JP5204468B2 - 低放射ノイズ電子機器、伝送線路接続ケーブル、および電子機器の放射ノイズ除去方法 - Google Patents
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Description
坂本幸夫著、間所新一、後藤祥正コラム執筆、『対策部品で行うEMI対策』p186〜188およびコラムp191〜192、ミマツコーポレーション出版。
また、第二の発明は、低放射ノイズ電子機器において、信号発生部を有する電子機器本体と、前記電子機器本体をシールドするシールド材と、前記電子機器本体からシールド面を通過して伝送線路を導出させるポートと、前記ポートにおける前記シールド材によるシールド面から信号周波数の波長の1/4未満の位置に設置されるコモンモードチョークコイルとを備え、前記コモンモードチョークコイルのコモンモードインピーダンスが377Ωと同等かそれ以上である。
つまり、電子機器において、伝送線路がアンテナとして働くため、伝送線路を導出するポートが放射ノイズ源となる。ポートには、高周波数領域になると有限値の放射インピーダンスが存在し、その最大値はアンテナのように先端がどこにも接続されていない導体の場合で、放射インピーダンス(自由空間の波動インピーダンス)Z 0 は、遠方電磁界の高周波数領域では、
Z 0 =(μ 0 /ε 0 ) 1/2 =120×π=377(Ω)
と表すことができ、ポートの放射インピーダンスは最大値377Ωと見積もられる。
ただし、
μ 0 :真空の透磁率=4π×10 −7 (H/m)
ε 0 :真空の誘電率=1/(36π×10 9 )(F/m)
である(非特許文献2参照)。
木下敏雄著、『EMCの基礎と実践』p36〜38およびp64〜65、日刊工業新聞社発行。
第四の発明は、伝送線路接続ケーブルにおいて、シールド材でシールドされる電子機器の伝送線路導出用のポートに接続するプラグと、前記プラグ内の伝送線路に接続されるコモンモードチョークコイルとを備え、前記コモンモードチョークコイルは、前記プラグが前記ポートに接続時に前記ポートにおけるシールド面から信号周波数の波長の1/4未満の位置に設置され、そのコモンモードインピーダンスが377Ωと同等かそれ以上である。
第五の発明は、伝送線路接続ケーブルにおいて、シールド材でシールドされる電子機器の伝送線路導出用のポートに接続する伝送線路接続ケーブルにおいて、アダプタと、前記アダプタ内の伝送線路に接続されるコモンモードチョークコイルとを備え、前記コモンモードチョークコイルは、前記伝送線路接続ケーブルが前記ポートに接続時に前記ポートにおけるシールド面から信号周波数の波長の1/4未満の位置に設置され、そのコモンモードインピーダンスが377Ωと同等かそれ以上である。
Z 0 =(μ 0 /ε 0 ) 1/2 =120×π=377(Ω)
として算出でき、ポート5,6の放射インピーダンスは最大値377Ωと見積もられる。
ただし、
μ 0 :真空の透磁率=4π×10 −7 (H/m)
ε 0 :真空の誘電率=1/(36π×10 9 )(F/m)
である。
この実施例では、この放射インピーダンスに注目し、ポート5,6の放射インピーダンスを377Ωに設定した。本実施例の構成の測定等価回路が図2である。コモンモードチョークコイル3のインピーダンスZ A を変えてノイズ発生源となるコモンモードの電磁波信号の減衰量を評価した。
2、12 シールドケース
3 コモンモードチョークコイル
13 コモンモードチョークコイルアレイ
4、14 信号発生部
5、6、15a、15b、16a、16b ポート
7、17 コネクタ
8、18、28 プラグ
9、19a、19b 外部機器
38 アダプタ
Claims (7)
- 信号発生部を有する電子機器本体と、
前記電子機器本体をシールドするシールド材と、
前記電子機器本体からシールド面を通過して伝送線路を導出させるポートと、
前記信号発生部と前記ポートとを結ぶ伝送線路に接続されたコモンモードチョークコイルと、
を備え、
前記コモンモードチョークコイルは、シールドされた電子機器の各ポートのシールド面の内側に、シールド面から信号周波数の波長の1/4未満の位置にある基板あるいはコネクタ内に実装され、前記コモンモードチョークコイルのコモンモードインピーダンスが377Ωと同等かそれ以上である低放射ノイズ電子機器。 - 信号発生部を有する電子機器本体と、
前記電子機器本体をシールドするシールド材と、
前記電子機器本体からシールド面を通過して伝送線路を導出させるポートと、
前記ポートにおける前記シールド材によるシールド面から信号周波数の波長の1/4未満の位置に設置されるコモンモードチョークコイルと、
を備え、
前記コモンモードチョークコイルのコモンモードインピーダンスが377Ωと同等かそれ以上である低放射ノイズ電子機器。 - 請求項1または2に記載の低放射ノイズ電子機器において、
前記コモンモードチョークコイルは、コモンモードチョークコイルアレイを構成する低放射ノイズ電子機器。 - シールド材でシールドされる電子機器の伝送線路導出用のポートに接続するプラグと、
前記プラグ内の伝送線路に接続されるコモンモードチョークコイルと、
を備え、
前記コモンモードチョークコイルは、
前記プラグが前記ポートに接続時に前記ポートにおけるシールド面から信号周波数の波長の1/4未満の位置に設置され、そのコモンモードインピーダンスが377Ωと同等かそれ以上である伝送線路接続ケーブル。 - シールド材でシールドされる電子機器の伝送線路導出用のポートに接続する伝送線路接続ケーブルにおいて、
アダプタと、
前記アダプタ内の伝送線路に接続されるコモンモードチョークコイルと、
を備え、
前記コモンモードチョークコイルは、
前記伝送線路接続ケーブルが前記ポートに接続時に前記ポートにおけるシールド面から信号周波数の波長の1/4未満の位置に設置され、そのコモンモードインピーダンスが377Ωと同等かそれ以上である伝送線路接続ケーブル。 - (a) シールド材によりシールド面を形成することにより信号発生部を有する電子機器をシールドする工程と、
(b) ポートにより前記電子機器から前記シールド面を通過して伝送線路を導出させる工程と、
(c) 前記ポートにおけるシールド面から信号周波数の波長の1/4未満の位置にコモンモードチョークコイルを設置する工程と、
(d) 前記コモンモードチョークコイルのコモンモードインピーダンスを前記ポートに存在する放射インピーダンスの値と同等かそれ以上とする工程と、
を有する電子機器の放射ノイズ除去方法。 - (a) シールド材によりシールド面を形成することにより信号発生部を有する電子機器をシールドする工程と、
(b) ポートにより前記電子機器から前記シールド面を通過して伝送線路を導出させる工程と、
(c) 前記ポートにおけるシールド面から信号周波数の波長の1/4未満の位置にコモンモードチョークコイルを設置する工程と、
(d) 前記コモンモードチョークコイルのコモンモードインピーダンスを377Ωと同等かそれ以上とする工程と、
を有する電子機器の放射ノイズ除去方法。
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