JP2004045232A - 筐体構造および筐体の取付構造 - Google Patents

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Jun Fujiwara
冨士原 純
Ayafumi Takasuka
高須賀 礼文
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Denso Ten Ltd
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Abstract

【課題】筐体と配線基板の組立て時、或いは筐体の設置場所への取付け時に、配線基板の取り付け傾斜角が、所望の傾斜に自在に選択できる、筐体と配線基板の係合構造および筐体の取付構造を実現する。
【解決手段】内面を曲面とした筐体に、配線基板を傾斜して係合させる係合手段を、複数の傾斜角に応じた位置に設け、予め設けられた複数の係合位置の中から所望の取り付け傾斜角に応じた位置の係合手段を選択し、配線基板を筐体に係合させる。また、外面を曲面とした筐体を、所望の取り付け傾斜角に応じた位置に取付ける手段を設け、配線基板を傾斜させて設置場所に取付ける。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器の設置後に、配線基板の傾斜角度が所望の方向となる筐体構造および筐体の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の筐体構造を示す説明図であって、通常の電子機器の筐体構造および筐体の取付構造を示している。本図(A)で示すように、通常は筐体1内で基板2は筐体の上下面の壁に平行に配置されている。そして、基板2のなかには、特定の方向をむけて基板2を設置すべき場合(例えば基板2に搭載した加速度のセンサ部品Pを測定物理量の方向Dに一致して設置する必要がある場合)があるが、通常は測定物理量の方向Dに沿って筐体1の取り付けできる場合が多く、本図のような筐体構造と筐体の取付構造が用いられている。なお、車両に搭載される電子機器では、例えば本図(B)に示すように、取り付け具であるブラケット40を用い、電子機器の設置場所(例えば車両にあっては車体フレーム等)に、取り付け孔401を介しボルト等で取り付けられる。このようにして、例えば水平方向に配置されている車両フレーム上に筐体が取り付けられ、車両の移動方向(測定物理量の方向Dに同じ)に向けて基板2上のセンサ部品Pが配置される場合が多い。
【0003】
ところが、筐体を取り付ける車両フレーム等の設置場所は、必ずしも水平な場合だけではなく傾斜している場合もあり、従来はその傾斜に対処策として図9、図10で説明する方法が用いられている。
【0004】
図9は、従来の基板を傾斜させる筐体の取付構造を示す説明図であって、測定物理量の方向Dが電子機器の設置場所(例えば車両にあっては車体フレーム等)に対して傾いて場合の取付構造を示している。本図においては、図8(A)で説明した筐体1を、基板2の方向を測定物理量の方向Dに沿うようにするため、筐体1を設置場所に対し傾斜させて設置する方法として知られている。箱型の筐体1を支持構造であるブラケット41、42の据え付け部材43からの高さを変えて斜めに支持し、基板2を測定物理量の方向Dに沿うように傾斜させている。
【0005】
また、図10は、従来の基板を傾斜させる筐体構造を示す説明図であって、特開平6−265569により開示されている。この筐体構造では、傾斜した設置場所43に対し筐体1を沿わせて取り付ける場合において、基板2の方向を測定物理量の方向Dに沿うようにするため、筐体1内で基板2を取付部1Kに取り付けて傾斜させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図9による方法(ブラケット41、42の設置場所43からの高さを変えて傾斜をつける)では、基板2を傾斜保持する傾斜が大きくなると支持構造体41、42の長さが大きくなるため、剛性が低下し筐体が振動しがちになる弱点がある。また、図10による方法(基板2を筐体1内で傾斜させて保持する方法)では、所望の傾斜角を基板2に与えるよう筐体1に特定の位置に取付部1Kを設けることになる。電子機器ごとに必要な傾斜が異なる場合には、それぞれ別個に基板2と筐体1の寸法を変えて設計製作することになり、不便である。
【0007】
また、筐体1を取り付ける設置面の傾斜は、必ずしも前後の垂直方向への傾斜だけでなく、同時に左右の傾斜を伴っている場合があり、前後・左右の傾きへ自在に対応できることが望まれる。
【0008】
