JP2001289125A - Egrクーラ装置 - Google Patents

Egrクーラ装置

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JP2001289125A
JP2001289125A JP2000136444A JP2000136444A JP2001289125A JP 2001289125 A JP2001289125 A JP 2001289125A JP 2000136444 A JP2000136444 A JP 2000136444A JP 2000136444 A JP2000136444 A JP 2000136444A JP 2001289125 A JP2001289125 A JP 2001289125A
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exhaust gas
egr
passage
egr cooler
engine
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Shuichi Haneda
修一 羽田
Hiroshi Takeda
寛 武田
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EGRクーラの目詰りを確実に検知して車両
の運転者に認識させ、必要な処置を施すことを促すこと
によって、EGRクーラの目詰りに起因するNOxの増
加、エンジン性能の悪化等を防止し得るようにする。 【解決手段】 エンジンの排ガスの一部を吸気系に再循
環させるEGR通路に冷媒、例えばエンジン冷却水によ
って還流排ガスを冷却するEGRクーラを設ける。EG
Rクーラの上流側及び下流側のEGR通路に夫々圧力セ
ンサ又は温度センサを設け、差圧又は温度差を検出する
ことによりEGRクーラの目詰りを検知し警報手段を作
動させて、運転者に必要な処理を施すことを促す。上記
圧力センサ又は温度センサに代え、流量計測手段を採用
することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン特にトラ
ック等車両用エンジンに採用されて好適なEGRクーラ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトラック等車両用のエンジンで
は、排ガス中の有害成分であるNOxを低減するため
に、排ガスの一部を吸気系に還流してエンジンの燃焼室
に供給するようにしたEGR(排ガス再循環)が広く実
施されている。また上記EGRに際し、吸気に較べて著
しく高温の排ガスをそのまま還流して吸気に添加する
と、吸気充填効率が低下してエンジンの出力等性能の悪
化を招くので、近来、適宜の冷却媒体(以下冷媒とい
う)によって還流排ガスを冷却したのち吸気系に供給す
るようにしたEGRクーラが採用されるようになった。
【0003】上記EGRクーラは、多数の小径の細管内
に排ガスを流すと共に、上記細管の外周に冷媒、通常は
エンジンの冷却水を流し、排ガスと冷媒との間で熱交換
を行なわせる多管式熱交換器、又は多数の熱交換用板材
を小間隔を存し並設し、隣接する板材間の通路を交互に
排ガス通路及び冷媒通路として、排ガスと冷媒との間で
熱交換を行なわせる多板式熱交換器として構成されるの
が普通であるが、排ガス中に比較的多量の微細なカーボ
ン粒子その他物質の微粒子(以下両者を総合して微粒子
という)を含むディーゼルエンジン用のEGRクーラの
場合、多管式及び多板式の何れの場合でも、排ガスが接
触する熱交換表面に上記微粒子が付着して次第に堆積
し、排ガス通路面積が減少して、エンジンの運転状態に
応じた必要量のEGRガスが確保されず、所要のNOx
低減効果が得られなくなる不具合があり、一方、熱交換
表面に微粒子が付着堆積することにより、排ガスと冷媒
との間の熱交換率が低下し、排ガスの冷却が十分に行な
われないこととなるので、吸気充填効率が低減してエン
ジン出力等の性能が悪化する不都合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み創案されたもので、EGRクーラの排ガス通路を形
成する熱交換表面に排ガス中の微粒子が付着堆積して排
ガスの流通面積が減少し、エンジンの運転状態に応じた
所要量のEGRガス量を確保することができなくなった
ときに、警報を発して車両の運転者にその事実を認識さ
せ、EGRクーラの清掃等、必要な処置を施すべきこと
を促がし、EGRガス量の不足に基づくNOxの増加、
