JP5206160B2 - サーモスタットの故障検出装置および方法 - Google Patents

サーモスタットの故障検出装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5206160B2
JP5206160B2 JP2008170843A JP2008170843A JP5206160B2 JP 5206160 B2 JP5206160 B2 JP 5206160B2 JP 2008170843 A JP2008170843 A JP 2008170843A JP 2008170843 A JP2008170843 A JP 2008170843A JP 5206160 B2 JP5206160 B2 JP 5206160B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cooling water
thermostat
heater
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008170843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010007631A (ja
Inventor
元 末次
徹志 細貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2008170843A priority Critical patent/JP5206160B2/ja
Publication of JP2010007631A publication Critical patent/JP2010007631A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5206160B2 publication Critical patent/JP5206160B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、エンジン本体から導出された冷却水の熱を利用する空調用ヒータのヒータコアが途中部に設けられた第1冷却水路と、この第1冷却水路から分岐するように延び、その途中部に放熱用のラジエータが設けられた第2冷却水路と、冷却水が所定温度以上のときに開弁して上記第1冷却水路から第2冷却水路に冷却水を流入させるサーモスタットとを備えたエンジンの冷却装置における上記サーモスタットの故障を検出する装置および方法に関する。
従来、下記特許文献1に示されるように、内燃機関を冷却する冷却循環経路に設けられたサーモスタットの故障を検出する内燃機関のサーモスタット故障検出装置において、サーモスタットが正常であるときの冷却水の温度を、内燃機関の始動時の水温や経過時間等に基づいて推定し、この推定された冷却水温を、実際に測定した実水温と比較することにより、上記サーモスタットの故障を検出することが行われている。
ところが、冷却水の熱を利用する空調用ヒータ(暖房装置)のヒータコアが上記冷却循環経路の途中部に設けられている場合には、冷却水の熱がヒータコアによって奪われるため、その影響を考慮しないと上記サーモスタットの故障を正確に検出することができなくなる。そこで、同文献1では、例えば以下のような方法を採用することにより、サーモスタットの故障の誤検出が起きるのを防止するようにしている。
まず、第1の方法は、上記空調用ヒータが作動していると判定された場合に、上記サーモスタットの故障を検出する処理を禁止することにより、サーモスタットの故障の誤検出を防止するというものである(同文献の請求項10や段落0074等参照)。
次に、第2の方法は、空調用ヒータの作動中であっても冷却水温への影響が出ない内燃機関の始動直後と、それより後の所定期間(つまり空調用ヒータの作動による影響が大きくなる期間)との両方のタイミングで、上記冷却水温の推定値と実水温との偏差を調べることにより、空調用ヒータの作動による影響を考慮しつつサーモスタットの故障を検出するというものである。より具体的に、この第2の方法では、内燃機関の始動直後から所定期間にわたって冷却水温の推定値と実水温との偏差を積算し、その積算値を所定の閾値と比較してその大小を判定するとともに(第1の判定処理)、それ以降の所定期間にわたって上記と同様の処理を行い(第2の判定処理)、これら2つの判定処理に基づいて、サーモスタットの故障を検出するようにしている(同文献の実施例1等参照)。
特開2001−349218号公報
しかしながら、上記第1の方法では、空調用ヒータの作動中はサーモスタットの故障を検出することができないため、空調用ヒータが長期間にわたって作動し続けた場合には、内燃機関の冷却水温を適正に保つために重要な役割を果たす上記サーモスタットの故障を早期に発見できなくなるという問題がある。
これに対し、上記第2の方法のように、冷却水温の推定値と実水温との偏差を調べる等の処理を、ヒータ作動による影響が出ない内燃機関の始動直後を含めて実行するようにした場合には、空調用ヒータの作動の有無にかかわらずサーモスタットの故障を検出できるため、上記のような故障発見の遅れを防止できるという点では有利である。しかしながら、このような方法では、サーモスタットの故障検出の精度を十分に確保する上で問題が残ると考えられる。
