JP5207470B2 - 電極チップ供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電極チップが順次供給されるように、複数の電極チップを収納する電極チップ供給装置に関するものである。
従来から、自動車のホワイトボデーのワークを溶接する手段の1つとして、溶接ガンに取り付けられた電極チップで、ワークを圧着しつつ電流を流し、その抵抗熱で金属を溶かして接合するスポット溶接が広く利用されている。長時間スポット溶接を行うと、電極チップの先端形状が変形・摩耗して溶接品質の確保が難しくなる。そこで、一定の処理時間あるいは一定の溶接打点数を超えると、溶接ガンから電極チップを取り外して新品の電極チップに交換して、電極チップの先端形状を確保していた。
最近では被溶接材に化学処理剤による防錆処理等が施されているものが多いために電極チップの摩耗が早く、交換頻度が増える傾向にある。しかし、その都度溶接ラインを止めて、作業者が電極チップを交換することは生産効率を低下させる。そこで、電極チップ取り外し装置を溶接ライン上に設置し、当該電極チップ取り外し装置で溶接ガンの電極チップを取り外していた。そして、電極チップを取り外した溶接ガンを、特許文献1に示されるような電極チップ供給装置に移動させて、溶接ガンをクランプすることにより、溶接ガンに取り付けていた。
特許文献1に示されるような電極チップ供給装置は、直線状に凹陥形成されたチップ収納部に電極チップを整列させて収納し、チップ押出部材で前記電極チップを前記チップ収納部の一側端である供給口側に押し出して、順次電極チップを前記供給口に供給する構造のものである。
ところが、図6に示されるような、偏心型の電極チップを前記チップ収納部に収納し、前記押出部材で前記供給口側に押し出すと、偏心型の電極チップが回転してしまい、溶接ガンに取り付ける際の方向が変わってしまう。そこで、このような偏心型の電極チップを収納する場合には、特許文献2に示されるように、複数の電極チップ収納部が形成された回転マガジンを回転自在に支持するチップ交換装置を使用していた。このチップ交換装置は、溶接ガンに電極チップを取り付ける際に、前記回転マガジンを1ピッチ分だけ回転させて、溶接ガンに電極チップを順次供給する構造のものである。前記電極チップ収納部を、収納する偏心型の電極チップの形状に合わせれば、溶接ガンに偏心型の電極チップを供給する際に、偏心型の電極チップの向きが変わってしまうことがない。
特開2006−68787号公報 特開2005−111537号公報
前記電極チップ収納部は、回転マガジンの水平方向同じ位置に上下に開口して形成されている。回転マガジンの下側に形成された電極チップ収納部に電極チップを収納する場合には、電極チップの自重で、電極チップが脱落しないようにする必要がある。そこで、従来では、図7に示されるように、回転マガジン50の外周面に、全周に渡って、電極チップ収納部50aに連通するOリング溝50bを形成し、Oリング溝50bにOリング51を配設し、当該Oリング51で電極チップ収納部51に収納された複数の電極チップ60を外側から緊縛して、電極チップ60が電極チップ収納部50aから脱落することを防止していた。
ところが、電極チップ収納部50aに収納されている電極チップ60が、順次、溶接ガンに取り付けられて、電極チップ収納部50aから取り出されると、電極チップ50aを外側から緊縛しているOリング51が弛緩し、電極チップ60が電極チップ収納部50aから脱落してしまうという問題があった。本発明は、上記問題を解決し、電極チップが電極チップ収納部から脱落しない電極チップ供給装置を提供することを目的としてなされたものである。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、その上面及び下面の、回転中心を中心とする円弧上に、一定間隔をおいて、電極チップ収納部が凹陥形成された回転マガジンと、
前記回転マガジンを回転可能に支持する回転支持部とから構成され、
前記回転支持部は、シャンクの移動力により、前記回転マガジンを前記電極チップ収納部の配列1ピッチ分だけ回転させる送り機構を有し、
順次、前記電極収納部内に収納された電極チップを供給する電極チップ供給装置において、
前記回転マガジンの、回転中心を中心とする円上に、前記各電極チップ収納部の回転中心側内面に連通するOリング溝を凹陥形成するとともに、
前記Oリング溝に、Oリングを取り付けて、Oリングを前記各電極チップ収納部内に突出させたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、回転マガジンの上面及び下面に、ボールプランジャーを埋設し、
回転マガジンの上面及び下面を、回転支持部で挟持し、
