える。
このため、伸縮部が伸縮して、隣り合う下側樋部材同士の間に隙間が形成されても、この隙間を下側樋部材被覆部によって隠すことが可能となる。また、下側樋部材と固定部との間に、溶接跡等、外観上好ましくない部位を形成している場合であっても、この部位を下側樋部材被覆部によって隠すことが可能となる。これにより、軒樋ユニット及び軒樋を含めた、屋根全体の外観意匠性を向上させることが可能となる。
本発明によれば、上側樋部材が備える延在部により、軒樋の内部への、異物の侵入を抑制することが可能となるとともに、延在部を流れる雨水を、空隙部から下側樋部材の内部へ流入させることが可能となる。このため、軒樋の内部において、液体を円滑に移動させることが可能となる。
また、本発明によれば、軒樋ユニットの構成を、断面凹溝状に形成した下側樋部材と、下側樋部材の上方に配置する上側樋部材とを備える構成とするため、下側樋部材及び上側樋部材の形状を簡略化することが可能となる。このため、軒樋ユニットの製造工程を簡略化することが可能となる。
以下、本発明の実施形態(以下、「本実施形態」と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
以下、図1から図7を用いて、本実施形態の構成を説明する。
まず、図1を参照して、軒樋1の全体的な構成を説明する。
図1は、本実施形態の軒樋ユニット2を連結部材4で連結して形成する軒樋1を、建物6の軒端に配置した状態を示す図である。なお、本実施形態では、建物6を、地表面に対して傾斜させた屋根8を有する家屋とした場合を例にあげて説明する。
図1中に示すように、建物6が有する屋根8は、地表面に対して傾斜させた板状部材を組み合わせて形成した、切妻屋根である。したがって、建物6の軒端を、軒先側の軒端と、けらば側の軒端とが交互に連続する、切妻屋根の軒端とする。また、屋根8の上面には、複数の屋根材10を敷設してある。
軒樋1は、建物6の軒端、すなわち、軒先側の軒端及びけらば側の軒端に、それぞれ、配置してある。なお、図中及び以降の説明では、軒先側の軒端(以下、「軒先側軒端12」と記載する)に配置した軒樋1を、軒先側軒樋14と記載し、けらば側軒端(以下、「けらば側軒端16」と記載する)に配置した軒樋1を、けらば側軒樋18と記載する。
軒先側軒樋14は、隣り合う複数の軒先側軒樋ユニット20同士を、両者の間に配置する連結部材4で連結して形成する。なお、図中及び以降の説明では、軒先側軒樋14のうち、隣り合う三つの軒先側軒樋ユニット20a〜20c同士を、二つの連結部材4a,4bで連結して形成した部分について説明する。また、図中及び以降の説明では、三つの軒先側軒樋ユニット20a〜20cを、図1中の左側から、軒先側軒樋ユニット20a,軒先側軒樋ユニット20b,軒先側軒樋ユニット20cと記載する。また、図中及び以降の説明では、二つの連結部材4a,4bを、図1中の左側から、連結部材4a,連結部材4bと記載する。
けらば側軒樋18は、隣り合う二つのけらば側軒樋ユニット22同士を、一つの連結部材4で連結して形成する。なお、図中及び以降の説明では、二つのけらば側軒樋ユニット22を、図1中の上側から、けらば側軒樋ユニット22a,けらば側軒樋ユニット22bと記載する。また、図中及び以降の説明では、隣り合うけらば側軒樋ユニット22aとけらば側軒樋ユニット22b同士を連結する連結部材4を、連結部材4cと記載する。
軒先側軒樋14とけらば側軒樋18は、屋根8の隅部、すなわち、軒先側軒端12とけらば側軒端16との交点を中心に、隅部軒樋ユニット24を介して連結してある。
隅部軒樋ユニット24は、直角または略直角に形成してある。隅部軒樋ユニット24の軒先側の端部には、軒先側軒樋14を連結してある。一方、隅部軒樋ユニット24のけらば側の端部には、けらば側軒樋18を連結してある。
軒先側軒樋14と隅部軒樋ユニット24、具体的には、軒先側軒樋ユニット20cと隅部軒樋ユニット24とは、連結部材4dを介して連結させてある。
けらば側軒端16と隅部軒樋ユニット24、具体的には、けらば側軒樋ユニット22bと隅部軒樋ユニット24とは、連結部材4eを介して連結させてある。
隅部軒樋ユニット24の外周側には、接着により、下側樋部材被覆部26を取り付けてある。下側樋部材被覆部26は、隅部軒樋ユニット24と同様、直角または略直角に形成してある。
また、隅部軒樋ユニット24には、上端を隅部軒樋ユニット24内に開口させ、下端を地表面付近に開口させたドレンエルボ28を取り付けてある。ドレンエルボ28は、下側樋部材被覆部26を貫通している。
以下、図1を参照しつつ、図2及び図3を用いて、軒先側軒樋14の構成について説明する。
