JP5201060B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽へ湯張りを行う機能が付いた貯湯式給湯機に関するものである。
従来、この種の給湯機としては、ガスや石油の燃焼熱を利用する瞬間加熱式のものや、貯湯タンクを持ち電気ヒーターやヒートポンプユニットで加熱するものなど、さまざまなタイプのものがあるが、何れのタイプにおいても、浴槽に予め設定した温度と湯量の湯を自動的に注湯し、その後、浴槽の湯温を一定に保つ自動湯張り機能を有するものが多く普及している(例えば、特許文献1参照)。
図2は、従来の風呂追い焚き機能を備えた貯湯式給湯機の構成図である。なお、図2には貯湯タンク内の湯水を沸き上げるための加熱手段は図示していないが、加熱手段としては、ヒーターやヒートポンプユニットを用いている。
図2に示すように、従来からの貯湯式給湯機は、高温水を貯える貯湯タンク101を有し、貯湯タンク101内の湯水を浴槽102へ送る構成となっている。すなわち、貯湯タンク101と浴槽102との間に電磁弁103を設け、電磁弁103を開くことによって貯湯タンク101からの高温水は混合弁104で適温の温水となり、浴槽102へと供給される。
そして、湯張り運転を開始する場合には、使用者が手動で湯張り運転を開始するか、予め湯張り運転を予約設定しておいた場合には、設定時刻になると自動で湯張り運転を開始する。そして湯張り運転が開始されると、設定温度の湯が設定した量だけ浴槽102へ注湯される。
また、図2に示す貯湯式給湯機は、貯湯タンク101内の高温水と、浴槽102内の湯水とを熱交換して追い焚き運転が可能とする追い焚き熱交換器105と、貯湯タンク101内の高温水を追い焚き熱交換器105に搬送する追い焚きポンプ106と、浴槽102内の湯水を追い焚き熱交換器105に搬送する風呂ポンプ107を有している。また、浴槽102内の水位を検出するための水位センサ108、および浴槽102内の湯水の温度を検出するための温度センサ109を備えている。
そして追い焚き運転時には、追い焚きポンプ106を駆動して貯湯タンク101内の高温水を追い焚き熱交換器105へ送るとともに、風呂ポンプ107を駆動して浴槽102内の湯水を追い焚き熱交換器105へ送り、熱交換した後の湯水を再度浴槽102へ戻している。
特開2008−82635号公報
しかしながら、従来の貯湯式給湯機において、貯湯タンク101と追い焚き熱交換器105とを循環する高温側回路(追い焚き一次回路)の空気が抜け切れていない場合、追い焚き運転を開始してしまうと、追い焚きポンプ106が空回りしてしまい、追い焚き運転ができないという課題を有していた。
また、高温水が循環したとしても空気が抜け切れていなければ、循環流量が小さく熱交換能力が低くなってしまうという課題を有している。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、追い焚き一次回路内の空気を抜き、追い焚き運転を正常に行うことができる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の貯湯式給湯機は、湯水を貯える貯湯タンクと、前記貯湯タンクから高温水を出湯する出湯管と、浴槽と、前記浴槽内の湯水と前記貯湯タンク内の高温水とが熱交換する追い焚き熱交換器と、前記出湯管から分岐して前記追い焚き熱交換器へ前記貯湯タンク内の高温水を供給する追い焚き給湯管と、前記貯湯タンク内の高温水を前記追い焚き熱交換器へ送る追い焚きポンプと、前記出湯管から分岐して前記浴槽へ高温水を供給する風呂給湯管と、前記風呂給湯管から前記浴槽への湯張りを行う電磁弁とを備え、設置時に試運転を行う貯湯式給湯機であって、試運転時に前記電磁弁を開いて前記浴槽へ湯張りを行うとともに、前記電磁弁が開いている間に前記追い焚きポンプを駆動させることにより、前記出湯管からの湯水を前記追い焚きポンプを駆動することによって追い焚き熱交換器側へ引っ張りやすい状態となり、追い焚き給湯管内に湯水を満たすことができる。
本発明は、追い焚き一次回路内の空気を抜き、追い焚き運転を正常に行うことができる貯湯式給湯機を提供することができる。
