JP5204145B2 - 風力選別機 - Google Patents

風力選別機 Download PDF

Info

Publication number
JP5204145B2
JP5204145B2 JP2010060899A JP2010060899A JP5204145B2 JP 5204145 B2 JP5204145 B2 JP 5204145B2 JP 2010060899 A JP2010060899 A JP 2010060899A JP 2010060899 A JP2010060899 A JP 2010060899A JP 5204145 B2 JP5204145 B2 JP 5204145B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
mesh
wind power
processed material
sieving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010060899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011194277A (ja
Inventor
滋 辰巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Ltd filed Critical Kurimoto Ltd
Priority to JP2010060899A priority Critical patent/JP5204145B2/ja
Publication of JP2011194277A publication Critical patent/JP2011194277A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5204145B2 publication Critical patent/JP5204145B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

この発明は、一般廃棄物や建設廃棄物などの各種処理施設に使用する廃棄物の選別機に関するものであり、特に、比重の異なる複合廃棄物を風力を用いて選別する風力選別機に関するものである。
従来より、この種の選別機として、振動を利用したふるい機が多く利用されている。振動を利用したふるい機としては、その使い方や型式として種々のものがあり、その中で、例えば、特許文献1に示すように、振動と風力とを併用した風力選別機もある。
この振動ふるい機の構成は、一端から他端に向かって下り勾配にスクリーンを傾斜して設け、そのスクリーンを機械的手段により振動できるようにしている。そのスクリーンの一端側にふるい部を形成し、他端側に多孔部を形成する。その多孔部を夾んで、下方に給気フードが設けられ、上部に吸引フードが設けられる。
スクリーン上の一端側に供給された処理物が、ふるい部での振動により不燃物と可燃物とにふるい分けされる。すなわち、ふるい部の穴を下方に向かって通り抜けた石、コンクリート、陶器、ガラス、などの砕片からなる不燃物は、排出シュートを経て回収される。また、ふるい部上の可燃物は、傾斜面に沿って他端の多孔部へ移行する。
多孔部において、給気フードから供給される空気が上方へ吹き上がることにより、プラスチック、細かい木片および紙類などの軽量な可燃物は浮上し、空気とともに吸引フードを経て回収される。また、浮上しない比較的重いもの、主として木片、一部混在する針金、ゴム片等は、スクリーンの終端に設けた落下口から排出シュート内に落下し回収される(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−276801号公報
上記の風力選別機によれば、特に、見掛け比重に大きな差がない複数種類の原料を含む処理物を、その原料の種類毎に高い精度で選別することができないという問題がある。
これは、例えば、比重の異なる異種の原料同士であっても、それらの見掛け比重がある程度近似していると、その原料の形状等によって定まる形状係数や、その原料の風の流れに直交する最大断面積等との関連において、その原料の終末速度(その物体がその風の流れ上で静止できる最終の風速)が著しく近似してしまうからである。
このため、僅かながらの見かけ比重の差異はあっても、風力によってその異種の原料が同時に浮上してしまう場合がある。このような状況では、処理物の中に混在する異種の原料同士を高精度に選別を行うことができない。
そこで、この発明は、見掛け比重に大きな差がない複数種類の原料を含む処理物を、その原料の種類毎に高い精度で選別することを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、篩い部を経由させて処理物の粒径を揃えることによって、前記形状係数、前記風の流れに直交する最大断面積等の原料の終末速度の決定に寄与する要因を揃えた後、風力選別部においてその風力によって、異種の原料の選別を行うようにしたのである。
形状係数、断面積等の処理物の終末速度の決定に寄与する要因を揃えたことによって、その処理物に含まれる異種の原料の各終末速度は、見掛け比重による寄与度が高まることになる。このため、その僅かな見掛け比重の差に基づいて、見掛け比重差の少ない原料同士を高い精度で風力選別することが可能になる。
具体的な風力選別方法の構成としては、篩い部のメッシュの粗さの異なる複数のスクリーンと、給気フードと吸引フードとを備えた風力選別部を用い、一のスクリーン上に供給された処理物を、前記一のスクリーンの篩い部のメッシュを通過するものと通過しないものとに分離する工程と、前記一のスクリーンの篩い部のメッシュを通過した処理物を、相対的にメッシュの細かい篩い部を備えた他のスクリーン上に供給する工程と、前記一のスクリーンの篩い部のメッシュを通過しなかった処理物に対して風力選別を行う工程と、前記他のスクリーン上に供給された処理物を、前記他のスクリーンの篩い部のメッシュを通過するものと通過しないものとに分離する工程と、前記他のスクリーンの篩い部のメッシュを通過した処理物を次工程に供給する工程と、前記他のスクリーンの篩い部のメッシュを通過しなかった処理物に対して風力選別を行う工程とを備えたことを特徴とする風力選別方法を採用することができる。
