JP5203285B2 - 指示入力装置、表示装置、表示方法、表示処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

指示入力装置、表示装置、表示方法、表示処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、第三者による覗き見を防止する覗き見防止機能を備えた表示装置及び、これを用いた指示入力装置、表示方法、表示処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、液晶表示部にタッチパネル機能や視野角制御機能などの情報表示機能以外の機能を付与することにより、利用者に対する利便性の向上などが図られた高機能な画像表示装置が提供されている。
具体的には、従来の表示装置には、文字及び画像を含んだ情報を表示する表示部としての液晶表示装置と、この液晶表示装置の表示面側に組み付けられたタッチパネルとを備えたものが提供されている。
そして、液晶表示装置による情報表示機能に加え、タッチパネルによる操作入力機能が設けられることにより、利用者からの指示入力に応じた情報表示などの様々なサービスを利用者に提供することが可能とされている。
つまり、液晶表示装置がその表示面に操作入力画面を表示するとともに、タッチパネルが操作入力画面に対する利用者からの操作入力を検知するように構成されていた。そして、液晶表示装置がタッチパネルによる検知結果に応じて、上記表示面を、操作入力画面から利用者が望んだ情報を表示した表示画面に変更することにより、利用者が所望する情報を表示可能に構成されている。
ところで、画像表示装置は、一般的には、どの視角から見ても鮮明な画像を見ることができるように、可能な限り広い視野角を有することが求められている。特に、最近広く普及している液晶表示装置は、液晶そのものが視角依存性を有することから、広視野角化に関して様々な技術開発が行われてきた。
ところが、使用環境によっては、利用者自身にしか表示内容が視認できないよう、視野角が狭い方が好都合であることもある。特に、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯型情報端末(PDA:Personal Data Assistant)、携帯電話等は、電車や飛行機内等、不特定多数の人間が存在し得る場所で使用される可能性も高い。そのような使用環境においては、機密保持やプライバシー保護等の観点から、近傍の他人から表示内容を覗かれたくないので、表示装置の視野角が狭いことが望ましい。
このように、近年、1台の表示装置の視野角を、使用状況に応じて広視野角と狭視野角との間で切り替えたいという要求が高まっている。なお、この要求は、液晶表示装置に限らず、任意の表示装置に対して共通の課題である。
このような要求に対して、上記表示部としての液晶表示装置に対して、視野角制御機能を付与したものが提供されている。
すなわち、液晶表示装置の表示面側に視野角制御装置を設置し、視野角制御装置の動作状態を変更することにより、表示装置の表示状態を広視野角と狭視野角との間で切り替え可能に構成されている。
そして、その表示状態を広視野角とすることにより、多数の利用者に対する情報表示が可能とされていた。一方、その表示状態を狭視野角とすることにより、利用者の個人的な情報が第三者から覗き見されるのを防止可能とされている。
例えば、特許文献1には、複数の視野角のいずれかに対応した画像を複数同時に表示し、複数の視野角内のそれぞれ位置で他の視野角内の位置とは異なる画像を視認できるようにした表示部と、その表示部の表示面側に設けられたタッチパネルとを有する表示装置が開示されている。
この特許文献1に開示された表示装置は、マルチビュー画面に対する利用者からの操作入力を判別し、利用者が操作した画面に応じた処理を確実に実行する。
具体的には、この表示装置の液晶ディスプレイは、複数の視野角のいずれかに対応した画像を複数同時に表示し、複数の視野角内のそれぞれ位置で他の視野角内の位置とは異なる画像を視認できるマルチビューディスプレイである。
そして、その液晶ディスプレイの前面側にはタッチパネルが設けられる。制御CPUは、利用者に操作方向を指示する情報とともにアイコンを表示し、特定のアイコンに対して、所定長以上、所定の操作方向に連続してタッチ操作が行われた場合に、そのアイコンに対する選択操作が行われたものと判断する。アイコンが視認できない他の視野角内の利用者は、アイコンの操作方向を判別することができないため、利用者に視認できないアイコンを誤って操作してしまう可能性を低くすることができる。
特開2008−276495号公報(平成20年11月13日公開)
しかしながら、従来の表示装置では、アイコン等の入力キーを視認可能な利用者にとって、その入力キーを他の第三者が見ることができない、ということを直感的に判断することができないといった課題があった。
また、表示部全体の表示状態を変化させてしまうので、入力キー以外の画像についても重複してマルチビュー表示を行なう必要があり、液晶の本来の解像度よりも低解像度でしか画像を表示できない、もしくは、液晶の本来の輝度やコントラストよりも性能が低下してしまうといった課題もあった。
さらに、覗き見防止機能が設定されていない状態から、自動的に覗き見防止機能が設定された場合、利用者がこの覗き見防止機能の設定へ推移したことを認識することができないといった課題もあった。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、覗き見防止機能を表示部の一部の領域に設定することができ、且つ、その覗き見防止機能が設定された領域を利用者に報知することができる表示装置及び、これを用いた指示入力装置、表示方法、表示処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明における表示装置は、3次元画像を表示パネルに表示させる3次元画像処理手段と、前記表示パネルの少なくとも一部の表示領域において、当該表示領域の視野角を制限するように視野角を設定する視野角処理手段とを備え、前記3次元画像処理手段は、前記視野角処理手段により視野角を制限するように設定された表示領域に関し、当該表示領域の視野角が制限されていることを、前記表示領域を視認する利用者に報知する3次元報知画像を前記表示パネルに表示させる。
