JP5200623B2 - リハビリプラン更新システム - Google Patents

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Description

本発明は、患者のリハビリプランを更新するリハビリプラン更新システムに関する。
従来から、ケガや病気などで入院している患者に対して、術後の経過期間や、健康状態、歩行器およびペースメーカーといった補助具の使用などに応じたリハビリプランが作成されている。通常、リハビリプランには、「1日に100歩以上、歩く」「階段の上り下りをする」などといった運動目標に加えて、「介護付きで入浴する」「自分でトイレに行く」などといった自立・介護目標が設定されている。
ところで、リハビリプランは、医師などが経験に基づいて作成していることが一般的であり、リハビリプランに従って運動や介護が行われた後、患者の感想や要望、目標の達成度、補助具の変更などに基づいてリハビリプランが更新される。しかし、看護師等が常に1人の患者に付き添うことはできないため、リハビリ目標の達成度は、患者自身からの報告によって確認されている。このため、実際に患者が運動などを行ったのか否かは不確実であり、経験が少ない医師では、患者の身体状態を正確に把握して効果的にリハビリプランを更新することが困難である。
この点に関し、特許文献1には、歩数計の計測値に基づいてユーザの歩行距離などを算出し、ウェブサイト上で仮想的にウォーキングを行うウォーキング仮想旅システムについて記載されている。この技術によると、病院外に出られない患者であっても、病院内を歩くことによって仮想的に旅行している気分を味わうことができ、リハビリに対する意欲を向上させることができる。
特開2007−190344号公報
しかし、上述した技術では、医師は、患者が1日に何歩くらい歩いたのかを確認することはできても、それが現在の患者の身体状態にとってどの程度の負担なのかを把握することはできない。また、歩行以外の運動や、「自分でトイレに行く」などといった自立作業については正確には把握することができず、結局は、患者の回復度に応じて効果的にリハビリプランを更新するためには、十分な経験が必要となってしまう。
上記事情に鑑み、経験を必要とせずに、患者の回復度合いに合わせて運動プランを生成することができるリハビリプラン更新システムを提供する。
上記目的を達成するリハビリプラン更新システムの基本形態は、
患者のリハビリプランを取得するプラン取得部と、
プラン取得部で取得されたリハビリプランから運動量を算出するリハビリ運動量算出部と、
患者によって携帯される携帯機器を用い該患者の動きを計測することで患者の運動量を算出する患者運動量算出部と、
リハビリ運動量算出部および患者運動量算出部のそれぞれで算出された各運動量を互いに比較し、その比較の結果に基づいてリハビリプランを更新するプラン更新部とを備えたことを特徴とする。
このリハビリプラン更新システムの基本形態によると、予め作成されたリハビリプランから目標の運動量が算出されるとともに、実際に患者の動きが計測されて患者の運動量が算出され、それら目標の運動量と患者の運動量との比較結果に基づいてリハビリプランが更新される。このため、目標の運動量に対して実際にどの程度動いたかという達成度を容易に確認することができ、経験を必要とせずに、患者の回復に応じて効果的にリハビリプランを更新することができる。
以上説明したように、リハビリプラン更新システムの基本形態によると、経験を必要とせずに、患者の回復に合わせてリハビリプランを更新することができる。
以下、図面を参照して、上記説明した基本形態に対する具体的な実施形態を説明する。
図1は、リハビリ実施システムの概略構成図である。
図1に示すリハビリ実施システム1は、病院内に構築され、患者のリハビリを支援するとともに、患者の回復度に応じてリハビリプランを更新するためのものである。このリハビリ実施システム1は、患者が腕に装着する、各患者を識別する患者IDが記憶された電子タグ510と、患者が携帯する、歩数を計測するとともに振動強度を検出する歩数計520と、病院内の複数箇所に設置されたタグリーダ101,102,103と、各患者が使用するベットの脇に設置され、患者が自分の診療予定などを表示したり、娯楽に利用するためのベットサイド端末301,302,303と、看護師が携帯し、患者の歩数計520が接続されて歩数計520の計測結果を取得するPDA400と、タグリーダ101,102,103、ベットサイド端末301,302,303、およびPDA400と接続され、電子カルテなどが登録されたサーバ装置200とで構成されている。
図2は、サーバ装置200の機能ブロック図である。
サーバ装置200には、患者の身体状態などといった患者情報が患者を識別する患者IDと対応付けられた電子カルテが入力される電子カルテ入力部201と、自立作業や介護などの指示(以下では、この指示を看護指示と称する)が入力される看護指示入力部202と、患者のリハビリプランが入力されるリハビリプラン入力部214と、図1に示すタグリーダ101,102,103で読み取られたタグ情報が取得されるタグ情報取得部203と、図1に示すPDA400を介して、患者の歩数計520の計測結果が取得される歩数計情報取得部204と、タグ情報取得部203で取得されたタグ情報に基づいて、患者が移動したルートなどを算出するルート算出部205と、歩数計情報取得部204で取得された計測結果と、ルート算出部205で算出されたルートとに基づいて、患者の運動量を算出する患者運動量算出部206と、ルート算出部205で算出されたルートに基づいて、看護指示が実行されたか否かを判定する自立作業判定部207と、電子カルテ、リハビリプラン、看護指示などが登録されるデータベース(DB)213と、DB213に登録された電子カルテに基づいて、患者の身体状態を取得する身体状態取得部215と、DB213に登録されたリハビリプランを取得するリハビリプラン取得部208と、リハビリプランを実行したときの運動量を算出するリハビリ運動量算出部209と、ベットサイド端末301,302,303やPDA400などを使って、患者がリハビリプランに従ってリハビリを実行した感想などが入力される問診入力部210と、患者運動量算出部206で算出された運動量とリハビリ運動量算出部209で算出された運動量とを比較し、比較結果に基づいてリハビリプランを更新するリハビリプラン作成・更新部212と、患者運動量算出部206で算出された運動量に相当する移動経路を地図上に表示する地図情報表示部211とを備えている。
リハビリプラン取得部208は、上述したリハビリプラン更新システムの基本形態におけるプラン取得部の一例にあたり、リハビリ運動量算出部209は、上述したリハビリプラン更新システムの基本形態におけるリハビリ運動量算出部の一例に相当する。また、患者運動量算出部206は、上述したリハビリプラン更新システムの基本形態における患者運動量算出部の一例にあたり、リハビリプラン作成・更新部212は、上述したリハビリプラン更新システムの基本形態におけるプラン更新部の一例に相当する。
図3は、リハビリプランを更新する一連の処理の流れを示すフローチャート図である。
リハビリプランを更新する元となる最初のリハビリプランは、患者の手術後の経過期間や、手術内容や、使用している治療器具などに基づいて、医師や看護師が手動で作成することがある。この場合、作成されたリハビリプランは、図2に示すリハビリプラン入力部214で入力され、DB213に登録される。ただし、以下では、最初のリハビリプランも自動で作成する場合について説明する。
患者が診察を受けると、医師や看護師などによって、各患者の身体情報などが入力されて電子カルテが作成される。サーバ装置200のキーボードなどを使って患者の情報が入力されると、図2に示す電子カルテ入力部201において、各患者に患者IDが割り当てられ、患者IDが入力内容と対応付けられて電子カルテが作成される。作成された電子カルテは、DB213に保存される。
DB213に電子カルテが保存されると、身体状態取得部215において、電子カルテ中の患者の身体的な情報が取得され(図3のステップS11)、取得された情報に基づいて身体状態ランクが算出される(図3のステップS12)。
図4は、電子カルテの一例を示す図であり、図5は、リハビリ実施システム1において使用される各種テーブルの一例を示す図である。
図4に示すように、電子カルテには、患者の身長、体重、BMI、血液型といった身体情報や、被爆歴、自立度、障害情報、使用している治療器具(歩行器、杖、ペースメーカー等)などが各患者の患者IDと対応付けて登録されている。
