JP5200784B2 - スピーカ診断装置および音響システム - Google Patents
スピーカ診断装置および音響システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5200784B2 JP5200784B2 JP2008230117A JP2008230117A JP5200784B2 JP 5200784 B2 JP5200784 B2 JP 5200784B2 JP 2008230117 A JP2008230117 A JP 2008230117A JP 2008230117 A JP2008230117 A JP 2008230117A JP 5200784 B2 JP5200784 B2 JP 5200784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speakers
- sound
- input
- speaker
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Stereophonic System (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Description
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、大がかりな装置構成を採ることなく、音響空間に設けられた複数のスピーカからの放音の有無を判定できるようにすることを目的とする。
以下、図面を参照し、この発明の第1実施形態を説明する。
図1は、この発明の第1実施形態であるスピーカ診断装置25を含む音響システム20の構成を示す図である。図1において、マイクロホン10は、音響空間90内におけるステージ91上に設置され、スピーカ11−k(k=1〜4)は、音響空間90内の側壁や天井に間隔を空けて固定される。
また、本実施形態では、スピーカ診断装置25におけるM系列発生器31とスピーカ11−k(k=1〜4)との間に高域の擬似ノイズ信号のみを通過させるHPF34を介在させており、擬似ノイズ信号における人の耳に聞こえにくい高域の周波数成分だけが、スピーカ11−k(k=1〜4)から音響空間90に放音される。よって、音響空間90内で演奏が行われている最中に、その音響空間90内の受聴者に気づかれることなくスピーカ11−k(k=1〜4)からの放音の有無を判定することができる。
以下、図面を参照し、この発明の第2実施形態を説明する。
図3は、この発明の第2実施形態であるスピーカ診断装置25Aを含む音響システム20の構成を示す図である。図3において、上記第1実施形態(図1)の音響システム20の各部と共通する部分には同一の符号が付されている。
また、スピーカ診断装置25Aにおける擬似ノイズ発生ボタン62は、M系列発生器31による擬似ノイズ信号の発生を指示するボタンであり、記憶先選択ボタン61は、2つのメモリ42,43のうち一方の選択を指示するボタンであり、診断ボタン60は、スピーカ11−k(k=1〜4)からの放音の有無の判定を指示するボタンである。
ここで、擬似ノイズ信号の成分を含む音がスピーカ11−k(k=1〜4)のすべてから放音されたときの入力音声信号がメモリ43に記憶された場合、そのメモリ43における入力音声信号とメモリ42に記憶済みの入力音声信号との相互相関値の波形には、第1実施形態における擬似ノイズ信号と入力音声信号の相互相関値の波形と同じような特徴が現れる。つまり、この場合、メモリ42,43にそれぞれ記憶された入力音声信号の相互相関値の波形には、図2に示したように、スピーカ11−k(k=1〜4)の数と同じ4つのピークpk(k=1〜4)がそれらのスピーカ11−k(k=1〜4)からマイクロホン15までの距離dk(k=1〜4)に応じた時間差をもって順に出現する。
(2)上記第1および第2実施形態において、スピーカ診断装置25は、PN符号を出力するM系列発生器31の代わりに、Gold系列を発生するGold系列発生器を具備し、このGold系列発生器が発生したGold系列をスピーカに出力してもよい。
(3)上記第1および第2実施形態において、スピーカ11の数を2つや3つにしてもよいし、5つ以上にしてもよい。この場合でも、それらの複数のスピーカ11からの距離を異にする位置にマイクロホン15を置いて使用するようにすれば、それらの複数のスピーカ11の各々からの放音の有無を個別に判定することが可能である。
Claims (8)
- 擬似ノイズ信号を発生する擬似ノイズ発生手段と、
前記擬似ノイズ発生手段が発生した擬似ノイズ信号を、そのビット周波数より高い周波数のサンプリングクロックによりオーバーサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段によりオーバーサンプリングされた擬似ノイズ信号の高域の信号のみを通過させ、複数のスピーカに供給する高域通過フィルタと、
前記複数のスピーカとの間の距離を異にする位置のマイクロホンから入力される入力音声信号と前記擬似ノイズ発生手段が発生した擬似ノイズ信号との相互相関値を算出し、算出した相互相関値を出力する相関算出手段と、
前記相関算出手段から出力される相互相関値の波形に基づいて、前記複数のスピーカからの放音の有無を判定する判定手段と
を具備することを特徴とするスピーカ診断装置。 - 前記判定手段は、前記相関算出手段から出力される相互相関値の波形に前記複数のスピーカと同数のピークが出現しないとき、前記複数のスピーカの一部から放音されていないと判定することを特徴とする請求項1に記載のスピーカ診断装置。
- 前記判定手段は、前記擬似ノイズ信号が出力された時刻から前記相互相関値の波形にピークが出現した時刻までの経過時間に基づいて、前記複数のスピーカの各々の放音の有無を判定することを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ診断装置。
- 擬似ノイズ信号を発生する擬似ノイズ発生手段と、
前記擬似ノイズ発生手段が発生した擬似ノイズ信号を、そのビット周波数より高い周波数のサンプリングクロックによりオーバーサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段によりオーバーサンプリングされた擬似ノイズ信号の高域の信号のみを通過させ、複数のスピーカに供給する高域通過フィルタと、
前記複数のスピーカとの間の距離を異にする位置のマイクロホンから入力される入力音声信号と、前記マイクロホンから入力される前記複数のスピーカのすべてから放音されたときの入力音声信号との相互相関値を算出し、算出した相互相関値の波形に基づいて、前記複数のスピーカからの放音の有無を判定する判定手段と
を具備することを特徴とするスピーカ診断装置。 - 前記判定手段は、前記マイクロホンから入力される入力音声信号と、前記マイクロホンから入力される前記複数のスピーカのすべてから放音されたときの入力音声信号との相互相関値の波形に前記複数のスピーカと同数のピークが出現しないとき、前記複数のスピーカの一部から放音されていないと判定することを特徴とする請求項4に記載のスピーカ診断装置。
- 前記判定手段は、前記マイクロホンから入力される入力音声信号と、前記マイクロホンから入力される前記複数のスピーカのすべてから放音されたときの入力音声信号との相互相関値の波形と所定の波形とを比較し、この比較の結果に基づいて前記複数のスピーカの各々の放音の有無を判定することを特徴とする請求項4または5に記載のスピーカ診断装置。
- 前記判定手段は、前記マイクロホンから入力される入力音声信号と、前記マイクロホンから入力される前記複数のスピーカのすべてから放音されたときの入力音声信号との相互相関値の波形に出現したピークに基づいて前記複数のスピーカのうち放音しているスピーカからマイクロホンまでの距離を算出し、算出した距離と所定の距離を比較し、この比較の結果に基づいて前記スピーカの各々の放音の有無を判定することを特徴とする請求項4または5に記載のスピーカ診断装置。
- 前記擬似ノイズ発生手段から出力された擬似ノイズ信号を音として放音する複数のスピーカと、
前記複数のスピーカの各々との間の距離を異にする位置に置かれる1つのマイクロホンと、
請求項1から7のいずれか1の請求項に記載のスピーカ診断装置と
を具備することを特徴とする音響システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008230117A JP5200784B2 (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | スピーカ診断装置および音響システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008230117A JP5200784B2 (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | スピーカ診断装置および音響システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010068045A JP2010068045A (ja) | 2010-03-25 |
JP5200784B2 true JP5200784B2 (ja) | 2013-06-05 |
Family
ID=42193277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008230117A Expired - Fee Related JP5200784B2 (ja) | 2008-09-08 | 2008-09-08 | スピーカ診断装置および音響システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5200784B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5664431B2 (ja) * | 2011-04-22 | 2015-02-04 | ヤマハ株式会社 | スピーカの自己診断装置 |
JP6620675B2 (ja) * | 2016-05-27 | 2019-12-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 音声処理システム、音声処理装置及び音声処理方法 |
JP7000926B2 (ja) | 2018-03-08 | 2022-01-19 | ヤマハ株式会社 | スピーカの接続状態判定システム、音響装置及びスピーカの接続状態判定方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0549096A (ja) * | 1991-08-20 | 1993-02-26 | Mazda Motor Corp | 車載オーデイオのスピーカ接続判定方法およびその判定装 置 |
JP3023424B2 (ja) * | 1992-05-19 | 2000-03-21 | ティーオーエー株式会社 | 異常監視装置付き拡声装置 |
JPH11262081A (ja) * | 1998-03-12 | 1999-09-24 | Alpine Electronics Inc | 遅延時間設定方式 |
JP4158019B2 (ja) * | 2002-11-15 | 2008-10-01 | ソニー株式会社 | 距離測定補正システム、距離測定装置および距離測定補正装置 |
JP2006262015A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Clarion Co Ltd | 音場特性測定方法、音場特性測定システム、増幅装置、及び音場特性測定装置 |
-
2008
- 2008-09-08 JP JP2008230117A patent/JP5200784B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010068045A (ja) | 2010-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5672748B2 (ja) | 音場制御装置 | |
JP4788318B2 (ja) | 位置検出システム、この位置検出システムに用いるオーディオ装置及び端末装置 | |
JP5003531B2 (ja) | 音声会議システム | |
WO2010035760A1 (ja) | ループゲイン推定装置およびハウリング防止装置 | |
JP4802708B2 (ja) | 放収音装置 | |
TW200514022A (en) | Acoustic processing system, acoustic processing device, acoustic processing method, acoustic processing program, and storage medium | |
JP2003255955A5 (ja) | ||
JP2005252467A (ja) | 音響再生方法、音響再生装置および記録メディア | |
JP4222276B2 (ja) | 再生システム | |
JP5200784B2 (ja) | スピーカ診断装置および音響システム | |
JP5151941B2 (ja) | 音響装置 | |
JP2008263293A (ja) | 放音装置 | |
JP6056842B2 (ja) | 音場制御装置 | |
JP2008048342A (ja) | 収音装置 | |
JP2008233812A (ja) | ビート検出装置 | |
JP2008129320A (ja) | カラオケ装置 | |
JP2011199795A (ja) | 放音システムおよびavシステム | |
JP5482875B2 (ja) | 音響装置 | |
JP2011211603A (ja) | 音響機器および音響システム | |
JPH08271627A (ja) | スピ−カ及びマイク間距離測定装置 | |
JP4797539B2 (ja) | 音響システム | |
JP5381256B2 (ja) | ハウリング防止装置 | |
JP5101351B2 (ja) | 音場空間制御システム | |
JP2008282042A (ja) | 再生装置 | |
JP2008292802A (ja) | 音響障害除去方法及び音場支援システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110823 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120911 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |