JP5201568B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末等の電子機器に関し、特に、重ね合わせた上筐体と下筐体とがリンクヒンジを介して相対移動可能に構成され、それら各筐体の上面に表示部や操作部が設けられる電子機器の技術に関する。
近年の携帯電話機として、折り畳み式で開閉操作する携帯電話機の他に、スライド式で開閉操作する携帯電話機が開発されている。折り畳み式の携帯電話機は、表示部と操作部が閉じられるときに互いに対向する面に設けられていて、使用されるときは開かれ、使用されないときは閉じられる。
スライド式の携帯電話機は、それぞれの上面に表示部や操作部を設けた上筐体(表示部本体)と下筐体(操作部本体)とを上下に重ね合わせ、上筐体を下筐体に対してスライド可能に接続することで、開状態と閉状態とに相対移動可能に構成されている。
例えば、特許文献1に示す携帯電話機は、液晶画面等の表示部を有する表示部本体と、スイッチ群等の操作部を有する操作部本体とを備え、操作部本体上に表示部本体をスライド可能に設けると共に、表示部本体の上面に表示部を設けた構成としている。
特開2003−32335号公報
特許文献1に示すようなスライド式の携帯電話機では、スライド伸展させて開状態となったときに、表示部本体の表示部と、操作部本体の操作部に段差ができてしまい、使用する際に違和感があり使いにくいという問題があった。
また、表示部本体にも操作部を有している場合には、その操作部と操作部本体の操作部との間に段差ができてしまい、操作しにくいという問題があった。
よって、本発明の課題は、使用する際に違和感の無い使いやすい電子機器を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、
第一の領域と前記第一の領域より薄い第二の領域とを備え、下側に前記第一の領域と前記第二の領域との厚さの差により形成される段差を有し、上面に表示部と操作部の少なくとも一方を有する上筐体と、
第三の領域と前記第三の領域より薄い第四の領域とを備え、上側に前記第三の領域と前記第四の領域との厚さの差により形成される段差を有し、上面に操作部と表示部の少なくとも一方を有する下筐体と、
前記上筐体と下筐体とが、開状態又は閉状態となるように、それら上筐体と下筐体とを接続し、閉状態にあるとき、前記第二の領域の下面と前記第三の領域の上面とを近接又は当接すると共に前記第一の領域の下面と前記第四の領域の上面とを近接又は当接するリンクヒンジとを備え、
前記リンクヒンジは、前記上筐体と下筐体とが閉状態にあるとき、前記第一の領域の前記第四の領域に対向する位置に取り付けられる上側取付部と、前記第四の領域の前記第一の領域に対向する位置に取り付けられる下側取付部と、上側取付部と下側取付部とを移動可能に連結する連結部とを有するリンク機構を含み、
前記上筐体の第二の領域の厚みは、前記下筐体の第三の領域の厚みと第四の領域の厚みとの差と略同一に形成されており、
前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、前記第二の領域の下面と前記第四の領域の上面とが近接又は当接して上筐体の上面と下筐体の上面の少なくとも一部どうしがほぼ同一平面上に位置すると共に、前記第一の領域の側面と前記第四の領域の側面とが近接又は当接し、
前記連結部は、前記上筐体と下筐体とが、閉状態のとき、前記第一の領域の下面と前記第四の領域の上面を通って前記上側取付部と前記下側取付部とを連結し、開状態のとき、前記第一の領域の側面と前記第四の領域の側面を通って前記上側取付部と前記下側取付部とを連結することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の電子機器において、
前記上筐体の上面又は下筐体の上面の何れか一方に表示部が他方に操作部がそれぞれ設けられ、前記リンクヒンジは、前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、前記表示部と操作部とがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体と下筐体とが相対移動可能な構成であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の電子機器において、
前記上筐体の上面又は下筐体の上面の何れか一方に表示部及び操作部が他方に操作部がそれぞれ設けられ、前記リンクヒンジは、前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、各操作部どうしがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体と下筐体とが相対移動可能な構成であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の電子機器において、
前記上筐体又は下筐体の何れか一方の上面は相対的に段差のある第1上面と第2上面とを含み、第1上面に表示部が第2上面に操作部がそれぞれ設けられ、前記上筐体又は下筐体の何れか他方の上面に操作部が設けられ、前記リンクヒンジは、前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、各操作部どうしがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体と下筐体とが相対移動可能な構成であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の電子機器において、
前記上筐体の上面及び下筐体の上面に表示部がそれぞれ設けられ、前記リンクヒンジは前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、各表示部どうしがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体と下筐体とが相対移動可能な構成であることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1に記載の電子機器において、
前記上筐体の上面及び下筐体の上面のそれぞれに表示部及び操作部が設けられ、前記リンクヒンジは前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、各表示部どうし及び各操作部どうしがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体と下筐体とが相対移動可能な構成であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6の何れかに記載の電子機器において、
前記上筐体は下面に第1凹部を有し、前記下筐体は前記上筐体と前記下筐体とが重なり合う閉状態にあるときに前記第1凹部と対向する位置に第2凹部を有し、
前記上側取付部は前記第1凹部に取り付けられ、前記下側取付部は前記第2凹部に取り付けられていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7の何れかに記載の電子機器において、
前記リンクヒンジは、前記上側取付部と、前記下側取付部と、2本の前記連結部と、を有する4節リンク機構を含んで構成され、前記連結部の一方は、「く」形状に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、使用する際に違和感の無い使いやすい電子機器を提供することができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明を適用した携帯電話機の閉状態を示す斜視図である。図2はリンクヒンジを構成する4節リンク機構の動作状態を図1との対応関係で示す斜視図である。図3は開閉途中の状態を示す携帯電話機の斜視図であり、図4は図3の動作状態に対応するリンクヒンジの斜視図である。図5は開状態を示す携帯電話機電の斜視図であり、図6は図5の開状態に対応するリンクヒンジの斜視図である。図7はリンクヒンジの取付状態を示す斜視図であり、図8は図7を裏面側から見た斜視図である。
これらの図に示すように、携帯電話機1は、上筐体10と下筐体20とを備えている。上筐体10と下筐体20はリンクヒンジ30を介して開閉可能に接続されている。上筐体10は平面ほぼ矩形状(長方形状)であって、その上面11に液晶画面(表示部)12と操作部(第1操作部)13とが設けられている。なお、上筐体10及び下筐体20には、図示しない送受信部、アンテナ、バイブレータ、カメラ部など、携帯電話機として必要な機能が装備されている。
第1操作部13は、上筐体10の長手方向の一端側寄り(手前側)に設けられている。上筐体10の長手方向の他端側付近にはスピーカ部14が設けられている。従って、液晶画面からなる表示部12は、第1操作部13とスピーカ部14との間に設けられている。この実施形態では、上筐体10の上面11と、表示部12と、第1操作部13とは、見かけ上の段差がほとんど無いほぼ同一平面上に形成されている。換言すれば、表示部12及び第1操作部13を含む上筐体10の上面11全体がほぼフラットに形成されている。
上筐体10の下面は、上筐体10の長さ方向に(他端側から一端側に)向かうに従い段階的に高くなる三段に形成されていて、図3に示すように最下段の第1下面10aと、それより一段高い第2下面10bと、更にそれより一段高い第3下面10cとを有している。この実施形態では、第1下面10a、第2下面10b、第3下面10cはほぼ同一面積(ほぼ三等分された面積)となるように設計されているが、これには特に限定されない。
下筐体20は、図3に示すように平面ほぼ矩形状(長方形状)であって、その上面21に操作部(第2操作部)23が設けられている。この下筐体20の上面21には第2操作部23の他に、一段下がった段部20bが形成されている。この段部20bは、図1に示す閉状態において、第2下面10bと重なり合い、第2操作部23部分が上筐体10の第3下面10c部分と重なり合うように設計されている。
しかも、この状態においては、上筐体10と下筐体20とが、いわゆる凹凸嵌号の形態で重なり合い、携帯電話機1全体が一様な厚さT(図1参照)に均一化されるように構成されている。さらに、この段部20bは、図5に示す開状態においては、第3下面10cと重なり合い、かつ、上筐体10と下筐体20の上面11、21どうしが段差の無いほぼ同一平面上に(面一に)なるように設計されている。
上筐体10と下筐体20を接続するリンクヒンジ30は、図2、図4、図6及び図7に示すように、上筐体10に取り付けられる上側リンク31と、下筐体20に取り付けられる下側リンク32と、上側リンク31と下側リンク32とを相対移動可能に連結する連結リンク33,34とを有する4節リンク機構を含む構成としている。
上側リンク31は、プレート状部材の曲げ加工及び穴開け加工により形成されていて、上筐体10へのネジ止め穴31aを有する平板部31bと、その両端近くから下方へ90度曲げ加工された垂下片31c、31cとを有している。下側リンク32も、プレート状部材の曲げ加工及び穴開け加工により形成されていて、下筐体20へのネジ止め穴32aを有する平板部32bと、その両端近くから上方へ90度曲げ加工された起立片32c、32cとを有している。
上側リンク31と下側リンク32とを相対移動可能に連結する連結リンク33,34は、この実施形態では左右にそれぞれ2枚、合計4枚設けられていて、各リンク33、34の両端が上側リンク31の垂下片31cと、下側リンク32の起立片32cとにそれぞれピン結合されている。これにより、上側リンク31と下側リンク32とが互いの平板部31b、32bを平行状態に維持しつつ、図1、図3、図5において中矢印Aで示す方向(上筐体10の長手方向)及び矢印B(上筐体10の厚さ方向)で示す方向へ相対移動することができるように構成されているが、連結リンクの数は特に限定されない。
したがって、リンクヒンジ30は、上筐体10と下筐体20とが図5に示す開状態にあるとき、互いの上面11、21どうしがほぼ同一平面上に位置するように、換言すれば、表示部12と第1操作部13と第2操作部23とがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体10と下筐体20とが相対移動可能に構成されている。なお、このリンクヒンジ30に関しては、図示例のように4節リンク機構が左右一対存在する構成とすることで、A、B両方向とは異なる方向の応力に対して、即ち曲げ応力等に対して十分な耐力を発揮させることができる。
このリンクヒンジ30は図2に示す閉状態、及び図6に示す開状態においては、いずれも扁平に変形するものの、それを構成する部材に対応する若干の厚さtがある。この厚さtを吸収するために、上筐体10の下面及び下筐体20の段部20bには、凹部10d、20dがそれぞれ形成されている(図7及び図8参照)。これにより、図1に示すように上筐体10と下筐体20とが重なり合う閉状態において、両者間に隙間が形成されることなくぴったりと重なるように配慮されている。
この実施形態1に係る携帯電話機1では、図1に示す閉状態から図5に示す開状態に移行(相対移動)させる場合には、下筐体20に対して上筐体10を矢印A方向(手前の一端側から他端側)に押すか、上筐体10を若干持ち上げつつ矢印A方向に押す操作を行えばよい。そうすれば、リンクヒンジ30の作用によって、上筐体10と下筐体20が互いの長手方向にスライドする形態で相対移動しつつ、互いの厚さ方向に移動(離間)した後に接近する相対移動を行う。即ち、上筐体10と下筐体20の位置関係は図1から図3へ、図3から図5へと順次変化する。
このときのリンクヒンジ30の動きを示すのが図2、図4、図6である。相対移動初期、中期、後期の各段階において、リンクヒンジ30は図1及び図2に示す閉状態(扁平状態)から次第に起立して図3及び図4に示す最大起立状態に移行し、その後、図5及び図6に示す開状態(扁平状態)に移行する。この動きに伴い、リンクヒンジ30の連結リンク33は、図2においては連結リンク34の下側に位置しているものの、図6においては連結リンク34の上側に位置している。この動きを支障なく円滑にするために、連結リンク34の中央部には屈曲部を設けて全体を「く」形状に形成してある。
この実施形態1によれば、上筐体10と下筐体20とが開状態にあるとき、互いの上面11、21の少なくとも一部どうしがほぼ段差の無い相対位置となるようにそれら上筐体10と下筐体20とが相対移動可能な構成としたので、その上面11、21に表示部や操作部を相互に段差の無い状態に配置することが容易になり、これにより、使用する際に違和感がなく使いやすい携帯電話機を得ることができる。
また、この実施形態においては、上筐体10の上面11と、表示部12及び第1操作部13の表面とをほぼ面一に形成すると共に、下筐体20の上面21と第2操作部23の表面とをほぼ面一に形成してあるので、携帯電話機1が図5に示す開状態にあるとき、上筐体10の表示部12と第1操作部13と下筐体20の第2操作部23とがほぼ同一平面上に位置して相互の段差が無くなるので、使用する際に違和感がなく非常に使いやすいという効果を発揮する。
また、上筐体10及び下筐体20には、それら上筐体10及び下筐体20が開状態にあるとき、上筐体10の下面の一部(第3下面10c)と、下筐体20の上面の一部(段部20d)とが互いに上下に重なり合う重なり部分がそれぞれ形成されているので、上筐体10と下筐体20とを安定した開状態に維持することができる。
また、上筐体10の第3下面10cのある重なり部分と下筐体20の段部20dのある重なり部分は、それぞれの厚さが他の部分よりも薄く形成されているので、上筐体10と下筐体20の重なり状態において全体を薄く構成することができる。これにより、特に携帯電話機1が図1に示す閉状態にあるときの薄型化を図ることができる。
図9〜図12は、本発明を適用可能な実施形態を示す概略説明図である。これらの図において、(a)は開状態を、(b)は閉状態をそれぞれ示している。なお、図9〜図12において、実施形態1と基本的に同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を簡略化又は省略する。
(実施形態2)
図9(a)、(b)は本発明の実施形態2を示すもので、この実施形態では、上筐体10の上面11に表示部12Aを設け、下筐体20の上面21に操作部23Bを設けたものである。ここで、表示部12Aは実施形態1の表示部12に対応し、操作部23Bは、実施形態1の第1操作部13及び第2操作部23に対応している。なお、この実施形態2においても、実施形態1とほぼ同様の効果を奏することができる。
(実施形態3)
図10(a)、(b)は実施形態3を示すもので、この実施形態では、上筐体10の上面11に表示部12Aと、操作部13Bをそれぞれ設け、下筐体20の上面21に操作部23Bを設けたものである。ここで、表示部12Aは実施形態1の表示部12に対応し、操作部13B、23Bは、実施形態1の第1操作部13及び第2操作部23にそれぞれ対応している。但し、この実施形態3では、上筐体10の上面11は高さの異なる上下二段に形成されていて、上段の第1上面11aに表示部12Aが設けられ、下段の第2上面11bに操作部13Bが設けられている。そして、開状態において、上筐体10の操作部13Bと下筐体20の操作部23Bとがほぼ段差の無い状態に維持されるように構成されている。なお、この実施の形態3においても、実施形態1とほぼ同様の効果を奏することができる。
(実施形態4)
図11(a)、(b)は実施形態4を示すもので、この実施形態では、上筐体10の上面11に操作部23Bを設け、下筐体20の上面21に表示部12Aを設けたものである。ここで、表示部12Aは実施形態1の表示部12に対応し、操作部23Bは、実施形態1の第1操作部13及び第2操作部23にそれぞれ対応している。但し、この実施形態4では、上筐体10の上面11は一様な高さ(平坦面)に形成され、下面は第1下面10a、第2下面10bの二段に形成されている。
したがって、図11(a)の開状態においては、下筐体20の段部20bに上筐体10の第2下面10bが重なり合い、(b)の閉状態においては、下筐体20の段部20bに上筐体10の第1段部10aが、表示部12Aの上に第1下面10aがそれぞれ重なり合うように構成されている。そして、上筐体10と下筐体20とが開状態にあるとき、操作部23Bと表示部12Aとがほぼ段差の無い状態に維持されるように構成されている。なお、この実施形態4においても、実施形態1とほぼ同様の効果を奏することができる。但しこの実施形態では、全体として二段構成としてあるので薄型化を図る上で更に効果的である。
(実施形態5)
図12(a)、(b)は実施形態5を示すもので、この例では、上筐体10の上面11に操作部23Bを設け、下筐体20の上面21に操作部13B及び表示部12Aをそれぞれ設けたものである。ここで、表示部12Aは実施形態1の表示部12に対応し、操作部13B、23Bは、実施形態1の第1操作部13及び第2操作部23にそれぞれ対応している。但し、この実施形態5では、下筐体20の上面21は高さの異なる三段に形成されていて、上段21a側に表示部12Aが設けられ、中段21b側に操作部13Bが設けられている。そして、開状態において、下段21c上に上筐体10の第2下面10bが重なり合い、操作部13Bと操作部23bとがほぼ段差の無い状態に維持されるように構成されている。なお、この実施形態5においても、実施形態1とほぼ同様の効果を奏することができる。
(変形例1)
図13〜図19は、本発明を適用可能な種々の変形例を示す概略平面図である。これらの図において、図13は上筐体10の上面11に一つの表示部12Aを、下筐体20の上面21に操作部23Bを設けると共に、開状態において表示部12Aと操作部23Bとがほぼ段差の無い状態となるように、上筐体10と下筐体20とを相対移動可能な構成とした例を示すものである(図9に対応)。それに対し、図14は上筐体10の上面11に一つの操作部23Bを、下筐体20の上面21に表示部12Aを設けた構成例を示すものである。
(変形例2)
図15は上筐体10の上面11に表示部12Aと操作部13Bを設け、下筐体20の上面21に操作部23Bを設けると共に、開状態において表示部12Aと操作部13Bと操作部23Bとがほぼ段差の無い状態となるように、上筐体10と下筐体20とを相対移動可能な構成例を示すものである(図10に対応)。それに対し、図16は上筐体10の上面11に一つの操作部23Bを、下筐体20の上面21に表示部12Aと操作部13Bとを設けた構成例を示すものである。
(変形例3)
図17は上筐体10の上面11に表示部12Aを設け、下筐体20の上面21に表示部12Bと操作部23Bとを設けると共に、開状態において表示部12Aと表示部12Bと操作部23Bとがほぼ段差の無い状態となるように、上筐体10と下筐体20とを相対移動可能にした構成例を示すものである。それに対し、図18は上筐体10の上面11に操作部23Bと表示部12Bを設け、下筐体20の上面21に表示部12Aを設けた構成例を示すものである。この変形例3においては表示部12A、12Bどうしを段差の無い状態にすることができるので、使用する際に違和感がなく使いやすく、特に表示しやすい利点が得られる。
(変形例4)
図19は上筐体10の上面11に表示部12Aと操作部13Bとを横に並べて設け、下筐体20の上面21にも表示部12Bと操作部23Bとを横に並べて設けると共に、開状態において表示部12A、表示部12B、操作部13B、操作部23Bとがほぼ段差の無い状態となるように、上筐体10と下筐体20とを相対移動可能にした構成例を示すものである。この場合、上筐体10と下筐体20は共に横長に形成されている。この変形例4においては、互いの表示部と、互いの操作部の段差がほぼなくなるので、表示しやすい上に操作しやすくなり、使用する際に違和感がなく使いやすい。
なお、以上の実施形態においては、本発明を携帯電話機に適用した例を示したが、PDA等の他の電子機器に適用することもできる。また、リンクヒンジとして4節リンク機構を含む構成としたが、他のリンク機構で構成することも任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明の実施形態1に係る電子機器の閉状態の斜視図である。 図1に係る電子機器の閉状態に対応するリンクヒンジの斜視図である。 本発明の実施形態1に係る電子機器の開閉途中状態の斜視図である。 図3に係る電子機器の開閉途中状態に対応するリンクヒンジの斜視図である。 本発明の実施形態1に係る電子機器の開状態の斜視図である。 図1に係る電子機器の開状態に対応するリンクヒンジの斜視図である。 本発明の実施形態1に係る電子機器の開閉途中状態の斜視図である。 図7に係る電子機器の開閉途中状態を裏面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態2に係る電子機器の概略構成を示す図で、(a)は開状態の説明図、(b)は閉状態の説明図である。 本発明の実施形態3に係る電子機器の概略構成を示す図で、(a)は開状態の説明図、(b)は閉状態の説明図である。 本発明の実施形態4に係る電子機器の概略構成を示す図で、(a)は開状態の説明図、(b)は閉状態の説明図である。 本発明の実施形態5に係る電子機器の概略構成を示す図で、(a)は開状態の説明図、(b)は閉状態の説明図である。 本発明を適用した実施形態の変形例を示す概略平面図である。 本発明を適用した実施形態の変形例を示す概略平面図である。 本発明を適用した実施形態の変形例を示す概略平面図である。 本発明を適用した実施形態の変形例を示す概略平面図である。 本発明を適用した実施形態の変形例を示す概略平面図である。 本発明を適用した実施形態の変形例を示す概略平面図である。 本発明を適用した実施形態の変形例を示す概略平面図である。
符号の説明
1 携帯電話機
10 上筐体
10a 第1下面
10b 第2下面
10c 第3下面
10d 凹部
11 上面
11a 第1上面
12b 第2上面
12、12A、12B 表示部
13 第1操作部
20 下筐体
20b 段部
20d 凹部
23 第2操作部
13B、23B 操作部
30 リンクヒンジ
31 上側リンク
32 下側リンク
33、34 連結リンク

Claims (8)

  1. 第一の領域と前記第一の領域より薄い第二の領域とを備え、下側に前記第一の領域と前記第二の領域との厚さの差により形成される段差を有し、上面に表示部と操作部の少なくとも一方を有する上筐体と、
    第三の領域と前記第三の領域より薄い第四の領域とを備え、上側に前記第三の領域と前記第四の領域との厚さの差により形成される段差を有し、上面に操作部と表示部の少なくとも一方を有する下筐体と、
    前記上筐体と下筐体とが、開状態又は閉状態となるように、それら上筐体と下筐体とを接続し、閉状態にあるとき、前記第二の領域の下面と前記第三の領域の上面とを近接又は当接すると共に前記第一の領域の下面と前記第四の領域の上面とを近接又は当接するリンクヒンジとを備え、
    前記リンクヒンジは、前記上筐体と下筐体とが閉状態にあるとき、前記第一の領域の前記第四の領域に対向する位置に取り付けられる上側取付部と、前記第四の領域の前記第一の領域に対向する位置に取り付けられる下側取付部と、上側取付部と下側取付部とを移動可能に連結する連結部とを有するリンク機構を含み、
    前記上筐体の第二の領域の厚みは、前記下筐体の第三の領域の厚みと第四の領域の厚みとの差と略同一に形成されており、
    前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、前記第二の領域の下面と前記第四の領域の上面とが近接又は当接して上筐体の上面と下筐体の上面の少なくとも一部どうしがほぼ同一平面上に位置すると共に、前記第一の領域の側面と前記第四の領域の側面とが近接又は当接し、
    前記連結部は、前記上筐体と下筐体とが、閉状態のとき、前記第一の領域の下面と前記第四の領域の上面を通って前記上側取付部と前記下側取付部とを連結し、開状態のとき、前記第一の領域の側面と前記第四の領域の側面を通って前記上側取付部と前記下側取付部とを連結することを特徴とする電子機器。
  2. 前記上筐体の上面又は下筐体の上面の何れか一方に表示部が他方に操作部がそれぞれ設けられ、前記リンクヒンジは、前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、前記表示部と操作部とがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体と下筐体とが相対移動可能な構成であることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記上筐体の上面又は下筐体の上面の何れか一方に表示部及び操作部が他方に操作部がそれぞれ設けられ、前記リンクヒンジは、前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、各操作部どうしがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体と下筐体とが相対移動可能な構成であることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記上筐体又は下筐体の何れか一方の上面は相対的に段差のある第1上面と第2上面とを含み、第1上面に表示部が第2上面に操作部がそれぞれ設けられ、前記上筐体又は下筐体の何れか他方の上面に操作部が設けられ、前記リンクヒンジは、前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、各操作部どうしがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体と下筐体とが相対移動可能な構成であることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記上筐体の上面及び下筐体の上面に表示部がそれぞれ設けられ、前記リンクヒンジは前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、各表示部どうしがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体と下筐体とが相対移動可能な構成であることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記上筐体の上面及び下筐体の上面のそれぞれに表示部及び操作部が設けられ、前記リンクヒンジは前記上筐体と下筐体とが開状態にあるとき、各表示部どうし及び各操作部どうしがほぼ段差のない相対位置となるようにそれら上筐体と下筐体とが相対移動可能な構成であることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記上筐体は下面に第1凹部を有し、前記下筐体は前記上筐体と前記下筐体とが重なり合う閉状態にあるときに前記第1凹部と対向する位置に第2凹部を有し、
    前記上側取付部は前記第1凹部に取り付けられ、前記下側取付部は前記第2凹部に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の電子機器。
  8. 前記リンクヒンジは、前記上側取付部と、前記下側取付部と、2本の前記連結部と、を有する4節リンク機構を含んで構成され、前記連結部の一方は、「く」形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の電子機器。
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