図2は、図1のII―II線断面図であり、軒先側軒樋14のうち、軒先側軒樋ユニット20の内部に連結部材4を配置する部分の断面図である。また、図3は、図1のIII―III線断面図であり、軒先側軒樋14のうち、内部に連結部材4を配置しない部分、すなわち、軒先側軒樋ユニット20のみの断面図である。
図2及び図3中に示すように、軒先側軒樋ユニット20は、下側樋部材30と、上側樋部材32とを備えている。なお、本実施形態では、軒先側軒樋ユニット20が備える上側樋部材32、すなわち、軒先側軒樋14に配置する上側樋部材32を、軒先上側樋部材34と呼称して説明する。また、図2中に示すように、隣り合う軒先側軒樋ユニット20同士を連結する連結部材4は、隣り合う軒先側軒樋ユニット20の内部に、それぞれ、配置する。
下側樋部材30及び軒先上側樋部材34は、共にアルミニウムを用いて、例えば、2m〜5m程度の長さに形成している。
下側樋部材30は、下側樋部材後面部36と、下側樋部材底面部38と、下側樋部材前面部40とを備える。
下側樋部材後面部36は、軒先側軒端12に配置することにより、建物6の外壁面に対向させてある。また、下側樋部材後面部36は、軒端取付け部42と、連結部材取付け部44と、上側樋部材取付け部46と、係止部48とを有している。
軒端取付け部42は、軒先側軒端12と接触させる接触部42aと、軒先側軒端12の外面に対して傾斜させて離間させた傾斜部42bとを備えている。傾斜部42bは、上方から下方へ向かうにつれて軒先側軒端12から離間するように傾斜させてある。また、傾斜部42bには、ビス等の軒端固定手段50を貫通させる軒端取付け孔52を設けている。したがって、軒端取付け孔52に貫通させる軒端固定手段50は、軒先側軒端12に対して傾斜させる。また、軒端取付け部42のうち、傾斜部42bの下方に配置する部分は、軒端取付け孔52に貫通させる軒端固定手段50の変形を抑制するガイドを形成する。
連結部材取付け部44は、軒先側軒端12から離間させてあり、軒端取付け部42の下端部と連続させてある。また、連結部材取付け部44には、ビス等の連結部材固定手段54を貫通させる連結部材取付け孔56を設けている。
上側樋部材取付け部46は、軒端取付け部42の軒先側軒端12と反対側の面に連続させて形成してあり、軒先側軒端12から離れる方向へ延在させてある。また、上側樋部材取付け部46には、ビス等の上側樋部材固定手段58を貫通させる上側樋部材取付け孔60を設けている。
係止部48は、連結部材取付け部44の軒先側軒端12と対向する面に連続させて形成してあり、軒先側軒端12と連結部材取付け部44との間に介装する支持部材62と嵌合させて、支持部材62の上方に配置する。支持部材62には、ビス等の支持部材固定手段64を貫通させる支持部材取付け孔66を設けている。
下側樋部材底面部38は、下側樋部材後面部36の下端側に連続させて形成してあり、軒先側軒端12から離れるにつれて上向きに傾斜させてある。
なお、本実施形態では、軒先側軒樋ユニット20aの下側樋部材底面部38が、軒先側軒樋ユニット20bの下側樋部材底面部38よりも高くなるように、軒先側軒樋ユニット20a,20bを傾斜させている。また、軒先側軒樋ユニット20bの下側樋部材底面部38が、軒先側軒樋ユニット20cの下側樋部材底面部38よりも高くなるように、軒先側軒樋ユニット20b,20cを傾斜させている。
これにより、ドレンエルボ28を取り付ける隅部軒樋ユニット24の底面を、軒先側軒樋ユニット20cの下側樋部材底面部38よりも低くして、隅部軒樋ユニット24の底面を、軒先側軒樋14の底面よりも低くする。
下側樋部材前面部40は、下側樋部材底面部38に連続させて形成するとともに、下側樋部材後面部36よりも、軒先側軒端12、すなわち、建物6の外周面から離間させてある。
以上により、下側樋部材30は、断面凹溝状に形成してある。
軒先上側樋部材34は、下側樋部材30の上方に配置してあり、取付け部68と、延在部70とを備える。
取付け部68は、上下方向から見て上側樋部材取付け部46と重なる位置に配置してあり、上側樋部材固定手段58を貫通させる上側樋固定部材貫通孔72を設けている。上側樋固定部材貫通孔72は、上下方向から見て上側樋部材取付け孔60と重なる位置に形成する。したがって、軒先上側樋部材34を下側樋部材30に取り付ける際には、上側樋固定部材貫通孔72及び上側樋部材取付け孔60に上側樋部材固定手段58を貫通させ、取付け部68を下側樋部材後面部36に取り付ける。なお、軒先上側樋部材34を下側樋部材30に取り付ける際には、接着や溶接等を用いてもよい。
延在部70は、取付け部68から下側樋部材前面部40へ向けて延在させてあり、その長さを、下側樋部材前面部40と延在部70との間に空隙部74を形成する長さとする。また、延在部70は、下側樋部材前面部40と対向する位置に、延在部側嵌合部76を有している。延在部側嵌合部76は、下側樋部材後面部36側へオフセットする断面凹溝状に形成してある。
空隙部74、すなわち、下側樋部材前面部40と延在部70との隙間は、例えば、10mm程度としてあり、延在部70に沿って流れてくる液体や、下側樋部材前面部40から流れてくる液体を流入可能とし、且つ落ち葉等の異物が侵入しにくい隙間としている。
次に、図2を参照して、連結部材4の構成について説明する。
連結部材4は、下側樋部材30及び軒先上側樋部材34と同様、アルミニウムを用いて形成してあり、本体部78と、係合部80とを備えている。なお、本体部78と係合部80は、一体成形により形成している。
本体部78は、下側樋部材30の外形輪郭に倣う形状に形成してあり、本体部側後面部78aと、本体部側底面部78bと、本体部側前面部78cとを備えている。なお、本体部側後面部78a、本体部側底面部78b及び本体部側前面部78cは、一体成形により形成している。
本体部側後面部78aは、下側樋部材後面部36に倣う形状に形成してあり、下側樋部材後面部36よりも軒先側軒樋ユニット20の内側に配置して、下側樋部材後面部36と接触させてある。
また、本体部側後面部78aは、連結部材固定手段54を貫通させる二箇所の連結固定部材貫通孔82を設けている。二箇所の連結固定部材貫通孔82は、それぞれ、隣り合う下側樋部材30が有する連結部材取付け部44に設けた連結部材取付け孔56と、対応する位置に形成してある。したがって、隣り合う軒先側軒樋ユニット20同士を連結する際には、二箇所の連結固定部材貫通孔82及び連結部材取付け孔56に、それぞれ、連結部材固定手段54を貫通させて、本体部側後面部78aを下側樋部材後面部36に取り付ける。これにより、連結部材4を、隣り合う軒先側軒樋ユニット20が備える下側樋部材30に取り付ける。
本体部側底面部78bは、下側樋部材底面部38に倣う形状に形成してあり、下側樋部材底面部38よりも軒先側軒樋ユニット20の内側に配置して、下側樋部材底面部38と接触させてある。
本体部側前面部78cは、下側樋部材前面部40に倣う形状に形成してあり、下側樋部材前面部40よりも軒先側軒樋ユニット20の内側に配置して、下側樋部材前面部40と接触させてある。
以上により、本体部78は、下側樋部材30と同様、断面凹溝状に形成してあるとともに、隣り合う軒先側軒樋ユニット20同士を連結させている。すなわち、連結部材4は、隣り合う軒先側軒樋ユニット20同士を連結させている。
係合部80は、本体部側前面部78cから下側樋部材後面部36側へ突出させてあり、延在部70に形成した延在部側嵌合部76と嵌合させてある。
以上により、係合部80は、本体部78と延在部70とを嵌合させている。
以下、図1から図3を参照しつつ、図4及び図5を用いて、けらば側軒樋18の構成について説明する。
図4は、図1のIV―IV線断面図であり、けらば側軒樋18のうち、けらば側軒樋ユニット22の内部に連結部材4を配置する部分の断面図である。また、図5は、図1のV―V線断面図であり、けらば側軒樋18のうち、内部に連結部材4を配置しない部分、すなわち、けらば側軒樋ユニット22のみの断面図である。
図4及び図5中に示すように、けらば側軒樋ユニット22は、下側樋部材30と、上側樋部材32とを備えている。なお、本実施形態では、けらば側軒樋ユニット22が備える上側樋部材32、すなわち、けらば側軒樋18に配置する上側樋部材32を、けらば上側樋部材84と呼称して説明する。したがって、本実施形態では、上側樋部材32を、軒先側軒端12に配置する軒先上側樋部材34と、けらば側軒端16に配置するけらば上側樋部材84とに区分する。また、図4中に示すように、隣り合うけらば側軒樋ユニット22同士を連結する連結部材4は、隣り合うけらば側軒樋ユニット22の内部に、それぞれ、配置する。
下側樋部材30及び連結部材4の構成は、軒先側軒樋ユニット20が備える下側樋部材30及び連結部材4の構成と同様であるため、その説明を省略する。
けらば上側樋部材84は、軒先上側樋部材34と同様、下側樋部材30の上方に配置してあり、取付け部68と、延在部70と、屋根材被覆部86とを備えている。したがって、屋根材被覆部86は、軒先上側樋部材34及びけらば上側樋部材84のうち、けらば上側樋部材84のみに備えてある。
取付け部68及び延在部70の構成は、軒先上側樋部材34が備える取付け部68及び延在部70の構成と同様であるため、その説明を省略する。