この構成によれば、表示パネルの少なくとも一部の表示領域の視野角を制限し、その表示領域の視野角が制限されていることを3次元報知画像の表示により利用者に報知することができるので、利用者は視野角が制限された表示領域を視認する際、その表示領域が第三者により視認困難であることを容易に判断することができる。
また、表示パネルの少なくとも一部の表示領域の視野角を制限することができるので、表示パネル全体の視野角を制限する必要がなく、視野角が制限されていない領域においては表示パネル本来の解像度で画像を表示することが可能となる。
前記3次元画像処理手段は、前記視野角処理手段により視野角が制限された表示領域の近傍に前記3次元報知画像を表示させることが好ましい。
この場合、利用者は、視野角が制限された表示領域を視認する際、その表示領域が第三者により視認困難であることを効率的に判断することができる。
前記3次元画像処理手段は、前記視野角処理手段により視野角が制限された表示領域の周囲を囲むように前記3次元報知画像を表示させることが好ましい。
この場合、利用者は、視野角が制限された表示領域を視認する際、その表示領域が第三者により視認困難であることをより効率的に判断することができる。
前記3次元画像処理手段は、前記視野角処理手段により視野角が制限された表示領域における前記視野角制限の度合いに応じて、前記利用者により視認される前記3次元報知画像が持つ3次元形状を変化させることが好ましい。
この場合、利用者は、視野角が制限された表示領域を視認する際、その表示領域に設定された視野角制限の度合いを容易に認識することができる。
前記3次元画像処理手段は、前記視野角処理手段により視野角が制限された表示領域における前記視野角制限の度合いが大きくなるに従って、前記利用者により視認される前記3次元報知画像が持つ3次元形状の高さを高くすることが好ましい。
この場合、利用者は、視野角が制限された表示領域を視認する際、その表示領域に設定された視野角制限の度合いの変化を確実に認識することができる。
前記3次元画像処理手段は、前記視野角処理手段により視野角が制限された表示領域における前記視野角制限の度合いが経時的もしくは瞬時に変化する場合に、前記利用者により視認される前記3次元報知画像が持つ3次元形状を前記視野角制限の度合いに追従するように変化させることが好ましい。
この場合、利用者は、視野角が制限された表示領域を視認する際、その表示領域に設定された視野角制限の度合いの変化を確実に認識することができる。
本発明における指示入力装置は、上記表示パネルと、前記表示パネルの表示領域側に配置され、前記利用者による指示入力を検出する入力検出手段と、上記表示装置とを備えている。
この構成によれば、上記表示装置を備えている指示入力装置が実現される。
前記3次元画像処理手段は、前記視野角処理手段により視野角が制限された表示領域に、前記利用者による指示入力を行なうための入力用画像や入力用テキスト文字を表示することが好ましい。
この場合、利用者による指示入力を行なうための入力用画像や入力用テキスト文字が第三者により視認困難な表示領域に表示されるので、利用者による指示入力を第三者が覗き見することを防止することができる。
前記入力用画像は、前記利用者により指示入力される入力キーを表わす入力キー画像であり、前記入力キー画像は、自身に割り当てられた入力内容を表わす入力内容画像や入力内容テキスト文字を含んでいることが好ましい。
この場合、利用者による指示入力を行なうための入力内容画像や入力内容テキスト文字が第三者により視認困難な表示領域に表示されるので、利用者による指示入力内容を第三者が覗き見することを防止することができる。
前記3次元画像処理手段は、前記表示パネルにおける複数の前記入力キー画像の配列を無作為に変化させることが好ましい。
この場合、利用者による指示入力を第三者が覗き見することをより確実に防止することができる。
前記3次元画像処理手段は、前記入力検出手段を介して前記利用者による指示入力が検出された場合に、前記表示パネルにおける複数の前記入力キー画像の配列を、あらかじめ決められた規則に従って、変化させることが好ましい。
この場合、利用者による指示入力を第三者が覗き見することをより確実に防止することができる。
本発明における表示方法は、3次元画像を表示パネルに表示させる3次元画像処理ステップと、前記表示パネルの少なくとも一部の表示領域において、当該表示領域の視野角を制限するように視野角を設定する視野角処理ステップとを含み、前記3次元画像処理ステップでは、前記視野角処理ステップにて視野角を制限するように設定された表示領域に関し、当該表示領域の視野角が制限されていることを、前記表示領域を視認する利用者に報知する3次元報知画像を前記表示パネルに表示させる。
この構成によれば、表示パネルの少なくとも一部の表示領域の視野角を制限し、その表示領域の視野角が制限されていることを3次元報知画像の表示により利用者に報知することができるので、利用者は視野角が制限された表示領域を視認する際、その表示領域が第三者により視認困難であることを容易に判断することができる。
また、表示パネルの少なくとも一部の表示領域の視野角を制限することができるので、表示パネル全体の視野角を制限する必要がなく、表示パネル本来の解像度で画像を表示することが可能となる。
