JP5201744B2 - 眼内注射装置 - Google Patents

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    • A61M5/427Locating point where body is to be pierced, e.g. vein location means using ultrasonic waves, injection site templates

Description

本発明は、眼の治療、具体的には眼の障害及び疾患を有する哺乳動物の眼の治療のための装置及び方法に関するもので、より具体的には硝子体内に治療液や治療薬剤を投与するための装置及び方法に関するものであり、さらに具体的には、そのような治療液や薬剤の投薬行為が脈絡膜及び網膜、又は毛様体又は水晶体に集中して行われるように、眼の組織に治療液及び/又は薬剤を投与するための装置及び方法に関するものである。
哺乳動物の眼の視力を脅かす障害又は疾患が多数存在し、限定されないが、網膜、網膜色素上皮(RPE:retinal pigment epithelium)、毛様体、水晶体及び脈絡膜の疾患が含まれる。このような視力を脅かす疾患には、例えば、眼球の新生血管形成、眼球の炎症及び網膜の変性が含まれる。これらの疾患状態の具体例は、糖尿病性網膜症、緑内障、慢性緑内障、後水晶体嚢混濁、網膜剥離、鎌状赤血球網膜症、加齢性黄斑変性症、網膜新生血管形成、網膜下新生血管形成;虹彩ルベオーシス炎症性疾患、慢性後部及び汎ブドウ膜炎、新生物、網膜芽腫、偽網膜膠腫、血管新生緑内障;併用した硝子体茎切除及び水晶体切除後に生じる新生血管形成、血管疾患、網膜虚血、脈絡膜血管機能不全、脈絡膜血栓症、視神経の新生血管形成、糖尿病性黄斑浮腫、類嚢胞黄斑部浮腫、黄斑浮腫、網膜色素変性症、網膜静脈閉塞、増殖性硝子体網膜症、網膜色素線条、及び網膜動脈閉塞、並びに眼の穿通又は眼外傷による新生血管形成を含む。
多くの技術又は方法論が、広範な眼の障害又は疾患を治療するために、眼を構成する種々の組織又は構造に薬物を送達するように開発されている。しかしながら、所望の治療効果又は医療効果を達成するために哺乳動物の眼、とりわけ網膜及び/又は脈絡膜に薬物、タンパク質等を送達することは、困難なことであることが証明されており、その大部分は、眼及びその成分の配置、きめ細かさ及び/又は動きによる。眼の組織への薬物の送達に関する種々の従来の方法又は技術の簡単な説明及びそれらの短所を下記に記載する。
眼以外の部位での薬物の経口摂取又は薬物の注入は、薬物を全身に与えるが、しかしながら、このような全身投与は、具体的に眼に対して薬物の効果的なレベルを提供しない。網膜、後部管、及び視神経を含む多くの眼科疾患では、薬物の十分なレベルが、投与の経口又は非経口経路によって達成及び維持され得ない。このように、更なるしかも繰り返される薬物の投与は、薬物の所望の又は十分なレベルに到達するために必要であろう。しかしながら、このような薬物のこのような更なるしかも繰り返される投与により、望ましくない全身的な毒性が生じるかもしれない。
また、眼の症状には液体又は軟膏形態で眼に直接的に適用される薬物を用いて治療されている。しかしながら、この投与経路(即ち、局所的な投与)は、眼の表面に関する問題、及び例えば、結膜炎のような眼の角膜及び前眼部に関する疾患を治療することのみに有効である。薬物の局所的な投与は眼の強膜、硝子体又は後眼部における薬物の十分な濃度を達成するには効率がよくない。さらに、局所的な眼への液滴は、眼から鼻涙管を通って全身循環へと排出され、さらに、薬剤を希釈し、そして、望ましくない全身性の副作用の危険に晒す。さらに、局所的な眼の液滴における薬物の送達はまた、薬物が角膜を横切ることができず、硝子体、網膜、又は他の網膜下の構造、例えば、網膜色素上皮(「RPE」)又は脈絡膜の血管系に提供することができないため、利用が制限され、及び/又は非常に不安定であり、したがって、局所送達用に容易に調合されない。しかも、データはまた、最大85%の局所的に適合される薬剤が眼のまばたきの構造/反射によって除去されることは珍しいことではないことを示す。
また、局所的な挿入による眼への薬物の直接的な送達は試みられている。しかしながら、この方法は好ましくない。このような局所的な挿入は、患者自らの投与を要求し、つまり、眼への挿入及び除去の訓練を必要とする。その結果として、この技術は、年齢に関したように見えるある種の眼の疾患(例えば、年齢に関連した黄斑変性症)に特に影響を受け易い高齢者の患者にとっては問題となり得るある程度の手先の器用さを要求する。また、多くの場合、このような局所的挿入は、眼の刺激を引き起こすかもしれず、このような挿入は、瞼の弛緩による不注意により喪失し易い。さらに、これらの装置は、角膜及び前房にのみ薬物源を提供し、つまり、局所的な眼の液滴又は軟膏に優る薬理学的な利点を提供しない。つまり、このような装置は、硝子体及び眼部の後部に位置した組織への有効な薬物源を提供するには、あったとしても、限定的な実用性を有する。
結果として、後部又は眼底における眼の障害若しくは疾患を治療するための最良の方法は、薬物の眼球内(及びより具体的には硝子体内)送達を伴う。硝子体内送達のためのこのような技術の1つは、米国特許第5,770,589号に記載されるように、硝子体へ直接的に薬物若しくは薬物を含有するマイクロスフェアの眼球内注射によるか、又は硝子体に薬物を含有する装置若しくはカプセルを配置させることによって達成される。
眼内注射は一般的に眼科で後眼部に治療薬又は薬剤を送達するために使用され(例えば対象となる薬剤)、とりわけ高濃度の薬物を送達するのに有効である。そのような施術は、網膜、脈絡膜、毛様体あるいは水晶体に影響を及ぼす疾患を治療するために、眼の硝子体に、組成物、例えばコルチコステロイドあるいは血管新生阻害剤を含む組成物を注入する際にとりわけ使用される。眼内注射の処置行為は、概して、眼瞼を眼瞼レトラクタで離し、コンパスを用いて眼に注射する領域を決め、針を眼に注射領域のレベルに挿入し、組成物を針を通して注入し、針を、注入された物質が漏れる危険性を制限するために、注入領域における眼の表層部を押さえながら取り外す処置行為を含む。
そのような処置行為は高度な技術的スキルを要求し、多くの練習を必要とする。この理由から、多くの無能の眼科医はそのような施術を行うことができない。
とりわけ、注射領域は正確に決められなければならない。硝子体の前に位置する構造物(角膜、虹彩及び水晶体といったもの)及び硝子体の後ろに位置する構造物(網膜といったもの)を損傷することを防ぐために、針は概して、角膜と強膜との間に伸びる遷移帯である角膜縁部から通常3〜4mm程度の、所定の距離で挿入される。
針の眼に入る深さはまた注意深く調整されなければならない。
加えて、眼の組織の穿孔による合併症の危険性を制限するように注意が払われなければならない。
とりわけ、針によって作られた孔を通して、眼から眼の組織の穿孔が注入された組成物の漏れを引き起こし得る。この症状が、眼科医が実際に眼に挿入されていた活性化合物の量を調整することを妨げている。
さらに、組織の孔はまた眼に細菌の侵入に有利となり、眼部感染を引き起こす。
国際公開公報WO2001/49226は眼内注射促進装置について記載しており、その装置は、患者の目の上に、虹彩を中心として位置するように適応されたプラークを含む。プラークは注射針を眼に導く開口部を有する。眼と接触するプラークの内表面は、眼が実質的に開いた時の眼の露出面と同じである。この文献は、プラークの位置決めは、例えば虹彩と強膜との境目を示すプラークにおけるリングによって補助されてもよいと述べている。
しかしながら、そのような器具は、眼科医が一方の手で器具を持ち、他方の手で注射器を保持しなければならないため、扱いが容易ではない。さらに、そのような器具においては、プラークは、眼の露出面の全てを覆わなくてはいけないため、どうしても大きくなってしまう。そしてそのような器具の位置決めには瞼が退縮させられざるを得ない。
そして最終的には、プラークの中心位置が虹彩の中心位置となった時、器具は特殊な角膜を有する眼には適合されない。
本願の目的は操作が容易な眼内注射器を提供することである。
また本願の他の目的は注入された組成物が漏れたり、眼に細菌が入り込んだりといった危険性を減らすことである。
この問題は、請求項1に係る装置に係る本発明によって解決される。眼の下層部に対して眼の表層部を移動させることにより、両方の層はその一方が他方に対してずれ、針によって両層の2つの異なった領域において孔が開けられる。前記装置が眼から取り外された際、前記表層部はその最初の位置に戻り、それにより前記針によって前記表層部に作られた孔はふさがれる。前記眼に注入された前記組成物が、前記眼から漏れることを防ぐ。さらに、このことはまた前記眼に細菌が入り込むことを防ぐ。
図1は、本発明の実施の形態1に係る眼内注射装置の立体斜視図である。 図2は、図1の装置の底面図である。 図3は、図1及び図2の装置の断面図である。 図4は、図1乃至図3の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示したものである。 図5は、図1乃至図3の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示したものである。 図6は、図1乃至図3の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示したものである。 図7は、図1乃至図3の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示したものである。 図8は、図1乃至図3の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示したものである。 図9は、本発明の実施の形態2に係る眼内注射装置の立体斜視図である。 図10は、図9の装置の底面図である。 図11は、図9及び図10の装置の分解組立図である。 図12は図9乃至図11の装置の断面図である。 図13は図9乃至図11の装置の断面図である。 図14は図9乃至図13の装置の構造を示す断面図である。 図15は図9乃至図13の装置の構造を示す断面図である。 図16は、本発明の実施の形態3に係る眼内注射装置の立体斜視図である。 図17は、図16の装置の分解組立図である。 図18は図16乃至図17の装置の断面図である。 図19は図16乃至図18の装置の構造を示す断面図である。 図20は図16乃至図18の装置の構造を示す断面図である。 図21は図16乃至図18の装置の構造を示す断面図である。 図22は図16乃至図18の装置の構造を示す断面図である。 図23は、本発明の実施の形態4に係る眼内注射装置の立体斜視図である。 図24は、本発明の実施の形態4に係る眼内注射装置の立体斜視図である。 図25は、図23及び図24の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図26は、図23及び図24の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図27は、図23及び図24の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図28は、図23及び図24の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図29は、図23及び図24の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図30は図27の詳細を示した拡大図である。 図31は、本発明の実施の形態5に係る眼内注射装置の立体斜視図である。 図32は図31の詳細を示した拡大図である。 図33は、図31の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図34は、図31の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図35は、図31の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図36は、図31の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図37は図33の詳細を示した拡大図である。 図38は、本発明の実施の形態6に係る眼内注射装置の立体斜視図である。 図39は、本発明の実施の形態6に係る眼内注射装置の立体斜視図である。 図40は図39の詳細を示した拡大図である。 図41は、図38及び図39の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図42は、図38及び図39の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図43は、図38及び図39の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図44は、図38及び図39の装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した断面図である。 図45は図41の詳細を示した拡大図である。 図46は図42に表される位置における装置の断面図である。 図47は図44の詳細を示した拡大図である。 図48は、本発明の実施の形態7に係る装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した概略断面図である。 図49は、本発明の実施の形態7に係る装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した概略断面図である。 図50は、本発明の実施の形態7に係る装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した概略断面図である。 図51は、本発明の実施の形態7に係る装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した概略断面図である。 図52は、本発明の実施の形態7に係る装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した概略断面図である。 図53は、本発明の実施の形態7に係る装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した概略断面図である。 図54は、本発明の実施の形態7に係る装置を使って眼内注射を行う方法の異なる工程を示した概略断面図である。 図55は、実施の形態7の変形例の概略断面図である。 図56は、実施の形態7の変形例の概略断面図である。 図57は、実施の形態7の変形例の概略断面図である。 図58は、実施の形態7の変形例の概略断面図である。 図59は、図1乃至図58に表された装置に使用可能な可撓性を有する脚部の可能な形の概略図である。 図60は、図1乃至図58に表された装置に使用可能な可撓性を有する脚部の可能な形の概略図である。
図面を参照しながら、本発明を説明する。
図1乃至図3は本発明の実施の形態1に係る眼内注射装置100を示す。
前記眼内注射装置100は、眼に接触させるのに適合されたプレート110、注射器を収容するための支持体120を含み、任意で注射器130も含む。前記プレート110は、眼の外表面を合わせてmatingly支持するための曲線形状である眼支持面111と、針が前記プレート110を通るための前記プレート110に設けられた開口部112を有する。
さらに、前記プレート110は、曲線形状の縁部114を有する。より正確には、前記縁部114が角膜輪部の形に重ね合わせられることができるように、前記欠切部の前記縁部は実質的に前記角膜輪部の形と対応する略円形である(図2の点線に示されているように)。前記欠切部113は直径約12mmの大きさである。
前記欠切部は、眼内注射を行うために、正確に眼部に対して前記眼内注射装置を位置決めする基準として作用する。前記欠切部113は前記プレート111に設けられ、前記欠切部が角膜輪部に重ねられる際、前記開口部が前記角膜輪部から約3.5mmの距離に位置している。
前記支持体120は前記開口部112まで延びる中空体121を含む。前記中空体121は内部案内チャネル122を含む。前記内部案内チャネル122は前記開口部112に開口した第1の開口端部と、前記注射器130を前記チャネル122に挿入するための第2の開口端部との間で伸びている。
前記内部案内チャネル122は円柱形状を呈しており、前記注射器130が前記案内チャネル122をスライドすることができるような方法で、前記注射器130を収容するために適合されている。
ある特定の実施の形態によれば、前記注射器130は任意であり、本発明の前記眼内注射装置にはない。この特定の実施の形態によると、前記注射器130は、本明細書中に開示されたとおり、対象となる化合物又は組成物(即ち前記治療液)を眼部に投与するための当該注射器が使用される前に前記内部案内チャネル122に挿入される。
好ましい実施の形態によると、前記支持体120は前記チャネル122の前記第2の開口端部の近くに設けられている環状フランジ123を含む。前記環状フランジ123は、前記中空体121から前記案内チャネル122の軸に対して径方向外側に向かって突出している。前記環状フランジ123により操作者が前記中空体121に対して前記注射器130をスライドさせる際に前記支持体を保持するようにする。
好ましい実施の形態によると、前記支持体120はまた前記注射筒のリムが当接することができる第1の座面124を含む。前記第1の座面124は実質的に平らで、環状を呈しており、前記案内チャネル122の軸に対して径方向に伸びている。図3の例において、前記座面124は前記環状フランジ123に設けられた凹部に配置されている。
さらに、前記支持体120はまた針支持体のリムが当接することができる第2の座面125を含む。前記座面125は前記案内チャネル122の肩部によって形成されている。
前記注射器130は眼に注入される組成物(例えば前記治療薬)を含有するためのキャビティを有する注射筒131と、前記注射器から組成物を押し出すために前記注射筒131にスライドすることができる注射器プランジャ132と、前記注射筒から組成物を眼の内部に運ぶための注射針133と、前記針を前記筒131に固定するための針支持体134を含む。前記針支持体134は前記針133にモールドされている。
前記案内チャネル122は前記注射筒130の外径に対応する内径を有し、前記注射器が前記支持体120に案内されるようにされている。前記注射筒131は、前記注射器が前記案内チャネル122にスライドする動きを制限するために、前記座面124に当接することができる環状リム135を有する。好適な実施形態によれば、前記針支持体134はまた、前記針133が眼を貫通するのを制限するために、前記座面125に当接することができる環状リム136を有する。
そして周知の方法においては、前記プランジャ132は、眼科医によって、前記プランジャ132が前記筒130にスライドさせるために前記プランジャ132に圧力を加えるために使用される拡大部137を有する。前記拡大部分137は前記注射器プランジャ132が前記注射筒130にスライドする動きを制限するために、前記注射筒130に当接することができる。
図1乃至図3において、前記注射器は収納位置に示されており、前記針133は前記中空体121の内部で伸びている。
前記眼内注射装置100はまた眼の下層部に対して眼の表層部を移動させる弾性部材140を含む。前記弾性部材140は前記眼支持面111の側部から前記プレート110から突出する、可撓性のある脚部141と、前記可撓性のある脚部141の自由端側に設けられた複数の歯部142を含む。
前記可撓性のある脚部141は前記欠切部113の前記縁部114に対して実質的に接線方向に伸びる。
好ましい実施の形態によると、前記前記プレート110、前記支持体120及び前記弾性部材140は一体に作られている。
前記弾性部材140は、とりわけ結膜上で前記弾性部材のグリップ力を最大にするために好ましくは疎水性の物質から作られている。
この実施の形態1においては、前記装置100は標準注射器と使用されうる。当該注射器130は商業的に以前から承認を得た注射器や商業的に広く提供されている注射器などといった、種々の由来のものになり得ることに留意すべきである。
図4乃至図8は図1乃至図3の装置を使って眼内注射を行うための方法の異なる工程を示したものである。
第1の工程によると(図4)、眼科医は前記眼内注射装置100を眼に接触させる。この工程時に、前記弾性部材140が最初に眼に接触する。より正確には、前記可撓性のある脚部141の自由端側に設けられた前記歯部142が前記眼の下層部2(「強膜」と呼ばれる)まで伸びる表層部1(「結膜」と呼ばれる)に係合する。前記歯部141は、前記表層部1が前記下層部2に対して移動性のある領域(即ち、角膜輪部の周辺)及び前記眼の前記両層がコンパクトな領域で前記表層部1に係合する。
さらに、前記眼内注射装置100が前記眼の方に移動する際、前記可撓性のある脚部141は前記表層部1に対して付勢される。その結果、前記可撓性のある脚部141は曲がり、前記表層部1に接線分力を加える。その結果、前記下層部2(強膜)に対して移動性のある前記表層部1(結膜)が前記下層部2の上をスライドする。前記表層部1は、前記下層部2に対して、前記角膜輪部の略接線方向に、約1〜2mmずれる。
第2の工程によると(図5)、前記眼科医は前記プレートを前記表層部1に接触させる。前記プレート110は前記欠切部113の前記縁部が前記眼の前記角膜と前記強膜の境界を定める前記角膜輪部の上に重なるように前記眼の上に位置している。前記眼内注射装置のそのような位置において、前記開口部112は前記角膜輪部から約3.5mmの距離に位置している。
第3の工程によると(図6)、前記眼科医は前記注射器プランジャ132に圧力を加える。その結果、前記注射器130は、収納位置から、前記針133が前記開口部112を通って前記中空体121から突き出る注射位置まで、前記案内チャネル122にスライドする。前記注射器の移動の際、前記針133は、前記針の先が前記眼の硝子体に達するまで、前記異なる前記眼の層1及び2を通って前記眼に入り込む。
前記注射器の当該スライドの動きは前記第2の座面125に当接する前記針支持体134によって停止する。前記第2の座面125は前記注射器の動きが、前記針133が前記眼の深さ約3mmから約10mm(例えば6mm)のところに到達するよう、hとなるように設けられている。
