JP2018075521A - 選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】混在した原料から、軽量の異物を簡素な構成で吸引力を利用し、自動的に効率よく、確実に安定して選別し除去する選別装置の提供。【解決手段】ふるいとして傾斜スクリーン7を用い、傾斜スクリーン7を振動させて、種々の材料を含む原料Aから軽量の異物G等の不要材料を除去した再生可能な材料Dとする選別装置1であり、傾斜スクリーン7の各段の上方に、軽量の異物G等を空気とともに吸い込み除去する吸引体3を、ふるい枠体6の側壁に跨がせて設置し、吸引穴から吸引し、ふるい分けを行うとともに傾斜スクリーン7上を移動する原料から浮き上がっている軽量の異物Gを吸い込むことを特徴とする選別装置1。【選択図】図1

Description

本発明は、建築廃棄物、混合産業廃棄物等の原料から、軽量な異物等の不要な材料を選別し取り除き再利用するための選別装置に関する。更に詳しくは、小型、簡素な構成で軽量な異物等の不要な材料を選別し、空気とともに吸い込み除去する機能を備えた選別装置に関する。
コンクリート廃材、アスファルト廃材等の建築廃材は、建築工事、解体工事、土木工事等において、通常、建設廃棄物として排出される。この建設廃棄物は、今日では産業廃棄物としてそのまま廃棄するのではなく、有効利用することが求められている。即ち、建築廃棄物は、一般に同質の材料であるので、破砕されているコンクリート材料は、ふるい装置により所定の大きさ以上のものと所定の大きさ以下のものとにふるわれて、大きさ毎に分別され、用途に応じて再生路盤材等として各々が再利用されている。しかし、建築廃棄物等には、木屑、紙、発泡スチロール、プラスチック類等のいわゆるゴミと称する軽量な異物が混入しており、そのままでは再利用することができない。
言い換えると、所定の大きさ以下に分別された建築廃棄物は、ふるわれた材料の大きさが略一定なるが故に例えば、再生路盤材として利用可能であるが、その建築廃棄物の中に木屑、紙、ビニール等の不純物、不要材料等、いわゆるゴミと称されるものが多く混入していると、再生路盤材に再利用することができない。そこで、建築廃棄物は、作業者による手選別で、木屑、紙、プラスチック等のものを選別して取り除く必要があった。また一部では、自動的に取り除く装置も使用されている。
しかしながら、特に手選別で、建築廃棄物、混合産業廃棄物から不純物、不要材料等を取り除く作業は大変な工数と労力のかかる作業である。又、混合産業廃棄物に含まれている小さいものは、手選別は容易でなく、埋め立て処理されてしまうことが多い。そのため、前述のように自動で選別することが可能な選別装置、選別方法、選別システムが種々提案されている。このような選別装置等については同一出願人も種々提案している。
例えば、従来の建築廃材の処理システムとして、スクリーン及び振動付与機構を有する振動ふるい装置と、吸引ノズル、サイクロン及びファン装置を有する不純物除去装置と、吸引ノズル下方のスリット網に下方から風を送る送風機構とを具備しているもの、或いはスクリーンの排出側に設けられたスリット装置を設け、そのスリット上に原料の移動方向を横切るように巻回ベルトの装置を設置し、軽量の異物をベルト側に吸引し除去するものが知られている(例えば、特許文献1、2及び3参照)。
特開2005−329346号公報 特開2011−240306号公報 特開2012−239934号公報
以上説明したように、軽量の異物等を除去するために、原料の移動方向を横切る方向に巻回ベルトを設ける等により、従来の装置は選別装置のスクリーンの端部から外れた排出位置に、除去装置を設けて自動的に軽量の異物を除去する構成であった。このような構成で軽量の異物の回収を行うことは、どうしてもその構造を複雑にし、装置の床面積も大きくなり、コストの増加を招くものとなっていた。
本発明は上述のような技術背景のもとになされたものであり、下記の目的を達成する。