また、他の風力選別方法の構成としては、篩い部のメッシュの粗さの異なる複数のスクリーンと、給気フードと吸引フードとを備えた風力選別部を用い、一のスクリーン上に供給された処理物を、前記一のスクリーンの篩い部のメッシュを通過するものと通過しないものとに分離する工程と、前記一のスクリーンの篩い部のメッシュを通過しなかった処理物を、相対的にメッシュの粗い篩い部を備えた他のスクリーン上に供給する工程と、前記一のスクリーンの篩い部のメッシュを通過した処理物に対して風力選別を行う工程と、前記他のスクリーン上に供給された処理物を、前記他のスクリーンの篩い部のメッシュを通過するものと通過しないものとに分離する工程と、前記他のスクリーンの篩い部のメッシュを通過しなかった処理物を次工程に供給する工程と、前記他のスクリーンの篩い部のメッシュを通過した処理物に対して風力選別を行う工程とを備えたことを特徴とする風力選別方法を採用することができる。
また、具体的な風力選別機の構成としては、一端から他端に向かって下り勾配又は水平に設けられたスクリーンを複数備え、前記各スクリーンはそれぞれ篩い部を備えて、一のスクリーンの前記篩い部は、他のスクリーンの前記篩い部よりも粗いメッシュとなっており、前記各スクリーンの前記篩い部の他端側に、給気フードと吸引フードとを備えた風力選別部を設け、その風力選別部よりも他端側に排出手段を設け、前記一のスクリーン上に供給された処理物は、その一部が前記一のスクリーンの篩い部のメッシュを通過して前記他のスクリーン上に供給されるとともに、メッシュを通過しない残余の処理物の一部は、前記一のスクリーンに設けた前記風力選別部で前記吸引フードに吸引され、吸引されない残余の処理物は前記一のスクリーンの前記排出手段から外部へ排出され、前記他のスクリーン上に供給された処理物は、その一部が前記他のスクリーンの篩い部のメッシュを通過して次工程へ供給されるとともに、メッシュを通過しない残余の処理物の一部は、前記他のスクリーンに設けた前記風力選別部で前記吸引フードに吸引され、吸引されない残余の処理物は前記他のスクリーンの前記排出手段から外部へ排出されることを特徴とする風力選別機を採用することができる。
また、他の風力選別機の構成としては、一端から他端に向かって下り勾配又は水平に設けられたスクリーンを複数備え、前記各スクリーンはそれぞれ篩い部を備えて、一のスクリーンの前記篩い部は、他のスクリーンの前記篩い部よりも細かいメッシュとなっており、前記各スクリーンの前記篩い部の下方に誘導手段を設け、その誘導手段に、給気フードと吸引フードとを備えた風力選別部を設け、その風力選別部よりも他端側に排出手段を設け、前記一のスクリーン上に供給された処理物は、その一部が前記一のスクリーンの篩い部のメッシュを通過してさらにその通過した処理物の一部が前記一のスクリーン下部の前記誘導手段に設けた前記風力選別部で前記吸引フードに吸引され、吸引されない残余の処理物は、前記一のスクリーンの前記排出手段から外部へ排出され、メッシュを通過しない残余の処理物は、前記他のスクリーン上に供給されるとともに、前記他のスクリーン上に供給された処理物は、その一部が前記他のスクリーンの篩い部のメッシュを通過してさらにその通過した処理物の一部が前記他のスクリーン下部の前記誘導手段に設けた前記風力選別部で前記吸引フードに吸引され、吸引されない残余の処理物は、前記他のスクリーンの前記排出手段から外部へ排出され、メッシュを通過しない残余の処理物は次工程へ供給されることを特徴とする風力選別機を採用することができる。
このように、篩い部を経由させて処理物の粒径を揃えることで、風力選別部において、見掛け比重差の少ない処理物同士の選別が可能になる。すなわち、処理物の粒径が、風力選別部の前段の篩い部によって限定されるから、風力選別部に至る処理物の前記形状係数、前記断面積等が近づく。このため、風力選別部では、その選別が前記形状係数、前記断面積等に依存することなく行われ、僅かに異なる見掛け比重のみに依存して行われることから、処理物の種類毎への選別が高精度になる。
例えば、特に、コンクリート廃材において、骨材とモルタル玉とを選別する場合に、骨材とモルタル玉とは見掛け比重差があまり無いので(見掛け比重の値が近いので)、このように、出来るだけ粒子サイズを揃えることで、前記形状係数、前記断面積等のばらつきを少なくし、選別の精度を高めることができることを確認した。
また、従来の風力選別機では、篩い部を構成するスクリーンが、傾斜方向に連続する一様の面となっており、そのスクリーンの下方は、共通の排出シュートへ通じている。このため、篩い部の穴を下方に向かって通り抜けた処理物を、再度、別の寸法のメッシュからなる篩い部に持ち込むことができなかった。
この点、上記の構成からなる風力選別機によれば、スクリーンが複数あるので、各スクリーンエンド(スクリーンの他端に設けた排出手段)での選別が連続して可能である。
これらの各構成において、前記各スクリーンは、互いに高さの異なる位置に配置されて、前記他のスクリーンが前記一のスクリーンよりも下方に設けられている構成を採用することができる。各スクリーンの高さが異なれば、一のスクリーンから他のスクリーンへの処理物の移送に重力を用いることができる。このため処理物を、次工程へ移動させるための搬送手段が不要である。
なお、スクリーンは、水平であってもよいが、一端から他端に向かって傾斜していることが望ましい。そのスクリーン上において、風力選別部に処理物が送られやすくなるからである。また、スクリーンの篩い部には、周知の機械的手段によりその篩い部に振動を加える装置を備えることができる。
