JP5205318B2 - インターリーブ型スイッチング電源 - Google Patents

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Description

本発明は、インターリーブ型スイッチング電源に関し、特に、2つの臨界型昇圧チョッピングコンバータを並列に接続した場合に好適なインターリーブ型スイッチング電源に関する。
例えば、従来、この種のインターリーブ型スイッチング電源としては、図10に示すようなものが知られている。同図に示すように、このインターリーブ型スイッチング電源は、並列接続された2つの昇圧チョッパ回路101および102を有し、昇圧チョッパ回路101は、インダクタL101とスイッチング素子Q101とダイオードD101とをT型接続し、昇圧チョッパ回路102は、インダクタL102とスイッチング素子Q102とダイオードD102とをT型接続して構成されている。
このインターリーブ型スイッチング電源は、商用電源の交流を整流回路110で整流して得られる脈流を、制御部120による制御の下で、昇圧チョッパ回路101、102によりそれぞれ昇圧チョッピングし、それらの出力をキャパシタC101で平滑して負荷に供給するようになっており、商用電源の交流はラインフィルタ130を通じて供給される。
制御部120は、分圧抵抗R101、R102によって得られる昇圧チョッパ回路101、102の入力電圧の検出値ea、電流検出抵抗R100によって得られる昇圧チョッパ回路101、102の入力電流の検出値ecおよび分圧抵抗R103、R104によって得られるキャパシタC101の出力電圧の検出値ebに基づく制御信号G1、G2で、スイッチング素子Q101、Q102をそれぞれ制御する。
制御部120は、図11に示すように、誤差増幅器201で基準値Vrefと出力電圧検出値ebとの差を増幅し、乗算器202で入力電圧検出値eaと誤差増幅出力Vcとを乗算し、増幅器203で乗算器202の出力信号Vmと入力電流検出値ecとの差を増幅し、この増幅出力を、比較器214、224で鋸歯状波発生器215、225の出力とそれぞれ比較することにより、パルス幅変調された制御信号G1、G2をそれぞれ得るようになっている。また、鋸歯状波発生器215、225の間には遅延回路230が設けられ、鋸歯状波発生器215、225の出力に位相差を生じさせるようになっている。
遅延回路230は、例えば、図12に示すように、比較器232で、鋸歯状波発生器215の鋸歯状波を基準電圧Vrの分圧抵抗R105、R106による分圧値Vsと比較し、比較出力信号をキャパシタC102と抵抗R107にからなる微分回路で微分し、この微分出力信号で、鋸歯状波発生器225出力端に接続されたトランジスタQ103を駆動するようになっている。
この遅延回路230の働きにより、図13に示すように、鋸歯状波発生器215の出力電圧(鋸歯状波1)が電圧Vsを超えるタイミングSごとに、鋸歯状波発生器225の出力電圧(鋸歯状波2)がリセットされる。これによって、鋸歯状波2の周期が鋸歯状波1と同一化されるとともに、位相が鋸歯状波1に対して遅延される。遅延量は電圧Vsに対応する。電圧Vsは遅延量が1/2周期となるように設定される。鋸歯状波1、2が1/2周期の位相差を持つことにより、制御部120の制御信号G1、G2は、図14に示すように、1/2周期の位相差を持つパルス幅変調信号となる。
特開2006−136046号公報
しかしながら、上記従来例のインターリーブ型スイッチング電源では、乗算器や鋸歯状波発生器、遅延回路等を必要とするために、制御系の構成が複雑になるという問題があった。
そこで、本発明は、上述の課題を鑑みてなされたものであり、簡易な構成で制御系を実現するとともに、効率のよいインターリーブ型スイッチング電源を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、商用電源を整流する整流回路(例えば、図1の整流回路10に相当)と、前記整流回路の出力をそれぞれ昇圧チョッピングする2個の臨界型昇圧チョッピングコンバータと、該臨界型昇圧チョッピングコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出回路(例えば、図1の出力電圧検出回路50に相当)とからなるインターリーブ型スイッチング電源において、前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータが、前記整流回路の出力に接続され、チョーク巻線と制御巻線とからなるトランス(例えば、図1のトランス20に相当)と、該トランスの他端と接地間に設けられたスイッチング素子(例えば、図3のスイッチング素子Q31に相当)と、該スイッチング素子のオン/オフを制御する制御回路(例えば、図1の制御回路30aおよび30bに相当)とを備え、第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの前記制御巻線の電圧により前記第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子のオンタイミングを生成し、第2の