JP5201552B2 - フラワーアレンジメント法、フラワーアレンジメント用の保持ブロック、及びフラワーアレンジメント用教具 - Google Patents

フラワーアレンジメント法、フラワーアレンジメント用の保持ブロック、及びフラワーアレンジメント用教具 Download PDF

Info

Publication number
JP5201552B2
JP5201552B2 JP2008226255A JP2008226255A JP5201552B2 JP 5201552 B2 JP5201552 B2 JP 5201552B2 JP 2008226255 A JP2008226255 A JP 2008226255A JP 2008226255 A JP2008226255 A JP 2008226255A JP 5201552 B2 JP5201552 B2 JP 5201552B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flower
holding block
flower arrangement
materials
arrangement method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008226255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010057675A (ja
Inventor
寛子 望月
永一 茂木
百合子 山川
雅信 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IBARAKI PREFECTURAL GOVERNMENT
National Agriculture and Food Research Organization
Original Assignee
IBARAKI PREFECTURAL GOVERNMENT
National Agriculture and Food Research Organization
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IBARAKI PREFECTURAL GOVERNMENT, National Agriculture and Food Research Organization filed Critical IBARAKI PREFECTURAL GOVERNMENT
Priority to JP2008226255A priority Critical patent/JP5201552B2/ja
Publication of JP2010057675A publication Critical patent/JP2010057675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5201552B2 publication Critical patent/JP5201552B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

本発明は、フラワーアレンジメント法と、それに用いられる保持ブロック、及びフラワーアレンジメント用教具に係り、特に、初心者でも容易にフラワーアレンジメントを作製できる方法と、それに用いる保持ブロック、及び教具に関する。
フラワーアレンジメントは、組み合わせによって切り花の観賞価値を高めることができる。色とりどりの花を扱う楽しさも加わって、フラワーアレンジメントに興味を持つ人は女性を中心に少なくない。
従来、この種のフラワーアレンジメント用具として、特許文献1に記載のフラワーアレンジメント用具は、枠状部に支脚を設けた脚付枠状の作業台と、板面を貫通する透孔を形成して該作業台上に水平に載置される板状体と、変形可能にして透孔よりも大きな板状片で、その中央にブーケホルダーの柄部が貫通し得る挿入部を設けると共に外周縁から該挿入部に向けて切込み部を複数設けた補助片と、花材の組付位置マークを板状体の上面に表示する位置マーク表示手段と、を具備し、挿入部に柄部を貫通させて、補助片が取付けられたブーケホルダーの柄部を透孔に上方から下方へ貫挿し、板面下に突き出す該柄部を下方へ引っ張ることにより、補助片が透孔を埋めるように変形して柄部に寄せ付けられてブーケホルダー及び板状体と一体化するものである。
また、他のフラワーアレンジメント用具として、特許文献2に記載のフラワーアレンジメント用具は、支持部材に花を生けるのに使用されるフラワーアレンジメント用教具であって、板状の少なくとも一方の面に花の組付け位置マークを表示した板状体と、該板状体を支持部材又はこれを受ける器に係止する係止手段と、を具備するものがある。
特開2007−275563号公報 特開2001−75467号公報
