JP5203486B2 - 形状記憶要素を備える骨髄内杆 - Google Patents

形状記憶要素を備える骨髄内杆 Download PDF

Info

Publication number
JP5203486B2
JP5203486B2 JP2011111723A JP2011111723A JP5203486B2 JP 5203486 B2 JP5203486 B2 JP 5203486B2 JP 2011111723 A JP2011111723 A JP 2011111723A JP 2011111723 A JP2011111723 A JP 2011111723A JP 5203486 B2 JP5203486 B2 JP 5203486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fistula
intramedullary
shape memory
shape
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011111723A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011177567A (ja
Inventor
コアティ ミケーレ
マラッツィ ジアンカルロ
マリーニ グラツィアーノ
ロッシ グラツィアーノ
ロッシ ルイジ
ヴェントゥリーニ ダニエレ
Original Assignee
オルトフィックス ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from EP04007786A external-priority patent/EP1582160A1/en
Priority claimed from EP04007785A external-priority patent/EP1582159A1/en
Application filed by オルトフィックス ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ filed Critical オルトフィックス ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ
Publication of JP2011177567A publication Critical patent/JP2011177567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5203486B2 publication Critical patent/JP5203486B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/72Intramedullary pins, nails or other devices
    • A61B17/7233Intramedullary pins, nails or other devices with special means of locking the nail to the bone
    • A61B17/7258Intramedullary pins, nails or other devices with special means of locking the nail to the bone with laterally expanding parts, e.g. for gripping the bone
    • A61B17/7266Intramedullary pins, nails or other devices with special means of locking the nail to the bone with laterally expanding parts, e.g. for gripping the bone with fingers moving radially outwardly
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00831Material properties
    • A61B2017/00867Material properties shape memory effect