本発明の選別装置の目的は、簡素な構成で複雑な機構を要せず、吸引力を利用した構成のものにし、軽量の異物を自動的に効率よく、確実に安定して選別し除去するようにした選別装置の提供にある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本発明1の選別装置は、複数の材料が含まれた原料から、所定の材料を選別するための選別装置であって、水平面に対して一方の側が高くなる角度を有するように傾斜して配置されているとともに、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーン(7)に振動を付与し、前記一方の側から他方の側に原料が移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーン(7)の下方側に落下させて選別する選別装置本体(2)と、前記選別装置本体(2)に、多段に積層された前記傾斜スクリーン(7)を内蔵し付与された振動でふるい動作を行うふるい枠体(6)と、前記傾斜スクリーン(7)の上方に位置し、原料の移動方向を横切る水平方向に前記ふるい枠体(6)の側壁(6a)に跨って設けられ、前記原料の軽量の異物(G)を空気とともに吸引し、前記側壁(6a)側より排出する吸引体(3)と、前記ふるい枠体(6)に設けられ、前記吸引体(3)を支持固定するとともに、前記軽量の異物(G)を集塵機(16)へ送出する回収装置の取り付けを可能とする取り付け手段(20)とからなる。
本発明2の選別装置は、本発明1の選別装置において、前記傾斜スクリーン(7)の下部に、前記傾斜スクリーン(7)上の前記原料から軽量の異物(G)を空気の吹き出しにより浮き上がらせる空気吹き出し手段(18)を設けたことを特徴とする。
本発明3の選別装置は、本発明1又は2の選別装置において、前記吸引体(3)は、前記ふるい枠体(6)の両側壁(6a)間に沿って軽量の異物(G)を吸引するために複数の吸引穴(3d)を設けていることを特徴とする。
本発明4の選別装置は、本発明1又は2の選別装置において、前記取付け手段(20)は、前記ふるい枠体(6)に対し前記吸引体(3)の取り付け位置を調整可能に固定できる手段であることを特徴とする。
本発明5の選別装置は、本発明1又は2の選別装置において、前記吸引体(3)は、個別の傾斜スクリーン(7)に対し複数個設置されていることを特徴とする。
本発明によると、次の効果が奏される。本発明の選別装置は、吸引された軽量の異物であるゴミを、傾斜スクリーンから吸引した後、装置本体の側壁側から外部へ排出回収する構成にした。このことにより、構成が簡素化された。又、傾斜スクリーンが複数段の構成においても側壁側から排出する構成により、他装置との干渉なく、簡素な構成となった。このため、いずれの傾斜スクリーンにも同様な構造の吸入体を複数設置できるようになり、製造コストが削減できる構成となった。
図1は、本発明の選別装置の正面図である。 図2は、本発明の選別装置の側面図である。 図3は、他の実施の形態を示す部分正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。図1は、選別装置1の全体構成を示す正面図で、図2は、その側面図である。これらの図は模式的に示している。図に示すように、本発明の選別装置1を含む全体構成としては、振動ふるい選別手段2、吸引手段3、選別装置本体4(以下「本体4」という)、ベルトコンベア5等の手段、装置等から構成されている。振動選別ふるい手段2は、本体を構成するふるい枠体6、網目を保持する傾斜スクリーン7、ふるいに振動を与えるための加振装置8、弾性支持体9等から構成されている。ふるい枠体6は、本体4に対して弾性支持体9を介して弾性支持(振動可能)されている。