すなわち、空調用ヒータの作動による冷却水温への影響が出ないと考えられる内燃機関の始動直後にあっては、サーモスタットの故障による影響もかなり小さいと考えられため、サーモスタットの故障が起きていたとしても、冷却水温の推定値と実水温との偏差が明確に現れないおそれがあり、その結果、サーモスタットの故障を見逃してしまうおそれがある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、空調用ヒータの作動中でも十分な精度でサーモスタットの故障を検出することが可能なサーモスタットの故障検出装置および検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのものとして、本願の請求項1にかかる発明は、エンジン本体から導出された冷却水の熱を利用する空調用ヒータのヒータコアが途中部に設けられた第1冷却水路と、この第1冷却水路から分岐するように延び、その途中部に放熱用のラジエータが設けられた第2冷却水路と、冷却水が所定温度以上のときに開弁して上記第1冷却水路から第2冷却水路に冷却水を流入させるサーモスタットとを備えたエンジンの冷却装置における上記サーモスタットの故障を検出する装置であって、上記エンジン本体からヒータコアへと流れる冷却水の温度を検出する第1水温検出手段と、上記ヒータコアからエンジン本体へと流れる冷却水の温度を検出する第2水温検出手段と、冷却水の温度が上記サーモスタットの開弁温度よりも低いエンジンの冷間時に、上記両検出手段により検出された冷却水の温度に基づいて、上記空調用ヒータが作動しているか否かを判定するヒータ作動判定手段と、同じくエンジンの冷間時に、上記両検出手段のうち少なくとも一方により検出された冷却水の温度に基づいて、上記サーモスタットが故障しているか否かを判定する故障判定手段と、上記ヒータ作動判定手段により上記空調用ヒータが作動していると判定された場合に、上記故障判定手段により調べられる冷却水の温度を、上記空調用ヒータの作動による影響を打ち消す方向に補正する補正手段とを備え、上記故障判定手段は、エンジン始動時から所定時間が経過した時点で上記補正手段により補正された冷却水の温度と、エンジン始動時に検出された上記冷却水の温度との差を求め、この温度差が予め定められた閾値よりも小さい場合に、上記サーモスタットが故障していると判定することを特徴とするものである。
本発明によれば、ヒータコアの上流側および下流側で検出された冷却水の温度に基づいて、空調用ヒータが作動しているか否かを判定し、ここで空調用ヒータが作動していると判定された場合に、サーモスタットの故障を判定する故障判定手段により調べられる冷却水の温度を、上記空調用ヒータの作動による影響を打ち消す方向に補正するようにしたため、空調用ヒータが作動していても、その影響による冷却水の温度低下が原因でサーモスタットの故障が誤検出されるのを効果的に防止することができ、空調用ヒータの作動の有無にかかわらず、常に安定した高い精度でサーモスタットの故障を検出することができる。
上記第1冷却水路のうちヒータコアよりも所定距離下流側に上記第2冷却水路の下流側端部が接続されている場合には、この接続部よりも上記ヒータコアの出口部に近い側に、上記第2水温検出手段が設けられることが好ましい(請求項2)。
この構成によれば、空調用ヒータの作動時に、その影響によって低下した冷却水の温度をヒータコアの出口部により近い側で検出することができるため、空調用ヒータの作動の有無をより高精度に判定できるという利点がある。
また、本願の請求項3にかかる発明は、エンジン本体から導出された冷却水の熱を利用する空調用ヒータのヒータコアが途中部に設けられた第1冷却水路と、この第1冷却水路から分岐するように延び、その途中部に放熱用のラジエータが設けられた第2冷却水路と、冷却水が所定温度以上のときに開弁して上記第1冷却水路から第2冷却水路に冷却水を流入させるサーモスタットとを備えたエンジンの冷却装置における上記サーモスタットの故障を検出する方法であって、上記エンジン本体からヒータコアへと流れる冷却水の温度を検出する第1水温検出手段から温度値を取得する第1のステップと、上記ヒータコアからエンジン本体へと流れる冷却水の温度を検出する第2水温検出手段から温度値を取得する第2のステップと、冷却水の温度が上記サーモスタットの開弁温度よりも低いエンジンの冷間時に、上記両検出手段により検出された冷却水の温度に基づいて、上記空調用ヒータが作動しているか否かを判定する第3のステップと、同じくエンジンの冷間時に、上記両検出手段のうち少なくとも一方により検出された冷却水の温度に基づいて、上記サーモスタットが故障しているか否かを判定する第4のステップと、上記第3のステップで上記空調用ヒータが作動していると判定された場合に、上記第4のステップにおいて調べられる冷却水の温度を、上記空調用ヒータの作動による影響を打ち消す方向に補正する第5のステップとを含み、上記第4のステップでは、エンジン始動時から所定時間が経過した時点で上記第5のステップで補正された冷却水の温度と、エンジン始動時に検出された上記冷却水の温度との差を求め、この温度差が予め定められた閾値よりも小さい場合に、上記サーモスタットが故障していると判定することを特徴とするものである。
本発明による場合でも、上記請求項1にかかる発明と同様の作用効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明のサーモスタットの故障検出装置および検出方法によれば、空調用ヒータの作動中でも十分な精度でサーモスタットの故障を検出することができる。
図1は、本発明にかかるサーモスタットの故障検出装置が適用されたエンジンの冷却装置1を概略的に示す図である。本図に示されるエンジンの冷却装置1は、冷却水の熱を暖房に利用するためのヒータコア13Aが途中部に設けられた第1冷却水路5と、冷却水の熱を外部に放出するためのラジエータ15が途中部に設けられた第2冷却水路6とを有している。上記ヒータコア13Aは、車室内に温風を供給する空調用ヒータ13(暖房装置)の一部を構成するものであり、冷却水の熱を吸収して暖房に利用するための熱交換器として設けられている。
上記第1冷却水路5は、エンジン本体3から上記ヒータコア13Aの入口部までの間に配設された上流側配管5Aと、上記ヒータコア13Aの出口部からエンジン本体3までの間に配設された下流側配管5Bとを有しており、エンジン本体3から導出された冷却水が、上記上流側配管5Aを通じてヒータコア13Aに供給された後に、上記下流側配管5Bを通じてエンジン本体3に戻されるようになっている。
また、上記下流側配管5Bの途中部には、冷却水を圧送するための冷却水ポンプ19が設けられており、エンジンが始動すると、この冷却水ポンプ19の作動により冷却水が循環し、その循環流によってエンジン本体3が冷却されるようになっている。
上記第2冷却水路6は、上記第1冷却水路5の上流側配管5Aから分岐して上記ラジエータ15の入口部まで延びる上流側配管6Aと、上記ラジエータ15の出口部から延びて上記第1冷却水路5の下流側配管5Bの途中部に接続される下流側配管6Bとを有している。
上記第2冷却水路6の下流側配管6Bと、上記第1冷却水路5の下流側配管5Bとの接続部Sには、例えばバイメタル等を用いた機械検知式またはサーミスタ等を用いた電気検知式の切替弁からなるサーモスタット17が設けられている。
上記サーモスタット17は、エンジンの冷却水温度が所定温度よりも低いときに閉弁して上記接続部Sを塞ぐことにより、上記第1冷却水路5と第2冷却水路6との間の冷却水の流れを遮断するように構成されている。そして、このようにサーモスタット17が閉弁状態に維持されている間、エンジン本体3から導出された冷却水は、上記ラジエータ15側に供給されることなく、第1冷却水路5を通ってヒータコア13Aにのみ供給され、その後エンジン本体3へと戻されることになる。
一方、エンジンの冷却水温度が上記所定温度以上になると、サーモスタット17が開弁して上記接続部Sが連通することにより、上記第1冷却水路5と第2冷却水路6との間の冷却水の流通が許容され、エンジン本体3から導出された高温の冷却水は、上記第1冷却水路5から分岐して第2冷却水路6にも流入するようになる。すなわち、エンジン本体3から導出された高温の冷却水は、上記第1冷却水路5を通じてヒータコア13Aに供給されるだけでなく、上記第2冷却水路6を通じてラジエータ15にも供給され、このラジエータ15で冷却された後に、再びエンジン本体3へと戻されることになる。
上記第1冷却水路5の上流側配管5Aには、エンジン本体3から上記ヒータコア13Aへと流れる冷却水の温度を検出する第1水温センサ11(本発明にかかる第1水温検出手段に相当)が設けられているとともに、下流側配管5Bには、上記ヒータコア13Aからエンジン本体3へと流れる冷却水の温度を検出する第2水温センサ12(本発明にかかる第2水温検出手段に相当)が設けられている。これら両水温センサ11,12は、エンジン制御用のコントローラ20と電気的に接続されており、上記両水温センサ11,12で検出された冷却水の温度が、電気信号としてコントローラ20に入力されるようになっている。また、上記コントローラ20には、エンジン本体3のクランクシャフト(図示省略)の回転角度を検出するためのクランク角センサ25が電気的に接続されている。
図2は、上記第1および第2の水温センサ11,12による検出温度の時間変化を示す図である。本図では、エンジンが冷間始動した場合の冷却水の温度変化を示しており、冷却水の温度がサーモスタット17の開弁温度(図中Tsで示す)に達する前の状態を示している。なお、本図において、T1は、第1水温センサ11により検出される冷却水の温度のことを指し、T2は、第2水温センサ12により検出される冷却水の温度のことを指すものとする。以下では、第1水温センサ11による検出温度T1のことを第1検出温度T1、第2水温センサ12による検出温度T2のことを第2検出温度T2と称する。また、エンジン始動時の両検出温度T1,T2の値(検出温度の初期値)をT10、T20とする。
具体的に、図2のグラフでは、空調用ヒータ13およびサーモスタット17の状態別に分類した4種類の温度線を、P,Q1,Q2,Rとしてそれぞれ示している。このうち、温度線Pは、空調用ヒータ13が非作動でかつサーモスタット17が正常であるときの第1および第2の検出温度T1,T2の時間変化を、温度線Q1,Q2は、空調用ヒータ13が作動しておりかつサーモスタット17が正常であるときの第1および第2の検出温度T1,T2の時間変化を、温度線Rは、上記サーモスタット17が故障しているときの第2検出温度T2の時間変化をそれぞれ示している。なお、温度線Pについては、第1および第2の検出温度T1,T2で共通としている。これは、空調用ヒータ13が非作動であれば、ヒータコア13Aの前後で冷却水温度がほとんど変化せず、第1検出温度T1と第2検出温度T2とが略同一となるからである。
次に、上記図2のグラフ等を参照しつつ、上記コントローラ20が有する故障診断の機能等について説明する。上記コントローラ20は、従来周知のCPUや各種メモリ等からなり、図1に示すように、その機能要素として、故障判定手段21、ヒータ作動判定手段22、および補正手段23を有している。