Description

本発明は、本願請求項1のプレアンブルに記載される、骨折部の回復のために用いられる形状記憶要素を備える骨髄内杆に係り、より詳しくは、大腿骨または脛骨のような長い骨の骨髄に挿入するのに適した、軸幹と形状記憶要素を有する骨髄内杆に関する。
外科手術の際に、折れた骨の骨髄に、爪を有する骨髄内杆を挿入して、骨折部を固定し、仮骨の再生機構が正常に働くように、元の骨の形状を再構成しつつ、骨の強度を回復させる技術は、すでに知られている。このような骨髄内杆における軸幹は、概ね円柱状であり、中実のものと中空のものがある。
骨髄内杆を骨折部に固定するため、骨髄内杆には、複数の長孔が互い違いに設けられている。先端部における長孔は、軸幹を貫通し、かつ軸方向または周方向に延びる軸を有する。一方、基端部における各長孔は、同じ大きさであり、必ずしも軸方向または周方向に延びる軸を有してはいない。これらの長孔は、骨にドリルで孔を開けた後、骨髄内杆を骨折部に固定するために、この孔に挿入されるねじを固着するようになっている。
上記のような骨髄内杆は、一定の効果を有するが、骨にドリルで孔を開ける際に、不都合が生じることが知られている。骨髄内杆が骨に良好に固定されるか否かは、骨に開けた孔と、骨髄内杆の長孔とが整合するかどうかにかかっている。
しかし、骨髄内杆を骨に挿入した後は、骨髄内杆の長孔は外部から捉えられないため、この長孔を、骨に開けた孔と正確に一致させるのは困難である。さらに、もう1つ位置合わせの問題がある。すなわち、骨髄内杆は、骨の中に挿入されると、わずかに湾曲するため、特に先端部に位置する長孔は、挿入前と同じ位置にはないということである。
骨に挿入された骨髄内杆の長孔の位置を正確に把握するための公知の技法は、X線によるものである。しかし、手術中に行うのは面倒であるとともに、手術に関与する医療スタッフに被爆のおそれがある。
このため、機械的に工夫をこらした骨髄内杆がいくつか提案されている(例えば特許文献1参照)。このような骨髄内杆を用いるならば、長孔の位置確認のためにX線を使う必要はないが、依然として、注意深く、かつ正確に進めなければならない操作がいくつか必要である。本願請求項1のプレアンブルに記載される骨髄内杆は、例えば特許文献2から公知である。
欧州特許第772420号明細書 特開平10−057398号公報
本発明は、上記の要求に応え、容易かつ効果的な方法で、公知の骨髄内杆の欠点を解消しうる、長い骨に挿入するのに適した骨髄内杆を提供することを目的としている。
上記の課題は、本願請求項1において定義される、骨折した長い骨に挿入するのに適した骨髄内杆により、解決される。
本発明に係る形状記憶要素は、受部に収容されうる第1の形状と、受部から突出しうる第2の形状をとることができる。
本発明の第1の実施形態に係る、ジャケットを備えた骨髄内杆の斜視図である。 図1に示す骨髄内杆において、第2の形状をとっている形状記憶要素を示す部分拡大図である。 図1における骨髄内杆(ジャケットを取外してある)の縦断面を示す斜視図である。 図1における骨髄内杆の軸幹を示す斜視図である。 図1に示す骨髄内杆における形状記憶要素を有するインサートの斜視図である。 第1の実施形態の変形例に係る骨髄内杆における形状記憶要素を有するインサートの斜視図である。 図4に示す軸幹の部分拡大図である。 図4に示す軸幹における形状記憶要素を含む部分の拡大図である。 図4に示す軸幹における形状記憶要素を含む部分の断面を示す斜視図である。 図1における骨髄内杆の端部を示す側面図である。 図10における端部の縦断面を示す斜視図である。 図1における骨髄内杆のジャケットの側面図である。 第1の実施形態の他の変形例に係る骨髄内杆における形状記憶要素を有するインサートの斜視図である。 図1に示す骨髄内杆において、第1の形状をとっている形状記憶要素を示す部分拡大図である。 図1に示す骨髄内杆の分解斜視図である。 図1に示す骨髄内杆の組立工程を示す縦断面図である。 図1に示す骨髄内杆の組立工程を示す縦断面図である。 組立工程が完了した、図1に示す骨髄内杆の一部の斜視図である。 図1に示す骨髄内杆を骨髄に挿入する過程を示す側面図である。 図1に示す骨髄内杆を骨髄に挿入する過程を示す側面図である。 図1に示す骨髄内杆を骨髄に挿入する過程を示す側面図である。 図1に示す骨髄内杆を骨髄に挿入する過程を示す側面図である。
本発明の上記以外の特徴と効果は、以下に添付の図面を参照して行う、数個の実施形態(本発明を限定するためのものではない)の詳細な説明から明らかになると思う。
図1〜図15dは、本発明の第1の実施形態に係る骨髄内杆10を示す。骨髄内杆10は、大腿骨や脛骨のような長い骨12が折れたときに、骨髄に挿入するものであり、基端部16と先端部18の間で延びる軸幹14を備えている。
軸幹14は、円筒形の管状体であり、形状記憶材料からなる複数の形状記憶要素20と、この形状記憶要素20を収容するための複数の受部19とを備えている。
複数の形状記憶要素20は、すべて同一形状である。すなわち、各形状記憶要素20は、骨髄に挿入するときには、対応する受部19に収容された第1の形状をとり、他方、骨髄内で固定するときには、第2の形状をとる。
形状記憶材料は、所与の形状を有し、所定の外部条件または活性化条件の下で、いわゆる「変形」過程の後に、新しい形状をとる。本発明においては、形状記憶要素20の所与の形状は、形状記憶要素20が軸幹14から突出する第2の形状に相当する。
一方、形状記憶要素20の新しい形状は、骨髄内杆の温度を低下させることによって得られる。形状記憶要素20の新しい形状は、受部19に収容されることとなる第1の形状に相当する。骨髄内杆10は、形状記憶要素20が第1の形状をとっている状態で、骨髄に挿入される。
活性化条件は、温度が上昇すると失われ、形状記憶要素20は、所与の形状に復帰する。すでに述べたように、形状記憶要素20の所与の形状とは、骨髄内杆10が骨髄内で固定されるように、軸幹14から突出する第2の形状のことである。
形状記憶要素20は、一旦第2の形状(所与の形状)に復帰すると、所定の物理条件の下で第1の形状(新しい形状)をとるまで、この第2の形状をとり続けるという特性を有している。形状記憶要素20は、この特性を有するため、骨折部が原状に回復するように、骨折部を内部から一定の圧力で押し続ける。
形状記憶要素20が第1の形状から第2の形状に復帰するための温度、いわゆるAf温度(変態が終了する温度;37℃よりも低い。例えば25℃)は、体温によって得られる。形状記憶要素20のAf温度が48℃くらいの場合には、適当な加熱手段が用いられる。
形状記憶要素20のもう1つの特性は、第1の形状と第2の形状の間で、変形が可逆的に生じるということである。すなわち、形状記憶要素20は、骨髄内から抜き取ることができるように、第2の形状から、再び第1の形状へ移行することができる。