なお、上記表示装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記表示装置をコンピュータにて実現させる表示処理プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の表示装置は、以上のように、3次元画像を表示パネルに表示させる3次元画像処理手段と、前記表示パネルの少なくとも一部の表示領域において、当該表示領域の視野角を制限するように視野角を設定する視野角処理手段とを備え、前記3次元画像処理手段は、前記視野角処理手段により視野角を制限するように設定された表示領域に関し、当該表示領域の視野角が制限されていることを、前記表示領域を視認する利用者に報知する3次元報知画像を前記表示パネルに表示させる。
それゆえ、覗き見防止機能を表示部の一部の領域に設定することができ、且つ、その覗き見防止機能が設定された領域を利用者に報知することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1における表示装置の概略構成を示す図である。 表示パネルに表示される画像例を説明するための図である。 視野角制御パネルの動作を説明するための図であって、(a)は、視野角制御パネルによる視野角制限のない場合に対応し、(b)は、視野角制御パネルによる視野角制限のない場合に対応する図である。 (a)は、正面用画像の例を示す図、(b)は、ベール画像の例を示す図である。 表示パネルの覗き見防止領域に表示される画像の例を示す図であって、(a)は、覗き見防止領域に表示される画像の概略図、(b)は、(a)の画像を正面から見た図、(c)は、(a)の画像を横から見た図である。 表示パネルの覗き見防止領域に表示される画像の他の例を示す図であって、(a)、(b)、(c)の順番で、表示パネルの視野角が狭くなっていく様子を示す図である。 (a)は、3次元フェンスが表示された入力キーの画像の例を示す図、(b)は、(a)の側面図、(c)は、(a)の平面図、(d)は、(a)の画像を横から見た図である。 本発明の実施の形態2における表示装置の表示パネルを説明するための図であって、(a)、表示パネルを正面から見た図、(b)は、表示パネルを正面から見た他の図、(c)は、表示パネルを横から見た図である。 本発明の実施の形態3における表示装置の表示パネルを説明するための図であって、(a)は、表示パネルを正面から見た図、(b)は、表示パネルを正面から見た他の図である。 本発明の実施の形態2における表示装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態3における表示装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態4における表示装置の表示パネルの構成を示す図である。 本発明の実施の形態5における表示装置の表示パネルの構成を示す図である。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。なお、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施の形態における構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、本発明の表示装置は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1における表示装置の概略構成を示す。図1に示すように、本実施の形態における表示装置1は、表示パネル2と、表示制御装置3と、を備えている。
表示パネル2は、表示用光源としてのバックライト21と、バックライト21から出射される白色光を均一に拡散する拡散板22と、液晶層を2枚の基板で挟んだ構成の液晶パネル23と、非同一の視線方向に、非同一の画像を表示するために主要な役割を担う視野角制御パネル24と、液晶パネル23により表示される2次元画像を3次元画像として利用者に視認させるためのマイクロレンズアレイ25と、を備えている。
液晶パネル23は、一対の基板23a、23cと、基板23a及び基板23cに狭持された液晶層23bと、を有している。基板23a及び基板23cの材質としては、透光性及び加工性に優れたガラス、透光性の樹脂が好適である。
基板23a及び基板23cの液晶層23b側には、液晶パネル23の表示素子の構成要素として、スイチッング素子である薄膜トランジスタ(TFT)、画素電極、バス配線、配向膜、ブラックマトリクス(BM)等が設けられている。すなわち、基板23aは、いわゆるTFTアレイ基板であり、一方、基板23cは、いわゆるカラーフィルタ基板(CF基板)である。
このように液晶パネル23は、画素がマトリクス状に配列されたアクティブマトリクス型の液晶パネルである。なお、液晶パネル23の液晶モードとしては、特に限定されず、TN(Twisted Nematic)モード、IPS(In Plane Switching)モード、VATN(Vertical Alignment Twisted Nematic)モード等が挙げられる。
また、図示はしないが、液晶パネル23の両面には、偏光板が、通常、その吸収軸方向が略直交又は略平行となるように配置されている。
バックライト21の構成としては、光源、反射板、光学シート類等の一般的な構成を有していればよい。また、バックライト21は、直下型であってもよいし、エッジライト型であってもよい。さらに、表示パネル2は、透過型に限定されず、反射型又は半透過型であってもよい。
拡散板22は、バックライト21の各導光体の発光面により形成される面一状の発光面の全体を覆うように、バックライト21に対向配置される。拡散板22は、バックライト21の各道光体の発光面から出射される光を拡散し、液晶パネル23に照射するものである。
視野角制御パネル24は、液晶パネル23とほぼ同様に構成された、液晶層と画素を持つ液晶パネルである。この視野角制御パネル24は、自身を透過する光を分離するための機能パネルである。表示装置1は、この視野角制御パネル24を駆動することにより、表示パネル2における任意の領域の視野角を制御することが可能となる。