ところで、前記構造のフラワーアレンジメント用具は、専門スクールに通って完成させるような複雑かつ高度な作品を自宅で作るための補助用具である。全くの初心者や小学生程度の子供、高齢者が実施したくても、それらの用具を使いこなすことは難しい。また、この用具は作業台を含む大がかりなものであるため、一般の人が購入し、使用することは考え難い。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、構成が簡単であり、バランスの良いフラワーアレンジメントを容易に作製でき、子供からお年寄りまで、誰でも気軽に楽しめるように工夫されたフラワーアレンジメント法を提供することにある。また、前記のような理由で、フラワーアレンジメントをあきらめていた人や、関心の薄かった人に、フラワーアレンジメントを体験する機会を提供できるフラワーアレンジメント法と、それに用いる保持ブロックや教具を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係るフラワーアレンジメント法は、吸水材のみで構成され、複数の平面を有する多面体で形成される保持ブロックに、多数の花材を配置保持するフラワーアレンジメント法であって、前記保持ブロックの前記多面体の平面に前記多数の花材を挿すための複数の位置マークを適宜間隔を持って形成し、前記多数の花材を、各々の所定長さに切断し、前記位置マークの位置に前記切断された多数の花材の各々を前記平面に直角もしくは直角に近い角度となるように挿して配置保持することを特徴としている。ここで、花材とは、茎の先端に花を有する花材だけでなく、花の無い葉物や、他の装飾物等、適宜のものをいう。
前記のごとく構成された本発明のフラワーアレンジメント法は、保持ブロックの多面体の平面に複数の位置マークを適宜間隔を持って形成し、多数の花材の各々を所定の長さに切断し、その切断端部を多面体で形成された保持ブロックの複数の平面の位置マークに所定の角度で挿し込んで花材を保持ブロックに配置保持するため、花材が保持ブロックから所定の角度でバランス良く配置され、美しいフラワーアレンジメントを容易に作製できる。また、初心者でも安価で時間をかけずにフラワーアレンジメントを気軽に楽しめるので、幅広い消費者層に花を用いた余暇活動を提供し、切り花の消費拡大に貢献できる。
本発明に係るフラワーアレンジメント法の他の具体的な態様としては、前記位置マークは、挿される花材の種類に合わせて複数の形状に形成されることを特徴としている。この構成によれば、保持ブロックの表面に予め多数の花材を挿すための複数の位置マークを適宜間隔を持って形成してあるため、各々所定の長さに切断された花材の各々を複数の形状の位置マークの位置に花材の種類に合わせて挿して、容易にバランス良く花材を配置保持することができる。
前記花材の所定長さの切断は、複数の長さの異なる花材棒を用いて行うことが好ましい。この構成によれば、多数の花材の各々を、長さの異なる複数の花材棒に合わせて所定の長さに切断でき、多数の花材の各々を決められた長さに設定してバランス良く保持ブロックに配置保持することができる。
また、本発明の請求項1に係るフラワーアレンジメント法によれば、前記保持ブロックは、複数の平面を有する多面体で形成され、前記位置マークは該多面体の平面に形成し、前記平面に直角もしくは直角に近い角度となるように前記多数の花材を前記位置マークの位置に挿して配置保持するため、多面体に形成された保持ブロックの複数の平面の位置マークに合わせて、保持ブロックに多数の花材を挿し込むことができ、容易にバランス良く花材を配置保持したフラワーアレンジメントを作製できる。
さらに、本発明に係るフラワーアレンジメント法の好ましい具体的な他の態様としては、保持ブロックに形成される前記位置マークを前記保持ブロックの表面からの窪みとして形成し、前記花材の端部を前記窪みに挿し込んで配置保持することを特徴としている。この構成によれば、保持ブロックの表面から窪んで形成された位置マークに合わせて、花材の先端を窪み内に当てて花材を保持ブロックに容易に挿し込むことができる。
本発明に係るフラワーアレンジメント用の保持ブロックは、吸水材のみで構成され、フラワーアレンジメントに用いられる保持ブロックであって、該保持ブロックは、底面と、該底面に平行な上面と、前記底面に交差する複数の立面と、該複数の立面と前記上面に交差する複数の傾斜面とを有し、前記上面、複数の立面、複数の傾斜面のうちの選択された面に、多数の花材を挿すための複数の位置マークが形成されていることを特徴としている。
前記位置マークは、挿される花材の種類に合わせて複数の形状の窪みとして形成されていることが好ましく、前記保持ブロックは、前記上面に平行に切断したとき、八角形に形成されることが好ましい。このように構成された保持ブロックは、複数の選択された面に形成された位置マークに合わせて花材を挿し込むことにより容易にバランスの良いフラワーアレンジメントを作製できる。位置マークが窪んでいると花材を挿し込みやすく、断面が八角形の保持ブロックでは立体的にバランスの良いフラワーアレンジメントを容易に作製できる。