上記のように、骨髄内杆10は、長い骨12が折れたときに骨髄に挿入するものであるため、軸幹14の長さは、7〜12mmが好ましい。
軸幹14の基端部16には、押し込みツールが係合しうるように、切欠き部16aが設けられている。切欠き部の側壁16bは、押し込みツールと骨髄内杆10の係合状態を保持するようになっている。
骨髄内杆10と押し込みツールの接続については、後に、図14a〜図14dと図15a〜図15dを参照して詳述する。
骨髄内杆10を骨髄内へ挿入する際、骨髄内杆10が骨髄内で容易にスライドしうるよう、軸幹14の先端部は、丸められている。
図1〜図15dに示す軸幹14は、概ね直線的であるが、挿入対象である骨の形状により、基端部16と先端部18が一定の角度をなすように、湾曲させることもできる。
すでに述べたように、軸幹14は、円筒形管状体である。壁体には、軸と直交する方向に、骨髄内杆10が骨髄内でねじれるのを防ぐピンを挿入するための孔14dが設けられている。また、軸幹14には、軸方向に延びる複数の受部19が設けられている。受部19は、形状記憶要素20を収容するためのものである。
より詳しく述べると、複数の受部19は、軸幹14の壁体の対向する側にあるもの同士が対をなすように形成されている。説明の便宜のため、以下においては、上記の対をなす2つの受部19をまとめて、対応する形状記憶要素20を収容する1つの受部19と考えることにする(図7参照)。
形状記憶要素20は、受部19に挿入されるのに適した、軸幹14とは別体のインサート23を形成している。軸幹14は、インサート23の挿入が容易となるよう、軸方向において接合される半円筒形の2つの部品からなっている。
インサート23は、受部19に押し込まれる。各インサート23は、2つの形状記憶要素20の対からなっている。2つの形状記憶要素20は、中央の接続部22を介して、互いに接続されている。このように、インサート23は、左右対称の逆V字形または逆U字形のフォーク形状をなしているため、骨髄内に挿入される際に、左右のバランスを保つことができる。
インサート23のフォーク形状は、対応する受部19に収容するのに適しており、対をなす2つの形状記憶要素20は、軸幹14の両側に配置される。
複数のインサート23は、軸幹14の側面における基端部16と先端部18の近傍に配置されている。したがって、軸幹14の中央部は、インサートのない滑らかな表面を有している。
図3に示すように、先端部18には、2つのインサート23が、また基端部16には、3つのインサート23が設けられている。
各インサート23の向きは、互い違いに90°ずらしてある。これは、軸方向において直交する2つの面について安定性を確保するためである。
図5、図6、および図13に示すように、各インサート23において対をなす2つの形状記憶要素20は、長手のタブ(つまみ)からなっている。骨髄内杆10が骨髄内に挿入されるよう、形状記憶要素20が第1の形状をとっているときには、2つのタブは、受部19に収容されるように、接続部22の幅に合わせて閉じている。
骨髄内杆10が骨髄内に完全に挿入されて、形状記憶要素20が第2の形状をとると、2つのタブは、接続部22の幅よりも拡がり、タブの自由端21は、受部19から突出する。すなわち、タブは、湾曲した形状を記憶している。
軸幹14から露出するタブの外表面32は、骨髄の内表面にしっかりと係合しうるように、鋸の歯のような形状を有している。タブの長さは、その配置位置が、先端部18の近傍であるか、または基端部16の近傍であるか、および挿入される骨に応じて、種々に調整される。
例えば大腿骨に骨髄内杆10を挿入する場合には、大腿骨の解剖学的特性に応じて、先端部18および基端部16の近傍に配置されるタブは、軸幹14の中央寄りに配置されるタブよりも長い。
インサート23の接続部22には、孔25が設けられている。孔25は、ガイドワイヤ(例えばキルシュナーワイヤ)を挿入しうるよう、軸幹14を軸方向に貫く孔と整合している。
この実施形態の変形例においては、図13に示すように、インサート23は、複数枚の金属箔を重ね合わせて互いに接合された層状とされる。インサート23には、金属箔をずらさずに重ね合わせることができるよう、金属箔を貫く止めピン33の対が挿入される。この止めピン33は、インサート23を受部19に収納した後、軸幹14を貫く孔と整合させる際にも用いるのが好ましい。
図6に示すもう1つの変形例においては、骨髄内杆10は、2つの形状記憶要素20からなる対を形成するために、接続用部材として、円筒形のスリーブ26を備えている。スリーブ26には、2つの溝28が、タブから90°ずれた位置において、互いに反対側に設けられており、軸幹14の軸方向に沿って延びる、他のインサート23のタブを少なくとも部分的に収容しうるようになっている。
この変形例においては、タブには、自由端に向かってテーパが付けられている。すなわち、形状記憶要素20が突出したときに軸幹14の側を向くタブの表面には、傾斜面30が設けられており、自由端21に向かうにつれて、タブの断面積は徐々に小さくなっている。
骨髄内杆10のもう1つの特徴として、図12、図14、および図15a〜図15dに示すように、骨髄内杆10には、軸幹14を覆うカバー40が装着される。図示のため、カバー40は、図1〜図15の骨髄内杆10に関して示している。
ジャケット40は、管状であり、図14に示すように、形状記憶要素20を、受部19に収容される際の第1の形状に押さえ付けておく役割を果たす。換言すれば、ジャケット40は、骨髄内杆10が骨や髄様骨に挿入される前の段階において、形状記憶要素20を受部19にしっかりと保持する役目を果たす。
ジャケット40の壁体41には、軸方向に延びる複数個の長孔42が設けられている。ジャケット40と軸幹14は、壁体41が、受部19に収容されている形状記憶要素20を押さえ付けている第1の位置と、長孔42と受部19の位置が揃い、形状記憶要素20が第2の形状をとって、受部19の外に拡開しうる第2の位置との間で、相対的に移動しうる。ジャケット40と軸幹14の相対的な移動は、骨髄内杆10の軸方向に沿って行われる。
上記のジャケット40と軸幹14の相対的な移動は、適当なツールを使って行われる。このツールは、軸幹14をジャケット40に対して動かしうるようになっている。このため、骨髄内杆10には、二重のねじ山が設けられている(図14aと図14b参照)。
第1のねじ山は、軸幹14の基端部16における切欠き部16aに設けられている。第1のねじ山をもつ切欠き部16aには、これに対応するねじ山をもつ制御棒45(図14c参照)が螺合される。
第2のねじ山66aは、ジャケット40の基端部に連結される円筒体66(図14aと図14b参照)に設けられている。円筒体66は、保持スリーブ54の対応する突起が係合する1対の凹部68を有している。凹部68は、軸幹14を動かすときに、ジャケット40をしっかりと保持する。
ねじ山66aをもつ円筒体66には、対応するねじ山50bが設けられたチューブ50が、保持スリーブ54に挿入されつつ、螺合される。チューブ50は、上述の制御棒45を貫通しうるようになっている。
図14bは、保持スリーブ54に収容されつつ、第2のねじ山66aを介して、円筒体66に螺合されているチューブ50を示す。
図14cは、チューブ50に挿入されつつ、第1のねじ山16aを介して、骨髄内杆10に螺合されている制御棒45を示す。
軸幹14をジャケット40に対して移動しうるようにするため、制御棒45を、チューブ50に対して回転させ、骨髄内杆10に螺合させる。制御棒45を時計回りに回転させれば、軸幹14を後退させることができ(図15a参照)、他方、制御棒45を反時計回りに回転させれば、軸幹14を進めることができる(図15b参照)。
図15a〜図15dは、骨髄内杆10を骨12に挿入し、また引き抜く際の過程を示す。図15aに示す開始位置においては、形状記憶要素20は、第2の形状をとっている。制御棒45を時計回りに螺合すると、軸幹14は、ジャケット40に対して後退する。
ジャケット40は、保持スリーブ54とチューブ50によって、しっかりと保持されている。軸幹14を軸方向に移動させると、ジャケット40の壁体41は、受部19を一部被覆する(図14参照)。したがって、壁体41は、タブを押圧し、形状記憶要素20が、第1の形状をとって、受部14に収容されるのを助ける。この操作は、骨髄内杆10の温度を低下させて、形状記憶要素20に第1の形状をとらせるときに行われる(図15b参照)。骨髄内杆10は、この状態で、骨に挿入される(図15c参照)。
骨髄内杆10が骨に挿入されると、タブは、ジャケット40による拘束を解かれ、第2の形状(受部19から突出した形状)をとることとなる(図15d参照)。このためには、制御棒45をチューブ50に対して反時計回りに回転させる。すると、軸幹14は、ジャケット40の壁体41における長孔42と受部19とが完全に整合するまで、ジャケット40に対して軸方向に進む。この位置においては、壁体41は、タブを押さえ付けることができず、タブの自由端21は拡開する。
保持スリーブ54、チューブ50、および制御棒45は、骨髄内杆10が骨12に挿入された後に、取外される。
以上の手順を逆に行えば、骨髄内杆10を骨から抜き取ることができる。まず、骨髄内杆10が骨髄内にあるときに、軸幹14に冷却ツールを挿入して、インサート23を冷却し、形状記憶要素20を受部19に引き込む。
つぎに、保持スリーブ54、チューブ50、および制御棒45を骨髄内杆10に装着し、形状記憶要素20をジャケット40によって押さえ付けるために、制御棒45を時計回りに回転した後、軸幹14を後退させる。このようにして、骨髄内杆10は、侵襲の程度を最小限に止めつつ、骨から取り出される。
本発明に係る骨髄内杆を長い骨に装填する際には、まず、骨髄内杆を長い骨の中に挿入し、ついで、骨髄内杆を骨折部に固定するため、複数の形状記憶要素が第2の形状をとるように活性化する。
以下に、図1〜図15を参照して、骨折した長い骨に挿入するのに適した、本発明に係る骨髄内杆の操作について説明する。
本発明の第1の実施形態に係る骨髄内杆10の場合、骨髄内杆10は、形状記憶要素20の自由端21が軸幹14の側面から突出しない第1の形状をとっている状態で、長い骨12の中に配置される。
この後、骨髄内杆10を骨12に固定するため、形状記憶要素20を活性化させ、形状記憶要素20の自由端21を軸幹14よりも外側に突出させる。その結果、形状記憶要素20の自由端21は、軸幹14を取り囲む骨の部分と係合する。すなわち、形状記憶要素20の自由端21は、軸幹14を取り囲む骨の部分に固着し、骨髄内杆10は骨に12に固定される。
骨髄内杆10を骨12に固定するときに、軸幹14にねじれが生じないよう、インサート23は、向きを互い違いにして軸幹14に装填されている。
軸幹14は、円筒形であり、中央の孔は、熱交換を良好にして、形状記憶要素20を活性化するのに役立つ。
本発明による、骨折した長い骨への挿入に適した骨髄内杆、およびかかる骨髄内杆をかかる骨に適用する方法の主な利点は、骨に挿入された骨髄内杆を固定するステップが、非常に単純化されることである。形状記憶要素は、手動による機械的な介入なしに広がる。本発明の骨髄内杆に使用される形状記憶物質は、代わりに熱吸収の手段により広がるからである。
挿入に際し、侵襲の程度を最小限にする骨髄内杆が得られる。
本発明によるさらなる利点は、異なる部品の数が削減されることから、製造が簡単になることである。上述のように、インサートが同様であることは、注目されるべきである。
本発明の別の利点は、骨髄内杆は、軸幹に容易に挿入され得る複数の形状記憶インサートを備えていることである。
この点について、軸幹が2つ半円筒形部材からなることは、インサート23を挿入するのに特に有利である。
形状記憶インサートの別の利点は、軸幹から、構造的に独立していることである。これにより、軸幹を形状記憶物質でないものから製造することが可能となり、製造コストが削減される。
さらに、スロットへのインサートの圧力による挿入は、インサートと軸幹の接続を容易にし、溶接を不要にする。
本発明の別の利点は、形状記憶要素20が第1と第2の形状をとることが、ジャケットの使用により促進されることである。
ジャケットは、骨髄チャネルへの挿入の間、形状記憶要素を可倒位置に保持し、骨髄内杆が骨に完全に配置される前に、体温が形状の変化を決定するリスクが避けられる。
軸幹に対するジャケットの別の利点は、外部ツールの手段により得られる。
管状ジャケットのさらなる利点は、骨から骨髄内杆を引き抜くことを、促進することである。
この点について、本発明による骨髄内杆が引き抜かれる間、軸幹の管状の本体の穴に、物質の構造に相変化をもたらすように骨髄内杆の温度を下げるインサートを挿入し、形状記憶要素による小さい剛軟度が得られることは価値がある。
明らかに、当業者は、特有であり偶発的な必要性に適合するように、上述の骨折した長い骨へ挿入される骨髄内杆、および前記骨髄内杆を前記骨に適用する方法を変更することができる。全ての変更は、特許請求の範囲に記載される本発明の保護の範囲内である。
10,110,210,310,410,510,610 骨髄内杆
12 骨
14,114,214,314,414,514,614 軸幹
16,216,416,516 基端部
18,218,418,518 先端部
19,119,219,319,419,519,619 受部
20,120,220,320,420,520,620 形状記憶要素
23 インサート
22 接続部
26 スリーブ
28 溝
40 ジャケット
41 壁体
42 長孔
45 制御棒
122 溝
124 固定端
426,427 小径部
422,423 スリーブ
424,425 スロット
424a,425a 間隔部
428 保持リング
429 保持プラグ429
524 枝分かれ部
524a 枝
524b 溝

Claims (20)

  1. 骨髄内杆(10)であって、骨折した長い骨(12)への挿入に適し、軸幹(14)と、複数の形状記憶要素(20)と、複数の受部(19)とを備え、前記軸幹(14)は、所定の軸に沿って基端部(16)と先端部(18)の間で延び、前記形状記憶要素(20)は、形状記憶効果をもつ材料を少なくとも含んで形成され、前記受部(19)は、前記軸幹に設けられ、前記形状記憶要素(20)を収容する、骨髄内杆(10)において、
    前記形状記憶要素(20)は、前記受部(19)にそれぞれ可倒式に収容される第1の形状と、前記受部(19)からそれぞれ突出する第2の形状をとり、前記骨髄内杆(10)は、前記軸幹(14)を覆う管状のジャケット(40)を備え、前記管状のジャケット(40)は、前記形状記憶要素(20)を、第1形状、すなわち前記形状記憶要素(20)が前記受部(19)に閉じた可倒位置に保持する機能を有し、
    前記ジャケット(40)は、側壁(41)、および前記側壁(41)に形成されている横断する複数の長孔(42)を備え、前記ジャケット(40)と前記軸幹(14)は、軸幹の軸に沿って、第1操作位置および第2操作位置から互いにシフト可能であり、第1操作位置では、前記ジャケット(40)の前記側壁(41)が、前記形状記憶要素(20)を可倒の第1形状で前記受部(19)に保持し、第2操作位置では、前記形状記憶要素(20)がそれぞれの前記受部(19)から突出する配置になるように、前記ジャケット(40)の前記長孔(42)が、前記軸幹(14)の前記受部(19)と並び、
    前記骨髄内杆(10)は、制御棒(45)を備え、前記制御棒(45)は、前記軸幹(14)のヘッド部分(14a)に剛体的に連結されるのに適するようになっており、自身の軸回りに回転する手段によって、前記ジャケット(40)に対する前記軸幹(14)の軸方向の移動を制御するようになっていることを特徴とする、骨髄内杆(10)。
  2. 前記軸幹(14)のヘッド部分には、ねじ山(16a)が形成され、前記ねじ山(16a)は、前記ねじ山(16a)と関連するねじ山(45a)が設けられた前記制御棒(45)との螺合接続用であることを特徴とする請求項1記載の骨髄内杆(10)。
  3. 内部が中空のチューブ(50)を備え、前記チューブ(50)は、前記ジャケット(40)のヘッド部分に剛体的に連結されるのに適するようになっており、前記制御棒(45)がバックラッシ状に収容されていることを特徴とする請求項1記載の骨髄内杆(10)。
  4. 保持スリーブ(54)を備え、前記保持スリーブ(54)は、前記軸幹(14)がシフトする間、前記ジャケット(40)を軸方向に維持し、前記チューブ(50)は、前記保持スリーブ(54)に挿入されていることを特徴とする請求項3記載の骨髄内杆(10)。
  5. 前記ジャケット(40)のヘッド部分に溶接された円筒体(66)を備え、前記円筒体(66)は、内部ねじ山(66a)を有し、前記内部ねじ山(66a)には、前記内部ねじ山(66a)と関連するねじ山(50b)が設けられた前記チューブ(50)が螺合し、前記円筒体(66)には、1対のリセス(68)が設けられ、前記1対のリセス(68)には、前記保持スリーブ(54)の対応する歯(55)が収容されるようになっていることを特徴とする請求項4記載の骨髄内杆(10)。
  6. 前記軸幹(14)の前記受部は、横断する複数のスロットまたは長孔からなり、複数のスロットまたは長孔は、前記軸幹(14)の一方の側から他方の側へ向かって延びることを特徴とする請求項1記載の骨髄内杆(10)。
  7. インサート(23)を備え、前記インサート(23)は、前記軸幹(14)とは別体であり、少なくとも1つの前記形状記憶要素(20)を含み、前記インサート(23)のそれぞれは、対応する受部(19)への挿入に適するようになっている請求項6記載の骨髄内杆(10)。
  8. 前記軸幹(14)は、長さ方向に沿った2つの半円筒部材を組み合わせたものからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の骨髄内杆(10)。
  9. それぞれの前記インサート(23)は、対応する受部(19)に圧力により装着されるようになっていることを特徴とする請求項7記載の骨髄挿入杆(10)。
  10. 前記インサート(23)のそれぞれは、2つの形状記憶要素(20)を備え、2つの形状記憶要素(20)は、中央の結合要素(22)(26)によって接続されていることを特徴とする請求項7記載の骨髄挿入杆(10)。
  11. それぞれのインサート(23)は、概ねフォーク形状をなしていることを特徴とする請求項10記載の骨髄挿入杆(10)。
  12. それぞれのフォーク形状のインサート(23)は、対応する横断スロットへ収容されるのに適するようになっており、2つの形状記憶要素(20)は、前記軸幹(14)の正反対の側に配置されるようになっていることを特徴とする請求項10記載の骨髄挿入杆(10)。
  13. 前記インサート(23)は、前記軸幹(14)の側部に長手方向に沿って連続的に配置されていることを特徴とする請求項7記載の骨髄挿入杆(10)。
  14. 前記インサート(23)は、軸幹(14)の側面に、基端部(16)および先端部(18)に対応する各部分に分散して配置されていることを特徴とする請求項7記載の骨髄挿入杆(10)。
  15. 前記インサート(23)は、互いに90°ずつオフセットして配置されていることを特徴とする請求項7記載の骨髄挿入杆(10)。
  16. それぞれの前記インサート(23)の2つの形状記憶要素(20)は、曲げ記憶を有している2つの正反対のタブを備えていることを特徴とする請求項10記載の骨髄挿入杆(10)。
  17. 前記インサート(23)は、形状記憶材料から形成された複数の薄層を積層したラミネート体であることを特徴とする請求項7記載の骨髄挿入杆(10)。
  18. 前記インサート(23)の前記2つの形状記憶要素(20)は、円筒形のスリーブ(26)を介して接続されていることを特徴とする請求項10記載の骨髄挿入杆(10)。
  19. 円筒形のスリーブ(26)に、2つの正反対の溝(28)が設けられ、前記溝(28)は、2つの形状記憶要素(20)に対して概ね直角にオフセットして配置され、脇に配置されている前記円筒形のスリーブ(26)の前記要素の少なくとも一部を収容するのに適していることを特徴とする請求項13または18記載の骨髄挿入杆(10)。
  20. 軸幹(10)の外を向いている面上のタブは、概ね鋸歯のような形状(32)を有していることを特徴とする請求項16記載の骨髄挿入杆(10)。
JP2011111723A 2004-03-31 2011-05-18 形状記憶要素を備える骨髄内杆 Expired - Fee Related JP5203486B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP04007786A EP1582160A1 (en) 2004-03-31 2004-03-31 Intramedullary nail comprising elements of shape-memory material
EP04007786.9 2004-03-31
EP04007785A EP1582159A1 (en) 2004-03-31 2004-03-31 Intramedullary nail provided with expansion means for fixation to the bone
EP04007785.1 2004-03-31