弾性支持体9は、一般的なコイルバネ、板バネ等の金属ばねである。ふるい枠体6は、加振装置8により振動が付与されている。加振装置8は、本体4に取り付けられた加振モータ8aが回転すると、ベルトを介して偏心された錘等からなるもので、ふるい枠体6に振動を付与する構成になっている。この構成は、一般的に公知の構成であり、その詳細な説明は省略する。ふるい枠体6の内部には、所定の大きさのメッシュを有する傾斜スクリーン7が設けられている。
傾斜スクリーン7は、本例の場合は3段構成になっていて、各々の傾斜スクリーン7は、鉛直方向に順次、上段に第1スクリーン7aが、中段に第2スクリーン7bが、下段に第3スクリーン7cが積層して配置されている。又、第1傾斜スクリーン7a上には、カバー22が設けられている。各傾斜スクリーン7a,7b,7cは後方側(一方の側で原料投入側)が高く、前方側(他方の側で排出側)が低くなるように、所定の角度で傾斜している。ホッパー10を介して第1傾斜スクリーン7a上に供給された原料Aは、重力と、この傾斜と第1傾斜スクリーン7aに付与される振動と、によって前方側(図1の右方)に移動する。
投入された原料Aは、各傾斜スクリーン7a,7b,7cの各々のメッシュを介して落下し、各々の傾斜スクリーン7a,7b,7cを通して段階的にふるわれる。原料Aは、第1傾斜スクリーン7aでふるわれると、第1傾斜スクリーン7aのメッシュより小さい粒度の原料A中の原料Bとして、第2傾斜スクリーン7b上に落下し、引き続き連続してふるわれる。更に、原料Bは、この第2傾斜スクリーン7bでふるわれ、第2傾斜スクリーン7bのメッシュより小さい粒度の原料Cが、第3傾斜スクリーン7c上に落下する。
第1傾斜スクリーン7aでふるわれ後に残った原料A、及び第2スクリーン7bでふるわれ残った原料Bは、第2傾斜スクリーン7bの排出端でまとめられ、第2傾斜スクリーンの排出端に設置されたシュート11を介して、第1コンベア12に回収され移送される。即ち、第1傾斜スクリーン7aの排出端部は、開放状態になっていて、その端部に移動した原料は、図の矢印で示すように、全て第2傾斜スクリーン7b上に落下するようになっている。又、第2傾斜スクリーン7bでふるわれた原料Cは、第3傾斜スクリーン7cに落下し、この第3傾斜スクリーン7cでふるわれるが、残った原料Cは、矢印で示すように、第3傾斜スクリーン7cの排出端に設置されたシュート13を介して、第2コンベア14に回収される。
この最終段階の下段の第3傾斜スクリーン7cでふるわれ落下した原料Dは、コンベア15のベルト上に回収され、P方向(図1参照)に移動することにより、所定の大きさ以下の材料として第3コンベア15上方端から落下させ回収される。傾斜スクリーン7の前方端側(図1の右方下端)には、各々の傾斜スクリーン7a,7b,7cの上部、即ち、原料の移動方向の直角方向上部に位置して、即ち、原料通過空間の上部に相当する位置に所定距離を隔てて、水平方向に軽量の異物Gを空気と共に吸引により回収するための吸引体3が設けられている。
即ち、第1傾斜スクリーン7aに対応して第1吸引体3aが、第2傾斜スクリーン7bに対応して第2吸引体3bが、第3傾斜スクリーン7cに対応して第3吸引体3cが各々の傾斜スクリーン7に設けられている。これらの吸入体3a,3b,3cは、原料の移動方向を横切る略水平方向に設置され、ふるい枠体6内の両側壁6aに跨って取り付けられている。これらの吸引体3は、軽量の異物Gを吸引するためのもので、中空状の筒体である。この吸引体3の中空の一方の端部は閉じられ、他方の端部は開放されており、図2に示すように、ふるい枠体6の側壁6aの外に連なって回収通路を形成している。
これらの吸引体3には、内部が空洞の円管状の形をしたものであり、外周に複数の貫通孔である吸引穴3dが配置されている。この吸引穴3dは、傾斜スクリーン側に面している。この吸引穴3dを介して傾斜スクリーン7上の軽量の異物Gを空気とともに、吸引体3である筒体内に吸引し、軽量の異物Gを回収する構成となっている。これらの吸引体3は、各傾斜スクリーン7上に所定距離を隔てて設置されており、軽量の異物Gを効率よく吸引し、この吸引された軽量の異物Gはふるい枠体6の側壁6aから集塵機16により外部に排出される。
排出された軽量の異物Gは、各吸引体3a,3b,3cから集塵機16にまとめられ回収される。この吸引体3に吸引される軽量の異物Gは、紙、プラスチック、発泡材、ビニール、木片等のいわゆる焼却可能なゴミである。このゴミは、石材、アスファルト材等と異なるものである。ふるい動作の過程で移動中に、ゴミは軽いので傾斜スクリーン7上に浮き上がり、各原料A,B,Cの上部に達するので、空気の吸引力を利用し吸引するものである。
このようにすることで、ふるい動作のどの段階においても、傾斜スクリーン7上の軽量の異物Gを吸引できる構成としたものである。これにより、ふるわれた原料は、効率よく軽量の異物Gを取り除くことになり、リサイクル材等に有効に利用できる原料となる。本実施の形態に関わる選別装置1については、前述したように、本出願人も含めて種々の異なる選別装置が提案されている。本実施の形態の選別装置1の基本的な構造、即ち、そのふるいの構造、加振機等は、公知技術であるので、その詳細な説明は省略する。
第3傾斜スクリーン7cでふるわれて残った原料Cは、移動中に、軽量の異物Gが第3吸入体3cにより吸引され、軽量の異物Gが除去されて残った原料Cは、排出側端部(図1の右側端部)より排出され、第2シュート13を介して第2コンベア14に排出される。この第2コンベア14に回収された原料Cは、所定の大きさ以上であるが原料Bより小さい一定粒の原料Cとして第2コンベア14より矢印Qの方向(図2参照)に搬送される。第2コンベア14により搬送された原料Cは、搬送端より外部に放出され所定場所に堆積し再利用される。又、第3傾斜スクリーン7cでふるわれた原料Dは、細かい粒度の最終段階の原料Dとなり、第3コンベア15に落下させコンベア端から回収し所定の場所に堆積される。
又、第2傾斜スクリーン7bでふるわれて残った原料Bは、混在している軽量の異物Gが第2吸引体3bにより吸引され、残った原料Bは排出側端部より排出され、第1シュート11を介して第1コンベア12に送られる。又、第1傾斜スクリーン7aでふるわれて残った原料Aは、混在している軽量の異物Gが第1吸引体3aにより吸引され、排出側端部に送られ、前述のように原料Aはこの端部から第2傾斜スクリーン7b上の端部に落下する。
排出側端部では、第1傾斜スクリーン7aからの原料Aと、この第1傾斜スクリーン7aでふるわれた原料Bとが混在し排出されることになる。この原料A,Bは粗い原料であるので、第1コンベア12を介して破砕機17に導かれ破砕された上で、再度ホッパー10を通して第1傾斜スクリーン7aに再投入される。破砕機17は、第1コンベア12から導かれる材料以外は、別に運び込まれた大きな粗材Sを直接破砕するために利用される。又、ホッパー10には、破砕の必要がないリサイクル材Tも投入される。原料A,Bは、形状、大きさが不揃いの粗い原料であるので、再度破砕し選別を容易にする。
吸引体3の構造において、第1傾斜スクリーン7a上の粗い原料の中の軽量の異物Gは、第1吸引体3aを介して除去されるが、除去しきれずふるわれて第2傾斜スクリーン7bに落下した軽量の異物Gは、第2傾斜スクリーン7b上に設置された第2吸引体3bで吸引され回収される。即ち、粗い原料においては、2段構えの吸引体構成により軽量の異物Gを除去することになる。ただし、第1吸引体3aで除去できなかった軽量の異物Gは、形状が大きく吸引穴3dを通過できないものが残る。この形状が大きい軽量の異物Gは、粗い原料とともに第1シュート11で排出されることになるが、場合によっては手作業で取り除かれる。手作業で取り除くことを行わない場合は、大きな軽量の異物Gも原料Aとともに第1コンベア12を介して破砕機17に導かれ、原料とともに破砕される。
軽量の異物Gが除去された原料Cは、第3傾斜スクリーン7cの排出端から第2シュート13に放出され第2コンベア14に導かれる。第2コンベア14の原料Cは、前述したように所定のメッシュを通過した一定粒度の原料となっているので、再利用の原料Cとして所定位置に堆積される。本構成においては、軽量の異物Gを効率よく除去し吸引するため、第2傾斜スクリーン2の下部に、図示しない空気源から強制的に加圧空気が供給するための空気吹き出し手段18が配置されている(図1参照)。この空気吹き出し手段18からは、一定の圧力を有して空気が吹き出し、軽量の異物Gを上方へ舞い上がらせる。このことにより、軽量の異物Gを容易に浮き上がらせ吸引しやすくしている。本例では、最も効率的な位置として、第2傾斜スクリーン7bの下部に配置した構成で説明しているが、他の傾斜スクリーン7a,7cの位置であってもよく、又、複数の空気吹き出し手段18を設置してもよい。
吸引体3は、本実施の形態においては円筒体としている。外周に複数の丸形状の吸引穴3dを設け、この吸引穴3dを介し、軽量の異物Gを空気とともに円筒体内に吸い込む形態のものである。この吸引体3は、各々の傾斜スクリーン7に対応して設けられるが、吸引穴3dの大きさは、各傾斜スクリーン7によって異なる大きさとしてもよい。吸引された軽量の異物Gは、吸引穴3dから吸引された後、円筒体である第1吸引体3a、第2吸引体3b、第3吸引体3bのそれぞれの軸線方向に沿って端部に送られ、ふるい枠体6の側壁6aから外部へ排出される。外部へ排出された軽量の異物Gは、ダクト19を介して集塵機16に回収される。この集塵機16は、図示していないが、吸引式の家庭用掃除機に類似した空気を吸引する機能を有したものである。
吸引体3はふるい枠体6の両側壁6aに跨って設置されており、一方の側壁端部側から、軽量の異物Gは放出される。この端部にはふるい枠体6と一体に吸引体3を取り付ける取り付け構成体を成している。吸引体3は、交換可能に取り付けが可能になっている。この取り付け手段20は、最も簡素な方法としてボルト取り付けとしている。又、ふるい枠体6に吸引体3を取り付けるための間接部材を介して取り付け、これに吸引体3をボルトで固定する方法であってもよい。
吸引体3は固定的に設置してもよいが、移動する原料上面の最適位置に吸引体3を移動可能形状にして調整し設置する方法でもよい。この場合は、吸引体3とふるい枠体6との相対位置ずれが生じることになる。この場合は、例えばボルト穴を長溝形式にして、吸引体3の高さ位置を調整した後にボルトを締め固定とする。又、この吸引体3の固定は、ふるい枠体6の両側壁6aに跨って設置されるステーに固定することでもよい。この吸引体3は目詰まり等のトラブルが生じたときには、この目詰まり吸引体3を即座に取り外し、新しい吸引体3に交換する。
この交換は、該当する傾斜スクリーン7の上部の傾斜スクリーン7を外せば、ワンタッチで容易に行うことが可能である。又、吸引体3の吸引穴3dを丸穴として説明したが、間口の大きなタイプの穴であってもよい。さらに各傾斜スクリーン7の設置状況に応じ、吸引穴3dの大きさ、形状等を個別に変えたものとしてもよい。吸引した吸引体3の軽量の異物Gは、いずれの吸引体3a,3b,3cの軽量の異物Gもふるい枠体6の側壁6a方向から回収する構成にしている。この吸引体3は、移動する各傾斜スクリーン7上の原料上に所定距離を隔てて吸引穴3dを原料側方向に向けて設置されている。このように吸引体3は、複数個上下方向に、位置が異なって設置される場合であっても、選別装置1上方に複雑な構造を配置することも、干渉することもなく、側壁6aに設置できる上、これに連結するダクト19等の回収装置も容易に設置することができる。