本発明に係るフラワーアレンジメント用教具は、吸水材のみで構成し、その表面に多数の花材を挿すための複数の位置マークを形成した保持ブロックと、多数の花材を複数の所定長さに切断するための長さを設定した複数の花材棒と、前記多数の花材を前記保持ブロックに挿して配置保持する手順を示す仕様書と、からなることを特徴としている。この構成によれば、複数の長さの異なる花材棒の長さに合わせて花材を切断し、切断した花材を保持ブロックの位置マークに合わせて挿し込むことで、初心者でも容易にバランス良いフラワーアレンジメントを作製できる。
さらに、本発明に係るフラワーアレンジメント法の他の態様としては、保持ブロックに、多数の花材を配置保持するフラワーアレンジメント法であって、前記保持ブロックの表面に前記多数の花材を挿すための複数の位置マークを適宜間隔を持って形成し、前記多数の花材を、複数の長さの異なる花材棒を用いて各々の所定長さに切断し、前記位置マークの位置に前記切断された花材の各々を挿して配置保持することを特徴とする。このように構成されたフラワーアレンジメント法では、吸水材で構成されない保持ブロックに複数の位置マークを形成し、多数の花材として例えば造花や、プリザーブドフラワー等を、各々の所定長さに切断し、位置マークの位置に切断された花材の各々を挿して配置保持することで、花材が保持ブロックから所定の角度でバランス良く配置され、美しいフラワーアレンジメントを容易に作製できる。
本発明によれば、フラワーアレンジメント用教具として吸水材のみで構成され、簡単な構成の保持ブロックを使用し、フラワーアレンジメント用具として、長さの異なる複数の花材棒を用いて花材の長さを所定の長さに揃え、多数の花材を保持ブロックの位置マークの位置にバランス良く挿すことで、容易にフラワーアレンジメントを作製することができる。
以下、本発明に係るフラワーアレンジメント法で用いるフラワーアレンジメント用具の一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るフラワーアレンジメント法で用いるフラワーアレンジメント用具として、花材を挿す保持ブロックの斜視図、図2は、図1の平面図、及び側面図、図3は、フラワーアレンジメント用具の1つの花材棒を示す側面図である。
図1〜3において、フラワーアレンジメント用具は、吸水スポンジ等の吸水材のみで構成される保持ブロック10と、花材を所定の長さに切断するための長さの異なる複数の花材棒20とから構成される。保持ブロック10を構成する吸水スポンジは、多孔質の樹脂材から形成される。本実施形態の保持ブロック10は、水が注入される花器に接する底面11と、この底面から立ち上がる4つの幅広の立面12及び4つの幅狭の立面13と、底面11と平行な上面14と、立面12,13と上面14とを連結する4つの傾斜面15とから構成され、全体として多面体に形成されている。傾斜面15は水平面に対して45〜60度程度の角度が好ましい。保持ブロック10は、例えばフェノール樹脂の多孔質体から形成されるが、樹脂はこれに限られるものでない。
底面11は平坦面であり、底面11と立面12及び13とは直角より僅かに大きい角度で交差し、上方に向けて広がっている。また、傾斜面15と上面14とは約45〜60度程度の角度で交差している。4つの幅広の立面12はそれぞれが90度の角度で直交するように位置しており、4つの幅狭の立面13は4つの幅広の立面12と45度の角度で交差するように構成されている。この結果、保持ブロック10を底面11、あるいは上面14に平行に切断した場合、切断面は八角形となる。なお、底面11と立面12及び13とは直角で交差するように構成してもよい。
保持ブロック10の選択された面、すなわち、多面体の平面には、花材を挿すための目安となる多数の位置マークが適宜の間隔を持って形成されている。位置マークは形成される面の広さによって1つでも複数個を形成してもよい。上面14には5個の位置マークが、さいころの「5」を示す位置に配置されている。すなわち、正方形の4つの頂点より内方の位置と、正方形の中心の位置の5個所に位置マークが形成されている。位置マークとしては、花材の例えば茎を挿し込みやすいように丸印が好ましいが他の形状でもよい。前記の適宜の間隔とは、隣接する位置マーク同士が極度に接近することがなく、極度に離れることがないようにバランス良く配置されることである。
本実施形態の保持ブロック10は上面14が四角形に形成され、上面の四角形の角部に近接する4個所には三角形の位置マーク16が形成され、四角形の中心には円形の位置マーク17が形成されている。また、上面の四角形に連続する4つの傾斜面15には、それぞれの中央部に円形の位置マーク18が形成されている。さらに、4つの幅狭の立面13には、傾斜面15に近接して四角の位置マーク19が形成されている。