屋根材被覆部86は、延在部70の上方に配置してあり、下側樋部材前面部40側から見て、けらば側軒端16上に敷設した屋根材10の端部を覆う形状に形成してある。具体的には、屋根材被覆部86は、屋根材10側が開口し、且つこの開口部に屋根材10の端部を配置する断面凹溝状に形成してある。なお、屋根材被覆部86と延在部70は、一体成形により形成している。
図6は、図1中に円VIで囲んだ範囲の拡大図である。
図6中に示すように、軒先側軒樋14とけらば側軒樋18との連結部分においては、けらば上側樋部材84が備える屋根材被覆部86の端部を、隅部軒樋ユニット24側へ向けて開口させてある。
図7は、軒樋1の一部を分解した状態を示す斜視図である。なお、図7中では、説明のために、ドレンエルボ28の図示を省略している。
図7中に示すように、隅部軒樋ユニット24は、軒先側軒樋ユニット20cが備える下側樋部材30と、けらば側軒樋ユニット22bが備える下側樋部材30との間に介装して、軒先側軒樋14とけらば側軒樋18とを連結する。したがって、隅部軒樋ユニット24は、直角または略直角に形成してある点と、上側樋部材32を備えていない点を除き、下側樋部材30と同様の構成を有する。具体的には、下側樋部材30と同様、下側樋部材後面部36と、下側樋部材底面部38と、下側樋部材前面部40とを備える。また、下側樋部材30と同様、断面凹溝状に形成してある。以上により、図中及び以降の説明では、隅部軒樋ユニット24に関しても、下側樋部材30と同様、下側樋部材後面部36と、下側樋部材底面部38と、下側樋部材前面部40とを備える構成とする。なお、隅部軒樋ユニット24は、軒先側軒樋ユニット20及びけらば側軒樋ユニット22と同様、アルミニウムを用いて形成してある。
軒先側軒樋ユニット20cと隅部軒樋ユニット24とを連結させる連結部材4dは、二箇所の固定部88a,88bと、伸縮部90とを備える。
各固定部88a,88bは、隅部軒樋ユニット24と同様、アルミニウムを用いて形成してある。
また、各固定部88a,88bは、連結部材4が備える本体部78と同様、下側樋部材30の外形輪郭に倣う形状に形成してある。
固定部88aは、伸縮部90よりも軒先側軒樋ユニット20c側に配置してあり、溶接により、軒先側軒樋ユニット20cに固定してある。なお、固定部88aの、連結部材取付け孔56と対応する位置に貫通孔を形成し、この貫通孔に連結部材固定手段54を貫通させて、固定部88aを軒先側軒樋ユニット20cに固定させてもよい。
固定部88bは、伸縮部90よりも隅部軒樋ユニット24側に配置してあり、溶接により、隅部軒樋ユニット24、すなわち、軒先側軒樋ユニット20cが備える下側樋部材30と同様の構成を有する部材に固定してある。なお、固定部88aと同様、固定部88bの、連結部材取付け孔56と対応する位置に貫通孔を形成し、この貫通孔に連結部材固定手段54を貫通させて、固定部88bを隅部軒樋ユニット24に固定させてもよい。
伸縮部90は、ゴム等の弾性体を用いて形成してあり、各固定部88a,88bに、それぞれ接着することにより、二箇所の固定部88a,88b同士を連結している。伸縮部90の伸縮方向は、主に、二箇所の固定部88a,88bの配列方向へ向けてある。なお、伸縮部90は、弾性体を用いて形成してあるため、伸縮部90の伸縮方向は、二箇所の固定部88a,88bの配列方向以外、例えば、固定部88a,88bの配列方向と直交する方向にも向いている。
下側樋部材被覆部26は、隅部軒樋ユニット24と同様、アルミニウムを用いて形成してあり、互いに直交または略直交させた、軒先側被覆部92と、けらば側被覆部94とを備えている。
軒先側被覆部92は、隅部軒樋ユニット24よりも軒先側軒樋ユニット20c側へ突出させてあり、軒先側底面部92aと、軒先側前面部92bとを備えている。
軒先側底面部92aは、隅部軒樋ユニット24の下側樋部材底面部38と接触させてある。一方、軒先側前面部92bは、隅部軒樋ユニット24の下側樋部材前面部40と接触させてある。
軒先側底面部92aの軒先側軒樋ユニット20cに沿った長さは、隅部軒樋ユニット24、連結部材4d及び軒先側軒樋ユニット20cの連結部材4d側の端部を、下側樋部材底面部38側から見て覆う長さとしてある。
すなわち、軒先側底面部92aは、連結部材4d、連結部材4dが連結する軒先側軒樋ユニット20c及び隅部軒樋ユニット24の連結部材4d側の端部を、下側樋部材底面部38側から見て覆う。
軒先側前面部92bの軒先側軒樋ユニット20cに沿った長さは、隅部軒樋ユニット24、連結部材4d及び軒先側軒樋ユニット20cの連結部材4d側の端部を、下側樋部材前面部40側から見て覆う長さとしてある。