また、電子機器の設計時期が、車両内の据え付け場所の確定時期に先行することがままあり、電子機器の設計後に設置場所の傾斜に変更が生じると、更めて傾斜に適応した設計修正が求められ、2度手間が生じることもあった。或いは、電子機器の基板2と筐体1が複数車種に共用可能な場合にも、据え付け場所の傾斜が異なると、更めて個々の車種に対し基板2と筐体1とをそれぞれ設計製造する必要が生じていた。そこで、基板2を収納した筐体1の設置場所が傾斜していても、その傾斜に応じた角度に基板2を傾斜させ、基板2の方向(つまり加速度のセンサ部品Pの指向方向)と加速度の測定方向Dとを一致させる、筐体構造、或いは筐体の取付構造の実現が望まれることになる。つまり、車両に取り付ける電子機器の設置場所が、前後、左右に異なる傾きを有していても、それぞれに固有の筐体3、基板2を設けるのではなく、また追加の支持構造(ブラケット等)を設けることもなく、共通した基板2と筐体1とを用いて、基板2の傾き(XYZの3次元軸方向)を所望の方向に選択できる方法の実現が望まれる。
【0009】
また、筐体の取り付け場所の傾斜が異なる電子機器であっても、筐体1、基板2、および取付構造を共用し、取り付け角度のみの調整で共通の電子機器が製作できると、筐体1や基板2等の製造工程が共用化され、電子機器の生産の効率化が図れることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するものであって、配線基板を内蔵した筐体を、所定の設置場所に取付ける筐体の取付構造において、内面に曲面部を有している筐体と、前記筐体の内部に設けられる配線基板と、前記配線基板を前記曲面部に、所望の傾斜角度で接続することが可能な基板接続手段とを備えた筐体構造とすることを特徴とする。また、前記筐体は、球形状であることを特徴とする。或いは、前記筐体は、円筒形状であることを特徴とする。
【0011】
また、前記基板接続手段と、前記配線基板と前記筐体とにおける、一方には嵌合ピンが、他方には該嵌合ピンと嵌合する孔が、それぞれ設けられている筐体構造であることを特徴とする。
【0012】
また、前記基板接続手段と、前記配線基板と前記筐体とにおける、一方には伸縮可能に設けられた伸縮ピンが、他方に該伸縮ピンと嵌合する孔が、それぞれ設けられている筐体構造であることを特徴とする。
【0013】
また、前記配線基板の所望の傾斜角度が、前記配線基板上に実装された加速度センサの取付け方向に基づく傾斜角度であることを特徴とする。
【0014】
また、配線基板を内蔵した筐体を、所定の設置場所に取付ける筐体の取付構造において、外面に曲面部を有している筐体と、前記筐体の内部に設けられた配線基板と、前記配線基板が所望の傾斜角度に傾くように、前記筐体を前記設置場所に固定可能な取付手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
また、前記筐体は、球形状であることを特徴とする。或いは、前記筐体は、円筒形状であることを特徴とする。
【0016】
また、前記配線基板の所望の傾斜角度が、前記配線基板上に実装された加速度センサの取付け方向に基づく傾斜角度であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、実施の形態に係わる、球形筐体と配線基板の係合構造を示す概略図である。
【0018】
本図(A)平面図、(B)正面図、および(C)A−A断面図を用いて、球形の内面をもつ筐体3と、筐体3に内接する基板20が係合する係合構造を説明する。
【0019】
3は、基板20を収納する筐体で、筐体内面が概ね球状であって、筐体上半球31および筐体下半球32の2つの割り型から構成される。筐体上半球31と、筐体下半球32とを接合部33で接合して、球形の筐体3が形成される。筐体3は、数mm厚(例えば5mm厚)のアルミニューム等の金属部材からなり、筐体3内壁には基板20(の係合部品CP)を係止する孔(図3を用いて後述する係合部HL)が設けられる。
【0020】
20は、回路部品が配線された基板(配線基板)で、例えばガラスエポキシ樹脂基板等の基板基材、基板基材の上に設けた銅箔を用いた電子回路、および電子部品とで構成される。基板20に搭載される電子部品には、方向性のある物理量を測定する、例えば加速度センサ等のセンサ部品P等が搭載されている。このセンサ部品Pは、車両の加速度を測定するものであり、筐体3が設置場所に固定された状態で所望の測定方向に向くよう、筐体3内で基板20が配置される。
【0021】
また、基板20への筐体3外からの電気信号の入出力のため、筐体3の壁に貫通してコネクタCN(図示を省略)が取り付けられ、図示されていないフレキシブルワイヤ(可撓電線)を介して基板20に接続される。基板20は、本図(A)平面図に示すように、基板20の外縁部(本実施の形態では基板形状を長方形としたので、基板コーナーK1、K2、K3、K4)に係合部品CPがボルトBTを用いて係止される。基板20の外縁部に係止された係合部品CPには、筐体3に係合する先端部CP1が備えられ、先端部CP1が筐体3側の係合部HLに係止される。この係合部HLの位置は、センサ部品Pが所望の方向を向く位置に、予め配置される。
【0022】