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007505506A Division JP4809326B2 (ja) 2004-03-31 2005-03-31 形状記憶要素を備える骨髄内杆

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011177567A JP2011177567A (ja) 2011-09-15
JP5203486B2 true JP5203486B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=34965402

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007505506A Expired - Fee Related JP4809326B2 (ja) 2004-03-31 2005-03-31 形状記憶要素を備える骨髄内杆
JP2011111723A Expired - Fee Related JP5203486B2 (ja) 2004-03-31 2011-05-18 形状記憶要素を備える骨髄内杆
JP2011111722A Ceased JP2011177566A (ja) 2004-03-31 2011-05-18 形状記憶要素を備える骨髄内杆

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007505506A Expired - Fee Related JP4809326B2 (ja) 2004-03-31 2005-03-31 形状記憶要素を備える骨髄内杆

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011111722A Ceased JP2011177566A (ja) 2004-03-31 2011-05-18 形状記憶要素を備える骨髄内杆

Country Status (16)

Country Link
US (1) US8162942B2 (ja)
EP (3) EP1740113B1 (ja)
JP (3) JP4809326B2 (ja)
AR (1) AR054661A1 (ja)
AT (3) ATE523154T1 (ja)
AU (3) AU2005229558B2 (ja)
BR (1) BRPI0509378A (ja)
CA (1) CA2561155C (ja)
CR (1) CR8719A (ja)
DE (1) DE602005013074D1 (ja)
DK (2) DK1820462T3 (ja)
ES (3) ES2323273T3 (ja)
HK (1) HK1099911A1 (ja)
IL (3) IL178285A0 (ja)
MX (1) MXPA06011261A (ja)
WO (1) WO2005094706A1 (ja)

