JP5206601B2 - 排気還流制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、還流流路を通って排気流路から吸気流路に還流される還流排気ガスを還流流路に設置された冷却装置で冷却する排気再循環システムに適用され、冷却装置の冷却性能の低下を判定する排気還流制御装置に関する。
従来、内燃機関の排気流路から吸気流路に排気ガスを還流させる排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)システムにより、内燃機関の気筒内において燃焼を抑制し、NOxの排出量を低減することが知られている。
排気流路と吸気流路とを接続する還流流路を通って排気側から吸気側に還流される還流排気ガス(EGRガスとも言う。)はEGRクーラで冷却される(例えば、特許文献1参照)。EGRクーラでEGRガスの温度を低下することにより、気筒内における燃焼温度が低下して燃焼がさらに抑制されるとともに、同じEGRガス量であれば、より多くの質量の排気ガスを排気側から吸気側に還流させることができる。
ところで、EGRクーラを通過するときにEGRガス中のパティキュレートがEGRクーラの冷却フィン等に付着して堆積すると、EGRクーラの冷却性能が低下する。
そこで、特許文献1では、EGRクーラの入口と出口とのEGRガスの温度差、あるいはEGRクーラに冷却水を流す冷却水流路の入口と出口との冷却水の温度差、つまりEGRクーラがEGRガスを冷却したことによりEGRガスの温度がどれだけ低下したか、あるいは冷却水の温度がどれだけ上昇したかというEGRクーラの冷却性能を表す検出温度差と、EGRクーラの冷却性能が低下しているか否かを判定するための閾値である基準温度差との偏差を求めている。この偏差が基準偏差以上に大きいときには、EGRクーラの冷却性能が低下したと判定される。特許文献1では、エンジン回転数と燃料噴射量とから基準温度差を求めている。
特開2006−300026号公報
ところで、EGRクーラの入口と出口とのEGRガスの温度差または冷却水の温度差は、EGRクーラ自体の冷却性能だけでなく、EGRクーラを通過するEGRガス量または冷却水量によっても変化する。
例えば、EGRガス量が多い場合にはEGRガス量が少ない場合よりもEGRガスの温度が下がりにくくなるので、EGRクーラの入口と出口とのEGRガスの温度差は小さくなる。また、冷却水量が少ない場合には、冷却水量が多い場合よりもEGRガスの温度が下がりにくくなるので、EGRクーラの入口と出口とのEGRガスの温度差は小さくなる。
このように、EGRクーラ自体の冷却性能だけでなく、EGRガス量または冷却水量によっても変化するEGRクーラの入口と出口とのEGRガスの温度差または冷却水の温度差と、エンジン回転数と燃料噴射量とに基づいて設定される基準温度差とを比較してEGRクーラの冷却性能の低下を判定すると、EGRクーラの冷却性能がパティキュレートの堆積等の経時変化により実際に低下しているのか、EGRガス量または冷却水量の変化のために低下しているのかを区別できない。したがって、EGRクーラの冷却性能の低下原因を誤判定する恐れがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、排気流路から吸気流路に還流される還流排気ガスを冷却する冷却装置の冷却性能の低下を高精度に判定する排気還流制御装置を提供することを目的とする。
請求項1から6に記載の発明によると、冷却性能検出手段は還流排気ガスを冷却する冷却装置の冷却性能を検出し、相関値検出手段は、冷却装置の冷却性能と相関する冷却性能相関値として還流排気ガスのガス量および冷却装置を流れる冷却水の冷却水量を検出し、閾値算出手段は、相関値検出手段が検出する冷却性能相関値に基づいて冷却性能閾値を算出する。そして、冷却性能判定手段は、冷却性能検出手段が検出する冷却性能検出値と冷却性能閾値とに基づいて冷却性能の低下を判定する。
このように、冷却装置の冷却性能と密接に相関する還流排気ガス(EGRガス)のガス量および冷却水量を冷却性能相関値として検出するので、冷却性能相関値であるガス量および冷却水量の増減に応じて冷却性能閾値を算出できる。
これにより、ガス量および冷却水量の増減による冷却装置の冷却性能の変化を考慮して冷却性能閾値を算出できるので、冷却性能検出値と冷却性能閾値とに基づいて、ガス量および冷却水量の増減による冷却装置の冷却性能の変化を排除した状態で、冷却装置の冷却性能の低下を判定できる。その結果、経時変化等による冷却装置自体の冷却性能の低下を誤判定することなく高精度に判定できる。