なお、係合部HLは、基板20が組み立てられる傾きが複数種予定される場合(共通の筐体3、基板20を用い複数種の異なる基板傾斜をもつ電子機器を組み立てる場合)には、複数の基板傾斜に応じた係合位置に設けられており、基板20が必要とする所望の傾斜角が選択されると、所望の傾斜角に応じた位置の筐体3壁に設けられた係合部HLが用いて、基板20が筐体3に係止される。本図では、基板20を水平として、筐体3側の係合部HLに係合する場合を例示したが、基板20が傾斜して係合される場合には、その傾斜した基板20の基板コーナーK1、K2、K3、K4の位置に応じた筐体3側に設けられた係合部HLを用いて、基板20と筐体3との係合が行われる。
【0023】
また、本図(C)を用い図示したように、基板20の外縁部(本実施の形態では基板20コーナー部K1、K2、K3、K4)が、筐体上半球31および筐体下半球32の内面に内接される。従って、基板20のコーナ部K1、K2、K3、K4間の対角線の長さは、筐体3の内球面の直径にほぼ等しく、また、基板20の中心が球形の筐体3の概略中心に位置することになる。
【0024】
次に、図1を用いて説明した、基板20を傾け筐体3への係合構造に関し、さらに図2、図3、図4を用いて補足説明する。まず、図2を用いて球形の筐体3に内接した基板20の傾斜付与に関して説明する。また、図3を用い、基板20を所望の方向へ向け配置させる構成を説明する。なお、基板20を筐体3へ係合させる係合部の構造に関しては、図4を用い後述する。
【0025】
図2は、実施の形態に係わる、球形筐体3に内接した基板20の傾斜付与を説明する説明図である。なお、前図までに説明したものと同種の構成については、同種の記号を付し説明を省略する。
【0026】
本図(A)により、基板を前後方向に傾けた状態を説明する。球形筐体3に内接した基板20(コーナ部K1、K2、K3、K4で内接)を前後方向に傾ける場合には、コーナー部K1、K2を筐体の前後方向(X方向として図示)に平行な仮想円V1上で回転させ、基板20が内接したまま前後方向に任意の角度傾いた基板21(コーナ部S1、S2、S3、S4で内接)の位置へ移動させることができる。なお、基板20に2次元の傾きを加える代表例として基板21への移動を説明し、XY面内で基板方向を変更する場合については説明を省略した。
【0027】
次に、本図(B)により、基板を任意の方向に傾けた状態を説明する。球形筐体3に内接した基板20(コーナ部K1、K2、K3、K4で内接)を、水平の位置から任意の方向に傾ける場合には、コーナー部K2、K4の位置は変化させずに、コーナー部K1、K3を筐体3の球面上に設けた仮想円V11上で回転させて所望の位置(コーナ部S11、S31)まで移動し、次にコーナ部S11、S31の位置は変化させずに、コーナー部K2、K4を筐体3上で所望の位置(コーナ部S21、S41)まで移動することにより、基板20が内接したまま任意の角度の傾きをもつ基板211(コーナ部S11、S21、S31、S41で内接)の位置へ移動できる。このように、球形の筐体3に内接する基板20を用いたので、基板20を筐体3に対し任意の角度傾けた所望の傾き角度をもつ基板211をうることができる。なお、この基板211は、3次元(XYZ軸)の傾きを与える場合の一例として説明したもので、この傾きに限らず傾きはXYZ方向に自在にとりうるものである。
【0028】
図3は、実施の形態に係わる、球形筐体の基板配置を説明する概略図である。なお、前図までに説明したものと同種の構成については、同種の記号を付し説明を省略する。
【0029】
本図(A)により、測定方向が水平な場合の基板配置を説明する。筐体上半球31および筐体下半球32からなる球形の筐体3には、基板20(コーナ部K1、K2、K3、K4で内接)が内蔵され、基板20への筐体3外からの電気信号の入出力のためのコネクタCNが取り付けられている。また、基板20上には、特定の方向を向けて設置される電子部品、例えば加速度の測定を行う加速度センサ等のセンサ部品P等が搭載される。
【0030】
基板20の筐体3への固定位置は、センサ部品Pが筐体3内の設置場所に取付けられた状態で、所望の測定方向Dに向くように位置決めされる。本図(A)は、測定方向Dが水平方向を向いている場合であって、筐体3内で基板20が水平に配置され、基板20のコーナ部K1、K2、K3、K4を筐体3に内接して係合することにより、センサ部品Pの指向方向を測定方向Dに一致できる。筐体3への基板20の組み立ての際には、まずコーナ部K1、K2、K3、K4を筐体下半球32の所定の位置の係合部HL(図示省略)に係合させた後に、筐体上半球31を下半球32に接合させ、筐体3の組立てが完了する。
【0031】