すなわち、軒先側前面部92bは、連結部材4d、連結部材4dが連結する軒先側軒樋ユニット20c及び隅部軒樋ユニット24の連結部材4d側の端部を、下側樋部材前面部40側から見て覆う。
けらば側被覆部94は、隅部軒樋ユニット24よりもけらば側軒樋ユニット22b側へ突出させてあり、けらば側底面部94aと、けらば側前面部94bとを備えている。
けらば側底面部94aは、軒先側底面部92aと同様、隅部軒樋ユニット24の下側樋部材底面部38と接触させてある。一方、けらば側前面部94bは、軒先側前面部92bと同様、隅部軒樋ユニット24の下側樋部材前面部40と接触させてある。
けらば側底面部94aのけらば側軒樋ユニット22bに沿った長さは、隅部軒樋ユニット24、連結部材4e及びけらば側軒樋ユニット22bの連結部材4e側の端部を、下側樋部材底面部38側から見て覆う長さとしてある。
すなわち、けらば側底面部94aは、連結部材4e、連結部材4eが連結するけらば側軒樋ユニット22b及び隅部軒樋ユニット24の連結部材4e側の端部を、下側樋部材底面部38側から見て覆う。
けらば側前面部94bのけらば側軒樋ユニット22bに沿った長さは、隅部軒樋ユニット24、連結部材4e及びけらば側軒樋ユニット22bの連結部材4e側の端部を、下側樋部材前面部40側から見て覆う長さとしてある。
すなわち、けらば側前面部94bは、連結部材4e、連結部材4eが連結するけらば側軒樋ユニット22b及び隅部軒樋ユニット24の連結部材4e側の端部を、下側樋部材前面部40側から見て覆う。
以上により、下側樋部材被覆部26は、下側樋部材前面部40側及び下側樋部材底面部38側から見て、連結部材4d,4eを覆う。また、下側樋部材被覆部26は、下側樋部材前面部40側及び下側樋部材底面部38側から見て、軒先側軒樋ユニット20c及び隅部軒樋ユニット24の連結部材4d側の端部と、けらば側軒樋ユニット22b及び隅部軒樋ユニット24の連結部材4e側の端部を覆う。
また、けらば側軒樋ユニット22bは、二つのけらば上側樋部材84a,84bと、けらば包み96を備えている。なお、けらば側軒樋ユニット22bの構成は、これに限定するものではなく、一つのけらば上側樋部材84を備えるとともに、けらば包み96を備えていない構成としてもよい。また、図中及び以降の説明では、二つのけらば上側樋部材84を、図7中の上側から、けらば上側樋部材84a,けらば上側樋部材84bと記載する。
けらば上側樋部材84aとけらば上側樋部材84bは、けらば側軒樋ユニット22bの長さ方向に沿って配列させてあり、溶接により、対向する端部同士を連結させてある。
けらば包み96は、けらば上側樋部材84aとけらば上側樋部材84bの外形輪郭に倣う形状に形成してある。また、けらば包み96は、接着により、けらば上側樋部材84aとけらば上側樋部材84bとの連結部を、下側樋部材前面部40側から見て覆うように、けらば上側樋部材84a,84bに取り付ける。
(作用)
次に、図1から図7を参照しつつ、上記の構成を備えた軒樋1の作用を説明する。なお、以下の説明では、屋根8や軒樋1を流れる液体を、雨水とするが、屋根8や軒樋1を流れる液体は、これに限定するものではなく、例えば、屋根8の洗浄に用いる水道水としてもよい。
軒樋1を軒端に配置した建物6の所在地において降雨が生じると、屋根8、具体的には屋根材10上に降る雨水が、屋根材10上から軒先側軒樋14及びけらば側軒樋18へ流れる(図1参照)。
また、軒樋1を軒端に配置した建物6の所在地において降雨が生じると、軒先上側樋部材34及びけらば上側樋部材84上に雨水が降る(図2から図5参照)。
以下、屋根材10から軒先側軒樋14へ向けて流れる雨水と、軒先上側樋部材34上に降る雨水について説明する。
屋根材10から軒先側軒樋14へ向けて流れる雨水は、軒先側軒樋ユニット20が備える軒先上側樋部材34、具体的には、取付け部68から延在部70に沿って流れ、延在部70の端部から空隙部74へ流入する(図2及び図3参照)。
同様に、軒先上側樋部材34上へ降る雨水は、屋根8の傾斜に沿って軒先上側樋部材34上を流れ、延在部70の端部から空隙部74へ流入する(図2及び図3参照)。
また、取付け部68から延在部70に沿って流れ、延在部70の端部から空隙部74へ流入し、連結部材4上を流れる雨水は、軒先側軒樋ユニット20のうち、内部に連結部材4を配置しない部分から、空隙部74へ流入する(図2及び図3参照)。
空隙部74へ流入する雨水は、軒先側軒樋ユニット20の内部へ流入し、下側樋部材底面部38を流れる(図2及び図3参照)。
このとき、ドレンエルボ28を取り付ける隅部軒樋ユニット24の底面(下側樋部材底面部38)は、各軒先側軒樋ユニット20a〜20cを傾斜させることにより、軒先側軒樋14の下側樋部材底面部38よりも低くしてある(図1参照)。
