JP2019169646A - 無線通信装置およびノイズ抑制方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本開示の目的は、かかる課題に鑑み、電源回路等のノイズ源や接続インタフェース等のノイズ伝送から放射されるノイズを抑制し、無線通信品質を向上させることが可能な無線通信装置およびノイズ抑制方法を提供することにある。
構成部品を実装する基板上に形成されたノイズ発生源およびノイズ伝送経路のうちの少なくとも一方を囲むように電気的な接続を遮断するスリットを形成し、かつ、該スリットの任意の複数の位置において電気的な接続を行う導電性を有する素子を実装することにより、前記ノイズ発生源および前記ノイズ伝送経路のうちの少なくとも一方に対して線対称になる位置であって、かつ、無線通信用の動作周波数と共振する状態の2つのループ状回路を形成する
ことを特徴とする。
構成部品を実装する基板上に形成されたノイズ発生源およびノイズ伝送経路のうちの少なくとも一方を囲むように電気的な接続を遮断するスリットを形成し、かつ、該スリットの任意の複数の位置において電気的な接続を行う導電性を有する素子を実装することにより、前記ノイズ発生源および前記ノイズ伝送経路のうちの少なくとも一方に対して線対称になる位置であって、かつ、無線通信用の動作周波数と共振する状態の2つのループ状回路を形成する
ことを特徴とする。
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、無線通信装置の構成部品を搭載する基板上に形成されてしまうことになるノイズ発生源やノイズ伝送経路の周囲にスリットを形成し、かつ、導電性を有する素子を、該スリットを跨ぐように実装して、前記ノイズ発生源や前記ノイズ伝送経路に対して線対称(例えば左右対称や上下対称、等)になる位置であって、かつ、それぞれが無線通信用の動作周波数に共振する2つのループ状回路を形成する構造とすることを主要な特徴としている。而して、ノイズ発生源等からのノイズ電流によって各ループ状回路に渦状の電流が発生して、各ループ状回路それぞれにおいて電流が循環することになり、各ループ状回路それぞれの外側にノイズ電流が流出し難くなるという効果が得られる。
次に、本発明に係る無線通信装置に関する実施形態について、その一例を説明する。図1は、本発明に係る無線通信装置を構成する回路素子を搭載する回路基板の一例を示す模式図であり、図1(A)として側面から見た断面図と図1(B)として上面から見た断面図とを示している。
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、次のような効果が得られる。無線通信装置の構成部品を実装する回路基板上にスリットと導電性を有する素子とを備えることにより、ノイズ発生源やノイズ伝送経路に対して線対称になる位置であって、かつ、無線通信用の動作周波数と共振する状態の2つのループ状回路(例えば図1の場合の左右対称のループ状回路301,302や図5の場合の上下対称のループ状回路601,602)を形成して、該ノイズ発生源や該ノイズ伝送経路を囲むように配置している。したがって、該ノイズ発生源や該ノイズ伝送経路からのノイズ電流を該ループ状回路それぞれにループ状(渦状)の電流として流して循環させることができ、該ループ状回路それぞれの外側にノイズ電流が流れ出ることを抑止することができる。而して、無線通信装置から放射されるノイズを抑制し、当該無線通信装置の無線通信品質を向上させることが可能になる。
101A 基板
102 スリット
102A スリット
103 ノイズ電流
103A ノイズ電流
104 シールド実装エリア
105 部品実装エリア
106 ノイズ発生源
106A 不要発射発生源
106B ノイズ伝送経路
107 シールド
110 放射ノイズ
111 ノイズ電流
121 素子
122 素子
123 素子
124 素子
201 アンテナ素子
202 アンテナ給電点
301 ループ状回路
302 ループ状回路
401 ノイズ電流
402 ノイズ電流
403 ノイズ電流
404 ノイズ電流
501 素子
502 素子
503 素子
504 素子
505 コネクタ
506 ケーブル
601 ループ状回路
602 ループ状回路
701 ノイズ電流
702 ノイズ電流
Claims (10)
- 構成部品を実装する基板上に形成されたノイズ発生源およびノイズ伝送経路のうちの少なくとも一方を囲むように電気的な接続を遮断するスリットを形成し、かつ、該スリットの任意の複数の位置において電気的な接続を行う導電性を有する素子を実装することにより、前記ノイズ発生源および前記ノイズ伝送経路のうちの少なくとも一方に対して線対称になる位置であって、かつ、無線通信用の動作周波数と共振する状態の2つのループ状回路を形成する
ことを特徴とする無線通信装置。 - 前記ループ状回路それぞれのループ長と前記導電性を有する素子の値を調整することにより、前記ループ状回路それぞれが、任意の前記無線通信用の動作周波数と共振させることを可能にすることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記導電性を有する素子として、容量性の素子を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
- ノイズの放射を遮蔽するシールドを前記基板上に実装し、前記スリットを形成する位置を、該シールドを実装するシールド実装エリアの内周側に配置することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の無線通信装置。
- 外部の装置との間を接続する接続インタフェースとして、コネクタを前記基板の端部に備え、前記スリットを形成する位置を、該コネクタを囲むように配置することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の無線通信装置。
- 構成部品を実装する基板上に形成されたノイズ発生源およびノイズ伝送経路のうちの少なくとも一方を囲むように電気的な接続を遮断するスリットを形成し、かつ、該スリットの任意の複数の位置において電気的な接続を行う導電性を有する素子を実装することにより、前記ノイズ発生源および前記ノイズ伝送経路のうちの少なくとも一方に対して線対称になる位置であって、かつ、無線通信用の動作周波数と共振する状態の2つのループ状回路を形成する
ことを特徴とするノイズ抑制方法。 - 前記ループ状回路それぞれのループ長と前記導電性を有する素子の値を調整することにより、前記ループ状回路それぞれが、任意の前記無線通信用の動作周波数と共振させることを可能にすることを特徴とする請求項6に記載のノイズ抑制方法。
- 前記導電性を有する素子として、容量性の素子を用いることを特徴とする請求項6または7に記載のノイズ抑制方法。
- ノイズの放射を遮蔽するシールドを前記基板上に実装し、前記スリットを形成する位置を、該シールドを実装するシールド実装エリアの内周側に配置することを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のノイズ抑制方法。
- 外部の装置との間を接続する接続インタフェースとして、コネクタを前記基板の端部に設け、前記スリットを形成する位置を、該コネクタを囲むように配置することを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載のノイズ抑制方法。
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---|---|---|---|---|
WO2022215176A1 (ja) * | 2021-04-06 | 2022-10-13 | 三菱電機株式会社 | プリント回路基板 |
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2018
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US12057414B2 (en) | 2021-04-06 | 2024-08-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Printed circuit board |
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---|---|
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