JP5205161B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿から画像データを取得して、この画像データを処理する画像処理装置に関する。
従来、画像読取装置や複写機等の画像処理装置において、自動原稿搬送装置を用いる等して複数頁の原稿を連続して読み取った場合、得られた画像データは、全体が1つのジョブとして処理される。つまり、これらの画像処理装置では、連続読取によって得られた画像データは、全体が1つのファイルとして保存されるし、1セットの複写物に印刷される。よって、複数セットの原稿を1つの原稿束として連続読取し、得られた画像データから、各セットの原稿に対応する画像データを別個のファイルとして保存したり、別個の印刷物として印刷したりすることはできず、これを実現するには、ユーザ自らが1の原稿束を原稿セット毎に別個の原稿束に分けて、これらの原稿束を別々に画像処理装置に読み取らせる必要がある。
これに対して、画像処理装置において、複数の原稿セットを含む1つの原稿束を、連続して読み取ることのできる技術が、特許文献1及び2に記載されている。
特許文献1の複写機は、ユーザにより原稿セット間に挿入されたインデックスシートを認識するインデックス認識手段を備え、上記インデックスシートの次の原稿をジョブの先頭頁とすることで、複数セットの原稿を一括して読み取り、各セットを別個のジョブとして処理することができるようになっている。
また、特許文献2の複合機は、角折れを認識する原稿識別部を備えることで、角折れのある原稿をジョブの切り換わりとすることができる。この技術では、ユーザはジョブの境界の原稿の角を折っておけばよい。
特開2001‐119540号公報 特開2004‐64437号公報
特許文献1の技術では、インデックスシートを挿入するという手間がかかる。また、特許文献2の技術では、折ることによって原稿を傷めるという問題がある。
そこで、本発明は、インデックスシートの挿入を要さず、かつ原稿を傷めずに、複数セットの原稿からなる原稿束を連続で読み取って得た画像データを、原稿セット毎に処理することのできる画像処理装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取部と、複数の原稿を上記画像読取部へ連続して搬送可能な原稿搬送部と、各原稿から得られた画像データを基準データと比較する比較部と、上記読取部が連続で読み取った複数の原稿のうち、上記基準データと所定の同一性を有する原稿を表紙原稿とし、上記表紙原稿より前の原稿と上記表紙原稿以後の原稿とを、別のジョブとして処理するジョブ実行部と、を備える。
原稿セットの表紙は、一定の特徴を有することがある。この画像処理装置は、連続して読み取った複数の原稿のうち、基準データと所定の同一性を有する原稿を表紙原稿として、複数の原稿を、表紙原稿を境に別々のジョブとして処理することができる。それゆえ、ユーザにインデックスシートの挿入を要求することなく、また原稿を傷めることもなく、原稿セット毎の処理を可能とする。
第2の発明は、第1の発明において、上記ジョブ実行部は、1つのジョブとして処理される原稿の画像データから、1つのデータファイルを作成するファイル作成部を備えてもよい。
また、第3の発明は、第2の発明において、上記ジョブ実行部は、上記データファイルを記憶可能なファイル記憶部をさらに備えてもよい。
また、第4の発明は、第2又は第3の発明において、上記ジョブ実行部は、上記データファイルを外部装置に送信可能なファイル送信部をさらに備えてもよい。
また、第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、上記ジョブ実行部は、上記画像データに基づいて、画像を用紙上に印刷する印刷部と、上記印刷部を制御して、ジョブ毎に印刷条件を変えることのできる画像形成制御部と、
を備えてもよい。
また、第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、上記比較部は、上記読取部が連続で読み取った上記複数の原稿のうちの特定の原稿の画像データを、上記基準データとするようになっていてもよい。
また、第7の発明は、第6の発明において、上記比較部は、上記読取部が連続で読み取った上記複数の原稿のうち最初の原稿の画像データを、上記基準データとするようになっていてもよい。
また、第8の発明は、第6の発明において、上記ジョブ実行部は、上記読取部が連続で読み取った上記複数の原稿のうち、互いに所定の同一性を有する原稿の組合せが複数あるときは、少なくとも1つの組合せに含まれる原稿を表紙原稿とするようになっていてもよい。