前記注射器の当該スライドみの動きを制限することにより、前記第2の座面125は、前記針が前記網膜や水晶体といった前記硝子体構造を損なうことを防ぐ。
第4の工程によると(図7)、前記眼科医は圧力を前記プランジャ132に加え続ける。その結果、前記プランジャ132は前記筒131をスライドし、それにより前記組成物が前記筒131から押し出されて前記針133を介して前記眼に注入される。
前記第3と第4の工程は続けて行われ、同時に前記眼科医は圧力を前記プランジャ132に加え続ける。これは前記中空体121に対して前記注射器130を動かすのに必要な力が前記筒131に対して前記プランジャ132を動かすのに必要な力よりも小さいという事実のためである。
第5の工程によると(図8)、前記眼内注射装置100は前記眼から取り外される。即ち、前記弾性部材140は前記眼から取り外される。その結果、前記表層部1は前記下層部2の上に移動し、最初の位置に戻る。前記針133によって前記表層部1に作られた前記孔10は前記下層部2において作られた前記孔20に対してずれる。前記孔20は前記表層部1によってふさがれるので、前記眼の硝子体に注入された前記組成物が、前記眼から漏れることを防ぐ。さらに、このことはまた前記眼への細菌の浸入を妨げる。
図10乃至図13は本発明の実施の形態2に係る眼内注射装置200を示す。
前記眼内注射装置200は、前記注射器プランジャと前記注射筒を接続させるための解除可能な接続手段250を含む点以外は前記眼内注射装置100と同様である。
前記眼内注射装置200は、プレート210と、支持体220と、注射器130を含む。
前記プレート210は、眼支持面211と、開口部212と、縁部214を有する欠切部213とを有する。
前記支持体220は前記開口部212まで延びる中空体121を含み、また、前記注射器230が前記案内チャネル222にスライドすることができるような方法で、前記注射器230を収容するのに適合された内部案内チャネル222を含む。
前記支持体220は、前記中空体221から前記案内チャネル222の軸に対して径方向外側に向かって突出する環状フランジ223を含む。前記環状フランジ223により操作者が前記中空体221に対して前記注射器230をスライドさせる際に前記支持体を保持するようにする。
前記支持体220はまた前記注射筒のリムが当接することのできる座面224を含む。前記座面224は実質的に平らで、環状を呈しており、前記案内チャネル222の軸に対して径方向に伸びている。
前記注射器230は注射筒231と、注射器プランジャ232と、注射針233と、針支持体234を含む。
図12乃至図13において、前記注射器は収納位置に示されており、前記針233は前記中空体221の内部で伸びている。
この実施の形態2によると、前記注射器プランジャ232は前記拡大部237から2つの反対方向に伸びた2つの指状体238を含む。
さらに、この実施の形態2によると、前記眼内注射装置200は、前記筒に対する前記プランジャのスライドの動作を防ぐため、スペーサー251と、前記注射筒231と前記注射器プランジャ232との間に配置された弾性オープンリング252を含む。
前記スペーサー251は概して円柱形状を呈している。前記スペーサー251は2つの向かい合った長手方向の溝253と、環状リム254を含む。各溝253は指状体238が関連付けられた溝に滑り込むことができるように前記プランジャ232の前記指状体238を収納するために適合されている。
さらに、前記眼内注射装置200が収納位置にある時は、前記弾性オープンリング252に前記中空体221において圧縮応力が与えられている。前記弾性オープンリング252は前記スペーサー251の周囲に伸びており、かつ前記プランジャ232の前記指状体238と前記リム254との間に挿入されており、そのことにより前記指状体238が前記溝253に滑り込むのを防いでいる。
前記支持体220は、前記案内チャネル222の内部表面に設けられた環状溝の形のハウジング227を含む。前記ハウジングは前記眼内注射装置が注射位置に到達した際に前記弾性リングを収納するのに適合されたものである。
前記支持体220は、また、前記注射器230と前記スペーサー251と前記弾性リング252とを前記案内チャネル222の内部に保持するための蓋228と、前記プランジャ232に圧力を加えるために操作可能なプッシュボタン229を含む。
最後に、前記眼内注射装置200は、前記開口部212に配置され、前記中空体221の内部に位置する前記注射器230を保護し、前記注射器230が誤って前記支持体230に対してスライドするのを防ぐための着脱可能なキャップ260を含む。前記キャップ260は、前記眼内注射装置200を取り扱う前に取り外されなければならない。
前記眼内注射装置200は、眼内注射(図4乃至図8)を行うための前記眼内注射装置100と同様の方法で使用されることを意図したものである。
図14及び図15は前記眼科医が前記プッシュボタン229に圧力を加える際の前記眼内注射装置200の構造を示す断面図である。
第1段階の間(図14)、前記プッシュボタン229は前記プランジャ232の前記拡大部237を圧迫する。
前記スペーサー251及び前記弾性リング252が前記プランジャ232と前記筒231との間の関連する動作を妨げるので、前記注射器プランジャ232と注射筒231は前記中空体221に対する普通のスライドの動きにおいて動くようになる。
結果として、前記注射器230が、前記筒231の前記リム235が前記中空体221の前記座面224に当接するまで前記中空体221に対して注射位置に向かってスライドする。
さらに、前記弾性リング252は前記弾性リング252が前記ハウジング227に到達するまで前記案内チャネル222にスライドする結果となる。その後、前記弾性リング252が拡張し、前記ハウジング227にフィットし、それにより前記プランジャ232と前記筒231との間の接続が自動的に解除される。
第2段階の間(図15)、前記プッシュボタン229が前記プランジャ232の前記拡大部237を圧迫する。
前記弾性リング252が前記ハウジング227に引っ込んだので、前記指状体238が自由に前記スペーサー251の前記溝253にスライドする。
その結果、前記プランジャ232が前記筒231にスライドする。
1つの動作において、単に前記プッシュボタン229に圧力をかけることによって、前記解除可能な接続手段250は前記注射器を前記注射位置の方にスライドさせ、次に連続して前記筒に対して前記プランジャをスライドさせることを許す。
図16乃至図22は本発明の実施の形態3に係る眼内注射装置300を示す。
前記眼内注射装置300は、前記中空体に対する前記針の動きを妨げるためのカープル及び着脱可能な防止リングを含む点以外は前記眼内注射装置200と同様である。
前記眼内注射装置300は、プレート310と、支持体320と、注射器330を含む。
前記プレート310は、眼支持面311と、開口部312と、縁部314を有する欠切部313とを有する。
前記支持体320は前記開口部312まで延びる中空体321を含み、また、前記注射器330が前記案内チャネル322にスライドすることができるような方法で、前記注射器を収容するために適合された内部案内チャネル322を含む。
前記支持体320は、前記中空体321から前記案内チャネル322の軸に対して径方向外側に向かって突出する環状フランジ323を含む。前記環状フランジ323により操作者が前記中空体321に対して前記注射器330をスライドさせる際に前記支持体を保持するようにする。
前記支持体320はまた前記注射筒のリムが当接することのできる座面324を含む。前記座面324は実質的に平らで、環状を呈しており、前記案内チャネル322の軸に対して径方向に伸びている。
前記注射器330は注射筒331と、注射器プランジャ332と、注射針333と、針支持体334を含む。
前記眼内注射器200と同様、前記眼内注射装置300は解除可能な接続手段350を含む。前記注射器プランジャ332は前記拡大部337から2つの反対方向に伸びた2つの指状体338を含む。
前記注射器330は2つの向かい合った長手方向の溝253を含むスペーサー351と、前記眼内注射装置300が収納位置にある時に前記中空体321において圧縮応力が与えられている弾性オープンリング352を含む。
前記支持体320は、前記眼内注射装置が注射位置に到達した際に前記弾性リング352を収納するためのハウジング327を含む。
前記支持体320は、また、蓋328とプッシュボタン329を含む。
さらに、この実施の形態3においては、前記注射筒331は保護キャップ339で封止されたカープル371を含む。前記保護キャップ339は前記カープル371の中に含まれた前記組成物を保護する。
前記眼内注射装置300がロックされた設定の時、前記注射筒331及び前記針333は互いに接続されない(前記注射器は解体される)。
前記針支持体334は、前記針333をカープル371に対して移動させるよう、前記前記中空体321に対して移動することができる。前記針支持体334は部分的に前記中空体321の外に伸びており、前記中空体321の外から操作されることができる。
前記眼内注射装置はまた、前記眼内注射装置がロックされた設定の時に前記中空体321に対して前記針支持体334の動きを防ぐため、前記針支持体334を前記中空体321に接続させる着脱可能な防止リング370を含む。
前記防止リング370は前記キャップ339がうっかり前記針によって孔が開けられてしまうのを防ぎ、前記眼内注射装置300があらかじめ使用されてしまわないことを保障する。
図16乃至図18において、前記眼内注射装置300はロックされた設定であり前記防止リング370はまだ取り外されておらず、前記注射器330は収納位置に示されており、前記針333は前記中空体321の内部で伸びている。
前記眼内注射装置300は、使用前にロックを解除しなければならないこと以外は、眼内注射(図4乃至図8)を行うための前記眼内注射装置100及び200と同じ方法で使用されることを意図したものである。
図19及び図22は前記眼科医が前記防止リング370を取り外し、前記プッシュボタン329に圧力を加える際の前記眼内注射装置200の構造を示す断面図である。
第1の工程によると(図19)、前記眼科医は、前記防止リング370を取り外すことで前記眼内注射装置300のロックを解除する。前記針支持体334は即ち前記中空体321に対して自由にスライドする。
第2の工程によると(図20)、前記眼科医は、前記針支持体334をつかみ、それを前記中空体321に対してスライドさせ、前記保護キャップに孔を開けるために前記針333を前記カーブル371に対してスライドさせる。この工程の間、前記眼科医は前記注射器330を組み立てるために前記針333を前記筒331に接続させ、同時に前記針333で前記保護キャップ339に孔を開ける。
第3の工程によると(図21及び図22)、いったん前記注射器は組み立てられると、前記眼科医は前記プッシュボタン329に圧力を加える。
前記眼内注射装置200と同様に、1つの動作において、単に前記プッシュボタン329に圧力をかけることによって、前記眼科医は、前記眼の内部に前記組成物を注入するために、前記注射器330を前記針333が前記中空体321の外側に突出する前記注射位置(図21)に向かってスライドさせ、次に連続して前記筒331に対して前記プランジャ332をスライドさせる(図22)ようにする。
図23及び図24は本発明の実施の形態4に係る眼内注射装置400を示す。
前記眼内注射装置400は、プレート410と、支持体420と、注射器430を含む。
前記プレート410は、眼支持面411と、開口部412と、縁部414を有する欠切部413とを有する。
前記支持体420は前記開口部412まで延びる中空体421を含む。
この実施の形態4によると、前記中空体421は2つの部分から形成されている。前記プレート410に接続された第1固定部(内側部)4211と、前記内側部4211を取り囲む第2の可動部(外側部)4212である。前記外側部4212は前記内側部4211に対して動ける。前記内側部4211は内部案内チャネル422を含み、前記注射器430が前記案内チャネル422にスライドすることができるような方法で、前記注射器430を収容するのに適合されている。
前記注射器430は注射筒431と、注射器プランジャ432と、注射針433と、針支持体434を含む。
前記支持体420は、前記外側部4212の一方に固定された蓋428を含む。前記蓋428は前記外側部4212の端部を閉じ、前記注射筒431を前記外側部4212に固定させる。そのため、前記蓋428は前記筒431の前記拡大部437をその間で保持するための2つの保持脚部4281を含む。
さらに、前記支持体420は、前記眼内注射装置がロックされた設定の時、前記内側部4211に対して前記中空体421の前記外側部4212の動きを防ぐロック部材4213を含む。前記ロック部材4213はそれにより前記中空体421に対して前記注射器430がスライドするのを防ぐ。前記ロック部材4213は前記眼内注射装置の使用前にロックを解除しなければならない。
図23乃至図27において、前記注射器430は収納位置に示されており、前記針433は前記中空体421の内部で伸びている。
この実施の形態4によると、前記注射器プランジャ432は前記拡大部437から2つの反対方向に伸びた2つの指状体438を含む。
この実施の形態4によると、前記注射器400は前記注射筒431と前記蓋428との間に配置されたつる巻きバネ454を含む。前記つる巻きバネ454は前記筒に対して前記プランジャのスライドの動きに反発する力を加える。
さらに、この実施の形態4によると、前記ロック部材4213はボタン4214を含む。前記ボタン4214は、前記外側部4212の壁を通して提供された2つの湾曲スロットによって形成されている。前記スロット4215は前記ボタン4214が切り替わるようにさせるヒンジ4216の境界を定める。前記ボタン4214はロッキング・ラグ4217と摩擦脚部4218を含む。
前記中空体421の前記内側部4211は、前記眼内注射装置がロックされた設定の時、前記ロッキング・ラグ4217を収容するためのバルジ4219と溝4220とを含む。前記溝4220は前記バルジ4219の最も分厚い部分に形成されている。
図25乃至図29は前記眼内注射装置400を使って眼内注射を行うための方法の異なる工程を示したものである。
第1の工程によると(図25)、前記眼科医は前記眼内注射装置400を眼に接触させる。この工程時に、前記弾性部材440が最初に眼に接触し、前記眼の前記表層部が前記下層部をスライドさせるようにさせる(すでに図4に関連して述べられているように)。
第2の工程によると(図26)、前記眼科医は前記プレート410を前記表層部に接触させる。前記プレート410は前記欠切部413の前記縁部が前記眼の前記角膜と前記強膜の境界を定める前記角膜輪部の上に重なるように前記眼の上に位置している。前記眼内注射装置のそのような位置において、前記開口部412は前記角膜輪部から約3.5mmの距離に位置している。
第3の工程によると(図27)、前記眼科医は前記ロック部材4213を解除する。前記眼科医は前記ボタン4214を切り替え、それにより前記ロッキング・ラグ4217を前記溝4220から取り外し、前記脚部4218を前記中空体421の前記内側部4211に接触させる。この段階で、前記眼内注射装置400は前記外側部4212が前記内側部4212に対してスライドすることができる、ロックが解除された設定になる。
第4の工程によると(図28)、前記眼科医は圧力を前記中空体421の前記外側部4212に加える。その結果、前記外側部4212と前記注射器430は共通に前記内側部4211に対してスライドする動きをするようにされる。前記注射器430は、収納位置から、前記針433が前記開口部412を通って前記中空体421から突き出る注射位置まで、前記案内チャネル422をスライドする。前記注射器の移動の際、前記針433は、前記針の先が前記眼の硝子体に達するまで、前記眼に入り込む。
前記脚部4218は前記中空体421の前記内側部4211の前記バルジ4219にこすれる。前記脚部4218と前記内側部4211との間の接触により、前記内側部4211に対する前記外側部4212の動きが遅くなり、それらの間の急な動きを避ける。前記バルジ4219は前記内側部4211に沿って前記脚部4218の動く方向に向かって薄くなっている。前記摩擦脚部4218と前記バルジ4219により前記注射器のスライドが調整される。
この第4の工程時に、前記つる巻きバネ454が前記筒431に対する前記プランジャ432のスライドの動きを防ぐ。
前記注射器430のスライドは最終的に前記座面425に当接する前記針支持体434によって停止する。
第5の工程によると(図29)、前記眼科医は圧力を前記外側部4212に加え続ける。その結果、前記つる巻きバネ454は、前記注射筒431と前記蓋428との間で圧迫される。
前記プランジャ432は前記筒431をスライドし、それにより前記組成物が前記筒431から押し出されて前記針433を介して前記眼に注入される。
前記眼内注射装置200及び300と同様に、1つの動作において、単に前記外側部4212に圧力をかけることによって、前記眼科医は、前記眼の内部に前記組成物を注入するために、前記注射器430を前記針433が前記中空体421の外側に突出する前記注射位置(図28)に向かってスライドさせ、次に連続して前記筒431に対して前記プランジャ432をスライドさせる(図29)ようにする。
図31及び図32は本発明の実施の形態5に係る眼内注射装置500を示す。
前記眼内注射装置500は、プレート510と、支持体520と、注射器530を含む。
前記プレート510は、眼支持面511と、開口部512と、縁部514を有する欠切部513とを有する。
前記支持体520は前記開口部512まで延びる中空体521を含む。前記中空体521は内側部5211と、前記内側部5211を取り囲む外側部5212から作られており、前記外側部5212は前記内側部5211に対して動ける。
前記内側部5211は内部案内チャネル522を含み、前記注射器530が前記案内チャネル522にスライドすることができるような方法で、前記注射器530を収容するのに適合されている。
前記注射器530は注射筒531と、注射器プランジャ532と、注射針533と、針支持体534を含む。
前記支持体520は、また、前記筒531の前記拡大部537を間で保持するために適合された2つの保持脚部5281を含む蓋528を含む。さらに、前記支持体520は、前記眼内注射装置がロックされた設定の時、前記内側部5211に対して前記中空体521の前記外側部5212の動きを防ぐロック部材5213を含む。
前記眼内注射装置500は、前記中空体521の前記内側部5211から伸びる第1のロック脚部5214を含む前記ロック部材5213を除いて、前記眼内注射装置400と同様である。前記脚部5214は前記内側部5211に接続された1つの端部と、ロック歯部5217が設けられた他の自由端部を有する。前記外側部5212は前記ロック歯部5217を収容するための開口部5220を含む。
前記ロック歯部5217が前記開口部5220にある時、前記眼内注射装置500は、ロックされた設定にあり、前記ロック部材5213が前記内側部5211に対する前記中空体521の前記外側部5212の動きを防ぐ。
前記眼内注射装置500は、また、外側部5212から伸びる第2のロック脚部5216を含むロック解除部材5216を含む。前記ロック解除部材5216は前記外側部5212に接続された1つの端部と、前記開口部5220と向かい合ったロック解除歯部5218が設けられた他の自由端部を有する。
前記眼内注射装置500は前記眼内注射装置400と同様の方法で操作され得る(図33乃至図36に示されたように)。
前記眼内注射装置500を解除させるために、前記眼科医は前記ロック脚部5216を押し(図35)、そのことにより前記ロック解除歯部5218は前記開口部5220を貫通して前記内側部5211の内部に向かって前記開口部5220から前記ロック歯部5217を押す。前記ロック歯部5217が前記開口部5220から取り外された際に、前記眼内注射装置500は解除される。前記眼内注射装置500は前記外側部5212が前記内側部5212に沿ってスライドすることができる、ロックが解除された設定になる。
さらに、前記注射器530が前記案内チャネルへ522へスライドする間に、前記ロック歯部5217は前記中空体521の前記外側部5212の壁にこすれる(図36)。前記脚部5214と前記外側部5212との間の接触により、前記内側部5211に対する前記外側部5212の動きが遅くなり、それらの間の急な動きを避ける。同時に前記つる巻きバネ554は前記筒531に対する前記プランジャ532のスライドを防ぐ。
図38及び図40は本発明の実施の形態6に係る眼内注射装置600を示す。
前記眼内注射装置600は、プレート610と、支持体620と、注射器630を含む。
前記プレート610は、眼支持面611と、開口部612と、縁部614を有する欠切部613とを有する。
前記支持体620は前記開口部612まで延びる中空体621を含む。前記中空体621は内側部6211と、前記内側部6211を取り囲む外側部6212から作られており、前記外側部は前記内側部6211に対して動ける。
前記内側部6211は内部案内チャネル622を含み、前記注射器630が前記案内チャネル622にスライドすることができるような方法で、前記注射器630を収容するのに適合されている。
前記注射器630は注射筒631と、注射器プランジャ632と、注射針633と、針支持体634を含む。
前記支持体620は、また、前記筒631の前記拡大部637をその間で保持するために適合された2つの保持脚部6281を含む蓋628を含む。
さらに、前記支持体620は、前記眼内注射装置がロックされた設定の時、前記内側部6211に対して前記中空体621の前記外側部6212の動きを防ぐロック部材6213を含む。
前記眼内注射装置600は、前記中空体621の前記外側部6212に接続された脚部6214と前記脚部6214に接続されたロック・フォーク6215とを含む前記ロック部材6213を除いて、前記眼内注射装置400及び500と同様である。前記ロック・フォーク6215は、前記中空体621の前記内側部6211の両側に伸びる2つの側方分岐部6216を有し、前記各側方分岐部6216は湾曲端部6217を有する。
さらに、前記内側部6211は、前記眼内注射装置がロックされた設定の時に、前記側方分岐部6216の前記端部6217を収容するための、前記内側部の外壁に設けられた2つの溝6220を有している。前記溝6220は前記内側部6211を前記外側部6212の動く方向に対して実質的に横方向に伸びている。
前記側方分岐部6216の前記端部6217は前記溝6220にある際、前記眼内注射装置600は、前記ロック部材6213が前記内側部6211に対して前記中空体621の前記外側部6212の動きを防ぐ、ロックされた設定にある(図38乃至図40)。
前記眼内注射装置600は、前記眼内注射装置500及び400と同様の方法で操作され得る(図41乃至図44に示されたように)。
前記眼内注射装置600を解除させるために、前記眼科医は前記脚部6214を前記中空体621に向かって押し(図42及び46)、そのことにより前記ロック・フォーク6215の前記端部6217が、それらが前記溝6220から出てくるまで、前記溝6220をスライドする。
前記端部6217が前記溝6220から取り外された際に、前記眼内注射装置600はロックが解除される。前記眼内注射装置600は前記外側部6212が前記内側部6212に沿ってスライドすることができる、ロックが解除された設定になる。
さらに、前記注射器630の前記案内チャネル622へのスライドの間に、前記つる巻きバネ654は前記筒631に対する前記プランジャ632のスライドを妨げる(図43)。
図48乃至図54は、本発明の実施の形態7に係る眼内注射装置700を使って眼内注射を行うための方法の異なる工程を示したものである。
前記眼内注射装置700は、眼に接触させるのに適合されたプレート710、注射器を収容するための支持体720を含み、任意で注射器730も含む。前記プレート710は、眼の外表面を合わせてmatingly支持するための曲線形状である眼支持面711と、針が前記プレート710を通るための前記前記プレート710に設けられた開口部712を有する。
前記支持体720は前記開口部712まで延びる中空体721を含む。前記中空体721は、2つの部分から作られている。前記プレート710に接続された第1部分(内側部)7211と、前記内側部7211を取り囲む第2の外側部分(外側部)7212である。前記外側部7212は前記内側部7211に対して動ける。より正確には、前記外側部7212は前記内側部7211に沿ってスライドするために適合されている。
前記内側部7211は内部案内チャネル722を含み、前記注射器730が前記案内チャネル722にスライドすることができるような方法で、前記注射器730を収容するのに適合されている。
この実施の形態7によると、前記眼内注射装置700は前記内側部7211と前記外側部7212との間に配置されたつる巻きバネ754を含む。前記つる巻きバネ754は前記内側部711に対する前記外側部7212のスライドに反発する力を加える。
前記注射器730は注射筒731と、注射器プランジャ732と、注射針733と、前記針を前記筒731に固定するための針支持体734を含む。
前記プランジャ732は、眼科医によって、前記プランジャ732を前記筒731にスライドさせるために前記プランジャ732に圧力を加えるために使用される拡大部637を有する。
前記眼内注射装置700はまた、弾性部材740を含み、前記弾性部材740は可撓性のある脚部741を含む。
図48乃至図54は前記眼内注射装置700を使って眼内注射を行うための方法の異なる工程を示したものである。
第1の工程によると(図48)、前記注射器730に、対象となる化合物又は組成物(即ち前記治療液)が満たされる。
第2の工程によると(図49)、前記注射器730は前記内部案内チャネル722に挿入され、前記注射筒731は前記中空体721の前記外側部7212にロックされる。
第3の工程によると(図50)、前記眼内注射装置700は眼に接触される。この工程時、前記弾性部材740が最初に前記眼に接触する。前記可撓性のある脚部741は前記眼の下層部2まで伸びる表層部1に係合する。前記弾性部材741が前記表層部1に対して付勢される際、前記表層部1は前記下層部2の上をスライドすることになる。
第4の工程によると(図51)、前記プレート710が前記眼と接している際、前記眼科医は圧力を前記プランジャ732に加える。その結果、前記プランジャ732は、収納位置から、前記針733が前記開口部712を通って前記中空体721から突き出る注射位置まで、前記案内チャネル722をスライドする。前記注射器が動いている際、前記針733は、前記針の先が前記眼の硝子体に達するまで、前記異なる前記眼の層1及び2を通って前記眼に入り込む。
前記外側部7212は前記注射器730の動きに従う。前記中空体721の前記外側部7212が前記中空体721の前記内側部7211に対してスライドする際、前記つる巻きバネ754は伸び、それにより前記外側部7212にますます復元力を与えることになる。
前記つる巻きバネ754によって与えられた前記復元力が前記注射器プランジャ732を前記注射筒731に押しつけるための力よりも大きくなった時、前記外側部7212のスライドは停止し、前記プランジャ732が前記注射筒731をスライドし始める。
前記つる巻きバネ754の特徴は、前記針733が前記眼に深さ約3mmから約10mm(例えば6mm)のところに入り込むよう、前記第2の座面125は前記注射器のストロークが、Lに選択されることにある。
第5の工程によると(図52)、前記眼科医は圧力を前記プランジャ732に加え続ける。その結果、前記プランジャ732は前記筒731をスライドし、それにより前記組成物が前記筒731から押し出されて前記針733を介して前記眼に注入される。
前記第4と第5の工程は続けて行われ、同時に前記眼科医は圧力を前記プランジャ732に加え続ける。これは前記中空体721に対して前記注射器730を動かすのに必要な力が前記筒731に対して前記プランジャ732を動かすのに必要な力よりも当初は小さいという事実のためである。
第6の工程によると(図53)、いったん前記眼科医が注射を終えると、前記眼科医は前記プランジャ732に圧力を加えるのをやめる。その結果、前記つる巻きバネ754は当初の形状に戻り、前記中空体721の前記外側部7212が前記内側部7211に対してスライドし、その最初の位置に戻る。
前記注射器730が前記中空体721の前記外側部7212の動きに従う際、前記針733は前記中空体721の中に収納される。
第7の工程によると、前記眼内注射装置700は前記眼から取り除かれる。即ち、前記弾性部材740は前記眼から取り除かれる。その結果、前記表層部1は前記下層部2の上に移動し、最初の位置に戻る。
図55乃至図58は実施の形態7に係る変形例700',700'',700''',700''''の概略断面図である。
図55において、前記中空体721は第1部分7211’と、第2部分7212’とを含む。この変形例によれば、前記第1部分7211’は外側部である一方、前記第2部分7212’は前記外側部に対して動ける内側部である。前記眼内注射装置700’は、前記中空体721の前記内側部7211’と前記外側部7212’との間に設けられるつる巻きバネ754を含む。この変形例によれば、前記つる巻きバネ754は圧力が前記プランジャ732に加えられた時に圧迫される。
図56において、前記眼内注射装置700’’はさらにアダプター728’’を含み、前記眼内注射装置が異なったタイプの注射器を収容できるようにしている(異なった径及び/又は長さ)。
図57において、前記眼内注射装置700’’’は、前記中空体721の前記内側部7211と前記外側部7212との間に設けられたつる巻きバネ754を含む。この変形例によれば、前記つる巻きバネ754は圧力が前記プランジャ732に加えられた時に圧迫される。
図59乃至図60は図1乃至図58に表された前記眼内注射装置において用いることのできる可撓性を有する脚部の可能な形態の概略断面図である。
図59において、前記弾性部材140は可撓性を有する脚部141と、前記可撓性を有する脚部141の自由端部に設けられた複数の歯部142(又はピン)を含む。そのことにより前記弾性部材は「櫛」や「熊手」の一般的な形状を呈する。
代わりに、図60に示されるように、前記弾性部材140は前記可撓性を有する脚部141と独特の細長い歯部142(又はリブ)を含む。そのことにより、前記弾性部材は「スクレーパー」の一般的な形状を呈する。
特定の実施の形態によれば、本発明の前記注射器は治療液を含み、即ち前記治療液の貯留部となっている。このようにして、本発明の前記治療液送達装置は、眼の障害及び/又は疾患、とりわけ網膜及び/又は脈絡膜の障害又は疾患を、そのような治療液のそのような投与を通して治療する及び/又は予防するための方法論と同様に、治療液を哺乳動物、とりわけ人間の眼の後部に投与又は送達するための機構を提供する。
そのような方法論は、哺乳動物、より具体的には人間の眼の多岐にわたる障害及び/又は疾患を、もっと具体的には網膜及び/又は脈絡膜の障害又は疾患といった、眼の後部に係る障害又は疾患を治療するための機構を提供する。
そのような治療及び/又は予防方法論はまた、多くの哺乳動物の眼の視力を脅かす障害又は疾患に、限定されないが、網膜、網膜色素上皮(RPE)、及び脈絡膜といったものを含めた障害又は疾患を治療及び/又は予防するのに有効である。このような視力を脅かす疾患には、例えば、眼球の新生血管形成、眼球の炎症及び網膜の変性が含まれる。これらの疾患状態の具体例は、糖尿病性網膜症、慢性緑内障、網膜剥離、鎌状赤血球網膜症、加齢性黄斑変性症、網膜新生血管形成、網膜下新生血管形成;虹彩ルベオーシス炎症性疾患、慢性後部及び汎ブドウ膜炎、新生物、網膜芽腫、偽網膜膠腫、血管新生緑内障;併用した硝子体茎切除及び水晶体切除後に生じる新生血管形成、血管疾患、網膜虚血、脈絡膜血管機能不全、脈絡膜血栓症、視神経の新生血管形成、糖尿病性黄斑浮腫、類嚢胞黄斑部浮腫、黄斑浮腫、網膜色素変性症、網膜静脈閉塞、増殖性硝子体網膜症、網膜色素線条、及び網膜動脈閉塞、並びに眼の穿通又は眼外傷による新生血管形成を含む。本発明の方法論はまた、眼科の症状及び眼科以外の症状の両方を含む眼球障害及び疾患からもたらされる、眼科の症状を治療するのにも使用することができる。