視野角制御パネル24の最良の画素サイズは、液晶パネル23の画素サイズの2倍以上のサイズで、マイクロレンズアレイの各レンズのサイズ以下である。視野角制御パネル24は、視野角制御パネル24の液晶層の配向を変化させることで、マイクロレンズよりも大きく光の方向を変化させることが可能である。液晶パネルの2画素分のサイズよりも小さいと、視野角制御パネル24の画素が過剰に多くなりコストが上がってしまい。また、マイクロレンズのサイズよりも大きいと、制御可能な液晶パネルの画素数が減ってしまうからである。もちろん、視野角制御パネル24の画素サイズは、これらに限られるものではない。
例えば、一例として、液晶パネル23の左目用画素の1つと、右目用画素のもう1つの画素との計2画素に対して1つのマイクロレンズを使用する場合では、視野角制御パネル24の最良の画素サイズは、液晶パネル23の2画素分のサイズである。液晶パネル23の2画素を1つのマイクロレンズに対応させて表示するために、マイクロレンズのサイズは、液晶パネル2画素分の大きさと、ほぼ同じか、やや大きいサイズとなる。したがって、視野角制御パネル24の画素サイズはマイクロレンズのサイズ以下となる。
また、別の一例として、左目用の赤、緑、青の3つの画素と、右目用の3つの画素との計6画素に対して1つのマイクロレンズを使用する場合では、視野角制御パネル24の最良の画素サイズは、液晶パネル23の6画素分のサイズであり、マイクロレンズのサイズと、ほぼ同じか、やや小さいサイズとなる。
ここで、視野角制御パネル24の動作の一例について説明する。この例では、偏光板が液晶パネル23の縦方向の偏向光を通過するように配置されていて、液晶分子が液晶パネル23の縦方向に配向している。そして、視野角制御時に電圧を印加すると、液晶分子の上側が液晶面に対して垂直方向に角度をもって起き上がってくる。
この場合、液晶分子が垂直に満たない角度で起き上がっても、正面から見た場合は、同じ方向に配向しているように見える。
一方、側面から見ると、液晶分子の起き上がった角度によって、斜めに配向していることが分かる。
したがって、側面から見た場合は、偏光板によって、偏向光が遮られるので、覗き見ができなくなる。
マイクロレンズアレイ25は、複数のマイクロレンズからなり、各マイクロレンズは、液晶パネル23の各画素と対応するように構成されている。マイクロレンズアレイ25は、支持基板上に凸面を有する微小レンズとしてのマイクロレンズが複数個形成されている。
表示制御装置3は、画像生成部31と、3次元画像処理部(3次元画像処理手段)32と、液晶ドライバ33と、制御部34と、視野角処理部(視野角処理手段)35と、視野角制御ドライバ36と、を有している。
画像生成部31は、表示パネル2に画像を表示するために利用される画像データを生成する。この画像生成部31により生成される画像データは、覗き見防止機能を設定すべき、表示パネル2の領域(以下、「覗き見防止領域」と呼ぶ。)に表示される画像に対応する画像データである。
また、画像生成部31は、自身が生成した画像データaを3次元画像処理部32に出力する。また、画像生成部31は、表示パネル2の覗き見防止領域の位置及びサイズを特定するために必要な情報(以下、「領域特定情報」と呼ぶ。)bを制御部34に出力する。
3次元画像処理部32は、表示パネル2による画像表示を3次元画像表示とするために3次元画像処理をする。具体的には、3次元画像処理部32は、画像生成部31から画像データaを受け取ると、覗き見防止領域に表示すべき画像に対する3次元画像処理を実行する。
また、3次元画像処理部32は、画像生成部31からの画像データaの取得にあわせて、制御部34から後述する位置情報eを取得する。3次元画像処理部32は、3次元画像処理を実行する際、この位置情報eを利用して、画像生成部31から入力された画像データaから2次元のステレオ画像データcを生成し、出力する。
制御部34は、画像生成部31から領域特定情報bを受け取ると、その領域特定情報bを解析して、表示パネル2の表示領域における覗き見防止領域の位置及びサイズを特定する。そして、制御部34は、その覗き見防止領域の位置及びサイズを表わす位置情報e及びfを、3次元画像処理部32及び視野角処理部35にそれぞれ出力する。
液晶ドライバ33は、3次元画像処理部32からステレオ画像データcを受け取ると、そのステレオ画像データcが表示パネル2に表示されるように、液晶パネル23を駆動する。液晶ドライバ33は、3次元画像処理部32から取得したステレオ画像データcに従う液晶パネル駆動信号dを液晶パネル23に出力し、液晶パネル23を駆動する。
視野角処理部35は、制御部34から位置情報fを受け取ると、覗き見防止領域に対する視野角制限を実行する。視野角処理部35は、覗き見防止領域に対する視野角制限を実行するために利用される視野角制限信号gを生成し、出力する。
視野角制御ドライバ36は、視野角処理部35から視野角制限信号gを受け取ると、表示パネル2の視野角制御パネル24の液晶を駆動する視野角制御パネル駆動信号hを生成し、出力する。
次に、表示装置1の動作について説明する。ここでは、図2に示すように、利用者ID(ID)及びパスワード(Password)を入力するための認証画面を表わす画像表示を例として説明する。なお、図2では、図面を分かりやすく示すために、液晶パネル23における入力キー233の表示を立体的に示しているが、現実には、液晶パネル23には、3次元画像の画素単位に、角度に応じた画像の画素が整列して表示されているに過ぎない。液晶パネル23により表示される画像が、マイクロレンズアレイ25を透過しなければ、利用者は3次元画像として見ることができないことは言うまでもない。
図2に示す認証画面においては、視野角制御パネル24が、液晶パネル23の入力キー233のトップに記載の役割表示、利用者ID231及びパスワード232の各入力欄のそれぞれに対応する領域243、242、243のみ、視野角を制限するように制御する一方、これら以外の領域では、視野角を制限することなく、液晶パネル23の画像表示を単純に透過させる。