次に、本図(B)により、測定方向が傾いている場合の基板配置を説明する。測定方向Dが傾きを有しているので、基板21が測定方向Dに応じ傾けて配置される場合である。即ち、センサ部品Pの指向方向が測定方向Dに一致する位置で、基板21のコーナ部S1、S2、S3、S4が筐体3に係合され、測定方向Dに応じた電子機器の設置が実現する。筐体3への基板21の組み立ての際には、まずコーナ部S1、S4を筐体下半球32の所定の位置の係合部HL(図示省略)に係合させた後に、コーナ部S2、S3を筐体上半球31の所定の位置の係合部HL(図示省略)に係合させると同時に、筐体上半球31を筐体下半球32に接合させ、筐体3の組立てが完了する。
【0032】
次に、図4を用い、筐体3の内面の複数の位置に設けた係合孔HLと、基板21側の係合部位に設ける係合部品CPとの係合に用いる係合構造を説明する。
【0033】
図4は、実施の形態に係わる、筐体と配線基板との係合構造を示す概略図である。なお、前図までに説明したものと同種の構成については、同種の記号を付し説明を省略する。また、本図の説明では基板20に関して用いた記号を、同じく傾斜した基板21、基板22等に係わる係合構造に対しても用いている。
【0034】
本図(A)により、係合部の第1の構造を説明する。係合部の第1の構造は、基板20側に取り付けられる係合部品CPに弾性ピンCP4を備え、弾性ピンCP4の先端部CP41を筐体3に設けられた係合孔HL1に挿入した後、ナットNTを用いて先端部CP41を筐体3に係合させる係合構造である。
【0035】
係合部品CPは、シリンダ状の筒体CP2と、筒体CP2内に設けたコイルバネ等の弾性部SPと、弾性部SPで付勢された弾性ピンCP4と、更に弾性ピンCP4の出入りをガイドするガイド部材CP3と、弾性ピンCP2の先端部CP41のネジに組付けられるナットNTとで構成され、係合部品CPの筒体CP2が基板20側にボルトBTを介して係止される。また、係合部品CPの各構成部材は、黄銅、アルミニューム、鋼等の金属部材、或いは合成樹脂材が用いられる。
【0036】
筐体3側には、係合部品CPを係止するための係合孔HL1が設けられる。係合孔HL1は、弾性ピンCP4の先端部CP41が挿入可能の口径の孔寸法で、同時にナットNTによる係止作用が必要なためナットNT外径より小さい口径の孔寸法として、筐体3の壁を貫通して設けられる。そして、この係合孔HL1は、基板20を筐体3に係止する所望の位置に設けられる。なお、複数の基板取付け傾斜角度が予定される場合には、つまり基板20を筐体3に係止する所望の位置が複数組予定される場合には、基板20を係合する複数組のそれぞれの位置に、予めこの係合孔HL1を設けておき、筐体3に基板を組み立てる際に、基板20の所望の傾斜に応じた一組の係合孔HL1が選択されて用いられる。
【0037】
基板20を筐体3に係止する場合には、まず、図1で説明した基板20のコーナー部K1、K2、K3、K4にそれぞれ係合部品CPがボルトBTを介して係止される。次に、コーナー部K1、K4の係合部品CPが、筐体3側の係合孔HL1に弾性ピンCP4の先端部CP41を挿入した上で、ナットNTを締めつけられ、係止される。次に、残りコーナー部K2、K3の係合部品CPの弾性ピンCP4の先端部CP41が、対向する位置の筐体3側の係合孔HL1の位置を探りながら移動され、係合孔HL1へ挿入される。バネ付勢力があるので、弾性ピンCP4の先端部CP41が筐体3の壁へ突き当たると先端部CP41が圧縮して後退するが、係合孔HL1の位置に至ると、先端部CP41が弾性により伸長し係合孔HL1へ挿入される。最後に、係合孔HL1へ挿入された弾性ピンCP4の先端部CP41が、ナットNTを締めつけることによって筐体3側に係止される。
【0038】
このコーナー部K2、K3の係合部品CPの先端の弾性ピンCP4の弾性作用を用いて、対向する位置の係合孔HL1に挿入させる操作は、挿入操作と併行して、筐体31と筐体32とを接合して筐体3として組立てる操作が同時進行的に行われる。そして、傾斜した基板21のコーナー部S2、S3(前述の図3(B)或いは図3(C)のコーナー部M2、M3)に設けた係合部品CPが筐体31に設けた係合孔HL1に係止され、コーナー部S1、S4(前述の図3(B)或いは図3(C)のコーナー部M1、M4)に設けた係合部品CPが筐体32に設けた係合孔HL1に係止され、筐体3に基板20が固定されることになる。
【0039】
次に、本図(B)により、係合部の第2の構造を説明する。この構造は、係合部品CPに弾性ピンCP5を備え、弾性ピンCP5の先端部CP6を係止する筐体3側に設けられた係合孔HL2に、先端部CP6が陥入して係止される係合構造である。
【0040】
基板20側にボルトBTを介して係止される係合部品CPは、シリンダ状の筒体CP2と、筒体CP1内に収容されたコイルバネ等の弾性部SPと、弾性部SPで付勢された弾性ピンCP5と、更に弾性ピンCP5の出入りをガイドするガイド部材CP3と、弾性ピンCP5の先端部CP51とで構成される。筐体3側には、係合部品CPを係止するための係合孔HL2が、弾性ピンCP5の先端部CP51と嵌合する口径の、筐体3の壁を貫通しない底付き穴として設けられる。この係合孔HL2は、基板20を筐体3に係止する位置に設けられる。基板20を筐体3に組立てる際の手順は、本図(A)に準じて行われるので、説明を省略する。