また、第9の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、上記比較部は、上記複数の原稿から上記読取部が取得した画像データ以外に、予め設定されている画像データを、上記基準データとするようになっていてもよい。
本発明の画像処理装置は、連続して読み取った複数の原稿のうち、基準データと所定の同一性を有する原稿を表紙原稿として、複数の原稿を、表紙原稿を境に別々のジョブとして処理することができる。それゆえ、ユーザにインデックスシートの挿入を要求することなく、また原稿を傷めることもなく、原稿セット毎の処理を可能とする。
〔1〕第1実施形態
(1-1)複合機1
本発明の実施の一形態である複合機1の概要について、図1を参照して説明する。図1は、複合機1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、複合機1は、原稿搬送部11、画像読取部12、画像形成部13、フィニッシャ14、通信部15、操作パネル16、画像処理部17、記憶装置18、及び制御装置19を備える。
原稿搬送部11は、自動原稿搬送装置であり、原稿束が載置される原稿載置トレイと、原稿が排出される原稿排出トレイと、原稿束から原稿を1枚ずつ引き出して、画像読取部12を経て原稿排出トレイまで搬送する各種ローラと、これらのローラを回転駆動する駆動機構と、を備える。原稿搬送部11は、原稿載置トレイ上に原稿が載せられたことを検知する原稿センサが設けられている。
画像読取部12は、光源と、ミラー及びレンズ等の光学部材と、CCD等のイメージセンサと、を備える(図示せず)。光源から出射した光は光学部材によって原稿へと導かれて原稿を照明し、原稿からの反射光は光学部材によってイメージセンサへと導かれる。CCDは、反射光を電気信号に変換することで、画像データを取得する。画像読取部12は、原稿搬送部11によって搬送されてくる複数の原稿を、連続して読み取ることができる。また、図示しない原稿載置台上に1枚ずつ静置される原稿を、1枚ずつ読み取ることもできる。
画像形成部13は、印刷方式として電子写真方式を採用している。画像形成部13は、現像剤を用いて画像データを現像する現像部と、現像された画像を用紙上に転写する転写部と、転写後の用紙に画像を定着させる定着部と、未印字の用紙を収容する用紙カセットと、用紙カセットから転写部及び定着部を経てフィニッシャ14へ、用紙を搬送する用紙搬送部と、を備える(図示せず)。画像形成部13が印刷に用いる画像データは、画像読取部12が原稿から取得したものであってもよいし、通信部15が外部装置から受け取ったものであってもよいし、図示しないファクシミリ通信部が外部ファクシミリ装置から受け取ったものであってもよい。
フィニッシャ14は、画像形成部13による印字後の用紙について、後処理として、ソート、ステイプル、及びパンチ等の処理を施すことができる。フィニッシャ14には、図示しない複数の用紙排出トレイが設けられており、後処理後の用紙は各用紙排出トレイに排出される。本実施形態では、画像形成部13の動作のみを「印刷」と称することもあるが、広義には、「印刷」に、画像形成及びフィニッシャ14による後処理を含めるものとする。
通信部15は、外部のPC(Personal Computer)2とデータ通信を行うことができる。PC2から受け取った画像データは、必要に応じて画像処理部17にて印刷用画像データに変換され、画像形成部13にて印刷可能である。また、画像読取部12が取得した画像データは、通信部15を介して、PC2に送信可能である。
操作パネル16は、スタートキー等のハードキーと、液晶表示パネル及びタッチセンサを備えるタッチパネルと、を有する(図示せず)。操作パネル16は、液晶表示パネルによって種々の画面をユーザに提示する表示部として機能すると共に、液晶表示パネルハードキー及びタッチパネルに表示されるソフトキーを介してユーザからの指示を受け付ける指示受付部として機能する。
画像処理部17は、画像読取部12が取得した画像データからファイルを作成したり、印刷用のデータを作成したりすることができる。画像処理部17の詳細については後述する。
記憶装置18は、画像読取部12が取得した画像データから作成されたデータファイルを記憶したり、PC2等の外部装置から受け取ったデータを記憶したりすることができる。
制御装置19は、複合機1の各部の動作を制御し、画像読取、データ記憶、画像形成、及びデータ通信等の各種機能を実現させる。
以上に述べたように、複合機1は、画像読取、複写、プリンタの機能を備える。また、複合機1はさらに、図示しないファクシミリ通信部を備え、ファクシミリ装置として機能可能となっていてもよい。
なお、本実施形態中、「画像データ」とは、文字、図形、写真等のデータを含む。
(1-2)連続読取
図2を参照して、原稿の連続読取について説明する。図2は、連続読取時の複合機1の動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、複合機1は、操作パネル16によって、ユーザから、保存、通信、又は印刷(画像形成及び後処理)のいずれかのジョブの指定を受け付ける(ステップS10)。その後、連続読取を行うべきと判断すると(ステップS11でYes)、制御装置19は、原稿搬送部11を制御して、原稿載置トレイ上の原稿束の第1頁から最終頁までを搬送させる(ステップS12)。画像読取部12は、搬送されてきた原稿から画像を順次読み取って、画像データを取得する(ステップS13)。そして、取得した画像データについて、ステップS10で指定されたジョブを実行する(ステップS14)。このとき、後述するように、連続して読み取った複数の原稿の画像を、2以上のグループに分割して処理することができる。
なお、ステップS11では、原稿搬送部11が有する上述の原稿センサが原稿を検知したときには、原稿搬送部11を用いて連続読取を行うべきと判断されるようになっていればよい。
(1-3)原稿セットの認識と画像処理
図3を参照して、連続読み取りして得た画像データから、2以上の原稿セット(2以上のジョブ)を認識するする過程について説明する。図3は、連続読取時の複合機1におけるデータの流れを示すブロック図である。
図3に示すように、画像処理部17は、画像読取部12の取得した画像データを低い解像度のデータに変換する解像度変換回路171と、解像度変換回路171を経た画像データを2値化する2値化回路172と、2値化された画像データ及び後述の基準データを記憶するメモリ173と、原稿の各頁の2値化された画像データと基準データとを比較し、基準データと所定の同一性を有する頁を、ファイル作成部175、印刷用データ作成部176、及び制御装置19等へ通知する比較部174と、を備える。
また、画像処理部17はさらに、比較部174の比較結果に基づいて、画像データからデータファイルを作成するファイル作成部175、画像データから印刷用データを作成する印刷用データ作成部176と、を備える。具体的には、ファイル作成部175は、画像データからPDFファイルやTIFFファイル等、PC2で表示可能な画像ファイルを作成する。印刷用データ作成部176は、RGBの画像データを、印刷用にCMYKのデータに変換する。
なお、比較部174は、OCR(Optical Character Reader)による文字認識や、ドット配列による比較等を行うことのできるものであればよいし、従来公知のパターンマッチングを行うことのできる構成を採用することもできる。それ以外であっても、読み取られた原稿の画像が、基準データと所定の同一性を有するか否かを判断できる構成であれば、適宜採用される。所定の同一性を有することを、「類似」、「同一」、又は「一致する」と表現することがある。同一性の程度は、特に限定されるものではなく、適宜設定可能である。例えば、所定の同一性として、一定割合(60%以上、70%以上、80%、又は90%)以上の同一性が設定されていてもよい。
また、比較部174は、原稿の各頁全体と基準データとを比較してもよいし、各頁中の特定の位置の画像データを基準データと比較して、基準データと類似であるかを判断するようになっていてもよい。詳細は以下の通りである。
自動車検査証、健康保険被保険者証、賃貸契約書、ファクシミリ原稿の送り状のように、1セットの原稿全体又はセット毎の表紙頁の全体が、定型のフォームに則って作成された原稿であれば、前者の判断方法により、各頁全体の画像データを基準データと比較することで、比較部174は原稿セットの区切りを認識することができる。
一方、後者の判断方法を採用すれば、原稿の特定の位置に特定の文字列が記載されていれば、比較部174は、基準データと類似の原稿であると判断可能である。ここで、「特定の位置」とは、右上、左上、中央、右下、及び左下等であり、「特定の文字列」とは、「自動車検査証」、「賃貸契約書」、「第・・章」、「FAX送り状」、若しくは「第・・回 検討会議事録」等の文字列であってもよい。
また、比較部174は、各頁と複数の基準データとを比較するようになっていてもよい。これによると、自動車検査証と賃貸契約書など、異なる種類の原稿が重ねられているときであっても、原稿セットの境界を認識することができる。