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、前記第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフしたタイミングで、前記第2の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子のオンタイミングを生成することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、2個の臨界型昇圧チョッピングコンバータが、トランスの他端と接地間に設けられたスイッチング素子のオン/オフを制御する制御回路を備え、第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御巻線の電圧により第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子のオンタイミングを生成し、第2の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフしたタイミングで、第2の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子のオンタイミングを生成する。したがって、例えば、第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子におけるゲートパルスをモニターし、このゲートパルスが閉じたタイミングで第2の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子のオンタイミングを生成することができるため、極めて簡易な構成で制御可能なインターリーブ型スイッチング電源を実現することができる。
(2)本発明は、(1)のインターリーブ型スイッチング電源について、前記第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフしたタイミングを前記制御巻線の電圧を利用し、検出することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフしたタイミングを制御巻線の信号を利用し、検出するため、極めて簡易な構成で制御可能なインターリーブ型スイッチング電源を実現することができる。
(3)本発明は、商用電源を整流する整流回路(例えば、図1の整流回路10に相当)と、前記整流回路の出力をそれぞれ昇圧チョッピングするk(3≦k≦n)の臨界型昇圧チョッピングコンバータと、該臨界型昇圧チョッピングコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出回路(例えば、図1の出力電圧検出回路50に相当)とからなるインターリーブ型スイッチング電源において、前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータが、前記整流回路の出力に接続され、チョーク巻線と制御巻線とからなるトランス(例えば、図1のトランス20に相当)と、該トランスの他端と接地間に設けられたスイッチング素子(例えば、図3のスイッチング素子Q31に相当)と、該スイッチング素子のオン/オフを制御する制御回路(例えば、図1の制御回路30aおよび30bに相当)を備え、第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータの前記制御回路に、第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフするタイミングで、第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子のオンタイミングを供給することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、整流回路の出力をそれぞれ昇圧チョッピングするk(3≦k≦n)の臨界型昇圧チョッピングコンバータを備えたインターリーブ型スイッチング電源において、第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータの前記制御回路に、第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフするタイミングで、第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子のオンタイミングを供給する。したがって、臨界型昇圧チョッピングコンバータを組み合わせることで、3個以上の臨界型昇圧チョッピングコンバータからなるインターリーブ型スイッチング電源についても簡単に構成することができる。
(4)本発明は、(3)のインターリーブ型スイッチング電源について、前記第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフしたタイミングを前記第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの前記制御巻線の電圧を利用し、検出することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフしたタイミングを第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御巻線の電圧を利用し、検出する。したがって、3個以上の臨界型昇圧チョッピングコンバータからなるインターリーブ型スイッチング電源においても、極めて簡易な構成で制御を行うことができる。