これらの位置マーク16〜19は、断面が円形の棒や、四角形、三角形の棒を保持ブロックを構成する吸水スポンジの表面に押し付けて、その表面から深さ2mm程度の窪みをつけ、段差部で形成している。なお、位置マークは段差部に限らず、マーカー等で表面に記述して形成することもできる。また、位置マークを複数の色で分けて形成し、色分けされた位置マークに合わせて挿す花材を分けるようにしてもよい。さらに、窪みを付ける場合に、例えば釘の頭部の円形を用いて保持ブロックを押圧して円形の位置マーク17,18を形成し、頭部の円形をやすり等で成形して三角形や四角形とし、この頭部を吸水スポンジの表面に押し付けて位置マーク16,19を形成してもよい。
フラワーアレンジメント用具を構成する花材棒20は、図3に示されるように、複数の長さの異なる棒であり、本実施形態では、例えば10cm、7cm、5cmの長さの3種類の木製、あるいは樹脂製の棒材で形成されている。10cmの長棒21と、7cmの中棒22と、5cmの短棒23があり、それぞれ黒、青、赤等に色分けされている。なお、花材棒の本数や長さは、花材の種類および保持ブロック10の大きさに合わせて適宜設定される。
本実施形態のフラワーアレンジメント用教具は、吸水材のみで構成し、その表面に多数の花材を挿すための複数の位置マークを形成した保持ブロック10と、複数の花材棒20と、多数の花材を保持ブロック10に挿して配置保持する手順を示す仕様書とから構成される。仕様書は、手順1として、花と葉の切り方を示している。この切り方は、花材をいずれかの花材棒に合わせて所定の長さに切断するように示している。例えば、メインとなる花材や葉物を1番長い花材棒21に合わせて切断し、サブとなる花材や葉物を2番目の長さの花材棒に合わせて切断するように示している。
また、手順2として、保持ブロック10への花材の挿し方について説明している。吸水スポンジ等からなる保持ブロック10に水を含ませ、花材と葉物の挿し方の手順を示している。例えば、(1)として、円形の位置マーク17,18にクリーム色のバラ31を挿し、三角の位置マーク16にピンク色のスターチス32を挿すことが記載されている。また、(2)として、四角の位置マーク19に濃い緑色の葉物33を挿し、(3)として、黄緑色の葉物34を挿された葉物と花との間に挿し、保持ブロック10の表面が葉物で隠れたら完成です、と記載されている。このように、フラワーアレンジメントの手順を示す仕様書をフラワーアレンジメント用教具と共に提供することで、全くの初心者や小学生程度の子供、高齢者であっても、花材が容易にバランス良く配置保持されたフラワーアレンジメントを作製することができる。
前記の如く構成された本実施形態のフラワーアレンジメント用具を用いた花材の配置保持動作、すなわち、フラワーアレンジメント法について、図4から9を参照して以下に説明する。まず、仕様書の手順1に示されるように、花材30として、例えば5本のクリーム色のバラ31と、4本のピンク色のスターチス32と、4本の濃い緑色の葉物33と、8〜10本程度の黄緑色の葉物34を用いてフラワーアレンジメントを作製する例を示す。
先ず、図4,5に示すように、仕様書の手順1にしたがって、花と葉物を所定の長さに切断する。5本のクリーム色のバラ31と、4本の濃い緑色の葉物33を黒色の長棒21に合わせて約10cmの長さに切断する。そして、4本のピンク色のスターチス32と、8〜10本の黄緑色の葉物34を青色の中棒22に合わせて約7cmの長さに切断する。この実施形態では、花材は2本の花材棒によって、各々所定の長さに設定される。
つぎに、図6に示すように、仕様書の手順2にしたがって、水を含ませた吸水スポンジからなる保持ブロック10に、所定の長さに切断した花材として花と葉物を挿し込む。クリーム色のバラ31を上面14の中央の位置マーク17の窪みに合わせて保持ブロック10に押し付け、上面14に直角に、もしくは直角に近い角度で、上面に交差するようにクリーム色のバラを挿し込んでいく。また、クリーム色のバラ31を4本、傾斜面15の中央の位置マーク18の窪みに合わせて保持ブロック10に押し付け、傾斜面15に直角に、もしくは直角に近い角度で、傾斜面に交差するようにクリーム色のバラを挿し込む。
そして、上面14の四隅にある4つの位置マーク16の窪みに、4本のピンク色のスターチス32を押し付け、上面14に直角に、あるいは直角に近い角度で、上面に交差するように挿し込む。その後、図7に示すように、4本の濃い緑色の葉物33を幅狭の立面13の四角の位置マーク19の窪みに合わせて押し付け、立面13に直角、もしくは直角に近い角度で葉物33を挿し込む。さらに、図8,9に示すように、8〜10本の黄緑色の葉物34を、挿し込んだ花の隙間に挿し込み、保持ブロック10の表面が隠れるようにする。そして、図9のように、四方の側面図を見ながら、上面と傾斜面に挿したクリーム色のバラの間に、ピンク色のスターチスが見えるよう最後に微調整することで、バランスの良いフラワーアレンジメントを作製することができる。なお、図8,9では、説明のために保持ブロックの表面が現れているが、実際には表面が露出しないように花や葉物を挿し込むことが好ましい。黄緑色の葉物34も、直角、あるいは直角に近い角度で挿し込んでもよい。
このように、花材30として、5本のクリーム色のバラ31と、4本のピンク色のスターチス32と、4本の濃い緑色の葉物33と、8〜10本の黄緑色の葉物34とを、保持ブロック10の面に交差するように挿し込むことでバランス良く挿し込むことができ、均整の取れたフラワーアレンジメントを作製できる。なお。前記の実施形態では、花材を保持ブロックに挿し込む順序として、クリーム色のバラ31、ピンク色のスターチス32、濃い緑色の葉物33、黄緑色の葉物34の順序を示したが、挿し込む順序は前記に限られるものでない。
本発明の第1の発明の場合の動作説明は、前記した動作説明の前工程として、保持ブロックの表面に多数の花材を挿すための複数の位置マークを適宜間隔を持って形成する工程を備える。すなわち、前工程として、吸水材のみで構成された保持ブロック10の表面に、適宜の間隔を持って複数の位置マーク16〜19を形成する。適宜の間隔とは、挿される花や葉物の大きさによって異なるが、隣接する位置マーク同士が極端に接近することなく、極端に離れることがないように形成され、これらの位置マークに合わせて花材を挿し込むと、花材同士がバランス良く配置保持されるような間隔である。この工程の後は、前記のように、多数の花材を、花材棒20を用いて各々の所定長さに切断し、位置マークの位置に切断された花材の各々を挿して配置保持する工程が続くが、これらの説明は重複するので省略する。
つぎに、本発明のフラワーアレンジメント用具の他の実施形態の保持ブロックを図10に基づき詳細に説明する。図10は本発明に係るフラワーアレンジメント法に用いる保持ブロックの他の実施形態の斜視図である。なお、この実施形態は前記した実施形態が直方体に近い形状であるのに対し、球体に近い形状であることを特徴とする。そして、他の実質的に同等の構成については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図10において、保持ブロック40は吸水材で構成され、上面が半球形の形状をしており、下方は直方体状となっている。すなわち、底面41は正方形であり、上面42は半球面で形成され、4つの立面43で底面と上面が連結されている。そして、上面42には、頂部に円形の位置マーク45が窪んだ状態で形成され、その周囲には4つの円形の位置マーク46が上から見て90度間隔で窪んで形成され、さらにそれらの間に4つの四角形の位置マーク47が同様に90度間隔で窪んで形成されている。また、立面43に三角形の位置マーク48を形成してもよい。
この実施形態においても、前記のように形成された保持ブロック40では、頂部の位置マーク45の周囲に円形の位置マーク46が等間隔で配置され、さらにそれらの間に同様に等間隔で四角形の位置マーク47が配置されているため、これらの位置マークに合わせて、花材棒で長さを揃えた花材を保持ブロック40に、面に直角に、あるいは直角に近い角度で挿し込むだけで、花材はバランス良く挿し込まれ、フラワーアレンジメントをバランス良く容易に作製できる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、花材棒の長さを、長棒、中棒、短棒の3種類とし、10cm、7cm、5cmの長さの例を示したが、これに限られるものでなく、花材の種類やアレンジメントのデザイン構成等により長さを適宜設定できるものである。また、花材棒の色についても、適宜設定できるものである。
花材を保持する吸水スポンジから形成された保持ブロックの形状や大きさは、前記した直方体状、球体状に限られるものでなく、水が注入される容器やアレンジメントのデザイン等に合わせて適宜設定できるものである。フラワーアレンジメント法で用いる花材として、花材と葉材の例を示したが、これらに限られるものでなく、例えば装飾用の材料や単なる棒材等を用いてフラワーアレンジメントを作製することもできる。
さらに、保持ブロックとして、吸水性を有する吸水材のみで構成される保持ブロックの例を示したが、吸水性がない発泡スチロール等の樹脂材を使用した樹脂ブロックを使用して多数の花材を配置保持するように構成してもよい。また、花材として、造花、ドライフラワー、プリザーブドフラワー等を使用し、吸水性を有する保持ブロックや、吸水性のない樹脂ブロックに配置保持するように構成してもよい。
本発明の活用例として、このフラワーアレンジメント法や、保持ブロック、フラワーアレンジメント用具を用いて各種の花材を用いてバランス感覚の優れたフラワーアレンジメントを作製することができる。
本発明に係るフラワーアレンジメント法に用いる保持ブロックの一実施形態の斜視図。 (a)は図1の保持ブロックの平面図、(b)はその側面図。 花材棒の正面図。 花材棒に合わせて切断した花材と葉材の正面図。 他の花材棒に合わせて切断した他の花材と葉材の正面図。 本発明に係るフラワーアレンジメント法によるフラワーアレンジメント作製手順を示す平面図。 図6に続くフラワーアレンジメント作製手順を示す平面図。 図7に続くフラワーアレンジメント作製手順を示す完成した状態の平面図。 図8の側面図。 本発明に係る保持ブロックの他の実施形態を示し、(a)は斜視図、(b)はその平面図。
符号の説明
10:保持ブロック、11:底面、12,13:立面、14:上面、15:傾斜面、16,17,18,19:位置マーク、20:花材棒、21:長棒、22:中棒、23:短棒、30:花材、31,32:花、33,34:葉物、40:保持ブロック、41:底面、42:上面(半球面)、43:立面、45,46,47,48:位置マーク

Claims (9)

  1. 吸水材のみで構成され、複数の平面を有する多面体で形成される保持ブロックに、多数の花材を配置保持するフラワーアレンジメント法であって、
    前記保持ブロックの前記多面体の平面に前記多数の花材を挿すための複数の位置マークを適宜間隔を持って形成し、
    前記多数の花材を、各々の所定長さに切断し、前記位置マークの位置に前記切断された多数の花材の各々を前記平面に直角もしくは直角に近い角度となるように挿して配置保持することを特徴とするフラワーアレンジメント法。
  2. 前記位置マークは、挿される花材の種類に合わせて複数の形状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のフラワーアレンジメント法。
  3. 前記花材の所定長さの切断は、複数の長さの異なる花材棒を用いて行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のフラワーアレンジメント法。
  4. 前記位置マークを前記保持ブロックの表面からの窪みとして形成し、前記花材の端部を前記窪みに挿し込んで配置保持することを特徴とする請求項1又は2に記載のフラワーアレンジメント法。
  5. 吸水材のみで構成され、フラワーアレンジメントに用いられる保持ブロックであって、
    該保持ブロックは、底面と、該底面に平行な上面と、前記底面に交差する複数の立面と、該複数の立面と前記上面に交差する複数の傾斜面とを有し、
    前記上面、複数の立面、複数の傾斜面のうちの選択された面に、多数の花材を挿すための複数の位置マークが形成されていることを特徴とするフラワーアレンジメント用の保持ブロック。
  6. 前記位置マークは、挿される花材の種類に合わせて複数の形状の窪みとして形成されていることを特徴とする請求項に記載のフラワーアレンジメント用の保持ブロック。
  7. 前記保持ブロックは、前記上面に平行に切断したとき、八角形に形成されることを特徴とする請求項又はに記載のフラワーアレンジメント用の保持ブロック。
  8. 吸水材のみで構成し、その表面に多数の花材を挿すための複数の位置マークを形成した保持ブロックと、多数の花材を複数の所定長さに切断するための長さを設定した複数の花材棒と、前記多数の花材を前記保持ブロックに挿して配置保持する手順を示す仕様書と、からなるフラワーアレンジメント用教具。
  9. 保持ブロックに、多数の花材を配置保持するフラワーアレンジメント法であって、
    前記保持ブロックの表面に前記多数の花材を挿すための複数の位置マークを適宜間隔を持って形成し、
    前記多数の花材を、複数の長さの異なる花材棒を用いて各々の所定長さに切断し、
    前記位置マークの位置に前記切断された花材の各々を挿して配置保持することを特徴とするフラワーアレンジメント法。
JP2008226255A 2008-09-03 2008-09-03 フラワーアレンジメント法、フラワーアレンジメント用の保持ブロック、及びフラワーアレンジメント用教具 Active JP5201552B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008226255A JP5201552B2 (ja) 2008-09-03 2008-09-03 フラワーアレンジメント法、フラワーアレンジメント用の保持ブロック、及びフラワーアレンジメント用教具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008226255A JP5201552B2 (ja) 2008-09-03 2008-09-03 フラワーアレンジメント法、フラワーアレンジメント用の保持ブロック、及びフラワーアレンジメント用教具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010057675A JP2010057675A (ja) 2010-03-18