請求項2に記載の発明によると、冷却性能検出手段は、冷却装置の排気上流側の排気上流温度と排気下流側の排気下流温度と冷却装置を流れる冷却水の水温とに基づいて冷却装置の冷却効率を冷却性能検出値として検出する。
冷却効率は、冷却装置の排気上流側の排気上流温度と排気下流側の排気下流温度と冷却装置を流れる冷却水の水温とに基づいて、例えば次式から検出できる。
冷却効率=(排気上流温度−排気下流温度)/(排気上流温度−水温) ・・・(1)
これにより、冷却装置の排気上流温度と排気下流温度と冷却装置を流れる冷却水の水温とに基づいて、冷却性能検出値として冷却効率を高精度に検出できる。
ここで、冷却性能検出値として式(1)から検出される冷却効率は、ガス量が増加し、冷却装置が還流排気ガスを冷却しにくくなるにしたがい小さくなる。
そこで、請求項2に記載の発明によると、閾値算出手段は、ガス量が増加するにしたがい冷却性能閾値を小さくする
このように、高精度に検出された冷却性能検出値と、ガス量の増加により小さくなる冷却効率を考慮した冷却性能閾値とに基づいて、冷却装置の冷却性能の低下を高精度に判定できる。
請求項3に記載の発明によると、冷却性能検出手段は、冷却装置の排気上流温度と排気下流温度との温度差を冷却性能検出値として検出し、閾値算出手段は、ガス量が増加するにしたがい冷却性能閾値を小さくする。
ここで、冷却装置の排気上流温度と排気下流温度との温度差は、冷却性能検出値として、冷却装置により還流排気ガスの温度が何度冷却されたかを示す低下量を表している。そして、排気上流温度と排気下流温度との温度差は、ガス量の増加により小さくなる。
このように、冷却装置の排気上流温度と排気下流温度との温度差が表す冷却性能検出値と、ガス量の増加により小さくなる温度差を考慮した冷却性能閾値とに基づいて、冷却装置の冷却性能の低下を高精度に判定できる。
請求項4に記載の発明によると、冷却性能検出手段は、冷却装置の排気下流側の排気下流温度を冷却性能検出値として検出し、閾値算出手段は、ガス量が増加するにしたがい冷却性能閾値を大きくする。
ここで、冷却装置の排気下流温度は、冷却性能検出値として、冷却装置により還流排気ガスが何度に冷却されたかを表している。そして、排気下流温度は、ガス量が増加し冷却装置が還流排気ガスを冷却しにくくなるにしたがい高くなる。言い換えれば、排気下流温度に基づいて算出された冷却性能閾値は、ガス量の増加にしたがい大きくなる。
このように、冷却装置の排気下流温度が表す冷却性能検出値と、ガス量の増加により高くなる排気下流温度を考慮した冷却性能閾値とに基づいて、冷却装置の冷却性能の低下を高精度に判定できる。
請求項5に記載の発明によると、冷却性能判定手段は、ガス量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合、ならびにガス量が所定量よりも大きい場合の少なくともいずれかの条件が成立する場合に冷却性能の低下判定を実施する。
ガス量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合には、冷却装置の冷却性能の変動は小さい。また、ガス量が所定量よりも大きい場合には、ガス量が所定量以下の場合に比べ、例えば冷却装置を流れる還流排気ガスの流速が変化することにより生じる冷却性能の変動は小さい。
したがって、ガス量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合、ならびにガス量が所定量よりも大きい場合の少なくともいずれかの条件が成立する場合には、冷却装置の冷却性能を高精度に判定できる。
請求項6に記載の発明によると、冷却性能判定手段は、ガス量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合、ならびにガス量が所定量よりも大きい場合、ならびに冷却水量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合の少なくともいずれかの条件が成立する場合に冷却性能の低下判定を実施する。
ガス量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合には、冷却装置の冷却性能の変動は小さい。また、ガス量が所定量よりも大きい場合には、ガス量が所定量以下の場合に比べ、例えば冷却装置を流れる還流排気ガスの流速が変化することにより生じる冷却性能の変動は小さい。また、冷却水量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合には、冷却装置の冷却性能の変動は小さい。