これらの各構成において、前記一のスクリーンの前記風力選別部による処理物の吸引力と、前記他のスクリーンの前記風力選別部による処理物の吸引力とは、異なる強さに設定されている構成を採用することができる。
各スクリーン上において、介在する処理物の粒径は異なるので、そのスクリーン毎に、風力選別部の風力(吸引力)を適切な程度に調整することで、選別の精度をさらに高めることができる。
また、これらの各スクリーンの配置は、例えば、前記他のスクリーンが、前記一のスクリーンの直下の位置よりも他端寄りに配置され、いわゆる階段式に他端側へ処理物が降りていく構成とすることができる。また、他の構成としては、前記他のスクリーンが、前記一のスクリーンの直下に配置され、いわば、上下方向に多重構造となる構成とすることもできる。
なお、これらの各スクリーンの篩い部は、例えば、多孔板や織網で構成されているものを採用することができる。多孔板や織網であれば、安価である。また、多孔板として、パンチングゴム板なども採用できる。
これらの各構成において、スクリーン全体が篩い部で構成されていてもよいし、スクリーンの一部に篩い部が設けられている構成としてもよい。
また、前記各スクリーンの前記風力選別部は、前記給気フードの上端に可撓性のある素材からなるシール部材を備え、そのシール部材を介して前記給気フードが前記各スクリーンの下面に対向している構成を採用することができる。シール部材が可撓性を有するので、スクリーンの篩い部が振動しても、そのスクリーンの下面と給気フードとの間隙が拡がらないように維持され、所定の吸引力が維持されやすい。もちろん、前記シール部材が介在していない構成においても、所期の選別精度を発揮することができる。
なお、このシール部材の素材としては、例えば、ゴムや樹脂を採用することができる。特に、その周面が蛇腹状になった筒状部材(筒軸方向に伸縮自在で、筒軸交差方向にも変形自在な部材)を、給気フードの上端に取付けた構成を採用することができる。
この発明は、見掛け比重に大きな差がない複数種類の原料を含む処理物を、その原料毎に高い精度で選別することができる。
一実施形態の構成を示す断面図 他の実施形態の構成を示す断面図 さらに他の実施形態の構成を示す模式図
一実施形態の風力選別機、及び風力選別方法を、図面に基づいて説明する。この実施形態は、廃棄物の選別処理として、特に、コンクリート廃材を処理物とし、そのコンクリート廃材に含まれる骨材とモルタル玉とを風力選別機で選別するものである。一般に、コンクリート廃材に含まれる骨材とモルタル玉とは見掛け比重差が少ない(見掛け比重の値が近い)という傾向がある。
風力選別機1の構成は、図1に示すように、図中左側に示す一端から、右側に示す他端に向かって下り勾配に設けられたスクリーン10を複数備えている。この実施形態では、前記スクリーン10は、第一のスクリーン10a、第二のスクリーン10b、第三のスクリーン10c、第四のスクリーン10dの4つで構成されている。篩い目(メッシュ)の大きさの異なるスクリーン10の数は、処理物の種別やその選別の内容に応じて適宜増減して設定することができる。例えば、第一のスクリーン10a、第二のスクリーン10bのみで構成して2段階の選別を行うようにしてもよいし、これを、3段階、この実施形態のように4段階、あるいは、5段階以上としてもよい。これは、後述の各実施形態においても同様である。
前記各スクリーン10a,10b,10c,10dは、互いに高さの異なる位置に配置されて、第一のスクリーン10a、第二のスクリーン10b、第三のスクリーン10c、第四のスクリーン10dの順に、徐々にその位置が低くなるように階段状に設けられている。
すなわち、前記第二のスクリーン10bは、前記第一のスクリーン10aの直下の位置よりも他端寄りに配置されており、前記第一のスクリーン10aの他端の下に、第二のスクリーン10bの一端が位置している。
以下、前記第三のスクリーン10cは、前記第二のスクリーン10bの直下の位置よりも他端寄りに配置されており、前記第二のスクリーン10bの他端の下に、第三のスクリーン10cの一端が位置している。また、前記第四のスクリーン10dは、前記第三のスクリーン10cの直下の位置よりも他端寄りに配置されており、前記第三のスクリーン10cの他端の下に、第四のスクリーン10dの一端が位置している。
前記各スクリーン10a,10b,10c,10dは、それぞれ所定寸法のメッシュを有する篩い部11(篩い部11a,11b,11c,11d)を備えている。この実施形態では、篩い部11を織網で構成しているが、他の素材を用いてもよい。これらの篩い部11は、図示しない加振装置によって、振動させることができるようになっている。
この実施形態では、第一のスクリーン10aの篩い部11aは、φ20のメッシュ(20mm以下の粒径の通過を許容する篩い)とし、第二のスクリーン10bの篩い部11bは、φ15のメッシュ(15mm以下の粒径の通過を許容する篩い)とし、第三のスクリーン10cの篩い部11cは、φ10のメッシュ(10mm以下の粒径の通過を許容する篩い)とし、第四のスクリーン10dの篩い部11dは、φ5のメッシュ(5mm以下の粒径の通過を許容する篩い)としている。
すなわち、下方に(下流側に)位置するスクリーン10の篩い部11は、上方に(上流側に)位置するスクリーン10の篩い部11よりも細かいメッシュとなっている。
また、前記各スクリーン10a,10b,10c,10dの前記篩い部11a,11b,11c,11dの他端側に、それぞれ給気フード21(給気フード21a,21b,21c,21d)と、吸引フード22(吸引フード22a,22b,22c,22d)とを備えた風力選別部20(風力選別部20a,20b,20c,20d)が設けられている。また、その風力選別部20よりも他端側に、それぞれ処理物を外部に排出する機能を有する排出手段12(排出手段12a,12b,12c,12d)が設けられている。
この風力選別部20が設けられる部分の前記各スクリーン10は、表裏を貫通する穴を備え、その穴を通じて空気が上下に流通可能である。この穴は、前記篩い部11のメッシュで兼用してもよい。以下、各実施形態でも同じ。
図1に基づいて説明すると、第一のスクリーン10aの一端には、処理物の導入手段4としてその投入口が備えられている。また、その第一のスクリーン10aの他端には、風力選別部20aと排出手段12aが備えられている。さらに、第一のスクリーン10aの直下には、誘導手段13としての誘導板13aが備えられている。誘導板13aは、一端から他端に向かって下り勾配であり、その他端が、前記第二のスクリーン10bの一端に接続されている。
第二のスクリーン10bの一端には、前記誘導板13aによって導かれた処理物が導入されるようになっている。また、その第二のスクリーン10bの他端には、風力選別部20bと排出手段12bが備えられている。さらに、第二のスクリーン10bの直下には、誘導手段13としての誘導板13bが備えられている。誘導板13bは、一端から他端に向かって下り勾配であり、その他端が、前記第三のスクリーン10cの一端に接続されている。
第三のスクリーン10cの一端には、前記誘導板13bによって導かれた処理物が導入されるようになっている。また、その第三のスクリーン10cの他端には、風力選別部20cと排出手段12cが備えられている。さらに、第三のスクリーン10cの直下には、誘導手段13としての誘導板13cが備えられている。誘導板13cは、一端から他端に向かって下り勾配であり、その他端が、前記第四のスクリーン10dの一端に接続されている。
第四のスクリーン10dの一端には、前記誘導板13cによって導かれた処理物が導入されるようになっている。また、その第四のスクリーン10dの他端には、風力選別部20dと排出手段12dが備えられている。さらに、第四のスクリーン10dの直下には、誘導手段13としての誘導板13dが備えられている。誘導板13dは、一端から他端に向かって下り勾配であり、その他端が、排出シュート14に接続され、処理物が次工程へ供給できるようになっている。
導入手段4によって第一のスクリーン10a上に供給された処理物は(矢印A参照)、その一部が第一のスクリーン10aの篩い部11aのメッシュを通過して誘導板13a上に落下し、その後、傾斜に沿って、次工程である第二のスクリーン10b上に供給される(矢印E参照)。
また、篩い部11aのメッシュを通過しない残余の処理物の一部は、その第一のスクリーン10aに設けた風力選別部20aで、給気フード21aからの送風(矢印B参照)とともに、吸引フード22aからの吸引力によって、その吸引フード22aに吸引される(矢印C参照)。なお、吸引されない残余の処理物は第一のスクリーン10aの排出手段12aから外部へ排出される(矢印D参照)。
このとき、吸引フード22aに吸引されるのは、φ20のメッシュを通過しなかった処理物のうち、見掛け比重がわずかに小さいモルタル成分(モルタル玉)が主体である。骨材もわずかに含まれるが、その量は、モルタル成分に比して微小である。このように、モルタル成分のみを吸引できるのは、その風力選別部20aの前段で、処理物を篩い部11aにかけているからである。
次に、第二のスクリーン10b上において、その一端に供給された前工程からの処理物は(矢印E参照)、その一部が第二のスクリーン10bの篩い部11bのメッシュを通過して誘導板13b上に落下し、その後、傾斜に沿って、次工程である第三のスクリーン10c上に供給される(矢印I参照)。
また、篩い部11bのメッシュを通過しない残余の処理物の一部は、その第二のスクリーン10bに設けた風力選別部20bで、給気フード21bからの送風(矢印F参照)とともに、吸引フード22bからの吸引力によって、その吸引フード22bに吸引される(矢印G参照)。なお、吸引されない残余の処理物は、第二のスクリーン10bの排出手段12bから外部へ排出される(矢印H参照)。
このとき、第一のスクリーン10aの場合と同様、吸引フード22bに吸引されるのは、φ15のメッシュを通過しなかった処理物のうち、見掛け比重がわずかに小さいモルタル成分(モルタル玉)が主体である。骨材もわずかに含まれるが、その量は、モルタル成分に比して微小である。このように、モルタル成分のみを吸引できるのは、その風力選別部20bの前段で、処理物を篩い部11bにかけているからである。
さらに、第三のスクリーン10c上において、その一端に供給された前工程からの処理物は(矢印I参照)、その一部が第三のスクリーン10cの篩い部11cのメッシュを通過して誘導板13c上に落下し、その後、傾斜に沿って、次工程である第四のスクリーン10d上に供給される(矢印M参照)。
また、篩い部11cのメッシュを通過しない残余の処理物の一部は、その第三のスクリーン10cに設けた風力選別部20cで、給気フード21cからの送風(矢印J参照)とともに、吸引フード22cからの吸引力によって、その吸引フード22cに吸引される(矢印K参照)。なお、吸引されない残余の処理物は、第三のスクリーン10cの排出手段12cから外部へ排出される(矢印L参照)。
このとき、第一のスクリーン10a及び第二のスクリーン10bの場合と同様、吸引フード22cに吸引されるのは、φ10のメッシュを通過しなかった処理物のうち、見掛け比重がわずかに小さいモルタル成分(モルタル玉)が主体である。
最後に、第四のスクリーン10d上において、その一端に供給された前工程からの処理物は(矢印M参照)、その一部が第四のスクリーン10dの篩い部11dのメッシュを通過して誘導板13d上に落下し、その後、排出シュート14を通じて次工程に供給される(矢印Q参照)。
また、篩い部11dのメッシュを通過しない残余の処理物の一部は、その第四のスクリーン10dに設けた風力選別部20dで、給気フード21dからの送風(矢印N参照)とともに、吸引フード22dからの吸引力によって、その吸引フード22dに吸引される(矢印O参照)。なお、吸引されない残余の処理物は、第四のスクリーン10dの排出手段12dから外部へ排出される(矢印P参照)。