(5)本発明は、(1)から(4)のインターリーブ型スイッチング電源について、前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータにおけるスイッチング素子のオン幅が同一になるように制御することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータにおけるスイッチング素子のオン幅が同一になるように制御する。一般に、インターリーブ型スイッチング電源では、マスター側のオンタイミングは、チョークコイルの電流がゼロになったことを検出して行うが、スレーブ側は、チョークコイルの電流値によらず、マスター側から強制的にオンされる場合がある。しかし、本発明のように、それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータにおけるスイッチング素子のオン幅が同一になるように制御すれば、スレーブ側も必ずチョークコイルの電流がゼロになった時点でオンできる。
(6)本発明は、(5)のインターリーブ型スイッチング電源について、前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータのオン時間設定端子を共通になるように接続し、同一の電圧で制御を行うことを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータのオン時間設定端子を共通になるように接続し、同一の電圧で制御を行うオン時間設定回路を有する。したがって、それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子を交互にオン状態とするとともに、オン時間の幅を双方で揃えることができるため、簡単な構成で、効率のよい電源を実現することができる。
(7)本発明は、(5)のインターリーブ型スイッチング電源について、前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータのうち、任意の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、他の制御回路に前記任意の臨界型昇圧チョッピングコンバータのオン時間幅を伝達し、前記他の制御回路が伝達されたオン時間幅でスイッチング素子を制御することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源。
この発明によれば、それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータのうち、任意の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、他の制御回路に任意の臨界型昇圧チョッピングコンバータのオン時間幅を伝達し、他の制御回路が伝達されたオン時間幅でスイッチング素子を制御する。つまり、本発明では、多段で接続されたインターリーブ型スイッチング電源において、いずれか1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路がマスターとなり、他のスレーブとなる臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路にマスターとなる臨界型昇圧チョッピングコンバータのオン幅を伝達する。したがって、マスター側とスレーブ側とで異なった制御ICを用いている場合であっても、マスターとなる任意の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、他の制御回路にマスターとなる任意の臨界型昇圧チョッピングコンバータのオン時間幅を伝達することから、すべてのスイッチング素子のオン時間の幅を双方で揃えることができるため、簡単な構成で、効率のよい電源を実現することができる。
(8)本発明は、(5)のインタースリーブ型スイッチング電源において、前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータのうち、第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路にオン幅を伝達し、前記第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が伝達されたオン幅でスイッチング素子を制御することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータのうち、k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路にオン幅を伝達し、第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が伝達されたオン幅でスイッチング素子を制御する。つまり、本発明では、多段で接続されたインターリーブ型スイッチング電源において、1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が隣接する臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路との間で、それぞれマスターとスレーブの関係を有して、マスター側の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路がスレーブ側の制御回路にオン幅を伝達する。また、スレーブであった臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が次に、マスターとなり、順次、隣接する制御回路にオン幅を伝達する。したがって、それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータが異なった制御ICを用いている場合であっても、k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路にオン幅を伝達することから、すべてのスイッチング素子のオン時間の幅を双方で揃えることができるため、簡単な構成で、効率のよい電源を実現することができる。
(9)本発明は、(6)のインターリーブ型スイッチング電源において、前記オン時間設定回路が設定端子(例えば、図3のFBに相当)の電圧値に応じて、オン時間を設定することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、オン時間設定回路が設定端子の電圧値に応じて、オン時間を設定する。したがって、設定端子の電圧値を制御することにより、簡単な構成で、効率のよい電源を実現することができる。
(10)本発明は、(6)のインターリーブ型スイッチング電源において、前記オン時間設定回路が設定端子(例えば、図3のFBに相当)の電流値に応じて、オン時間を設定することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、オン時間設定回路が設定端子の電流値に応じて、オン時間を設定する。したがって、設定端子の電流値を制御することにより、簡単な構成で、効率のよい電源を実現することができる。
(11)本発明は、(9)のインターリーブ型スイッチング電源において、前記設定端子が電流源(例えば、図3の定電流源32に相当)と一端をグラウンドに接続された抵抗(例えば、図3のR31に相当)の間に設けられ、さらに、前記出力電圧検出回路の出力端子が接続され、前記出力電圧検出回路が、基準電圧(例えば、図1のVcに相当)と、前記出力電圧とを比較する比較器(例えば、図1のOP1に相当)で構成され、前記出力電圧が前記基準電圧よりも高いときに、比較結果に応じた電流を前記設定端子から引き抜くことを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、設定端子が定電流源と一端をグラウンドに接続された抵抗の間に設けられ、さらに、出力電圧が基準電圧よりも高いときに、比較結果に応じた電流を設定端子から引き抜く。したがって、設定端子に出力電圧の変動に対応した電圧値が設定されるため、簡単な構成で、効率のよい電源を実現することができる。
(12)本発明は、(9)のインターリーブ型スイッチング電源において、前記設定端子が電流源(例えば、図3の定電流源32に相当)と一端をグラウンドに接続された抵抗(例えば、図3のR31に相当)の間に設けられ、さらに、前記出力電圧検出回路の出力端子が接続され、前記出力電圧検出回路が、基準電圧と、前記出力電圧とを比較する比較器で構成され、前記出力電圧が前記基準電圧よりも低いときに、比較結果に応じた電流を前記設定端子に供給することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源を提案している。
この発明によれば、設定端子が定電流源と一端をグラウンドに接続された抵抗の間に設けられ、さらに、出力電圧が基準電圧よりも低いときに、比較結果に応じた電流を設定端子に供給する。したがって、設定端子に出力電圧の変動に対応した電圧値が設定されるため、簡単な構成で、効率のよい電源を実現することができる。
本発明によれば、インターリーブ型スイッチング電源において、簡易な構成で制御系を実現することができるという効果がある。また、臨界型昇圧チョッピングコンバータを複数組み合わせて構成することから、個々のチョークコイルを小型化でき、電源全体を薄型にすることができるという効果がある。さらに、入力のスイッチングリップル電流を低減することができるため、フィルタの構成を簡素化してコストの低減を図ることができるという効果がある。
また、チョークコイルを流れる三角波状の電流の傾きは、素子の特性によりばらつきがあるが、本発明によれば、マスター側およびスレーブ側のスイッチング素子のオン幅が同じになるように制御するため、チョークコイルの電流がゼロ以外の点ところで、スレーブ側のスイッチング素子がオンすることがないという効果がある。
第1の実施形態に係るインターリーブ型スイッチング電源の一例を示す接続図である。 第1の実施形態に係るインターリーブ型スイッチング電源の変形例を示す接続図である。 第1の実施形態に係る制御回路の構成図である。 第1の実施形態に係るFB端子の電圧(VFB)とスイッチング素子のオン時間幅(TON)との関係を示す図である。 第1の実施形態に係るマスター側およびスレーブ側の動作波形を示す図である。 第1の実施形態の変形例に係るマスター側制御回路の構成図である。 第1の実施形態の変形例に係るスレーブ側制御回路の構成図である。 第2の実施形態に係るインターリーブ型スイッチング電源の一例を示す接続図である。 第2の実施形態に係るインターリーブ型スイッチング電源の変形例を示す接続図である。 従来例に係る電源の構成を示す図である。 従来例に係る制御部の電気的構成を示す図である。 従来例に係る遅延回路の電気的構成を示す図である。 従来例に係る鋸歯状波発生器の出力信号を示す図である。 従来例に係る鋸歯状波と制御信号との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1の実施形態>
図1および図3から図5を用いて、本発明に係る第1の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、2つの臨界型昇圧チョッピングコンバータからなるインターリーブ型スイッチング電源を例示して説明する。
<インターリーブ型スイッチング電源の構成>
本実施形態に係るインターリーブ型スイッチング電源は、主として、図1に示すように、整流回路10と、チョークコイルL1および制御巻線L2とからなるトランス20と、マスター側制御回路30aと、スレーブ側制御回路30bと、トリガ伝達回路40と、出力電圧検出回路50とから構成されている。
整流回路10は、商用電源の交流を全波整流して得られる脈流をトランス20およびチョークコイルL3に供給する。トランス20は、後述する制御回路30内のスイッチング素子がオンの場合に、負荷に電力を供給するのと同時に、入出力の電圧差に相当するエネルギーをチョークコイルL1、L3に蓄積し、スイッチング素子がオフの場合に、チョークコイルL1、L3に蓄積したエネルギーを負荷に供給する。制御巻線L2は、チョークコイルL1を流れる電流に対応した信号を制御回路30のVZ端子に供給する。この信号は、制御回路30におけるスイッチング素子をオンするためのトリガ信号となる。
マスター側制御回路30aおよびスレーブ側制御回路30bは、VZ端子およびFB端子に入力される信号により、スイッチング素子のオンタイミングとオン時間幅とを制御する。なお、詳細については、後述する。トリガ伝達回路40は、制御巻線L2から出力される信号を利用して、マスター側のオフタイミングで、スレーブ側の制御回路にオントリガを供給する。これにより、2つのスイッチング素子を交互にオン状態とすることができる。
出力電圧検出回路50は、出力電圧を検出するための抵抗R1、R2と、基準電圧源Vcと、出力電圧を抵抗R1、R2で分圧した分圧値をマイナス入力に、基準電圧Vcをプラス入力に接続し、フィードバック抵抗R3を有するオペアンプOP1とから構成されている。出力電圧検出回路50の出力は、制御回路30のFB端子に接続され、出力電圧の分圧値が基準電圧よりも高くなると、両者の電位差に応じた電流をFB端子から引き抜くように動作する。
<制御回路の構成>
本実施形態に係る制御回路は、図3に示すように、スイッチング素子Q31と、ON/OFF時間設定回路31と、定電流源32と、抵抗R31とから構成されており、FB端子、VZ端子を有している。
スイッチング素子Q31は、ON/OFF時間設定回路31からの出力信号により、オン/オフ動作を行う。具体的には、VDS−GND間をオープン状態、ショート状態とする。
ON/OFF時間設定回路31は、FB端子およびVZ端子に接続され、VZ端子に接続される制御巻線L2からの信号により、スイッチング素子Q31をオンとするトリガを得るとともに、FB端子の電圧値に応じて、スイッチング素子Q31のオン時間幅を決定し、これに準じた信号をスイッチング素子Q31に供給する。
図4は、FB端子の電圧(VFB)とスイッチング素子Q31のオン時間幅(TON)との関係を示したものである。図3によれば、例えば、FB端子の電圧(VFB)が「1.5V」のときは、スイッチング素子Q31のオン時間幅(TON)は、「0」に設定され、FB端子の電圧(VFB)の電圧の上昇とともに、スイッチング素子Q31のオン時間幅(TON)が大きくなり、FB端子の電圧(VFB)が「4.5V」以上になると、スイッチング素子Q31のオン時間幅(TON)が、一定値に固定される。なお、上記では、FB端子の電圧値とスイッチング素子Q31のオン時間幅とを関連付けて説明したが、これに限らず、FB端子の電流値とスイッチング素子Q31のオン時間幅とを関連付けてもよい。
ここで、FB端子には、定電流源32と抵抗R31とが接続されるとともに、前述の出力電圧検出回路50の出力も接続されている。したがって、出力電圧の分圧値が基準電圧と略等しい場合には、FB端子の電圧値は、定電流源32と抵抗R31とで得られる一定の電圧となり、スイッチング素子Q31のオン時間幅(TON)は、ある一定の幅となるが、出力電圧の分圧値が基準電圧よりも高くなると、出力電圧検出回路50の出力は、両者の電位差に応じた電流をFB端子から引き抜くように動作するため、FB端子の電圧値が低下して、スイッチング素子Q31のオン時間幅(TON)が、FB端子の電圧値が低下に応じて、狭くなる。したがって、出力電圧の変動に応じて、FB端子の電圧を制御することにより、簡単な構成で、スイッチング素子Q31のオン時間幅(TON)を適切にコントロールすることができる。
<インターリーブ型スイッチング電源の動作>
次に、図5の動作波形を参照しながら、本実施形態に係るインターリーブ型スイッチング電源の動作について、説明する。
図5において、上側の波形群は、マスター側の動作波形を示し、下側の波形群は、スレーブ側の動作波形を示している。また、図中、VDSは、図3に示したスイッチング素子Q31のソース−ドレイン間の電圧波形を示している。さらに、同図では、VZの電圧波形が「Hi」から「Low」に遷移したときに、スイッチング素子Q31のオントリガが発生することを示している。
まず、マスター側の動作から見てみると、VZ信号は、チョーク電流がピークになると「Low」から「Hi」に遷移し、チョーク電流が、ある所定値を横切ると、「Hi」から「Low」に遷移して、この状態をチョーク電流がピークに達するまで、維持する。
一方、VZ信号が「Hi」から「Low」に遷移したとき、スイッチング素子Q31のオントリガが発生することから、VDSは、VZが「Hi」レベルのときは、「Hi」レベル、すなわち、スイッチング素子Q31がオフ状態であり、VZが「Hi」から「Low」に遷移したとき、スイッチング素子Q31をオンさせ、VDSを「Low」レベルとする。
次に、スレーブ側のVZ信号には、図5のB)に示すように、マスター側のVZ信号を位相反転した信号が入力される。したがって、マスター側のVZ信号が「Low」から「Hi」に遷移するとき、「Hi」から「Low」に遷移し、スイッチング素子Q31をオンさせ、VDSを「Low」レベルとする。
なお、VZ信号が「Low」から「Hi」に遷移しても、スレーブ側のVDSは、「Low」レベル、すなわち、スイッチング素子Q31のオン状態をしばらく維持しているが、これは、FB端子電圧によって、スイッチング素子Q31のオン時間幅をマスター側と同一にする機能が働いているためである。
したがって、本実施形態によれば、インターリーブ型スイッチング電源において、簡易な構成で制御系を実現することができる。また、臨界型昇圧チョッピングコンバータを2つ組み合わせて構成することから、個々のチョークコイルを小型化でき、電源全体を薄型にすることができる。さらに、2つの臨界型昇圧チョッピングコンバータのオン時間をそろえることができるため、入力のスイッチングリップル電流を低減することができ、フィルタの構成を簡素化してコストの低減を図ることができる。
<第1の実施形態の変形例>
第1の実施形態においては、マスター側の制御巻線L2により、チョークコイルL1を流れる電流に対応した信号をマスター側制御回路30aが検出し、これをトリガ伝達回路40を介して、スレーブ側制御回路30bにおけるスイッチング素子をオンするためのトリガ信号とする例について述べたが、本変形例では、マスター側制御回路60aにおけるスイッチング素子がオフしたタイミングで、スレーブ側制御回路60bにおけるスイッチング素子をオンするタイミングを生成している。
具体的には、図2に示すように、マスター側制御回路60aにオン幅伝達出力端子とオントリガ伝達出力端子を備えるとともに、スレーブ側制御回路60bにオン幅伝達入力端子とオントリガ伝達入力端子を備え、マスター側制御回路60aが、スレーブ側制御回路60bにマスター側制御回路60aで検出したオントリガとオン幅(オン時間幅)を伝達し、スレーブ側制御回路が伝達されたオン時間幅でスイッチング素子を制御するようにしている。
つまり、本発明は、2つの臨界型昇圧チョッピングコンバータのオン時間幅が同じになるように制御することが目的であり、その方法としては、図1に示すように、オン時間幅を設定するマスター側制御回路30aのFB端子とスレーブ側制御回路30bのFB端子を共通になるように接続してもよいし、あるいは、図2に示すように、マスター側制御回路60aからスレーブ側制御回路60bにオン時間幅を伝達するようにしてもよい。
<制御回路の構成>
図6および図7を用いて、本変形例に係るマスター側制御回路60aの構成とスレーブ側の構成について、詳細に説明する。
<マスター側制御回路の構成>
図6に示すように、マスター側制御回路60aの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、ON/OFF時間設定回路31の出力に接続されたオントリガ伝達出力端子とオン幅伝達出力端子とを有している点において、相違している。
マスター側制御回路60aは、ON/OFF時間設定回路31によって、Vz端子およびFB端子から入力される信号によりスイッチング素子Q31のオンタイミングとオン時間幅とを制御する。また、ON/OFF時間設定回路31から出力される信号をオントリガ伝達出力端子およびオン幅伝達出力端子に出力する。
<スレーブ側制御回路の構成>