上記故障判定手段21は、冷却水の温度が上記サーモスタット17の開弁温度よりも低いエンジンの冷間時に、上記第1および第2の水温センサ11,12のうち少なくとも一方により検出された冷却水の温度(つまり上記第1および第2の検出温度T1,T2のうち少なくとも一方)に基づいて、上記サーモスタット17が故障しているか否かを判定するものである。すなわち、エンジンの冷間時には、サーモスタット17は本来開弁しないはずであるが、サーモスタット17の故障(開故障)が起きて、冷間時であるにもかかわらず上記サーモスタット17が開弁してしまうと、エンジン本体3から導出された冷却水が、本来流れ込まないはずのラジエータ15に流れ込むため、図2の温度線Rに示すように、エンジン始動後の冷却水温度の上昇が、非故障時の温度線(PまたはQ1,Q2)に比べて鈍くなる。
そこで、上記故障判定手段21は、上記第1および第2の水温センサ11,12のうち少なくとも一方の検出値に基づいて、エンジン始動時から所定時間経過後の冷却水温度の上昇幅を調べることにより、上記サーモスタット17の故障の有無を判定する。なお、サーモスタット17の故障検出は、上記両水温センサ11,12のうちのいずれかもしくは両方を用いて行うことが可能であるが、当実施形態では、ヒータコア13Aの下流側に位置する第2水温センサ12の検出値(第2検出温度T2)に基づいて、サーモスタット17の故障を検出することにする。
上記ヒータ作動判定手段22は、ヒータコア13Aの上流側および下流側に位置する上記第1および第2の水温センサ11,12により検出された冷却水の温度(第1および第2の検出温度T1,T2)に基づいて、上記空調用ヒータ13が作動しているか否かを判定するものである。すなわち、車室内の空調が暖房とされて空調用ヒータ13が作動している状態では、冷却水の熱がこの空調用ヒータ13のヒータコア13Aによって奪われるため、図2の温度線Q1,Q2に示すように、第1検出温度T1と第2検出温度T2の間に所定の温度差が生じる。そこで、上記ヒータ作動判定手段22は、この温度差を調べることにより、上記空調用ヒータ13が作動しているか否かを判定する。
上記補正手段23は、上記ヒータ作動判定手段22により上記空調用ヒータ13が作動していると判定された場合に、上記故障判定手段21により調べられる冷却水の温度(当実施形態では第2検出温度T2)の値を、上記空調用ヒータ13の作動による影響を打ち消す方向に補正するものである。すなわち、空調用ヒータ13が作動中であると、この空調用ヒータ13のヒータコア13Aで吸収される熱の影響により、上記第2検出温度T2の値が、空調用ヒータ13が作動していない場合に比べて低くなるが(図2の温度線Q2および温度線P参照)、上記補正手段23は、この温度の減少分を打ち消すように実測値を上乗せする補正を行う。
次に、以上のように構成されたコントローラ20による制御動作の具体的手順を、図3のフローチャートに基づき説明する。図外のイグニッションスイッチがONにされてバッテリーからの電源がコントローラ20に供給されることにより、図3のフローチャートがスタートすると、コントローラ20は、まず、クランク角センサ25から入力される検出信号に基づいて、現在のエンジン回転速度Neを算出し、その値があらかじめ定められた所定値Ne0(例えば600rpm程度)以上であるか否かを判定することにより、エンジンが始動したか否かを判定する処理を実行する(ステップS1)。
そして、このステップS1でYESと判定されてエンジンが始動したことが確認された場合、コントローラ20は、このときに上記第2水温センサ12で検出された冷却水温度(第2検出温度)T2を読み込んで、これをエンジン始動時の第2検出温度T20として取得する処理を実行する(ステップS3)。
次いで、コントローラ20は、上記第2水温センサ12から入力される第2検出温度T2が、サーモスタット17の開弁温度Ts(図2参照)よりも小さいか否かを判定し(ステップS5)、ここでYESと判定されてT2<Tsであることが確認された場合、すなわち、エンジンが冷間状態にあることが確認された場合に、内蔵されたタイマーのカウントを開始して(ステップS7)、そのカウント値に基づいて、エンジン始動時から時間tが経過したか否かを判定する処理を実行する(ステップS9)。
一方、上記ステップS5でNOと判定されてT2≧Tsであることが確認された場合、すなわち、エンジンが温間状態にあることが確認された場合には、タイマーのカウント値をリセットし(ステップS11)、後述するような空調用ヒータ13の作動判定等の処理を行うことなくフローを終了する。
上記ステップS9でYESと判定されてエンジン始動時から時間tが経過したことが確認された場合、コントローラ20は、そのときに上記第1および第2の水温センサ11,12から入力された検出値を、上記時間tが経過した時点での第1および第2の検出温度T1,T2としてそれぞれ読み込むとともに(ステップS13)、これら両検出温度T1,T2の差が、あらかじめ定められた閾値X以上であるか否かを判定することにより、上記空調用ヒータ13が作動中であるか否かを判定する処理を実行する(ステップS15)。
すなわち、空調用ヒータ13が作動中であると、この空調用ヒータ13のヒータコア13Aで所定量の熱が吸収されるため、図2の温度線Q1,Q2に示すように、上記時間tが経過した時点で、第2検出温度T2の値(温度線Q2上の点c)の方が、第1検出温度T1の値(温度線Q1上の点b)よりも低くなる。そこで、コントローラ20は、これら両検出温度T1,T2の間の温度差(図中のΔTx)が、所定の閾値X以上かを調べることにより、上記空調用ヒータ13が作動中であるか否かを判定する。具体的に、コントローラ20は、上記温度差ΔTx(=T1−T2)が閾値X以上であれば空調用ヒータ13は作動中であると判定し、温度差ΔTxが閾値Xより小さければ空調用ヒータ13は作動していない(非作動)と判定する。なお、上述したように、ここでの判定処理(ステップS15)は、コントローラ20のヒータ作動判定手段22によって実行される。