本例の場合は、3つの吸引体3a,3b,3cからの軽量の異物Gを同時に回収できる簡易な構成となっている。吸引体3から集塵機16への回収はダクト19を介して行う。このダクト19は、ふるい枠体6の回収側側壁6aに取り付けられる。このダクト19は、ふるい枠体6が振動で動く装置であるので、フレキシブルなタイプのものとなる。複数の吸入体3からの軽量の異物Gを選別装置上部でまとめて回収する構成は、回収装置間の干渉を避けなければならないので、従来の装置の構成は複雑になってしまう欠点があった。本構成は、複数の回収手段が側壁に設けられたことにより、複数のものであっても吸引体個別に回収することができ容易な構成となっている。各吸引体3からの軽量の異物Gは、同一の集塵機16に集められる。又、この吸引体3の構成は、既存の選別装置に対しても、側壁の一部に改造を加えるのみで容易に設置することができる構成である。
図3に示す構成は、各段の個々の傾斜スクリーン7上に、複数の吸引体31をふるい枠体30の側壁30aに取り付けた他の実施例を示したものである。軽量の異物Gが多い場合は、1つの吸引体3では除去できないこともある。同じ傾斜スクリーン7に複数の吸引体3を設けることで、より多くの軽量の異物Gを吸引することが可能である。結果的に、ふるわれた原料は、軽量の異物の少ない再生材となる。図3に示した実施の形態では、3個の吸引体31a,31b,31cを第1傾斜スクリーン7a上に設置した例としている。しかし、他の傾斜スクリーン7上で同様構成であってもよく、その数に限定はない。又、吸引体3は、形状の異なるタイプのものであってもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されることはなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。
1…選別装置
2…振動ふるい選別手段
3…吸引体
4…選別装置本体
5…コンベア
6…ふるい枠体
7…傾斜スクリーン
8…加振装置
9…弾性支持体
10…ホッパー
16…集塵機
17…破砕機

Claims (5)

  1. 複数の材料が含まれた原料から、所定の材料を選別するための選別装置であって、
    水平面に対して一方の側が高くなる角度を有するように傾斜して配置されているとともに、所定の大きさのふるい目を有する傾斜スクリーン(7)に振動を付与し、前記一方の側から他方の側に原料が移動している間に、所定の大きさ以下の材料を、前記ふるい目を介して前記傾斜スクリーン(7)の下方側に落下させて選別する選別装置本体(2)と、
    前記選別装置本体(2)に、多段に積層された前記傾斜スクリーン(7)を内蔵し付与された振動でふるい動作を行うふるい枠体(6)と、
    前記傾斜スクリーン(7)の上方に位置し、原料の移動方向を横切る水平方向に前記ふるい枠体(6)の側壁(6a)に跨って設けられ、前記原料の軽量の異物(G)を空気とともに吸引し、前記側壁(6a)側より排出する吸引体(3)と、
    前記ふるい枠体(6)に設けられ、前記吸引体(3)を支持固定するとともに、前記軽量の異物(G)を集塵機(16)へ送出する回収装置の取り付けを可能とする取り付け手段(20)と
    からなる選別装置。
  2. 請求項1に記載された選別装置において、
    前記傾斜スクリーン(7)の下部に、前記傾斜スクリーン(7)上の前記原料から軽量の異物(G)を空気の吹き出しにより浮き上がらせる空気吹き出し手段(18)を設けたことを特徴とする選別装置。
  3. 請求項1又は2に記載された選別装置において、
    前記吸引体(3)は、前記ふるい枠体(6)の両側壁(6a)間に沿って軽量の異物(G)を吸引するために複数の吸引穴(3d)を設けていることを特徴とする選別装置。
  4. 請求項1又は2に記載された選別装置において、
    前記取付け手段(20)は、前記ふるい枠体(6)に対し前記吸引体(3)の取り付け位置を調整可能に固定できる手段であることを特徴とする選別装置。
  5. 請求項1又は2に記載された選別装置において、
    前記吸引体(3)は、個別の傾斜スクリーン(7)に対し複数個設置されていることを特徴とする選別装置。
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