JP5201552B2 true JP5201552B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=42185174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008226255A Active JP5201552B2 (ja) 2008-09-03 2008-09-03 フラワーアレンジメント法、フラワーアレンジメント用の保持ブロック、及びフラワーアレンジメント用教具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5201552B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019058212A (ja) * 2017-09-22 2019-04-18 株式会社日比谷花壇 フラワーアレンジメントシステム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102073654B1 (ko) * 2014-11-21 2020-02-05 심의성 장식장치
JP5943132B1 (ja) * 2015-09-08 2016-06-29 圭子 松戸 リハビリ用のフラワーアレンジメント用の保持ブロック
CN108284700B (zh) * 2018-03-20 2020-06-09 上海亮贝宠物用品有限公司 一种可脱卸式仿真植物壁挂
KR102224695B1 (ko) * 2019-11-05 2021-03-08 강자영 보존화용 매트릭스 모듈 및 이를 이용한 장식기구

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3014941U (ja) * 1995-02-15 1995-08-22 清己 藤本 生花用盛り花補助具
JP5041280B2 (ja) * 2006-03-15 2012-10-03 祐子 小林 フラワーアレンジメント用具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019058212A (ja) * 2017-09-22 2019-04-18 株式会社日比谷花壇 フラワーアレンジメントシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010057675A (ja) 2010-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5544764A (en) Holder for pens, pencils, tools, or the like
JP5201552B2 (ja) フラワーアレンジメント法、フラワーアレンジメント用の保持ブロック、及びフラワーアレンジメント用教具
US7677567B2 (en) Cubic assembly puzzle and support structure
US20130298604A1 (en) Multiple gemstone setting simulating a large gemstone
US6655685B2 (en) Three-dimensional jigsaw puzzle
HU191122B (en) Combinative set of element for disembarking surfaces of variable pattern and/or shape
US20050011116A1 (en) Floral arrangement holding assembly and method
KR20090005883A (ko) 창의력을 향상시키기 위한 조립식 퍼즐블록
JP5041280B2 (ja) フラワーアレンジメント用具
JP3157843U (ja) ゲーム用具
CN202105437U (zh) 一种插接玩具基块
JP4734489B2 (ja) 卍ブロック積み木
KR20160004055U (ko) 원상복구가 가능한 완구용 큐브
US20140138909A1 (en) Modular Tile and Block Kit
TWM565059U (zh) Combination toy
GB2198359A (en) Game
CN220314594U (zh) 一种浮雕制作平台
CN217724582U (zh) 一种多功能构建类拼搭玩具
CN204050922U (zh) 新型立体式五子棋
JP3217482U (ja) ボードゲーム
KR200404974Y1 (ko) 장식자석놀이완구
JP3230475U (ja) 組子
JP3215912U (ja) 花器セット
CN210473052U (zh) 一种新型益智拼装玩具
EP0054577A1 (en) Three-dimensional puzzle

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5201552

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250