そして、上記ステップS15でYESと判定されて空調用ヒータ13が作動中であると判定された場合、コントローラ20は、上記時間tが経過した時点での第2検出温度T2の値に、上記空調用ヒータ13の影響による温度の低下分を考慮した補正量αを加算する処理を実行する(ステップS17)。
すなわち、図2の温度線Q2と温度線Pとを比較すると分かるように、エンジンが始動してから時間tが経過した時点で、ヒータ作動時の第2検出温度T2の値(温度線Q2上の点c)は、上記ヒータコア13Aで吸収される熱量の分だけ、ヒータ非作動時の第2検出温度T2の値(温度線P上の点a)よりも低くなる。上記コントローラ20は、この減少分をキャンセルすべく、第2水温センサ12によって検出された上記第2検出温度T2に補正量αを上乗せすることにより、仮に空調用ヒータ13が作動していなかった場合に達していたと予想される温度まで実測値を引き上げる補正を行う。なお、補正量αは、あらかじめ実験や演算等によって決められた値であってもよいし、これまでの運転中に計測された冷却水温度の実績値から経験的に求められるものであってもよい。また、上述したように、ここでの補正処理(ステップS17)は、コントローラ20の補正手段23によって実行される。
このようにして第2検出温度T2が補正されると、コントローラ20は、この補正後の温度値T2+αと、上記ステップS3で取得したエンジン始動時の第2検出温度T20との差、つまり(T2+α)−T20が、あらかじめ定められた閾値Yよりも小さいか否かを判定することにより、サーモスタット17が故障しているか否かを判定する処理を実行する(ステップS19)。
すなわち、サーモスタット17が仮に正常であれば、エンジンの冷間時にはサーモスタット17が閉じられ、ラジエータ15への冷却水の供給がストップされるため、冷却水の温度は比較的速く上昇する。このため、エンジン始動時から時間tが経過した時点で、上記ステップS17で補正された後の温度値T2+αと、エンジン始動時の温度T20との間には、十分大きな温度差(図中のΔTy)が生じるはずである。そこで、コントローラ20は、この温度差ΔTy(=(T2+α)−T20)が所定の閾値Y以上であればサーモスタット17は正常であると判定し、逆に閾値Yより小さい場合には、サーモスタット17は故障していると判定する。なお、上述したように、ここでの判定処理(ステップS19)は、上記コントローラ20の故障判定手段21によって実行される。
上記ステップS19でYESと判定されてサーモスタット17が故障していると判定された場合、コントローラ20は、サーモスタット17が故障していることを乗員等に報知すべく、車室内のインストルメントパネル等に設けられた所定の警報装置(例えば警告ランプ等)を作動させる処理を実行する(ステップS21)。一方、上記ステップS19でNOと判定された場合には、サーモスタット17は正常であるため、上記警報装置を作動させることなく一連のフローを終了する。
上記ステップS17〜S21で説明したように、空調用ヒータ13が作動している場合(ステップS15でYESの場合)には、第2水温センサ12によって検出された第2検出温度T2が、空調用ヒータ13の作動による影響の分だけ上昇補正され、その補正された検出温度T2+αに基づいて、サーモスタット17の故障の有無が判定される。これに対し、上記ステップS15でNOと判定されて空調用ヒータ13が作動していないことが確認された場合、コントローラ20は、エンジン始動時から時間t経過後の第2検出温度T2と、エンジン始動時の第2検出温度T20との差、つまりT2−T20が、所定の閾値Yより小さいか否かを判定することにより、サーモスタット17の故障の有無を判定する(ステップS23)。すなわち、上記空調用ヒータ13が作動していない場合には、上記のような検出温度の補正は行われず、サーモスタット17の故障判定は、上記第2水温センサ12から入力される第2検出温度T2の値をそのまま用いて行われる。そして、その結果に基づいて、警報装置を作動させる(ステップS21)等の処理が実行される。
以上説明したように、当実施形態のサーモスタット17の故障検出装置は、エンジン本体3から導出された冷却水の熱を利用する空調用ヒータ13のヒータコア13Aが途中部に設けられた第1冷却水路5と、この第1冷却水路5から分岐するように延び、その途中部に放熱用のラジエータ15が設けられた第2冷却水路6と、冷却水が所定温度以上のときに開弁して上記第1冷却水路5から第2冷却水路6に冷却水を流入させるサーモスタット17とを備えたエンジンの冷却装置1における上記サーモスタット17の故障を検出するものである。そして、このサーモスタット17の故障検出装置は、上記エンジン本体3からヒータコア13Aへと流れる冷却水の温度を検出する第1水温センサ11と、上記ヒータコア13Aからエンジン本体3へと流れる冷却水の温度を検出する第2水温センサ12と、冷却水の温度が上記サーモスタット17の開弁温度Tsよりも低いエンジンの冷間時に、上記両水温センサ11,12により検出された冷却水の温度(第1および第2の検出温度T1,T2)に基づいて、上記空調用ヒータ13が作動しているか否かを判定するヒータ作動判定手段22と、同じくエンジンの冷間時に、上記第2水温センサ12により検出された冷却水の温度(第2検出温度T2)に基づいて、上記サーモスタット17が故障しているか否かを判定する故障判定手段21と、上記ヒータ作動判定手段22により上記空調用ヒータ13が作動していると判定された場合に、上記故障判定手段21により調べられる冷却水の温度(第2検出温度T2)を、上記空調用ヒータ13の作動による影響を打ち消す方向に補正する補正手段23とを備えている。上記故障判定手段21は、エンジン始動時から所定時間(時間t)が経過した時点で上記補正手段23により補正された冷却水の温度T2+αと、エンジン始動時に検出された上記冷却水の温度T20との差を求め、この温度差ΔTy(=(T2+α)−T20)が予め定められた閾値Yよりも小さい場合に、上記サーモスタット17が故障していると判定する。このような構成のサーモスタット17の故障検出装置によれば、空調用ヒータ13の作動中でも十分な精度でサーモスタット17の故障を検出できるという利点がある。
すなわち、上記実施形態では、ヒータコア13Aの上流側および下流側で検出された第1および第2の検出温度T1,T2に基づいて、空調用ヒータ13が作動しているか否かを判定し、ここで空調用ヒータ13が作動していると判定された場合に、サーモスタット17の故障を判定する故障判定手段21により調べられる冷却水の温度(上記実施形態では第2検出温度T2)を、上記空調用ヒータ13の作動による影響を打ち消す方向に補正するようにしたため、空調用ヒータ13が作動していても、その影響による冷却水の温度低下が原因でサーモスタット17の故障が誤検出されるのを効果的に防止することができ、空調用ヒータ13の作動の有無にかかわらず、常に安定した高い精度でサーモスタット17の故障を検出することができる。
さらに、ヒータコア13Aの上流側および下流側に設けられた2つの水温センサ11,12によって冷却水の温度を検出し、それら2つの検出温度(第1および第2の検出温度T1,T2)に基づいて空調用ヒータ13の作動の有無を判定するようにした上記構成によれば、空調用ヒータ13の作動をより高精度に検出できるという利点がある。
すなわち、エンジンの冷却水温度は、空調用ヒータ13の作動による影響で変化する以外にも、例えば外気温等の他の因子の影響で若干変化することが考えられるが、例えば単一の水温センサで空調用ヒータ13の作動の有無を判定しようとすると、上記のような他の因子の影響により、誤って空調用ヒータ13が作動していると判定してしまうおそれがある。例えば、上述した特許文献1では、このような単一の水温センサを用いた構造が採用されているため(同文献の図1等参照)、空調用ヒータ13の作動の有無を正確に判定できず、その結果、サーモスタット17の故障を誤検出してしまうおそれがある。
これに対し、上記実施形態では、ヒータコア13Aの上流側および下流側で冷却水温度を検出することにより、その検出温度T1,T2の差に基づいて空調用ヒータ13の作動による影響のみを正確に認識できるため、空調用ヒータ13の作動の有無をより高精度に判定することができ、サーモスタット17の故障の誤検出をより効果的に防止できるという利点がある。
特に、上記実施形態では、第1冷却水路5のうちヒータコア13Aよりも所定距離下流側にあたる位置Sに上記第2冷却水路6の下流側端部(つまり下流側配管6Bの出口部)が接続されており、この接続部Sよりも上記ヒータコア13Aの出口部に近い側に、上記第2水温センサ12が設けられているため、空調用ヒータ13の作動時に、その影響によって低下した冷却水の温度を上記ヒータコア13Aの出口部により近い側で検出することができ、空調用ヒータ13の作動の有無をより高精度に判定できるという利点がある。
なお、上記実施形態では、ヒータコア13Aの上流側を流れる冷却水の温度を検出する第1水温センサ11により検出された第1検出温度T1と、ヒータコア13Aの下流側を流れる冷却水の温度を検出する第2水温センサ12により検出された第2検出温度T2とのうち、ヒータコア13Aの下流側で検出された第2検出温度T2に基づいて、サーモスタット17の故障の有無を判定するようにしたが(図3のステップS17,S19,S23参照)、ヒータコア13Aの上流側で検出された第1検出温度T1に基づいてサーモスタット17の故障判定を行うことも当然に可能である。このように、第1検出温度T1に基づいてサーモスタット17の故障判定を行う場合は、図3のステップS17,S19,S23における処理式中のT2およびT20が、T1およびT10に変わるだけで、基本的な制御の流れは同様である。なお、サーモスタット17が故障したときに現れる温度値の挙動が、第1検出温度T1と第2検出温度T2とで若干異なることが考えられるが、このような場合は、ステップS17での補正量αやステップS19,S23での閾値Yを必要に応じて変更すればよい。
さらに、上記両検出温度T1,T2の両方の値に基づいて、サーモスタット17の故障の有無を判定することも可能である。例えば、エンジン始動時からの第1検出温度T1の上昇幅と、第2検出温度T2の上昇幅とが、それぞれ所定の閾値より小さいか否かを判定し、両方の条件が成立した場合に、サーモスタット17が故障していると判定することができる。
本発明にかかるサーモスタットの故障検出装置が適用されたエンジンの冷却系を概略的に示す図である。 冷却水温度の時間変化をヒータコアおよびサーモスタットの状態別に示した温度特性図である。 上記サーモスタットの故障検出装置により行われる制御動作の具体的内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 (エンジンの)冷却装置
3 エンジン本体
5 第1冷却水路
6 第2冷却水路
11 第1水温センサ(第1水温検出手段)
12 第2水温センサ(第2水温検出手段)
13A ヒータコア
15 ラジエータ
17 サーモスタット
21 故障判定手段
22 ヒータ作動判定手段
23 補正手段
T1 第1検出温度(第1水温センサによる検出温度)
T2 第2検出温度(第2水温センサによる検出温度)
Ts (サーモスタットの)開弁温度

Claims (3)

  1. エンジン本体から導出された冷却水の熱を利用する空調用ヒータのヒータコアが途中部に設けられた第1冷却水路と、この第1冷却水路から分岐するように延び、その途中部に放熱用のラジエータが設けられた第2冷却水路と、冷却水が所定温度以上のときに開弁して上記第1冷却水路から第2冷却水路に冷却水を流入させるサーモスタットとを備えたエンジンの冷却装置における上記サーモスタットの故障を検出する装置であって、
    上記エンジン本体からヒータコアへと流れる冷却水の温度を検出する第1水温検出手段と、
    上記ヒータコアからエンジン本体へと流れる冷却水の温度を検出する第2水温検出手段と、
    冷却水の温度が上記サーモスタットの開弁温度よりも低いエンジンの冷間時に、上記両検出手段により検出された冷却水の温度に基づいて、上記空調用ヒータが作動しているか否かを判定するヒータ作動判定手段と、
    同じくエンジンの冷間時に、上記両検出手段のうち少なくとも一方により検出された冷却水の温度に基づいて、上記サーモスタットが故障しているか否かを判定する故障判定手段と、
    上記ヒータ作動判定手段により上記空調用ヒータが作動していると判定された場合に、上記故障判定手段により調べられる冷却水の温度を、上記空調用ヒータの作動による影響を打ち消す方向に補正する補正手段とを備え
    上記故障判定手段は、エンジン始動時から所定時間が経過した時点で上記補正手段により補正された冷却水の温度と、エンジン始動時に検出された上記冷却水の温度との差を求め、この温度差が予め定められた閾値よりも小さい場合に、上記サーモスタットが故障していると判定することを特徴とするサーモスタットの故障検出装置。
  2. 請求項1記載のサーモスタットの故障検出装置において、
    上記第1冷却水路のうちヒータコアよりも所定距離下流側に上記第2冷却水路の下流側端部が接続されており、この接続部よりも上記ヒータコアの出口部に近い側に、上記第2水温検出手段が設けられたことを特徴とするサーモスタットの故障検出装置。
  3. エンジン本体から導出された冷却水の熱を利用する空調用ヒータのヒータコアが途中部に設けられた第1冷却水路と、この第1冷却水路から分岐するように延び、その途中部に放熱用のラジエータが設けられた第2冷却水路と、冷却水が所定温度以上のときに開弁して上記第1冷却水路から第2冷却水路に冷却水を流入させるサーモスタットとを備えたエンジンの冷却装置における上記サーモスタットの故障を検出する方法であって、
    上記エンジン本体からヒータコアへと流れる冷却水の温度を検出する第1水温検出手段から温度値を取得する第1のステップと、
    上記ヒータコアからエンジン本体へと流れる冷却水の温度を検出する第2水温検出手段から温度値を取得する第2のステップと、
    冷却水の温度が上記サーモスタットの開弁温度よりも低いエンジンの冷間時に、上記両検出手段により検出された冷却水の温度に基づいて、上記空調用ヒータが作動しているか否かを判定する第3のステップと、
    同じくエンジンの冷間時に、上記両検出手段のうち少なくとも一方により検出された冷却水の温度に基づいて、上記サーモスタットが故障しているか否かを判定する第4のステップと、
    上記第3のステップで上記空調用ヒータが作動していると判定された場合に、上記第4のステップにおいて調べられる冷却水の温度を、上記空調用ヒータの作動による影響を打ち消す方向に補正する第5のステップとを含み、
    上記第4のステップでは、エンジン始動時から所定時間が経過した時点で上記第5のステップで補正された冷却水の温度と、エンジン始動時に検出された上記冷却水の温度との差を求め、この温度差が予め定められた閾値よりも小さい場合に、上記サーモスタットが故障していると判定することを特徴とするサーモスタットの故障検出方法。
JP2008170843A 2008-06-30 2008-06-30 サーモスタットの故障検出装置および方法 Expired - Fee Related JP5206160B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008170843A JP5206160B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 サーモスタットの故障検出装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008170843A JP5206160B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 サーモスタットの故障検出装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010007631A JP2010007631A (ja) 2010-01-14
JP5206160B2 true JP5206160B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=41588400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008170843A Expired - Fee Related JP5206160B2 (ja) 2008-06-30 2008-06-30 サーモスタットの故障検出装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5206160B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109539473A (zh) * 2018-10-15 2019-03-29 平安科技(深圳)有限公司 空调系统的故障类型确定方法、电子设备