図5のパート(A)には、電子カルテ中の一部の情報が抽出された身体情報テーブルが示されている。この身体情報テーブルには、図4に示す電子カルテから取得された、障害情報(嗅覚、触覚、聴覚、師や、色覚、明暗、全盲、運動機能障害など)、および使用している治療器具(杖、松葉杖、歩行器、義肢、コルセット、ペースメーカーなど)が登録されている。身体状態テーブルを構成する各項目には、予めリハビリの困難さを示す点数が用意されており(例えば、杖は「1」、松葉杖は「2」、歩行器は「3」など)、身体状態取得部215では、患者の電子カルテに基づいて身体状態テーブルが作成されるとともに、身体状態テーブルに基づいて各項目の点数の合計(身体状態ランク)が算出される。算出された身体状態ランクは、リハビリプラン作成・更新部212に伝えられる。
リハビリプラン作成・更新部212では、身体状態取得部215から取得された身体状態ランクに基づいて、最初のリハビリプランが作成される(図4のステップS13)。
図5のパート(B)には、リパビリプランのマスターテーブルの一例が示されている。
DB213には、リハビリの運動量を示すリハビリランクごとの、運動時間、歩数、距離、階段数、ルート候補といったリハビリプランが登録されたマスターテーブルが予め記憶されている。最初のリハビリプランを作成する際には、リハビリプラン作成・更新部212において、DB213に登録されているマスターテーブルのうち、リハビリランクが患者の身体状態ランクと一致するマスターテーブルが取得されて、そのマスターテーブル中のリハビリプランが患者のリハビリプランとして決定される。
図5のパート(C)には、患者のリハビリプランを示すリハビリプランテーブルの一例が示されている。このリハビリプランテーブルには、マスターテーブルから抽出されたリハビリプランが患者IDおよび患者名と対応付けて登録されており、リハビリプランの開始日および終了日の項目も用意されている。作成されたリハビリプランテーブルは、DB213に保存される。
また、医師や看護師がサーバ装置200のキーボードなどを使って、患者の自立作業の目標を入力すると、図2に示す看護指示入力部202において看護指示が生成され(図3のステップS3)、看護指示が患者IDと対応付けてDB213に記憶される。
以上のようにして、リハビリプランおよび看護指示が決定されると、それらリハビリプランおよび看護指示が用紙上にプリントアウトされて患者に提供される。
図6は、リハビリプランが印刷された用紙の一例を示す図であり、図7は、看護指示が印刷された用紙の一例を示す図である。
図6に示す例では、リハビリプランとして、運動時間の目標「30分」、目標歩行数「1000歩」、目標歩行距離「500m」、目標階段昇降数「50段」、モデル歩行ルート「南病棟1階→南病棟3階」が提示されている。また、図7に示す例では、看護指示として、「入浴」「トイレ」「歩行訓練」が提示されている。
患者は、図6に示すリハビリプランに従ってリハビリを実行するとともに、図7に示す看護指示を実行する。
上述したように、患者は、腕時計型の電子タグ510と、歩数計520とを携帯している。患者が歩行すると、歩数計520によって歩数と振動強度が計測されるとともに、病院内に設置されたタグリーダ101,102,103によって、電子タグ510に記憶された患者IDが読み取られる。
1日のうちの決められた時間に、各タグリーダ101,102,103からサーバ装置200に、1日の間で読み取られた患者IDとその読取時刻とが送られる。タグリーダ101,102,103から送られてきたタグ情報は、図2に示すタグ情報取得部203で取得される。
また、看護師は、1日のうちの決められた時間に、PDA400を各患者の計測計520に接続して計測結果をPDA400に取り込み、さらに、PDA400をサーバ装置200に接続する。その結果、患者IDと計測計520の計測結果がPDA400を介してサーバ装置200に伝えられる(図3のステップS15)。
タグ情報取得部203で取得された患者IDと読取時刻は、ルート算出部205に伝えられ、PDA情報取得部204で取得された患者IDと計測結果は、患者運動量算出部206に伝えられる。
ルート算出部205では、病院内に設置された各タグリーダ101,102,103で読み取られた患者IDと読取時刻とに基づいて、各患者の移動ルート、移動距離、運動時間、および階段の昇降数が算出される(図3のステップS16)。
ここで、上述したリハビリプラン更新システムの基本形態に対して、
上記携帯機器が、携帯機器を携帯している患者を特定する患者情報を無線で通信するタグであり、
上記患者運動量算出部が、
患者がリハビリを行う場所に設置されてタグと患者情報を無線で通信することで患者情報で特定される患者の移動経路を検知するタグリーダと、
タグリーダによって検知された移動経路上の移動に要した運動量を算出する算出部とを備えたものであるという応用形態は好ましい。
このリハビリプラン更新システムの応用形態によると、患者が歩いた歩数や距離だけではなく、患者が移動した移動経路も把握することができるため、患者がリハビリを行ったことを確実に確認することができるとともに、患者がどこで何をしたのかを大まかに掴むことができる。電子タグ510は、上述したリハビリプラン更新システムの応用形態におけるタグの一例にあたり、タグリーダ101,102,103は、上述したリハビリプラン更新システムの応用形態におけるタグリーダの一例に相当する。また、ルート算出部205は、上述したリハビリプラン更新システムの応用形態における算出部の一例に相当する。
本実施形態においては、まず、各タグリーダ101,102,103から伝えられた読取時刻が患者IDごとにまとめられ、それら読取時刻が早い順にタグリーダ101,102,103の経由順番が決定されることによって、各患者の移動ルートが検出される。続いて、移動距離、運動時間、および階段の昇降数が算出される。
移動距離は、タグリーダ101,102,103の経由順番に従って、隣接するタグリーダ間の距離が加算されることによって算出される。また、最初に経由したタグリーダにおける読取時刻と、最後に経由したタグリーダにおける読取時刻との差分が運動時間として算出される。
図8は、患者が階段を昇った場合に患者IDが読み取られるタグリーダを示す図であり、図9は、エレベータを使った場合に患者IDが読み取られるタグリーダを示す図である。
図8に示すように、患者が階段を使って移動する場合、患者が装着している電子タグ510に記憶された患者IDは、ルート上に設置されたタグリーダ601に加えて、階段の下段近くに設置されたタグリーダ601、階段の上段近くに設置されたタグリーダ603、および上のエレベータの手前に設置されたタグリーダ604で検出される。また、図9に示すように、患者がエレベータを使って移動する場合、患者が装着している電子タグ510に記憶された患者IDは、ルート上に設置されたタグリーダ601に加えて、階段の下段近くに設置されたタグリーダ601、および下のエレベータの手前に設置されたタグリーダ605に検出される。
ルート算出部205では、患者の患者IDが、階段の下段近くに設置されたタグリーダ601、階段の上段近くに設置されたタグリーダ603、および上のエレベータの手前に設置されたタグリーダ604の順で検出された場合には、その患者が階段を昇ったと判断され、階段の段数が昇降数として決定される。また、患者の患者IDが、階段の下段近くに設置されたタグリーダ601、および下のエレベータの手前に設置されたタグリーダ605の順で検出された場合には、その患者がエレベータを使ったと判断され、階段の昇降数は「0」と決定される。
以上のように算出された移動ルートは、自立作業判定部207に伝えられ、移動距離、運動時間、および階段の昇降数は患者運動量算出部206に伝えられる。
患者運動量算出部206では、PDA情報取得部204から伝えられた歩数計520の計測結果と、ルート算出部205で算出された移動距離、運動時間、および階段の昇降数とに基づいて、患者の運動量が算出される(図3のステップS17)。
ここで、上述したリハビリプラン更新システムの基本形態に対し、
上記携帯機器が、携帯機器を携帯している患者の歩数を計測する歩数計であり、
上記患者運動量算出部が、
歩数計から患者の歩数を取得し、その歩数に基づいて運動量を算出する算出部を備えたものであるという応用形態は好ましい。
このリハビリプラン更新システムの応用形態によると、市販の歩数計を使って患者の運動量を容易に算出することができる。歩数計520は、上述したリハビリプラン更新システムの応用形態における歩数計の一例にあたり、患者運動量算出部206は、上述したリハビリプラン更新システムの応用形態における算出部の一例に相当する。
患者運動量算出部206では、まず、取得された計測結果および算出結果がまとめられて、図5のパート(D)に示すような運動量テーブルが生成される。この運動量テーブルには、患者ID、ルート算出部205で算出された移動距離、ルート算出部205で算出された階段の昇降数、歩数計520で計測された歩数、歩数計520で計測された振動強度、およびルート算出部205で算出された運動時間が登録されている。運動量テーブル中の各項目には、予め運動量を示す点数がつけられており、患者運動量算出部206では、運動量テーブルに登録された各項目中の点数の合計に基づいて運動量が算出される。尚、健康状態が低い患者の場合、歩くときにすり足になっていることが多く、歩数計520で計測される振動強度は低いと考えられる。歩数計520で振動強度を検出することによって、歩数だけではなく、「楽に歩けたか」「歩くのがつらいか」といったことも把握することができる。
算出された運動量は、リハビリプラン作成・更新部212に伝えられるとともに、DB213に保存される。
また、自立作業判定部207では、DB213から患者の看護指示が取得され、ルート算出部205から伝えられた移動ルートに基づいて、患者が看護指示を実行したか否かが判定される(図3のステップS19)。まず、看護指示に基づいて、その看護指示を実行する際に経由する場所(例えば、入浴であれば入浴場、歩行訓練であればリハビリ室など)が取得され、ルート算出部205で算出された移動ルート上に取得された経由場所が含まれている場合には、看護指示が実行されたと判定され、算出された移動ルート上に取得された経由場所が含まれていない場合には、看護指示が実行されなかったと判定される。判定結果は、リハビリプラン作成・更新部212に伝えられる。
ここで、ベットサイド端末301,302,303では、患者の運動量に相当する移動経路を地図上に表示することができる。看護師や患者がベットサイド端末301,302,303の操作子を使って患者IDを入力すると、図2に示す地図情報表示部211では、DB213から入力された患者IDと対応する運動量が取得され、取得された運動量が距離に換算される。さらに、予め用意されている地図上に換算された距離に相当する移動経路が記されて、ベットサイド端末301,302,303に表示される(図3のステップS19)。
上述したリハビリプラン更新システムの基本形態に対して、地図を表した地図情報を用いて地図を表示し、患者運動量算出部で算出された運動量に相当する移動経路を地図上に描く地図表示部を備えたという応用形態は好ましい。
このリハビリプラン更新システムの応用形態によると、リハビリによる運動量を見た目に確認することができるとともに、目標を立ててリハビリ意欲を高めることができる。
図10は、ベットサイド端末301,302,303に表示された地図を示す図である。
図10のパート(A)には、建物内を示す平面地図上に移動経路が記された例が示されており、パート(B)には、建物内を示す立体地図上に移動経路が記された例が示されており、パート(C)には、街中の地図上に移動経路が記された例が示されている。このように、病院内でリハビリを行い、その運動量に相当する移動経路が地図上に表示されることによって、仮想的に病院外を散歩している気分になれるとともに、リハビリの努力を見た目に確認することができる。
また、看護師は、患者にリハビリの感想(楽だった、困難だった)を問診して、問診結果をPDA400やベットサイド端末301,302,303に入力する。入力された問診結果は、問診入力部210を介してリハビリプラン作成・更新部212に伝えられる(図3のステップS20)。
以上のようにして、1日のリハビリが終了すると、リハビリプランの更新が行われる。まず、看護師などによって、図4に示す電子カルテ中の、使用する治療用具などが更新される(図3のステップS11)。電子カルテが更新されると、身体状態取得部215において、更新された新たな情報に基づいて身体状態ランクが算出され(図3のステップS12)、算出された身体状態ランクがリハビリプラン作成・更新部212に伝えられる。
また、リハビリプラン取得部208では、DB208から患者のリハビリプランが取得され、取得されたリハビリプランがリハビリ運動量算出部209に伝えられる。
リハビリ運動量算出部209では、図5のパート(C)に示すリハビリプランテーブルに従ってリハビリを実行したときの運動量が算出される。リハビリプランテーブル中の各項目には、図5のパート(D)に示す運動量テーブル中の各項目と同様に、予め運動量を示す点数がつけられており、リハビリ運動量算出部209では、運動量テーブルに登録された各項目中の点数の合計に基づいて運動量が算出される。算出された運動量は、リハビリプラン作成・更新部212に伝えられる。
リハビリプラン作成・更新部212では、身体状態取得部215から伝えられた更新された身体状態ランク、リハビリ運動量算出部209から伝えられたリハビリプランの運動量、患者運動量算出部206から伝えられた患者の1日分の運動量、自立作業判定部207から伝えられた看護指示の実行状態、および問診入力部210から伝えられたリハビリプランに対する患者の感想に基づいて、リハビリプランが更新される(図3のステップS13)。
ここで、上述したリハビリプラン更新システムの基本形態に対して、
患者の身体的状態を知得する状態知得部を備え、
上記プラン更新部が、各運動量の比較結果とともに、状態知得部で知得された身体的状態も考慮してリハビリプランを更新するものであるという応用形態は好ましい。
このリハビリプラン更新システムの応用形態によると、患者の回復状態に応じて効果的なリハビリプランを提供することができる。身体状態取得部215は、上述したリハビリプラン更新システムの応用形態における状態知得部の一例に相当する。
また、上述したリハビリプラン更新システムの基本形態に対して、
患者に対して求められている自立作業を知得する作業知得部と、
上記タグリーダによって検知された移動経路に基づいて、作業知得部で知得された自立作業が達成されたか否かを判定する判定部とを備え、
上記プラン更新部が、各運動量の比較結果とともに、判定部による判定結果も考慮してリハビリプランを更新するものであるという応用形態は好適である。
リハビリの運動量に加えて、自立作業の達成結果も考慮されることによって、患者の回復度により適合したリハビリプランを提供することができる。看護指示入力部202は、上述したリハビリプラン更新システムの応用形態における作業知得部の一例にあたり、自立作業判定部207は、上述したリハビリプラン更新システムの応用形態における判定部の一例に相当する。
本実施形態においては、リハビリプラン作成・更新部212では、まず、患者の1日分の運動量と、身体状態ランクと、看護指示の実行状態と、患者の感想とに基づいて、実行されたリハビリに対するリハビリランクが算出される。例えば、運動量と身体状態ランクとが加算され、さらに、看護指示の実行状態(実行した場合にはプラス、実行しなかった場合にはマイナス)、および患者の感想(楽だった場合にはプラス、適度であった場合には「0」、困難であった場合にはマイナス)を点数化したものをさらに加算した合計がリハビリランクとして算出される。
続いて、算出されたリハビリランクと、リハビリ運動量算出部209から伝えられたリハビリプランの運動量とが比較される。算出されたリハビリランクがリハビリプランの運動量よりも大きい場合、患者は目標の運動量を達成しているため、DB213に記憶されているリパビリプランのマスターテーブルのうち、リハビリランクが算出されたリハビリランクよりも大きいマスタテーブルが選択され、選択されたマスタテーブル中のリハビリプランが新たなリハビリプランとして更新される。また、算出されたリハビリランクがリハビリプランの運動量と同じである場合、リハビリプランが患者の回復状態に対して適度であると考えられ、現在のリハビリプランが維持される。さらに、算出されたリハビリランクがリハビリプランの運動量よりも小さい場合、リハビリプランが患者の回復状態に対して困難であると考えられるため、DB213に記憶されているリパビリプランのマスターテーブルのうち、リハビリランクが算出されたリハビリランクよりも小さいマスタテーブルが選択され、選択されたマスタテーブル中のリハビリプランが新たなリハビリプランとして更新される。
さらに、看護師などによって看護指示が更新され(図3のステップS14)、新たなリハビリプランおよび看護指示に従ってリハビリが実行される(図3のステップS15)。
このように、本実施形態によると、患者の運動量や、看護指示を実行したか否かを確実に把握することができ、経験を必要とせずに、患者の回復に合わせてリハビリプランを更新することができる。
ここで、上記では、リハビリプラン更新システムを病院内で適用する例について説明したが、このリハビリプラン更新システムは、例えば、老人ホームなどで適用してもよい。
また、上記では、電子タグとタグリーダとを使って患者の移動経路を検出する例について説明したが、上述したリハビリプラン更新システムでは、例えば、携帯電話機の利用が許可された場所であれば、携帯電話機のGPS機能などを利用して患者の移動経路を検出してもよい。
リハビリ実施システムの概略構成図である。 サーバ装置の機能ブロック図である。 リハビリプランを更新する一連の処理の流れを示すフローチャート図である。 電子カルテの一例を示す図である。 リハビリ実施システム1において使用される各種テーブルの一例を示す図である。 リハビリプランが印刷された用紙の一例を示す図である。 看護指示が印刷された用紙の一例を示す図である。 患者が階段を昇った場合に患者IDが読み取られるタグリーダを示す図である。 エレベータを使った場合に患者IDが読み取られるタグリーダを示す図である。 ベットサイド端末に表示された地図を示す図である。
符号の説明
1 リハビリ実施システム
101,102,103 タグリーダ
200 サーバ装置
301,302,303 ベットサイド端末
400 PDA
510 電子タグ
520 歩数計
201 電子カルテ入力部
202 看護指示入力部
203 タグ情報取得部
204 歩数計情報取得部
205 ルート算出部
206 患者運動量算出部
207 自立作業判定部
208 リハビリプラン取得部
209 リハビリ運動量算出部
210 問診入力部
211 地図情報表示部
212 リハビリプラン作成・更新部
213 DB
214 リハビリプラン入力部214

Claims (5)

  1. 患者のリハビリプランを取得するプラン取得部と、
    前記患者に対して求められている自立作業を知得する作業知得部と、
    前記プラン取得部で取得されたリハビリプランから運動量を算出するリハビリ運動量算出部と、
    前記患者によって携帯され、該患者を特定する患者情報を送信することが可能な携帯機器を用いて、特定の場所に設置され、該携帯機器から該患者情報を受信するリーダ部と、
    前記リーダ部によって受信した前記患者情報から特定された前記患者の移動経路から患者の運動量を算出する患者運動量算出部と、
    前記リーダ部によって検知された移動経路に基づいて、前記作業知得部で知得された自立作業が達成されたか否かを判定する判定部と、
    前記リハビリ運動量算出部および前記患者運動量算出部のそれぞれで算出された各運動量の比較の結果および前記判定部による判定結果に基づいて前記リハビリプランを更新するプラン更新部と、
    を備えたことを特徴とするリハビリプラン更新システム。
  2. 前記患者の身体的状態を知得する状態知得部を備え、
    前記プラン更新部が、前記各運動量の比較結果とともに、前記状態知得部で知得された身体的状態も考慮して前記リハビリプランを更新するものであることを特徴とする請求項1記載のリハビリプラン更新システム。
  3. 前記携帯機器が、該携帯機器を携帯している患者の歩数を計測する歩数計であり、
    前記患者運動量算出部が、
    前記歩数計から前記患者の歩数を取得し、その歩数に基づいて運動量を算出する算出部を備えたものであることを特徴とする請求項1または2記載のリハビリプラン更新システム。
  4. 前記携帯機器が、該携帯機器を携帯している患者の歩数と、該携帯機器の振動強度とを計測する歩数計であり、
    前記患者運動量算出部が、
    前記歩数計から前記患者の歩数と振動強度とを取得し、それら歩数と振動強度とに基づいて運動量を算出する算出部を備えたものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載のリハビリプラン更新システム。
  5. 地図を表した地図情報を用いて該地図を表示し、前記患者運動量算出部で算出された運動量に相当する移動経路を該地図上に描く地図表示部を備えたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載のリハビリプラン更新システム。
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