本発明において使用されるように、治療液には、望ましい局部的又は全身の生理学的又は薬理学的効果を得るために、いつ眼球内に(及びさらに具体的には硝子体内に)投与又は送達されるかが効果的であるかという技術において知られているいずれの化合物又は薬剤なども含む。さらにとりわけ、本発明においては、治療液は、限定されないが、薬物、医薬、抗生物質、抗菌剤、増殖抑制剤、神経保護剤、抗炎症剤(ステロイド性及び非ステロイド性)、増殖因子、神経栄養因子、血管形成抑制剤、血栓溶解剤又は遺伝子を含む。典型的な治療液は、限定されないが、トロンビン阻害剤;抗血栓剤;血栓溶解剤;線維素溶解薬;血管けいれん抑制剤;カルシウムチャネル遮断剤;血管拡張剤;血圧降下剤;抗菌剤、例えば、抗生物質(テトラサイクリン、クロロテトラサイクリン、バシトラシン、ネオマイシン、ポリミキシン、グラミシジン、セファレキシン、オキシテトラサイクリン、クロラムフェニコール、リファンピシン、シプロフロキサシン、トブラマイシン、ゲンタマイシン、エリスロマイシン、ペニシリン、スルホンアミド、スルファジアジン、スルファセタミド、スルファメチゾール、スルフイソキサゾール、ニトロフラゾン、プロピオン酸ナトリウム)、抗真菌剤(例えば、アンフォテリシンB及びミコナゾール)、及び抗ウイルス剤(例えば、イドクスウリジン・トリフルオロチミジン、アシクロビル、ガンシクロビル、インターフェロン);表面糖タンパク質受容体の阻害剤;抗血小板薬;抗有糸分裂剤;微小管阻害剤;分泌抑制剤;活性阻害剤;リモデリング阻害剤;アンチセンスヌクレオチド;代謝拮抗物質;抗増殖剤(抗血管形成剤を含む);抗癌化学療法剤;抗炎症剤(例えば、ハイドロコルチゾン、酢酸ハイドロコルチゾン、デキサメタゾン21−リン酸塩、フルオシノロン、メドリゾン、メチルプレドニソロン、プレドニソロン21−リン酸塩、酢酸プレドニソロン、フルオロメタロン、ベータメタゾン、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド);非ステロイド性抗炎症剤(例えば、サリチル酸塩、インドメタシン、イブプロフェン、ジクロフェナク、フルルビプロフェン、ピロキシカム);抗アレルギー剤(例えば、クロモ糖化ナトリウム、アンタゾリン、メタピリリン、クロルフェニラミン、セトリジン、ピリラミン、プロフェンピリダミン);抗増殖剤(例えば、1,3−シスレチノイン酸);充血除去剤(例えば、フェニレフリン、ナファゾリン、テトラヒドラゾリン);縮瞳剤及びコリンエステラーゼ抑制剤(例えば、ピロカルピン、サリチル酸塩、カルバコール、塩化アセチルコリン、フィゾスチグミン、エセリン、フルオロリン酸ジイソプロピル、ヨウ化ホスホリン、臭化デメカリウム)、免疫学的薬物(例えば、ワクチン及び免疫刺激剤);ホルモン剤(例えば、エストロゲン、エストラジオール、プロゲスタチオナール、プロゲステロン、インスリン、カルシトニン、副甲状腺ホルモン、ペプチド及びバソプレッシン視床下部放出因子);免疫抑制剤、成長ホルモン拮抗剤、増殖因子(例えば、上皮細胞増殖因子、線維芽細胞増殖因子、血小板由来増殖因子、形質転換増殖因子ベータ、ソマトトロピン、フィブロネクチン);血管形成阻害剤(例えば、アンギオスタチン、酢酸アネコルテイブ、トロンボスポンジン、抗VEGF抗体);ドーパミン作動薬;放射線療法薬;ペプチド;タンパク質;酵素:細胞外マトリックス成分;ACE阻害剤;フリーラジカルスカベンジャー;キレート剤;抗酸化剤;ポリメラーゼ阻害剤;光線力学療法;遺伝子治療薬;及び他の治療薬、例えば、プロスタグランジン、プロスタグランジン抑制剤、プロスタグランジン前駆体等、又はその組み合わせを含む。
抗増殖剤は、細胞の増殖を阻害する、当業者に既知の任意の多くの化合物、物質、治療媒体又は薬物を含む。このような化合物、物質、治療媒体又は薬物は、限定されないが、5−フルオロウラシル、タキソール、ラパマイシン、マイトマイシンC及びシスプラチンを含む。
神経保護剤は、神経組織に破壊性又は毒性効果を発揮する性質である神経毒性から守り又は保護する、当業者に既知の任意の多くの化合物、物質、治療媒体又は薬物を含む。このような化合物、物質、治療媒体又は薬物には、限定されないが、ルベゾールが含まれる。
抗炎性化合物は、ステロイド性又は非ステロイド性であって、炎症過程を妨げ又は抑制する性質を有するものとして一般的に特徴付けられる、当業者に既知の任意の多くの化合物、物質、治療媒体又は薬物を含む。非ステロイド性炎症剤又は化合物は、プロスタグランジンの合成と干渉する方法によって、鎮痛性、解熱性及び抗炎症性を共有する薬物類を含む。このような非ステロイド性抗炎症剤は、限定されないが、インドメタシン、イブプロフェン、ナプロキセン、ピロキシカム及びナブメトンを含む。
本発明の方法論における使用に意図されるこのような抗炎症性ステロイドは、米国特許第6,955,815号、米国特許第6,897,206号、米国特許第6,846,816号又は米国特許第6,693,125号に記載されるものを含み、それらの文献の開示内容はここに引例として組み込まれる。例示的な態様では、本発明の方法論における使用に意図される抗炎症性ステロイドは、トリアムシノロンアセトニド、プレドニゾロン等である。本発明の方法論における使用に意図されるコルチコステロイドは、例えば、トリアムシノロン、デキサメタゾン、フルオシノロン、コルチゾン、プレドニソロン、フルメトロン、及びそれらの誘導体を含む(同様に、米国特許第5,770,589号を参照されたい)。
本発明における使用に意図されるそのほかの抗炎症剤や抗炎症因子は、抗炎症ペプチド(antiflammins)(例えば米国特許第5,226,562号)、βインターフェロン(IFN−β)、αインターフェロン(IFN−α)、TGF-β、インターロイキン-10(XL-10)、シクロスポリン(例えばシクロスポリンA)、及び副腎皮質細胞からの糖質コルチコイド及びミネラルコルチコイドを含む。ある生物学的活性物質は1つ以上の活性要素を持つことできることに留意すべきである。例えば、IFN−αとIFN−βは抗炎症性分子と血管形成抑制分子両方の活性を持つといわれている。例示的な態様では、網膜下腔に運ばれる抗炎症因子の投薬量は、患者の1日に1つの眼につき投薬量が50pgから500pg、好ましくは100 pg から100 ng、及び最も好ましくは1ng から50ngとなるように意図される。
当業者に既知であるように、増殖因子は、細胞増殖を促進する物質を意味するものとして元々は使用された総称であり、現在、増殖刺激因子(マイトジェン)として機能する分子を記載するために漠然と使用されるが、同様に、増殖阻害剤(負の増殖因子と呼ばれることがある)、細胞移動、即ち、走化性物質として機能し、又は腫瘍細胞の細胞移動若しくは侵入を阻害する因子、細胞の分化した機能を調節する因子、アポトーシスに関与する因子、血管形成に関与する因子、又は増殖及び分化に影響を与えずに細胞の生存を促進する因子として使用される。本発明では、このような増床因子は、限定されないが、色素上皮由来因子及び塩基性線維芽細胞増殖因子を含む。
当業者に既知であるように、神経栄養因子は、ニューロン生存及び軸索成長を増加することができ、神経系におけるシナプス発生及び可塑性を制御する増殖因子及びサイトカインを説明するために使用される一般用語である。本発明において、このような増殖因子には、限定されないが、毛様体神経栄養因子及び脳由来の神経栄養因子が含まれる。
抗血管形成剤は、毛細血管を含む血管の成長及び生成を阻害する、当業者に既知の多くの化合物、試薬、治療媒体又は薬物のいずれかを含む。このような化合物、試薬、治療媒体又は薬物には、限定されないが、酢酸アネコルタブ及び抗VEGF抗体が含まれる。本発明の方法論における使用に意図されるそのほかの抗炎症剤や抗炎症因子は、バスキュロスタチン(vasculostatin)、アンジオスタチン、エンドスタチン、抗インテグリン、血管内皮細胞成長阻害剤(VEGF阻害剤)、血小板因子4、ヘパリナーゼ、及びbFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)結合分子を含む。当該VEGF受容体のFlt及びFlkもまた意図されている。それらの分子は、可溶な形態で運ばれる際、血管内皮細胞において当該VEGF受容体と競合し、内皮細胞の成長を阻害する。VEGF阻害剤は可溶型VEGF受容体といったVEGF中和キメラタンパク質を含んでいてもよい。とりわけ、それらはVEGF−レセプター−IgGキメラタンパク質でもよい。本発明における使用のために意図される別のVEGFインヒビターは、アンチセンスホスホロチオタックオリゴデオキシヌクレオチド(PS-ODN)である。例示的な態様では、網膜下腔に運ばれる抗炎症因子の投薬量は、患者の1日に1つの眼につき投薬量が50pgから500pg、好ましくは100 pg から100 ng、及び最も好ましくは1ng から50ngとなるように意図される。
血栓溶解剤は、当業者に既知であり、血栓(blot clot)を溶解し、又は血栓を溶解若しくは分解する多くの化合物、試薬、治療媒体又は薬物のいずれかを含む。このような血栓溶解剤には、限定されないが、ストレプトキナーゼ、組織プラスミノーゲン活性化因子、即ち、TPA及びウロキナーゼが含まれる。
細胞分解の遅滞、細胞分裂の促進、又は新しい細胞増殖の促進のために本発明で使用されるのに意図された他の因子は、ニューロトロフィン4/5(NT-4/5)、カルジオトロフィン-1(cardiotrophin-1)(CT-1)、シリア線毛神経栄養因子(CNTF)、グリア細胞株由来神経栄養因子(GDNF)、神経増殖因子(NGF)、インスリン様増殖因子−1(IGF-1)、ニューロトロフィン3(NT-3)、脳由来神経栄養因子(BDNF)、PDGF、ニュールチュリン(neurturin)、酸性線維芽細胞成長因子(aFGF)、塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)、EGF、ニューレグリン(neuregulin)、ヘレグリン(heregulin)、TGF-α、骨形成性タンパク質(BMP-1、BMP-2、BMP-7など)、ハリネズミ科(音速ハリネズミ、インドハリネズミ及び砂漠ハリネズミなど)、変形する増殖因子ファミリー(例えば、TGFβ-1、TGFβ-2及びTGFβ-3を含む)、インターロイキン1-B(ILl-β)、及びインターロイキン−6(IL-6)、IL-lO、CDF/LIF、及びβインターフェロン(IFN-β)のようなサイトカインを含む。例示的な態様では、網膜下腔に運ばれる抗炎症因子の投薬量は、患者の1日に1つの眼につき投薬量が50pgから500pg、好ましくは100 pg から100 ng、及び最も好ましくは1ng から50ngとなるように意図される。
本発明の前記治療液送達装置並びに方法論は、現在の全身及び眼内の投与のルートと比較して都合よく治療液を目標の又は疾患部位、及びつまり眼に運ばせる。さらにとりわけ、本発明の前記治療液送達装置は注射後の角膜損傷及び/又は治療液漏れを制限する。
治療部位に運ばれることになっている治療液の量は 過度の実験をしなくても、当業者にとっては容易に計算でき、かつ治療されるべき疾患及び障害に応じて、(その量が)変わるであろうことを理解すべきである。加えて、その量はまたその治療薬の特定の製剤化にもよるであろう。さらに、運ばれる治療液の量はまた、投与及び/又は治療及び/又はそのような投与及び/又は治療の頻度又は周期性に対して予測される時間を考慮に入れている。その製剤化ではまた、通常pH、容量モル濃度、毒性も考慮に入れている。さらに具体的な実施の形態では、前記治療液は溶液、組成物又は液体のうちの1つの形態である。
前記治療液はまた、薬学的に受容可能なキャリア又は添加物及び/又は生体外又は生体内で診断及び治療的利用にふさわしいであろう1つ以上のアクセサリー分子を含めることができる。ここで使用されている、「薬学的に受容可能なキャリア」という用語は、リン酸緩衝生理食塩水、水、油/水エマルジョンや水/油エマルジョンといったエマルジョン剤、及び様々な界面活性剤といった、標準的な製薬上の担体のいずれをも含む。前記治療液にはまた保存料、安定剤を含むことができる。担体、安定剤、補助剤の例はMartin Remington's Pharm. Sci.,15th Ed. (Mack Publ. Co.,Easton (1975年))を参照のこと。
本発明の前記治療液送達装置並びに方法論は、それ自体のみでもまた当該治療の前及び/又は後で他の処置や治療と組み合わせても実施されるように意図されている(例えばレーザー治療との組み合わせ)こともまた認識されなければならない。加えて、前記治療液は、例えば抗生物質、薬剤といった活性剤や治療薬の混合物又は例えばサリドマイドといった治療薬を含み、ステロイドとともに投与されるように意図される。
全部でないにしても、大部分の眼疾患及び障害は、3種の徴候:(1)血管形成、(2)炎症、及び(3)変性の1以上と関連する。特定の障害の徴候に基づいて、当業者は、治療投薬濃度で3つの群から任意の適した治療用液分子を投与することができる。下記は、いくつかの眼疾患及び障害、並びにその治療形態を説明する。しかしながら、下記は、例示を目的とするものであって、眼疾患又は障害の治療のための特定の技術又は治療用液に本発明の方法論を限定することを意図しないことは認識されるべきである。
例えば、糖尿病性網膜症は、血管形成によって特徴付けられる。本発明は、眼内の空隙に1以上の抗血管形成因子を送達することによって、糖尿病性網膜症を治療することを意図する。1以上の神経栄養因子を同時送達することもまた望まれる。
ブドウ膜炎は、炎症を伴う。本発明は、眼内の空隙に1以上の抗炎症因子を挿入し又は配置することによってブドウ膜炎を治療することを意図する。
網膜色素変性は、比較すると、網膜変性によって特徴付けられる。本発明は、眼内の空隙に1以上の神経栄養因子を挿入し又は配置することによって網膜色素変性を治療することを意図する。
加齢黄斑変性は、血管形成及び網膜変性の両方に関係し、限定されないが、乾性加齢黄班変性、滲出性加齢黄班変性、及び近視性変性を含む。本発明は、1以上の神経栄養因子及び/又は抗血管形成因子を眼内の空隙に挿入し又は配置することによって障害を治療することを意図する。より具体的には、この方法論は、眼内の空隙にコルチコステロイドの挿入又は配置を意図する。
緑内障は、眼圧の増加及び網膜神経節細胞の喪失によって特徴付けられる。本発明で意図される緑内障の治療は、興奮毒性損傷から細胞を保護する1以上の神経保護剤の送達を含む。このような試薬は、N−メチル−D−アスパラギン酸塩(NMDA)拮抗剤、サイトカイン、及び神経栄養因子を含む。
上述したように、前記治療液の投与は障害及び疾患と診断されたことに関する使用に限らない。前記治療液送達装置は前記治療液の予防的投与にも使用できるように意図されている。例えば、加齢性黄斑変性症が一方の眼で発症した場合の50%以上において、症状がなかった眼にも一年以内に続けて発症するとみられる。そのような場合、症状のない眼に、ステロイド剤といった前記治療液の予防的投与をすることが、症状のない眼における加齢性黄斑変性症の危険性を最小限にする、又はその発症を防ぐ上で有用であろう。
本明細書に開示された全ての特許、特許公開公報及び他の文献はそのまま全てここに引用として組み込まれる。
当業者は日常的な実験だけで、ここに記載された本発明の具体的な実施形態の多くの均等物を理解し、適合することができる。そのような均等物は以下の請求項によって包含されるように意図されている。
1 表層部
2 下層部
100 眼内注射装置
110 プレート
111 眼支持面
112 開口部
113 欠切部
114 縁部
120 支持体
121 中空体
122 案内チャネル
123 環状フランジ
124 第1の座面
125 第2の座面
130 注射器
131 注射筒
132 射器プランジャ
133 注射針
134 針支持体
135 環状リム
136 環状リム
137 拡大部
140 弾性部材
141 可撓性のある脚部
142 歯部
200 眼内注射装置
210 プレート
211 眼支持面
212 開口部
213 欠切部
214 縁部
220 支持体
221 中空体
222 案内チャネル
223 環状フランジ
224 座面
227 ハウジング
228 蓋
229 プッシュボタン
230 注射器
231 注射筒
232 注射器プランジャ
233 注射針
234 針支持体
235 環状リム
236 環状リム
237 拡大部
238 指状体
240 弾性部材
241 可撓性のある脚部
242 歯部
250 解除可能な接続手段
251 スペーサー
252 弾性オープンリング
253 長手方向の溝
260 着脱可能なキャップ
300 眼内注射装置
310 プレート
311 眼支持面
312 開口部
313 欠切部
314 縁部
320 支持体
321 中空体
322 案内チャネル
323 環状フランジ
324 座面
327 ハウジング
328 蓋
329 プッシュボタン
330 注射器
331 注射筒
332 注射器プランジャ
333 注射針
334 針支持体
335 環状リム
336 環状リム
337 拡大部
338 指状体
339 保護キャップ
340 弾性部材
341 可撓性のある脚部
342 歯部
350 解除可能な接続手段
351 スペーサー
352 弾性オープンリング
353 長手方向の溝
370 着脱可能な防止リング
371 カープル
400 眼内注射装置
410 プレート
411 眼支持面
412 開口部
413 欠切部
414 縁部
420 支持体
421 中空体
4211 内側部
4212 外側部
4213 ロック部材
4214 ボタン
4215 スロット
4216 ヒンジ
4217 ロッキング・ラグ
4218 摩擦脚部
4219 バルジ
4220 溝
422 案内チャネル
425 座面
428 蓋
4281 保持脚部
430 注射器
431 注射筒
432 注射器プランジャ
433 注射針
434 針支持体
435 環状リム
437 拡大部
438 指状体
441 可撓性のある脚部
442 歯部
454 つる巻きバネ
500 眼内注射装置
510 プレート
511 眼支持面
512 開口部
513 欠切部
514 縁部
520 支持体
521 中空体
5211 内側部
5212 外側部
5213 ロック部材
5214 ロック脚部
5215 ロック解除部材
5216 ロック解除脚部
5217 ロック歯部
5218 ロック解除歯部
5220 開口部
522 案内チャネル
525 座面
528 蓋
5281 保持脚部
530 注射器
531 注射筒
532 注射器プランジャ
533 注射針
534 針支持体
535 環状リム
537 拡大部
538 指状体
541 可撓性のある脚部
542 歯部
554 つる巻きバネ
600 眼内注射装置
610 プレート
611 眼支持面
612 開口部
613 欠切部
614 縁部
620 支持体
621 中空体
6211 内側部
6212 外側部
6213 ロック部材
6214 脚部
6215 ロック・フォーク
6216 側方分岐部
6217 端部
6220 溝
622 案内チャネル
625 座面
628 蓋
6281 保持脚部
630 注射器
631 注射筒
632 注射器プランジャ
633 注射針
634 針支持体
635 環状リム
637 拡大部
638 指状体
641 可撓性のある脚部
642 歯部
654 つる巻きバネ
700 眼内注射装置
710 プレート
711 座面
712 開口部
720 支持体
721 中空体
7211 内側部
7212 外側部
722 案内チャネル
730 注射器
731 注射筒
732 注射器プランジャ
733 注射針
734 針支持体
737 拡大部
740 弾性部材
741 可撓性のある脚部
754 つる巻きバネ
700' 眼内注射装置
7211' 外側部
7212' 内側部
700'' 眼内注射装置
728'' アダプター
700''' 眼内注射装置
700'''' 眼内注射装置

Claims (35)

  1. 眼に接触させるのに適合されたプレート(110,210,310)と、眼の内部に針(133,233,333)を案内するための案内手段 (120,220,320)とを含む眼内注射のための装置(100,200,300)であって、
    前記眼の内部に前記針(133,233,333)が案内される前で前記プレート(110,210,310)が前記眼と接触する際に、前記眼の下層部(2)に対して前記眼の表層部(1)を移動させるための手段(140,240, 340)を含むことを特徴とする眼内注射装置。
  2. 請求項1の眼内注射装置において、
    前記下層部(2)に対して前記表層部(1)を移動させるための前記手段は、前記表層部(1)に対して付勢される時に曲げることのできる弾性部材(140,240,340)を含み、それにより前記弾性部材(140,240,340)は前記表層部(1)に接線分力を加えることを特徴とする眼内注射装置。
  3. 請求項2の眼内注射装置において、
    前記弾性部材(140,240,340)は前記プレート(110,210,310)から突出した、可撓性を有する脚部(141,241,341)を含むことを特徴とする眼内注射装置。
  4. 請求項2又は請求項3のいずれか1つの眼内注射装置において、
    下層部(2)に対して眼の表層部(1)を移動させる前記手段(140,240,340)は、前記表層部(1)を係合させるための手段(142,242,342)を含むことを特徴とする眼内注射装置。
  5. 請求項4の眼内注射装置において、
    前記表層部を係合させるための前記手段は少なくとも1つの歯部(142,242,342)を含むことを特徴とする眼内注射装置。
  6. 請求項3及び請求項5の眼内注射装置において、
    前記歯部(142,242,342)は前記可撓性を有する脚部(141,241,341)の自由端部に設けられていることを特徴とする眼内注射装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記プレート (110,210,310)は前記眼の角膜と強膜を定める角膜輪部に沿って位置するように適合された縁部(114,214,314)を有する欠切部(113,213,313)を含み、前記角膜輪部に対して前記案内手段(120,220,320)の位置を調整することを特徴とする眼内注射装置。
  8. 請求項7の眼内注射装置において、
    前記欠切部(113,213,313)の前記縁部(114,214,314)は実質的に円形であることを特徴とする眼内注射装置。
  9. 請求項7又は8の眼内注射装置において、
    前記欠切部(113,213,313)の前記縁部(114,214,314)は、前記縁部(114,214,314)が前記角膜輪部に重ね合わせられることができるように前記角膜輪部と対応する形を有することを特徴とする眼内注射装置。
  10. 請求項9の眼内注射装置において、
    前記欠切部(113,213,313)の前記縁部(114,214,314)が前記角膜輪部に重ね合わせられる際、前記プレート (110,210,310)が前記眼の強膜まで伸びるように、前記欠切部(113,213,313)は前記プレート(110,210,310)に配置されていることを特徴とする眼内注射装置。
  11. 請求項7乃至請求項10のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記針(133,233,333)が、前記角膜輪部から約3.5mmの距離に、強膜を介して前記眼に入り込むように、前記欠切部 (113,213,313)と前記案内手段 (120,220,320)とが配置されていることを特徴とする眼内注射装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記プレート (110,210,310)が前記眼の外表面を合わせて支持するための曲線形状を呈する眼支持面(111,211,311)を有することを特徴とする眼内注射装置。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記案内手段は注射器(130,230,330)の筒(131,231,331)を収容するのに適合された中空体 (121,221,321)を有する支持体(120,220,320)を含み、前記注射器(130,230,330)が前記中空体 (121,221,321)に対してスライドさせることができることを特徴とする眼内注射装置。
  14. 請求項13の眼内注射装置において、
    前記注射器(130,230,330)は、前記注射器(130,230,330)の針(133,233,333)が前記中空体 (121,221,321)の中に収納されている収納位置から、前記針(133,233,333)が前記中空体(121,221,321)の外へ突き出る注射位置まで、前記中空体(121,221,321)に対して移動可能であることを特徴とする眼内注射装置。
  15. 請求項14の眼内注射装置において、
    注射筒(131,231,331)と注射器プランジャ(132,232,332)とを含み、前記中空体 (121,221,321)に収納された前記注射器(130,230,330)のプランジャ(132,232,332)を操作することにより、前記注射器(130,230,330)を前記注射位置の方にスライドさせ、次に連続して前記筒(131,231,331)に対して前記プランジャ(132,232,332)をスライドさせること特徴とする眼内注射装置。
  16. 請求項14又は請求項15のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記支持体 (130,230,330) は、前記注射筒のリム(135,235,335)が当接することのできる座面 (134,234,334)を含み、前記注射器のプランジャ(132,232,332)を操作することにより、前記注射器を、前記筒の前記リム(135,235,335)が前記座面 (134,234,334)に当接するまで、前記中空体(121,221,321)に対して前記注射位置の方にスライドさせ、次に連続して前記プランジャ(132,232,332)を前記注射筒(131,231,331)にスライドさせることを特徴とする眼内注射装置。
  17. 請求項14乃至請求項16のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記中空体 (221,321)に対する共通のスライドの動きにおいて前記注射器(230,330) の前記注射器プランジャ(232,332)と前記注射筒(231,331)とを接続し、前記中空体 (221,321)に対する前記注射器(230,330)の所定の位置で前記接続を解除するための解除可能な接続手段(250,350)を含むことを特徴とする眼内注射装置。
  18. 請求項17の眼内注射装置において、
    前記解除可能な接続手段(250,350)は、前記中空体 (221,321)の内壁に対して圧縮応力を与えられている、少なくとも1つの弾性部材(252,352)を含み、前記内壁は、前記注射器(230,330)が前記弾性部材(252,352)を解放する所定の位置に到達する際に前記弾性部材(252,352)を収容するためのハウジングを有し、それにより前記プランジャ(232,332)は前記筒(231,331)に対して動くことが許されることを特徴とする眼内注射装置。
  19. 請求項18の眼内注射装置において、
    前記解除可能な接続手段(250,350)は、前記筒(231,331)に対する前記プランジャ(232,332)のスライドの動きを防ぐために、前記注射筒(231,331)と前記注射器プランジャ(232,332)との間に設けられたスペーサー(251,351)を含むことを特徴とする眼内注射装置。
  20. 請求項18及び請求項19の眼内注射装置において、
    前記スペーサー (251,351)は前記プランジャ(253,353)の指状体(238,338)を収納するための溝(253,353)を有し、前記圧縮応力が与えられている弾性部材(252,352)は前記弾性部材(252,352)が解除されるまで前記溝(253,353)において前記指状体(238,338)がスライドするのを防ぐのに適合されていることを特徴とする眼内注射装置。
  21. 請求項14乃至請求項20のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記プランジャ(232,332)を操作するためのプッシュボタン(229,329)を含むことを特徴とする眼内注射装置。
  22. 請求項13乃至請求項21のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記支持体(120,220,320)は、前記中空体(121,221,321)から外へ突き出たフィンガーベアリングフランジ(123,223,323)を含み、操作者が、前記中空体(121,221,321)に対して前記注射器(130,230,330)をスライドさせる際に、前記支持体(120,220,320)を保持するようにすることを特徴とする眼内注射装置。
  23. 請求項1乃至請求項22のいずれか1つの眼内注射装置において、
    注射筒(331)と注射針(333)とを含み、前記注射筒(331)は保護キャップ(339)で封止されたカープル(371)を含み、前記針(333)は、組み立てられた注射器(330)を注射位置の方に動かす前に前記注射器(330)を組み立てるために前記筒(331)に前記針(333)を接続させ、同時に前記針(333)で前記保護キャップ(339)に孔を開けるための前記カープル(371)に対して後方へ動くことができることを特徴とする眼内注射装置。
  24. 請求項23の眼内注射装置において、
    前記注射針(333)を支持するための針支持体 (334)を含み、前記針支持体 (334)は、前記保護キャップ(339)に孔を開けるため、前記カープル(371)に対して前記針(333)を動かすべく前記中空体(321)の外から操作されることができることを特徴とする眼内注射装置。
  25. 請求項23又は請求項24の眼内注射装置において、
    前記中空体(321)に対して前記針(333)の動きを防ぐための着脱可能な防止リング(370)を含むことを特徴とする眼内注射装置。
  26. 請求項1乃至請求項25のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記案内手段は中空体 (421,521,621,721)を有する支持体(420,520,620,720)を含み、前記中空体(421,521,621,721)は固定部 (4211,5211,6211,7211) と、前記固定部 (4211,5211,6211,7211)に対してスライドすることのできる可動部 (4212,5212,6212,7212)とを有し、前記可動部 (4212,5212,6212,7212)は注射器(430,530,630,730)の筒(431,531,631,731)を収納するために適合されており、前記注射器(430,530,630,730)と前記可動部 (4212,5212,6212,7212)が前記固定部(4211,5211,6211,7211)に対して共通にスライドの動きができることを特徴とする眼内注射装置。
  27. 請求項26の眼内注射装置において、
    前記固定部 (4211,5211,6211)に対して前記可動部 (4212,5212,6212)の不意の動きを防ぐためのロック部材 (4213,5213,6213)を含むことを特徴とする眼内注射装置。
  28. 請求項27の眼内注射装置において、
    前記ロック部材 (4213,5213,6213)はロック用凹部(4220,5220,6220)に収容可能なロック用突起(4217,5217,6217)を含み、前記眼内注射装置は 前記ロック用凹部(4220,5220,6220)から前記ロック用突起(4217,5217,6217)を取り外すための手段(4214,5215,6214)を含み、そのことにより前記固定部 (4211,5211,6211)に対して前記可動部 (4212,5212,6212)が動くようにさせることを特徴とする眼内注射装置。
  29. 請求項26又は請求項27のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記可動部 (4212,5212,6212)は前記固定部 (4211,5211,6211)を取り囲むことを特徴とする眼内注射装置。
  30. 請求項26乃至請求項29のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記固定部 (4211,5211) と前記可動部 (4212,5212)との間に摩擦を発生させることにより前記固定部 (4211,5211)に対する前記可動部 (4212,5212)の動きを遅くさせる摩擦部材(4218,5217)を含むことを特徴とする眼内注射装置。
  31. 請求項26乃至請求項30のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記注射器(430,530,630)のプランジャ(432,532,632)と前記可動部 (4212,5212,6212)との間に配置された弾性部材(454,554,654)を含み、前記弾性部材(454,554,654)は前記注射器(430,530,630)の前記筒(431,531,631)に対して前記プランジャ(432,532,632)のスライドの動きに反発する復元力を与えるのに適合されていることを特徴とする眼内注射装置。
  32. 請求項31の眼内注射装置において、
    前記可動部 (4212,5212,6212)を操作することにより、前記固定部 (4211,5211,6211)に対して前記可動部 (4212,5212,6212)をスライドさせ、次に連続して前記筒(431,531,631)に対して前記プランジャ(432,532,632)をスライドさせることを特徴とする眼内注射装置。
  33. 請求項26乃至請求項30のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記固定部 (7211)と前記可動部 (7212)との間に配置された弾性部材(754)を含み、前記弾性部材(754)は前記固定部 (7211)に対して前記可動部 (7212)のスライドの動きに反発する復元力を与えるのに適合されていることを特徴とする眼内注射装置。
  34. 請求項33の眼内注射装置において、
    前記注射器 (730)のプランジャ(732)を操作することにより、前記復元力がある所定の限界に達するまで連続して前記固定部 (7211)に対して前記可動部 (7212)を動かし、次に連続して前記筒(731)に対して前記プランジャ(732)を動かすことを特徴とする眼内注射装置。
  35. 請求項31乃至請求項34のいずれか1つの眼内注射装置において、
    前記弾性部材(454,554,654,754)は、注射の後、前記注射器(430,530,630,730)を前記中空体(421,521,621,721)に自発的に戻させる復元力を与えることを特徴とする眼内注射装置。
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