このとき、吸引フード22dに吸引されるのは、φ5のメッシュを通過しなかった処理物のうち、見掛け比重がわずかに小さいモルタル成分(モルタル玉)が主体である点は同様である。
このように、処理物を、篩い部11を経由してから風力選別部20に移行させるので、第一のスクリーン10aから第四のスクリーン10dまで、いずれの工程においても、見掛け比重の近接する骨材とモルタル成分とを、高精度で選別することができる。
なお、前記第一のスクリーン10aの風力選別部20aによる処理物の吸引力と、前記第二のスクリーン10bの風力選別部20bによる処理物の吸引力とを比較すると、相対的に、第二のスクリーン10bにおける風力選別部20bの吸引力の方が、小さく設定されるのが望ましい。また、同様に、前記第二のスクリーン10bの風力選別部20bによる処理物の吸引力と、前記第三のスクリーン10cの風力選別部20cによる処理物の吸引力とを比較すると、相対的に、第三のスクリーン10cにおける風力選別部20cの吸引力の方が、小さく設定されるのが望ましい。さらに、前記第三のスクリーン10cの風力選別部20cによる処理物の吸引力と、前記第四のスクリーン10dの風力選別部20dによる処理物の吸引力とを比較すると、相対的に、第四のスクリーン10dにおける風力選別部20dの吸引力の方が、小さく設定されるのが望ましい。下位のスクリーン10に向かうにつれて、処理物の粒径は小さくなる傾向があるから、風力選別部20の吸引力も、徐々に弱くすることができる。
他の実施形態を、図2に示す。この実施形態の風力選別機2は、前記複数のスクリーン10、すなわち、第一のスクリーン10aから第四のスクリーン10dまでを、上下方向に並列に配置したものである。
主たる構成と作用は、前述の実施形態と同様であり、図2中に示す矢印の符号は、図1の実施形態で示す矢印の符号に「’(ダッシュ)」を付けたものが対応している。
なお、この実施形態では、スクリーン10を上下に並列させたことから、最下段に位置する第四のスクリーン10dを除き、前述の実施形態における誘導手段13の設置は省略している。すなわち、スクリーン10自体が、前記誘導手段13の機能を兼ねている。
また、最下段に位置する第四のスクリーン10dは、その下方に誘導手段13としての誘導板13dを備える。
この誘導板13dは、排出シュート14に接続されており、給気フード21eからの送風によって、その誘導板13d上の処理物が排出シュート14へ導かれるようになっている。
その他の基本的な構成、作用は、前述の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
さらに他の実施形態を図3に示す。この実施形態の風力選別機3は、前述の各実施形態が、篩い部11のメッシュを通過しなかった処理物に対して、風力選別部20による選別を行っていたのに対し、反対に、篩い部11のメッシュを通過した処理物に対して、風力選別部20による選別を行うものである。
図3に基づいて説明すると、風力選別機3は、水平に設けられたスクリーン10を複数備えている。この実施形態では、前記スクリーン10は、第一のスクリーン10a、第二のスクリーン10b、第三のスクリーン10cの3つで構成されている。スクリーン10の数は、処理物の種別やその選別の内容に応じて適宜設定することができる点は、前述の各実施形態の場合と同様である。
前記各スクリーン10a,10b,10cは、互いに同一の高さに配置されて、第一のスクリーン10a、第二のスクリーン10b、第三のスクリーン10cが、水平方向に並列している。
複数の前記スクリーン10のうち、第一のスクリーン10aと第二のスクリーン10bは、それぞれ所定寸法のメッシュを有する篩い部11(篩い部11a,11b)を備えている。第三のスクリーン10cには、篩い部11は設けられていない。この実施形態においても、篩い部11を織網で構成しているが、他の素材を用いてもよい。これらの篩い部11は、図示しない加振装置によって、振動させることができるようになっている。また、処理物を、第一のスクリーン10a、第二のスクリーン10b、第三のスクリーン10cの順に、下流側に向かって移送させるための搬送手段は、周知の手段を適宜設けることができる。
この実施形態では、処理物は、骨材とモルタル玉とを含むコンクリート廃材であり、その内容は、粒径6mm〜20mmの粒状体の集合である。第一のスクリーン10aの篩い部11aは、φ9のメッシュ(9mm以下の粒径の通過を許容する篩い)とし、第二のスクリーン10bの篩い部11bは、φ13のメッシュ(13mm以下の粒径の通過を許容する篩い)としている。
すなわち、下流側に位置するスクリーン10の篩い部11は、上流側に位置するスクリーン10の篩い部11よりも粗いメッシュとなっている。
また、前記第一のスクリーン10a、第二のスクリーン10bは、その下部にそれぞれ誘導手段13としての誘導板13a,13bを備えている。また、前記第一のスクリーン10a、第二のスクリーン10b、第三のスクリーン10cは、それぞれその他端に、給気フード21(給気フード21a,21b,21c)と、吸引フード22(吸引フード22a,22b,22c)とを備えた風力選別部20(風力選別部20a,20b,20c)とを備えている。
前記第一のスクリーン10aの風力選別部20aは、誘導板13aの他端部において、その誘導板13a上の処理物を吸引する機能を有する。前記第二のスクリーン10bの風力選別部20bは、誘導板13bの他端部において、その誘導板13b上の処理物を吸引する機能を有する。前記第三のスクリーン10cの風力選別部20cは、その第三のスクリーン10cの他端部において、その上の処理物を吸引する機能を有する。
また、前記各スクリーン10a,10b,10cには、その風力選別部20よりも他端側に、それぞれ処理物を外部に排出する機能を有する排出手段12a,12b、排出シュート14が設けられて、処理物を次工程へ供給できるようになっている。