回転マガジンを、回転支持部材に対して傾動自在に構成したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、前記回転マガジンの、回転中心を中心とする円上に、前記各電極チップ収納部の回転中心側内面に連通するOリング溝を凹陥形成するとともに、
前記Oリング溝に、Oリングを取り付けて、Oリングを前記電極チップ収納部内に突出させたことを特徴とする。
このため、電極チップを電極チップ収納部に挿入して収納すると、Oリングが圧縮され、当該Oリングが電極チップを押圧し、Oリング及び電極チップ収納部の内周面と電極チップの外周面との間で生じる摩擦力により、電極チップの電極チップ収納部からの脱落を防止することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、回転マガジンの上面及び下面に、ボールプランジャーを埋設し、回転マガジンの上面及び下面を、回転支持部で挟持し、回転マガジンを、回転支持部材に対して傾動自在に構成したので、対向するシャンクの先端に電極チップを取り付ける際に、回転マガジンが僅かに傾動することにより、電極チップ収納部内に収納された電極チップがシャンクに追従し、シャンクの先端に電極チップが確実に取り付けられる。このため、シャンクの先端に電極チップが取り付けられないというトラブルを防止することが可能となる。
本発明の実施の形態を示す電極チップ供給装置の全体図である。 電極チップ供給装置から回転マガジンを取り外した状態の全体図である。 図2のA−A断面図である。 回転マガジンの全体図である。 クランプの3面図である。 偏心型チップの説明図である。 従来の回転マガジンの説明図である。
(電極チップ供給装置の概要)
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。図1は本発明の実施の形態を示す電極チップ供給装置49の全体図である。本発明の電極チップ供給装置49は、複数の電極チップ60を収納する回転マガジン20と、回転マガジン20を回転可能に支持し、溶接ガンに電極チップ60を取り付ける際に、回転マガジン20を1ピッチ分だけ回転させて、順次、電極チップ60を供給する回転支持部30とから構成されている。図2に電極チップ供給装置49から回転マガジン20を取り外した状態の全体図を示し、図3に図2のA−A断面図を示し、図4に回転マガジン20の全体図を示す。
(回転マガジンの構造)
図4に示されるように、回転マガジン20は、マガジン本体21、Oリング22、ボールプランジャー23とから構成されている。マガジン本体21は、扁平な円柱形状をしている。マガジン本体21の上面及び下面には、それぞれ、軸線方向に膨出する膨出部21d、21eが形成されている。膨出部21d、21eの表面は平面となっている。
膨出部21d、21eには、複数のボールプランジャー23が埋設されている。ボールプランジャー23は、円筒形状のケース23aと、このケース23aの内部に収納されたコイルスプリング23bと、このコイルスプリング23bで付勢され、ケース23aの開口部から突出するボール23cとから構成されている。ボールプランジャー23のボール23cは、膨出部21d、21eの表面から突出している。
マガジン本体21の上面及び下面には、膨出部21d、21eの外縁に沿って、一定間隔をおいて、複数の電極チップ収納部21aが凹陥形成されている。言い換えると、マガジン本体21の上面及び下面に、マガジン本体21の回転中心21gを中心とする円弧上に一定間隔をおいて、複数の電極チップ収納部21aが凹陥形成されている。なお、本明細書において、「円弧」には、円弧及び円の両方が含まれる。
電極チップ収納部21aの形状は、収納される電極チップ60の外形に対応した形状となっている。電極チップ収納部21aに収納される電極チップが偏心型である場合には、電極チップ収納部21aの形状は、当該偏心型の電極チップの外形に対応した形状となっている。このため、偏心型の電極チップが、電極チップ収納部21a内で回転することがなく、溶接ガンに取り付ける際の方向が変わらないようになっている。
なお、マガジン本体21の上面及び下面に形成された電極チップ収納部21aは、水平方向に関し同じ位置となっている。言い換えると、電極チップ収納部21aは、マガジン本体21の水平方向同じ位置に上下に開口して形成されている。マガジン本体21の上面及び下面に形成された電極チップ収納部21aの底部は、互いに排出穴21cで連通している。このために、マガジン本体21の上面に形成された電極チップ収納部21aに、水や油、埃等の異物が侵入した場合であっても、当該異物が排出穴21cを通って、外部に排出されるようになっている。
両膨出部21d、21eの外縁から外側には、リング状に凹陥した、工具侵入凹部21hが形成されている。工具侵入凹部21hの回転中心21g側の内壁面には、Oリング溝21bが凹陥形成されている。言い換えると、Oリング溝21bは、マガジン本体21の回転中心21gを中心とする円上に、凹陥形成されている。工具侵入凹部21hに、切削工具を侵入させて切削することにより、Oリング溝21hを形成するようにしている。図4の(B)に示されるように、Oリング溝21bは、電極チップ収納部21aの回転中心21g側内面に連通している。
Oリング溝21bには、Oリング22が取り付けられている。Oリング22は、ゴム等の弾性力を有する材料で構成されている。Oリング22は、電極チップ収納部21aの内部に突出している。このため、電極チップ60を電極チップ収納部21aに挿入して収納すると、Oリング22が圧縮され、Oリング22が電極チップ60を押圧し、Oリング22及び電極チップ収納部21aの内周面と電極チップ60の外周面との間で生じる摩擦力により、電極チップ60が、電極チップ収納部21aから脱落しないようになっている。
なお、本出願の発明者は、電極チップ60を電極チップ収納部21aから脱落させない構造を考えるにあたり、各電極チップ収納部21aの内周面に、全周にわたって、Oリング溝を形成し、各Oリング溝にOリングを取り付けた構造の回転マガジンを試作してみた。しかし、電極チップ収納部21aの内周面の全周に、Oリングが取り付けられているので、当該Oリングと電極チップ60との間で生じる摩擦力が大きく、電極チップ60を電極チップ収納部21aに挿入することが困難であった。また、電極チップ60を電極チップ収納部21aに挿入することができたとしても、電極チップ60が電極チップ収納部21aから取り出される際に、Oリングが、電極チップ60の外周面の全周と接触しているため、Oリングと電極チップ60との間で生じる摩擦力が大きく、Oリングが電極チップ60に取り付いた状態で、電極チップが電極チップ収納部21aから取り出され、OリングがOリング溝から脱落してしまうという問題が生じた。本発明では、Oリング22は、電極チップ60の一側面としか接触しないので、Oリング22と電極チップ60との間で生じる摩擦力が過大とならず、電極チップ60を電極チップ収納部21aに挿入し易くなっている。また、電極チップ60が電極チップ収納部21aから取り出される際に、Oリング22は、取り出される電極チップ60の一側面とだけ接触し、Oリング22が取り付けられているOリング溝21bの周長は、前記接触部分に比べて、遙かに長いので、Oリング22が、マガジン本体22から脱落しないようになっている。
マガジン本体21の膨出部21eには、複数の位置決め穴21fが凹陥形成されている。
(回転支持部の構造)
次に、図2及び図3を用いて、回転支持部30の説明をする。回転支持部30は、主に、基板31、上板32、連結板33、回転台34、押さえ板35、ガイドシャフト36、クランプ37、スライド板38、ステップレバー39、押圧スプリング40、復帰スプリング41、イコライジングユニット42、ボールプランジャー43とから構成されている。
回転支持部30は、シャンク70の移動力により、回転マガジン20を電極チップ収納部21aの配列1ピッチ分だけ回転させる送り機構を有している。前記送り機構は、回転台34、スライド板38、ステップレバー39、押圧スプリング40、復帰スプリング41、ボールプランジャー43とから構成されている。この送り機構により、電極収納部21a内に収納された電極チップが順次供給されるようになっている。
上板32は、基板31上に対向して配設され、基板31及び上板32の一側端は、連結板33で連結されている。イコライジングユニット42は、固定部42bと、この固定部42bに対して上下方向摺動可能に構成された摺動部42aを有している。連結板33は、イコライジングユニット42の摺動部42aに取り付けられている。イコライジングユニット42の固定部42bは、架台48に取り付けられている。
固定部42bは、相対向する板部材42c、42dと、これら板部材42c、42dを連結する連結板42eと、板部材42c、42d間に配設されて支持された複数(本実施形態では2本)のシャフト42fと、シャフト42の外側に取り付けられたコイルスプリング42g、42hとから構成されている。摺動部42aは、シャフト42fに串刺されるように摺動自在に取り付けられている。摺動部42aの上端及び下端は、それぞれコイルスプリング42g、42hで押圧されている。このため、摺動部42aが上下に摺動したとしても、コイルスプリング42g、42hの付勢力により、摺動部42aがシャフト42fの略中央部に復帰するようになっている。
基板31上には、略扁平円柱形状の回転台34が回転自在に取り付けられている。回転台34の周面には、複数のノッチ34aが形成されている。回転台34の周面には、係合凹部34bが一定間隔をおいて凹陥形成されている。隣接するノッチ34aや位置決め突起34cの回転方向のピッチ(回転角度)は、隣接する電極チップ収納部21aの回転方向のピッチ(回転角度)と同一になっている。回転台34に上面には、複数の位置決め突起34cが形成されている。位置決め突起34cは、後述するように、マガジン本体21に形成された位置決め穴21fと係合するようになっている。
回転台34に隣接して、スライド板38が、スライド自在に基板31に取り付けられている。スライド板38は、復帰スプリング41に押圧されて、図3の(A)において、手前側に付勢されている。スライド板38には、図3の(A)において手前側を揺動中心とするステップレバー39が揺動自在に取り付けられている。スライド板38の、手前側先端には、当接部38aが凹陥形成されている。
図3に示されるように、ノッチ34aには、回転台34の回転中心を通る線と平行な立て壁34dと、立て壁34dに対して傾斜した斜面34eが形成されている。図3に示されるように、スライド板38に最も近接するノッチ34aの立て壁34dは、スライド板38のスライド方向と直交している。ステップレバー39の先端には、回転台34の回転中心を通る線と平行な立て壁39aが形成されている。また、ステップレバー39の回転台34側には、ステップレバー39に最も近づくノッチ34aの斜面34eと略平行で、立て壁39aと交差する斜面39bが形成されている。
連結板33には、押圧スプリング40が取り付けられていて、ステップレバー39を、回転台34方向に付勢している。
基板31には、取付部材44を介してボールプランジャー43が取り付けられている。ボールプランジャー43のボール43aは、回転台34に形成された係合凹部34bと係合するようになっている。
図3に示されるように、ノッチ34aの立て壁34dとステップレバー39の立て壁39aは噛合している。このため、溶接ガンのシャンク70で当接部38aを押圧すると、スライド板39が、図3において奥側に、スライドして、回転台34が回転し、隣の係合凹部34bとボール43aが係合すると回転台34が停止するようになっている。溶接ガンのシャンク70を、図3の(A)において手前側に移動させると、復帰スプリング41の付勢力により、スライド板38が、図3の(A)において手前側にスライドし、元の位置に復帰する。この際に、ノッチ34の斜面34eと、ステップレバー39の斜面39aとが略平行であり、斜面34eと斜面39aが滑動し、更に、係合凹部34bとボール43aが係合しているので、回転台34は回転しない。このように、溶接ガンのシャンク70を当接部38aに当接させて、スライド板38を奥側にスライドさせ、溶接ガンのシャンク70を手前側に移動させると、電極チップ収納部21aの配列1ピッチ分だけ、回転台34が回転するようになっている。
図2に示されるように、上板32には、図5に示されるような周知のクランプ37が取り付けられている。図に示される取付部37cが上板に取り付いている。クランプ37のハンドル37aを、可動範囲の一端から他端又は他端から一端に回動させると、可動軸37bが取付部37cに対して、進出又は退避するようになっている。ハンドル37aが、可動範囲の一端又は他端にある場合には、可動軸37bの取付部37cに対する位置が固定されるようになっている。
図2の(B)に示されるように、可動軸37bは、上板32を貫通して、上板32から垂下している。可動軸37bの先端には、取付部材45を介して、略円盤形状の押さえ板35が、吊設されている。図2の(A)に示されるように、押さえ板の35の外縁には、略U状に凹陥し前記外縁に開口した供給口35aが形成されている。押さえ板35の上面には、複数のガイドシャフト36が取り付けられている。ガイドシャフト36は、上板32を貫通し、上板32に対して摺動自在となっている。このため、押さえ板35が傾かずに、水平状態が保たれるようになっている。
回転マガジン20を回転支持部30に取り付けるには、ハンドル37aを回動させて、押さえ板35を上方に引き上げる。位置決め穴21fと位置決め突起34cとを係合させた状態で、回転マガジン20を回転台34上に載置する。次に、ハンドル37aを回動させて、押さえ板35を下降させて、押さえ板35で回転マガジン20を押さえると、回転マガジン20が回転台40と押さえ板35で挟持され、回転マガジン20の回転支持部30への取付作業が完了する(図1の状態)。
図1に示されるように、回転マガジン20を回転支持部材30に取り付けた状態では、回転マガジン20の上面に形成された1の電極チップ収納部21aは、供給口35aから露出している。一方で、他の電極チップ収納部21aは、押さえ板35で被覆されていて、異物が侵入しないようになっている。
(電極チップ供給装置の使用方法)