図1に示したように、液晶パネル23による画像表示は、マイクロレンズアレイ25を通して、3次元表示される。また、液晶パネル23とマイクロレンズアレイ25との間には、視野角制御パネル24が挿入されている。視野角制御パネル24は、表示パネル2の表示領域における任意の領域の視野角を制限する。
3次元画像処理部32に入力された画像データaは、制御部34からの位置情報eを元に、入力キー233の画像が合成され、2次元のステレオ画像データcとして出力される。
液晶ドライバ33は、このステレオ画像データcに基づいて、液晶パネル23の各画素の透過率を変換し、その透過率に従う液晶パネル駆動信号dを生成、液晶パネル23に出力する。
バックライト21から出力される白色光は、拡散板22で均一に拡散され、液晶パネル23の各画素の透過率に応じて透過し、視野角制御パネル24の各画素の視野角制限に応じてマイクロレンズアレイ25に入力される。
マイクロレンズアレイ25の各マイクロレンズには、液晶パネル23の複数の画素からの光が入射し、液晶パネル23の各画素の位置に応じて、各画素からの光の屈折方向が変化する。表示パネル2は、複数の方向に異なる画像を表示することにより、利用者に3次元表示を視認させる。
視野角制御パネル24への視野角制御パネル駆動信号hは、入力キー233のトップに記載のキーの役割表示、利用者ID231及びパスワード232の各入力欄のみをベールビュー表示化するために、入力キー233、利用者ID231及びパスワード232の位置情報fから一種の画像のような2次元のデータである視野角制限信号gを生成し、出力する。
視野角制御ドライバ36は、この視野角制限信号gに基づいて、視野角制御パネル24の各画素の視野角制限を制御するための視野角制御パネル駆動信号hを生成し、出力する。
視野角制御パネル24の各画素は、視野角制御パネル24上の液晶の配向を変化させることで、マイクロレンズよりも大きく光の方向を変化させ、ベールビュー表示やマルチビュー表示を実現する。
なお、図示はしないが、カラーフィルタと偏光フィルタは、液晶パネル23に含まれているものとし、視差バリアフィルタは視野角制御パネル24に含まれているものとする。また、これらのフィルタや、液晶パネル23、視野角制御パネル24、マイクロレンズアレイ25の順序は、入れ替えてもよく、視差バリアフィルタは、液晶パネル、もしくは、マイクロレンズに含まれていても良い。また、例えば、液晶パネルはプラズマディスプレイのパネルであっても良いし、視野角制御パネルの機能を液晶パネルに統合するなど、同じ働きを持つ別の手段で代替することも可能である。
次に、図3を用いて、視野角制御パネル24の具体的な動作について説明する。
図3(a)に示すように、マイクロレンズアレイ25の各マイクロレンズには、液晶パネル23の複数の画素からの光が入射されている。この時、視野角制御パネル24による視野角制限のない場合であれば、表示パネル2は通常の3次元液晶として作用することになる。
これに対し、図3(b)に示すように、視野角制御パネル24がマイクロレンズアレイ25のいずれかのマイクロレンズの領域(図中Aで示す領域)を視野角制限した場合、液晶パネル23の複数の画素のうち、この領域に対応する画素の一部が、ベールビュー表示用に使用され、正面用の画像302とは異なる画像303を表示する。画像303は、一定の色を表示するものであってもよい。ベールビュー用の画像(ベール画像)303は、正面以外から見た場合に見ることができる。
なお、画素の一部がベールビュー表示用に用いられるので、正面用の表示の画素が減り、正面用の画像の視野角は狭くなり、視野角制限している領域は、正面用に使われる画素数が減るので、解像度の低下等を伴う場合もある。
ただし、視野角制限されていない領域は、通常の3次元液晶として作用しており、解像度の低下を伴わない。
図4に、上記の正面用の画像302及びベール画像303の例を示す。図4(a)の画像が正面用画像302であり、図4(b)の画像がベール画像303である。
図4に示すように、正面から見ると、表示パネル2により表示される利用者ID及びパスワードの各入力欄201が利用者により視認可能となっている。一方、横から見ると、利用者ID及びパスワードの各入力欄203が利用者により視認困難となっている。
同様に、正面から見ると、表示パネル2により表示される入力キー202のトップに記載のキーの役割表示が利用者により視認可能となっている。一方、横から見ると、入力キー204のトップに記載のキーの役割表示が利用者により視認困難となっている。
次に、表示パネル2の覗き見防止領域に表示される画像について説明する。図5に、表示パネル2の覗き見防止領域に表示される画像の例を示す。図5(a)は、覗き見防止領域に表示される画像の概略図、図5(b)は、図5(a)の画像を正面から見た図、図5(c)は、図5(a)の画像を横から見た図である。
図5(a)及び(b)に示すように、図中Cで示す覗き見防止領域の周囲には、図中Bで示す3次元のフェンスが表示されている。図5では、3次元フェンス(3次元報知画像)は覗き見防止領域のみを囲んでいるが、表示パネル2の表示領域全体を囲むようにしてもよい。
一方、図5(c)に示すように、横から見た場合であれば、覗き見防止領域及び3次元フェンスのいずれも見ることができない。
図6に、表示パネル2の覗き見防止領域に表示される画像の他の例を示す。図6(a)、図6(b)、図6(c)の順番で、表示パネル2の視野角が狭くなっている。
具体的には、図6(a)では、表示パネル2は広視野角であり、図5に示した3次元フェンスは非表示、あるいは、その高さが低く表示されている。
また、図6(b)では、表示パネル2の視野角が制限されており、視野角の制限の度合いに応じて、3次元フェンスが高くなっている。
そして、図6(c)では、図6(b)の場合よりもさらに視野角が制限されており、その結果、3次元フェンスがより高く表示されている。
なお、3次元フェンスの高さは、表示パネル2の垂線方向における高さである。
このように、表示パネル2の視野角制限の度合いに応じて3次元フェンスを高低させることにより、表示パネル2の視野角制限の変化を利用者に確実に知らしめることができる。
なお、表示パネル2の視野角制限の度合いに応じて3次元フェンスを高低させることにより、表示パネル2の視野角制限の変化を利用者に確実に知らしめることができる理由については、以下の通りである。
3次元表示液晶では、実際には、3次元の立体物があるのではなく、右目と左目の視差によって、利用者に立体に見せかけているだけである。このため、利用者が意識を集中させていないと立体表示に見えない場合があり得る。具体的には、例えば、液晶を見てから1秒くらい経過してから、立体であることを認識する場合も起こり得る。
つまり、3次元フェンスの高さのみが瞬時に変わってしまっては、利用者が液晶を集中して見ていないと、視野角制限の変化に気づかない場合がある。
そこで、本実施の形態では、表示パネル2の視野角制限の度合いに応じて3次元フェンスを高低させることにより、利用者が認識し易くさせている。
次に、3次元フェンスについて説明する。図7に、図5及び6に示した3次元フェンスの具体例を示す。図7(a)は、3次元フェンスが表示された入力キーの画像であり、図7(b)は、図7(a)の側面図、図7(c)は、図7(a)の平面図、図7(d)は、図7(a)の画像を横から見た図である。
図7では、入力キーの文字Aの部分(図中Dで示す部分)が覗き見防止領域(図中Cで示す領域)となっており、この覗き見防止領域は3次元表示となっている。
そして、この覗き見防止領域の周辺に図中Bで示す3次元フェンスが表示されており、このため、図中Cで示す領域が覗き見防止領域に設定されていることを利用者に直感的、且つ、明確に示すことができる。
もちろん、図7(d)に示すように、表示パネル2を横から見た場合であれば、覗き見防止領域及び3次元フェンスのいずれも、利用者に視認されることはない。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本発明の実施の形態2は、入力キーのトップに記載された文字をランダム、あるいは、規則的に並び替えることにより、利用者が覗き見防止領域内の入力ーのうち、いずれのキーを操作したかを第三者に、より知られ難くする形態である。
図8(a)及び(b)に示すように、本実施の形態の表示パネル2では、ランダムに、あるいは、規則的に、入力キーのトップに記載された文字の並び替えが行なわれる。もちろん、この場合でも、図8(c)に示すように、表示パネル2を横から見た場合には第三者は何も見ることはできない。
図10に、本実施の形態における表示装置1の概略構成を示す。本実施の形態の表示装置1と上記の実施の形態1の表示装置1とが異なる点は、本実施の形態の表示装置1の表示制御装置3が新たに、乱数発生部41と、並び替え部42と、を有している点である。
本実施の形態における表示装置1においては、制御部34が画像生成部31から領域特定情報bを受け取ると、乱数発生部41に乱数データiの発生を要求する。そして、制御部34は、乱数発生部41が発生させた乱数データiを乱数発生部41から取得する。
制御部34は、領域特定情報bに含まれる覗き見防止領域の位置を特定するための情報と、乱数発生部41からの乱数データiと、を組み合わせ、並び替え情報jを生成する。そして、制御部34は、この並び替え情報jを並び替え部42に出力する。
並び替え部42は、制御部34から並び替え情報jを受け取ると、覗き見防止領域の位置の並び替えを実行し、その並び替え情報jを更新し、再び、制御部34に戻す。
制御部34は、並び替え部42から更新済の並び替え情報jを受け取ると、上記の実施の形態1と同様、位置情報e及びfを生成して、3次元画像処理部32及び視野角処理部35にそれぞれ出力する。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本発明の実施の形態3は、利用者による操作が検出された時点で、入力キーのトップに記載された文字を変更する形態である。
本実施の形態の表示パネル2では、例えば図9(b)に示すリモコン操作用の入力キー401が、利用者による操作が検出された時点で、図9(a)に示すように、入力キー401a、入力キー401b、入力キー401c、の順で、入力キー401のトップに記載された文字が変更されている。
図11に、本実施の形態における表示装置(指示入力装置)1の概略構成を示す。本実施の形態の表示装置1と上記の実施の形態1の表示装置1とが異なる点は、本実施の形態の表示装置1の表示パネル2が新たにタッチパネル(入力検出手段)51を有し、表示制御装置3が新たに、AD変換部52と、規則格納部53と、を有している点である。
本実施の形態における表示装置1では、タッチパネル51に利用者の指が触れると、タッチパネル51は、その検出信号kをAD変換部52に出力する。AD変換部52は、タッチパネル51からの検出信号kに基づいて、利用者の指が触れたタッチパネル51上の位置を算出する。また、AD変換部52は、タッチパネル51から検出信号kを受け取ると、規則格納部53から規則情報mを取得する。この規則情報mは、入力キーのトップに記載された文字を変更するためにあらかじめ設定され、規則格納部53に格納されたものである。
AD変換部52は、利用者の指が触れたタッチパネル51上の位置の算出結果と規則情報mとを組み合わせたタッチパネル位置情報lを生成し、制御部34に出力する。
制御部34は、AD変換部52からタッチパネル位置情報lを取得すると、そのタッチパネル位置情報lに基づいて、利用者の指が触れた位置に入力キーがあれば、利用者による入力キーの操作が有りと判断し、その入力キーのトップに記載された文字を変更する。
具体的には、制御部34は、所定の入力キーのトップに記載された文字を変更する場合、AD変換部52からのタッチパネル位置情報lに含まれる規則情報mを、3次元画像処理部32に出力する位置情報eに追加し、この規則情報mを3次元画像処理部32に与える。