【0041】
次に、本図(C)により、係合部の第3の構造を説明する。この構造は、基板20側に係合部品CP7にを備え、筐体3側に装着された弾性ピンCP8の端部を筒体の係合部品CP7に挿入して係止する係合構造である。
【0042】
弾性ピンCP8の頭部を収納して嵌合する係合部品CP7は、シリンダ状の筒体であって、基板20側にボルトBTを介して係止される。一方、筐体3側には弾性ピンCP8が装着され、弾性ピンCP8の頭部が弾性的に係合部品CP7に嵌入し、係合状態とされる。弾性ピンCP8は、係合部品CP7に嵌入する頭部側が、弾性ピンCP8の頭部と筐体3の内側との間でコイルバネ等の弾性部SPを貫通して付勢され、係合部品CP7に嵌入する弾性が付与される。筐体3側には、係合部品CP7を係止するための係合孔HL3が設けられる。弾性ピンCP8の筐体3側の端は、係合孔HL3を摺動自在に貫通され、筐体3の外側の端部CP81に設けられた溝ER1にイヤリングERを用いて係止される。
【0043】
基板20を筐体3に係止する場合には、筐体3の外側の端部CP81を外側に牽引して(コイルバネを圧縮させて)、弾性ピンCP8の筐体3内側の端を壁側に引き寄せる。次に、この状態で基板20に係止された係合部品CP7を弾性ピンCP8の前面に移動し、前面に移動した時点で、外側に牽引していた弾性ピンCP8の端部CP81の牽引操作を開放し、弾性ピンCP8をコイルバネの付勢力に任せて筐体3内側へ突出させる。このようにして、弾性ピンCP8を係合部品CP7に係合させることにより、基板20を筐体3に固定させる。なお、基板20を所望の方向へむけて筐体3に係止する場合の操作は、本図(A)に準じて行われるので、説明を省略する。
【0044】
なお、本図(C)では係合部品CP7の直径を一定として図示したが、係合部品CP7の直径を筐体3の壁から離れるに従って小さくなるようテーパをつけ、弾性ピンCP8の係合部品CP7への挿入端の挿入し易さを助け、また挿入端の挿入完了後の係合部品CP7への嵌め合い度を高め、係合部品CP7と弾性ピンCP8のがたつきを改良することも可能である。
【0045】
次に、本図(D)により、係合部の第4の構造を説明する。この構造は、係合部品CPをL型片CP9で構成した構造である。
【0046】
基板20を筐体3に係合する係合部品CPは、ボルトBTおよびボルトBT1と接合するネジ溝を有するL字状の金具板であるL型片CP9と、ボルトBTおよびボルトBT1とで構成される。
【0047】
基板20を筐体3に係止する場合には、図1で説明した基板20のコーナー部K1、K2、K3、K4の所定の箇所に、係合部品CPがボルトBTを用いて係止される。次に、L型片CP9を取り付ける位置の、筐体3側の係合孔HL4にボルトBT1を挿入し、L型片CP9に設けたネジに対しボルトBT1を締めつけ、所定の箇所の係合部品CPを筐体3に係止する。
【0048】
なお、このL型片CP9を用いた係合構造は、筐体上半球31或いは筐体下半球32が単独の状態(即ち、両者の組み合わせ操作を伴わない状態)である場合、つまり筐体3内側から係合孔HL4にボルトBT1が挿入可能である場合に限って、適用可能な係合構造である。このような限定条件があるが、本図(A)、(B)、(C)を用いて説明した他の係合構造よりも、頑丈であるという利点があり、例えば、XY面に対し傾けた基板20に適用する場合に、筐体上半球31を組合わせる前に係合するコーナー部K1、K4に対し第4の構造を適用して基板20の筐体3への係合を堅固にし、残りのコーナー部K2、K3に対しては組立て作業性のよい本図(A)、(B)、(C)を用い説明した他の係合構造を組み合わせ適用することが可能である。
【0049】
以上、図1、図2、図3、図4の説明により、球形の筐体3と、筐体3に内接する基板20とを用い、基板20を所望の傾斜角に配置する構成を説明した。
【0050】
なお、本発明の実施の形態では、基板20の形状を長方形の基板20としたが、基板20の外周が筐体3の内面に接合するものであれば、円形基板やその他の形状の基板でも構成できる。また、基板20が接する筐体3の内面は球形の曲面としたが、基板20と筐体3内面が接する位置の範囲で内接関係が得られる曲面であれば、他種の曲面を用いてもよく、また筐体内面の部分的エリアのみを曲面としたものでもよい。
【0051】
次に、図5を用い、内面が円筒形曲面である円筒形筐体39に固定された基板24を、所望の方向へ向け配置させる場合を説明する。なお、前図までに説明したものと同種の構成については、同種の記号を付し説明を省略する。
【0052】
図5は、円筒形筐体の基板配置を説明する概略図である。
【0053】