Families Citing this family (85)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7938847B2 (en) 2006-01-04 2011-05-10 Tornier, Inc. Ring cinch assembly to attach bone to tissue
FR2884406B1 (fr) 2005-04-14 2008-10-17 Memometal Technologies Soc Par Dispositif d'osteosynthese intramedullaire de deux parties d'os, notamment de la main et/ou du pied
US8961516B2 (en) 2005-05-18 2015-02-24 Sonoma Orthopedic Products, Inc. Straight intramedullary fracture fixation devices and methods
US7942875B2 (en) * 2005-05-18 2011-05-17 Sonoma Orthopedic Products, Inc. Methods of using minimally invasive actuable bone fixation devices
US9060820B2 (en) 2005-05-18 2015-06-23 Sonoma Orthopedic Products, Inc. Segmented intramedullary fracture fixation devices and methods
WO2010037038A2 (en) * 2008-09-26 2010-04-01 Sonoma Orthopedic Products, Inc. Bone fixation device, tools and methods
US8568413B2 (en) 2008-12-18 2013-10-29 Sonoma Orthopedic Products, Inc. Bone fixation device, tools and methods
US8133226B2 (en) * 2005-07-12 2012-03-13 Nanyang Technological University Intramedullary fixation device for fractures
US8998923B2 (en) 2005-08-31 2015-04-07 Spinealign Medical, Inc. Threaded bone filling material plunger
AU2007227349B2 (en) 2006-03-22 2013-02-07 Tornier, Inc. Bone anchor installer and method of use
EP1905367A1 (en) * 2006-09-28 2008-04-02 Orthofix S.r.l. Intramedullary osteosynthesis device
GB2442706A (en) * 2006-10-09 2008-04-16 Mohamed Khalid An intramedullary rod for the fixation of bone fractures
CA2670263A1 (en) 2006-11-22 2008-05-29 Sonoma Orthopedic Products, Inc. Fracture fixation device, tools and methods
EP2120753B1 (en) 2007-03-05 2022-09-28 Tornier, Inc. Tack anchor systems
FR2913876B1 (fr) 2007-03-20 2009-06-05 Memometal Technologies Soc Par Dispositif d'osteosynthese
US8430879B2 (en) 2007-03-22 2013-04-30 Sonoma Orthopedic Products, Inc. Segmented intramedullary structure
US20090018542A1 (en) * 2007-07-11 2009-01-15 Sonoma Orthopedic Products,Inc. Fracture fixation devices, systems and methods incorporating a membrane
US8632543B2 (en) 2007-09-28 2014-01-21 Biomet C.V. Composite intramedullary nail
CN102626338B (zh) 2008-01-14 2014-11-26 康文图斯整形外科公司 用于骨折修补的装置和方法
ITVI20080046A1 (it) * 2008-02-27 2009-08-28 Delta System Srl Dispositivo per la riduzione di una frattura ossea
AU2009257472A1 (en) 2008-06-10 2009-12-17 Sonoma Orthopedic Products, Inc. Fracture fixation device, tools and methods
EP2133034B1 (en) * 2008-06-13 2011-12-28 Orthofix S.r.l. Intramedullary nail to be inserted into a fractured long bone
FR2935601B1 (fr) 2008-09-09 2010-10-01 Memometal Technologies Implant intramedullaire resorbable entre deux os ou deux fragments osseux
WO2010088561A2 (en) 2009-01-30 2010-08-05 Kfx Medical Corporation System and method for attaching soft tissue to bone
US8012155B2 (en) * 2009-04-02 2011-09-06 Zimmer, Inc. Apparatus and method for prophylactic hip fixation
KR101058795B1 (ko) 2009-08-31 2011-08-23 김민석 척추 고정용 나사
EP2298201A1 (en) * 2009-08-31 2011-03-23 Ozics Oy Arrangement for internal bone support
US8545499B2 (en) * 2009-09-28 2013-10-01 Zimmer, Inc. Expandable intramedullary rod
US9826970B2 (en) 2009-10-13 2017-11-28 Conmed Corporation System and method for securing tissue to bone
US20110087291A1 (en) * 2009-10-14 2011-04-14 Warsaw Orthopedic, Inc. Fusion implants and systems for posterior lateral procedures
EP2501299B1 (en) 2009-11-16 2016-03-23 Tornier, Inc. Bone implant with convertible suture attachment
US9078707B2 (en) 2009-12-01 2015-07-14 Osteomed Llc Polyaxial facet fixation screw system with cannula inserter
US8998966B2 (en) 2009-12-01 2015-04-07 Osteomed, Llc Polyaxial facet fixation screw system with fixation augmentation
EP2523614A4 (en) 2010-01-15 2017-02-15 Conventus Orthopaedics, Inc. Rotary-rigid orthopaedic rod
CN105534561B (zh) 2010-01-20 2018-04-03 康文图斯整形外科公司 用于骨接近和骨腔准备的装置及方法
CA2829193A1 (en) 2010-03-08 2011-09-15 Conventus Orthopaedics, Inc. Apparatus and methods for securing a bone implant
JP5755728B2 (ja) * 2010-05-17 2015-07-29 アイ.ビー.アイ. イスラエル バイオメディカル イノベーションズ リミテッド メッシュ保持方法を備えた外科用固定装置
US9724140B2 (en) 2010-06-02 2017-08-08 Wright Medical Technology, Inc. Tapered, cylindrical cruciform hammer toe implant and method
US8608785B2 (en) 2010-06-02 2013-12-17 Wright Medical Technology, Inc. Hammer toe implant with expansion portion for retrograde approach
US9498273B2 (en) 2010-06-02 2016-11-22 Wright Medical Technology, Inc. Orthopedic implant kit
US9072564B2 (en) 2010-06-02 2015-07-07 Wright Medical Technology, Inc. Hammer toe implant and method
WO2012010184A1 (de) * 2010-07-22 2012-01-26 Norman Zschech Marknagel
CN101953709A (zh) * 2010-09-29 2011-01-26 上海交通大学医学院附属第三人民医院 可吸收肋骨髓内钉
US8834483B2 (en) 2010-10-04 2014-09-16 Biomedical Enterprises, Inc. Method and system for storing and inserting an implant
US9044313B2 (en) * 2010-10-08 2015-06-02 Kfx Medical Corporation System and method for securing tissue to bone
EP2471477A1 (en) 2010-12-31 2012-07-04 ORTHOFIX S.r.l. Intramedullary nail with shape memory elements
EP2471478A1 (en) 2010-12-31 2012-07-04 ORTHOFIX S.r.l. Intramedullary nail with shape memory elements for long bones
ES2688248T3 (es) 2011-04-13 2018-10-31 Conmed Corporation Sistema para asegurar un tejido a un hueso
US8652136B2 (en) * 2011-08-15 2014-02-18 Zimmer, Gmbh Femoral fracture fixation device
AU2012318571B2 (en) 2011-10-04 2017-03-09 Conmed Corporation Dual expansion anchor
EP2804547B1 (en) * 2012-01-15 2018-04-04 Triticum Ltd. Device for removing occlusions in a biological vessel
US9532881B2 (en) * 2012-08-12 2017-01-03 Brian Albert Hauck Memory material implant system and methods of use
US8945232B2 (en) 2012-12-31 2015-02-03 Wright Medical Technology, Inc. Ball and socket implants for correction of hammer toes and claw toes
ES2959496T3 (es) 2013-03-14 2024-02-26 Conmed Corp Anclaje óseo de captura de tejido
ES2880426T3 (es) 2013-03-15 2021-11-24 Conmed Corp Sistema de fijación de tejido a hueso.
US10016192B2 (en) 2013-06-14 2018-07-10 Tornier, Inc. Suture for connecting a human or animal tissue, soft anchor and method for attaching a tissue to a bone
US9522022B2 (en) 2013-11-18 2016-12-20 Biomedical Enterprises, Inc. Method and appparatus for an intramedullary implant and method of implantation therefor
US9636155B2 (en) 2013-11-18 2017-05-02 Biomedical Enterprises, Inc. Method and apparatus for an intramudullary implant and method of implantation thereof
US9474561B2 (en) 2013-11-19 2016-10-25 Wright Medical Technology, Inc. Two-wire technique for installing hammertoe implant
AU2014362251B2 (en) 2013-12-12 2019-10-10 Conventus Orthopaedics, Inc. Tissue displacement tools and methods
US9770278B2 (en) 2014-01-17 2017-09-26 Arthrex, Inc. Dual tip guide wire
US9629670B2 (en) * 2014-01-22 2017-04-25 Globus Medical, Inc. Intramedullary nails
US9498266B2 (en) 2014-02-12 2016-11-22 Wright Medical Technology, Inc. Intramedullary implant, system, and method for inserting an implant into a bone
US9545274B2 (en) 2014-02-12 2017-01-17 Wright Medical Technology, Inc. Intramedullary implant, system, and method for inserting an implant into a bone
JP6235724B2 (ja) 2014-09-18 2017-11-22 ライト メディカル テクノロジー インコーポレイテッドWright Medical Technology, Inc. 槌状足指インプラントおよび道具
US9814499B2 (en) 2014-09-30 2017-11-14 Arthrex, Inc. Intramedullary fracture fixation devices and methods
USD760894S1 (en) 2014-11-13 2016-07-05 Biomedical Enterprises, Inc. Orthopedic implant retaining device
USD756513S1 (en) 2014-11-13 2016-05-17 Biomedical Enterprises, Inc. Orthopedic implant insertion device
USD745163S1 (en) 2014-11-13 2015-12-08 Biomedical Enterprises, Inc. Orthopedic implant
BR112017000207A2 (pt) 2014-12-19 2018-01-16 Wright Medical Tech Inc implante intramedular e método para reparo cirúrgico de uma articulação interfalangeana
JP6741674B2 (ja) 2015-01-28 2020-08-19 トリティカム リミテッド 生体管における閉塞を除去するための装置および方法
US9757168B2 (en) 2015-03-03 2017-09-12 Howmedica Osteonics Corp. Orthopedic implant and methods of implanting and removing same
ITUB20154732A1 (it) * 2015-10-20 2017-04-20 Univ Degli Studi Di Messina Protesi endomidollare.
US9974581B2 (en) 2015-11-20 2018-05-22 Globus Medical, Inc. Expandable intramedullary systems and methods of using the same
US9827025B2 (en) 2015-11-20 2017-11-28 Globus Medical, Inc. Expandable intramedullary systems and methods of using the same
US10092333B2 (en) 2015-11-20 2018-10-09 Globus Medical, Inc. Expandable intramedullary systems and methods of using the same
AU2017250366B2 (en) 2016-04-15 2021-05-20 Arthrex, Inc. Arthrodesis devices for generating and applying compression within joints
US10470807B2 (en) 2016-06-03 2019-11-12 Stryker European Holdings I, Llc Intramedullary implant and method of use
US10813673B2 (en) * 2016-09-08 2020-10-27 Meduloc, Llc Implant and method for long bone fixation
US10874433B2 (en) 2017-01-30 2020-12-29 Stryker European Holdings I, Llc Strut attachments for external fixation frame
US10918426B2 (en) 2017-07-04 2021-02-16 Conventus Orthopaedics, Inc. Apparatus and methods for treatment of a bone
US10912652B2 (en) 2018-07-09 2021-02-09 Arthrex, Inc. Arthroplasty implant systems for generating and applying dynamic compression
RU2712803C1 (ru) * 2019-06-14 2020-01-31 федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Казанский (Приволжский) федеральный университет" (ФГАОУ ВО КФУ) Интрамедуллярный расширяющийся стержень для остеосинтеза трубчатых костей
CN113598920B (zh) * 2021-08-06 2022-08-05 江苏艾为康医疗器械科技有限公司 一种髓内钉
RU2766408C1 (ru) * 2021-09-13 2022-03-15 федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования «Казанский (Приволжский) федеральный университет» (ФГАОУ ВО КФУ) Интрамедуллярный расширяющийся стержень для остеосинтеза трубчатых костей c дополнительной стабилизацией