3次元画像処理部32は、位置情報eに含まれる規則情報mを参照しつつ、画像データaからステレオ画像データcを生成することになる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態は、上記の実施の形態3の表示パネル2の構成をより具体化した実施の形態である。図12は、本実施の形態における表示装置に搭載された表示パネルの構成を示す図である。
本実施の形態における表示パネル500は、図12に示すように、バックライト510と、拡散板520と、液晶パネル530と、視野角制御パネル540と、マイクロレンズアレイ550と、タッチパネル560と、を備えている。
そして、液晶パネル530は、偏光板531と、アクティブマトリクス基板532と、液晶層533と、対向基板534と、複数の表示画素535と、を有している。アクティブマトリクス基板532と対向基板534との間に、液晶層533及び複数の表示画素535が挟持されている。偏光板531は、バックライト510から照射された光を偏光させる。
視野角制御パネル540は、アクティブマトリクス基板541と、液晶層542と、対向基板543と、複数の視野角制御画素545と、偏光板546を有している。アクティブマトリクス基板541と対向基板543との間に、液晶層542及び複数の視野角制御画素545が挟持されている。偏光板546は、液晶層533及び542を通過した光を偏光させる。
タッチパネル560は、ガラス基板561と、透明電極562及び563と、ガラス基板564と、を有している。タッチパネル560は、2枚のガラス基板561及び564に、それぞれ透明電極562及び563が貼り付けられている。
タッチパネル560は、例えばガラス基板564側の表面から利用者の指による圧力が印加されると、透明電極562及び563の各電極同士が接触し、それら接触した電極間の抵抗値の変化から、指による入力座標を求める。他にも、静電容量方式など、様々なタッチパネル方式がある。
視野角制御パネル540の液晶層542の液晶分子は、一定の方向に整列されている。視野角制御画素545は、液晶層542に電界を加えるための電極等から構成され、電圧によって、液晶分子の配向を可変することができる。画素電極は、2枚のガラス基板の両方に配置されて電界を発生する方式や、同一基板上に2つの電極を配置して電界を発生する方式もある。
液晶パネル530に表示された画像は、視野角制御パネル540を経由して表示されるので、視野角制御パネル540によって視野角が制限されている領域の画像は、液晶パネル530の横から除き見ることができなくなる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態は、上記の実施の形態3の表示パネル2の構成をより具体化した他の実施の形態である。図13は、本実施の形態における表示装置に搭載された表示パネルの構成を示す図である。
本実施の形態における表示パネル600は、バックライト610と、拡散板620と、多機能型液晶パネル650と、を備えている。
そして、多機能型液晶パネル650は、液晶表示部630及び視野角制御部640から構成されている。
液晶表示部630は、偏光板631と、アクティブマトリクス基板632と、液晶層633と、複数の表示画素634と、対向基板635と、を有している。アクティブマトリクス基板632と対向基板635との間に、液晶層633及び複数の表示画素634が挟持されている。偏光板631は、バックライト610から照射された光を偏光させる。
視野角制御部640は、液晶層641と、マイクロレンズアレイ642と、偏光板643と、複数の視野角制御画素644と、複数の圧力スイッチ645と、を有している。偏光板643は、液晶層633及び641を通過した光を偏光させる。
また、複数の視野角制御画素644及び複数の圧力スイッチ645は、液晶表示部630の対向基板635上に配置されている。すなわち、液晶表示部630の対向基板635は、視野角制御部640のアクティブマトリクス基板を兼ねている。
さらに、視野角制御部640は、例えば偏光板643側の表面から利用者の指による圧力が印加されると、マイクロレンズアレイ642の圧力スイッチ645側の凸部と、凸部に対向する圧力スイッチ645とが接触し、凸部が接触した圧力スイッチ645からの出力信号から、指による入力座標を求めることができる。
本実施の形態では、視野角制御部640にタッチパネル機能を持たせ、また、視野角制御部と液晶表示部640とを一体形成することで、表示パネル600の薄型化及び構成材料の削減を図ることができる。
液晶表示部630に表示された画像は、視野角制御部640を経由して表示されるので、視野角制御部640によって視野角が制限されている領域の画像は、液晶表示部630の横から除き見ることができなくなる。例えば、利用者は図中Eで示す方向からは液晶表示部630に表示された画像を見ることができるが、図中Fで示す方向からは液晶表示部630に表示された画像を見ることができない。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態1〜5では、表示パネル2の視野角制限を視野角制御パネル24の駆動により行なっていたが、視野角制御パネル24に代えて、液晶パネル23の駆動により行なうこともできる。
液晶パネル23は、左右の異なる方向から見たときに、左目用と、右目用の異なる画面を表示するものである。このため、液晶パネル23により視野角制限を行なうことも可能である。