本図(A)は、測定方向が水平な場合の基板配置である。外形が円筒形の筐体39は、数mm厚(例えば5mm厚)のアルミニューム等の金属部材からなり、半円筒状の筐体上半筒391と、筐体下半筒392とを接合部393で接合して形成される。基板24の端部に装着した係合部品CPを介して、筐体39の基板24取付け位置に設けられた係合部HL(図示省略)に固定される。なお、筐体39には、基板24への筐体39外からの電気信号の入出力のためのコネクタ(図示省略)が取り付けられている。なお、基板24上には、特定の方向を向けて設置されるセンサ部品P等が搭載される。
【0054】
また、測定方向Dが水平方向を指向している場合には、筐体39に内接する基板24を水平とした状態で、基板24に設けた係合部品CP(図1乃至図4を用い前述)を、筐体下半筒392に設けた係合部HLに係合させた後に、筐体上半筒391を筐体下半筒392に接合部393で接するようにして筐体39を完成させる。なお、基板24を筐体39へ係合させる係合部の構造に関しては、図4を用い前述した構造が準用される。このようにしたので、センサ部品Pを測定方向Dに向けて、基板24が筐体39に組立てられる。
【0055】
本図(B)は、測定方向が傾いた場合の基板配置である。センサ部品Pの指向方向を傾斜している測定方向Dに一致させるため、基板24を測定方向Dの方向に傾け固定する状態を説明するものである。筐体39への基板24の組み立ての際には、基板24の方向を所望の角度に傾け、基板24の筐体下半筒392に対向する位置に設けた係合部品CP(図1乃至図4を用い前述)を、筐体下半筒392に設けた係合部HLに係合させる。次に、基板24の筐体上半筒391に対向する位置に設けた係合部品CPを、筐体上半筒391に設けた係合部HLに係合させながら、同時に筐体上半筒391を筐体下半筒392に接合部393で接させて筐体39を完成させる。このようにしたので、センサ部品Pを測定方向Dに向けて、基板24が筐体39に組立てられる。つまり、基板24に所望の2次元(XY面内)の傾きを与えて、円筒形の筐体39に固定することができる。
【0056】
次に、図6を用い、外面が球形の筐体34を外部から支持する構造を説明する。この構造は、基板23を所望の方向に向けて筐体34に固定させる構造である。なお、前図までに説明したものと同種の構成については、同種の記号を付し説明を省略する。
【0057】
図6は、球形筐体の支持構造を示す概略図である。
【0058】
本図(A)は、球形筐体の支持構造の斜視図である。また、本図(B)は、測定方向が水平な場合の支持状態を示す正面図である。
【0059】
本図(B)に示すように、外面が球形の筐体34は、筐体上半球35と、筐体下半球36とが接合部37を介して接し、形成される。筐体下半球36には、基板23が所定の位置に設けられた基板取付け部38に固定(例えばネジ止め等の手段で係合して)される。基板23が筐体下半球36に固定された後に、筐体上半球35が接合部37を介して接合(例えばネジ止め等の手段で係合して)され、一体の筐体34とされる。なお、筐体34には、基板23への筐体3外からの電気信号の入出力のためのコネクタ(図示省略)が、取り付けられている。なお、基板23上には、特定の方向を向けて設置されるセンサ部品P等が搭載されている。
【0060】
また、筐体34を設置位置に支持するための台座5は、例えばアルミ等の金属ブロック或いはブラケットで構成される。もしくは、筐体34を設置位置に支持するために、車両側に凹部を設け、ブラケットで固定するようにしてもよい。台座5には、外表面が球形の筐体34を外周から抱える凹状の溝部51が設けられ、筐体34に接触面511を介して接続される。なお、接触面511の形状を、筐体34の外形に準じた曲面として接触をより緊密にすることもできる。また、台座5は、底面が設置場所に接しており、ボルト孔を通してボルト53が締めつけられると設置場所に固定される。また、台座5の上面には、接続片6をボルト61で係止するためのボルト孔52が設けられている。
【0061】
筐体34の台座5への係止を行う係合片6は、例えば球形筐体34の直径の1/2の幅で、鋼等からなる厚さが薄い金属板が用いられ、球形筐体34をボルト61を締めつけることにより固定する。係合片6の中央部には筐体34内の外周を抱えて抱接する抱接部60が形成されている。係合片6の端部には、ボルト61締めつけ時に弾性作用を生じさせるための折曲げ部62が設けられる。そして、係合片6のボルト孔(図示省略)を通して、係合片6をボルト61で締めつけ、係合片6の抱接部60で筐体34の外面を押圧し、筐体34を台座5に固定させる。なお、係合片6の抱接部60と筐体34とを接続する手段は、押圧による接続に限らず、抱接部60と筐体34とを接続するボルト接続等の他の手段で代替することもできる。
【0062】
そして、測定方向Dが水平方向である場合には、筐体34内の基板23を所望の水平方向に保持した上で、筐体34が台座5に固定される。このようにしたので、センサ部品Pを搭載した基板23が、測定方向Dに相当する方向に支持されることになる。
【0063】