これにより、軒先側軒樋ユニット20の内部へ流入し、軒先側軒樋ユニット20の下側樋部材底面部38を流れる雨水は、隅部軒樋ユニット24の下側樋部材底面部38へ流れ、ドレンエルボ28を通じて地表面へ落下する(図1参照)。
次に、屋根材10からけらば側軒樋18へ向けて流れる雨水と、けらば上側樋部材84上に降る雨水について説明する。
屋根材10からけらば側軒樋18へ向けて流れる雨水は、けらば側軒樋ユニット22が備えるけらば上側樋部材84、具体的には、延在部70上を、けらば側軒樋ユニット22の長さ方向に沿って流れ、屋根材被覆部86の端部へ向けて移動する(図1、図4及び図5参照)。
屋根材被覆部86の端部へ向けて移動する雨水は、屋根材被覆部86の端部に達すると、隅部軒樋ユニット24側へ向けて開口させてある開口部から、隅部軒樋ユニット24へ向けて流れる(図6参照)。
これにより、屋根材10からけらば側軒樋18へ流れ、延在部70上を屋根材被覆部86の端部へ向けて移動する雨水は、隅部軒樋ユニット24の下側樋部材底面部38へ流れ、ドレンエルボ28を通じて地表面へ落下する(図1参照)。
一方、けらば上側樋部材84上、具体的には、屋根材被覆部86の上面へ降る雨水は、屋根8の傾斜に沿って屋根材被覆部86上を流れ、屋根材被覆部86から空隙部74へ流入する(図4及び図5参照)。
また、屋根材被覆部86から空隙部74へ流入し、連結部材4上を流れる雨水は、けらば側軒樋ユニット22のうち、内部に連結部材4を配置しない部分から、空隙部74へ流入する(図4及び図5参照)。
空隙部74へ流入する雨水は、けらば側軒樋ユニット22の内部へ流入し、下側樋部材底面部38を流れる(図4及び図5参照)。
このとき、各けらば側軒樋ユニット22a,22bは、屋根8の傾斜に応じて、地表面に対して傾斜している(図1参照)。
これにより、けらば側軒樋ユニット22の内部へ流入し、けらば側軒樋ユニット22の下側樋部材底面部38を流れる雨水は、隅部軒樋ユニット24の下側樋部材底面部38へ流れ、ドレンエルボ28を通じて地表面へ落下する(図1参照)。
(効果)
したがって、本実施形態の軒樋ユニット2であれば、下側樋部材30の上方に配置する上側樋部材32が、下側樋部材後面部36に取り付ける取付け部68と、取付け部68から下側樋部材前面部40へ向けて延在する延在部70とを備えている。また、下側樋部材前面部40と延在部70との間に、空隙部74を形成する。
このため、下側樋部材後面部36と下側樋部材前面部40との間に形成する隙間を、延在部70によって減少させることが可能となるとともに、延在部70を流れる雨水を、空隙部74から下側樋部材30の内部へ流入させることが可能となる。
その結果、軒樋1内部への、異物の侵入を抑制することが可能となるとともに、延在部70を流れる雨水を、空隙部74から下側樋部材30の内部へ流入させることが可能となる。このため、軒樋1内部において、雨水を円滑に移動させることが可能となる。
また、本実施形態の軒樋ユニット2であれば、軒樋ユニット2の構成を、断面凹溝状に形成した下側樋部材30と、下側樋部材30の上方に配置する上側樋部材32とを備える構成とする。
このため、下側樋部材30及び上側樋部材32の形状を簡略化することが可能となり、空隙部74を除いた中空閉断面となる形状の軒樋ユニット2を、一体成形で形成した場合と比較して、容易に形成することが可能となる。
その結果、軒樋ユニット2の製造工程を簡略化することが可能となるため、軒樋ユニット2の製造効率を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態の軒樋1であれば、軒先側軒樋14を、下側樋部材30と軒先上側樋部材34を備えた構成とするとともに、けらば側軒樋18を、下側樋部材30とけらば上側樋部材84備えた構成とする。
このため、軒先側軒樋14及びけらば側軒樋18を形成する際に、下側樋部材30を共用することが可能となる。
その結果、軒樋ユニット2及び軒樋1の製造コストを低減させることが可能となるとともに、軒樋ユニット2及び軒樋1の製造効率を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の軒樋1であれば、上側樋部材32のうち、けらば側の軒端に配置するけらば上側樋部材84のみが、下側樋部材前面部40側から見て、けらば側軒端16上に敷設した屋根材10の端部を覆う、屋根材被覆部86を備える。
このため、切妻屋根が備える軒先側軒端12及びけらば側軒端16のうち、屋根材10の端部が、軒先側軒端12よりも外部から目視される、けらば側軒端16上に敷設した屋根材10の端部を、屋根材被覆部86により隠すことが可能となる。
その結果、屋根材被覆部86を、化粧部材として用いることが可能となるため、軒樋ユニット2を含めた屋根8全体の外観意匠性を向上させることが可能となる。
また、屋根材被覆部86により、屋根材10の端部を風雨等から保護することが可能となるため、屋根材10の耐久性を向上させることが可能となる。これにより、屋根8の補修コストを低減させることが可能となる。
さらに、軒先上側樋部材34及びけらば上側樋部材84の両方に屋根材被覆部86を備える場合と比較して、軒樋ユニット2の製造コストを低減することが可能となるとともに、軒樋ユニット2の製造効率を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の軒樋1であれば、軒先側軒樋ユニット20cと隅部軒樋ユニット24とを連結させる連結部材4dが、軒先側軒樋ユニット20cに固定する固定部88aと、隅部軒樋ユニット24に固定する固定部88bとを備える。さらに、連結部材4dが、固定部88a,88b同士を連結するとともに、主に二箇所の固定部88a,88bの配列方向に伸縮する伸縮部90を備える。
このため、アルミニウムで形成した、軒先側軒樋ユニット20が備える下側樋部材30が、加熱や冷却により温度が変化して長さ方向へ伸縮しても、この収縮を、伸縮部90の伸縮によって吸収することが可能となる。
その結果、軒先側軒樋ユニット20の耐久性を向上させることが可能となるとともに、軒先側軒樋ユニット20の使用条件を拡大させることが可能となる。これにより、軒樋1の耐久性を向上させることが可能となるとともに、軒樋1の使用条件を拡大させることが可能となる。
また、本実施形態の軒樋1であれば、下側樋部材前面部40側及び下側樋部材底面部38側から見て、連結部材4dと、軒先側軒樋ユニット20c及び隅部軒樋ユニット24の連結部材4d側の端部とを覆う、下側樋部材被覆部26を備えている。
このため、伸縮部90が伸縮して、軒先側軒樋ユニット20cと隅部軒樋ユニット24との間に隙間が形成されても、この隙間を、下側樋部材被覆部26によって隠すことが可能となる。また、下側樋部材30と固定部88との間に、溶接跡等、外観上好ましくない部位を形成している場合であっても、この部位を、下側樋部材被覆部26によって隠すことが可能となる。
その結果、軒樋ユニット2及び軒樋1を含めた、屋根8全体の外観意匠性を向上させることが可能となる。
(応用例)
なお、本実施形態の軒樋ユニット2では、上側樋部材32を、下側樋部材後面部36に取り付けたが、これに限定するものではなく、上側樋部材32を、軒先側軒端12またはけらば側軒端16等、建物6に直接取り付けてもよい。
また、本実施形態の軒樋ユニット2では、屋根材被覆部86を、軒先上側樋部材34及びけらば上側樋部材84のうち、けらば上側樋部材84のみに備えたが、これに限定するものではなく、屋根材被覆部86を、軒先上側樋部材34に備えてもよい。
さらに、本実施形態の軒樋ユニット2では、上側樋部材32の構成を、屋根材被覆部86を備える構成としたが、これに限定するものではなく、上側樋部材32の構成を、屋根材被覆部86を備えていない構成としてもよい。もっとも、本実施形態の軒樋ユニット2のように、上側樋部材32の構成を、屋根材被覆部86を備える構成とすることが、軒樋ユニット2を含めた屋根8全体の外観意匠性を向上させることが可能となるため、好適である。
また、本実施形態の軒樋1では、連結部材4a〜4eのうち、軒先側軒樋ユニット20cと隅部軒樋ユニット24とを連結させる連結部材4dのみの構成を、二箇所の固定部88a,88bと、伸縮部90とを備える構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、連結部材4a〜4eのうち、連結部材4d以外の連結部材4を、二箇所の固定部88a,88bと、伸縮部90とを備える構成としてもよい。
また、本実施形態の軒樋1では、下側樋部材被覆部26を備える構成としたが、これに限定するものではなく、下側樋部材被覆部26を備えていない構成としてもよい。もっとも、本実施形態の軒樋1のように、下側樋部材被覆部26を備える構成とすることが、軒樋ユニット2及び軒樋1を含めた、屋根8全体の外観意匠性を向上させることが可能となるため、好適である。
また、本実施形態の軒樋1では、下側樋部材被覆部26を、隅部軒樋ユニット24の外周側に取り付けたが、これに限定するものではない。すなわち、下側樋部材被覆部26を、例えば、軒先側軒樋ユニット20bと軒先側軒樋ユニット20cとの連結部分を覆うように、軒先側軒樋ユニット20b及び軒先側軒樋ユニット20cの外周側に取り付けてもよい。
また、本実施形態の軒樋1では、建物6の屋根8を、切妻屋根としたが、これに限定するものではなく、建物6の屋根8を、例えば、入母屋屋根等、切妻屋根以外の屋根としてもよい。
また、本実施形態の軒樋1では、軒先側軒樋14とけらば側軒樋18を、隅部軒樋ユニット24を介して連結したが、これに限定するものではなく、軒先側軒樋14及びけらば側軒樋18を、それぞれ、独立して、軒先側軒端12及びけらば側軒端16に配置してもよい。
また、本実施形態の軒樋1では、建物6を、地表面に対して傾斜した屋根8を有する家屋としたが、これに限定するものではなく、建物6を、地表面に平行な屋根8を有する家屋としてもよい。
本発明の軒樋ユニットを連結部材で連結して形成する軒樋を、建物の軒端に配置した状態を示す図である。 図1のII―II線断面図である。 図1のIII―III線断面図である。 図1のIV―IV線断面図である。 図1のV―V線断面図である。 図1中に円VIで囲んだ範囲の拡大図である。 軒樋の一部を分解した状態を示す斜視図である。 従来例の軒樋及び軒樋ユニットを示す斜視図である。 従来例の軒樋を示す斜視図である。 図9のX−X線断面図である。
符号の説明
1 軒樋
2 軒樋ユニット
4 連結部材
6 建物
8 屋根
10 屋根材
12 軒先側軒端
14 軒先側軒樋
16 けらば側軒端
18 けらば側軒樋
20 軒先側軒樋ユニット
22 けらば側軒樋ユニット
24 隅部軒樋ユニット
26 下側樋部材被覆部
30 下側樋部材
32 上側樋部材
34 軒先上側樋部材
36 下側樋部材後面部
38 下側樋部材底面部
40 下側樋部材前面部
68 取付け部
70 延在部
74 空隙部
84 けらば上側樋部材
86 屋根材被覆部
88 固定部
90 伸縮部

Claims (5)

  1. 面凹溝状に形成した下側樋部材と、当該下側樋部材の上方に配置する上側樋部材と、を備え、
    建物の軒端に配置し、且つ隣り合う前記下側樋部材同士を、前記下側樋部材の外形輪郭に倣う形状に形成した連結部材で連結して形成する軒樋であって、
    前記下側樋部材は、前記建物の外周面側に取り付ける下側樋部材後面部と、当該下側樋部材後面部の下端側に連続する下側樋部材底面部と、当該下側樋部材底面部に連続し、且つ前記下側樋部材後面部よりも前記建物の外周面から離間する下側樋部材前面部と、を備え、
    前記上側樋部材は、前記下側樋部材後面部及び前記建物のうち少なくとも一方に取り付ける取付け部と、当該取付け部から前記下側樋部材前面部へ向けて延在する延在部と、を備え、
    前記下側樋部材前面部と前記延在部との間に空隙部を形成し、
    前記延在部は、前記下側樋部材前面部と対向する位置に、前記下側樋部材後面部側へオフセットする断面凹溝状に形成した延在部側嵌合部を有し、
    前記連結部材は、前記下側樋部材の外形輪郭に倣う形状に形成し、且つ前記下側樋部材前面部と接触する本体部側前面部を備えた本体部と、前記本体部側前面部から前記下側樋部材後面部側へ突出し、且つ前記延在部側嵌合部と嵌合して、前記延在部と前記本体部とを嵌合させる係合部と、を備えることを特徴とする軒樋。
  2. 前記上側樋部材は、前記下側樋部材前面部側から見て、前記軒端上に敷設した屋根材の端部を覆う屋根材被覆部を備えることを特徴とする請求項1に記載した軒樋。
  3. 前記軒端を、軒先側の軒端とけらば側の軒端とが交互に連続する切妻屋根の軒端とし、
    前記上側樋部材を、前記軒先側の軒端に配置する軒先上側樋部材と、前記けらば側の軒端に配置するけらば上側樋部材と、に区分し、
    前記屋根材被覆部は、前記軒先上側樋部材及び前記けらば上側樋部材のうち、前記けらば上側樋部材のみが備えることを特徴とする請求項2に記載した軒樋。
  4. 記連結部材は、隣り合う前記下側樋部材にそれぞれ固定する二箇所の固定部と、当該二箇所の固定部同士を連結し、且つ少なくとも前記二箇所の固定部の配列方向に伸縮する伸縮部と、を備えることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載した軒樋。
  5. 前記下側樋部材前面部側及び前記下側樋部材底面部側から見て、前記連結部材及び当該連結部材が連結する前記下側樋部材の連結部材側の端部を覆う下側樋部材被覆部を備えることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載した軒樋。
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