導入手段4によって第一のスクリーン10a上に供給された処理物は(矢印A”参照)、その一部が第一のスクリーン10aの篩い部11aのメッシュを通過して誘導板13a上に落下する(矢印E”参照)。
また、篩い部11aのメッシュを通過しない残余の処理物の一部は、そのまま、横方向に移動して、次工程である第二のスクリーン10b上に供給される(矢印D”参照)。
誘導板13a上に落下した処理物は、その第一のスクリーン10aに設けた風力選別部20aで、給気フード21aからの送風(矢印B”参照)とともに、吸引フード22aからの吸引力によって、その吸引フード22aに吸引される(矢印C”参照)。なお、吸引されない残余の処理物は、第一のスクリーン10aが備える排出手段12aから外部へ排出される(矢印X参照)。
このとき、吸引フード22aに吸引されるのは、φ9のメッシュを通過した処理物のうち、見掛け比重がわずかに小さいモルタル成分(モルタル玉)が主体である。骨材もわずかに含まれるが、その量は、モルタル成分に比して微小である。
次に、第二のスクリーン10b上において、その一端に供給された前工程からの処理物は(矢印D”参照)、その一部が第二のスクリーン10bの篩い部11bのメッシュを通過して誘導板13b上に落下する(矢印I”参照)。
また、篩い部11aのメッシュを通過しない残余の処理物の一部は、そのまま、横方向に移動して、次工程である第三のスクリーン10c上に供給される(矢印H”参照)。
誘導板13b上に落下した処理物は、その第二のスクリーン10bに設けた風力選別部20bで、給気フード21bからの送風(矢印F”参照)とともに、吸引フード22bからの吸引力によって、その吸引フード22bに吸引される(矢印G”参照)。なお、吸引されない残余の処理物は、第二のスクリーン10bが備える排出手段12bから外部へ排出される(矢印Y参照)。
このとき、吸引フード22bに吸引されるのは、φ13のメッシュを通過した処理物のうち、見掛け比重がわずかに小さいモルタル成分(モルタル玉)が主体である。骨材もわずかに含まれるが、その量は、モルタル成分に比して微小である。
また、第三のスクリーン10c上において、その一端に供給された前工程からの処理物は(矢印H”参照)、その第三のスクリーン10cに設けた風力選別部20cで、給気フード21cからの送風(矢印J”参照)とともに、吸引フード22cらの吸引力によって、その吸引フード22cに吸引される(矢印K”参照)。なお、吸引されない残余の処理物は、第三のスクリーン10cの排出シュート14から次工程へ供給される(矢印Z参照)。
このとき、吸引フード22cに吸引されるのは、φ13のメッシュを通過しなかった処理物のうち、見掛け比重がわずかに小さいモルタル成分(モルタル玉)が主体である。骨材もわずかに含まれるが、その量は、モルタル成分に比して微小である。
なお、前記第一のスクリーン10aの風力選別部20aによる処理物の吸引力と、前記第二のスクリーン10bの風力選別部20bによる処理物の吸引力とを比較すると、相対的に、第二のスクリーン10bにおける風力選別部20bの吸引力の方が、大きく設定されるのが望ましい。また、同様に、前記第二のスクリーン10bの風力選別部20bによる処理物の吸引力と、前記第三のスクリーン10cの風力選別部20cによる処理物の吸引力とを比較すると、相対的に、第三のスクリーン10cにおける風力選別部20cの吸引力の方が、大きく設定されるのが望ましい。
また、この実施形態において、前記各スクリーン10a,10b,10cの風力選別部20a,20b,20cは、その給気フード21a,21b,21cの上端に、可撓性のある素材からなるシール部材23を備えている。
シール部材23を介して、給気フード21a,21b,21cが前記各スクリーン10a,10b,10cの下面に密着し、そのシール部材が可撓性を有するので、スクリーン10a,10b,10cが振動しても、そのスクリーン10a,10b,10cの下面と給気フード21a,21b,21cとの密着が維持され、所定の吸引力が維持されやすい。
このシール部材23の素材としては、例えば、ゴムや樹脂のチューブ等の筒状部材を採用することができる。特に、そのチューブの周面が蛇腹状になった素材(筒軸方向に伸縮自在で、筒軸交差方向にも変形自在な部材)を、給気フード21a,21b,21cの上端に取付けた構成を採用することができる。このシール部材23は、前述のいずれの実施形態においても、採用することができる。
また、前述の各実施形態において、給気フード21の出口に、整流板又は整流の機能を有する抵抗板を取り付けた構成を採用することができる。この構成によれば、スクリーン10や誘導手段13上の処理物に向かって、均等で安定した噴流を確保することができる。
上記の各実施形態では、篩い部11のメッシュの粗さの異なる複数のスクリーン10;10a,10b・・・や、その各スクリーン10;10a,10b・・・に対応する給気フード21;21a,21b・・・と吸引フード22;22a,22b・・・とを備えた風力選別部20;20a,20b・・・、あるいは、その風力選別部20;20a,20b・・・よりも他端側(終端側)に設けられる排出手段12;12a,12b・・・等の各要素を一つの風力選別装置として一体に設けたが、これらの装置を構成する各要素は、一体の装置ではなく、別々に分離した装置で構成されていてもよい。
また、これらの各実施形態の風力選別機1,2,3以外の装置を用いても、この発明の風力選別方法を実施することができる。