第1の発明の貯湯式給湯機は、湯水を貯える貯湯タンクと、貯湯タンクから高温水を出湯する出湯管と、浴槽と、浴槽内の湯水と貯湯タンク内の高温水とが熱交換する追い焚き熱交換器と、出湯管から分岐して追い焚き熱交換器へ貯湯タンク内の高温水を供給する追い焚き給湯管と、貯湯タンク内の高温水を追い焚き熱交換器へ送る追い焚きポンプと、出湯管から分岐して浴槽へ高温水を供給する風呂給湯管と、風呂給湯管から浴槽への湯張りを行う電磁弁とを備え、設置時に試運転を行う貯湯式給湯機であって、試運転時に電磁弁を開いて浴槽へ湯張りを行うとともに、電磁弁が開いている間に追い焚きポンプを駆動させることにより、出湯管からの湯水を追い焚きポンプを駆動することによって追い焚き熱交換器側へ引っ張りやすい状態となり、追い焚き給湯管内に湯水を満たすことができる。
第2の発明の貯湯式給湯機は、特に第1の発明において、試運転時の前記追い焚きポンプの駆動は間欠運転させることにより、確実に追い焚き給湯管内の空気を抜くことができる。
第3の発明の貯湯式給湯機は、特に第1または第2の発明において、貯湯タンク内の温度を検出する複数個の残湯温度検出手段を備え、最上部の残湯温度検出手段で検出する温度が所定温度以上の時には、追い焚きポンプを駆動させないことにより、浴槽へ高温水を供給してしまうことを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における風呂追い焚き機能の付いた貯湯式給湯機の構成図である。図1において、本実施の形態の貯湯式給湯機は、タンクユニット1とヒートポンプユニット2を備えており、タンクユニット1内に配設している貯湯タンク3内に貯える高温水を、ヒートポンプユニット2にて生成している。なお、本実施の形態では加熱手段としてヒートポンプを用いているが、これに限定されることなく、例えば、タンク内に電気ヒー
ターを内設して加熱する形態であっても問題はない。また、実線矢印は流体の流れる方向を示している。
次に、ヒートポンプユニット2の構成について説明する。ヒートポンプユニット2は、水冷媒熱交換器24、圧縮機25、蒸発器26、膨張弁27を冷媒配管により順次環状に接続して構成されており、冷媒には二酸化炭素を使用しているため、高圧側が臨界圧力を超えるので、水冷媒熱交換器24を流通する水に熱を奪われて温度が低下しても凝縮することがなく、水冷媒熱交換器で冷媒と水との間で温度差を形成しやすくなり、高温の湯が得られ、かつ熱交換効率を高くすることができる。
また、比較的安価でかつ安定な二酸化炭素を冷媒に使用しているので、製品コストを抑えるとともに、信頼性を向上させることができる。また、二酸化炭素はオゾン破壊係数がゼロであり、地球温暖化係数も代替冷媒HFC−407Cの約1700分の1と非常に小さいため、地球環境に優しい製品を提供できる。
また、ヒートポンプユニット2において、圧縮機25で冷媒が圧縮され、圧縮機25から吐出された冷媒が水冷媒熱交換器24で放熱し、膨張弁27で減圧されたあと、蒸発器26で空気から熱を吸収し、ガス状態で再び圧縮機25に吸入される。なお、圧縮機の能力制御および膨張弁27の開度制御は、圧縮機25の吐出側に設けたサーミスタ(図示せず)で検出される吐出冷媒の温度が予め設定された温度を維持するように制御される。
また、貯湯タンク3内の湯水は、水ポンプ28が作動することで、水冷媒熱交換器24に流入し、冷媒と熱交換を行う。そして水冷媒熱交換器24の出口と貯湯タンク3との間には三方弁43が設けられており、水冷媒熱交換器24から出る温水を貯湯タンク3の上部へ戻すか、下部へ戻すかを切り替えている。
その結果、水冷媒熱交換器24から出る温水の温度が所定温度以上の場合には、貯湯タンク3の上部側へ戻るように三方弁43が切り替わり、上部沸き上げ配管44を経て貯湯タンク3の上部へ戻り、積層状態で貯湯タンク3の上部に高温の湯が貯えられる。また、水冷媒熱交換器24から出る温水の温度が所定温度未満の場合には、貯湯タンク3の下部側へ戻るように三方弁43が切り替わり、下部沸き上げ配管45を経て貯湯タンク3の下部へ戻る。
次に、タンクユニット1の構成について説明する。タンクユニット1には前述した通り貯湯タンク3を有しており、貯湯タンク3の底部には給水源から低温水を供給するための給水配管31が接続されており、常時給水圧がタンク内に掛かっている状態となっている。また、貯湯タンク3の上方部には貯湯タンク内の高温水を出湯するための出湯管32が接続されており、給湯端末や浴槽へ高温水を供給可能に構成している。
また、どれくらいの湯が残っているかを検出する複数の残湯温度検出手段である温度センサ46a〜eが貯湯タンク3の上下に設けられており、貯湯タンク3内の温水の温度を検出している。なお、本実施の形態では残湯温度検出手段は上下に5つ設けているが、残湯温度検出手段の個数はこれに限定されることなく、例えば、4つや3つであっても問題ない。
次に、給湯端末へ湯が供給される給湯回路について説明する。
本実施の形態における給湯回路は、給水配管31から分岐した端末給水配管33と、出湯管32とを電動式混合弁4にて接続し、所望の温度の湯が生成可能に構成されている。そして電動式混合弁4の下流側に設けた温度センサ41で検出される温度が、台所や浴室
に設けられたリモコン装置で設定した温度となるように、電動式混合弁4の混合比が変更される。そして、所望の温度に混合された湯水は、給湯端末42へ供給される。
次に、浴槽5への湯張り回路および追い焚き回路について説明する。
本実施の形態では、浴槽5内の湯水と、貯湯タンク3内の高温水とが追い焚き熱交換器6にて熱交換し、浴槽内の湯水を追い焚きする追い焚き機能を有している。そのため、追い焚き熱交換器6の高温側回路(追い焚き一次回路)へは、出湯管3から分岐した追い焚き給湯管47を経て、貯湯タンク3内の高温水が供給されるように構成されており、熱交換した後の温水は追い焚き出湯管48を経て貯湯タンク3の下方部へ戻すように構成されている。このとき、追い焚き出湯管48は、逆止弁49を介して下部沸き上げ配管45へ接続され、貯湯タンク3の下方部へ戻すように構成されている。
また、追い焚き熱交換器6の低温側回路(追い焚き二次回路)は、風呂ポンプ65が駆動することによって、浴槽5内の湯水が供給されるように構成されており、熱交換した後の浴槽水を、再度浴槽5へ戻すように構成されている。
また、高温側回路(追い焚き一次回路)においては、追い焚きポンプ7および追い焚き熱交換器6の下流側に高温側出口温度検出手段である温度センサ71が配設されており、追い焚きポンプ7が駆動することによって貯湯タンク3内の高温水が、追い焚き熱交換器6へ搬送される。
そして、浴槽5のアダプタ51とタンクユニット1とは、接続部60a〜60dにおいて、戻り接続管61および往き接続管62で接続される。また、戻り接続管61および往き接続管62の接続口から追い焚き熱交換器6までは、それぞれ戻り配管63および往き配管64で接続されており、浴槽5、戻り接続管61、戻り配管63、追い焚き熱交換器6、往き配管64、往き接続管62が順次接続されて追い焚き回路が構成されている。
また、貯湯タンク3から浴槽5への湯水の供給を行う湯張り回路は、出湯管32から分岐した風呂給湯管34と、給水配管31から分岐した風呂給水配管35とを電動式混合弁8にて接続し、所望の温度の湯が生成可能に構成されている。そして電動式混合弁8の下流側に設けた温度センサ81で検出される温度が、台所や浴室に設けられたリモコン装置で設定した温度となるように、電動式混合弁8の混合比が変更される。そして、所望の温度に混合された湯水は、浴槽5へ供給される。
また、湯張り回路には、流量センサ82が設けられており、浴槽5へ供給される湯水の量が計測される。さらに、二方向の電磁弁83が設けられており、湯張り開始時には、電磁弁83が開くと同時に、浴槽5への湯水の供給が開始される。そして電磁弁83が開いた後には、戻り配管63および往き配管64の二方向から浴槽5へと湯張りが行われる。また、汚水の逆流を防ぐための逆止手段84が設けられている。
また、戻り配管63には、浴槽5内の湯水を循環させるための搬送手段である風呂ポンプ65、浴槽5内の水位を検出する水位センサ66、浴槽5内の湯水の温度を検出する浴槽温度検出手段である温度センサ67が設けられており、風呂ポンプ65が駆動することにより、浴槽5内の湯水が戻り配管63に吸い込まれ、追い焚き熱交換器6を経て、往き配管64へ流れ込み、再度浴槽5へ戻される。
また、風呂ポンプ65と追い焚き熱交換器6の間には、浴槽5内に湯水があるかどうかを検出する湯水検出手段であるフロースイッチ68が設けられており、オンすることで水の流れを検知可能に構成されている。つまり、フロースイッチ68がオンしたときには浴
槽5内には湯水があると判断し、フロースイッチ68がオフの時には浴槽5内には湯水がないと判断される。
また、浴室には貯湯式給湯機の操作を行うことができる操作手段であり、浴槽5内の湯水の保温温度を設定する温度設定手段であるリモコン装置9が設置され、リモコン装置9を操作して、湯水の温度設定や風呂への湯張り、また設置工事後の試運転操作等を行う。リモコン装置9には情報を表示する表示部91および操作を行う操作部92を有している。
また、図1には、本実施の形態の貯湯式給湯機には、リモコン装置9からの指示を受け取り、各制御機器に命令する制御装置94も有している。そして制御装置94はマイコンおよびその電子制御部品で構成され、タンクユニット1を構成する機器(風呂ポンプ65や追い焚きポンプ7など)に命令を送っている。
さらに、本発明のリモコン装置9には、人体検出手段93が設けられており、人が浴室に入室したことを検知することができるようになっている。なお人体検出手段93には、赤外線センサや、浴室内の照度を検出する照度センサ、また入室者の振動やドアの開閉を検出する衝撃(振動)センサなど様々なセンサを用いることができ、種類が特定されるものではない。
さらに、追い焚き熱交換器6で加熱された後の浴槽水の温度を検出する追い焚き出湯温度検出手段である温度センサ69が設けられている。この温度センサ69は浴槽5へ送る湯水の温度を検出しており、温度センサ69で検出される温度が上限温度を超えないように追い焚きポンプ7が制御される。これは温度センサ69では、浴槽5へ直接供給される湯水の温度を検出することができるため、浴槽5へ上限温度以上の高温水を供給することがないようにして、入浴者の火傷を防止することができる。
以上のように構成された貯湯式給湯機において、貯湯式給湯機の試運転について説明する。
設置業者が設置工事後に、貯湯式給湯機への電源を入りにすると、リモコン装置9の表示部91には試運転を促す表示が表示される。なお、本実施の形態では浴室に設置されたリモコン装置9のみを使用して試運転を行う説明をするが、これに限定されることはなく、台所に設けたその他のリモコン装置(図示せず)を使用して試運転をしても、台所と浴室の両方のリモコン装置を使用して試運転をしても本発明の主旨が変更されるものではない。
そして、試運転の内容には、貯湯タンク3内に湯水が満水になっていることの確認を促すステップ、日付および時刻の設定を行うステップ、契約電力会社の設定を行うステップ、ヒートポンプユニットの空気抜きを行ったかの確認を促すステップなどが設けられており、表示部91に表示されるステップに従って設置業者が操作して試運転を行う。このように、貯湯式給湯機の運転時に不具合が起こらないように、設置業者が予め試運転をすることによって、不具合がないことを確かめている。
そこで本実施の形態では、この試運転の内容に追い焚き給湯管47および追い焚き出湯管48で構成される追い焚き一次回路からの空気抜きのステップを組み込んでいる。このようなステップを組み込むことによって、試運転時に確実に追い焚き一次回路からの空気抜きを行うことができ、ユーザーが追い焚き運転をしたときに不具合が起こらないようにしている。特に、本実施の形態のような貯湯式給湯機の場合、逆止弁49を設けているため、貯湯タンク3の下方部側から給水配管31の水が追い焚き出湯管48内に流入せず、
空気抜きが行われない。
次に、追い焚き一次回路からの空気抜き時の動作について説明する。本実施の形態では、試運転時に浴槽5への湯張り運転の試運転を行っている。浴槽5への湯張り運転は、電磁弁83の開閉によって行われている。よって浴槽5への湯張り運転の試運転時には電磁弁83を開いて、浴槽5へ湯張り運転が行われる。この時の湯張り運転時には、出湯管3には貯湯タンク3から浴槽5への湯水の流れが発生する。しかしながら、出湯管3から浴槽5への湯水の流れが発生しても、追い焚き熱交換器6側へ湯水が流入しにくい状況になっている。
そこで、浴槽5への湯張りと同時に、追い焚きポンプ7の駆動も開始し、追い焚き熱交換器6側へ出湯管3から出湯している湯水を呼び込んでいる。この時、湯張り運転も同時に行っているので、出湯管3には湯水の流れが発生しており、追い焚き熱交換器6側へ湯水が流入しやすくなっている。
その結果、追い焚き熱交換器6側へ出湯管3からの湯水が流入し、追い焚き給湯管47および追い焚き出湯管48内に介在していた空気が、浴槽5への湯張りに伴い外部に排出される。このように追い焚きポンプ7の駆動を行うことによって、追い焚き給湯管47および追い焚き出湯管48内部にある空気を抜くことができ、その後、使用者が追い焚き運転を行っても、不具合が生じることなく、正常に追い焚き運転を行うことができる。
また本発明は、試運転時に追い焚き一次回路からの空気抜きのステップを組み込むものであり、試運転時に追い焚き一次回路から空気を抜く運転動作を行うものであれば、試運転時に他にどのようなステップがあっても問題はない。
また、試運転時に追い焚きポンプ7を駆動して空気抜きを行う際には、追い焚きポンプ7の駆動は間欠運転させている。このように間欠運転することによって、追い焚きポンプ7の駆動を停止させることで、空気を上部に溜まりやすくなり、空気と水とを分離させることができる。その結果、上部に溜まった空気が出湯管3を介して浴槽5へと排出されやすくなる。
また、複数個ある残湯温度検出手段のうち、最上部の残湯温度検出手段である温度センサ46aで検出する温度が、所定温度以上検出している場合には、追い焚きポンプ7の駆動はしないようにしている。これは、追い焚きポンプ7の駆動のタイミングを、浴槽5への湯張りの試運転時にしているため、追い焚きポンプ7を駆動させる時は、戻り配管63および往き配管64の二方向から湯張りが行われている最中である。
つまり、温度センサ46aで検出する温度が高温であった場合には、追い焚きポンプ7を駆動させることによって、高温水を追い焚き熱交換器6へ送ってしまうことになる。その結果、追い焚き二次回路を流れている(戻り配管63を流れている)湯水と、貯湯タンク3から供給される高温水とで熱交換をしてしまい、浴槽5へは熱交換した高温の湯が供給されることになる。そのため、温度センサ46aが所定温度以上の高温時には、追い焚きポンプ7の駆動を停止して、浴槽5へ供給される湯張りの温度上昇を防いでおり、安全性を考慮した貯湯式給湯機を提供することができる。
また、追い焚きポンプ7を駆動した結果、不具合発生時には、表示部91に追い焚きポンプ7の不具合を表示するようにしている。その結果、故障診断を円滑にすることができる。
以上のように、本発明は、貯湯式給湯機の試運転時に、追い焚き一次回路からの空気抜
きを確実に行い、使用者が追い焚き運転を行った時には正常に追い焚き運転を行うことができるものである。
本発明に係る貯湯式給湯機は、ヒートポンプサイクルと給湯サイクルが一体に構成された一体型ヒートポンプ式給湯機、別体に構成された分離型ヒートポンプ式給湯機、給湯用熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯できる直接出湯型ヒートポンプ式給湯機などの各種ヒートポンプ給湯機に適用できる。
本発明の実施の形態における貯湯式給湯機の構成図 従来の貯湯式給湯機の構成図
1 タンクユニット
2 ヒートポンプユニット
3 貯湯タンク
5 浴槽
6 追い焚き熱交換器
7 追い焚きポンプ
9 リモコン装置
28 水ポンプ
60a〜60d 接続部
61 戻り接続管
62 往き接続管
63 戻り配管
64 往き配管
65 風呂ポンプ

Claims (3)

  1. 湯水を貯える貯湯タンクと、前記貯湯タンクから高温水を出湯する出湯管と、浴槽と、前記浴槽内の湯水と前記貯湯タンク内の高温水とが熱交換する追い焚き熱交換器と、前記出湯管から分岐して前記追い焚き熱交換器へ前記貯湯タンク内の高温水を供給する追い焚き給湯管と、前記貯湯タンク内の高温水を前記追い焚き熱交換器へ送る追い焚きポンプと、前記出湯管から分岐して前記浴槽へ高温水を供給する風呂給湯管と、前記風呂給湯管から前記浴槽への湯張りを行う電磁弁とを備え、設置時に試運転を行う貯湯式給湯機であって、試運転時に前記電磁弁を開いて前記浴槽へ湯張りを行うとともに、前記電磁弁が開いている間に前記追い焚きポンプを駆動させることを特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 試運転時の前記追い焚きポンプの駆動は間欠運転させることを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記貯湯タンク内の温度を検出する複数個の残湯温度検出手段を備え、最上部の残湯温度検出手段で検出する温度が所定温度以上の時には、前記追い焚きポンプを駆動させないことを特徴とする請求項1または2に記載の貯湯式給湯機。
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