ファイル作成部175は、比較部174にて基準データと類似すると判断された頁を表紙として、連続読取によって得た画像データから、複数のデータファイルを作成することができる。また、印刷用データ作成部176は、比較部174にて基準データと類似すると判断された頁(表紙原稿)の前までの画像データと、表紙原稿以降の画像データとを、別々のジョブとして、異なる条件(例えばカラーとモノクロ)にて処理することができる。
また、比較部174における比較結果は制御装置19にも送られ、制御装置19は、画像形成部13、フィニッシャ14、通信部15、及び記憶装置18を制御して、それぞれの機能部において、印刷、データ送信、及び記憶の各処理を、表紙原稿前の画像データと表紙原稿後の画像データとを別々のジョブとして、異なる条件にて実行させることができる。「条件」として、例えば、画像形成部13の動作条件としては、カラー/モノクロ、画像濃度、集約の有無、及び両面/片面等が、フィニッシャ14の動作条件では、ソート、ステイプル、及びパンチ等が、データ通信では、送り先、及びファイル形式等が、記憶では、ファイル名、及びファイル形式等が、挙げられる。なお、「印刷条件」とは、画像形成部13の動作条件のみを意味するときもあるが、広義には、画像形成部13及びフィニッシャ14の両方の動作条件を意味する。
また、制御装置19は、このようにして認識されたジョブの境界を操作パネル16の液晶表示パネルに表示することができ、操作パネル16は、これらの境界がユーザの意図するものと一致しているかどうか、ユーザの確認を受け付けることができる。
例えば、制御装置19は、全頁の画像(簡略化されたものでよい)を、操作パネル16のタッチパネル上に表示すると共に、基準データと類似の頁、つまり表紙原稿と予測される頁を、他の頁とは色、大きさ、又はコントラスト等を異ならせることで、強調して表示することができる。そして、操作パネル16は、この表示の通りに原稿を区切って処理してよいかどうかの指示入力を、ユーザから受け付けることができる。
画像処理部17及び制御装置19は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアによって実現されてもよい。例えば、画像処理部17及び制御装置19は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びその他の記憶媒体等を備え、画像処理部17の各種機能は、CPUがROM内のプログラムを読み出して実行することによって実現される。RAMはCPUの作業領域として機能する。
[第1例]
基準データは、連続読取された原稿のうちの、特定の原稿の画像データであってもよい。特定の原稿の画像データのうち、1枚目の原稿の画像が基準データとして用いられる場合の複合機1の動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
図4に示すように、上述のステップS13にて得られた各頁の画像データのうち、1頁目の画像データが、基準データとしてメモリ173に保存される(ステップS21)。比較結果はファイル作成部175、印刷用データ作成部176、制御装置19に出力される(ステップS22)。そして、比較部174における比較結果に基づいて、基準データと類似性の高い画像データを有する頁が表紙とされ、ジョブが実行される(ステップS23)。
具体例を図5に示す。原稿の各頁にはA〜Eのアルファベットが付されており、同一のアルファベットは、各頁の画像が所定の同一性を有することを示す。
図5に示すように、連続で読み取られた全9頁の原稿のうち、第4頁及び第8頁は、第1頁の画像と所定の同一性を有する。この場合、保存ジョブが指定されていれば、ファイル作成部175は、第1頁〜第3頁の画像を第1ファイルF1、第4頁〜第7頁の画像を第2ファイルF2、第8頁〜第9頁の画像を第3ファイルF3とする3つのファイルを作成する。記憶装置18は、制御装置19の制御の下、これら3つのファイルを記憶する。このとき、ファイル作成部175は、各ファイルにファイル名を自動で付すことができる。ファイル名としては、第1ファイルF1であれば「20070601_01.pdf」、第2ファイルF2であれば「20070601_02.pdf」のように、拡張子の前の本体部分に、各ファイルの番号及び保存された日付等を含めることができる。
以上のように、複合機1は、1回の連続読取で得られた画像データから、先頭頁と類似の画像を表紙とする複数の画像ファイルを2以上取得することができる。
なお、保存ジョブではなく、印刷ジョブが依頼された場合には、比較結果を受けた制御部の制御の下、フィニッシャ14が、第1頁〜第3頁の複写物、第4頁〜第7頁の複写物、第8頁〜第9頁の複写物を、別々の複写物の束として、ソートしたり、ステイプル処理したりする。