また、指示入力を検出するタッチパネル51は、液晶パネル上に光センサを実装して実現したり、液晶基板23aとbの間に透明電極によるスイッチを生成したりするなどによって、同等の機能を実現することも可能であるし、マイクロレンズアレイとタッチパネルを統合してもかまわない。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、表示装置1の表示制御装置3の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、表示制御装置3は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、前記プログラムを格納したROM(read only memory)、前記プログラムを展開するRAM(random access memory)、前記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである表示制御装置3の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、表示制御装置3に供給し、そのコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
前記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやコンパクトディスク−ROM/MO/MD/デジタルビデオデイスク/コンパクトディスク−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、表示制御装置3を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本発明は、以下のようにも表現することができる。すなわち、本発明における3次元画像表示方法及び表示装置は、3次元の立体画像表示手段と、視野角を制御する手段とを備え、視野角制御手段よって設定される視野角に応じて、一つ以上の規定の三次元画像を表示するか非表示かを切り替える。
視野角制御手段によって設定される視野角に応じて、一つ以上の規定の三次元画像の深度(液晶面からの高さ)を可変する、もしくは、切り替えることが好ましい。
視野角制御手段によって設定が変更された時に、一つ以上の規定の三次元画像の深度(液晶面からの高さ)を0.1秒から3秒の時間をかけて、段階的に変更することが好ましい。
3次元の立体画像表示手段と、視野角を部分的に制御する手段とを備え、視野角制御手段によって設定される領域に含まれる3次元画像を表示するか非表示かを切り替える、もしくは、3次元画像の深度を可変することが好ましい。
立体表示物が、一つ以上の視野角を狭くした領域を囲むフェンス形状であることが好ましい。
立体表示物が、操作部を示す入力キー形状であることが好ましい。
立体表示物が、一つ以上の視野角を狭くした領域内に、テキスト文字を含むことが好ましい。
前記テキスト文字をランダムもしくは規則的に並び替えることが好ましい。
立体表示物に対して(指などによる)操作を検出する手段を備えたことが好ましい。
前記の操作検出手段が操作を検出すると、前記テキスト文字が予め決められた規則によって変更されることが好ましい。
本発明は、覗き見防止機能が設定された領域であることを利用者に直感的、且つ、明確に示すことができるので、例えば銀行口座にアクセスする際の識別番号や暗証番号を入力する認証入力画面や、その認証入力画面を表示するインターネットブラウザ、また、これらを表示するための携帯電話機やパーソナルコンピュータ、現金自動受払機等のディスプレイに利用することができる。
1 表示装置
2 表示パネル
3 表示制御装置
21 バックライト
22 拡散板
23 液晶パネル
23a、23c 基板
23b 液晶層
24 視野角制御パネル
25 マイクロレンズアレイ
31 画像生成部
32 3次元画像処理部(3次元画像処理手段)
33 液晶ドライバ
34 制御部
35 視野角処理部(視野角処理手段)
36 視野角制御ドライバ
41 乱数発生部
42 並び替え部
51 タッチパネル(入力検出手段)
52 AD変換部
53 規則格納部

Claims (5)

  1. 3次元画像を表示パネルに表示させる3次元画像処理手段と、
    前記表示パネルの少なくとも一部の表示領域において、当該表示領域の視野角を制限するように視野角を設定する視野角処理手段と
    を備え、
    前記3次元画像処理手段は、
    前記視野角処理手段により視野角を制限するように設定された表示領域に関し、当該表示領域の視野角が制限されていることを、前記表示領域を視認する利用者に報知する3次元報知画像を前記表示パネルに表示させ
    前記視野角処理手段により視野角が制限された表示領域における前記視野角制限の度合いに応じて、前記利用者により視認される前記3次元報知画像が持つ3次元形状を変化させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示パネルと、
    前記表示パネルの表示領域側に配置され、前記利用者による指示入力を検出する入力検出手段と、
    請求項に記載の表示装置と
    を備えていることを特徴とする指示入力装置。
  3. 請求項に記載の表示装置における各手段としてコンピュータを動作させるための表示処理プログラム。
  4. 請求項に記載の表示処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 3次元画像を表示パネルに表示させる3次元画像処理ステップと、
    前記表示パネルの少なくとも一部の表示領域において、当該表示領域の視野角を制限するように視野角を設定する視野角処理ステップと
    を含み、
    前記3次元画像処理ステップでは、
    前記視野角処理ステップにて視野角を制限するように設定された表示領域に関し、当該表示領域の視野角が制限されていることを、前記表示領域を視認する利用者に報知する3次元報知画像を前記表示パネルに表示させ
    前記視野角処理ステップにて視野角が制限された表示領域における前記視野角制限の度合いに応じて、前記利用者により視認される前記3次元報知画像が持つ3次元形状を変化させることを特徴とする表示方法。
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