対向するシャンク70に電極チップを取り付けるには、先ず、シャンク70で、スライド板38の当接部38aを押圧し、前記シャンク70を引っ込める。前述したように、1ピッチ分だけ回転台34が回転して、電極チップが収納された電極チップ収納部21aが供給口35aから露出するようになる。このように、電極チップの交換作業の直前に、回転台34を1ピッチ分だけ回転させて、電極チップが収納された電極チップ収納部21aを供給口35aから露出させることにしたので、電極チップの取付部に異物が侵入しないようになっている。
次に、対向するシャンク70のうち一方を、供給口35aから露出する電極チップ収納部21a又は、この下部に形成された電極チップ収納部21aに差し込み、これと同時に対向するシャンク70を閉じる。すると、対向するシャンク70の先端に、電極チップ70が取り付けられる。
図に示される実施形態では、回転マガジン20の上面及び下面にボールプランジャー
23を取り付け、回転マガジン20を、回転台34と押さえ板35で挟持して、回転支持部30に取り付けることにしたので、回転マガジン20が回転支持部30に対して、僅かに傾動可能となっている。このため、対向するシャンク70の先端に電極チップを取り付ける際に、回転マガジン20が僅かに傾動することにより、電極チップ収納部21a内に収納された電極チップがシャンク70に追従し、シャンク70の先端に電極チップが確実に取り付けられる。
対向するシャンク70に電極チップを取り付ける別の方法としては、相対向するシャンク70の一方を、電極チップ収納部21aに差し込み、更に押し込む。すると、イコライジングユニット42の摺動部42aに取り付けられた回転支持部30及び回転マガジン20が、上方又は下方に摺動するが、コイルスプリング42g又はコイルスプリング42hが、摺動部42aを押圧するので、電極チップ収納部21a内に収納された電極チップが、シャンク70の先端に押し付けられて取り付けられる。同様に、他方のシャンク70を、水平方向に関し同じ位置の他方の電極チップ収納部21aに差し込み、更に押し込むと、他方のシャンク70の先端に、電極チップが取り付けられる。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電極チップ供給装置もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
20 回転マガジン
21 マガジン本体
21a 電極チップ収納部
21b Oリング溝
21c 排出穴
21d 膨出部
21e 膨出部
21f 位置決め穴
21g 回転中心
21h 工具侵入凹部
22 Oリング
23 ボールプランジャー
23a ケース
23b コイルスプリング
23c ボール
30 回転支持部
31 基板
32 上板
33 連結板
34 回転台
34a ノッチ
34b 係合凹部
34c 位置決め突起
35 押さえ板
35a 供給口
36 ガイドシャフト
37 クランプ
37a ハンドル
37b 軸
37c 取付部
38 スライド板
38a 当接部
39 ステップレバー
39a 立て壁
39b 斜面
40 押圧スプリング
41 復帰スプリング
42 イコライジングユニット
42a 摺動部
42b 固定部
42c 板部材
42d 板部材
42e 連結板
42f シャフト
42g コイルスプリング
42h コイルスプリング
43 ボールプランジャー
44 取付部材
45 取付部材
48 架台
49 電極チップ供給装置
50 回転マガジン
50a 電極チップ収納部
50b Oリング溝
51 Oリング
60 電極チップ
70 溶接ガンのシャンク

Claims (2)

  1. その上面及び下面の、回転中心を中心とする円弧上に、一定間隔をおいて、電極チップ収納部が凹陥形成された回転マガジンと、
    前記回転マガジンを回転可能に支持する回転支持部とから構成され、
    前記回転支持部は、シャンクの移動力により、前記回転マガジンを前記電極チップ収納部の配列1ピッチ分だけ回転させる送り機構を有し、
    順次、前記電極収納部内に収納された電極チップを供給する電極チップ供給装置において、
    前記回転マガジンの、回転中心を中心とする円上に、前記各電極チップ収納部の回転中心側内面に連通するOリング溝を凹陥形成するとともに、
    前記Oリング溝に、Oリングを取り付けて、Oリングを前記各電極チップ収納部内に突出させたことを特徴とする電極チップ供給装置。
  2. 回転マガジンの上面及び下面に、ボールプランジャーを埋設し、
    回転マガジンの上面及び下面を、回転支持部で挟持し、
    回転マガジンを、回転支持部材に対して傾動自在に構成したことを特徴とする請求項1に記載の電極チップ供給装置。
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