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61279392A (ja) * 1985-06-05 1986-12-10 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 厚肉長尺管の製造方法
DE3838388A1 (de) 1988-11-11 1990-05-17 Thomas Dr Med Pfeifer Befestigungsvorrichtung
US5057103A (en) * 1990-05-01 1991-10-15 Davis Emsley A Compressive intramedullary nail
EP0636346A1 (en) * 1993-07-23 1995-02-01 Massimo Santangelo Device for preventive support of the femur
US5415660A (en) * 1994-01-07 1995-05-16 Regents Of The University Of Minnesota Implantable limb lengthening nail driven by a shape memory alloy
IT1268313B1 (it) 1994-07-28 1997-02-27 Orthofix Srl Attrezzatura meccanica per il centraggio di fori ciechi per viti ossee di chiodi intramidollari
FR2727304A1 (fr) * 1994-11-28 1996-05-31 Felman Daniel Dispositif de verrouillage d'un implant intra-osseux par effet memoire de forme
US5702215A (en) * 1995-06-05 1997-12-30 Li Medical Technologies, Inc. Retractable fixation device
IT1287271B1 (it) * 1996-04-05 1998-08-04 Antonio Chemello Chiodo endomidollare per l'osteosintesi delle fratture delle ossa lunghe
JPH1057398A (ja) * 1996-08-15 1998-03-03 Mitsuru Monma 大腿、上腕等の骨折に対する手術用回旋防止具
FR2783702B1 (fr) * 1998-09-29 2001-01-19 Maurice Bertholet Dispositif autobloquant pour protheses
DE60206274T2 (de) 1998-10-26 2006-06-08 Expanding Orthopedics Inc., Boston Verspreizbare vorrichtung für orthopädie
US6261289B1 (en) * 1998-10-26 2001-07-17 Mark Levy Expandable orthopedic device
US6695865B2 (en) * 2000-03-20 2004-02-24 Advanced Bio Prosthetic Surfaces, Ltd. Embolic protection device
JP2004515311A (ja) * 2000-10-25 2004-05-27 エスディージーアイ・ホールディングス・インコーポレーテッド 垂直方向に拡張する椎間体融合装置
US6575973B1 (en) * 2000-10-26 2003-06-10 Safedrip Ltd. Self locking intramedullary nail
JP3820125B2 (ja) * 2001-01-31 2006-09-13 三菱重工業株式会社 放射性物質を収納するキャニスタの製造方法
US6488684B2 (en) * 2001-04-25 2002-12-03 Dale G. Bramlet Intramedullary nail
JP2004045232A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Fujitsu Ten Ltd 筐体構造および筐体の取付構造
US7695471B2 (en) * 2003-04-18 2010-04-13 The University Of Hong Kong Fixation device
CN1909848B (zh) * 2004-01-16 2012-05-23 扩展整形外科公司 骨折治疗装置
DE102004009429A1 (de) * 2004-02-24 2005-09-22 Biedermann Motech Gmbh Knochenverankerungselement

Also Published As

Publication number Publication date
EP1815813A2 (en) 2007-08-08
CA2561155C (en) 2012-12-04
ES2323273T3 (es) 2009-07-10
BRPI0509378A (pt) 2007-09-18
DE602005013074D1 (de) 2009-04-16
JP2011177566A (ja) 2011-09-15
IL204280A (en) 2014-03-31
ATE424153T1 (de) 2009-03-15
JP2011177567A (ja) 2011-09-15
JP2007530194A (ja) 2007-11-01
EP1820462A1 (en) 2007-08-22
AU2010226866B2 (en) 2012-04-05
US8162942B2 (en) 2012-04-24
JP4809326B2 (ja) 2011-11-09
MXPA06011261A (es) 2007-05-09
EP1820462B1 (en) 2011-09-07
EP1740113A1 (en) 2007-01-10
US20080262495A1 (en) 2008-10-23
ATE523154T1 (de) 2011-09-15
ATE551006T1 (de) 2012-04-15
CR8719A (es) 2008-11-14
HK1099911A1 (en) 2007-08-31
AU2010226867B2 (en) 2012-04-05
WO2005094706A1 (en) 2005-10-13
AU2010226866A1 (en) 2010-10-21
DK1815813T3 (da) 2012-07-16
AU2010226867A1 (en) 2010-10-21
AU2005229558B2 (en) 2010-07-08
EP1740113B1 (en) 2009-03-04
DK1820462T3 (da) 2011-12-19
CA2561155A1 (en) 2005-10-13
IL204279A (en) 2014-03-31
EP1815813B1 (en) 2012-03-28
ES2373120T3 (es) 2012-01-31
AU2005229558A1 (en) 2005-10-13
IL178285A0 (en) 2006-12-31
ES2384890T3 (es) 2012-07-13
AR054661A1 (es) 2007-07-11
EP1815813A3 (en) 2007-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5203486B2 (ja) 形状記憶要素を備える骨髄内杆
KR101235983B1 (ko) 형상 기억 재료로 이루어진 부재를 포함하는 골수내 네일
US11090064B2 (en) Devices and methods for vertebrostenting
USRE46872E1 (en) Guidewire and method for surgical procedures
US6149654A (en) Intra-articular drill
JP5947811B2 (ja) 長骨用の形状記憶部材を有する髄内釘
EP2120734B1 (en) Drills for vertebrostenting
US20230000505A1 (en) Percutaneous targeting device
JP4669090B2 (ja) 処置具
CN102665582A (zh) 髓间系统和方法
CN105636522A (zh) 活检设备
EP1582160A1 (en) Intramedullary nail comprising elements of shape-memory material
US11529178B2 (en) Targeting device for fixation of bone fragments at a bone fracture
WO2022038871A1 (ja) 髄内釘に使用するエンドキャップ、髄内釘、エンドキャップ挿入器具及び髄内釘挿入器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121012

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121017

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121119

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5203486

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees