JP5203835B2 - リード線の固定方法及びリード線の固定構造 - Google Patents

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本発明は、モータのステータコアに巻回されたステータ巻線と、ステータコアの一端側でステータ巻線の延長部を覆うカバーに装着された電気コネクタとを電気的に相互接続するリード線の固定方法及びリード線の固定構造に関する。
工作機械やロボットなどに適用されるモータの一例として、ステータとロータを備えた同期モータがある。同期モータのステータは、ステータコアと、コアに設けられた複数のスロットに巻回されたステータ巻線とを備えている。本発明は、ステータ巻線と電気コネクタとを電気的に相互接続するリード線の固定方法及び固定構造に関するものであり、リード線の固定構造として図6及び7に示すものが知られている。図6は、ステータ巻線端と電気コネクタ26との間のリード線30をステータ巻線20のエンド(コイルエンド)上で固定部品50を用いて固定する構造が示され、図7はリード線30をステータ巻線20のエンドとカバー22との隙間に固定するリード線の固定構造が示されている。
また、リード線の固定構造に関連する従来の一例として、特許文献1で開示されているものが知られている。特許文献1の第2頁左欄第5行目〜第19行目には、「固定子コイルのコイルエンド上にコイルエンドに沿う接続部挿入溝を設けた合成樹脂性のターミナルを形成し、前記接続部挿入溝は、ターミナルの中央に形成された壁部を挟んで両側に位置し、長手方向における一端は開路し、他端面が壁部にて閉塞されてなる形状に形成し、固定子コイルの端末と口出線を松葉状に接続した接続部を、前記ターミナルの接続部挿入溝に挿入し、さらにこのターミナルの側面に合成樹脂の封着部を一体に固着成形し、上記接続部挿入溝を封することにより、固定子コイルの口出部を小型形状にまとめて確実に固定し、固定コイルの端末と口出線の接続箇所の絶縁性能を高めると共に、この固定子コイルの口出部の絶縁固定処理作業を能率よく行い、かつターミナルの高さを低く抑えてターミナルの小形化を図る」と記載されている。
実公昭61−3242号公報
図6に示すリード線の固定構造や特許文献1で開示されている固定方法では、リード線30をカバー22内の任意の位置に固定するための部品50を必要とし、部品コストがかかるという問題やモータの組み立てに時間がかかるという問題があった。
また、図7に示すリード線の固定構造は、リード線30を固定するために、ステータ巻線20のエンドとカバー22との隙間にリード線30を押し込まなければならず、ステータ巻線20のエンドとカバー22の隙間の大きさや、リード線30の太さによっては、リード線30を隙間に押し込むことができない場合や、無理やり押し込んだときにリード線30が損傷する心配があった。
本発明は、リード線を固定するための専用部品を省略することができ、リード線をカバー内に容易に固定することができるリード線の固定方法及びリード線の固定構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、モータのステータコアに巻回されたステータ巻線と、前記ステータコアの一端側で前記ステータ巻線の延長部を覆うカバーに装着された電気コネクタとを電気的に相互接続するリード線の固定方法において、前記リード線を1次最小座屈荷重以上で2次最小座屈荷重以下の座屈荷重で座屈する長さとして前記ハウジング内に配線することと、前記リード線が前記ステータ巻線に接続する一端又は前記リード線が前記電気コネクタに接続する他端に縦方向の圧縮荷重を加えて前記リード線を横方向に曲げることで、前記リード線を前記ハウジングの内壁に当接させて固定することと、を備えたリード線の固定方法を提供する。
また、本発明の他の態様は、モータのステータコアに巻回されたステータ巻線と、前記ステータコアの一端側で前記ステータ巻線の延長部を覆うカバーに装着された電気コネクタとを電気的に相互接続するリード線の固定構造において、前記リード線が1次最小座屈荷重以上で2次最小座屈荷重以下の座屈荷重で座屈する長さを有して前記カバー内に配線され、前記リード線が横方向の曲げにより、該リード線が前記カバーの内壁面に当接して固定されているリード線の固定構造を提供する。
また、本発明は、前記リード線の固定構造において、前記ステータ巻線の延長部分と、該延長部分に続くケーブルとを備えた前記リード線において、前記延長部分と前記ケーブルとが同等の曲げ剛性を有するように構成することもできる。
また、本発明は、前記ハウジングの壁部に前記リード線を保持するための溝を設けることもできる。
以上の如く、本発明によれば、モータのリード線を引き回す際に、リード線に所定の横方向の曲げ力が加わるようにリード線の長さを決めることと、リード線の少なくとも一端に縦方向の圧縮荷重を加えることにより、リード線にカバーの壁部へ当接させることができ、これにより、リード線固定のための押し込み作業や、固定のための部品を省略することができる。また、ハウジングの壁部に案内溝を設けることによって、リード線をハウジング内でロータの邪魔にならない位置で確実に固定することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るリード線の固定構造が適用される同期モータの一例が示されている。図示するように、同期モータは、ステータ10と、ロータ14とを備えている。ステータ10は、回転軸12を有するロータ14を囲繞するステータコア16と、ステータコア16の内周面に設けられた複数のスロット18に巻回されるステータ巻線20と、ステータコア16の軸方向両端にそれぞれ配置されるフロントカバー22及びリアカバー24とを備える。ステータコア16は、珪素鋼板等の複数の磁性薄板の積層体からなり、フロントカバー22とリアカバー24との間に挟持されて、ボルト等の締結手段(図示省略)により一体に固定される。フロントカバー22及びリアカバー24は、軸受手段(図示省略)を介して回転軸12を回転可能に支持する。
ステータ巻線20は、ステータコア16の複数のスロット18に所定の規則に従って巻かれている。図示実施例では、半径方向に延びてスロット18を画成するステータコア16の個々の歯28に巻付けられる。ステータコア18の隣り合う歯28には、それぞれ異なる相(図示実施例ではU相、V相及びW相)の交流電圧が印加される。ステータコア16に3相の交流電圧を供給する電線は、フロンカバー22に装着された電気コネクタ26を介してステータ巻線20に電気的に接続するようになっている。
次に、図2〜4に基づいて本実施形態のリード線の固定構造について説明する。リード線30は、3本の電線が一体的に1本に束ねられて所定の曲げ剛性を有しており、個々の電線がフロントカバー22内でステータ巻線20と電気コネクタ26とを電気的に相互接続するようになっている。すなわち、リード線30の一端32aはステータ巻線端(図示せず)に接続し、リード線30の他端32bは電気コネクタ26の電線接続部に接続する。本実施形態において、ステータ巻線端と電気コネクタ26の電線接続部は対向して位置している。リード線30の長さは、以下の数式に基づいて1次最小座屈荷重以上、2次最小座屈荷重以下で座屈する長さとなるように算出される。数式1において、Pは最小座屈荷重、nは次数、Eは縦弾性係数、Iは断面2次モーメント、lはリード線長さである。
Figure 0005203835
本実施形態では、上記数式で算出されたリード線30の長さがフロントカバー22内周の略半分の長さとして求まり、リード線30の両端にそれぞれ接続するステータ巻線端と電気コネクタ26とが対向して位置している。
リード線30の長さを、上記数式に基づいて1次最小座屈荷重以上、2次最小座屈荷重以下で座屈する長さにするのは、リード線30が2次最小座屈荷重以上の力を受ける長さになると、図3に示すように2次モード以上で座屈を起し、フロントカバー22の内壁面23にリード線30を当接させる力が発生せず、リード線30をフロントカバー22に固定することができないためである。また、リード線30の長さを1次最小座屈荷重より小さい荷重Fで曲がるようにすると、フロントカバー22の内壁面23にリード線30を当接させる力が弱くなるためである。
したがって、本実施形態のリード線30は、一端32aがステータ巻線端に接続している状態で、電気コネクタ26に接続する他端32bに縦方向の圧縮荷重(座屈荷重)Fを加えることで、リード線30を1次のモードで横方向に曲げることができる。そして、リード線30の横方向の曲げ力Bにより、リード線30をフロントカバー26の内壁面23に当接させて固定することができる。