本図(C)は、測定方向が傾いた場合の支持状態を示す正面図である。センサ部品Pの測定方向Dが傾いている場合には、筐体34内の基板23を所望の傾きに保持した上で、筐体34が台座5に固定される。
【0064】
なお、本図では筐体34を2次元(XY面内)に傾けた場合を例示して説明したが、筐体34を3次元(XYZ)方向に傾けた場合も同様に実現できることは言うまでもない。
【0065】
次に、図7を用い、外形が円筒形の筐体390を外部から支持する構造を説明する。この構造は、筐体390内に固定された基板25を、所望の方向に向け配置させる構想である。なお、前図までに説明したものと同種の構成については、同種の記号を付し説明を省略する。
【0066】
図7は、円筒形筐体の支持構造を示す概略図である。
【0067】
本図(A)は、第1の支持構造の斜視図である。また、本図(B)は、第1の支持構造を示す正面図である。外形が円筒形の筐体390は、数mm厚(例えば5mm厚)のアルミニューム等の金属部材からなり、半円筒状の筐体上半筒394と、筐体下半筒395とを接合部396で接合して形成される。基板25の端部は筐体390側の係合部38に係合される。つまり、基板25は上下半円筒の接合部396に平行な平面として固定される。なお、筐体390には、基板25への筐体390外からの電気信号の入出力のためのコネクタ(図示省略)が、取り付けられている。なお、基板25上には、特定の方向を向けて設置されるセンサ部品P等が搭載される。
【0068】
筐体390を設置位置に支持するための台座7は、例えばアルミ等の金属ブロック或いはブラケットで構成される。もしくは、筐体390を設置位置に支持するために、車両側に凹部を設け、ブラケットで固定するようにしてもよい。例えばアルミ等の金属ブロックで構成される。台座7には、円筒状外形をもつ筐体390を外周から抱える凹状の溝部71が設けられ、筐体390が接触面711に接して固定される。なお、接触面711は筐体390の外形に準じた円筒曲面として支持を緊密にすることもできる。また、台座7は、底面が設置場所に接しており、ボルト孔(図示省略)を通してボルト73が締めつけられると設置場所に固定される。また、台座7の上面には、接続片8をボルト81を係止するためのボルト孔72が設けられている。筐体390の台座7への係止を行う係合片8は、例えば円筒形筐体390の筒幅の1/2の幅で、鋼等からなる厚さが薄い金属板からなり、円筒形筐体390をボルト81の締めつけ力で固定できるよう構成される。
【0069】
係合片8は筐体390の外周を半周し、筐体390を下部から支える凹状の溝部71とともに抱接するよう構成される。係合片8の両端には、ボルト81締めつけ時に弾性作用を生じさせる折曲げ部82が設けられる。そして、係合片8に設けたボルト孔(図示番号省略)を通して、ボルト81が締めつけられると、係合片8の抱接部83が筐体390の外周を押圧し、筐体390が台座7に固定される。なお、係合片8の抱接部83と筐体390とを接続する手段は、押圧による接続に限らず、抱接部83と筐体390とをボルト接続等の他の手段を用い接続してもよい。
【0070】
そして、測定方向Dが水平方向であるため、筐体390内の基板25を所望の水平方向に保持した上で、筐体390が台座7に固定される。このようにしたので、センサ部品Pを測定方向Dに向けて、基板25が設置場所に支持されることになる。
【0071】
本図(C)は、測定方向が傾いた場合の支持状態を示す正面図である。センサ部品Pの測定方向Dが傾いているため、基板25を所望の方向に傾け固定する状態を説明するものである。まず、基板25の方向が測定方向Dに一致する位置まで、台座7の溝部71上で筐体390を回動させる。次に、傾斜配置された筐体390を、係合片8をボルト81で締めつけ、係合片8の抱接部83に筐体390を押圧させて、筐体390を台座7に係合させる。このようにしたので、センサ部品Pを測定方向Dに向けて、基板25が設置場所に支持されることになる。即ち、円筒形の筐体390に2次元(XY面内)を傾きを与えて固定することにより、基板25に所望の2次元傾斜が与えられる。
【0072】
以上、図1乃至図3により説明したように、内面が球形の筐体3に内接する基板20を、所望の方向(XYZ軸方向)に向けて筐体3に係止することにより、筐体3に対し所望の方向をもつ基板配置が実現できる。また、図4により説明した係合手段を用い、内接した基板20等が筐体3の所望の位置に係止されるので、筐体3に対し所望の方向を向けた基板20等が所定の位置に固定できることになる。この係合手段は、図5により説明した内面が円筒形の筐体39に内接する基板24の係合にも、準用できる。また、図5により説明したように、内面が円筒形の筐体39に内接する基板24を、所望の方向(XZ軸方向)に向けて、筐体39に係止することにより、筐体39に対し所望の方向(XZ軸方向)へ向けて基板24を組立てることができる。また、図6により説明したように、外形が球形の筐体34の一定の位置に内蔵した基板23を所望の方向(XYZ軸方向)となるよう筐体34を回転させ、筐体34を台座5に係止することにより、所望の方向を向いた基板の設置が実現できる。また、図7により説明したように、外面が円筒形の筐体390の一定の位置に内蔵した基板25を所望の方向(XZ軸方向)へ向けて、筐体390を台座7に係止することにより、所望の方向を向いた基板の設置が実現できる。
【0073】
なお、以上の実施の形態は、基板を長方形とし、基板の4隅に係合部を設けて説明したが、円形の基板等の他の形状の基板を用い、基板の周辺に複数箇所の係合部を設けて筐体に係合させることも可能である。また、図6で説明した台座5や、図7で説明した台座7に代え、同等の設置場所への係止作用を有するブラケット等を用い、筐体34、390を設置場所へ支持させることも可能である。
【0074】
また、以上の実施の形態は、設置場所が水平で、測定方向Dが傾いている図を用い説明しているが、本発明は、測定方向が水平で、設置場所が水平でない場所、或いは測定方向、設置場所ともに水平でない場所に、用いることができる。
【0075】
また、本発明の筐体構造と、筐体の取付構造は、それぞれ単独で用いるだけでなく、併用することもできる。
【0076】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明による筐体の取り付け設置構造によれば、基板を所定の方向(XYZ軸方向)へ向けて取り付ける必要がある場合に、基板の筐体への取り付け角度、或いは筐体の筐体設置場所への取り付け角度を任意に選択することができ、基板を所望の方向へ向けて固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係わる球形筐体と配線基板の係合構造を示す概略図である。
【図2】実施の形態に係わる球形筐体に内接した基板の傾斜付与を説明する説明図である。
【図3】実施の形態に係わる球形筐体の基板配置を説明する概略図である。
【図4】実施の形態に係わる筐体と配線基板との係合構造を示す概略図である。
【図5】実施の形態に係わる円筒形筐体の基板配置を説明する概略図である。
【図6】実施の形態に係わる球形筐体の支持構造を示す概略図である。
【図7】実施の形態に係わる円筒形筐体の支持構造を示す概略図である。
【図8】従来の筐体構造を示す説明図である。
【図9】従来の基板を傾斜させる筐体の取付構造を示す説明図である。
【図10】従来の基板を傾斜させる筐体構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1、3、34・・・球形筐体
2、20、21、22、23、24・・・配線基板
39、390・・・円筒形筐体
5、7・・・台座
6、8・・・係合片
CP・・・係合部品
D・・・測定方向
HL・・・係合孔
P・・・センサ部品

Claims (10)

  1. 配線基板を内蔵した筐体を、所定の設置場所に取付ける筐体の取付構造において、
    内面に曲面部を有している筐体と、
    前記筐体の内部に設けられる配線基板と、
    前記配線基板を前記曲面部に、所望の傾斜角度で接続することが可能な基板接続手段とを備えることを特徴とする筐体構造。
  2. 前記筐体は、球形状であることを特徴とする請求項1記載の筐体構造。
  3. 前記筐体は、円筒形状であることを特徴とする請求項1記載の筐体構造。
  4. 前記基板接続手段は、前記配線基板と前記筐体とにおける、一方には嵌合ピンが、他方には該嵌合ピンと嵌合する孔が、それぞれ設けられているものであることを特徴とする請求項1乃至3記載の筐体構造。
  5. 前記基板接続手段は、前記配線基板と前記筐体とにおける、一方には伸縮可能に設けられた伸縮ピンが、他方に該伸縮ピンと嵌合する孔が、それぞれ設けられているものであることを特徴とする請求項1乃至3記載の筐体構造。
  6. 前記配線基板の所望の傾斜角度が、前記配線基板上に実装された加速度センサの取付け方向に基づく傾斜角度であることを特徴とする請求項1乃至5記載の筐体構造。
  7. 配線基板を内蔵した筐体を、所定の設置場所に取付ける筐体の取付構造において、
    外面に曲面部を有している筐体と、
    前記筐体の内部に設けられた配線基板と、
    前記配線基板が所望の傾斜角度に傾くように、前記筐体を前記設置場所に固定可能な取付手段とを備えることを特徴とする筐体の取付構造。
  8. 前記筐体は、球形状であることを特徴とする請求項7記載の筐体の取付構造。
  9. 前記筐体は、円筒形状であることを特徴とする請求項7記載の筐体の取付構造。
  10. 前記配線基板の所望の傾斜角度が、前記配線基板上に実装された加速度センサの取付け方向に基づく傾斜角度であることを特徴とする請求項7乃至9記載の筐体の取付構造。
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