その風力選別方法の構成は、篩い部11のメッシュの粗さの異なる複数のスクリーン10;10a,10b・・・と、給気フード21;21a,21b・・・と吸引フード22;22a,22b・・・とを備えた風力選別部20;20a,20b・・・を用い、一のスクリーン10a上に供給された処理物を、前記一のスクリーン10aの篩い部11aのメッシュを通過するものと通過しないものとに分離する工程と、前記一のスクリーン10aの篩い部11aのメッシュを通過した処理物を、相対的にメッシュの細かい篩い部11bを備えた他のスクリーン10b上に供給する工程と、前記一のスクリーン10aの篩い部11aのメッシュを通過しなかった処理物に対して風力選別を行う工程と、前記他のスクリーン10b上に供給された処理物を、前記他のスクリーン10bの篩い部11bのメッシュを通過するものと通過しないものとに分離する工程と、前記他のスクリーン10bの篩い部11bのメッシュを通過した処理物を次工程に供給する工程と、前記他のスクリーン10bの篩い部11bのメッシュを通過しなかった処理物に対して風力選別を行う工程とを備えたことを特徴とする風力選別方法である。
あるいは、篩い部11のメッシュの粗さの異なる複数のスクリーン10;10a,10b・・・と、給気フード21;21a,21b・・・と吸引フード22;22a,22b・・・とを備えた風力選別部20;20a,20b・・・を用い、一のスクリーン10a上に供給された処理物を、前記一のスクリーン10aの篩い部11aのメッシュを通過するものと通過しないものとに分離する工程と、前記一のスクリーン10aの篩い部11aのメッシュを通過しなかった処理物を、相対的にメッシュの粗い篩い部11bを備えた他のスクリーン10b上に供給する工程と、前記一のスクリーン10aの篩い部11aのメッシュを通過した処理物に対して風力選別を行う工程と、前記他のスクリーン10b上に供給された処理物を、前記他のスクリーン10bの篩い部11bのメッシュを通過するものと通過しないものとに分離する工程と、前記他のスクリーン10bの篩い部11bのメッシュを通過しなかった処理物を次工程に供給する工程と、前記他のスクリーン10bの篩い部11bのメッシュを通過した処理物に対して風力選別を行う工程とを備えたことを特徴とする風力選別方法である。
このとき、これらの風力選別方法の各工程に関わる装置は、風力選別機を構成する一体の装置として組み込まれていてもよいし、物理的に離れた箇所に設けられた別々の装置によって風力選別方法が実施されるようにしてもよい。また、その工程間における処理物を移送させる手段、及び、各工程における処理物の投入手段、排出手段は、周知の技術を採用できる。また、これらの移送、投入、排出を手作業で行うことも可能である。
1,2,3 風力選別機
4 導入手段
10,10a,10b,10c・・・ スクリーン
11,11a,11b,11c・・・ 篩い部
12,12a,12b,12c・・・ 排出手段
13 誘導手段
13a,13b,13c,13d・・・ 誘導板
14 排出シュート
20,20a,20b,20c・・・ 風力選別部
21,21a,21b,21c・・・ 給気フード
22,22a,22b,22c・・・ 吸引フード
23 シール部材

Claims (4)

  1. 篩い部(11)のメッシュの粗さの異なる複数のスクリーン(10;10a,10b・・・)と、給気フード(21;21a,21b・・・)と吸引フード(22;22a,22b・・・)とを備えた風力選別部(20;20a,20b・・・)を用い、
    一のスクリーン(10a)上に供給された処理物を、前記一のスクリーン(10a)の篩い部(11a)のメッシュを通過するものと通過しないものとに分離する工程と、前記一のスクリーン(10a)の篩い部(11a)のメッシュを通過しなかった処理物を、相対的にメッシュの粗い篩い部(11b)を備えた他のスクリーン(10b)上に供給する工程と、前記一のスクリーン(10a)の篩い部(11a)のメッシュを通過した処理物に対して風力選別を行う工程と、
    前記他のスクリーン(10b)上に供給された処理物を、前記他のスクリーン(10b)の篩い部(11b)のメッシュを通過するものと通過しないものとに分離する工程と、前記他のスクリーン(10b)の篩い部(11b)のメッシュを通過しなかった処理物を次工程に供給する工程と、前記他のスクリーン(10b)の篩い部(11b)のメッシュを通過した処理物に対して風力選別を行う工程とを備えたことを特徴とする風力選別方法。
  2. 一端から他端に向かって下り勾配又は水平に設けられたスクリーン(10;10a,10b・・・)を複数備え、前記各スクリーン(10;10a,10b・・・)はそれぞれ篩い部(11)を備えて、一のスクリーン(10a)の前記篩い部(11a)は、他のスクリーン(10b)の前記篩い部(11b)よりも細かいメッシュとなっており、前記各スクリーン(10;10a,10b・・・)の前記篩い部(11;11a,11b・・・)の下方に誘導手段(13;13a,13b・・・)を設け、その誘導手段(13;13a,13b・・・)に、給気フード(21;21a,21b・・・)と吸引フード(22;22a,22b・・・)とを備えた風力選別部(20;20a,20b・・・)を設け、その風力選別部(20;20a,20b・・・)よりも他端側に排出手段(12;12a,12b・・・)を設け、
    前記一のスクリーン(10a)上に供給された処理物は、その一部が前記一のスクリーン(10a)の篩い部(11a)のメッシュを通過してさらにその通過した処理物の一部が前記一のスクリーン(10a)下部の前記誘導手段(13a)に設けた前記風力選別部(20a)で前記吸引フード(22a)に吸引され、吸引されない残余の処理物は、前記一のスクリーン(10a)の前記排出手段(12a)から外部へ排出され、メッシュを通過しない残余の処理物は、前記他のスクリーン(10b)上に供給されるとともに、
    前記他のスクリーン(10b)上に供給された処理物は、その一部が前記他のスクリーン(10b)の篩い部(11b)のメッシュを通過してさらにその通過した処理物の一部が前記他のスクリーン(10b)下部の前記誘導手段(13b)に設けた前記風力選別部(20b)で前記吸引フード(22b)に吸引され、吸引されない残余の処理物は、前記他のスクリーン(10b)の前記排出手段(12b)から外部へ排出され、メッシュを通過しない残余の処理物は次工程へ供給されることを特徴とする風力選別機。