図7に示すように、スレーブ側制御回路60bは、スレーブ側のスイッチング素子Q32と、ON時間計測回路33と、ディレイ回路34とから構成されている。また、ON時間計測回路33は、オン幅伝達入力端子に接続され、ディレイ回路34は、オントリガ伝達入力端子に接続されている。
ON時間計測回路33は、マスター側制御回路60aのオン幅伝達出力端子から出力される信号をオン幅伝達入力端子で入力し、入力した信号に基づいて、マスター側と等しいON時間幅をスレーブ側で生成する。
ディレイ回路34は、マスター側制御回路60aのオントリガ伝達出力端子から出力される信号をオントリガ伝達入力端子で入力することにより、ON時間計測回路33から出力されるON時間幅に所望のディレイ時間を与えて、マスター側のスイッチング素子のオフタイミング時に、ON時間計測回路33から出力される信号をスレーブ側のスイッチング素子Q32のゲートに出力することによって、スレーブ側のスイッチング素子Q32の恩タイミングを制御する。
したがって、本変形例によれば、このような形態とすることにより、マスター側とスレーブ側とで異なった制御ICを用いている場合であっても、マスター側制御回路60aが、スレーブ側制御回路60bにマスター側制御回路60aで検出したオン時間幅を伝達することができることから、すべてのスイッチング素子のオン時間の幅を双方で揃えることができるため、簡単な構成で、各チョークコイルの電流がよりゼロに近いところで各スイッチング素子がオンする為、効率のよい電源を実現することができる。
<第2の実施形態>
図8を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、3組以上の臨界型昇圧チョッピングコンバータを組み合わせたインターリーブ型スイッチング電源を例示するものである。
本実施形態は、第1の実施形態に対して、トランス20の制御巻線がL2とL2´で構成され、制御巻線L2の巻線電圧が制御回路30aのVZ端子に、制御巻線L2´の巻線電圧が制御回路30bのVZ端子に供給されている。また、制御巻線L4を備え、制御巻線L4の巻線電圧が第3の臨界型チョッピングコンバータの制御回路30cのVZ端子に供給されている。なお、上記の構成にならえば、臨界型チョッピングコンバータをいくつでも組み合わせることが可能である。
したがって、本実施形態によれば、上記のように、各制御回路のVZ端子に巻線電圧を供給することにより、3個以上の臨界型昇圧チョッピングコンバータを組み合わせたインターリーブ型スイッチング電源を簡単に実現することができる。
なお、本発明は、すべての臨界型チョッピングコンバータのオン時間幅が同じになるように、制御することが目的であり、その方法として、図8に示すように、制御回路30a、30b、30cのすべてのFB端子を共通になるように接続してもよいし、あるいは、図9に示すように、制御回路70aから70bに、制御回路70bから70cにオン時間幅を伝達するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
10;整流回路
20;トランス
30a、30b、30c;制御回路
31;ON/OFF時間設定回路
32;定電流源
33;ON時間計測回路
34;ディレイ回路
40;トリガ伝達回路
50;出力電圧検出回路
60a、60b;制御回路
70a、70b、70c;制御回路
C1、C2;平滑コンデンサ
D1、D2;平滑ダイオード
L1、L3;チョークコイル
L2;制御巻線
OP1;オペアンプ
Q31;スイッチング素子(マスター側)
Q32;スイッチング素子(スレーブ側)
R1、R2、R3、R31;抵抗
Vc;基準電圧

Claims (12)

  1. 商用電源を整流する整流回路と、前記整流回路の出力をそれぞれ昇圧チョッピングする2個の臨界型昇圧チョッピングコンバータと、該臨界型昇圧チョッピングコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出回路とからなるインターリーブ型スイッチング電源において、
    前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータが、
    前記整流回路の出力に接続され、チョーク巻線と制御巻線とからなるトランスと、
    該トランスの他端と接地間に設けられたスイッチング素子と、
    該スイッチング素子のオン/オフを制御する制御回路を備え、
    第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの前記制御巻線の電圧により前記第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子のオンタイミングを生成し、第2の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、前記第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフしたタイミングで、前記第2の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子のオンタイミングを生成することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源。