また、複合機1は、制御装置19の制御の下、第1頁〜第3頁の複写物と、第4頁〜第7頁の複写物と、第8頁〜第9頁の複写物とを、個別のジョブとして、異なる条件にて、印刷用データ作成部176により印刷用データを作成し、この印刷用データに基づいて画像形成部13による画像形成を行い、フィニッシャ14にて印刷物の後処理を行うことができる。
[第2例]
基準データは、連続読取された原稿のうちの、1枚目の原稿の画像データに限らない。本例では、図6に示すように、比較部174によって、連続読取によって得られ、メモリ173に記憶されている全頁の画像データを互いに比較する(ステップS31)。そして、画像データが互いに一致する原稿の組合せがあり、かつその組合せが複数である場合には(ステップS32及びステップS33でYes)、各組合せに係る画像のうちのいずれを表紙とするかの指示を、操作パネル16を介してユーザに求める(ステップS34)。このとき、ユーザは画像を複数選択することができる。そして、ユーザが指定した画像に係る組合せに含まれる原稿を表紙として、ジョブが実行される(ステップS34)。画像が一致する原稿の組合せが1つのみである場合には(ステップS32でYes、ステップS33でNo)、その組合せに含まれる原稿が表紙とされる(ステップS35)。
具体例を図7に示す。図7に示すように、図5と同様の原稿順序では、第1、第4、及び第8頁の画像が“A”であって、第3、第5、及び第9頁の画像が“C”である(太線で示す原稿)。そこで、制御装置19は、操作パネル16の液晶表示パネルに、読取順序に沿って、各頁の画像を、第1、第3、第4、第5、第8、及び第9頁を強調して表示する。
画像Aが表紙としてユーザに指定されると、保存ジョブの場合、制御装置19の制御の下、ファイル作成部175は、第1例と同様に3つのファイルF1〜F3を作成する。
一方、画像Cが表紙画像として指定されると、ファイル作成部175は、第1、第3、第5、及び第9頁を表紙として、4つのファイルF1’〜F4’を作成する。このとき、ファイルF1’のみは表紙画像が画像Aとなる。
また、画像A及びCの両方が表紙画像として指定されると、ファイル作成部175は、第1、第3、第4、第5、第8、及び第9頁を表紙として、6つのファイルを作成する。
[第3例]
基準データは、連続読取された原稿とは別に、予め設定されていてもよい。この場合は、図8に示すように、図4のステップS21及びS22に代えて、比較部174は、連続読取によって得られた各頁の画像データをそれぞれ、予め記憶されていた基準データと比較する(ステップS41)。その後は、第1例と同様に、基準データと画像データが一致する原稿を表紙として、ジョブが実行される(ステップS42)。
具体例を図9に示す。図9に示すように、基準データとして画像A及び画像Dが設定されているとする。この場合、図5と同一の原稿順序では、第1、第4、及び第8頁の画像が“A”であって、第6頁の画像が画像Dなので、保存ジョブでは、第1〜第3頁が第1ファイルF1、第4〜第5が第2ファイルF2、第6〜第7が第3ファイルF3、第8〜第9頁が第4ファイルとして保存される。
なお、複合機1は、連続読取の前に、ユーザの指示を受けて、基準用原稿として予め画像A及び画像Dの原稿を読み取っておいて、これを基準データとして用いることができる。また、実際に原稿から画像を読み取るのではなく、特定の文字列、形態等の指定の入力をユーザから受け付けて、これを基準データとして用いることもできる。
(1-4)効果
複合機1は、自動車検査証又は賃貸契約書等、1セット毎に定型の表紙が付されている原稿が、複数セット重ねられて、1つの原稿束とされている場合に、表紙毎に画像データを区切って、区切られた個々の画像データについて、別個にジョブを実行することができる。つまり、1つの原稿束を連続して読み取ることによって取得した画像データを表紙毎に区切って、原稿セット毎に1つのファイルを作成することで、全体として複数のファイルを作成したり、原稿セット毎に複写物をソートしたり、原稿セット毎に印刷条件を変えたりすることができる。ファクシミリ原稿のように、1頁目が一定のフォームに沿って作成される送り状である原稿や、議事録のようにユーザが一定の表紙を用いる原稿についても、同様である。
よって、ユーザは、複数セットの原稿を重ねて、一度に原稿搬送部11の原稿載置トレイ上に載せればよく、個々の原稿セット毎に原稿束を作って別々に載せたり、原稿セット間に仕切り用のシートを挿入したり、各原稿セットの表紙の角を折ったり、という作業を行う必要はない。
それゆえ、複合機1によると、ユーザにこれらの作業の負担を負わせることなく、また原稿を傷めることもなく、複数セットの原稿を読み取って、ジョブを実行することができる。