なお、図4には、リード線30が、ステータ巻線の延長部分34と、この延長部分34に接続する外部を絶縁被覆されたケーブル35とから構成されている例が示されている。この例において、ステータ巻線の延長部分34とケーブル35のそれぞれの曲げ剛性を同程度に設定されている。ステータ巻線の延長部分34とケーブル35との曲げ剛性が異なる場合は、図示するように、曲げ剛性が小さい方が先に曲がってしまい、リード線30をフロントカバー22の内壁面23に一様に当接させることができないためである。
次に、本発明に係るリード線の固定構造の第2の実施形態について説明する。本実施形態のリード線の固定構造は、リード線30がフロントカバー40の周壁(壁部)42に設けられた逆U字状の保持溝44に保持される点で、第1の実施形態のリード線の固定構造と相違している。
保持溝44は、フロントカバー22の周壁42に形成された外壁部43aと内壁部43bとの間に形成されている。溝幅は、3本の電線が縦一列に並んだ状態で保持される幅寸法に形成されている。本実施形態によれば、リード線30は、自身の横方向の曲げ力で自身を保持溝44の溝壁へ押し当てた状態で、保持溝44内で確実に固定されることができる。
以上のように本発明によれば、モータ5のリード線30を引き回す際に、リード線30に所定の横方向の曲げ力が加わるようにリード線30の長さを決めることと、リード線30の少なくとも一端に縦方向の圧縮荷重を加えることにより、リード線30にフロントカバー22の周壁へ当接させることができ、これにより、リード線30固定のための押し込み作業や、固定のための部品を省略することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に関連して説明したが、後述する請求の範囲の開示から逸脱することなく様々な修正及び変更を為し得ることは、当業者に理解されるであろう。
本発明の一実施形態に係るリード線の固定構造が適用される同期モータの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るリード線の固定構造を説明する説明図である。 リード線が2次モードで曲がっている状態を示す説明図である。 曲げ剛性の異なる電線から構成されるリード線が、曲げ剛性の弱い箇所で曲がっている状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るリード線の固定構造を説明する説明図である。 リード線の固定構造の従来の一例を示す図である。 リード線の固定構造の従来の他の一例を示す図である。
符号の説明
5 モータ
10 ステータ
22,40 フロントカバー
23 内壁面
30 リード線
34 ステータ巻線の延長部分
35 ケーブル
42 周壁
44 保持溝

Claims (4)

  1. モータのステータコアに巻回されたステータ巻線と、前記ステータコアの一端側で前記ステータ巻線の延長部を覆うカバーに装着された電気コネクタとを電気的に相互接続するリード線の固定方法において、
    前記リード線を1次最小座屈荷重以上で2次最小座屈荷重以下の座屈荷重で座屈する長さとして前記ハウジング内に配線することと、
    前記リード線が前記ステータ巻線に接続する一端又は前記リード線が前記電気コネクタに接続する他端に縦方向の圧縮荷重を加えて前記リード線を横方向に曲げることで、前記リード線を前記ハウジングの内壁に当接させて固定することと、
    を備えたリード線の固定方法。
  2. モータのステータコアに巻回されたステータ巻線と、前記ステータコアの一端側で前記ステータ巻線の延長部を覆うカバーに装着された電気コネクタとを電気的に相互接続するリード線の固定構造において、
    前記リード線が1次最小座屈荷重以上で2次最小座屈荷重以下の座屈荷重で座屈する長さを有して前記カバー内に配線され、前記リード線が横方向の曲げにより、該リード線が前記カバーの内壁面に当接して固定されているリード線の固定構造。
  3. 前記リード線が、前記ステータ巻線の延長部分と、該延長部分に続くケーブルとを備え、前記延長部分と前記ケーブルとが同等の曲げ剛性を有する請求項2記載のリード線の固定構造。
  4. 前記ハウジングの壁部に、前記リード線を保持するための溝が設けられている請求項2又は3記載のリード線の固定構造。
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