  3. 前記各スクリーン(10;10a,10b・・・)は、互いに高さの異なる位置に配置されて、前記他のスクリーン(10b)が前記一のスクリーン(10a)よりも下方に設けられていることを特徴とする請求項に記載の風力選別機。
  4. 前記一のスクリーン(10a)の前記風力選別部(20a)による処理物の吸引力と、前記他のスクリーン(10b)の前記風力選別部(20b)による処理物の吸引力とは、異なる強さに設定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の風力選別機。
JP2010060899A 2010-03-17 2010-03-17 風力選別機 Active JP5204145B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010060899A JP5204145B2 (ja) 2010-03-17 2010-03-17 風力選別機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010060899A JP5204145B2 (ja) 2010-03-17 2010-03-17 風力選別機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011194277A JP2011194277A (ja) 2011-10-06
JP5204145B2 true JP5204145B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=44873160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010060899A Active JP5204145B2 (ja) 2010-03-17 2010-03-17 風力選別機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5204145B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109772712A (zh) * 2018-12-29 2019-05-21 攀枝花市兴鼎钛业有限公司 一种矿石的初筛选工艺流程及初筛选装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6814026B2 (ja) * 2016-11-09 2021-01-13 株式会社中山鉄工所 選別装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52106877U (ja) * 1976-02-10 1977-08-15
JPS5422277U (ja) * 1977-07-18 1979-02-14
JP3151148B2 (ja) * 1996-04-19 2001-04-03 株式会社栗本鐵工所 廃棄物選別装置
JP3440021B2 (ja) * 1999-03-24 2003-08-25 株式会社栗本鐵工所 廃棄物の選別装置
JP4742067B2 (ja) * 2007-05-18 2011-08-10 株式会社キンキ 振動デッキとそれを備えた篩分装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109772712A (zh) * 2018-12-29 2019-05-21 攀枝花市兴鼎钛业有限公司 一种矿石的初筛选工艺流程及初筛选装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011194277A (ja) 2011-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100209104B1 (ko) 곡물 선별 장치
US20210283658A1 (en) Sorting Waste Materials
AU2007351238B2 (en) Method of and apparatus for sorting mineral
JP5465589B2 (ja) 廃棄物選別処理装置
KR100557250B1 (ko) 건설폐기물의 이물질 선별기
KR20100108652A (ko) 곡물 선별기
CA2284649C (en) Sorting waste materials
KR100396451B1 (ko) 건축폐기물의 토사 선별장치
JP2018075521A (ja) 選別装置
KR100722574B1 (ko) 진동스크린
US20110005979A1 (en) Processing waste
JP5204145B2 (ja) 風力選別機
US20100230330A1 (en) Method of and apparatus for the pre-processing of single stream recyclable material for sorting
KR100792027B1 (ko) 풍력비중선별장치
JP4010998B2 (ja) 比重差選別機
CN111842130A (zh) 钕铁硼稀土合金碎片的多级分选装置
JP2004136225A (ja) 比重差選別機
JP2011025208A (ja) 選別及び分級装置
JP2008284533A (ja) 選別機
JP3151148B2 (ja) 廃棄物選別装置
JPH05337441A (ja) 破砕廃棄物の選別装置
JP3146626U (ja) 木材チップ分離装置
KR200388830Y1 (ko) 진동스크린
JP2003275687A (ja) 廃棄物選別処理設備
JP2005329346A (ja) 風力選別装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5204145

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3