〔2〕他の実施形態
(2-1) 第1実施形態では、複合機1を例に挙げたが、例えば、画像読取部と、原稿搬送部と、画像データについて保存、送信、又は印刷等のジョブのいずれかを実行することのできるジョブ実行部と、を有する装置であれば、本発明を適用することができる。
(2-2) ジョブ実行部として、複合機1は、ファイルを作成するファイル作成部175、ファイルを記憶する記憶装置18、ファイルを送信する通信部15、印刷を実行する画像形成部13を備えるが、これらのジョブ実行部の一部のみを備える装置、例えばファイル作成部175と記憶装置18を備えて画像形成部13を備えない画像読取装置に、本発明を適用することもできる。
(2-3) 以上に述べた各実施形態を組み合わせて得られる技術についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の実施の一形態に係る複合機1の要部構成を示すブロック図。 複合機1における連続読取動作の流れを示すフローチャート。 連続読取時のデータの流れを示すブロック図。 連続読取時のジョブ認識の流れを示すフローチャート。 図4のフローにてよってジョブが認識された結果作成されるファイルF1〜F3を示す模式図。 連続読取時のジョブ認識の流れの他の例を示すフローチャート。 図6のフローにてよってジョブが認識された結果作成されるファイルF1〜F4、及び基準データを示す模式図。 連続読取時のジョブ認識の流れのさらに他の例を示すフローチャート。 図8のフローにてよってジョブが認識された結果作成されるファイルF1〜F3、ファイルF1’〜F4’を示す模式図。
符号の説明
1 複合機(画像処理装置)
11 原稿搬送部
12 画像読取部
13 画像形成部
14 フィニッシャ
15 通信部
16 操作パネル
17 画像処理装置
174 比較部
175 ファイル作成部
176 印刷用データ作成部
18 記憶装置
19 制御装置
F1〜F4、F1’〜F4’ 画像ファイル

Claims (7)

  1. 原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取部と、
    複数の原稿を上記画像読取部へ連続して搬送可能な原稿搬送部と、
    各原稿から得られた画像データを基準データと比較する比較部と、
    上記読取部が連続で読み取った複数の原稿のうちの特定の原稿の画像データを上記基準データとして記憶すると共に当該基準データの全体あるいは特定の位置と全体あるいは特定の位置が一定割合以上類似する画像データの原稿を表紙原稿とし、上記表紙原稿より前の原稿と上記表紙原稿以後の原稿とを、別のジョブとして処理するジョブ実行部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 上記ジョブ実行部は、1つのジョブとして処理される原稿の画像データから、1つのデータファイルを作成するファイル作成部を備える、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 上記ジョブ実行部は、上記データファイルを記憶可能なファイル記憶部をさらに備える、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 上記ジョブ実行部は、上記データファイルを外部装置に送信可能なファイル送信部をさらに備える、
    請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 上記ジョブ実行部は、
    上記画像データに基づいて、画像を用紙上に印刷する印刷部と、
    上記印刷部を制御して、ジョブ毎に印刷条件を変えることのできる画像形成制御部と、
    を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 上記比較部は、上記読取部が連続で読み取った上記複数の原稿のうち最初の原稿の画像データを上記基準データとする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 上記ジョブ実行部は、上記読取部が連続で読み取った上記複数の原稿のうち、基準データと一定割合以上類似する画像データの組合せが複数あるときは、少なくとも1つの組合せに含まれる原稿を表紙原稿とするようになっている請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
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