及び熱交換率の低下に基づくEGRガス温度の上昇、ひ
いてはエンジン出力等性能の低下を効果的に防止するこ
とを、主なる目的とするものである。また、本発明の他
の目的は、EGRクーラの排ガス通路表面に微粒子が付
着堆積してEGRガス量の低減が許容し得る限度を超え
る状態になったとき、必要に応じ自動的に上記堆積微粒
子を清掃して除去することを可能にしたEGRクーラ装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、エンジンの排ガスの一部を排気通路側か
ら吸気通路側に再循環させるEGR通路に設けられ上記
再循環排ガスを冷却媒体と熱交換させて冷却するEGR
クーラと、上記EGRクーラより上流側のEGR通路に
設けられ、排ガスの状態を検出する第1の排ガス状態検
出手段と、上記EGRクーラより下流側のEGR通路に
設けられ、排ガスの状態を検出する第2の排ガス状態検
出手段と、上記第1排ガス状態検出手段と第2排ガス状
態検出手段との検出値の差が設定値以上の場合に、上記
EGRクーラ内の排ガス通路の目詰りを報知する警報手
段とを備えたことを特徴とするEGRクーラ装置(以下
第1発明という)を提案するものである。第1発明にお
いて、上記第1排ガス状態検出手段及び第2排ガス状態
検出手段は、夫々排ガス圧力を検知する圧力センサであ
ることが好ましく、また上記第1排ガス状態検出手段及
び第2排ガス状態検出手段は、夫々排ガスの温度を検知
する温度センサでも良い。
【0006】また、本発明は、エンジンの排気ガスの一
部を排気通路側から吸気通路側に再循環させるEGR通
路に設けられ、上記再循環排ガスをエンジンの冷却水を
冷媒として冷却するEGRクーラと、上記EGRクーラ
の上流側又は下流側のEGR通路に介装され、同EGR
通路内の排ガス流量を検知する流量計測手段と、エンジ
ンの運転状態に応じ予め設定された再循環排ガス流量に
対し上記流量計測手段により検出された排ガス流量が設
定値以下の場合に、上記EGRクーラ内の排ガス通路の
目詰りを報知する警報手段とを備えたことを特徴とする
EGRクーラ装置(以下第2発明という)を提案するも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を添付図面
について具体的に説明する。先ず、第1発明の基本的実
施形態を示す図1の概念的構成図において、図中符号1
0は車両用ディーゼルエンジンを総括的に示し、同エン
ジン10はクランクケース又はシリンダブロック及びシ
リンダヘッドを備えたエンジン本体12と、吸気マニホ
ールド14を含む吸気通路16と、排気マニホールド1
8を含む排気通路20とを具備している。上記吸気通路
16と排気通路20とがEGR通路22によって連通さ
れ、同EGR通路22にはEGRクーラ24及びEGR
弁26が介装されている。
【0008】上記EGRクーラ24は、夫々の内部に排
ガスを流通させる多数の小径管を備えた多管式、又は小
間隙を存して多数並設された板状部材間に排ガス及び冷
媒としてのエンジン冷却水の通路を交互に配置した多板
式の熱交換コア28と、エンジン本体12内の冷却水を
上記熱交換コア28に導く冷却水流入通路30と、熱交
換コア28内を流れた冷却水をエンジン本体12内の冷
却水系に戻す冷却水流出通路32とを備えている。また
上記EGR弁26は、エンジン10の運転状態に応じて
EGRガス流量を制御する可変開度の弁装置である。さ
らに、上記冷却水流入通路30は、エンジン本体12の
クランク軸34に連動して駆動されるウォータポンプ3
6の吐出口又はその近傍の相対的に高圧の冷却水を取入
れることが好ましく、一方、冷却水流出通路32は、エ
ンジン本体12の冷却水系において相対的に低圧の部分
に連通することが好ましい。
【0009】EGRクーラ24の上流側及び下流側のE
GR通路22に、再循環排ガスの状態を検出する手段と
して第1の圧力センサ38及び第2の圧力センサ40が
設けられ、第1及び第2圧力センサ38及び40の出力
信号は夫々コントロールユニット42に入力される。同
コントロールユニット42には、エンジン本体12のク
ランク軸34の回転数Neを検知する回転数センサ4
4、エンジン本体12内の冷却水室を流れる冷却水の温
度Twを検知する水温センサ46、エンジンの負荷を表
わすアクセルペダル48の踏込量又は燃料噴射ポンプの
燃料供給量制御用コントロールラックのストローク量を
示す負荷信号Le、その他エンジン10の運転状態を示
す外気温度、燃料油温度その他の補助信号Smを受信し
て、エンジン10の運転状態に応じ適切なEGRガス量
を定めるマップが内蔵され、同マップにより種々のエン
ジン運転状態におけるEGR弁26の開度を設定する駆
動出力が供給される。またコントロールユニット42に
は、上記種々のエンジン運転状態における適切なEGR
ガス量と、所与のEGRクーラ24において上記適切な
EGRガス量を実現するための第1及び第2圧力センサ
38及び40の出力差、即ち差圧を定めたマップが内蔵
されている。
【0010】EGRクーラ24の稼働中、排ガス中に含
まれている微粒子が熱交換コア28の熱交換表面に付着
し稼働時間の増大に伴い次第に厚く堆積する。上記堆積
層の厚さが増大すると、排ガス通路面積が次第に減少し
て目詰り状態となるので、第1及び第2圧力センサ38
及び40の出力信号の差として表われる圧力差が増大す
ると共にEGRガス流量が減少する。上記第1及び第2
圧力センサ38及び40により検知された圧力差がコン
トロールユニット42に内蔵されたマップで定められた
設定差圧を超えると、同コントロールユニット42から
警報手段としての警報灯50に付勢出力が供給される。
警報灯50は、車両の運転者が認知し易いインストルメ
ントパネル等に設置されることが好ましく、警報灯50
の点灯を認識した運転者は、次の運転休止時等に、EG
Rクーラ24を取外して洗滌する等の必要な処置を施す
ことを促され、この結果、EGRガス流量の不足に起因
するNOx量の増大が防止される。またEGRクーラ2
4の熱交換表面における微粒子の付着堆積による熱交換
性能の低下に起因するEGRガス温度の上昇、これに基
づく吸気充填効率の低減によるエンジン出力等性能の低
下を効果的に防止し得ることとなる。
【0011】図1におけるEGRクーラ24の上流側及
び下流側における第1及び第2圧力センサ38及び40
に代え、第1及び第2の温度センサ38′及び40′を
用いることができる。既に述べたようにEGRクーラ2
4の熱交換表面に微粒子が付着し堆積することによっ
て、EGRクーラ24の熱交換性能が低減し、上流側の
第1温度センサが検知する排ガス温度に対し、下流側の
第2温度センサが検知する排ガス温度の温度降下量が低
減する。従って、コントロールユニット42内に、エン
ジン10の運転状態に応じたEGRクーラ24内の排ガ
ス温度の低下量を、予め特定のエンジン10及びEGR
クーラ24につき設定したマップを内蔵し、第1及び第
2温度センサにより検知された温度差を示す信号が、マ
ップに設定された許容し得る温度差より小さいことが検
出されたとき、コントロールユニット42から警報灯5
0を付勢する駆動出力が提供されることによって、上記
と同様に、NOx増大の防止、エンジン性能の低下防止
の効果を奏し得ることが明らかである。
【0012】次に、図2は第2発明の要部のみを抽出し
て示した概念的構成図である。図示のようにEGR通路
22におけるEGRクーラ24の上流側に適宜構造の流
量計測手段52(例えばガソリンエンジン等で広く用い
られているカルマン渦流量計或いはフラッパ式流量計
等)が設けられ、EGRガス流量が直接検知される。流
量計測手段52で検知されたEGRガス流量を示す電気
的可変量の信号がコントロールユニット42に供給さ
れ、同コントロールユニット42に内蔵されたエンジン
10の運転状態に応じた適切なEGRガス流量を設定し
たマップと照合される。流量計測手段52の出力で表わ
された実流量が、上記流量マップに設定された流量より
少ないとき、EGRクーラ24の熱交換コア28に目詰
りが生じたと判断され、同コントロールユニット42か
ら警報手段としての警報灯50に付勢出力が供給され
る。警報灯50の付勢を認識した運転者が、EGRクー
ラの清掃等必要な処置を施すことにより、上記第1発明
と同様に、NOx増大の防止、エンジン性能の低下防止
等の効果が得られる。なお、流量計測手段52を、EG
Rクーラ24の下流側のEGR通路22に設けても、上
記と同様の効果が奏せられることは、明らかである。
【0013】さらに、図3は、上記第1発明の変形実施
形態を示した概略構成図である。この変形実施形態で
は、EGR通路22のEGRクーラ24より上流側の部
分に、アクチュエータ54によって第1の枝通路56と
EGR通路22との連通及び遮断を制御する切換弁58
が設けられると共に、EGR通路22のEGRクーラ2
4より下流側の部分に、アクチュエータ60によって第
2の枝通路62とEGR通路22との連通及び遮断を制
御する切換弁64が設けられる。上記第1枝通路56に
は、圧縮空気源としてのエアタンク66とアクチュエー
タ68によって開閉される電磁開閉弁70が介装され、
同電磁開閉弁70と切換弁58との間の第1枝通路56
には、一方向弁72及びウォッシャポンプ74を介して
洗滌液タンク76が連結されている。
【0014】また、第2枝通路62には、回収タンク7
8が連結され、同回収タンク78の底部には、同回収タ
ンクに収容された洗滌液を随時に他の容器例えばバケツ
等に排出するための手動コック80が設けられている。
上記切換弁58及び64を切換え操作するアクチュエー
タ54及び60、電磁開閉弁70を開閉するアクチュエ
ータ68、並びにウオッシャポンプ74は、夫々コント
ロールユニット42によって駆動される。エアタンク6
6には、エンジン10に連動して駆動されるエアコンプ
レッサ(図示せず)の吐出空気が貯溜され、また洗滌液
タンク76には、水を主成分とし少量の界面活性剤や不
凍液成分を加えて調整された洗滌液が貯溜されている。
なお、上記以外の構成は、実質的に図1又は図2と同等
であるので、同一の符号を付し再述にわたる説明は省略
する。
【0015】EGRクーラ24に許容限度を超える目詰
りが生じるまでの通常の稼働時には、コントロールユニ
ット42によって、上記アクチュエータ54及び60並
びに68が消勢され、切換弁58及び64は図中に実線
で示す位置にあって第1及び第2枝通路56及び62が
閉止され、電磁開閉弁70及びウォッシャポンプ74が
夫々閉止しているので、EGRクーラ24は図1に説明
した通常の状態で稼働する。長時間の稼働によりEGR
クーラ24の熱交換コア28に微粒子が付着堆積して排
ガスの通路面積が減少し、第1及び第2圧力センサ3
8,40の検知した排ガス圧力の差圧、又は第1及び第
2温度センサ38′,40′が検知した排ガス温度差が
設定値を超えると、コントロールユニット42の駆動出
力により警報手段50が付勢されると共に、アクチュエ
ータ54及び60が付勢されて切換弁58及び64が夫
々図中点線で示す位置に切換えられ、一時的にEGR通
路22が締切られる。
【0016】次に、アクチュエータ68が付勢されて電
磁開閉弁70が開かれ、エアタンク66内の圧縮空気が
第1枝通路56からEGRクーラ24の熱交換コア28
に供給され、それまで高温の排ガスと接していた熱交換
表面を冷却すると共に、一部の堆積微粒子を吹き飛ばし
て除去する。その後、僅少時間例えば数十秒ないし数分
を存してウォッシャポンプ74が付勢され、洗滌タンク
76内の洗滌液が一方向弁72を経てEGRクーラ24
の熱交換コア28に供給され熱交換表面に付着した微粒
子を略完全に清掃する。この間、上記圧縮空縮空気の供
給は停止しても良く、場合によっては電磁開閉弁70の
開度を小さくし減圧弁として作動させて洗滌液と共にE
GRクーラ24に供給しても良い。数十秒ないし1〜2
分の洗滌を行なったのち、再び圧縮空気をEGRクーラ
24に流して熱交換表面を乾燥させたうえ、アクチュエ
ータ54及び60により切換弁58及び64を図中実線
で示した常用位置に切換えることにより、EGRクーラ
24は通常の稼働状態に復帰する。
【0017】上記洗滌を終った洗滌液は、第2枝通路6
2から回収タンク78内に収容され、休車時等適時にコ
ック80から車外の別個の容器に移され無害の状態に処
理される。上記第1及び第2圧力センサ38,40又は
第1及び第2温度センサ38′,40′に代え、EGR
クーラ24の上流側又は下流側に流量計測手段52を設
けることによって、前記第2発明の変形実施態様とし
て、上記と同様にEGRクーラ24の通常の作動及び目
詰り時の清掃を行なうことができる。上記変形実施態様
によれば、EGRクーラ24の目詰り時に、エンジン1
0から取外すことなく、そのままの状態で清掃を行なう
ことができるので、メンテナンスが著しく容易になる追
加の利点がある。なお、この変形実施態様では、EGR
クーラ24の洗滌が自動的に行なわれるので、警報手段
50は省略しても良い。さらに、上記EGRクーラ24
の自動洗滌に要する時間は数分ないし十数分程度に過ぎ
ないので、この間のEGRクーラ24の休止によって、
エンジン10の性能に悪影響を及ぼすことは全くなく、
また排ガス中のNOx量の僅かな増加は免れないが、E
GRクーラ24の清掃によるNOx低減効果の方が却っ
て大きい利点がある。
【0018】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るEGRクー
ラ装置は、エンジンの排ガスの一部を排気通路側から吸
気通路側に再循環させるEGR通路に設けられ上記再循
環排ガスを冷却媒体と熱交換させて冷却するEGRクー
ラと、上記EGRクーラより上流側のEGR通路に設け
られ、排ガスの状態を検出する第1の排ガス状態検出手
段と、上記EGRクーラより下流側のEGR通路に設け
られ、排ガスの状態を検出する第2の排ガス状態検出手
段と、上記第1排ガス状態検出手段と第2排ガス状態検
出手段との検出値の差が設定値以上の場合に、上記EG
Rクーラ内の排ガス通路の目詰りを報知する警報手段と
を備えたことを特徴とする第1発明により、車両の運転
者が的確にEGRクーラの目詰りを認識して、必要な処
置を施すことを促すので、目詰りに起因して生起する排
ガス中のNOxの増加やエンジン性能の低下等の不具合
を効果的に防止し得る利点がある。また、上記第1発明
において、上記第1排ガス状態検出手段及び第2排ガス
状態検出手段として夫々排ガスの圧力を検知する圧力セ
ンサを用いること、及び上記第1排ガス状態検出手段及
び第2排ガス状態検出手段として、夫々排ガスの温度を
検知する温度センサを用いることにより、実質的に上記
と同等の作用・効果を奏し得ることが明らかである。
【0019】また、エンジンの排気ガスの一部を排気通
路側から吸気通路側に再循環させるEGR通路に設けら
れ、上記再循環排ガスをエンジンの冷却水を冷媒として
冷却するEGRクーラと、上記EGRクーラの上流側又
は下流側のEGR通路に介装され、同EGR通路内の排
ガス流量を検知する流量計測手段と、エンジンの運転状
態に応じ予め設定された再循環排ガス流量に対し上記流
量計測手段により検出された排ガス流量が設定値以下の
場合に、上記EGRクーラ内の排ガス通路の目詰りを報
知する警報手段とを備えたことを特徴とする第2発明に
より、上記第1発明と実質的に同等の作用効果を奏する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の概略構成図である。
【図2】第2発明の要部を抽出して示した概略構成図で
ある。
【図3】第1発明の変形実施形態を示した概略構成図で
ある。
【符号の説明】
10…エンジン、12…エンジン本体、16…吸気通
路、20…排気通路、22…EGR通路、24…EGR
クーラ、26…EGR弁、28…熱交換コア、38…第
1圧力センサ(第1排ガス状態検出手段)、40…第2
圧力センサ(第2排ガス状態検出手段)、42…コント
ロールユニット、50…警報灯(警報手段)、52…流
量計測手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F28F 27/00 511 F28F 27/00 511K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排ガスの一部を排気通路側か
    ら吸気通路側に再循環させるEGR通路に設けられ上記
    再循環排ガスを冷却媒体と熱交換させて冷却するEGR
    クーラと、上記EGRクーラより上流側のEGR通路に
    設けられ、排ガスの状態を検出する第1の排ガス状態検
    出手段と、上記EGRクーラより下流側のEGR通路に
    設けられ、排ガスの状態を検出する第2の排ガス状態検
    出手段と、上記第1排ガス状態検出手段と第2排ガス状
    態検出手段との検出値の差が設定値以上の場合に、上記
    EGRクーラ内の排ガス通路の目詰りを報知する警報手
    段とを備えたことを特徴とするEGRクーラ装置。
  2. 【請求項2】 上記第1排ガス状態検出手段及び第2排
    ガス状態検出手段が、夫々排ガスの圧力を検知する圧力
    センサであることを特徴とする請求項1記載のEGRク
    ーラ装置。
  3. 【請求項3】 上記第1排ガス状態検出手段及び第2排
    ガス状態検出手段が、夫々排ガスの温度を検知する温度
    センサであることを特徴とする請求項1記載のEGRク
    ーラ装置。
  4. 【請求項4】 エンジンの排気ガスの一部を排気通路側
    から吸気通路側に再循環させるEGR通路に設けられ上
    記再循環排ガスをエンジンの冷却水を冷媒として冷却す
    るEGRクーラと、上記EGRクーラの上流側又は下流
    側のEGR通路に介装され、同EGR通路内の排ガス流
    量を検知する流量計測手段と、エンジンの運転状態に応
    じ予め設定された再循環排ガス流量に対し上記流量計測
    手段により検出された排ガス流量が設定値以下の場合
    に、上記EGRクーラ内の排ガス通路の目詰りを報知す
    る警報手段とを備えたことを特徴とするEGRクーラ装
    置。
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