したがって、ガス量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合、ならびにガス量が所定量よりも大きい場合、ならびに冷却水量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合の少なくともいずれかの条件が成立する場合には、冷却装置の冷却性能を高精度に判定できる。
請求項7に記載の発明によると、冷却性能検出手段は還流排気ガスを冷却する冷却装置の冷却性能を検出し、相関値検出手段は、冷却装置の冷却性能と相関する冷却性能相関値として冷却水量を検出し、閾値算出手段は、相関値検出手段が検出する冷却性能相関値に基づいて冷却性能閾値を算出する。そして、冷却性能判定手段は、冷却性能検出手段が検出する冷却性能検出値と冷却性能閾値とに基づいて冷却性能の低下を判定する。
このように、冷却装置の冷却性能と密接に相関する冷却水量を冷却性能相関値として検出するので、冷却性能相関値である冷却水量の増減に応じて冷却性能閾値を算出できる。
これにより、冷却水量の増減による冷却装置の冷却性能の変化を考慮して冷却性能閾値を算出できるので、冷却性能検出値と冷却性能閾値とに基づいて、冷却水量の増減による冷却装置の冷却性能の変化を排除した状態で、冷却装置の冷却性能の低下を判定できる。その結果、経時変化等による冷却装置自体の冷却性能の低下を高精度に判定できる。
請求項8に記載の発明によると、冷却性能検出手段は、冷却装置の排気上流側の排気上流温度と冷却装置の排気下流側の排気下流温度と冷却装置を流れる冷却水の水温とに基づいて冷却装置の冷却効率を冷却性能検出値として検出する。
前述したように、冷却効率は、冷却装置の排気上流側の排気上流温度と排気下流側の排気下流温度と冷却装置を流れる冷却水の水温とに基づいて、式(1)から検出できる。これにより、冷却装置の排気上流温度と排気下流温度と冷却装置を流れる冷却水の水温とに基づいて、冷却性能検出値として冷却効率を高精度に検出できる。
ここで、冷却性能検出値として式(1)から検出される冷却効率は、冷却水量が増加し、冷却装置が還流排気ガスを冷却し易くなるにしたがい大きくなる。
そこで、請求項8に記載の発明によると、閾値算出手段は、冷却水量が増加するにしたがい冷却性能閾値を大きくする
このように、高精度に検出された冷却性能検出値と、冷却水量の増加により大きくなる冷却効率を考慮した冷却性能閾値とに基づいて、冷却装置の冷却性能の低下を高精度に判定できる。
請求項9に記載の発明によると、冷却性能検出手段は、冷却装置の排気上流側の排気上流温度と冷却装置の排気下流側の排気下流温度との温度差を冷却性能検出値として検出し、閾値算出手段は、冷却水量が増加するにしたがい前記冷却性能閾値を大きくする。
ここで、冷却装置の排気上流温度と排気下流温度との温度差は、冷却性能検出値として、冷却装置により還流排気ガスの温度が何度冷却されたかを示す低下量を表している。そして、排気上流温度と排気下流温度との温度差は、冷却水量の増加により大きくなる。
このように、冷却装置の排気上流温度と排気下流温度との温度差が表す冷却性能検出値と、冷却水量の増加により大きくなる温度差を考慮した冷却性能閾値とに基づいて、冷却装置の冷却性能の低下を高精度に判定できる。
請求項10に記載の発明によると、冷却性能検出手段は、冷却装置の排気下流側の排気下流温度を冷却性能検出値として検出し、閾値算出手段は、冷却水量が増加するにしたがい冷却性能閾値を小さくする。
ここで、冷却装置の排気下流温度は、冷却性能検出値として、冷却装置により還流排気ガスが何度に冷却されたかを表している。そして、排気下流温度は、冷却水量が増加し還流排気がスを冷却装置が冷却し易くなるにしたがい低くなる。言い換えれば、排気下流温度に基づいて算出された冷却性能閾値は、冷却水量の増加にしたがい小さくなる。
このように、冷却装置の排気下流温度が表す冷却性能検出値と、冷却水量の増加により低くなる排気下流温度を考慮した冷却性能閾値とに基づいて、冷却装置の冷却性能の低下を高精度に判定できる。
請求項11に記載の発明によると、冷却性能判定手段は冷却水量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合に冷却性能の低下判定を実施する。
冷却水量の変化量の絶対値が小さい場合には、冷却装置の冷却性能の変動は小さい。したがって、冷却水量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合には、冷却装置の冷却性能を高精度に判定できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、またはそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
本実施形態を適用した排気再循環システムを示すブロック図。 (A)はエンジン回転数と燃料噴射量とから冷却性能の基準閾値を求めるマップ、(B)はEGRガス量に応じて基準閾値を補正する補正係数を求める特性図、(C)は冷却水量に応じて基準閾値を補正する補正係数を求める特性図。 冷却性能の低下判定ルーチンを示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1に、本発明の一実施形態による排気還流制御装置としてECU(Electronic Control Unit)60を適用した排気再循環(EGR)システムを示す。
(EGRシステム20)
燃料噴射弁4から噴射された燃料は内燃機関(以下、「エンジン」とも言う。)2で燃焼し、エンジン2から排気流路210に排気ガスが排出される。EGRシステム20は、エンジン2から排気流路210に排出される排気ガスを、還流流路220を通って排気流路210から吸気流路200に還流するシステムである。エンジン2は、例えば4気筒のディーゼルエンジンである。
吸気流路200に吸入された吸気はエアクリーナ10で異物を除去され、エアフロメータ12により吸気量を検出される。エアフロメータ12は、還流流路220が吸気流路200に接続する位置よりも吸気上流側に設置されている。つまり、エアフロメータ12が検出する吸気量は、排気側から吸気側に還流排気ガス(EGRガス)が還流される位置よりも吸気上流側の吸気量である。
エアクリーナ10で異物を除去された吸気は、スロットル弁14で流量を調整される。スロットル弁14は、軽負荷領域ではEGRガスをより多く入れるために絞られるが、高負荷領域では吸気量増大やポンピングロスの低減等のために、ほぼ全開状態に保持される。スロットル弁14を通過した吸気はエンジン2の各気筒に吸入される。
EGRシステム20は、還流流路220、EGRクーラ22、EGR弁24、およびECU60等から構成されている。EGRクーラ22、EGR弁24は、排気側からこの順番で還流流路220に設置されている。
還流流路220は、吸気流路200と排気流路210とを接続しており、還流流路220を通り排気側から吸気側に排気ガスが還流される。還流流路220は、DPF(Diesel Particulate filter)40よりも排気上流側の排気流路210と、スロットル弁14よりも吸気下流側の吸気流路200とを接続している。
EGRクーラ22は、例えば、排気上流側から下流側に向けて延びる薄板が所定の間隔をおいて積層されている積層構造で形成されている。薄板と薄板との間には、冷却水が流れる層と、波状のフィンが設置されている層とが交互に形成されている。フィンが設置されている層は冷却流路を形成している。EGRクーラ22は、冷却流路を流れる冷却水によりEGRガスを冷却する。EGRクーラ22に供給される冷却水は、車両のラジエータ等で冷却される。そして、冷却水は、エンジン2の回転に同期し、エンジントルクにより駆動される機械式のポンプによりEGRクーラ22に供給される。
EGR弁24は、デューティ比または供給電力量により開度を制御される電磁弁である。EGR弁24の開度が制御されることにより、還流流路220を通り排気側から吸気側に還流される排気ガスの還流量であるEGRガス量が調整される。
EGRクーラ22の排気上流側、排気下流側の還流流路220に、排気温センサ30、32がそれぞれ設置されている。また、吸気流路200と還流流路220との接続部よりも吸気下流側の吸気流路200に、吸気圧センサ34および吸気温センサ36が設置されている。
DPF40は、排気流路210と還流流路220との接続部よりも排気下流側に設置されている。DPF40は、多孔質のセラミックに白金等の酸化触媒が担持されたハニカム構造体で形成されている。DPF40のハニカム構造体の排気流れ方向に形成された流路の入口側および出口側は、互い違いに封止されている。排気ガス中の有害成分であるパティキュレートは、入口側が封止されておらず出口側が封止されている流路から流入し、流路を形成するハニカム構造体の隔壁を通過する際に隔壁の細孔に捕集される。そして、排気ガスは、入口側が封止されており出口側が封止されていない流路から流出する。
ECU60は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ、通信インタフェース等を有するマイクロコンピュータにより主に構成されている。ECU60は、ECU60のROM、フラッシュメモリ等の記憶装置に記憶されている制御プログラムをCPUが実行することにより、エンジン運転状態を制御する。
ECU60は、エアフロメータ12、排気温センサ30、32、吸気圧センサ34、吸気温センサ36、水温センサ50、エンジン回転数(NE)センサ52、アクセル開度センサ54、ならびにその他の各種センサの出力信号からエンジン運転状態を取得する。そして、ECU60は、取得したエンジン運転状態に基づき、燃料噴射弁4の噴射時期および噴射量を制御する。また、ECU60は、エンジン運転状態に基づいて、エンジンの主なトルクを発生するメイン噴射を含み、メイン噴射の前のパイロット噴射、メイン噴射の後のポスト噴射等の多段噴射を実施する。
パイロット噴射は、メイン噴射による着火の前に空気と微少量の燃料とを予め混合させておくために実施される。ポスト噴射は、微少量の燃料を噴射してDPF40が捕集しているパティキュレートを燃焼するために実施される。
また、ECU60は、EGR弁24の開度を制御することにより、排気側から吸気側に還流するEGRガス量を調整する。
(EGRクーラ22の冷却性能低下)
排気流路210の排気ガスはEGRクーラ22を通って吸気流路200に還流されるので、排気ガス中のパティキュレートがEGRクーラ22の冷却フィン等に付着することがある。EGRクーラ22にパティキュレートが付着して堆積すると、EGRクーラ22を流れるEGRガスと冷却水との熱交換が妨げられ、EGRクーラ22の冷却効率が低下する。EGRクーラ22の冷却性能検出値としての冷却効率は、例えば、前述したように式(1)により算出して検出される。
式(1)において、排気上流温度、排気下流温度、水温は、それぞれ排気温センサ30、排気温センサ32、水温センサ50の出力信号から検出される。式(1)の分母は、EGRガスが最大で水温まで冷却される場合の低下温度を示し、分子はEGRクーラ22によりEGRガスが実際に冷却される低下温度を表している。つまり、式(1)の冷却効率は、最大冷却性能に対する実際の冷却性能の割合を表している。このように式(1)からEGRクーラ22の冷却効率を算出することにより、EGRクーラ22の実際の冷却性能を高精度に検出できる。
ここで、EGRガスの冷却効率は、パティキュレートの付着等の経時変化により変化するだけでなく、EGRクーラ22を流れるEGRガス量および冷却水量によっても変化する。
例えば、EGRガス量が多い場合にはEGRガス量が少ない場合よりもEGRガスの温度が下がりにくくなるので、EGRクーラ22の入口と出口とのEGRガスの温度差は小さくなる。また、冷却水量が少ない場合には、冷却水量が多い場合よりもEGRガスの温度が下がりにくくなるので、EGRクーラ22の入口と出口とのEGRガスの温度差は小さくなる。つまり、EGRガス量および冷却水量は、EGRクーラ22の冷却性能と密接に相関する冷却性能相関値である。
ここで、エンジン回転数と燃料噴射量とからEGRガス量および冷却水量を推定できる。そして、前述したように、EGRガス量および冷却水量はEGRクーラ22の冷却性能と密接に相関しているので、EGRガス量と冷却水量とに基づいて、言い換えればエンジン回転数と燃料噴射量とのマップに基づいて、図2の(A)に示すように、EGRクーラ22の冷却性能が低下していると判定する場合に基準となる冷却効率を表す基準閾値C0を算出することができる。
ただし、基準閾値C0は、エンジン回転数と燃料噴射量とのマップから算出される値であるから、実際のEGRガス量または冷却水量がエンジン回転数と燃料噴射量とから推定される基準値からずれる場合には、実際のEGRガス量または冷却水量に基づいて基準閾値C0を補正する必要がある。
そこで、図2の(B)、(C)の特性図に基づいて、エンジン回転数と燃料噴射量とから推定されたEGRガス量、冷却水量の基準値における基準閾値C0の補正係数を1とし、推定されたEGRガス量、冷却水量の基準値に対して実際のEGRガス量、冷却水量の検出値における補正係数k1、k2をそれぞれ算出する。
EGRガス量が増加するとEGRクーラ22の冷却性能は低下するので、図2の(B)に示すように補正係数k1は小さくなる。また、冷却水量が増加するとEGRクーラ22の冷却性能は上昇するので、図2の(C)に示すように補正係数k2は大きくなる。
これにより、EGRクーラ22の冷却性能が低下していると判定する場合に基準となる冷却性能閾値Cを、次式(2)から算出できる。
C(冷却性能閾値)=C0×k1×k2 ・・・(2)
そして、式(1)から算出したEGRクーラ22の実際の冷却効率と、式(2)から算出した冷却性能閾値とを比較して、EGRクーラ22の冷却性能の低下を高精度に判定できる。
(EGRクーラ22の冷却性能判定条件)
EGRガス量の変化量の絶対値が小さい場合には、EGRクーラ22の冷却性能の変化も小さい。また、冷却水量の変化量の絶対値が小さい場合には、EGRクーラ22の冷却性能の変化も小さい。また、EGRガス量が多い場合には、EGRクーラを流れるEGRガスの流速が変化しても、EGRクーラ22の冷却性能の変化は小さい。このように、EGRクーラ22の冷却性能の変化が小さい場合には、EGRクーラ22の実際の冷却効率と冷却性能閾値とを比較して、EGRクーラ22の冷却性能の低下を高精度に判定できる。
そこで、EGRガス量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合、ならびにEGRガス量が所定量よりも大きい場合、ならびに冷却水量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合の少なくともいずれかの条件が成立する場合に、EGRクーラ22の冷却性能の低下判定を実施する。尚、上記3個の条件が全て成立しているときに、EGRクーラ22の冷却性能の低下判定を実施することがより望ましい。
(EGRガス量および冷却水量の検出)
エンジン2に吸入される吸気量は、エアフロメータ12で検出される吸気量と、エアフロメータ12の下流側に還流されるEGRガス量との和である。したがって、還流流路220を流れるEGRガス量は、エンジン2に吸入される吸気量から、エアフロメータ12で検出される吸気量を減算して検出することができる。
エンジン2に吸入される吸気量は、吸気流路200と還流流路220との接続部よりも吸気下流側の吸気圧と吸気温度とエンジン回転数とに基づいて、気体状態方程式等の物理モデルから算出できる。吸気圧および吸気温は、吸気圧センサ34、吸気温センサ36の出力信号からそれぞれ検出できる。
また、前述したように、冷却水はエンジントルクにより駆動される機械式のポンプによりEGRクーラ22に供給される。したがって、EGRクーラ22を流れる冷却水量は、エンジン回転数センサ52の出力信号から検出されるエンジン回転数に基づいて物理モデルから算出して検出できる。そして、EGRガス量および冷却水量の変化量は、微分によって算出される。
(冷却性能判定ルーチン)
EGRクーラ22の冷却性能の低下判定ルーチンを図3に示す。図3のルーチンは常時実行される。図3において「S」は、ステップを表している。
図3のS400においてECU60は、前述したようにEGRガス量および冷却水量を物理モデルから算出して検出する。そして、S402においてECU60は、EGRガス量および冷却水量をそれぞれ微分してEGRガス量および冷却水量の変化量の絶対値を算出する。
S404においてECU60は、EGRガス量が所定量よりも多く、かつEGRガス量および冷却水量の変化量の絶対値がそれぞれ所定値よりも小さいか否かを判定する。
EGRガス量が所定量以下であるか、あるいはEGRガス量または冷却水量の変化量の絶対値のいずれかが所定値以上の場合には(S404:No)、EGRクーラ22の冷却性能を高精度に判定することが困難であると判断し、ECU60は本ルーチンを終了する。
EGRガス量が所定量よりも多く、かつEGRガス量および冷却水量の変化量の絶対値がそれぞれ所定値よりも小さい場合(S404:Yes)、S406においてECU60は、EGRクーラ22に対する冷却性能の低下判定を許可する。
S408においてECU60は、式(1)に基づいてEGRクーラ22の実際の冷却効率を冷却性能検出値として算出して検出する。そして、S410においてECU60は、冷却効率と比較するために、S400において検出したEGRガス量および冷却水量に基づいて、冷却性能閾値Cを式(2)から算出する。
S412においてECU60は、冷却性能検出値が冷却性能閾値よりも小さいか、つまりEGRクーラ22の冷却性能が低下しているか否かを判定する。冷却性能検出値が冷却性能閾値以上の場合(S412:No)、ECU60はEGRクーラ22の冷却性能は低下していないと判断し、本ルーチンを終了する。
冷却性能検出値が閾値よりも小さい場合(S412:Yes)、S414においてECU60は、EGRクーラ22の冷却性能は低下していると判定し、本ルーチンを終了する。
本実施形態において、エンジン2は本発明の内燃機関に相当し、EGRクーラ22は本発明の冷却装置に相当し、ECU60は本発明の排気還流制御装置に相当する。
また、図3のS400、S402は相関値検出手段が実行する機能に相当し、S404、S406、S412、S414は冷却性能判定手段が実行する機能に相当し、S408は冷却性能検出手段が実行する機能に相当し、S410は閾値算出手段が実行する機能に相当する。そして、ECU60は、ROMまたはフラッシュメモリ等の記憶装置に記憶された制御プログラムが図3のS400〜S414の処理を実行することにより、冷却性能検出手段、相関値検出手段、閾値算出手段、および冷却性能判定手段として機能する。
以上説明した本実施形態では、エンジン回転数と燃料噴射量とから算出される基準閾値C0をEGRガス量と冷却水量とに基づいて補正して冷却性能閾値Cを算出した。そして、EGRクーラ22の冷却性能の低下を、EGRクーラ22の実際の冷却性能を表す冷却効率と冷却性能閾値とを比較することにより判定した。
これにより、エンジン回転数と燃料噴射量とから算出される基準閾値と冷却効率とを比較する場合に比べ、EGRガス量および冷却水量の変化によるEGRクーラの冷却性能の変動を考慮し、EGRガス量および冷却水量の変化によるEGRクーラの冷却性能の変動を排除した状態で、経時変化等によるEGRクーラ自体の冷却性能の低下を判定できる。
その結果、パティキュレートの堆積等の経時変化等によるEGRクーラ自体の冷却性能の低下を、誤判定することなく高精度に判定できる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、エンジン回転数と燃料噴射量とから算出される基準閾値をEGRガス量と冷却水量とに基づいて補正して冷却性能閾値を算出した。これに対し、EGRガス量または冷却水量の一方だけに基づいて基準閾値を補正して冷却性能閾値を算出してもよい。
また、EGRクーラ22の冷却性能検出値として、式(1)から算出する冷却効率に代えて、EGRクーラ22の排気上流側のEGRガス温度(排気上流温度)と排気下流側のEGRガス温度(排気下流温度)との温度差、あるいは排気下流側のEGRガス温度をEGRクーラ22の冷却性能検出値として検出し、対応する冷却性能閾値と比較してもよい。
また、エンジントルクにより駆動される機械式のポンプに代えて、電動ポンプによりEGRクーラ22に冷却水を供給してもよい。
また、冷却性能相関値としてのEGRガス量および冷却水量を、物理モデルから算出して検出するのではなく、流量センサで直接検出してもよい。
上記実施形態では、ディーゼルエンジンのEGRシステムに本発明を適用した例について説明した。これに対し、排気側から吸気側に還流させる排気ガスをEGRクーラで冷却するのであれば、ディーゼルエンジンに限らず、直噴式のガソリンエンジン等、どのような内燃機関用のEGRシステムにも本発明を適用できる。
上記実施形態では、冷却性能検出手段、相関値検出手段、閾値算出手段、および冷却性能判定手段の機能を、制御プログラムにより機能が特定されるECU60により実現している。これに対し、ECU60が実行している機能の少なくとも一部を、回路構成自体で機能が特定されるハードウェアで実現してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
2:ディーゼルエンジン(内燃機関機)、20:EGR(排気再循環)システム、22:EGRクーラ(冷却装置)、24:EGR弁、60:ECU(排気還流制御装置、冷却性能検出手段、相関値検出手段、閾値算出手段、冷却性能判定手段)、200:吸気流路、210:排気流路、220:還流流路

Claims (11)

  1. 内燃機関の排気流路と吸気流路とを還流流路で接続し、前記還流流路を通って前記排気流路から前記吸気流路に還流される還流排気ガスを前記還流流路に設置された冷却装置で冷却する排気再循環システムに適用され、前記冷却装置の冷却性能の低下を判定する排気還流制御装置において、
    前記冷却装置の前記冷却性能を検出する冷却性能検出手段と、
    前記冷却性能と相関する冷却性能相関値として前記還流排気ガスのガス量および前記冷却装置を流れる冷却水の冷却水量を検出する相関値検出手段と、
    前記相関値検出手段が検出する前記冷却性能相関値に基づいて冷却性能閾値を算出する閾値算出手段と、
    前記冷却性能検出手段が検出する冷却性能検出値と前記閾値算出手段が算出する前記冷却性能閾値とに基づいて前記冷却性能の低下を判定する冷却性能判定手段と、
    を備えることを特徴とする排気還流制御装置。
  2. 前記冷却性能検出手段は、前記冷却装置の排気上流側の排気上流温度と前記冷却装置の排気下流側の排気下流温度と前記冷却装置を流れる冷却水の水温とに基づいて前記冷却装置の冷却効率を前記冷却性能検出値として検出し、
    前記閾値算出手段は、前記ガス量が増加するにしたがい前記冷却性能閾値を小さくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の排気還流制御装置。
  3. 前記冷却性能検出手段は、前記冷却装置の排気上流側の排気上流温度と前記冷却装置の排気下流側の排気下流温度との温度差を前記冷却性能検出値として検出し、
    前記閾値算出手段は、前記ガス量が増加するにしたがい前記冷却性能閾値を小さくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の排気還流制御装置。
  4. 前記冷却性能検出手段は、前記冷却装置の排気下流側の排気下流温度を前記冷却性能検出値として検出し、
    前記閾値算出手段は、前記ガス量が増加するにしたがい前記冷却性能閾値を大きくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の排気還流制御装置。
  5. 前記冷却性能判定手段は、前記ガス量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合、ならびに前記ガス量が所定量よりも大きい場合の少なくともいずれかの条件が成立する場合に前記冷却性能の低下判定を実施することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の排気還流制御装置。
  6. 前記冷却性能判定手段は、前記ガス量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合、ならびに前記ガス量が所定量よりも大きい場合、ならびに前記冷却水量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合の少なくともいずれかの条件が成立する場合に前記冷却性能の低下判定を実施することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の排気還流制御装置。
  7. 内燃機関の排気流路と吸気流路とを還流流路で接続し、前記還流流路を通って前記排気流路から前記吸気流路に還流される還流排気ガスを前記還流流路に設置された冷却装置で冷却する排気再循環システムに適用され、前記冷却装置の冷却性能の低下を判定する排気還流制御装置において、
    前記冷却装置の前記冷却性能を検出する冷却性能検出手段と、
    前記冷却性能と相関する冷却性能相関値として前記冷却装置を流れる冷却水の冷却水量を検出する相関値検出手段と、
    前記相関値検出手段が検出する前記冷却性能相関値に基づいて冷却性能閾値を算出する閾値算出手段と、
    前記冷却性能検出手段が検出する冷却性能検出値と前記閾値算出手段が算出する前記冷却性能閾値とに基づいて前記冷却性能の低下を判定する冷却性能判定手段と、
    を備えることを特徴とする排気還流制御装置。
  8. 前記冷却性能検出手段は、前記冷却装置の排気上流側の排気上流温度と前記冷却装置の排気下流側の排気下流温度と前記冷却装置を流れる冷却水の水温とに基づいて前記冷却装置の冷却効率を前記冷却性能検出値として検出し、
    前記閾値算出手段は、前記冷却水量が増加するにしたがい前記冷却性能閾値を大きくする、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の排気還流制御装置。
  9. 前記冷却性能検出手段は、前記冷却装置の排気上流側の排気上流温度と前記冷却装置の排気下流側の排気下流温度との温度差を前記冷却性能検出値として検出し、
    前記閾値算出手段は、前記冷却水量が増加するにしたがい前記冷却性能閾値を大きくする、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の排気還流制御装置。
  10. 前記冷却性能検出手段は、前記冷却装置の排気下流側の排気下流温度を前記冷却性能検出値として検出し、
    前記閾値算出手段は、前記冷却水量が増加するにしたがい前記冷却性能閾値を小さくする、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の排気還流制御装置。
  11. 前記冷却性能判定手段は前記冷却水量の変化量の絶対値が所定値よりも小さい場合に前記冷却性能の低下判定を実施することを特徴とする請求項6から10のいずれか一項に記載の排気還流制御装置。
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