  2. 前記第1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフしたタイミングを前記制御巻線の電圧を利用し、検出することを特徴とする請求項1に記載のインターリーブ型スイッチング電源。
  3. 商用電源を整流する整流回路と、前記整流回路の出力をそれぞれ昇圧チョッピングするk(3≦k≦nの正の整数)個の臨界型昇圧チョッピングコンバータと、該臨界型昇圧チョッピングコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出回路とからなるインターリーブ型スイッチング電源において、
    前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータが、
    前記整流回路の出力に接続され、チョーク巻線と制御巻線とからなるトランスと、
    該トランスの他端と接地間に設けられたスイッチング素子と、
    該スイッチング素子のオン/オフを制御する制御回路を備え、
    第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータの前記制御回路に、第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフするタイミングで、第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子のオンタイミングを供給することを特徴とするインターリーブ型スイッチング電源。
  4. 前記第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータのスイッチング素子がオフしたタイミングを前記第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの前記制御巻線の電圧を利用し、検出することを特徴とする請求項3に記載のインターリーブ型スイッチング電源。
  5. 前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータにおけるスイッチング素子のオン幅が同一になるように制御することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のインターリーブ型スイッチング電源。
  6. 前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータの時間設定端子を共通になるように接続し、同一の電圧で制御を行うことを特徴とする請求項5に記載のインターリーブ型スイッチング電源。
  7. 前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータのうち、任意の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、他の制御回路に前記任意の臨界型昇圧チョッピングコンバータのオン幅を伝達し、前記他の制御回路が伝達されたオン幅でスイッチング素子を制御することを特徴とする請求項5に記載のインターリーブ型スイッチング電源。
  8. 前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータのうち、第k−1の臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路にオン幅を伝達し、前記第kの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が伝達されたオン幅でスイッチング素子を制御することを特徴とする請求項5に記載のインターリーブ型スイッチング電源。
  9. 前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、設定端子の電圧値に応じて、オン時間を設定することを特徴とする請求項6に記載のインターリーブ型スイッチング電源。
  10. 前記それぞれの臨界型昇圧チョッピングコンバータの制御回路が、設定端子の電流値に応じて、オン時間を設定することを特徴とする請求項6に記載のインターリーブ型スイッチング電源。
  11. 前記設定端子が電流源と一端をグラウンドに接続された抵抗の間に設けられ、さらに、前記出力電圧検出回路の出力端子が接続され、前記出力電圧検出回路が、基準電圧と、前記出力電圧とを比較する比較器で構成され、前記出力電圧が前記基準電圧よりも高いときに、比較結果に応じた電流を前記設定端子から引き抜くことを特徴とする請求項9に記載のインターリーブ型スイッチング電源。
  12. 前記設定端子が電流源と一端をグラウンドに接続された抵抗の間に設けられ、さらに、前記出力電圧検出回路の出力端子が接続され、前記出力電圧検出回路が、基準電圧と、前記出力電圧とを比較する比較器で構成され、前記出力電圧が前記基準電圧よりも低いときに、比較結果に応じた電流を前記設定端子に供給することを特徴とする請求項9に記載のインターリーブ型スイッチング電源。
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