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5834452B2 (ja) * 2011-04-06 2015-12-24 トヨタ自動車株式会社 冷却系の異常判定装置
CN104246166B (zh) * 2012-05-11 2016-10-12 日产自动车株式会社 恒温器故障检测装置以及恒温器故障检测方法
JP6028708B2 (ja) * 2013-10-17 2016-11-16 トヨタ自動車株式会社 車両
JP6160646B2 (ja) * 2015-03-27 2017-07-12 トヨタ自動車株式会社 エンジンの冷却装置
JP6418112B2 (ja) * 2015-09-09 2018-11-07 株式会社デンソー 診断装置
JP7238614B2 (ja) * 2019-01-24 2023-03-14 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
CN112664311B (zh) * 2020-12-23 2022-08-26 潍柴动力股份有限公司 一种节温器卡滞的检测方法、检测系统及车辆
CN112761773B (zh) * 2021-01-26 2022-07-01 联合汽车电子有限公司 一种节温器故障诊断方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69935923T2 (de) * 1999-08-05 2008-01-10 Nippon Thermostat Co. Ltd., Kiyose Kühlungsregler für eine brennkraftmaschine
JP4174954B2 (ja) * 2000-04-06 2008-11-05 株式会社デンソー 内燃機関のサーモスタット故障検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109539473A (zh) * 2018-10-15 2019-03-29 平安科技(深圳)有限公司 空调系统的故障类型确定方法、电子设备
CN109539473B (zh) * 2018-10-15 2021-09-28 平安科技(深圳)有限公司 空调系统的故障类型确定方法、电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010007631A (ja) 2010-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5206160B2 (ja) サーモスタットの故障検出装置および方法
JP4661767B2 (ja) エンジン冷却系の故障診断装置
JP4883225B2 (ja) 車両の冷却装置
JP3932035B2 (ja) 内燃機関の冷却系の異常診断装置
US7757649B2 (en) Controller, cooling system abnormality diagnosis device and block heater determination device of internal combustion engine
JP3896288B2 (ja) 冷却系の温度推定装置
US20100031646A1 (en) Abnormality diagnosis device for exhaust heat recovery equipment
JP2010065671A (ja) 車両用冷却システムの故障診断装置
JP3849707B2 (ja) 筒内噴射式内燃機関の制御装置
US20160281586A1 (en) Cooling system for engine
US8695552B2 (en) Temperature control system for internal combustion engine
JP2010112321A (ja) 車両用冷却システムの異常診断装置
JP5839021B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP4127471B2 (ja) 内燃機関の冷却系制御装置
JP5858026B2 (ja) 内燃機関の故障診断装置および内燃機関の故障診断方法
JP4883324B2 (ja) 車両用熱交換システム
JP4677973B2 (ja) エンジン冷却系の故障診断装置
JP2008298059A (ja) 内燃機関の冷却系異常診断装置及びブロックヒータ判定装置
JP2010007569A (ja) エンジンの冷却判定方法及びその判定システム
JP2001349218A (ja) 内燃機関のサーモスタット故障検出装置
JPH11117799A (ja) エンジン冷却系故障検出装置
JP2008051019A (ja) 内燃機関の排気熱回収装置
JP6040908B2 (ja) 車両
JP5878052B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2008298058A (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5206160

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees